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2018-12

食卓でおしゃべり - 2018.10.10 Wed

子育てしている人の話を聴くと、お父さんが帰ってくるのが毎日子供が寝た後とか、終電間際という話を多く耳にします。
我が家では幸いなことに、夕食時、僕か妻がいなくて3人で食べる日が週の半分くらい。残りの半分くらいは家族4人で夕食をとることができています。

よくしゃべって、よく笑います。
子供と会話することもあれば、夫婦で会話をすることもあり、そして家族でなにか話題を共有することともあります。
子供たちも会話に参加することを楽しんでいて、上の子が小学校3~4年生の頃からだったか、毎日のようにどこからか仕入れてきて、だじゃれかなぞなぞかクイズを夕食時にしてくれるようになりました。
中学生になったいまは、「豆知識」がそこに加わりその割合が大きくなっています。



なかなかおもしろいです。
学校で習ったことや本や図鑑で読んだこと、友達から聴いた話、自分の遊びに行っているところの話だったり。
妹もそれに負けじといろいろおしゃべり。


内容は別になんだっていいのだけどね、そこで楽しい時間を共有できるということだけで。

そんな息子も、逆に5~6年生の頃の方が寡黙だった気がします。
自分のいいときはよくしゃべるのだけど、あんまり話しかけても会話にならず、生返事だったり、ウンでもすんでもなかったり。
まあ、そういうこともあるんだろうな~と気にせず過ごしていたら、いまのようにまた違ったステージの姿になっています。

子供もいろいろあるんだよね。
子供といえども学校の友達関係や、先生との関わりなど。
それくらいの歳になると、自分の中で解決しようという気持ちが大きくなるのであっけらかんともしてられないときもあるのでしょう。
実際、その頃の息子の周辺はいろいろありました。これについてはまた別の機会に。



家族で笑ったり、楽しくおしゃべりしながら食事ができるというのは、僕は大変幸運なことだと思っています。

なぜなら僕自身の子供時代は必ずしもそうではなかったから。
両親、祖母、姉と僕。
大人のだれかがカリカリイライラしていたり、ケンカしていたり、そんなときの食事はまるで砂を噛むようでした。
いつもではないにしても、そそくさと食べ終えて席を立つときにほっと安堵するようなことがしばしばありました。


家庭のあり方って、大人が起点なのだよね。

子供がいくら努力しようが子供自身が解決できるものではなくて、大人がそこでイライラや、生の攻撃的な感情を出してしまうか。
僕や妻がそのような負の感情を家庭の中で慢性的に出してしまえば、子供はそれを受けてそこから逃避したり、萎縮したり、またはおふざけすることでなんとか親の笑顔を取り戻そうという健気な努力をしたりするようになっていたことでしょう。

もちろん人間だから、そういった負の感情にとらわれてしまうことがあってはならないわけではないし、大人が意識しても全部が全部コントロール可能なわけでもないけど。
でも、大人次第である事実は事実だろうと思います。



僕は別に冗談の上手い明るいお父さん的キャラでもなく、さして子供の興味を惹きつけるのが上手いわけでは全然無いのだけど、ただ子供を支配束縛することをしないので、子供たちは自分なりの自己表現をしているでしょう。


僕はたわいもない好きなことをしゃべってます。

料理や食べ物のこと。「ねえ、お肉だったらなにが好き~?」とか。
「野菜はなにが好き?僕はネギが一番で、二番はキャベツかな」娘「えだまめととうもろこしー」(←しょっちゅうかわる)。息子は食がどちらかというと細いタイプなのであまりこの種の話題は興味ないときも。


会話の不思議なところで、会話って実は必ずしも発展的でも建設的でなくてもいいんですね。
また次の日、同じ話をしても会話としてきちんと成立します。
そのうち、子供の方がその質問をしてきたりします。

娘「おとうはどんな野菜がすき~?」
お「う~ん、ネギとキャベツかな~。あとわさびも好きかな」(←そのときわさび漬け食べてたから)
息子「俺もわさび食べられるよ!」



息子は水族館や魚が好きなので、自然科学系の話題が好き。(料理の話題でも魚のときは食いつきがいい)
そういうときは僕は聞き役。
その内容に間違いが入っていたりしても、それが取り立てて困ることでもなければ指摘もせずに「そうなんだ~」と話してくれることを楽しむ。
なぜかというと、自己表現をする意欲がなににも増して素晴らしいから。
興味が持続してさえいれば、間違いなんて自分でそのうち気づくし、長い目で見たら誤差にもならないことだから。
好きなものがあるって、それがなんであれ素晴らしいこと。


子供の年齢があがると、親と子供と関わる接点は必ずしも多くなくなるでしょう。
そんな中でも、食卓は生活のハブ(蛇の方じゃないよ。ハブ空港のhubね)だなと思います。

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● COMMENT ●

自己表現の場

自己表現する意欲の大切さ。しなさいと言われてするものじゃないんだと思います。自分が表現したいからする。おとうちゃんがおっしゃるように食事の時間でもこのように場があるんだから、日常生活いろんな場面で自己表現の場ってありますよね。そこで自ら表現したいと思えるかどうかは受け入れる側の受け入れ方も重要ですね。

大人が子どもの方を向いている。監視したり否定するのではなくて、ちゃんと関心を持って見ていてくれる。ただそれだけで、幸福なことなんだと思います。

私は、子どもと関わるのが上手なわけではなくて、子どもと上手に遊んでいる人を見ると、そこに劣等感を感じてしまうことがあるけれど、おとーちゃんの記事を読んで、「私は私なりに、子どもたちと穏やかな時間を過ごしていければ、それでいいんじゃない」って気持ちになることができました。

息子がもうすぐ6歳、娘が4歳になりました。ちょっと前までは食事中にしゃべりだすと食べるのをすっかり忘れてしまっていましたが、最近は食べながらしゃべることができるようになりました。
週末はワインを飲みながら長々と子供たちとの他愛のないおしゃべりを楽しんでいます。
子供の話にゆっくり耳を傾けると、娘は4歳にして友人関係に悩んでいるし、息子は運動会のリレーで自分が早かったのか遅かったのかを気にしているし、子供なりにいろいろ悩んだり考えたりしてるんやな~と面白いです。
ついつい大人の感覚で、「友達なんか気が付いたらできてるもんやで」などと言ってしまいそうになるのですが、子供の心はもっともっと繊細ですよね。「そうやなぁ」と言った後、何と続けたらいいものか・・・
子供を安心させるうまい言い方があれば教えてください。


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