幼稚園見学に行ってきました Vol.2 - 2013.09.26 Thu
意外でないというのは、こういうことは保育園でもよくあるからです。
まず建物や設備が豪華だったり、新しかったり、綺麗だと一般の人の評価は跳ね上がります。
なかなか内容まで詳しく見ることができなかったり、見れても比較・判断の基準がなければ、それの善し悪しはわからないので、単純に見た目の印象でそこの園としての評価が定まりやすいのは仕方がないことなのかもしれません。
ですが僕の中では建物が新しかろうと古かろうと、保育内容の善し悪しには全く関係のないことなので当然そこには左右されません。
うちの近所でもっとも評判が高いのは、お勉強熱心でオプションで習い事などもある私立幼稚園です。
設備も立派です。行事にもお金をかけています。
親の参加も普段からなにかと多いそうです。
ここに通わせている人たちからするとこの園に通うことは一種のステータスらしくて、卒園の際には豪華な謝恩会をして、慣習としてブランド物のバッグなどを先生に贈ることが当たり前になっているそうです。
そのため卒対費はひとりあたり10万円ほどにもなるそうです。
金額がどうこうというわけではありませんが、その姿勢は僕には教育機関にふさわしいとは思えません。
表向きは評判の高いそこなのですが、一部からは親としても居心地が悪かった、子供がいきたがらなかった、子供を丁寧にみている様子がなかったなどの意見もありました。
あとほかにも3つ私立幼稚園がありますが、だいたい3つともいかにも私立幼稚園といったところで、そこそこの大きめの規模の園児数、わりと派手な行事、そこそこの親の参加、送迎バスがあって、給食が週に3~4日ある、とりたてて特色が強いわけでもないけど、周りの評判は可もなく不可もなく、僕の印象も同様に可もなく不可もなくという感じでした。
僕はいくつか幼稚園に対して素朴な疑問というか、わからない点があるのだけど、なんで毎日給食ではないのでしょうね?
毎日お弁当となっているところならば、それはわかります。
給食室の設備や配膳の設備、調理員なども雇わないという前提で経費なり運営なりが設定されているわけですから。
でも、設備や人員がいるのならば、3日やるのも5日やるのも同じように思うのですけど、なんでそうではないのでしょうね。もちろん毎日給食があるところもありますが、わりとそうでないところも普通にあるので不思議です。
あと、親の参加の多さも疑問点です。
年に数度の大きな行事の手伝いというのであればまだわかるのですが、毎月一度親が企画し実行も親による出し物の時間があったりというような話をしばしば耳にします。
教育としてカリキュラムを組んでやっているのだから、一部だけとはいえなぜ親任せの時間を設定してあるのか、意図やねらいが僕にはわかりません。
例えばまるっきり親任せでは、その内容が園の教育方針とそぐわないものをされたりすることだって可能性としてはあるでしょうに、教育機関としてそれを請け負っているのだから、自分たちの責任においてすべてのカリキュラムを運営する必要があるのではないかと思ってしまいます。
あと不思議なのは会議のために早帰りの日の存在ですね。
保育時間が長いところならばわからなくもありませんが、通常が毎日9時~14時とかの保育時間であるにもかかわらず、水曜日は会議のために12時までというのは、あまり理解できません。
保育園の基準から考えたら、14時や15時で子供が全員降園してしまうのだったら、それこそ毎日でも会議できそうです。
学校組織の昔からの慣習といえばそうなのでしょうけれども・・。
話がそれてしまいましたので戻します。
通える範囲にはもうひとつ私立幼稚園があるのですが、ここははっきり言って論外でした。
そこは昔から家族経営の幼稚園で、考え方も古く、子供に対しても保護者に対しても非常に居丈高な対応をします。
なにか要望やクレームがあっても、「気に入らないならやめてもらって結構です」というようなことを平気で言ってしまうそうです。
そのわりには、問題のある子供やいじめなどにはちっとも対処しないという具合で、そこはもう地域の評判も悪かったです。
よく潰れないと思うのですが、私立の場合は園バスがあるのでわりと定員くらいまでは集めることも可能なのかもしれませんね。
公立園でもっとも周りの評判の良かったところは、僕の中ではかなり評価が落ちました。
建物は建て替えて新築したばかりで、その周辺は子供も多いので定員もいっぱいになっていましたが、かなり内容は雑でした。
自由保育というよりも、ほぼ野放し保育のような感じで、普通に大人の目の届かない空間がたくさんあり、ではそこで大人の意図のある遊びなりが展開されているかというとそういうこともなく、環境設定に配慮されているわけでもなく、絵本ルームのようなところがあるのだけど、雑然と置かれているだけで意識が低いという印象を強く受けました。
また、なかでもとくに気になったのが、障がいを持っている子供への対応でした。
僕が見たときは発達遅滞の子供が2名おり、そこ子供ひとりにつき補助職員のような人が1名ついているのですが、ただ行動を制限して囲っているだけというような対応でした。
いくら正規の職員でないとはいえ、きちんと意図をもって配慮していくのがプロとしての役割ですから、その意識があれば活動内容や声がけなども、正規の職員がそれについての指導を他の職員にしていくべきです。
それこそ、毎週会議の時間なり、保育準備の時間なりがたっぷり取れるのですから、それができないというのは、不勉強で知識がないのか、知識があっても能力がないのか、やる気がないのかと言われても仕方がなくなってしまいます。
というわけで前評判の良かったこの園ですが、僕は自分の子供を通わせたいとは思えませんでした。
同じ公立であっても、前回のところで話した「自分からできる力をもたせる」と言っていたところは、自由保育の時間でもただの野放しになっておらずきちんと遊びが展開されていました。
子供たちの雰囲気も落ち着いています。
教材や遊具の設置なども整然としています。
遊具などの環境にも背景に大人の配慮・意図が感じられました。
同じ区の公立といえども、ずいぶんとその内実が違うものです。
やはり実際の雰囲気を見に行くのはとても大切だと思います。
最近のコメントの中で、「通えるところで思った通りの園がない、どうしたらよいか」というような質問がいくつかありました。
これは幼稚園でも保育園でも同様なのですが、それについての僕の考えを近いうちに書きたいと思います。
今日は長くなってしまったのでここでおしまいにします。
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● COMMENT ●
まさに・・・
相談です
我が家は娘を公立保育園に預けていますが、自分のことを好きになるように、とのことで、初めは、ピンとこなかったのですが、このブログをみて、それはつまり、自己肯定感のことなのだとわかり、いい園に通わせることができたと、改めて実感しております。
さて、その娘なのですが、赤ちゃんのときから指しゃぶりがあり、2歳半近い今も続いています。
無理に辞めさせるのはよくない、といろいろなサイトで拝見し、特に注意もしていないのですが、いつかは辞めるものでしょうか?
このまま見守り続けてよいのでしょうか?満たされていないのではないか、ストレスなのか⁈と不安になるときがあります。
普段の娘は好奇心旺盛で、笑顔もあり、「抱っこして」と甘えてきたり、一緒に遊ぼ!と誘ってきたり、甘えさせることはできているのかな、と思っています。父親も大変娘を可愛がっており、娘も父親が不在になると「パパにあいたい、あそびたい」と寂しがることもあり、関係は良好だとおもいます。
指しゃぶりについての記事が見つけられず、質問しましたが、既に掲載されていたら、大変失礼いたしました。
当該ページをご教示いただければ幸いです。
よろしくお願いします。
幼稚園選び「長文すみません」
次回の更新心待ちしています。
他の方と同じく、
1、平均的に集団生活を身につけらる自転車送迎5分の園。
気になる点→七夕音楽発表会、運動会、学芸会など行事が多く子供がその準備に振り回されるのでわないか。
年長で毎日練習して旗振りなど意味があると思いますか。
2、子供がやりたい、と思えるしかけを大切にしながら、集団生活を行う園
1の園より教育方針に共感できる
気になる点→行き帰り共園バスに乗る時間が約30分
月謝が4万円、1学年各5クラスのマンモス園、先生は非常勤を含め60人配置
子供が特に生き生きしている。
個人的な内容で申し訳ありません。
1ヶ月考えていますが、4才児行き帰り各バス30分の距離、おとうちゃんさんならどう考えますか。
先生方はどちらもしっかりしていて信頼できそうです。
公立小学校にあがる前段階として身につけてほしい点はおとうちゃんさんと全く同じ集団生活で仲間と社会性を育んでほしい点だと思います。
近くにそれを満たし余計な教育や意識の低い園を除外して、2つの私立園が残りました。
、1の幼稚園は行事について引っかかり、2の園は通園が遠いのが気になります。
10月1日がリミットでして、どんな些細な事でもアドバイス頂けたら嬉しいです。
縦割り保育について
幼稚園選びに悩んでいます
幼稚園の記事、とても興味深かったです。
近くには私立幼稚園しかなくて、どこも経営主体を念頭に置いているのがありありと感じます。スポーツやら英語やらお稽古事的なプログラムをしていますよというアピールで集客を呼んでいるような感じです。
そして当然その分月謝も高い。。
保護者参加が多いところは、本音がよくわかりません。
子供だけじゃなく親も楽しみましょうという事なのか、体のいい労働力なのか。。
保護者にこまごまとしたことをお願いしているからか先生は子供をよく見ているような感じもしますが。。
環境面でも疑問があります。砂遊び道具を扉付きの棚にしまっているため、いつでも簡単に遊べるような印象もありません。保育園とか砂場の傍に棚を置いて幼児が自分で取れるように置いていますよね。。
保護者参加が多いことで、せっかく幼稚園に送り出したのにちょくちょく親が来ちゃうと子供の気持ちって乱れないのかなとか落ち着かないんじゃないのかなとか考えてしまいました。
そこのところおとーちゃんはどうお考えですか?
一方、親参加が少なく、自由保育っぽいところは園庭が広すぎて先生が見きれてなくて放置的な感じもします。
どこを選んでも親がきちんとしていればいいんでしょうけど、どういうところを選んでいけばいいのか本当に悩みます。。
No title
お忙しい中お返事頂きありがとうございました。
気になっていたことが全く違うと言って頂けて安心しました。
私が見学した自由保育の幼稚園はただのびのびさせている幼稚園ではなく、裏に先生による保育の仕掛けがあり、皆その中でやっていることは違うけれど、同じテーマで遊んでいるという保育でした。
子ども10人に対して1人の先生がつき細やかな保育がされていると感じました。
おとーちゃんさんのおっしゃる通り、幼稚園に問題があるのではなく家庭環境、家での育て方が大切ですね。
あれからもう1園違う園を見てきました。
マンモス園なのですが年少時はクラスに先生が2人つき
フリーの先生も沢山いらっしゃって先生側にもゆとりがあり
子どもにも目が行き届いていると感じました。
先生も楽しそうで子どももイキイキしていたのが印象的だったのですが、持ち物の名前は漢字で書く(園内に書かれている文字も漢字です)、年中さんになるとことわざを覚える、絵やメロディオン、体操は担任と別の先生が指導してくれる。
という自由保育とまた違い少しお勉強っぽいこともする幼稚園でした。でもその反対に沢山の自由時間を設け子どもは遊具で遊んだり砂場でどろんこ遊びをしていました。
私は幼稚園でお勉強は必要ないと思っているのですが、
個人個人が伸び伸びする時間と、皆で設定保育をする時間にメリハリがありそのあたりはいいなと感じました。
おとーちゃんさんは外部から先生が来て教えることについてどう考えますか?
また砂場があってもあまり使わない幼稚園もあるのですが、砂場でどろんこ遊びをすることはとても大事なことだと思っています。
おとーちゃんさんはどう思われますか?
自由保育の園の方が自分で考える力がつきそうなのですが、園バスはあるものの隣町で少し遠く何かあった時にすぐ駆けつけることができないのがネックになっています。
おとーちゃんさんのように近くでいい園があるのが一番ですね。
私はあともう少し考えたいと思います。
ほわほわさん
ただ、現実のそういう場面をみてて感じるのは、もともとなんらかの意図があったのかもしれないけれども、多くのところでそれは形骸化してしまって、単に親に寄りかかるようになってしまっている感じがします。
No title
過去の記事などほとんど読めていないのですが、おとーちゃんさんの見識の鋭さに感銘しております。
いきなりコメントは失礼だと思ったのですが、まさに10月半ばの願書配布の時期を控え、「通えるところでこれという園がない(具体的にはまさに野放し系とお勉強系しかない)、遠方・通うのに苦労する園ならあるけど」という状態で悩んでおりまして、おとーちゃんさんのご意見を、もし可能ならばお伺いしたいと思いました。もしお時間が許す時があれば早めだと助かるのですが・・・
勝手は承知ですので、本当にお時間があればでもちろん結構です。
これからの記事も楽しみにしておりますし、過去記事もゆっくり読ませていただきたいと思います。
ななころびやおきさん
このまま見守り続けてよいのでしょうか?満たされていないのではないか、ストレスなのか⁈と不安になるときがあります。
満たされていなかったり、なんらかのストレス要因から指しゃぶりにつながるということはありますが、取り立てて思い当たるような原因がないというならば、それはたいてい「クセ」になっているだけのことです。
ストレス要因などがある場合は、それに対処しなければなかなかなくなるものではありませんが、単なるクセであるならば、加齢や心の成長、さまざまな発達・経験の積み重ねなどによって、だんだんとそれがなくても平気な方へと成長していくことが多いですよ。
2歳半というのであれば、まだこれからの成長の部分が大きいので、そういう可能性が大きいと思います。
ただ、その程度があまりにも激しいというような場合でしたら、小児専門医などに相談してみるなどの対応をとるということもできますよ。
ピンクヒコウキさん
私立園は営業的な面もあって、親や地域に向けての大きな行事などに焦点をあてて運営しているところも少なくありません。
それが子供に(合う合わないはあるかもしれないけど)悪いというわけでもないので、その辺は選ぶ人の好みで判断していいと思います。
通園時間に関しては子供は慣れていきますので、車に酔いやすい体質の子などでなければさほど気にしなくてもいいかと思います。
通う距離の負担で大きいのは、親が直接送り迎えしなければならないケースなどでの親の方の負担の方がけっこう重要になるでしょう。
その点がないのならば、わりと子供は平気なようです。
どんぐりさん
縦割り保育もいい部分はたくさんあるのですが、現状多くのところで「縦割り保育」ということを「少ない大人でたくさんの子供を保育するための方便」として使われているものが、圧倒的に多いです。
つまり、「縦割り保育で、子供たちの関わりやそこで学ぶものを重視しています」のような理屈はつけているけれども、実質的に大人の都合、手抜きのためになっているところがとても多いです。
託児所など利益のために狭いスペースに子供を詰め込んでいるところなどでは頻繁にそういうものを目にします。
ハイハイしている0歳児のとなりで5歳児が暴れていたり、走り回っていたり、その0歳児は幼児が汚れた足で歩いている床を舐めているのにだれもそれを見ている大人もいなかったり。
たいていは大きな事故になったりすることはまれなのかもしれませんが、やはり安全にあずかる、衛生的・健康的にということを考えたら、少なくともそういう使い方は僕には好ましいものとは思えません。
一方で、幼児の保育として縦割り活動をしっかりとカリキュラムをたてていい保育をしているところもあります。
そのようにしっかりとやっているものはなかなか魅力的であると思います。
りんすけさん
今度記事にして書いておこうとは思うのですが、ある程度は思い通りでない点があったとしても、家庭がしっかりさえしていれば、子供にはさほど大きな影響というのはないですから、最後はそうおもってわりきってしまうしかないと思います。
>せっかく幼稚園に送り出したのにちょくちょく親が来ちゃうと子供の気持ちって乱れないのかなとか落ち着かないんじゃないのかなとか考えてしまいました。
保育園だと、たしかにこの状況は避けるべきところです。
保育時間が長かったり、年齢が低かったりするので、園の環境に安定してすごすには、頻繁に保護者の出入りがあるというのは、子供たちのためになりません。
しかし、幼稚園ではそういった点がクリアしているという前提のもとにある(現状がどうかというのは別ですが、かつてや建前としては)ので、そういう形態をとっても大丈夫なのかと思われます。
あくまで僕の推測ですが。
マロンさん
>外部から先生が来て教えることについてどう考えますか?
その目的が、本当のところは大人向けなのか子供向けなのかというところが問題かなと思います。
子供の成長のために考えて、なんらかの有用なことを教えたいがためにしているのか、それとも大人に対する訴求効果・宣伝としてやっているのかという園側の姿勢で似たようなことをするにしても、いろんなところでその違いの影響はでてくるかなという気はします。
>砂場があってもあまり使わない幼稚園もあるのですが、砂場でどろんこ遊びをすることはとても大事なことだと思っています。
このあたりは、幼稚園の考え方次第なのだとおもいます。
僕もそうやって自由に遊べることは大事だと思いますが、園としてもそういう理解は持っているにしても、力をいれるところはそのこの方針次第なので、園以外のところでできることにはさほど重点をおいていないのかもしれません。
おそらく、それならそれでまた別のところに力を入れていると思いますので、そういうところがどのあたりなのかを聞いてみたり、探してみるといいかもしれませんね。
ありがとうございました
園選びについても読ませて頂きました。
毎日のこと、本当に近いに越したことはないですね。
見学してまわり思うのはどの園も100%なものではないということです。
選んだ園のいいところに目を向け、子どもの柔軟性、順応力を信じ、幼稚園に通うようになっても子供とちゃんと向き合えるようにしていきたいと思います。
ありがとうございました。
No title
娘は相変わらず指しゃぶりしてまして、指しゃぶりで濡れた親指を、「あーびちよびちょ〜」と言って自分で拭くようになりました…。着替えなどに、誘っても嫌なときは、「いまちゅぱちゅぱ(=指しゃぶり)したいのー」と言って指しゃぶりします…。
クセなのか、親が気付いていない要因があるのか、見分けが付きにくいのですが、もう少し、受容や肯定しながら様子をみたいと思います。ありがとうございました。
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娘が通っている幼稚園は公立ですが、何かと親に手伝ってもらおうという場面が多くいつも疑問に思っていました。
春にあった保育参観でも、普段幼稚園での娘の姿を見に行ったつもりが、最初の自由保育では子どもに親がべったりとついて園のおもちゃで一緒に遊んでおり、先生はというとにこにこしながら自分の朝の雑務などをしていました。子どもたち同士でなにかトラブルがあっても、そこにいた親が声をかけたりしており、近所の公園で遊ばせているような光景でした。
設定保育は普段の様子をうかがえるのだと思って待っておりましたら、先生が「これからお父さんお母さんにご家族の自己紹介をしてもらいます」とお部屋に全員が丸くなって座るよう促され、結局設定保育は全員の自己紹介をただただ聞いておしまいでした。
先日お誕生会があり、招待されて行きましたが、そのときも同じようでした。会の最中も常にがやがやとうるさく、司会の先生も口調や声の調子は子供向けといった感じですが、話の内容をしっかり子どもに伝え切れていないような印象でした。お部屋でおやつを食べているときも、急に「これから片付けてお帰りの支度をしますので、手伝ってください」と先生から言われ、親の手伝いありきで保育の時間や内容を調整しているのかと困惑しました。
私が保育士として勤めていたころ、できるだけ親には見守ってもらうようにお願いして、朝の支度から設定保育、帰りのご挨拶まで普段の園での子どもたちの様子を見てもらえるように配慮していたことなどを思い出すと、幼稚園での先生方の姿勢が信じられないのです。
正直、うちは転勤族ですので、これから先も親の思うような園や学校を選ぶ時間的余裕は引越しのたびにないのです。(いつも辞令が出るのは1ヶ月前なので)
家庭でしっかりと娘たちの土台を築いていければ、たとえどんな環境でも良いほうへと自分で軌道修正できると信じて、日々子育て頑張っていきます。