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2024-04

擬似的な自発性 子供のモチベーションを作為的に作ること - 2020.02.17 Mon

Twitterでいくつかツイートをしていただけど書き切れなくなったので、以下に続く文章を書いておきます。
前のつながりが気になる方は、お手数ですがhttps://twitter.com/hoikushiotoこちらをご覧になって下さい。


さて、主体的成長についていくつかの連続ツイートをしたけれども、昨今では「子供の主体性を尊重していますというていのスマートに見える支配」も流行っている。

例えば、保育園児に「跳び箱○段飛べるようになります」と謳う○○式保育だとか、勉強をするのにノリを良くして活性化した状態で教えていく○○学習塾だとか。
僕はこういうのを「モチベーションあげあげ系」と感じている。

子供のスマートなコントロールとキラキラ系子育て - 2019.02.27 Wed

昨日の記事で、「スマートなコントロール」に触れたけれど、この日経DUALの記事がまさにそれかなと思う。

子どもを叱るときは「ユーモア・アプローチ」を


これが単に一般の人が言っているというのならば僕もとやかくいわないのだけど、子育てのプロフェッショナルという触れ込みの人が言っているので、あえて苦言を呈しようと思う。専門家と名乗ってこの程度のことを主張されると、保育全体の質が下がり現場は大変苦労する。


サンタクロースの正体について - 2017.12.07 Thu

この前「サンタクロースの正体について」というコメントをいただいたのですが、実はうちでもそれにともなうある出来事が起こりました。

いま息子は小学校6年生ですが、たしか4~5年生だった頃、友達からからかわれる+馬鹿にされる調子で「おまえまだサンタなんか信じているのかよ」と言われたことがあったようです。

上のことはあとからわかったことなのですが、この時期息子はしばしやさぐれました。


親のタイプから考える子育ての形 vol.13 「支配型」からの脱出6 - 2017.08.06 Sun

◆「ちゃんと、きちんと、しっかり」は注意信号

日本の子育ての価値観では、どうにも「親は完全無欠の存在」であることを求めているようなところがあります。

「ちゃんと、きちんと、しっかり」

これらのフレーズが子育てのいろいろな場面で出てきます。


これは子供にも盛んに求めますが、無意識のうちに親である自分にも向け、さらには他の大人に対しても向けています。

その多くが、否定の方向で向けられます。


過干渉や支配から変えるほんのひと匙 - 2017.08.05 Sat

娘が食事をしていて、食べる際にキャベツの千切りを何度かお皿からこぼしていました。

僕がかける言葉は、

「そこにキャベツこぼしてますよ」

の一言だけ。


過干渉や支配が慢性化して大人の言葉をスルーするクセがついていない子であれば、それで十分。

また別のとき、こぼして食べていたら「こぼしてますよ」と一度言うだけ。


叱る必要も、くどくど注意する必要もまったくない。
それで子供は十分成長していきます。

それは自分で気づいて、自分で取るべき行動をとるようになる主体的な成長です。
「くどくど注意されてできるようになった」というのは、作られた成長にすぎません。
それはあまり本当の身にはならないもの。


ただ、子供はすぐに習得するわけでも、失敗がないわけでもありません。
そこはおおらかにみていく必要があります。

この「おおらかさ」は、別の見方をすると「子供を信じている」ということ。

「信じてもらえている」という実感を持っている子は、ものごとへの意欲がたくさんわいてきます。


ひるがえってみてみると、過干渉がスタンダードだったこの約50年間の日本の子育ては、

「信じてもらえない」 → 「自分に自信が持てない」 → 積極的にものごとに取り組むのが苦手・他者と関わるのが苦手

という子育てをしてきたと言えるでしょう。

「いまこうしなければ、将来そうならなくなるのでは?」という不安について vol.2 - 2017.08.04 Fri

僕はもともと文章がうまくないので、思っていることがスラスラと文になりません。
なんだかこの頃プチスランプで、文が書けない病におちいっています。
この文章を書くのも4回書き直してようやくでした。

こういうときは、まったく書かないか、駄文でいいから好きな書きたいものだけ書いてみるのがいいようです。
まあ、こんなプチスランプはしょっちゅうなのですが(笑)


さて、では少し日が空いてしまいましたが、前の続きです。



「いまこうしなければ、将来そうならなくなるのでは?」という不安について vol.1 - 2017.07.28 Fri

「子供に支配的に関わってしまう」
「子供が心配で過保護に関わってしまう」
「子供が自分でしないのを見て過干渉に関わってしまう」

こういった関わり方の傾向を持っている人の背景に、タイトルにした

・「いまこうしなければ、将来そうならなくなるのでは?」という不安

があるケースがあります。
この不安がある人の場合は、子供への関わりが激化しやすいです。

親のタイプから考える子育ての形 vol.12 「支配型」からの脱出5 - 2017.07.24 Mon

「支配型の子育て」ゆえに、自身の生きづらさや難しい性格を抱えさせられてしまった人、またそれゆえに自身の子育てがしんどくなってしまっている人が、それを乗り越えていくのは「こうすれば解決できます」というものがあるわけではなく、それぞれが違ってきます。


その中でひとつポイントになるところは、自分の親との関係です。


親のタイプから考える子育ての形 vol.11 「支配型」からの脱出4 - 2017.07.23 Sun

一連の記事に、たくさんのコメントありがとうございます。
本当に、この「支配型の子育て」の問題で苦しんでしまっている人がたくさんいるのを身にしみて感じます。

この「支配型の子育て」の問題は、日本の子育てのとても大きな課題です。
首までどっぷりつかっているので、その問題があることに気づけなくなっているほどの大きな問題です。


程度の差があるだけで、非常に多くの人がこの影響を受けています。
「いいなり」や「甘やかし」などの過保護・過干渉の問題も、支配型の亜種である「優しい支配」であり、問題の本質はつながっています。

ですから、「支配型の子育て」についての知識を持つことが、多くのところで子育てをムリのないものにしていく役に立つでしょう。



親のタイプから考える子育ての形 vol.10 「支配型」からの脱出3 - 2017.07.21 Fri

支配型の子育てをされてきた人。
支配型の子育てになってしまっている人。

これらの人たちが苦しむのは、子供と一緒にいるときわき上がってくる、イライラ、怒り、どうすればいいかわからない不安といった、とても大きな感情のうねりです。

この部分が解消されないことには、根本的なところで子育てがラクになっていけません。


親のタイプから考える子育ての形 vol.9 「支配型」からの脱出2 - 2017.07.21 Fri

前の記事より「支配型」からの脱出について書いていますが、まず親自身の在り方「持たされている」ところから見ています。

この支配型の子育ては大変根深いために、上辺のテクニックのようなもので簡単に乗り越えられるようなものでもありません。

自身がなぜそうなってしまうのか?という「気づき」がどうしても欠かせないのです。
ですので、そこから掘り起こして書いております。


親のタイプから考える子育ての形 vol.8 「支配型」からの脱出 - 2017.07.20 Thu

「支配型」の子育ては、その人の程度にももちろん寄るけれど、それを変えていくのは簡単ではないと言えるでしょう。

これもやはり「持たされている」ことがとても多いです。

「支配型」の子育てを受けて育った人は、ほとんど無意識のうちに「支配型」の子育てをしてしまいます。



「いいなり」は「しつけ」が生み出した - 2017.07.19 Wed

子育ての仕方は「持たされている」というのが、多くの人にとっての事実だと僕は感じています。

”さあ、子供が産まれました。では、そこからまっさらなところに子育ての方法を書き込んでいきましょう”ということはまずありえません。
ほとんどの人が、すでに自身の生育歴から、なんらかの子育ての方法を「持たされて」います。


親のタイプから考える子育ての形 vol.7 「いいなり型」からの脱出3 - 2017.07.16 Sun

さらに、つづき。

「いいなり型」になってしまっている人に、「いいなりになるのをやめましょう」といって簡単にやめられるでしょうか?

たいていの場合は無理です。
そこに力を入れたとしても、そのときだけで長続きしなかったり、もしくは大人の方が不機嫌さをまとった対応になりそこから子供の姿が難しくなったり、怒る、叱るということでの押さえつけ、無視や疎外を引き起こすケースもあります。


親のタイプから考える子育ての形 vol.6 「いいなり型」からの脱出2 - 2017.07.11 Tue

前回からのつづき。

ちょっとイメージしてみて下さい。

子供と親の間に、「対人関係の関わりのモデル」という橋がかかっています。
これにはいろんなタイプの橋があります。


親のタイプから考える子育ての形 vol.5 「いいなり型」からの脱出1 - 2017.07.10 Mon

さて、長らくおまたせしました。

シリーズ最初の方の「支配型」についての対応も、この「いいなり型」からの脱出と共通点があるものも多いですので、ひととおり見終わってからまとめようと思います。


親のタイプから考える子育ての形 vol.4 - 2017.06.02 Fri

6月11日(日)のワークショップは、まだ定員に空きがあります。

テーマは「イヤイヤ期対応」と「きょうだい関係」につていですが、少人数制ワークショップですのでその他のいろいろな質問やお悩みも気軽にみなさんとお話できる場にしていきたいと思います。
お子さん連れの参加も可能です。

詳細はこちら↓
保育士おとーちゃん×東大ママ門の子育てワークショップ



さて、では前回の続き。
次は「3,放任型」についてです。
(本日は1本を深夜にUPしておりますので、2本ブログ記事更新になっています。ご注意下さい)


親のタイプから考える子育ての形 vol.3 - 2017.06.02 Fri

更新の間が空いてしまいすみません。
タイプ別子育ての続きを書いていきますね。


2,いいなり型
a,「甘やかし」タイプ
b,「イライラ」タイプ


前記事について - 2017.05.21 Sun

どう対処していけばいいのか?といったご質問がありました。
それについてももちろん今後述べていくつもりです。

ただ、現在のところ大変メール相談が混み合っておりまして、ブログ記事を書く時間が取れないでおります。
少しずつまとめていきますね。


メール相談の返信をお待ちの方は、ひとつひとつ丁寧に拝見して返信を書いておりますので、少々お時間がかかります。
いましばらくお待ち下さい。

親のタイプから考える子育ての形 vol.2 - 2017.05.17 Wed

前記事で、1,支配型のところ、上段の一覧では、

b,「エゴ」タイプ
c,「勉強熱心」タイプ

と記載しておりましたが、

b,「勉強熱心」タイプ
c,「エゴ」タイプ

正しくはこちらでした。訂正いたします。(現在、前記事は修正済み)


では前回の続きから。


親のタイプから考える子育ての形 - 2017.05.16 Tue

子育てにもいろいろなタイプがあります。
子育てはバランスが大事なので、どれが良いというものではありませんし、どれなら悪いというものでもありません。
ただ、どれかにかたよりすぎれば問題が出やすいと思います。

そんなわけで、多く見られる子育てのタイプをまとめてみました。
もちろん、こればかりでもないですし、実際のところは個々により違いもありますが、自分がどういったタイプなのかざっとでもつかんでもらうことで、バランスをとる助けになってくれればと思います。


”小言過干渉” - 2015.06.18 Thu

前回話したことの具体例のひとつをあげましょう。



リンク 『私ばかりが損している!不満を爆発させる前に気付くべきこと』 - 2015.06.16 Tue

まず、はじめにこちらを読んでみて下さい。

『私ばかりが損している!不満を爆発させる前に気付くべきこと』  (PHPファミリー)


意識しない過保護 - 2014.01.10 Fri

時々うちの妻は、意識しないで過保護をします。

例えば、息子が学校の持ち物で「明日ぞうきん持ってきってって先生にいわれたよ」と言えば、それをカバンに入れるところまでやってしまったり。


成長の瞬間  Vol.3   - 2013.05.27 Mon

前回の補足。

とはいえ、絶対に手伝うのがいけないと考える必要もありません。


成長の瞬間  Vol.2  ―「できない」も経験のうち― - 2013.05.16 Thu

子供は遊びの中で様々な自分の能力をつかっているわけですが、そのなかには「まだ自分の力ではできない」ということも当然でてきます。

そして、この「今の自分になにができて、なにができないのだ」ということを自分で知ること、そういった認識や意識というものをもつことも、いくつかの面から必要なことだと思います。


成長の瞬間  Vol.1 - 2013.05.13 Mon

先日、お弁当をもってアスレチックのある公園へ行ってきました。






ロッテンマイヤーさんシンドローム - 2012.12.08 Sat

ロッテンマイヤーさんとは、もちろんあのロッテンマイヤーさんですね。

アニメの『アルプスの少女ハイジ』にでてくるクララの個人家庭教師にロッテンマイヤーさんという人がいます。
見たことのない人はご存知ないとは思いますが、とても素晴らしいアニメですので機会があったらぜひ見てくださいね。


レストランでどうすればよかったか - 2012.10.23 Tue

『しつけの弊害』の記事での、レストランでのケースで、では実際どう対応したらよいのかという質問がありました。

当然そういう疑問がわきますよね。

父親の育児参加の記事以来、「子供を伸ばす関わり」「叩くこと」「しつけ」についての記事が取り混ぜられてUPされているのですが、これらの記事は実は互いに関連し合っています。


子供を伸ばす関わり方 Vol.3 - 2012.10.16 Tue

前回書いたような「子供を伸ばす関わり方」だが、実を言えばそもそも「子供を伸ばそう!」と思ってやっていたわけでも、やっているわけでもない。

ただ単に、子供を一人の人間として尊重しただけである。


以前にも何度か言及しているが、「子供への視点」の問題なのだ。



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当ブログはあくまで個人ブログであり、記事の内容および相談・コメントの返信等は効果を保障するものではありません。
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楽しく無理のない子育てを広めたいと2009年ブログ開設。多くの方の応援があって著作の出版や講演活動をするようになりました。 現在は、子育て講演や保育士セミナーの他、『たまひよ』や『AERA with Baby 』等の子育て雑誌の監修やコラム執筆。『ジョブデポ保育士』の監修や育児相談などをいたしております。

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