おすすめおもちゃ その5 - 2012.06.22 Fri
Ravensburger/ラベンスバーガー社ボードゲーム 宝の滝 |
これが今回のいちおしのおもちゃです。
しくみは、昔ゲームセンターにあったような、コインゲームみたいなものです。
サイコロの数だけ水にみたてたコインをのせて、それを押して落とすだけ。
宝箱(色の付いた四角い積み木)が落ちたら、それがもらえる。
添付のルールの通りだとちょっと複雑なので、対象年齢は5歳とリンク先にはありますが、そのルールでなく落としたら落とした人がもらえるというシンプルな遊び方にすれば、(サイコロは1~3だけなので)3歳でも楽しめますし、ルールのあるゲームとしてでなく落として遊ぶというおもちゃとしてならば2歳でも楽しめるかと思います。
(ちなみにサイコロのXは一回休みです)
これはドイツ製なのですが、ドイツは一般にはあまり知られていませんが、ボードゲーム大国です。
昔からの定番ものとしては『カタン』とか『チケット トゥ ライド』とかが有名ですが、現在でもさまざまなボードゲームが開発されています。
今回紹介したものは、原題では『海賊の滝』というのですが、見ての通りいたってシンプルです。
日本で同じものを作らせたら、宝箱もただ色を塗った木ではなくて、プラスチックで宝箱を造形したものとかになったり、海賊らしくするための装飾とかをもっとつけるかもしれませんが、このシンプルさこそ小さい子向けの遊具としてはいいのではないかと僕は思います。
子供たちは別に造形されたものでなくとも、きちんとイメージの力でそれを見立てたり想像を広げたりして、見た目以上に深いものにできるからです。
ドイツ製のこういったボードゲーム類は、あまりにシンプルすぎて今の日本の子供たちには今ひとつ刺激が足りずあまりあそびきれないものもあるのですが、これはギミックが面白いのでとてもよくあそびます。
わりと年齢も選ばないし、親子での関わりとしてこういった向き合ってするゲームが1つでもあるといいと思います。
先回りした関わりの「くすぐり」なんかもそうですけれど、子供には親に向き合ってもらっているという経験がとても大切です。
こういうゲームでなくとも別にいいのですが、一日の中でどこかそういう向き合ってもらうという時間がルーティンとしてできていると、子供はとても安定しやすくなります。
そんな時間をつくるのに、こういったボードゲームで子供に合いそうなものを探してみるのもいいと思いますよ。
- 関連記事
-
- おもちゃでいっぱいの部屋 その9 ―テレビゲームとの関わり方 Vol.4― (2013/03/28)
- おもちゃでいっぱいの部屋 その8 ―テレビゲームとの関わり方 Vol.3― (2013/03/27)
- おもちゃでいっぱいの部屋 その7 ―テレビゲームとの関わり方 Vol.2― (2013/03/26)
- 遊具えらびについて (2012/12/20)
- キュボロ (2012/12/03)
- おすすめおもちゃ その5 (2012/06/22)
- ラキューやっぱりすごいな~ (2011/12/07)
- 今年もサンタさんにお願い (2010/12/07)
- 積み木の遊び Vol.3 『特別な積み木』 (2010/08/08)
- 積み木の遊び Vol.2 (2010/07/20)
- 積み木の遊び Vol.1 (2010/07/18)
● COMMENT ●
No title
わたしはもうすぐ3歳の娘がおり、仕事をやめて子育てしています。
娘がとても可愛く、毎日の子育てもとても楽しんでいるのですが、仕事復帰をしたい気持ちもあり、幼稚園選びを迷っています。
今のお母さんってお金のためではなく、自分の人生ために働いている方が多いように思います。そういう方が羨ましくもあり、割りきれない部分もあり…
もちろん一概には言えないとは思いますが、保育園の先生としての意見が聞きたくて、思いきってコメントしてみました。
むーちゃんを保育園に預けないのは、むーちゃんのためでもあるんですか??
それとも、それはあまり関係ないんでしょうか?
ガイスター
2人対戦用のとってもシンプルなゲームなんですが、それ故に、もう一回もう一回と病みつきになる面白さです。
トランプやボードゲームってとてもシンプルですが、相手と目を合わせながら、表情を読みながら、関わり合いながら一緒に楽しめるから、シンプルなままでも変わらずに人気なんですね。
Re: タイトルなし
それとも、それはあまり関係ないんでしょうか?
いくつか理由はありますが、ひとつは自分の子を自分の手でとことん育ててみたいというのは、多くの保育士のひとつの夢ではないかと思います。
しかし、たいていの場合は保育園で働くのはフルタイムの仕事になってしまうので、それができるのはせいぜい産休・育休の範囲になってしまいます。
僕はたまたま、むーちゃんを自分でみれる状況にあったので幸運にものんびりと子育てすることができています。
もうひとつは、近隣の保育園には納得のできる水準の保育をできているところがなかったためというのもあります。
一般の人から見れば気にもならないところなのかもしれませんが、わざわざ入れたいとはどうしても思えませんでした。
息子の通っていた保育園も、あくまで僕から見てということですが納得できるものではなく、送り迎えの際に垣間見るだけでも、大人中心・旧態依然・個々の子供の尊重といった視点のない保育で、僕としては相当ストレスでした。
まあ、そんなこんなでむーちゃんは家で見ています。
毎日楽しいです。
保育園が納得いく水準にないとのお話、わたしは保育園については全く無知でわからないのですが、なんとなく『いい先生に当たるかどうかは、運かな…。でも大事な子供の保護者を運に任せていいものなのか?はて?』と思っておりました。
でも、周りの人たちは皆そこまで考えてなくて、わたしが心配性で考えすぎなのかなと思っていました。
むーちゃんの子育てが幸せとのこと、確かに子育てできることは幸せなことですね。
ありがとうございました。
コメントで、とことん育ててみたいとおっしゃっていたので一体どういう風に子育てしてみえるのかなと気になりました。
家で息子をみていますが、周りには早く入園させると、楽だし、こどもにとっても良いんじゃないかと言われます。家にいるより、いろいろ園で教えてもらえるからって。
親が家で子育てしていたら 子どもは遅れていってしまうのかな…。子供の体力も延びないのかな…。
おとうちゃんさんは 保育士でらっしゃるので、むーちゃんを見ていくとは やはり年齢に合った遊びを考えたり、 造形的な遊びもさせていらっしゃるのですか?
3歳なら ルールのある遊びだとか…?
自分の子育ては 我が子にとって遊びが満ち足りてるのかな?と思いました。
今年3歳になる息子は 乗り物が大丈夫で 車や電車で 遊んでいます。 プラレールとかはないので、息子は畳みの縁を道や線路に見立てて遊んでいます。 ままごとや積木や粘土を一緒にしたり。絵は線や円を書いてます。指導の仕方がわからないので 顔はこうとか、花はこうとか言うことはせず、息子の好きなように、なぐり描きといった感じです。テレビは見てません。
息子は一人で遊ぶ方になりましたが やは
息子は一人で遊ぶようになりましたが 私が居た方が良いみたいです。私が相手をしていないと、何をして遊んだらいいかなぁと、ちょっと暇そうな時あります。
年齢に合った遊びの環境や言葉がけのポイントがあるような気がしました。
どうなんでしょうか。
みっきぃーさん
でも、中には子供との関わりのそれほどうまくない人もいますし、それは近年増えています。
そういう場合、家庭だけしか生活の場のない子は、経験の蓄積がひどく少なくなってしまい、年齢に比してとても幼くなってしまうということもあります。
また、4~5歳になると友だちと関わったりすることを好むようになるので、幼稚園にはいるのもいいかと思います。
保育園はなんらかの必要があって入るところなので、特に理由がないならば無理にいかせることはありません。
>指導の仕方がわからないので 顔はこうとか、花はこうとか言うことはせず、息子の好きなように、なぐり描きといった感じです
↑楽しんで自分から積極的にやっているならばそれで十分ですよ。
そのものが好きならば技量などはあとからでもいくらでも身につけられます。
みっきぃー さん
> 年齢に合った遊びの環境や言葉がけのポイントがあるような気がしました。
> どうなんでしょうか。
これはその子の個性もあるし、環境もあるので、声掛けだけでどうこうできるものでもないかもしれません。
だいたいにおいて、子供はお母さんがそばにいたら一緒に遊びたいものなので、そんなに気にしなくてもいいかと思いますよ。
気にしすぎることはありませんが自立への視点だけはわすれずに、応じていけばいいでしょう。
もちろん、できないときはできないでいいのですが。
私は子供の日々の成長に驚かされていますし、だんだん我が子が可愛いなあって感じてきて、子供の成長を近くで見ていたいなあと思っていました。
しかし、おとうちゃんさんが、おっしゃるように「経験の場の蓄積がひどく少なくなって、年齢に比して とても幼くなってしまうこともあります。」との事で、考えてみると、
私が家庭で、年齢に合う遊びやいろいろな経験をさせてあげられるか…。友達との関わりを持たせられる環境を作れるか…。などと考えると、私なりに家庭で見ていけるかもしれないけど、もしかして盲点があるかもしれない。と思いました。
社会と家庭で補いながら育てていけたらと思います。
おとうちゃんさんのように、我が子を育ててみたいなと思いました。
みっきぃーさん
これはねあんまり深く考えなくてもいいと思うよ。
集団の中にいる子と家庭でいる子と比べたら、どうしたって家庭にいる子は集団にいる子よりも「経験」は減ってしまうでしょう。
でも、そのことはいいの。
ふつうに考えられる程度の差なら、年齢の上がったところできちんとおいつくから。
でも、なかには「著しく」与えられない人もいたりするので(例えばあまりに過保護すぎたりね)、程度問題なのだけど、そういう人は外の世界を経験させておいたほうがいいという場合もあるということです。
家庭でのんびりと暖かく包まれて育ってきた子は多少幼かったとしても、素直で子供らしい子供であれば可愛いものだし、それなりにきちんとやっていけるものですよ。
頂いたお返事を読んで、「そうなんだあ」となんだかホッとしました。
私は、息子と一緒に過ごす毎日を楽しみたいという自分の気持ちのせいで、いつかは来る集団生活において、後々彼に辛い思いをさせてしまうのではと心配になり、あれこれ考えすぎたようで…。
子供は自立に向かっている事を頭において、見守っていきたいなと思います。
本当にいつもありがとうこざいます。
これからも勉強させていただきます。
No title
今日、ひょんなことから、我が家に初めて思いっきり電池で動くおもちゃがやってきたのですが、それが初めから正しく動かなくて驚きました。
我が家には、お父ちゃんさんのお勧めしてくれたおもちゃの基本的なものが一通り揃えてあり、あとはミニカーや、電車や、電動でない細々したもの(ガチャガチャのおもちゃ等)があります。
ガチャガチャなんかの小さいおもちゃですら、私はかなり使いづらいと思っていたのですが(息子が好きなので主人がよく買うのですが、それは主人と息子のことだと割り切っているのでそのままにしてます。)、電動のおもちゃってこんなに遊びづらいんだと今日衝撃をうけました。
たまたまそのおもちゃがそうだったというのもありますが、箱を開けて遊べるようにするまでが一苦労で、動かしてみてもうまく動かず、子供からすればそれでも嬉しいのだと思いますが(自分も小さい時はそうでした)、親目線からすると(木のおもちゃ慣れてしまったからか)「とても面倒だし、続けて使う気にあまりなれないなあ。」と感じました。
いままでお父ちゃんさんのブログで伺ってはいましたが、今日(親になってから)初めて電動おもちゃに触れて、おもちゃの差というものをこれほどまでかと痛感し、大したことではないのですが、思わず書き込んでしまいました。
お返事は不要です。
トラックバック
http://hoikushipapa.jp/tb.php/290-cac66119
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
シンプルで色がキレイ。木のおもちゃは簡単に壊れないですよね♪
次の世代にもつかえそう。
この頃は毎朝水鉄砲でお花に「お水食べさせてあげるねぇ~」って遊ぶようになりました。
・・・戦いモノは、興味なくしてくれたらいいのになぁ~
なにはともあれ向き合うぞぉ~♪