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2024-04

指導保育士 - 2014.05.29 Thu

先日の『准保育士制度』について書いてからも、ずっとそのことについて考えていたのだけど、
むしろいま必要なのは、その逆のことなのではないかと保育士という立場から思うのです。








逆というのは、『准保育士制度』では保育士の下に、同じような仕事をする人の資格を設けようという話ですが、現状の保育というものを特に保育の質というものを考えてみたとき、いま必要なのは保育のさらなるエキスパートなのです。



現状、保育の質・保育士の質は低いです。
おそらくいまのさらに難しくなっている子供たちの姿に対応できるような人材というのは、一部しかいないでしょう。


現役の保育士、それこそ何十年選手であっても、子育てというものを、世間で流布する知識程度でしか認識していない人や、我が子の子育てにすらお手上げになってしまっている人、あなたご自分のお子さん虐待していますよねというような人すらいます。


子供をみる力量がなくて、怪我をさせては言い訳、それを繰り返す人。個々の尊重など口では自分から言うのに実際は可愛い子・手のかからない子しか見れない人。周り中の人間に意地悪をすることを生きる原動力にしてしまっているような人。などなど、とても保育士としての適性があると思えないような人までたくさんいます。



これまで保育士というのは、資格さえとってしまえばあとは現場での経験に投げっぱなしでした。

その園が、優れた保育士の育成に熱心なところで、職員にもそれを身につけられる能力と、意識があればそこでの保育は高い水準に維持されますが、
園側が、ただ子守りレベルであずかればいいと考えていたり、安い賃金で大勢の子供をみさえすればいいと考えていたり、何十年たっても進歩しない保育を「井の中のカワズ」よろしくそれしかしらなければ、とても保育の質などそこにはありはしません。


はっきりいって保育園のあり方は、バラバラです。
その園ごとの特質・特徴というレベルではそれは多様性があってもいいことですが、それこそ保育園の根幹である「保育所保育指針」にあることの到達点がバラバラというのでは困ります。

ですが、その最低必要なことすらもできていたりできていなかったりバラバラであるというのが現状なのです。
当然これではいけません。


そこで、保育の質を少しでも引き上げるために、さらなる専門性をもった保育士の養成というのが、いまの閉塞した保育園というものを活性化させるために必要だと考えます。


栄養士にも管理栄養士というのがいます、老人福祉にもケアマネージャーというのが今はありますね。

そこでの働く人を統括したり、指導したりできる立場というのを、資格として明確に定めているわけです。


保育士はみんな横並びです。
なので、年齢や経験年数がそのまま立場を決めています。

そのなかには、「新人がなに言ってるの、私は何十年も前から保育士やっているのよ!」とえばりながらも、ひっどい保育しかできないおばちゃんがその園をリードしているというようなことがごまんとあります。

保育士養成校を出て以来、『保育所保育指針』(何度も改訂されているのに)読んだことのない人などもたくさんいます。
そのような人が園長・施設長をしているなんていうことも・・。

とてもこのような現況では、高い専門性など望むべくもありません。


保育と子供をきちんと理解し、保育士に保育を指導できるような立場の保育士、例えば「指導保育士」というような、保育士の上の資格こそ、現代には実は必要なのではないかと『准保育士』について考えていて思い至りました。


保育士としての基礎的な学問はもちろん、現代の保育士には必須であるカウンセリング法や、実践的な事例研究のレポート、衛生やアレルギー対応、危機管理、情報開示、事故対策・対応などなど、より質の高い、つまり安心して預けられる保育所を作るためにそのような資格というものがあっていいのではないかと思います。


保育士の資格をとるのには今現在そこまでの勉強というのは必要ないのです。
それはそれでいいと思います。
じっさい現場の仕事を体験してみなければそれらは有機的に理解できるものではないですからね。

なので、実務経験を経てから取れるようなさらに上の資格があってもいいでしょう。
そのような人が保育園にいたら、職員としても心強いのではないかと、これは自分の経験と照らし合わせても思います。
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● COMMENT ●

一連の記事について思うこと

そこまで保育士のクオリティをあげなければ、ならないのか!?と感じます。いえ、おとーちゃんの意見には賛成で、専門性の高い保育士さんがいたら、私たち親も助かります!
国も何かしら対応しなければと、思ったから、おとーちゃんの言う間違った方向ですが、准保育士なるものを作ろうとしてるんですよね。
でもそれだけ保育の場が難しくなってるのはやはり、家庭の問題を持ちこされてくるからですよね…。
子供を満足に育てられない家庭、そんな状況にさせる社会。こちらをどうにかできれば、いいんでしょうが…。色々考えると根深いですね。社会、家庭なんて、簡単に変わらないですものね。

はじめまして。保育士をしています。
おとーちゃんさんの話に同感です。
保育所保育指針に示されてある一定の保育の水準が保たれている保育園はどのくらいあるのでしょうか。学校で習った理論が現場とは違う、役に立たないなんてことも多いと思います。保育士の待遇改善をしようと話もありますが、保育士自身も変わらなきゃいけないと思います。

No title

このことは、昔子どもを行かせていた保育園を見て、ほんとにそう思いました。
設立二年目くらいの私設認可園で、園長以外には、1人保育主任がいるのですが私より若いのに一番の年長者。あとは20歳前後の職員ばかりで、誰も指導者がいなくて、若い子だけで試行錯誤で頑張ったり、途方に暮れたりと、その様子がとても可哀想でした。
安い給料でこき使われてる割りには、みんなやる気もあるのに、誰も満足に教えてくれず、両手に二人泣いた子の手を繋いだまま呆然と放心している姿とかも見かけて…。

私も仕事をする時に、分野は違えどこんな状況で働かされたら、スキルも上がらないし、ほんと堪らんと思います。

私の子供も適応できなくて大変でしたが、フォローを頼んでも、私が少し我が子のために勉強して身につけた知識レベルですら保育士どころか園長にも伝わらなくて、とても悲しかったです。
強迫神経症が出ているレベルのストレスに発達途上の子供の脳が晒され続けたらどうなるか、そんなことも分かっていただけないレベルでした。

そしてこんな研修レベルや現場のフォローアップのレベルで、かなり高度な知識の要求される仕事を、安い賃金でさせる、園の経営者、ひいては国や行政にやり場のない怒りを覚えました。

そういうスキルのある方の配置を義務化したら、本当に親も、そして保育士さんにとっても良いのになと、今回の記事はとても共感しました。
いつも更新ありがとうございます。これからも、楽しみにしています。

指導保育士いいですね

指導保育士という保育士の上の資格があればいいですね。
そしたらそれを目指し勉強する保育士も出てくるだろうし。指導保育士に指導してもらえれば向上しますよね。
本当におとーちゃんが言われるように保育士の質、保育の質は悪いです。
鬼やお化け、厳しい保育士を登場させる脅しの保育。他クラスに子供を追い出したり…

いまのさらに難しくなっている子供たちの姿に対応できる保育士はいません。保育士自身余裕がなくイライラして脅したり追い出したりで子供もますます荒れて悪循環です。


指導保育士という資格ができれば救われると思います。

初めまして

出産をし、子育てや保育園のことを調べているうちにたどり着き、少し前からお邪魔させていただいております。
むーちゃんやにいにの様子が可愛くて癒されます。
こちらの記事で(以前から書かれていますが)、保育士のレベルアップどころか、最低限必要なレベルにも達していないような方が、普通に保育士として働いていることを知り、驚ききました。
指導保育士、いいですね。資格取得後の研修や指導は絶対に必要だと思います。
私の住む地域は保育園も激戦区、電車通勤を考えると、選択の余地はありません。ですが、子供の大事な時期に長い間預けておく施設なので、信頼できる園に預けたいと思っているのですが。
先日、子育て支援員なる新しい資格が作られるけとを知り、愕然としました。たった20時間研修を受けただけの素人に子供を預けるなんて、絶対にしたくありません。
この資格制度は反対している人も多いようですので、その声が届いてなくなることを祈ります。長々と失礼しました。

No title

いつも大変勉強になります。

保育園は働いている方にとっては入園が優先され園を選ぶという事ができない状況もあるので、全体の質の向上が望まれますね。
質が上がれば小学校の学級崩壊をなくしたり、ひいては将来の社会の安定にもつながりますし

私は子供が幼稚園なのでじっくりと園選びをして、おとうちゃんさんがおっしゃった様な十分な管理と知識を持つ先生たちが真ん中にいる体制の中で、毎日いきいきと子供が一日を過ごせる環境で安心をしています。


その反面、小学校、中学校は私立の選択肢がない地域で、公立の行く先が決まってしまっているので不安要素があります。

おとうちゃんさんのお子さんを小学校に通学されている中での感じる事、小学校の子供へのアプローチなども今後お聞かせいただけたら嬉しいです。

No title

非常に同感です。うちの園が私を含め、新人ばかりで
マニュアルもきちんとした研修も無く、
察して動かなければならないのが辛いです。
指導保育士法案が通って欲しいものです…

No title

医療では似たような制度(専門医、認定看護師、認定薬剤師など)がありますね。
5年更新で、更新の際に一定の講義受講や研修や症例研究などを要求されています。

これらは国家資格ではなく職能団体や学会で認定するもので、取得したからといって給料が上がるというモノではありませんが、広告には使用できることと、自己研鑽のモチベーションが掻き立てられるのがメリットです。

また職業の専門性を門外漢(特に昭和のじーさん方)に見せやすくする点でもよい方法だと思います。

No title

とても同感です。
保育士試験で保育士資格を取りました。
パートで2園経験、我が子を今幼稚園に通わせていますが園によって保育の質に雲泥の差があるなと感じました。

虐待状態の園、しかしその中で新人として入ると
それが麻痺して普通になる恐ろしさ・・
こども主体ではなく園長主体の園
(園長から評価をもらうための発表会 完成度は素晴らしいですが子どもたちは当然荒れてます 行事後、園長も保護者も大満足・・)
保護者の方たちが保育士を信頼している姿を見ると
申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
世間からは良い園と言われる園だったのでショックが大きかったです。

別業界で働いていたからこそこの業界の異常さを感じています。

どの業界にも表の姿と裏の姿はあると思いますが
この現状を変える方法はないのかなと。
一保育士が出来ることは何でしょうか?

No title

上で同じりんごさんがおられました。。
上のりんごさんと別の者です。
ややこしくしてしまい申し訳ありませんでした。

No title

ケアマネは、介護士を指導する人じゃないです
別の仕事を担当しており、介護士の上に立ってるわけじゃないです
ただ、介護の経験が五年以上ないとケアマネの試験は受けられませんので、ケアマネをやってる人は現場の介護士より上に見られるということはあります。

No title

そういう立場の方がいたら、親の側からすると園に対する安心感が増しますよね。
小学校の先生とかだと、指導主任という立場の方がいると聞いたことがありますが・・・。

でも、小学校は公立が大多数であり、幼稚園や保育園のように私立も多く、多種多様な世界とは違うからできる部分もあるのかなあ、とも思います。

自由に森で遊ぶことを売りとしている保育園と、英語や早期教育を売りとしている保育園では、指導保育士に求められることが違ってくる気がします。

また、一般企業に勤めている身とすれば、役職ができたとしても、その役割を発揮できるかどうかというと、難しいだろうなあと思ってしまいます。

園長先生がワンマンな園だったら、やるべきことが分かっているだけに、つらい立場になってしまいそう・・・なんて。

でも「こうあって欲しい」ということを、声に出していくことは大切なことですよね。
自分はとにかく、保育士については「金銭面を主とした待遇改善」とむしろ「なりたくてもそう簡単にはなれない」ということが必要じゃないかな~、と思っています。

更新ありがとうございます。

横入りですみません。

介護士さん、の老人福祉ケアマネに関するコメントについて思う所があったのでコメントさせて下さい。

もちろんケアマネは介護士の上にたってあれこれモノを言ったり指導をするような立場ではないと思います。
むしろ、直接利用者に関わる人と理解しあって連携を密にしなきゃいけないですよね。
介護士とケアマネに上下の関係はないと思います。
でも介護士より高い専門性を持って介護プランを立てることで、利用者へ直接関わる人達の介護方針を同じ方向へ持っていくことができますよね。
ケアマネは5年更新なので時代遅れな考え方の人は出来にくいでしょうし。

この記事では、そう言った専門職が保育にはない為に個々が思う様にバラバラなケアしている状況を問題にされているのではないでしょうか?
問題の解決策として時代にあった質の高いケアに統一する(?)という意味で、指導という言葉を使われたのではと思います。

上手くまとまってなくてすみません。

No title

こんにちは。

「指導保育士」、本当にできると良いですね。

「准保育士」の話を聞いた時は、何とも暗澹とした気分になりましたが、
「指導保育士」にはなんだか、風通しの良さを感じます。

言い方が適切かわかりませんが、保育という「福祉」の分野に
「営利」の考えが入ってきてしまっている以上、
「質を高めれば儲かる」という構造にしないと、誰も幸せになれないなと思います。

そしてその「質」も英語や体操のように、「あっても良いけど乳幼児期必須ではない」
ものでアピールするのではなくて、個々に寄り添った保育であって欲しいです。

その際に「我が園には指導保育士が◯人いますよ!」というのは
明確で良い基準になるなと思いました。

名称など

上位資格の方向に向かうとすれば、どこの分野でもあることですが、資格名称や資格種類、認定団体、カリキュラムなど色々モメたり色々出てくるだろうなぁ、、などツラツラ考えていました。

その続きで、ところで保育士さんの職能団体ってどのようなものがあるのか検索してみましたら「全国保育士会」というのがあるのですね。
またそこでは「「保育活動専門員」認証制度というのも既にあるのですね。

詳細や実態はわかりませんでしたが、その目的も記事にあげられてるものに近いものに読めました。

りんごさん

>こども主体ではなく園長主体の園
(園長から評価をもらうための発表会 完成度は素晴らしいですが子どもたちは当然荒れてます 行事後、園長も保護者も大満足・・)

こういった園も少なくないですね。


かつての日本には、保育士の学校にいくのは花嫁修業の一貫、保育園につとめるのは結婚までの「こしかけ」そんな時代が長いことありました。


そんななかで「保育」というものに、これだけはおさえておかないとならない一本筋の通ったものというようなものは失われていって、親受けや保育士個人の自己満足で保育というものが形作られてきてしまいました。


大変残念なことに、保育は道を見失ってしまって泥沼に足を踏み込んでしまってすでに長い月日が経ってしまっています。


これをどうよくしていくか・・。

もちろん保育士の向上心というものに訴えかけるのもひとつの方法です。

しかしながら、人材の質の問題、待遇の問題、長いこと続けてきてしまった体質の問題。

さまざまなことがあって、これだけでは根本的に変わるのはないでしょう。

行政の方向性も質を高める方とは反対方向に進んでいます。


そのなかで僕が小さいなりにも効果があるのではと考えているのが「保育の質」ということです。



それは「保育の質」というものがあり、それによって子供は全然変わってくるということを、子供を持つ親に伝えていくことです。


保育士という立場からであれば、質の高い保育を自分で展開し、質の高い保育・保育士の専門性・有用性というのを実地に示していくことです。


子供を持つ親に発信していくほうが、現段階では保育士に働きかけていくよりもよほど効果的ではないかと思います。


現在でも、保育士よりもよほど子供のことが分かっている保護者というのが少なくありません。
実際、保育士の不勉強に比べたら、親の方がよほど子育てについて真摯に学ぼうとしています。


そういう流れの中で、「保育の質」ということをユーザーの側から認識し、求めるようになっていけば、必然的に保育業界は変わらざるを得なくなるでしょう。

本当は保育士としてはこれは情けないことなのですが、現状の保育界の質を考えた場合それしか方法がないようにすら感じます。


世の親が広く「高い保育の質」というものを求めていくようになれば、つまり社会が求めていくようになれば、これまでのようなはしにも棒にも掛からないような保育士や、それこそ虐待まがいの保育をしているようなところは淘汰なり改善を余儀なくされていくことでしょう。

そのためにも心ある保育士は、本当の意味で子供を伸ばしていける質の高い保育を求めていくべきだと思います。

介護士さん

そうでしたか、ご指摘ありがとうございます。

じょうさん

学校は、これまで採用を絞っていたのと団塊世代が一斉に退職したことで経験のある職員が一気に減ってしまったとのことです。

なので、いま初任指導員などとして、力量のあった先生に先生の指導というのをさせざるを得ない状況になっているという事情もあるらしいですよ。


>自由に森で遊ぶことを売りとしている保育園と、英語や早期教育を売りとしている保育園では、指導保育士に求められることが違ってくる気がします。

だからこそ保育のスペシャリストが今後大事なのかなと考えています。
例えば、そういったものが「行き過ぎ」になってしまうような自体に対して、「この年齢でそれは発達段階を超えています」というようなことが、理解できそれをセーブできるよう機能をもたせる必要があるだろうと思います。

親向け園の宣伝のような鼓笛隊の練習にやっきになって子供に負担を敷いていたりなど、背骨のない保育になるとおきやすいですから。

どこでも一定程度の保育の質を確保するためにそれが必要だと思います。

その上で園の個性を出す分には問題ないでしょう。

ありがとうございます

お返事いただきありがとうございます。

保育の質 本当にそうですね。。
一人一人の保育士が質を高めていくこと・・
この現状を変えていく小さな一歩のような気がしてきました。


保育士でもあり一母でもある立場として
こちらの記事はコメント欄も含め本当に勉強になります。

まだまだ未熟者ですが私なりにこのサイトは
保育のバイブル本だと思っています。
(保育士試験は受験勉強的な所があり現場に出て困ることが多いです。
猛勉強はしたもののお守り的な書物を見つけられずでした)
本当にありがとうございます。

これからも楽しみにしています!

さやさん

>「質を高めれば儲かる」という構造にしないと、誰も幸せになれないなと思います。

本当にその通りですね。
現状では利益を上げるために質を下げるということが、ほとんどの営利目的の施設で起こってしまっていますから、このままなにもしなければそれが進んでいくだけになりかねないでしょうね。

ありがとうございます

返信コメント、ありがとうございました。
毎度お礼が遅くなり申し訳ありません。。。

小学校でも、今人材不足が切実なのですね…。
一時期は教員免許を取っても先生になれないくらい、先生が多いと聞いていたので、こんなに早く経験のある先生が足りないという状態になっているとは知りませんでした。

指導保育士については、少し自分の方が勘違いをしていたようです。
園と一緒になって、というよりは、第三者的な視点で子供の状態と照らして見る立場の人が必要なのでしょうね。

子供の通っている保育園は、発表会などの多いところです。
先生方はみなさんいい方で、子供も楽しいといって通っていますが、練習がいっぱいあって、すごく疲れて帰ってきます。

しかし、ここ数年の間に内容が少しずつ変わって、やることが少しずつ少なくなってきました。
自分は、その変化を「子供が十分に満たされていないために、先生がやや強制的に何かを子供に教えこむことが難しくなっているのではないか」と感じました。

今、保育園に求められているのは「子供を満たしてあげること」で、それはある意味医者の技術のようなものである気がします。
それが本当の意味での「時代に合ったニーズ」なのではないかと自分は思っていますが、流れは逆行していますね。

今後も更新楽しみにしています。

ガーーーンときました!

初めまして、過去記事に失礼します。

息子は2歳2ヶ月になったばかりです。
本日、こちら見つけて拝読しています。
担当保育士が非常に問題のある人です。
ええ、今はもうはっきりそう言えます。
園の組織自体がおかしいのだ・・・という批判的な思いも、
ただ闇雲ではなくて、やはりそうだと認識しました。

年齢的に怪我等が増えてきて、それを利用した遠回しな攻撃がひどくなりました。
市役所にも相談しております。(私立で認可)
もう「なんとなく私が担当保育士と合わない」という問題ではなくなりました。

こちらでまだ一部の記事しか読めていませんが、
昔ながらのやり方であったり、「べき・べきでない」だったり、
9割以上網羅しています。全部「はなまる」が付きます。驚きです。

担当者は、保育士?の経験は長いので、立場が偉い。偉い地位を確保している。
(しかし、3歳未満は初めてみているそうです。)
そして自身の至らなさや責任を他に投げつけ吐き出して・・・
こういう手口を使うところなど諸々、自己愛の強い人だと思われるので、
改善は非常に困難でしょう、というか有り得ないでしょう。
すでに実質の園長も、主任も、この人を野放しです。

年輩のパートさん達はうつむき加減でこの人のご機嫌を損ねないように必死な様子だし、
親からの質問には答えません。
将来良い保育士になるかもしれない人達を台無しにしてしまっているのではないかな、
とも思います。
今春、担当保育士は別の人になると思っていたら、同じ人になってしまいました。
私達の子供達は、この人の練習台なのか?!・・・と、「練習台」ならまだマシでしょう。

少し前、私は保育士の労働体験をしてきました。
こちらの例にあった保育園の最たる例にあたる軍隊のような所でした。

そういう園が「容認されている」地域、風土?というものにも問題があるだろう、
というような内容も拝読しました。
通園中の保育園はそこのようなまるで軍隊ではないからといっても、
やはり見逃せる状況ではないと非常に強く思いました。
(間違っている保育士を容認している園というのも同じです。
アクセサリーや香水などにも、誰も注意しないしできない。)

私が市役所で相談した方は、うちの息子の為に転園を勧められました。
よりおおらかな所の方がいいだろうと。
こちらを拝読して、転園をさせる以外にない、と思いました。
(元々は、こども園になったばかりだったようですが、
どうも「保育園」だと子供を野放しにさせているような話もあって、
こども園の方がいいのかと思ったのです。地域的には、
どこにしても一長一短で判断せざるを得ないと思われました。)

また、子供の発達などに関するお話も大変ためになります。
私はものすごく後ろ向きな性格ではありますが、
お話の仕方が大変よくて、前向きになれるし、意欲的になれます。

同じ内容だったとしても、どこかで読む親が自己否定、罪悪感を
感じるような場合も、ネット上にはうようよあるようですから、
こちらを読むことができて良かったです。

これから続けて読んでいきたいと思っております。

一部補足ですmm

9/9コメントですが、
園側が「はなまる」という意味でした。
パス忘れてしまい、すみません・・・。

大変共感いたしました。

はじめまして。
近年、保育(士)の質が頻繁に議論されるようになり、個人的にもこれまで以上に思慮し、また同時に悩んでもいます。
准保育士の議論が出ていたときも、漠然とした不安を感じました。更に、ここ2年程度、保育士不足の問題がクローズアップされるようになって、潜在保育士と呼ばれる方々を端的に現場復帰していただくことに対しても同様の不安を感じていました。
これらの不安に対する構造的対処方法として、まさにこの記事と全く同様のことを思案いたところでした、文字通り「我が意を得たり‼︎」でした。私的には、事業所の方でキャリアパス制度等を運用しながら、類似の仕組みを構築している最中です。
国の方では、昇給アップを主として処遇改善ばかりが先行して議論されていますが、保育(士)の質の部分も置き去りにならないよう願っています。

今後も記事を楽しみにしています。


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楽しく無理のない子育てを広めたいと2009年ブログ開設。多くの方の応援があって著作の出版や講演活動をするようになりました。 現在は、子育て講演や保育士セミナーの他、『たまひよ』や『AERA with Baby 』等の子育て雑誌の監修やコラム執筆。『ジョブデポ保育士』の監修や育児相談などをいたしております。

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