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2024-04

幼稚園見学に行ってきました - 2013.09.23 Mon

むーちゃんが来年度年中で幼稚園に入ることを予定しているので、いくつか幼稚園見学に行ってきました。

ちょうど入園説明会なども開かれる時期なので同様の方もすくなくないのではないでしょうか。








幼稚園というのは、そこここにより特色が様々ですので、各家庭によって幼稚園になにを望むかというのは様々だと思います。

うちの場合はわりとはっきりしていて、子供を幼稚園に行かせようという目的は「集団経験」というものです。
それだけと言ってもいいくらいです。



僕は基本的に、むーちゃんが小学校に入るまでのんびり家で過ごしていてもなんの問題もないと思っています。

ただひとつだけ足りないと思える要素が、「子供同士の集団における社会性」という部分です。

おおよそ3歳児がそれの芽生えの時期で、4歳児からがそれの適齢の時期です。

子供の興味関心もそのくらいの年齢から、そういう方面に強まっていきます。
なので年中になる歳から、適度に(たくさんはいりません)それがあればいいと思っています。


ですので、幼稚園にはお勉強も求めませんし、立派な学芸会や豪華な運動会も別に求めません。
別料金のオプションで習い事を教えてくれる必要もないですし、親がたくさんの準備をして派手な行事をすることも僕としてはいりません。
しゃかりきになって熱心に体操やお遊戯を仕込まれることも別に望んでいません。

日々行くべきところがあって、そこに家庭とは違う自分の居場所があって、これまた家庭とは違う人間関係があって、何がしかの自分の役割があって、そこで適度な時間楽しく過ごして、また次の日行きたいと思えるそんな場所であればいいと思っていました。



別に私立公立のこだわりもないのですが、うちの地域周辺では私立の幼稚園は3歳児からの入園がメインで4歳児クラスになってからの募集はどこも、あるかないか、あっても若干名というような状況でしたので可能性が高いのは必然的に公立の幼稚園になってしまうかと思います。

同じ公立の区立幼稚園でもやっぱり実際に行ってみないとその雰囲気はわからないもので、園によってはずいぶんと子供たちの様子や、職員の子供たちに対する姿勢なども違っていました。
また地域の特性からくる雰囲気の違いなどもあると思います。

同じ公立でも雑なところもあれば丁寧なところもあり、理念をもって子供に臨んでいるところもあれば、ただやり過ごしているだけというところもあったり。
一概にだからいいとか悪いとかでもないのですが、いろいろそこここの特色が感じられて興味深かったです。

これまで自分の住んでいる区の公立保育園の保育の質の低さにはほとほとあきれていたので、それに比べるとむしろ区立幼稚園の方は概してしっかりと運営されているという印象を受けたので、わりと見学してみてほっとしているというのが正直な感想です。

なかでも我が家から一番近い公立幼稚園がきちんと理念をもとに保育(幼稚園でも「保育」といいます)していてとても好印象でした。

「子供にさせてできるようにするのでなく、自分で考えて子供自身からのできるを目指しています」
短い時間でしたが副園長の方とおはなしをしたときそういったことをおっしゃっていました。

このことを指導する側が認識しているというのは、幼稚園教育においてとても重要なことです。



幼稚園は保育園に比べて、数の上でも圧倒的に「私立」が主体となって発展してきた部分があります。

私立ですので経営的な部分にも敏感で、中には園自体が教育理念よりも経営主体のあり方になってしまったところなども少なくありません。

そのなかで、「親の望む子供像を実現させる」ことが目的になってしまっているところもたくさんあります。

そこで行われるのは、どうしても子供主体の成長ではなく、「させてできる」類の成長の部分に目がいっているものが少なくありません。

だからといってそれが必ずしも悪いということではありませんが、僕個人の考えとしては個々のあり方にあったそれぞれの成長が得られればいいと思っているので、この幼児期においてはたくさんの「させてできる」はなくていいと考えています。


僕も似たようなことを過去記事で何度も書いていますが、日本の子育て・幼児教育においてとくにこの「させてできる」育ちと「自分からできる」育ちの違いというのは見失われてしまっていると思います。

なので、身近な幼稚園でそれについての話が聞けたことは、「子供そのもの」への視点をもっていることの証でありとても嬉しく感じました。


実際の保育の内容がそれに見合ったものであるかどうかというのは、まだ未知数な部分もありますが、そこでの子供たちの姿をみればそれがただの建前で終わっていないということが実感として理解できます。

こういうところはやっぱり複数のところを見比べるとより顕著にわかりますね。


公立なので毎日お弁当だし、保育時間も9時~14時です。
年中と年長の2クラスしかありません。
本来30数名の定員だそうですが、なんとどちらのクラスも定員割れしています。


3歳から預けたいという人がほとんどなので、年中からしかない区の幼稚園は概ね人気薄のようです。

でも逆に言えば、3歳まで家庭でのんびりしてきた子供ばかりということなので、幼稚園の子供たちを含めた全体の雰囲気ものんびりしています。

まだ半分くらいメルヘンの世界に住んでいてのんびり屋のむーちゃんには、そういうところがちょうどいいかと思います。

そんなわけで、我が家の幼稚園選びはそこらへんに落ち着きそうです。
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● COMMENT ●

はじめまして

いつも参考にさせてもらっています。
今まさに幼稚園選びに悩んでいます。
我が家は家から一番近く、全体的に園長先生をはじめのんびりとした雰囲気、お稽古ごと、勉強一切無しののびのびとした幼稚園に決めています。
そして園バス無し、毎日お弁当です。
やはり毎年定員割れしています。
幼稚園としてとても魅力的なので我が家はそこに通わせるつもりですが、近所のいつも仲良く遊んでいるグループのお友達(上の子も下の子も同い年)全員が他の園バスあり、毎日給食、お勉強系の幼稚園に行くそうです。
理由は下の子もいるので送迎、給食があるからです。
近所のお友達は親も子供達もとても仲良しで良い関係です。
その中で一人だけほかの園に行かせる事になるので親の私が子供に対して罪悪感を抱いてしまっています。
子供もその幼稚園は気に入っていますが、友達と別の園だと説明すると嫌だと泣いてしまいます。
それでもやはり親の希望している園に行かせるべきでしょうか?

No title

おとーちゃんさん、こんばんわ。
むーちゃんはもう年中さんなんですね。

うちの娘は今二歳七か月、早生まれなので周りのママさんたちの間ではまさにこの話が、話の中心です。
公立幼稚園、確かに人気ないですよね。全国的な傾向なのでしょうか
関西に住んでいますが、市内の公立幼稚園は全て定員割れしています。色々敬遠される理由はあるようですが、最大のネックは2年保育で、かつ給食がないことなのかな、と個人的には感じています。
下の子がいるので、上の子だけでも幼稚園に入れたら楽になる、給食もあれば助かる、そして習い事も下の子がいたら送迎が難しいから、水泳や体操などのお稽古事が幼稚園であるともっといい、と。
子育てに行き詰って、家での育児が難しいと感じている親と、3年通ってもらって経営を成り立たせようという幼稚園側との思惑が一致しているのが、今の現状なのかなと思います。
経済的な面だけ言えば、公立は学費が安い、私立も補助金は出るものの公立の倍以上の学費。うちは長い将来を考えて「ここでお金出さなくても、子育てはまだまだ続く。子供が自分で考えた進路を応援できるように」という考えのもとで公立にすることにしました。
うちは保育所か幼稚園かまだ決めかねていますが、幸いうちの市の幼稚園は、とてものんびりした幼稚園で、ここなら入れてもいいかな、と思えるところなので安心しています。
むーちゃんも、楽しく通えるといいですね。

お久しぶりです♪

おとーちゃん、お久しぶりです。いつも記事を楽しく読んでいます。
私は、わりとブログ初期のころからの読者なので、赤ちゃんだったむーちゃんがもう幼稚園かと思うと、勝手に(笑)感慨深いです。そして、おとーちゃんが保育園を退職されてから、家庭でむーちゃんを育てている様子を読みながら、もしや小学校まで家庭保育なのかしら?でも、お友だちが欲しい年頃になったら、どうやって見つけるのかなぁと、実はずっと思っていたので、その謎(?)も解けてさっぱりしてます(*^^*)

確か、コメント欄かどこかで、保育士は自分の子どもは幼稚園に預けたいと思っているみたいなことを書かれてたと思うのですが、やはりそれは保育園と比べて預ける時間が少ないからですか?

むーちゃんの一級下の息子はこの4月から幼稚園に通っています。キリスト教の幼稚園で毎週礼拝もあるらしいので、聖書のお話しの影響だと思うのですが、先日「ママ、愛してあげる。」と言った時は、思わず笑ってしまいました。

記事に出てきた幼稚園の方針、素敵ですね。でも、実際子どもに考えさせて子ども自身でできるようにするって、大人が待つのが大変ですよね。私は1人の自分の子どもでさえ、待つことの大切さをわかりながら、つい教えてやらせてしまうこともあるのですが、息子が通っている幼稚園では、どの先生も靴ひとつ履くのをじっと待っていらっしゃいます。私がみた限りではどの先生もなので、教育方針が徹底しているんだろうなと思いました。(補助の先生がクラスに1〜2人いらっしゃるから出来るのかもしれませんが。)

少し気が早いのですが、幼稚園に入ってからのむーちゃんの様子や、プロの保育士のおとーちゃんの目から見た幼稚園をまたブログで紹介してもらえることを楽しみにしていますね!

お礼もかねて

こんにちは。はじめまして。いつも興味深く拝見してます。

我が家も来春から、3歳の息子をどこの幼稚園にいれるか悩んでいたのですが、
保育士おとーちゃんさんのブログを読んで、先日公立幼稚園に決めてきました。
私の住んでいる街は、保育園:公立幼稚園:私立幼稚園に通う園児の割合が1:1:1という幼稚園児が多い地区です。
個人的な趣味もあって幼稚園を決める前に9カ所の幼稚園を見学しました。私立はもちろんですが、公立もほんとうにいろいろですね。
公立でも建物の新しいところは2倍近い人気で抽選なんです。
自分自身が公立幼稚園の出身ということもあり、結局、一番小規模の公立幼稚園にしました。

小規模ということは、今の時代においては人気がないということなんですが、それでも全園3学年で50人以下の小規模の幼稚園に決める、背中を押してくれたのは、この保育士おとーちゃんさんのブログでした。
ありがとうございます。

「メルヘンの世界に住んでいるむーちゃん」、かわいいですね。
また、その表現というか、まなざしがすてきですね。
「メルヘンの世界」を受け入れてくれる土壌は総じて公立の方あるような気がします。我が子も自分で考えて行動して、メルヘンの世界を広げていってほしいと思っています。

あと私事ですが、現在保育士試験の受験をしていまして2次試験の勉強中です。
保育の実情や心構えをこちらのブログで日々勉強させて頂いてます。
ありがとうございます。
これからもブログ楽しみしています。

幼稚園選び

いつも読ませていただいてます。
今まさに幼稚園選びに悩んでいます。

私立幼稚園で3年保育なのですが、行事も子供に負担のない程度で、遊び中心の中で、先生方もその子らしさを尊重してくれる園で、何度も園庭開放や体験にも足を運び、気に入っています。
しかし、隣町で自宅から少し遠いのです。
各家庭で送迎しないといけない園なので、車か電車での送迎です。約20〜30分くらいです。

近所はバス通園ありの裸足保育か、お勉強系か、どちらも方針としてやや偏り気味に感じるところしかなく、人気はカリキュラム重視のお勉強系です。
どちらも見学、説明会などに出席したものの、しっくりこず、
隣町の幼稚園に惹かれています。

車や電車通園って親が大変なのはもちろんのこと、子供の負担ってどんなものでしょうか?
わざわざ隣町まで通うべきか悩んでます。

場合によったら、年中から近くの公立か私立の空きがあれば2年保育で転園もありかなとも考えているのですが、近くの公立がいまいちなもので…(自由すぎて放置状態だそうで)

近所にそこそこでも気に入った園があればよかったのですが、そうじゃない場合、通園の負担があってでも方針に納得できる園に通わせるほど、幼稚園の方針って重要だと思われますか?



ご意見いただけたらと思います。

No title

むーちゃんがもう年中さんの年齢だったなんて!
私の中ではまだ2、3歳のおちびさんだったのに…
よその子は早いですね。

おとーちゃんさんが保育園ではなく幼稚園を選ばれるのが意外でした。
でも幼稚園の記事もよめるのかな?と思うと楽しみです。
いい園に出会われたようでよかったです。しかもお家から一番近いところで…

また更新楽しみにしてます^_^

幼少期の友人について

こんにちは。
いつもおとーちゃんさんから勉強させていただいてます。

我が家も現在、公立保育園か私立幼稚園かで悩んでおります。
そのことについて、少しご相談させて下さい。

私の地域では、この2園しかなく選択権もありません。
ですが、自分の子どもにとって良い環境に近い方をしっかり選びたいと思っています。

幼稚園へは見学や支援などで何回も伺ってはいますが、保育園へは一度も伺っていません。

ですが、保育園の雰囲気、先生の話を入園しているご家庭から聞いてはいます。
また、主人の通っていた保育園でもありますが、昔保育園内で酷い怪我をしたにも関わらず、降園する際に連絡を受けたと聞いてマイナスイメージがあります(~_~;)ちなみに縫うほどの怪我でした。

今ではそのようなことはないと思っていますが、とにかく一度見学へ行くべきと考えています。

なので、なんとなく幼稚園へ入れたい気持ちではいたのですが、人数の問題で決めかねています。

なぜなら私の地域は田舎で昔から共働が多いからか、ほとんどの家庭が保育園へ入ります。

幼稚園はというと最近こども園になったのですが、やはり人数は断然少なく、保育園9、幼稚園1くらいの割合です。
ですが、1にもならない時があります。
幼稚園は場所が少し離れており、私立なので、違う地域の子がほとんど、私達の地域の子がいないということもあります。

そうすると、ごくたまに幼稚園から小学校へ行く際に友達が0人の時もあります。
もちろん、保育園の子達はみんな一緒に同じ小学校へ入るので、幼稚園組は1人ぼっちからスタートになるということがあります。

人見知りがなく、何に対しても物怖じしない娘です。

また、この個性を大切にするため、むしろ人数が多い保育園でたくましく成長するべきか、また少人数で先生がよく見て個性を伸ばしてくださる幼稚園なのか、悩み処です。

やはり、幼少期の友人関係って大事なものでしょうか?

お忙しいとは存じますが、よろしくお願いいたします。

まさにそんな園に通わせました

初めまして。いつも考えさせられながら読ませて頂いています。

この春に一年生になった長男を、都内西部の区で、まさにそのような公立園に通わせました。

長男の成長にとってベストの選択だったと思います。彼は、非常に内気で園生活などどうなるか?といった幼児でした。
しかし、子どもたち同士の関わりを丁寧に、先回りせず絶妙に支援して頂いた中で様々な経験をさせてもらいました。お弁当は毎日、バスや課外は当然なし、親の関わりも多いです。

でも、子どもは非常に楽しく通い、自信を持ち、余裕を持って小学生になれまさた。入学を機に転居したので初めは苦労していたようですが、園で培った力で新しい集団になじみました。

上記の区では公立幼稚園が保護者の反対を押しきって「子供園」化されてしまいました。そのような中でも、保育の質を下げないよう、再三再四に渡り区と交渉し、園にも要望し続けた結果、昨年度までは子供園とはいえ、非常に質の高い保育内容を維持して頂きました。

ある意味で、保護者が園に関わりが多いと負担はあると思います。しかし園の雰囲気を感じ、子どもの友達ともたくさん関わり、保護者も一体となってみんなで子育てできるという大きなメリットがあったように思います。

子供園ということで、保育課に丸投げされそうでしたが、様々陳情や要望をあげ続けた結果、教育委員会と連携が取れる体制に、戻すことはできました。しかし、保護者の関心が逸れれば、またどう変わっていくかはわかりません。

私自身も仕事は持っています。しかし様々考えると公立幼稚園の内容がどうしても魅力的で選びました。夫と二人でカバーしあいながら通わせました。

保護者は、何らかの方法で、幼稚園にせよ保育園にせよ、関心と時間を割くべきだと思っています。いずれにせよ、丸投げではあまり良い結果にはならないかな?と思っています。

幼稚園に行くまで

おとーちゃんさん、こんにちは。
いつも読ませてもらっています。

この記事の

>日々行くべきところがあって、そこに家庭とは違う自分の居場所があって、これまた家庭とは違う人間関係があって、何がしかの自分の役割があって、そこで適度な時間楽しく過ごして、また次の日行きたいと思えるそんな場所であればいいと思っていました。

を読んでうーん、そうなんだと思いました。
幼稚園に行かせたい理由、「家庭とは違う自分の居場所」「家庭とは違う人間関係」「役割」、この記事を読んですっきりしました。

我が家の娘(3歳4カ月)は、来年4月から幼稚園に入園する予定です。
この夏は反抗期が特にひどく私もきつかったのですが、最近は落ち着いてきて、私のほうも「幼稚園に行ったらさびしくなるな」ってしんみりしてきてしまいました。

日中、2人でいられるのはあと半年なのですが、もうすぐ小さな社会に出ていく娘とどんなふうに過ごそうかと最近考えています。
あまり人づきあいが得意ではないので、公園には行きましたが、児童館などには頻繁に行っておらず、サークルにも入りませんでした。
まだ特定のお友達もいない状況で、また人見知りも始まったようです。
ただ、家の中ではおしゃべりや歌が大好きで、それからごはんを食べることが何よりも大好きで、何でも「おいしい」と食べてくれる子です。


もちろんこちらのブログに書いてあることを心がけていくことだと思いますが、おとーちゃんさんが「これは」と思われることを教えていただけたらすごくうれしいです。
お忙しい中申し訳ありませんがよろしくお願いします。
むーちゃんが同じ時期に幼稚園に入るので、これから記事を読むのがますます楽しみです。

ハルナさん

>それでもやはり親の希望している園に行かせるべきでしょうか?

こういうのは正解のない問題ですから、僕からどちらがいいと言えることはありません。



ただ、子供になにを与えるべきかという判断は、親がその責任にと想いにおいてするべきものですから、子供が泣くからやめましたという問題ではないと思いますよ。

友達というのは行った先でもできることですからね。

みれきのさん

>子育てに行き詰って、家での育児が難しいと感じている親と、3年通ってもらって経営を成り立たせようという幼稚園側との思惑が一致しているのが、今の現状なのかなと思います。

この傾向は強いと僕も思います。
いまではむしろ4歳まで家庭で過ごしたとかいうのは珍しくなってますものね。


>市内の公立幼稚園は全て定員割れしています。色々敬遠される理由はあるようですが、最大のネックは2年保育で、かつ給食がないことなのかな、と個人的には感じています。


かつての戦後の第一次ベビーブーム、その後の第二次ベビーブームなどで一気に増大する子供の受け皿を行政が確保するために、様々な福祉・宗教法人に幼稚園などの拡充を頭を下げてお願いして設置してもらったという経緯があります。

そのため、私立園の経営を圧迫しないように、公立はあえて私立から利用者をはぎとらないように、あえてある意味では不人気なこの状態になっているのだという話を聞いたことがあります。

kyomiuさん

おひさしぶりです。
本当に子供の育つのは早いですよね。

>確か、コメント欄かどこかで、保育士は自分の子どもは幼稚園に預けたいと思っているみたいなことを書かれてたと思うのですが、やはりそれは保育園と比べて預ける時間が少ないからですか?


たしかにわりと保育士の中には保育園にあずけてしまうのではなく、自分で子育てをしたいと思っている人がけっこういると思います。

事情により、そう思っていてもできないこともありますが、僕は幸運にも下の子を自分で見ることができました。

やはり保育士としては自分の子供を自分の手で育てきってみたいというはひとつの理想だと思います。


なので、必然的に家庭で見ることになり、そうすると幼稚園という選択肢になってしまうのではないでしょうか。


三島さくら子さん

三島さくら子さんのブログ拝見しました。

三島市はいいところですよね、息子が2歳くらいの時ブルーベリー狩りをしたり、三津シーパラダイスにいって楽しんだ思い出があります。

保育士試験、子育てしながらは大変だと思いますが頑張ってください。

candyさん

幼稚園にしても保育園にしても、なかなか思った通りのところが近所にあるとは限らないんですよね。

今度記事として書こうと思っているのですが、ある程度は納得しきれないところがあったとしても、あまりにも極端な内容でなければ、短い時間だし(特に幼稚園は)子供は大きな柔軟性を持っているので、家庭がしっかりさえしていいればだいたいなんとかなっていくようです。

通園時間に関しては、やはり子供よりも大人の負担の方が大きいかと思います。
大人が無理なく気持ちよく送り迎えできるのならば、子供はわりと大丈夫なことが多いです。

ですが、やはり通園は毎日のことですので、通いやすい利便性というのは園選びにおいてけっこう重要であると思いますよ。

あおむしさん

ほんとに子供の育つのは早いですね。

園選びはとりあえず納得できるところが見つかってよかったですが、実際の内容はやはり入ってみてからでないとわからないですからね。どうなることやら。

でも、むーちゃんならたいていのところで上手くやっていくんではないかと楽観しています。

あおさん

やはり実際の雰囲気というものがありますから、行ってみてみるといろいろ分かる部分も多いですよね。

保育園は入所要件がありますから、就労しているなどの条件があります。

そういうのがクリアされていて幼稚園も保育園もどちらも選べるという状況なのでしょうか。


子供は大きな柔軟性・順応性をもっていますから、とりたてて繊細な子というのでなければ、多少の保育内容の振れ幅というのは家庭がしっかりさえしていれば、なんとでもなることがおおいです。

小学校に一緒にあがる友達というのも、いれば心強いこともあるけれども、別にいなくても行った先で友達はできるのですから、そこにはあまりこだわらずに選んでもいいかと僕は思います。

コメントありがとうございます

保育士おとーちゃんさん、お忙しいところ、コメント返信、ブログ訪問ありがとうございます。うれしいです。
よく、いろんな人に、「どうしてその幼稚園にしたの?」と聞かれます。今度そのことについて自分のブログに書こうと思います。
そのときに保育士おと-ちゃんさんのブログも紹介させて頂きたいと思っています。(こちらのブログはリンクフリーだそうですが)

なかなか完璧な園はないと思いますが、通う園のいいところに目を向けていけば、子どもも親も楽しく通えますよね。

機会があれば、また三島や伊豆にもお越しくださいませ。
ちょっと遠いですが「富士山子どもの国」なんかもいいですよ。


ゆうきさん

>保護者は、何らかの方法で、幼稚園にせよ保育園にせよ、関心と時間を割くべきだと思っています。いずれにせよ、丸投げではあまり良い結果にはならないかな?と思っています。

おっしゃる通りだと思います。

最近では行政の方にもう保育の質を担保しようという意識はなくなってきてしまっているので、そこの利用者の意識が低くなれば内容はずるずると下がっていってしまいます。

こども園もそもそもが質を薄めて数を確保しようというものなので、その傾向はより強いといえるかもしれません。

公立園の民営化の際などにも、行政が利用者の気づかないところで質を下げていくようなことがいくつもあります。これについてはそのうち記事にしようかと考えています。

さくらさん

>おとーちゃんさんが「これは」と思われることを教えていただけたらすごくうれしいです。

今日UPした記事にそんなニュアンスのことを載せておいたのだけど、僕はどんな子でもそんなあなたでいいんだよという肯定の気持ちで見守り・送り出してあげるのがいいのではないかと思っています。


別にその子に足りないものがあってもいいのです。

そのたりないものを子供は外の世界に学びにいくのですから。


よしんば、その子がその年齢で100%の成長発達をしていたとしても、4月生まれの子と3月生まれの子では、どちらも100%でもやっぱりそこには成長の開きがあるわけです。


必要なものを全て用意して、次の段階に上がっていくことなどそもそもないわけです。

上がったところで、そのときそのときに必要なものを身に付けさえすればいいのです。


もし、それがうまく身につけられなくてもいいのです。泣いてもいいし、助けを求めてもまだまだなんの問題もない年齢なのです。


だから、親として子供にしてあげられるのは、「そんなあなたでいいのだよ」「そんななたが大好きだよ」という心からの「肯定」だと僕は思います。

それをたっぷりもらっている子は、自信と自己肯定感があるので、いろんなものに向かっていくことや吸収していくことができるのだと思います。


これから記事にしようかと思っていることを思わず書いてしまいました(笑)

ありがとうございました

おとーちゃんさん、お忙しい中ありがとうございました。

おとーちゃんさんならではのお答えですごくうれしかったです。

>「そんなあなたでいいのだよ」「そんなあなたが大好きだよ」という心からの「肯定」

本当にこれが一番大切だし、できたらいいなと思っています。

最新の記事「世界は少しずつ……」にあったように、うちの子もむーちゃんと一緒でまだほかの世界をほとんど知りません。
幼稚園で彼女なりの楽しみが見つかって、少しずつ世界が広がっていくといいなと思います。


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Author:保育士おとーちゃん
当ブログはあくまで個人ブログであり、記事の内容および相談・コメントの返信等は効果を保障するものではありません。
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楽しく無理のない子育てを広めたいと2009年ブログ開設。多くの方の応援があって著作の出版や講演活動をするようになりました。 現在は、子育て講演や保育士セミナーの他、『たまひよ』や『AERA with Baby 』等の子育て雑誌の監修やコラム執筆。『ジョブデポ保育士』の監修や育児相談などをいたしております。

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