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2018-12

保育者の姿勢 vol.5 支配の連鎖を断ち切る役目 - 2018.11.22 Thu

ケース紹介をしようと思っていましたが、ブログを書ける時間があまりとれないので一端保留にしておきます。
その代わりもう少し本質的な部分について述べてしまいます。自分としては、こういうのは伝えるのが難しいことだけに書けるときに書かないと、勢いを失ってまとめきれなくなってしまうので。


保育者の姿勢 vol.4 なにが支配なのか? - 2018.11.20 Tue

この一連の記事は、タイトル通り「姿勢」をテーマとしています。
姿勢の問題を浮かび上がらせるために、方法論や具体的なアプローチに触れています。

しかし、読む人によってはまったく別の問題に直面してしまう人がいます。
それは、保育における自己承認・承認欲求・自己同一化のテーマです。

保育の問題であまりこれについて取り上げる人は多くないですが、僕は現場の保育を考える上で、これらは避けて通れないことだと感じています。(すでに過去記事でも取り上げています)


保育者の姿勢 vol.3 「待つ」  - 2018.11.16 Fri

「信じる」専門性について書いた前号では排泄の自立を例に挙げましたが、排泄に限らずそれ以外の様々な成長においてでも同様です。


保育者の姿勢 vol.2 「信じる」 - 2018.11.14 Wed

少し間が空いてしまいました。
vol.1からの続きです。

保育者の姿勢 vol.1 - 2018.11.02 Fri

保育理念とはちょっと違うけれども、僕が考える保育実践する上で保育者が持っておきたいスタンスを挙げてみます。

1,見守る

2,信じる

3,待つ


これら相互につながり合い重なり合っています。

なぜ自己責任と言わないか? - 2018.10.28 Sun

気づいている人は気づいているかと思いますが、僕が時事問題に触れるとき、ほぼその時事問題そのものについては語っていません。
その話題を叩き台として、そこから導かれる別のなにかを主題としています。

最近起こった無認可園での死亡事故でも、目黒の5歳児虐待死事件についてでも語ったのは無認可園のあり方や研修制度、行政の責任、虐待をなくすための視点の部分でした。

今回、「それでもやはり危険地帯に行くべきではなかったのではないか?自己責任なのではないか?」という事件そのものについての質問のコメントがありました。

僕もわかりにくいものの書き方をしているので、そういった反応も当然のものだなと思います。
思えば、以前あった大津のいじめ事件について書いたときも同様の流れになりました。
そのときはいじめ事件を叩き台として、その背景やそれらを取り巻く学校のあり方といったものへの問題提起の部分を主題にしたのだけど、「やはり許せない」という感情的にいじめ事件そのものについてのコメントがたくさん寄せられました。


今回僕が主題にしたものは、まさにそういった突き動かされてしまう感情のあり方そのものが、自身の生育歴を背景として「作られたもの」かもしれないという示唆でした。

せっかくコメントをいただいたので、もう少し掘り下げてみましょう。


連帯責任は最低の指導法 - 2018.10.24 Wed

コメントで複数「連帯責任」を子供に課す教員や指導員の話が出てきました。

正直言ってあまりにお粗末です。
教員は大学に行って、中には教育学部で学んで資格を取り難関試験を通って採用されている訳でしょう。
その人達が「連帯責任」などを振りかざして子供を指導、教育する。この21世紀に。
あり得ないほどお粗末です。

連帯責任というやり方は、人を伸ばす、もしくは教育するメソッドではなく、支配をするためのメソッドでしかありません。
これを教育と錯覚してしまっている人たちは、ただちに適切な研修なりが必要でしょう。


支配者の心理 ー強さと自己ー - 2018.10.23 Tue

支配をしたくなる人。支配をせずにはいられない人。

この種の人は「強さ」を信奉している人が多いです。
居丈高に振る舞ったり、他者を威圧したり。ことあるごとに「強さ」を用います。
(強さを使って他者支配をしようとする人=パワハラ派。
モラル、マナー、迷惑かけるな愛情が大事といった感情論を用いて他者を支配しようとする人=モラハラ派)


『教育の目的』のコメントを受けて - 2018.10.22 Mon

すぐにいくつものコメントをいただいて、やはり同様に学校への違和感、不信感を持っている方がいることを感じます。

僕としてもこれで大丈夫といったなんらかの対応策をもっているわけではありませんが、それらを受けて思うままを書いてみます。


支配で人は育たない - 2018.10.21 Sun

支援学級で子供を怒鳴っているというコメントがありました。
僕もしばしばこれに関するお話をうかがいます。


教育の目的 - 2018.10.20 Sat

今日、息子の中学校の文化祭を見に行ってきました。
正直、この中学校の雰囲気は、管理的、権威主義的な 雰囲気をそこここに感じます。

体育館で合唱の発表を見て、その横にあるトイレに入ったときのこと。


人権の無理解が不適切指導を生む - 2018.10.19 Fri

卓球部の顧問、賞状破る 生徒の面前で「やる気のため」(朝日新聞)


昨日の記事を書いてからこの報道を知ったのだけど、このケースはまさに昨日書いた

>その相手の発憤をうながそうとして否定的なことを言う

に該当します。


「子供の人権」って?ざっくり教えて。 - 2018.10.18 Thu

保育についての記事です。

僕も「子供の人権」についてはしばしば書いていますが、人権というとどうにも理念的なものに感じられていまいち理解がしにくいです。

「なんとなくはわかる」でも「よくわからない」という人も多いのではないかと思います。
僕自身もそうでした。
理念だけわかっていても、実践にはまるで反映されないということも多いです。(圧倒的に多い)

そこで、具体例の方からざっくり理解していく方向でここでは書いて見たいと思います。

「ごめんね」が言えないケースについての対応 - 2018.05.31 Thu

前の記事に、保育上の対応でうさぽんさんから質問をもらいました。
これについて見ていきたいと思います。

↓ココカラ

> こんにちは。私はパートで保育士をしています。保育士おとーちゃんのブログを見て、参考にさせて頂く事が多く、とてもありがたいですm(_ _)m
> 以前、謝れない子についての記事がありましたよね。無理に言わせる事は私も良くないと思っているのですが、トラブルを起こした子がなかなか謝れない時に、嫌な目にあった側の子が「謝ってほしい」と意志表示をしている場合は、その子にどのように寄り添えるのが良いのでしょうか?
> 一方的にオモチャをとられたとか、突然叩かれたなど、謝ってほしいという気持ちになるのは理解できます。でも相手の子はまだ謝れるところまでの成長段階にきていない、信頼関係もまだ進んでいない場合は、どのようにしたら良いのか教えて頂きたいです。
> よろしくお願いしますm(_ _)m

↑ココマデ

子供の不適切な行動にどう対処する?  ー本当の保育の力を目指してー - 2018.05.30 Wed

このところいろいろありました。
そして、いまだに保育を「しつけ」の延長線上で考えている保育者の多さに頭がくらくらする思いを感じます。

「しつけ」という子育てメソッドでは、もはや保育が成り立たない時代になっていることを保育者の方には理解してもらいたいです。


保護者の信頼と安心 - 2018.04.02 Mon

僕の妻も保育士ですが、この年度末で異動になりました。
昨年度は少々変則的な配置で、育休代替の要員として約半年しかその園には在籍しておりませんでした。

「泣き崩れる」という言葉がありますが、異動の発表があった日と最終日には文字通り何人かの保護者の方が泣き崩れました。涙するだけでなく、へたり込んでしまうという姿です。
単に悲しいとかそういうことでなく、子育てをしていく上での支え、安心感になっていたのでしょう。実は同様のことは、上半期にいた別の園でも異動に際してありました。


「父兄」と「父母」の違いの裏にあるもの ~女性の人権~ - 2018.01.18 Thu

いくつかの記事を通して、男性保育士の気をつけるべきところから、子供の人権の問題へと視点を移してきました。

これはある種の必然で、男性保育士の問題の背景には、人権の理解の乏しさが関わっていることが多いからです。
そして、この問題は男性に限ったことではありません。


名前を呼び捨てにすること ~子供の人権~ - 2018.01.17 Wed

男性保育士の話からのつづき。

なぜ子供を呼び捨てで呼ぶべきでないのか?


◆「男性だから許される」はない
女性でもこの問題は同様ですが、一般的な男性観から、男性保育士の中には「男性だからそれが許される」といった感覚を持つ人もいるようです。


男性保育士のあり方について vol.2 - 2018.01.16 Tue

◆世間に流布する男性像

一般に、「大人になっても子供の心を持つ男性」「ガキ大将的存在」といったものをもてはやすムーブメントがあります。

なるほど、それもひとつの個性であり、悪いことではありません。
なかにはキャラクターとしてそれを意識しているひともいるかもしれません。それもまた、そういうこともあっていいでしょう。

しかし、保育の専門家として保育士をするのでしたら、その借り物のイメージにまんまと乗せられすぎてもそれはそれで問題がでてきます。


男性保育士のあり方について vol.1 - 2018.01.13 Sat

最近では男性保育士も増えてきて、若い男性保育士の話を耳にすることも多くなっています。

しかし必ずしも、いい話ばかりではありません。
男性保育士ゆえに、おちいりやすいところがあるように感じます。
まったくの私見ではありますが、なにかの参考になればと僕の気づきを書いておこうと思います。


『「自主性・主体性」の保育の理解と実践』セミナーを終えて vol.2 - 2017.07.05 Wed

以前の記事が途中になってしまっているのは僕も気にかけているので、とりあえず話の流れでいまのテーマが終わりしだい戻って書いていきますね。


僕の保育セミナーにいらっしゃる人には、保育士以外の前職があってそこから保育士資格をとって保育施設で働いたという方が比較的多いようです。

中にはそれこそ僕の本やブログを読んで、迷っていたけど背中を押されてなりましたなんていう方もいらっしゃって恐縮です。

しかし悲しいのは、そんな志あって保育士になったのに、勤めてみたところはそれこそ僕が旧態依然とした無自覚な保育と書いているような施設で日々の仕事がつらいです、というケースが少なくないことです。


『「自主性・主体性」の保育の理解と実践』セミナーを終えて - 2017.07.02 Sun

昨日、東京神田で開かれました保育セミナーが無事終わりました。
控えめに言っても大盛況だったのではないかと思います。
ご参加下さったみなさん、お疲れ様でした。そしてありがとう。


午後の部に参加なさる方も、「10名くらいのものかな~」と考えておりましたが、想定以上の人数に急遽入れ替え制にさせていただきました。
結局、自由参加の午後の部にも30名以上の方がご参加下さいました。


「支配の保育」と保育者の自己満足 - 2017.06.28 Wed

ブログ更新の告知をしたり、時事ネタを拾って思うところを書いたりをFacebookの方でしているのですが、そこでちょっと書こうと思ったことが、ブログ記事並みの内容になってしまいましたので、いつもと逆なのですがこちらに一部補足・修正をして転載しようと思います。

こちらの記事を叩き台に保育について述べたものです。

森友問題  保育士「休園でよい」服従…子どもは限界だった(毎日新聞)



保育士試験の季節になってきました - 2017.05.11 Thu

この頃増えているのが、会社員や子育てを経験してから保育士試験を受けて保育士の資格を取ったという方です。

簿記だとか宅建だとかの資格のように、取り立てて一般の就職に有利になるといったものではないのですが、子育てや保育に興味を持って資格取得やその勉強をされる方が増加しているようです。

とてもおもしろい動きだなと思います。


「道徳」が危険信号になっている - 2017.03.26 Sun

来年の4月から、小学校で行われる「道徳」の授業は「教科化」されます。
「教科化」とはどういうことかというと、その習得度によって評価をしたり・点数をつける科目になることです。

それにともなって道徳の教科書も今度から国の検定を受ける必要がでてきました。
そのニュースがこちら↓

「道徳」教科書の初検定 8社すべてが一部修正し合格


「介入しない」の裏にある保育士の配慮 - 2017.03.23 Thu

前回の記事のスピンオフみたいなものです。
(保育の話なのでカテゴリーは「保育の質」のところにしておきます)


その中で保育士が「介入しないこと」にこそ高い専門性があると述べました。
せっかくですからそこをもう少し書いてみます。



「いい保育」と「上手い保育」 vol.8  『包括的受容』 - 2016.10.29 Sat

前回は「介入しない」ということをピックアップしました。

多くの人は、「子供になにかをすること」が「立派な子育て」なのだという無意識の先入観を持っています。
ですから、子育てや保育を「頑張る人」ほど、かえって大変な子供の姿に直面しかねません。
なぜなら「過干渉」になってしまうからです。

「そのとき大人が介入して子供が正しい行動をとることができた」というのは、逆に考えると「大人が介入しなければ正しい姿を出すことができない子供に大人がしている」ということになりかねません。
ケースは多種多様ですから、必ずそうなるとは限りません。しかし、無自覚でやっていればそうなる可能性を高めてしまうことになるでしょう。


「いい保育」と「上手い保育」 vol.7  ~「介入しない」というアプローチ~ - 2016.10.25 Tue

(この一連のシリーズは、家庭での子育てに応用することももちろん可能ですが、一応保育士向けなのでわりと厳密なニュアンスになっています。
家庭の子育てならば、あまり細かい点まで気にしなくてもいいので少し割り引いて読んで下さいね)


少し日にちが空いてしまいましたが、前回のおわり部分。

>では次に、子供が大人に一瞬視線を送ったけれども、そこで止まらずに他児の遊具を奪ってしまった場合の対応についても見てみましょう。

の続きからです。


「いい保育」と「上手い保育」 vol.6 - 2016.10.18 Tue

(コメントでの質問にありました「ああ、そうなんだ」からスタートする具体的な関わり方は順に述べていきますね)


子供は、管理や支配をせずとも大人の目指す方へと成長していくことができます。
そのためには「信頼関係」から子供への関わりを組み立てることです。



「いい保育」と「上手い保育」 vol.5 - 2016.10.13 Thu

さまざまなテクニックやコントロールする手段を用いて、子供を大人の思い通りに管理・支配してしまう保育を、僕はここでは「上手い保育」と呼びました。


なぜそのような呼び方をしたかというと、「それこそが目指すべき保育だ」と考えている人が少なくないのと、保育士のスキルの「上手さ」によって子供の行動を作り出してしまう保育の問題点に気づいて欲しいからです。


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楽しく無理のない子育てを広めたいと2009年ブログ開設。多くの方の応援があって著作の出版や講演活動をするようになりました。 現在は、子育て講演や保育士セミナーの他、『たまひよ』や『AERA with Baby 』等の子育て雑誌の監修やコラム執筆。『ジョブデポ保育士』の監修や育児相談などをいたしております。

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