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2024-03

『遊べる子、遊べない子』そして『友達との関わり』 - 2010.02.16 Tue

遊びについて書こうとすると、書くことは山ほどあるのだけど、普通の人が『遊び』と思っていることにたくさんの誤解していることがあるのです。
そして、誤解したままこどもを遊べない子にしてしまっているな~と感じることが多々あります。

今日はそんなお話です。








まず、このことは保育士など子育てのプロでもわかっていない人も多いのですが、「にぎやかし」と「遊び」は違うということです。

「にぎやかし」というのは僕がそういう行為を総称して呼んでいるだけで専門用語でもなんでもありません、例えば、CDやビデオなどで音楽をかけてこどもが跳ね回っていればそれでこどもが遊べていると思ってしまう人はたくさんいますが、そういうのは興奮させ刺激させればどうとでも出来てしまうことであって、こどもが「遊ぶちから」を使って「遊ぶ」のとはまったく別のものなのです。

そういうことが悪いわけではないですが、そればかりでは「遊べない子」(刺激がなくては遊べない子)になってしまいます。

男性保育士というと怪獣ごっことかでこどもを追いかけまわしたり、身体をつかったダイナミックな遊びをするものと思われがちです。まあ、そういうこともするのですが、それしか出来ないのだと虚しいのですよね、それだと自分は大きな刺激を発しているでっかいおもちゃに過ぎないのだといずれ気づくのですよ。

活発に元気に活動するそういうことも大切ではあるのですよ。それはそれでいいのですが、これとはまた別のレベルで遊びに取り組むことも必要なのです。

それはどういうことかというと、『能動的に遊べる』ということです。


刺激や興奮から遊ぶのは『受動的な遊び』といえます。
キャーキャー楽しくさせるだけなら実に簡単です。なんの能力もいりません。

しかし、集中力をつけたり、想像力をたくましくさせたり、こども同士で関わったりするには、こどもが自分から取り組み「遊ぶ」ということが大切です。


多くの人は今ひとつこの違いがわかっていないです。
むしろ簡単に楽しめているように見えることから、じっくり遊ぶことよりも「にぎやかし」を与えてしまいがちになっています。

以前コチラでも紹介したように、電気的な音や光の激しい玩具なんかもそういった意味で一種の「にぎやかし」だと思います。



<遊びの基本は一人遊び>
しばしば、1歳くらいの子をもつ親御さんでも、「うちの子友達とちゃんと関わって遊べてますか?」と友達と遊べているかどうかばかり気にする人がいます。
友達と関わることが遊びであるという認識がどうもけっこう多いようです。
そのために友達を作らなくてはと0歳の後半や1歳くらいから、必死になって支援センターや児童館に通う人もいますが、まあそれはそれで悪くないのですが、「遊び」という観点からするとまず大事なのはそれよりも一人でじっくり遊べることなんです。


実際の意味で友達と関わって遊びが展開するのはおよそ3歳前後からです。
だから3歳くらいから「ごっこあそび」などが活発にできるようになります。

それまでの2歳くらいでは、一緒に遊んでいるように見えて、実は個人個人の遊びをならんでしている「平行遊び」という段階だったりします。
もちろんその前の1歳くらいではほぼ完全な「一人遊び」です。

つまり、乳児期は「一人遊び」こそが重要ということです。
だから、この時期に友達と関わることばかりにこだわりすぎて、一人でじっくり遊ぶことをおざなりにしてしまうと返って遊べない子になることもあります。

もちろん0、1歳などでも友達と関わることもある程度あっていいのですが、そればかりでは集中して遊べなかったり、気が散り易くなったりで身につかないこともありますので、まずは「一人遊びが基本」ということは押えておきましょう。

そしてやはり友達と遊ぶ段階になっても、一人遊びがしっかりできなくては人と関わって遊ぶこともうまくいきません。そういうわけで0,1,2歳のときに「遊ぶちから」をちゃんとつけてあげることはとても大事なことになります。
だからこの時期に、「刺激の強い玩具」や過度の「にぎやかし」にさらすのは気をつけたいものです。

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関連記事

● COMMENT ●

はじめまして

足跡からおじゃましました。

興味深く見させていただきました。

私も子どもたちのために何か出来ることはないかと試行錯誤しております。

今は、発達障害のこどもために道しるべになれたらと勉強中です。

小2の娘と幼稚園年中の息子と小学校と幼稚園生活を楽しんでいます。

色々相談に乗っていただけたら幸いです。

どうぞ、宜しくお願いします。

のんのんさんはじめまして~

> 足跡からおじゃましました。
> 興味深く見させていただきました。

訪問&コメントありがとうございます。

> 私も子どもたちのために何か出来ることはないかと試行錯誤しております。
> 今は、発達障害のこどもために道しるべになれたらと勉強中です。

それはなかなかの心構えですね~がんばってください。

> 色々相談に乗っていただけたら幸いです。
> どうぞ、宜しくお願いします。

僕でよければ出来る限りのことはいたしますよ~。こちらこそよろしくお願いします。

No title

ご訪問ありがとうございます。

能動的行動・・・

大切ですよね。

行動分析学を基に授業をしている僕にとって、今回の能動的行動、受動的行動とは少し概念は違いますが、大切なことに間違いはありません。

よろしければ、一緒に勉強しませんか?


応援させていただきました。
m(_ _"m)ペコリ

あっちゃん先生さん


こちらこそコメントまで下さってありがとうございます。
応援ありがとうございます、これからもよろしく~。

No title

最近、このことでいろいろ考えてました。
1歳や2歳ってまだまだひとり遊びの時代だと思ってたんですが、いつもよく遊んでる1ヶ月2ヶ月後に生まれた子たちがいつも2人でキッチンセットで対面で座ってお店やさんごっこ的な感じをしたりしてて、それを横目に見ながら娘はひたすら一人で何かに取り組んでて、あんまりお友達とかかわりを持たないので、知識としてわかっていても実際にいつも2人で遊んでいるお友達を見ると2歳手前でもそんなことができるようになってくるものなのか・・・?と思い、ちょっと焦りを感じていました。
主人が小さいころいつも一人で遊んでいて保育園でも友達が少なかったと義母に聞いていてこのまま友達ができなかったら・・・とか。

でもやっぱりまだ2歳って一人遊びが重要な時期なんですね^^
改めて再確認できて安心しました。
最近、「○○ちゃん」と言いながら顔をのぞきこみに行ったりして少しお友達を意識しはじめたようですが、そんな感じで少しずつゆっくりでいいんだなぁ~と実感しました。

あと、ひとつ質問ですが、うちの娘、怖いくらいひとつのことに集中してるときがあるんですが(^^;)
おもちゃだけでなく、靴下とレッグウォーマーを私に脱がせて自分で履いてっていうのを10分くらい繰り返したり風船がたくさん入ってる袋から風船を取り出したり入れたりなんてことをひたすら繰り返してたり・・・・。
これも遊びのうちなのかなと思ってはいたのですが、あまりの真剣さに心配になってしまうことがあります。
袋から何かを出し入れしたり、靴下を脱いだり履いたりなんてことは子どもにとっては練習でもあり遊びでもあるとは思うんですが、あまりにも長い時間やってるっていうのはどうなんでしょう。
大人が考え付かないようなことを何でも遊びにしてしまう時期なんですが、ちょっと心配になってしまいました。

一人遊び

一人遊びって大切なんですね~☆
なんだか安心しました。

遊びに行ってもそれぞれマイペース。
おもちゃの取り合いはするもののそれ以外は自分の世界。
友達とよく「どのくらいになったら絡んで遊ぶようになるのかね~?」なんて話してみました!!
焦ることないんですね。そういう時期が今は必要なんですね(*^_^*)

まさにそう!!

「そうそうそう!!」と納得しながら読んでしまいましたー。
私が以前読んだ、本にも全く同じ事が書かれてありましたよ。
尚更、納得したという感じ。
うちの長男も3歳くらいまで一人遊び大好きでした。
家で夢中になって、集中して遊んでいる時は、私もそばにはいるけど、
声をかけないようにしてる時もありました。
そのせいなのか、本人の性格なのか分かりませんが、
彼には、ものすごい集中力と、人のお話を聞ける力があります。
(習い事の先生などによく言われます。)
今でも、園で一人で遊ぶ時もあれば、仲良しのお友達と遊ぶことがあるようで、私にそうお話してくれます。年齢に合った「遊び」は親もしっかりと知っておくといいですよねー。この内容、私のブログで取り上げていいですか?

さすがプロ!

一人遊びしていると逆に心配になっちゃう親御さんも
多いかもしれませんね。
僕もキャンプスタッフをやっていて
「子ども同士、集団の中でちゃんとかかわれているか」
に注目している方が多いし、それができるようになること
を参加の目標にしている方も多い印象です。

うちの子は妄想族なので
時間があれば、一人遊びにハマッてます。
「ひゅー」とか「どかーん」とか
裏声を駆使しながら(笑)

なるほど

乳幼児期から考える力を育ててあげる事は大切ですよね
思い返せば私はその時期の子供達に
刺激して、興奮させ喜ばせる事ばかりしていた気がします

『遊び』と『にぎやかし』が違うという事
なるほど!と思いながら読ませてもらいました

さっちんさんへ、ご質問の件

> 1歳や2歳ってまだまだひとり遊びの時代だと思ってたんですが、いつもよく遊んでる1ヶ月2ヶ月後に生まれた子たちがいつも2人でキッチンセットで対面で座ってお店やさんごっこ的な感じをしたりしてて、それを横目に見ながら娘はひたすら一人で何かに取り組んでて、あんまりお友達とかかわりを持たないので、知識としてわかっていても実際にいつも2人で遊んでいるお友達を見ると2歳手前でもそんなことができるようになってくるものなのか・・・?と思い、ちょっと焦りを感じていました。

↑むしろ、僕だったら一人で遊べている子のほうをあそぶ力がちゃんとついていると安心します。

> 主人が小さいころいつも一人で遊んでいて保育園でも友達が少なかったと義母に聞いていてこのまま友達ができなかったら・・・とか。

だいたいですが、4~5歳になるくらいまでは友達との関係よりも親子(とくに母子)のウエイトの方が圧倒的に多いです。母子の関係ができているなら何にも心配いらないですよ。


> 袋から何かを出し入れしたり、靴下を脱いだり履いたりなんてことは子どもにとっては練習でもあり遊びでもあるとは思うんですが、あまりにも長い時間やってるっていうのはどうなんでしょう。
> 大人が考え付かないようなことを何でも遊びにしてしまう時期なんですが、ちょっと心配になってしまいました。

ご質問の件ですが。集中して物事に関われるとても素晴らしい資質だと思います。
それを大切に見守ってあげることでこれから成長したときに大きく花開くのではないでしょうか。
もしかすると成長とともに、自分だけの世界に流入してくるデータ量が増えることで、そういう姿は消えていってしまうかもしれません。それはそれで自然だし、だからといっていまやっているその力が無駄になったわけでもないと思います。自分の世界をもって物事にじっくり取り組めるのは与えたくてもなかなか与えられるものではないほんとに素晴らしい資質ですよ。

しかし、心配になってしまうくらいということならば僕が思いつくのは2つあります。その様子を実際に見たわけでないので一般論として聞いてください。1つは自閉的傾向です。自閉症の特徴の一つで周りのことも気にならなくなるくらいの極度に集中する姿があります。さっちんさんならわかると思いますが、これは他に思い当たる症状とかがなければ該当しないと思います。またブログ読ませて頂いた様子なんかから考えてもおそらく違うだろうとは思いますが。
あとは性格的に「こだわり」がとても強い子に見られることがあります。別にそれが悪い性格とかそういうわけではないです。それはそれで尊重すべき資質です。しかし、このこだわりの強い子の場合気をつけたいのが、「変なこだわり」を持たせてしまうことです。抑圧が多かったりすると「変なこだわり」グセになって大人を困らせるようなことがあります。そうならなければなんの問題もありません。
思いつく範囲でのことなので、ぜんぜん見当はずれの答えなのかもしれません、どちらにも該当しないのならなんの心配もないと思いますよ。

あさみさん

> 一人遊びって大切なんですね~☆
> なんだか安心しました。

そうなんです、本当に大切ですよ。
まず必要なのは「親子の良い関係」(特に母子関係)
それがあってはじめて「一人遊び」が成立します。
友達関係はこの二つが出来ていれば、おまけみたく成長とともについてくるものなんですよ。

> 焦ることないんですね。そういう時期が今は必要なんですね(*^_^*)

そうですよ~その時期になにをすべきかはこどもが一番良く知ってますからね、あせることなんかないですよ。

ちえっつママさん

> 私が以前読んだ、本にも全く同じ事が書かれてありましたよ。
> 尚更、納得したという感じ。

世間では一人で遊べることよりも、友達との関わりを重視するむきが強いので、ちゃんと研究している方なんかはやはり同じように感じているのでしょうね。

> うちの長男も3歳くらいまで一人遊び大好きでした。
> 家で夢中になって、集中して遊んでいる時は、私もそばにはいるけど、
> 声をかけないようにしてる時もありました。

そうそう、そのこどもが自分の世界をもって遊べているとき、しっかり見守るっていうのはとても大事なことですよ。

> そのせいなのか、本人の性格なのか分かりませんが、
> 彼には、ものすごい集中力と、人のお話を聞ける力があります。

本人のもって生まれた良い資質と関わり方がそうやって実を結んでいるのでしょうね~。


> 今でも、園で一人で遊ぶ時もあれば、仲良しのお友達と遊ぶことがあるようで、私にそうお話してくれます。

一人でしっかり遊ぶ力のある子は友達ともきちんと関われるのですよね。

年齢に合った「遊び」は親もしっかりと知っておくといいですよねー。この内容、私のブログで取り上げていいですか?

ほんとうに、その時期にあった遊びは大切ですよ。
どうぞ、こんな内容でよければご自由にお使い下さい。
こちらこそありがとうございます。

素が屋さん

> 一人遊びしていると逆に心配になっちゃう親御さんも
> 多いかもしれませんね。
> 僕もキャンプスタッフをやっていて
> 「子ども同士、集団の中でちゃんとかかわれているか」
> に注目している方が多いし、それができるようになること
> を参加の目標にしている方も多い印象です。


どうしてなんでしょうね。自分の遊びがしっかりできていればなんにも問題ないのに、関わりのほうばかり注目されていますよね。ほんとどういうわけなんだろ~。


> うちの子は妄想族なので
> 時間があれば、一人遊びにハマッてます。
> 「ひゅー」とか「どかーん」とか
> 裏声を駆使しながら(笑)

そういう、自分の世界をもってあそべることが、こどものこどもにしか出来ない素晴らしいことだと思うのですよ。
そういう子はきっと伸びるといつも思います。

ヨッシーさん

> 乳幼児期から考える力を育ててあげる事は大切ですよね
> 思い返せば私はその時期の子供達に
> 刺激して、興奮させ喜ばせる事ばかりしていた気がします
>
> 『遊び』と『にぎやかし』が違うという事
> なるほど!と思いながら読ませてもらいました


訪問&コメントありがとうございます。
これからもがんばって更新していきますので、また来てくださいね~。

No title

できた気でいる2歳児はまさに我が家のことです。(笑)
5歳児長男の姿を見ているだけでやっている気になっておなじものを欲しがる・・こまった星人ですが、それもまた一人の世界を充実しているのがまた面白い。

おっしゃるとおり、3歳くらいになればお友達ひとりくらいはいないものかと心配したものですが、4歳になればお友達沢山いてる、〇〇クン、〇〇ちゃんと遊んでると教えてくれます。結果として心配いらないということがわかりました。

されど当事者であったときは気になりますよね。こういう内容は常々送り続けていかないといけないのかもしれません。
安全場所を先に確保しないと次には進めませんから。

ぴよままさん

> おっしゃるとおり、3歳くらいになればお友達ひとりくらいはいないものかと心配したものですが、4歳になればお友達沢山いてる、〇〇クン、〇〇ちゃんと遊んでると教えてくれます。結果として心配いらないということがわかりました。

こどもはそのときするべきことをちゃんとやるので、大人が余計な先取りをしてい心配することないのですよね。まあ、そうわかるのは確かに結果をみてからなんですけどね~(笑)

もし良ければアドバイスをお願い致します!

保育士おとーちゃん様
初めまして!3歳3ヶ月の息子を持つ母親です。色々検索していたらこちらのブログにヒットし、大変共感を持ったのでコメントさせて頂きました。現在息子の事でとても悩んでいます。もし宜しければアドバイスやヒントを頂けたら幸いです。私の息子(現在一人っ子)が一人遊びをせず、常にママと寄ってきて、幼稚園では縦割りなので年上の人を好んで遊んでもらっているようです。また同い年の子供と遊ぶ機会があっても楽しく遊べず困っています。一人遊びがもっと上手く出来たら同い年の子供達とも楽しめるのでは・・と感じていて、保育士おとーちゃん様のこのブログに出会い大変共感しました。一人遊びをしない原因があるとは思うのですが、色々考え興味のあるおもちゃを与えても飽きてしまいすぐママと寄ってきて来てしますのです。「基本は一人遊び」とおっしゃることが大変納得できます。息子をこれからお友達と仲良く遊べるように、まず一人をしっかり出来るように働きかけたいのですが、何かアドバイスやヒントを頂けたら幸いです。このままほって置いても何も変わらないので何か専門家の方の意見が聞きたいです。長くなりましたがどうか宜しくお願い致します。

よっくんママさん

よっくんママさんはじめまして。

ご相談の件ですが、自分一人では遊びが長続きしないとしても、お母さんに相手をしてもらったりそばにいるときならばそれなりに遊べるのかな?
また幼稚園にいるときならば年上の友だちと一緒にいたりすれば、大人に依存するわけでなくて遊んでいられるのかな?

落ち着きがぜんぜんなくて遊びが手につかないとか、強い刺激に慣れきってしまっていて自分一人で遊べないというのでなければそんなには心配することもないとおもいます。

幼稚園や保育園など子供の社会の中でそれなりに遊べている子供でも、親が近くにいるときだと依存や甘えをだしてなかなか集団のほうに脚を踏み出せないというのはよくあることで、また自然なことでもあります。
もちろん全然平気な子もいるのだけど、それはまた子供の個性というものなので違いがあるのもおかしなことではありません。

幼稚園にいる間中、ずっと泣いてばかりで遊びも手につかないというのであれば困ってしまうけど、大きい子についていきながらでも遊べているのならだんだんとこれから慣れていくことでしょう。

3歳というのはようやく社会性が芽生えてくる年です。とはいえまだ3歳なったばかりでは練習期間のようなものです。ちょっとずつ子供の集団・社会をみたり触れたりするなかでだんだんこれから慣れていけばいいわけです。

幼稚園へは昨年の4月からいっているのかな?
子供の成長は戻りながら進むものなので、順調にすすんでいたようでまたちょっと甘えが強くなったりする時期もあります。そうやって確かめながら進むみたいです。多いのは2~3歳くらいと5~6歳くらいでそういった戻って確認する時期があります。

また、幼稚園で頑張っている分お母さんといるときは甘えたい、依存したいという気持ちがあるのかもしれません。
子供はそうやって頑張った分を受け止めてもらい、それを受け止めてもらえたと安心し確認することができると、次の段階へと進む姿もあります。


そういったことを踏まえて一人遊びということについてみていくと、大人ができることはまずは「あ~~そうなんだ~」です。

これはなにかというと、「子供の姿(現状)の肯定」です。
「このままじゃ困る」だとか「子供をどういう風にしなければ」という姿勢で大人がいると、大人の思いとは裏腹に子供はなかなか前へ(成長の次の段階へ)進めなくなってしまいます。

「あ~そうなんだ~あなたはいまこういう姿なんだね」と大人がその様子を認めて肯定してあげると、子供は大きな安心感を得られます。不思議なことにこういった大人の微妙な気持ちのあり方というのは口に出さずとも子供に伝わっています。

なのでまずは「あ~そうなんだ~」というところから出発します。
このことは今回のことに限らず今後でてくるであろう様々な子育ての場面でも同様です。

子供の成長に早いゆっくりの差はあれども、今の様子がずっと続くわけではないですよね。
オーバーなようですが今の姿が二十歳になっても続いているとは誰も思わないですよね。
つまり今の発達段階でそういった姿がでている一過性のものにすぎません。なのであせらず子供の個性に応じて対応していけばいいわけです。

「あ~そうなんだ~」と現状を受け止めたら、次にどうすればいいかが自然と見えてきます。
お母さんのところに来て安心できるのならば、そうすればいいのです。
お母さんが相手をすることで遊べるならば、相手をしてあげればいいでしょう。
時に相手をしても遊べず甘えるばかりになってしまうこともあるかもしれません。
そのときはそういう姿なんですね。「あ~そうなんだ~」とまずは受け止めていって、そういう経験を積み重ねていくと、きちんとお母さんは受け止めてくれるんだという自信・安心感を自分のなかに獲得して、ちょっとずつ依存せずとも過ごせたり、お母さんの近くでひとり遊びができるようになったり、だんだんと離れていくことができるようになっていけます。
また心の成長も月齢が増えていくにつれて、だんだんとそういうことに追いついていくのでそれがさらに可能になっていきます。

ただ心の成長というのは年月が経てば勝手に獲得されるかというと必ずしもそうではなくて、親が過干渉で過保護だったりすれば、簡単にその成長を遅らせたり阻んだりしてしまいます。
なので、甘えたいという子供の気持ちを受け止めることは大切なのだけど、それが過保護過干渉になってしまっては子供はなかなか成長できません。なので甘えたい気持ちを受け止めることを、過保護過干渉や「甘やかし」と混同してしまってはよくありません。

ひとり遊びができるということは、ある部分では子供の心の「自立」と密接に関わっているわけですから、そういった心の成長を促すことも関連してきます。
生活の中で、子供が自分でできることは、親がすぐ手をだしてやってしまったりせず自分でやるようにしていくことなどで大いに違ってきます。

自分でやらせようとしてみても、甘えたかったりまだうまくいかなくて「できない~」などということもありますね。こんなときも「できない~」と言われたから手伝うのではなくて、「そういうときは手伝ってねっていうんだよ」と言葉がけして子供自身に「てつだって」と言うようにしていくだけでも、それの積み重ねで子供の心の成長はまったく違う様子をみせてきます。

そして、なにかできた時に認めたり・褒めたりするのも大切なことです。
また別になにかできたときでなくとも、認めたり共感したりすることをたくさんしていくといいです。
「今日はたくさんご飯たべられたね~」「泣かないで起きられたね」「お空がきれいだね~」などなんでもいいです。
そうやって認められたり、共感していく経験はその子の「自信」につながります。

この「自信」の蓄積がたっぷりあるようになると、子供は自立する気持ちがだんだん高まっていけます。
つまり今回のことで言えば、親に依存せずとも自分で遊ぶことができるようになっていけるわけです。
もちろんそれだけでなく生活や遊び・関わりたくさんのところで、そのことはよい影響をみせるでしょう。

幼稚園にいっているということは排泄の方は、夜尿も含めてもう完全に自立しているかな?
そうであれば、心の方の自立もこれから月日を追うごとにどんどん進んでいけるはずです。
もしまだときどき夜尿などあったりするようであっても、そうやって認めたり共感することを重ねて行ったりすることで心の成長が促されてそれらもなくなっていくはずです。

子供の行動・成長発達というのはこのようにいろんなところがつながっています。
なので「遊び」についての質問でしたが回りくどい説明になってしまいました。


遊びそのものの具体的なところでいえば、「見守り」ということをちょっと意識してあげるといいかもしれません。
お母さんのそばでもいいので、自分でなにか遊びだしたとします。
離れたところでひとり遊びをしていても同じなのですが、子供はそういったときに必ず大人の顔をみて確認することがあります。

子供というのは常に野生動物のように安心・安全を求めています。そしてそれを保障するのは大人の存在です。
なので大人を振り返って、ここでこのまま遊んでいていいのかどうか確かめます。

このとき大人が自分をみてくれていて、笑顔をみせてくれたりうなずいてくれたりすると安心して遊びをそのまま続けられます。
しかし、このときぜんぜん子供に注意を払っていないと感じてしまうと、子供は遊び続けずに大人の方にきたり、騒ぐことで大人の注意をひこうとしてしまいます。

なので子供が遊びだしたら、見守ってあげます。
多くの子はたいてい2回大人を振り返ります。心配しょうなこどもだと3回4回と振り返ったりもするけどね。
このとき笑顔でウンウンとうなずいてあげることが、子供にじっくりひとり遊びを続けさせるコツです。

これを積み重ねていくと、そのうちに大人を振り返らずとも最初から安心して遊び続けられるようになります。

個人差はありますからこの通りになるかどうかはわかりませんが、まあ子供というのは放っておいても親から自立していくものですから、やっきになってせずともできる範囲でしていってあげればいいかと思いますよ。



アドバイスありがとうございました!

保育士おとーちゃん様
早速丁寧なアドバイス、お時間を頂戴して申し訳ありませんでした。一つ一つじっくり読ませて頂きました。思い当たる節が沢山あり、保育士おとーちゃん様のアドバイスは大変救いの手となり、私の気持ちがとても軽くなり、和らぎました。感謝の気持ちで一杯です。

息子は昨年の11月から入園しました。満3歳保育の幼稚園で海外に住んでいる為、先生に色々相談しても言い回しがアバウトでよく分からなくて悩んでいました。この度はお力添え本当に嬉しかったです。
息子はまだ集団行動が苦手で、自分の興味の無い授業の時は席を立って注意されてる状態で、排泄の方はなんとか出来るようになりました。夜はまだオムツをしています。
でも息子は毎日幼稚園が楽しい、楽しい・・と言って通っています。何もかも新鮮で楽しい様子です。言葉も分からないので嫌がるかと思い心配もしましたが、抵抗なくやっているので良かったですが。現在入園して3ヶ月目になり、息子の自立心が芽生えだすのもこれからなのかなと思いました。

一人遊びの件、アドバイスを頂いたように少しずつスタートしていきます。保育士おとーちゃん様のアドバイスで色々自分なりに感じることがあり、今度の育児にプラスさせていただきたいと思います。ありがとうございました。

それでは、保育士おとーちゃん様のような素敵な先生に出会えて大変嬉しく思い、我が家も保育士おとーちゃん様の生徒になりたい気持ちで一杯です。本当にありがとうございました。こちらのブログの過去の記事も少しずつ読ませていただき、勉強したいと思います!

よっくんママさん

そうでしたか、海外からでしたか。それで月齢と幼稚園の関係が納得いきました。
海外での子育ては文化の違いや、頼れる人が身近にすくなかったりなどもあるので難しいこともおおいですよね。

楽しんでいけているのならば、今後多くの経験が身になっていくのでだんだんといろんな面での成長がみられると思います。
あせらず無理せず子育てを楽しんでいってください。

はじめまして

はじめまして。次男3歳のことで悩んでいたら、このブログを見つけました。
次男3歳なんですが、まさに遊べない子になってしまっています。
 外は大好きで三輪車や石や虫・・色々遊んでくれるのですが、家ではおもちゃでほとんど遊びません。一緒に遊んでいても途中で止めてしまったり、6ヶ月の赤ちゃんがいるのですが、すぐちょっかい出しに行ったりと・・・。
 兄(6歳)が帰ってきたら一緒に遊びますが、積み木やお絵かきなど見ているだけとかの方が多く、一緒に遊ぶとなると戦いごっこになってしまいます。
絵本はわりと好きで良く読んで欲しいといいますが・・・

考えてみれば、1才から2才半くらいまで家にゆっくりいることがあまりなっかたです。
 公園に行くか、買い物に行くか、友達の家に行くかで・・・
昼からは兄が外に行きたがるので外遊び、夜は、兄に積み木、壊さんといてーとか言われて、私に甘えてくる・・・って感じでした。
  本当にごめんねーって思っているのですが・・・
遊べないことに気づいてから、(半年くらい前)家にいるようにとか、一緒におもちゃで遊んだりしているのですが、なかなかうまくいきません。

春から幼稚園に入園するので、家でゆっくり遊んであげれるのも少なくなります。 何かいいアドバイスありますか?

もうこのまま遊べない子のままでしょうか?

本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

滝 未央さん

滝 未央さん、はじめまして。

そんなに気にやむこともないかと思いますよ。

この記事は、一般の多くの人が刺激などにのせられて子供がはしゃいでることと能動的に遊ぶことの違いをわかっていないことから、刺激ばかりを与えるのではなく能動的に遊べるようにしていったほうがいいですよ、という趣旨で書いたものですが、じゃあちっとも落ち着いて遊ぶことができないかとそのこが適切な育ちを得られないとか、どうにかなっちゃうとか必ずしもそんなことはないわけです。

なかにはもともとじっと落ち着いて遊ぶことが性に合わない、そういう気質の子だっています。
しぜんと男の子のなかにはそういう傾向があります。

また滝未央さんのところはすでに上にお兄ちゃんがいたわけで、どうしても活発な刺激の多い環境だったわけでそれは自然なことです。

とりたてて多動な傾向とかでなく、単に落ち着いて遊ぶ時間が短いという程度でしたら、今後幼稚園で様々な経験や遊びをしていくなかでいろいろと学んでいけるのではないかと思います。


もしなにかアプローチをしたいと思うならば、遊びや生活の中で「認める」言葉をかけていってあげるといいです。
いまお子さんのなかには、遊びというものが戦いごっこなどが中心でどういう遊びをするとお母さんが喜んでくれるかといった価値観はないわけです、なので子供自身の中にそういった価値観を持たせてあげればいいのです。


なにかちょっとでも得意だったり好きだったりする遊びがあればそこから認めて行ってあげます。
立派なことができたからでなくともいいのです、ちょっとしたことを認めていくことを積み重ねます。
例えばミニカーをちょっとでも集中して遊んでいたら、そのことについて「認めて」いきます。

なんでもいいのですが、「さっきはずいぶん上手にミニカーであそんでいたね」
「そこがおうちで、こっちがお店なんだ、よく考えてるね~」
「ずいぶんたくさんなられべられたね、かっこいいね」
「ミニカーしまったんだ(たとえちょっとだけでも)えらいね~」


など、ちょっとでもいいんです。すごいことができる必要もないんです。ただやっていることを「認める」この繰り返しで、「自然なモチベーション」を遊びができることはいいことなんだという新たな価値観ともに子供の中に作っていくことができます。

うまく遊べることだとか片付けられることだとか目に見える「できること」を目的にするのではなく、こういうことをすると大好きなお母さんは認めてくれるんだというモチベーションをちょっとずつ大きくしていくことで、すぐに結果はでないけれども子供の中でいろんな力になっていけると思いますよ。

絵が好きなら絵でもいいし、べつに好きなことでなくともなんでもいいです。もちろんありとあらゆることを認めたっていいです。
おりがみをただぐちゃぐちゃにしたような大人から見たらゴミみたいなものだって、「これなにつくったの?」ときけば子供はなんだかんだと言います。そのときに「へ~そうなんだ~」と認めていくだけでも、ちょっとずつ子供の取り組む力を養っていけます。

まあ、最初にも言ったようにじっくり遊べないから悪いということでもないので、無理せずできることだけでいいと思いますよ。

ありがとうございました

ありがとうございました。
認める事さっそくたくさんしていきたいと思います。
 またブログ読んで勉強します。
また何かあれば相談にのってください。

No title

先日、おとーちゃんさんへの相談を打っていた途中で、こちらのPCに不具合が生じ、送信されたか否かわからなくなってしまったので、再度送信させていただきます。重複しておりましたら、スルーしてください。

改めまして、こんにちは。
毎回、おとーちゃんさんの記事を、私の子育ての道しるべとして
拝読しております。

私には、現在1歳9か月になる娘がおりますが、
全くと言っていいほど一人遊びができません。
児童館などに行くと、他の子が使っているおもちゃを
取り上げるか、遊びの邪魔を延々としています。
私が仲裁に入っても、奪ったものを頑なに返さない、
もしくは他のターゲットを見つけるだけで、一向に収まりません。

うちの中では、テレビや電子音のおもちゃは一切排除しています。
私が気に入って購入した積み木などのおもちゃや、お絵かきは、
いくら誘っても遊んでくれません。
かろうじて、以前から絵本は読み聞かせていたので、
一人でも絵本を楽しめてはいるようです。しかしそれにも飽きると、
何度でも授乳を求めてきます。
普段から「認める」声がけはやアイコンタクトはよくしています。

一方外では、前述にも書きました通りです。
明らかに読む気のない絵本を片手に持ちながら、他の子達をちらちら見つつ、
すきあらば横取りばかりしています。それに飽きるとおっぱいばかりです。

なぜうちの子は一人遊びができないのか。ずっと悩んでいました。

そしてこの記事を読み返したときに、なるほど合点がいきました。
人との関わりを持たせようと、生後半年くらいから、
児童館やフリースペースに毎日通いづめでした。
今思えば、母娘がしっかり向き合って遊ぶ時間が持てなかった
ように思えます。
なんともったいない過ごし方をしてしまったんだろうと
非常に悔やまれます。
私自身が、コミュニケーションが苦手なために、娘にはそうなってほしくない
という思いからしていたことが、真逆に作用しているように思えてなりません。

今後いままでの時間を取り戻すべく、娘の好みに合ったおもちゃを
探すのはもちろん、家でじっくり二人で遊ぶ時間を設けるよう
努めたいと思います。

ただ、子育てしていて思うのは、母親である私の関わり方に
よって、娘はいかようにもなってしまうことが怖くてなりません。
主人曰く、「そこが子育ての面白いところ」とのことですが、
私にはそうはどうしても思えないのです。娘は可愛いです。
心の持ち様等をアドバイス頂ければ幸いです。

まとまりのない長文になってしまい、申し訳ありませんでした。

ぞうままさん

コメント拝見しました。

まだ2歳にもなっていないということですから、まだまだ如何様にも子供は変わっていけますよ。
これがすでに大きくなっていて、落ち着きがなくて遊べない、他児に乱暴ばかりするとかいう状況だったらなかなか対応は大変かもしれませんが、まだまだお子さんの中にはなにも固まっていない段階ですから、いまからでも母子で向き合った関わりや遊びをたくさん重ねていけば、きっと自分から遊びに取り組める姿などでてくることでしょう。

ご主人のおっしゃるとおりほんとに「そこが子育ての面白いところ」です。
心配とのことですが、大事なのは子育てをうまくできるかどうかではないんですよ。

ほんとうに大事なのは「子供を可愛がれているかどうか」です。
ただそれは大人が自分で思っているだけでは足りなくて、子供にそれが伝わっていて初めて意味があるのだけどね。

それさえできていれば、子育て自体はとことん下手でも、子供はまっすぐ育っていけます。


遅ればせながら

コメントありがとうございました。
おとーちゃんさんに、背中を押していただいた気がします。

「それさえできていれば、子育て自体はとことん下手でも、子供はまっすぐ育っていけます。 」

↑↑↑何だか笑えて、私自身肯定してもらえたようで嬉しいです。
もう少し、肩の力を抜きつつ、でも大人として毅然として、愛情を伝えていきます。

No title

保育士おとーちゃんさんこんにちは。私もほかの皆さんのように興味深く記事を拝見させていただきました。
2歳1ヶ月になる男の子(一人っ子)のことでご相談があります。
一人遊びの重要性については以前から私も感じていたのですが、うちの子は一人遊びをほとんどせず、私が家事をしているととにかく「行かないで」と泣いてみたり、台所では何度行ってもガスコンロなどを触るのでキッチンゲートをしているのですが中に入れてもらえないとキッチンのカウンターからいろいろなものを投げてきたり、いすを使ってよじ登って水道の蛇口を開けて水を出したりなど困ったことばかりをします。
家事がひと段落して相手をしてあげてもおもちゃで遊ぶわけではなく(たまに積み木を積んだりもしますが、ほとんどしません)、ふらふらと家の中を歩き回ったり、高いところ(ダイニングテーブルなど)に上ろうとしたり、棚の中の物を引っ張り出して散らかしたり電話のボタンやインターホンのボタンを押して大きな音が出るのを楽しんだりしております。絵本は好きなので読むことはありますが、後は大人の読む雑誌をじー、っと見ていたりしておもちゃで遊ぶ時間は本当に少ないです。それでも出来るだけいいところ見つけたらほめるようににしていますが、褒められても喜んでいる様子はありません。
2階にいくにも抱っこをせがまれたり、本当にべったりで、私の愛情不足なのでしょうか?
ちなみに家の中には音の出るおもちゃは置いていません。出来るだけ、木のおもちゃだったり、手作りおもちゃなどを置いています。
また2歳になってもまだなんでも口に入れてしまうのが気になります。外にはく靴などもかじるので本当に困っています。
食事も未だに手づかみで、着替えも自分でやらせようとすると、「いやだ」といいやってくれません。
外に行くのがすきなので、連れてはいくのですがほかのお友達やお母さんに圧倒され固まってしまい、なかなか自分らしく遊ぶことが出来ません。少しずつその場に慣れても私以外の人にかかわろうとせず、ふらふらと歩き回ったりすることが多く、同じ月例の子供と比べるとなんだか辛くなってしまいます。
支援センターに行っても、窓から見えるショベルカーや、トラックの音にすぐに反応し窓から何かを見ていることが多く、おもちゃで遊ぶことはほとんどしません。きっと能動的に遊ぶことより、何かを見ているだけ、というほうがすきなのかもしれません。テレビなどは平日は天気予報くらいしかつけず、週末は主人が見るテレビを一緒に見ていますが、何時間もつけっぱなしという状況ではありません。
この前、本当に心配になり、市の発達相談に行きましたが、知能検査の結果は特に異常はありませんでした。
しかしこのままこの子は物事にじっくり取り組むことが出来ずに学校に入っても勉強がついていくことが出来ないのではないかと思うと心配でなりません。私のほうも心配のし過ぎでついついいらいらしてしまい、最近は一緒にいるのが本当に辛いんです。できるだけ子供の前ではそういった様子を見せないように気をつけていますがもう精神的に疲れてしまって限界です。本当に母親として子供に申し訳ないし、私が育てているからこの子は幸せになることが出来ないんじゃないかとも思います。
長い文章でまとまりがなくて本当にごめんなさい。
保育士おとーちゃん先生に何かアドバイスをいただけたら幸いです。よろしくお願いします。

No title

こんばんは。
前回はチックのことでご回答ありがとうございました。
あれからどうやら症状はおさまったようです。
大きな声で怒鳴った時に、びくっとしていたので、あれがショックだったのかなと娘にも「ごめんね」と謝りました。
アドバイスのとおり、一過性だったようでほっとしています。

こちらのブログで「遊び」の重要性を知って、特にこの記事を読むたびに、マイペースな娘に照らし合わせていたのですが、またお聞きしてもいいですか。

プレーパークという外遊びの催しものに娘(2歳0カ月)を連れていきました。
見学の予定だったのですが、ビニールプールを見つけると、入りたくてたまらないみたいで、結局参加することになりました。
おむつ1枚になって、ビニールプールに入って、バケツで水をすくうだけですごく楽しいみたいで、夢中になって遊んでいました。
最近、水にすごく興味があるようだったのでとてもうれしかったみたいです。結局約2時間くらい、ずーっとそこで遊んでいました。

催しのスタッフの方には元保育士さんなんかもいらして、夢中で遊んでいる娘を見て「こういうふうに熱中しているときは声をかけないほうがいいよ」と言われて私もずっと見守っていたのですが、とにかくマイペースなんです。ほかの子が来てもあんまり興味ないみたいだし、ほかの子は来てもまたほかの場所へ行ったりするのに娘はどーんと座ってひたすら遊び続けます。
本当に楽しかったようで「帰ろうね」と何度も言っても「いや」と言ってプールを撤収するまで遊んでいました。
帰っても「じゃーじゃー(水遊び)楽しかった」と言っていたのでよほど楽しかったみたいです。

最近、積み木にも興味が出てきたみたいで、一人で何かを積んだり、一人遊びの時間がふえてきました。
それはそれですごくうれしいんですが、いつも娘と遊びに行くと一人の世界に入っているので、よその子やよそのお母さんとあんまり触れ合うこともありません。

「一人遊びができる子はほかの子ともかかわれるようになる」とおとーちゃんさんは、よく書かれていますが、一人遊びが好きということが、年齢が進んでほかの子とかかわる際に、どんなふうにプラスになっていくんでしょうか。
今の段階ではほかの子とかかわっていくのがあまり想像できないんですが、そういう時期がくるんでしょうか。
積み木でいろいろ作り出したりして、私としては自分の世界ができているようですごくうれしいんです。
反面、今日もほかの子は斜面をきゃーっと滑って遊んでいるのに、全然見向きもせず、もくもくと遊び続けるので本当にマイペースだなと思いました。

このままずっとこれでいくならこれも個性ですが、こういう姿が、いつか人とのかかわりにいいふうに影響していくとしたらそれはすごくうれしいし、楽しみです。
たくさんのお子さんを見ているおとーちゃんさんにお聞きしてみたいです。
よろしくお願いします。

困ったお母さんさん

個別的な内容なので、あまりどうすればよいかということは言えませんが、まず言えることは自分を責めたり他児と比べることはないということです。

発達相談にいったとのことですが、知能検査などではわからない種類のなんらかの要素というものもあります。
いろいろな点から、なんらかの遅れなどが見つかるよりも、そうしたはっきりとはなにかわからないけれども、育てにくさを感じるとか通常の対応ではすこしも思い通りにならないというケースの方が対応が難しいということがあります。

こういうものを広い意味で「発達障がい」といいます。
これについてはいま執筆中ですので、近いうちにブログの記事としていくつか載せていく予定です。

これらのなかには、専門家がみてもすぐにはわからないもの。
わかったとしても、明確に病気や障がいというものでもないので、それが個性や育ちの範囲なのか、それとも長きにわたって続くものなのか、どういう対応がよいのか、どうしたら改善するのか、いつまで続くのかということがちっともわからないものもあります。

発達障がいであるかそうでないかは別としても、お子さんが一般的な対応でそのとおりにはならないという個性をもっていることは困ったお母さんさんが感じられている通りだと思います。

それは決して困ったお母さんさんの対応が悪いとか、愛情が不足しているからという問題ではありません。
そういった個性を持っている子というのは少なからずおります。

なので自分を責めたり、他児とくらべるのは意味がないどころか、より精神的に母子ともに追い詰めてしまいかねませんので、そうはしないほうがいいと思います。


もともと子供の成長にはばらつきのあるものです。
2歳になったばかりという現状では、一人で遊べないとか、フラフラしている、他の人がいるところでは固まってしまうなどは、どんな子にもあることです。

もしかすると、それは年齢的な成長と共に問題にならない程度の、単なる気にしすぎということなのかもしれません。


当面できることは、「しつけ」や「道徳」「一般社会のマナー」などを気にしすぎて子供にかかわらないということだと思います。

成長に強い個性を持つ子供を持った親ほど、他児と同じようにできないことを気にして、そういったしつけなどにこだわり、より子供の行動を悪化させたり、親自身のストレスとしてしまったりということがあります。

であるならば、あせらない・比べない・理屈や正論で育てないでじっくりと子供の成長を見守るようにする必要があります。

他児と関わらせることで、子供の成長を高めようと率先してそういう場につれていって、親や子供のストレスを増やすなんてことも多いです。

子供がそういう場が好きならばそれはかまいませんが、無理をしていくよりも、子供の今ある姿を肯定してあせらずのんびりと成長を見ていくのがいいと思います。

それでまずはお母さん自身の精神的なしんどさを軽減していく必要があるでしょう。


それでもまだ行動面などで、対応が大変という部分があるならば、家族で育児の負担を分担するようにしたり、保育園の子育て相談や、一時保育、園庭開放などを利用したりして関わり方のアドバイスをもらったり、見てもらうことで育児の負担を軽減したりしていくのもいいでしょう。

様子をみていっても、やはり行動や発達面で気になる点があるならば、医者(小児神経科・児童精神科)や臨床心理士、作業療法士などの専門家に見てもらうことでも、対応の道筋がみえてくるかもしれません。

しかし現状の2歳になったばかりでは、まだどこでもはっきりとしたことはわからない可能性も高いです。
もともと、発達面のことははっきりと言えないことが多いので。

しかし、こういった個性の強い子に対する関わりは、その子にあった対応をすることで多くの部分ですんなりともっていけるような対応があることもあります。

すこしまえに返信したちびまるさんへのコメントでは、アスペルガー関連の本を参考として紹介しましたが、困ったお母さんさんのところは個性の傾向がよくわからないので、まずはそのへんを見極められるようなものを一応紹介しておきます。

『気になる子の育て方』 木村順 監修 成美堂出版

発達に関するものは、明らかになるのが早くても3歳くらいからなので、こういう本の多くもあまり乳児に対してのことは書かれていません、むしろ学齢期向けがほとんどです。現在の2歳という時期では、あまり参考になるかどうかはわかりませんが、今後の子供との向き合い方のヒントくらいにはなるかもしれません。




No title

丁寧に返信していただきありがとうございました。
さっきも洗濯物を干している間、抱っこをしてもらえなくて火がついたように泣き叫び、疲れきって寝てしまいました。
私自身、子供の相手をするだけで心身疲労をしてしまい、どうしていいかわかりません。 今もただただぼー、っとしています。
これから先どうしていいかもわかりません。何かの障害があるのではないかと思うと、本当に将来が不安だし、自分自身孤独な気持ちでいっぱいです。
先生から紹介していただいた本を今度よんでみたいと思います。
ありがとうございました

さくらさん

>反面、今日もほかの子は斜面をきゃーっと滑って遊んでいるのに、全然見向きもせず、もくもくと遊び続けるので本当にマイペースだなと思いました。

こういう姿があるのはとても素晴らしいことです。

周りに影響されず自分の遊びを続けられるということは、本当にその子の遊びの世界があるということです。

遊びの世界を持っていられる子は、子供同士で関わって遊ぶようになった頃には、同じ様に遊びの世界がある子と今度は遊びの世界を共有して遊ぶことができます。

例えば、ままごとなんかをきちんと意思疎通して楽しめるのです。

なかには同じままごとに混ざっても、自分の遊びを持っていない子は、そこで一緒に遊んでいるように見えても、同じところで並行して遊んでいるだけだったり、やりとりが一方通行だったりします。

それでもそういう子にとっても、遊びの世界を持っている子の遊びというのはとても面白そうに見えるので、その子の遊びに混ざりたがります。
子供の方から寄ってくるわけです。
そうやって、その子も遊び方を学んでいけるので、遊べる子からとてもいい影響をもらえます。


保育園でも遊びのあんまり上手でない子の多いクラスを担当したときなど、遊べない子の相手ばかりをするのでなく、その中でも比較的遊べる子の遊びをもっと上手にしてしまって、ほかの子にも遊べるようにしていくということをすることがあります。


また、「遊べる」ということは、遊び以外にも子供の育ちのいろんなところへ影響していきます。

例えば、しっかり遊べる子はそれだけ頭もしっかりつかうので、言葉や物事のいろんな理解・認識も進むし、頭を使うと疲れるので昼寝や睡眠もよくするようになったりします。

指先や身体をしっかり使うことで、頭や当然身体の成長にも良い影響があるし、情緒の安定などにもつながっていくでしょう。

多くの全般的な経験も培われますし、ままごとなどが食事につながるように、生活面へのフィードバックというものも遊びの中にはあります。

書いていくとキリがなくなっちゃうのでこの辺にしておきますが、子供にとって遊びというのはそんな風にとても重要です。

ありがとうございました

おとーちゃんさん、こんばんは。
いつものようにあたたかいアドバイスをありがとうございます。

>周りに影響されず自分の遊びを続けられるということは、本当にその子の遊びの世界があるということです。
遊びの世界を持っていられる子は、子供同士で関わって遊ぶようになった頃には、同じ様に遊びの世界がある子と今度は遊びの世界を共有して遊ぶことができます。

この「同じように遊びの世界がある子と…」というのになるほどと思いました。
今、児童館などに行っても、ほかの子は自分で興味のあるところへ行き、そこへいる子やお母さんにかかわったりして、いろんな世界が広がっているように見え、一人でどーんと動かない娘と私はぽつんという感じで、これでいいのかなと悩んでいました。

外に出るといろいろ迷ったり悩んだりすることもありますが、ほかのことはおとーちゃんさんの言われる通りで、

・ままごとなどもきちんと意思疎通して遊べる
(ちゃんと料理をつくって、はいどーぞ、これは○○ですとかいう)
・物事の理解力が高まってきた
・たくさんお昼寝をして、夜もぐっすり眠る
(これは頭を使うからというのも初めて知りました)
・ご飯が大好きで、一心不乱に食べる。

という感じです。

1歳過ぎから、すごく落ち着きがあって悠然と構えていて、おとなしくてどーんと座っているので、よそのママに「大丈夫よ」とか「もうちょっと自分を出せればいいのに」などと言われることがあって悩んでいました。

でも、おとーちゃんさんに言っていただけてとてもうれしくて、心強くなりました。
これからもこのお返事をいつも見て思い出そうと思います。
娘がほかの子と遊びを共有できる日がくるのを楽しみに待とうと思います。

今日も私の手をとって、おかいものごっこを始めて「電車に乗って……、新幹線に乗って……、お茶のんで……」とかいろいろ自分でお話をつくっていました。

毎日たくさんの方にお返事をされてお忙しいのに、私のこんな質問にまで答えていただいて本当にありがとうございます。
「一人遊びがどういうふうに次の段階で花開くか」を知ることができて勉強になり、安心しました。
これからも楽しみにしています。



おとーちゃん様。昼寝しないんですけど。。。

こんにちは!奈緒美先生のブログから、こちらのブログを拝読させていただきました。愛情いっぱいで!発見することが多くて、今、気になるタイトルのところを読ませていただいています。
目からウロコなところばかりで、すごく勉強になりましたし、子どもがよりいっぱいかわいく思えるようになりました。

いやいや期なのですが、おとーちゃんさんのブログをヒントに、接し方を変えてみたら、ずいぶん関係がよくなりました!!
ありがとうございます。

で。です。上記の記事を読んで、ハッとしたんです。

うちの子ども(2歳)の一番の悩みは昼寝をしないこと。時々はするのですが、昼寝をしないと夜9時に、10分ぐらいであっという間に寝るので、最近はラクになったのですが、昼寝をすると夜11時半ぐらいまで、真っ暗の中で、歌うたったりしています。

実は、私が、子どもと2人っきりで家にいるのが苦手で、赤ちゃんのころから、毎日、午前中は児童館や公園に行っていました。夕方からは自宅前の公園へ行きます。それが原因になっているのでしょうか。

実は、お友達とかなり遊びます。うちの子どものほうから近づいていくこともありますが、お姉ちゃん、お兄ちゃんから近づいてくることもあります(私が、ほら遊んで!とかは誘導しません)おいかけっこや、まねっこなど、見ているほうが微笑ましいぐらい遊んでいるのですが、実は遊んでいるようで、遊べていないのでしょうか。
ケンカになったりはしません。楽しそうです。

赤ちゃんのころから、とにかく寝ないのが悩みでした。
私の子育てのキーワードは、いかに今日1日を疲れて満足してもらって、寝てもらうか。です。。。(まるで接待ですよ)

夏は市営プールにつれていき、晴れた日は公園へ。寒ければ児童館へ。とにかく疲れて寝てもらうのが目的です。それで寝ないと、私もつい頭にきて、怒鳴ったりすることもあり。。

2歳はまだ一人遊びなんですね。うちは、お友達がいないとモチベーションがあがらないようです。

そういえば、一人遊びってしてたかなあ。(かなり怪しい)

家では、抱っこが多くて、ついテレビ見せています。テレビばっかりや、抱っこばっかりになるのが嫌で、外に出ているのかもしれません。おっぱいも事情があり、10ヶ月で辞めました。(これは私も申し訳なかったと思っています)

なんだか、遊びの記事を拝読させていただき、よくわからなくなっています。しかし、今まで以上に、もっと子どもとふれあい、向き合って遊んであげようと思いました。

ブログ。これからも楽しみにしています!!
きっと、子育てがラクになったママがいっぱいいるとおもいます。
頼りにしています!!




はぴさん

睡眠はですね、とても個人差が大きいことでもあります。

もちろん、その子その子の生活内容の差や、個々の体力などもありますし、それら以前に生まれつき寝のいいこと悪い子というのがあるようです。

なかには、泣き叫ぶばかりでちっとも寝ない、それこそ20時間以上も起きているなんて子もいます。


そういった差のあることですので、過去記事にはいろいろ書いてありますが、必ずしもお昼寝をしなければならないということもありませんので、個々や家庭の様子に合わせての対応でいいと思いますよ。


また、今後の成長や生活の変化で変わってくるということも、日々成長している子供にはあると思います。

おとーちゃんさま。ありがとうございました

睡眠についてアドバイスありがとうございました。
お忙しいのに、細やかなコメント。うれしかったです。
とても感謝しています。これまで、救われたママもいっぱいいるでしょうね〜。

質問をさせていただいたときは、こちらのブログを拝見させていただいたばかりで、ヤバいじゃんとか、あっ!しまった〜!と思う事が多くて。かなりあせりましたが、あれから、他の記事を読み進めていくにつれて、なんだか、もっとゆったりでいいんだあ。とか、いつでも取り返しがつくんだと思って、気持ちにゆとりができました。

ぜんぜん寝なくても、本人が楽しそうにしてるし,毎日、ご飯もいっぱい食べてるから、ま、いっか。と思えるまでに。(私は辛いですけど)


これからも、いろいろ教えてくださいね。
わかりやすいし、本当におとーちゃん様の愛情がこちらにも伝わってきます。ありがとうございました!!


遊びと過干渉について

こんにちは。

2歳8ヶ月の娘についてご相談があります。

児童館などに遊びに行くと娘は「お母さんも一緒に遊ぼう」と
言い、一緒でないとなかなか遊びません。

たまにブロックなどで集中して遊ぶこともあるのですが、ほとんどの場合一緒に遊ぶことを求めてきます。

一緒に遊ぼうといわれた場合、私が他のお母さんとおしゃべりをしているだけの状況であれば子供と一緒に遊ぶようにしています。

が、毎回このようにしていると一人で遊べない子になってしまうのではないか、これは過干渉・依存にあたるのか少し不安になってきました。

お忙しいところ恐縮ですがアドバイスいただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。

ぽぺぺさん

そういった場でも平気で自分で遊びに取り組める子もいますが、2歳の子が慣れない場所で親から離れて遊べないというのは、おかしいことでもなんでもありません。

外の世界で不安感、警戒心を持つというのは当然のことです。
ひとり遊びに関してならば、まずは「安心して遊べる環境でできるか」ということが大切になります。

児童館でできないからといって気にすることもないでしょう。


また、それは「過干渉」や「依存」と直接関係することでもありません。
あまり気にしすぎないでいいと思いますよ。

No title

はじめまして。

子供はいっぱい能動的に遊ぶべきだと思います。

うちの子供(小3男児 小1女児)のことですが…

お兄ちゃんが、遊びに対してのエネルギーが希薄なようで心配しています。小学校の休み時間も一人で図書館に行ったり(読みたい本があればですが)、最近は友達と迷路の本で遊んでいるようです。
これは小1から続いています。自分から外には行きません。

学校から帰ってきても、最近は友達との約束ができないようで、
家にいます。近くの広場に行くと知っている子供がいるので、
そこへ行けばみんなと遊んでいます。
もしくは裏の友達の声がすると外にでています。

習い事はスイミングとピアノですが、遊びの方が大切と私が感じているので、遊びたかったらやめてもいい。と言っています。
これは妹がやりたいといいはじめて、それに兄が見てやりたいと言い出しました。

TVゲームは私が嫌いなので、なるべくTVゲーム以外の遊びをするように促しています。兄はTVゲームが好きなので、どうしても流れてしまう傾向にあります。お友達はほぼDSを持っていますが、我が家はないです。ゲーム友達とも遊びたいようなので、週1回はゲームで遊ぶことを許しています。

週末は畑をしているので、畑にいくことが多いです。
子供もたくさん参加しているので、子供同士で自然の中で遊んでいます。こういう姿をみるとホッとします。

兄を見る限り、遊びに希薄で、遊びが続かないこと(ドッチが楽しければそればかりする)が気になっていますが、見守っていけばいいのでしょうか?そういう性格なのでしょうか?自分は子供時代、学校はチャイムがなれば、速攻外遊び、帰ってからも外で遊んでいたので、子供の(兄)のことがよくわかりません。




ゆみっぺさん

ある程度子供の個性もありますから、外で遊ぶよりも家の中で遊ぶことを好む子供というのもいます。

絵が好きな子、読書が好きな子、そういった子供でも普通に大人になっていけますから、そういった個性のものであればある程度そういう子なんだと思ってあげてもいいかもしれません。

テレビゲーム依存症のようになって、友達とも遊ばない外にもいかないというのとは違って、誘われたり公園にいって遊ぶことができている点も安心できることかと思います。


ただ、たしかに小さいうちくらいは子供に元気よく外で遊んで欲しいとも思うもの。

そういった親の思いをストレートに伝えてみてはいかがでしょう。


もう三年生です。
親がどう思っているか知れば、子供は子供なりに心に留めて行動するものです。

そういった親の思いと子供のもともとの個性などが相まって成長というのはあるのだと思います。

ありがとうございました

久々に過去記事を読み返していたところ、さっちんさんへの返信で、

>だいたいですが、4~5歳になるくらいまでは友達との関係よりも親子(とくに母子)のウエイトの方が圧倒的に多いです。母子の関係ができているなら何にも心配いらないですよ。

と、おとーちゃんさんが書かれているのを読んで、とてもホッとしました。

と言いますのも、長男(4歳、年中)が私にべったりで…。園の参観日などに行っても、おかあさ~んと寄ってきて、ずっと私にくっついているのです。自由遊びの時も、集団遊び(イス取りゲーム等)の時も。
先生は「いつもはお友達とも遊んでいます。集団遊びもしています」と言うので、普段できているならいいかと思いつつ、私はそんな息子の姿を見たことがないので、少し心配でした。
でも、今はまだお友達よりお母さん大好き!でいいのだと分かって、安心しました。

コメント欄も情報が豊富で本当にありがたいです。ありがとうございました。

はじめまして。
1歳10ヶ月の娘が1人いるものです。娘のことで不安があり、ネット検索をしていたところコチラに出会えました。そして、とても気が楽になり嬉しく思いおもわずコメントさせていただいてしまいました。

娘は保育園に通っています。娘は喜んで朝出かけて行くのですが、割と厳しい保育園のようで自分の事は自分でという方針のようです。
『娘ちゃんは他の子がズボン履けるのに履けるまで時間がかかる』『おやつの最中周りが気になり時間がかかる』『集中力がない』としょっちゅう言われます。これに関しては段々とできれば…なんて呑気に私達親は構えていますが、
先日『他の子がキャーキャー走り回っているのに1人で遊んでいた。家ではそうやって遊ばないことありますか?』と言われ、とても不安になっていました。
コチラのブログを読みとても気が楽になりました。1人で遊べる大切さ、自分から進んでやるお絵かきや絵本の時間を家では大切にしてあげたいと思います。本当にありがとうございます。

泣きそうです

夜分遅くに、コメント失礼します。
初めまして、検索でこちらのブログにたどり着き、あまりにも素敵なブログだった為毎日せっせと読んでいます。

こういった形の社会貢献を無償でされていることにも、頭が下がる思いです。

私には1才8ヶ月の息子がいるのですが、同じ位の子どもをジッと見つめたり撫でたりと、友達になりたそうなオーラはガンガンなのですが、実際混ぜてみるとあまり楽しめていなかったり、緊張してうつむいてしまったりで、結局ママ、私にひっついて離れない状況が続いています。

私が何方かと言えば人付き合いは下手な方で、息子は、上手くやれるんだろうか、もっと頑張って社交させた方が良いんだろうかと葛藤していました。

だけど、ありのままを、ただ、この子はこういう心境なんだなと、見守ってあげるのが一番なのですね。
私の勝手な期待や焦りを、子どもが背中でプレッシャーとして受け止めているというのは、、すごくよく分かります。小さいけど、話せない分非言語の感性はとても鋭いと思います。

小さな胸で、自分の気持ちやら私の勝手な期待やら受け止めていたんだなーと思い、泣きそうになりました。

他の子には優しく出来るので、コミュニケーションを「うまいことやる」のは、二の次と思うことにします。
今は、私が子どもをありのまま受け入れることの方が大事ですよね。
子どもには悪いことをしました。
改めます。

古い記事へのコメントすみませんでした。

素敵なブログありがとうございます。


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楽しく無理のない子育てを広めたいと2009年ブログ開設。多くの方の応援があって著作の出版や講演活動をするようになりました。 現在は、子育て講演や保育士セミナーの他、『たまひよ』や『AERA with Baby 』等の子育て雑誌の監修やコラム執筆。『ジョブデポ保育士』の監修や育児相談などをいたしております。

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