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2023-12

【子育て・保育】ムリのない関わりへ  vol.2 - 2021.01.21 Thu

昨日の続きから。
スーパーのレジに並んでいる親子がいました。
3歳くらいの子とお母さんらしき大人。

子供が、レジ付近に陳列してある商品を触ろうとします。

【子育て・保育】ムリのない関わりへ - 2021.01.20 Wed

以下はTwitterに書こうと思ったものの転載です。なので、その文意がでてきます。そのあたりご了承下さい。

【子育て・保育】ムリのない関わりへ
だいぶ長くなります。
本来ならnoteなどの記事化する方がいいのでしょうけれども、行きがかり上このままTwitterで書いていきます。将来的には加筆して記事化するかもしれません。そのときは有料化する可能性があります。そのため以下のツイートの転載は禁じます。

まずはじめにいくつかお断りを。
僕が伝えようとすることは、「こうすれば子供がこうなります」という、子供のコントロールのテクニックではありません。むしろ僕はそうしたものを使わないで済むようにしたいと考えています。(必要に応じてそれらを使うこと自体は否定しません)
お伝えしたいことは、子育ての構造、組み立て自体をムリのないものに組み替えていくことです。
先立つツイートで述べたように、一般的に子育てとしてとらえられているものは、問題を解決しようとする行為自体が他の問題を生むものになっているので、小手先のテクニックだけではなかなか変わりません。その構造自体になんらかのアプローチが必要です。

また、ここで述べられるのはあくまで一般論です。子供も子育てする大人も多様ですので、個々の人にピタリと当てはまる形で伝えることはできません。
なのでここで書くことは幅を持ってとらえて下さい。これをしなければ子供がとうにかなってしまうというものではありません。できないことがあっても構いません。「この部分を半分くらいならできそうかな」そんな風にとらえるくらいでいいかと思います。

「しつけ」がいじめを生む - 2019.09.09 Mon

以前からの読者の方は、僕が「しつけ」でない子育てを提唱してきたこと、「しつけ」の問題点を指摘してきたことをご存じだろう。

前回までの記事とも呼応するが、「しつけ」こそ「こうであれ」を社会的に蔓延させる大元の概念になってしまっている。これは子供だけでなく大人も無関係でない。

「しつけ」は、本質的に「正しいもの」「規範」をあらかじめ設定して、子供をそこに当てはめていく子育て方法。そこで実際に行われるのが、数々の「否定」のアプローチ。

「こうであれ」に疲弊する子供たち Vol.2 - 2019.09.03 Tue

実のところ、この問題は今に始まっていない。本当はここが一番の問題。

それは、親自身がすでにたくさんの「こうであれ」を望まれてきており、そうした形で自身の内面を形成されてきてしまっているということ。

自分自身が「こうであれ」をたくさん要求され、それに頑張ったり、我慢したり、努力して応えてきているがゆえに、他者がそこから逸脱している姿を許容することが心理的に困難になってしまう。

「こうであれ」に疲弊する子供たち - 2019.09.02 Mon

夏休み明け初日である今日書いておきたい。

いま、子供たちは「○○でありなさい」という大人からの要求に大変疲弊している。
幼少期から家庭でたくさんのそれを求められ、子供たちのもうひとつの場である学校では、さらにそれをあからさまに求められそこに同調圧力までがかかってくる。


すでに負荷がかかっているところに、さらに新たな負荷が加われば、それが過負荷となり何らかの齟齬がでるのはあとは程度や時間の問題になってしまう。

不登校、いじめ加害、いじめ被害、学級崩壊



日本では子育てそのものを、子供をさまざまな「こうであれ」の型にはめ込むことだと考えられている傾向が強い。また、社会のあり方も多様性を許容しないストライクゾーンの狭い形に作られているので、必然的にそうならざるを得ないところもある。

だからと言って、それが子供たちを病ませてしまうほどに過負荷をかけてしまっていいことにはならない。


女性が産休育休でキャリアを失わないたったひとつの冴えたやり方 - 2019.08.12 Mon

子育てにより、女性がそれまでの職務で築いてきたキャリアが損なわれてしまうのはとても大きな問題だと思う。
この問題を簡単に解決する方法がある。

しつけと子育て vol.3 - 2019.07.03 Wed

多忙につきだいぶ間が空いてしまいました。
vol.2からの続きです。


しつけと子育て vol.2 - 2019.06.18 Tue

ここで伝えなければならないと思うのが、子育てが「規範のすり込み」になり引き起こす弊害があることです。
しばしば、一生懸命過ぎる子育てがこの状況に行き着かせてしまいます。

講演の中では、箸の持ち方の習得のエピソードで少し触れたのですが、こうした子育ての先入観はなかなか気づけないところがありますので、ここでさらに掘り下げていきます。

しつけと子育て vol.1 - 2019.06.17 Mon

先日、浦安市子育て応援メッセの講演が終わりました。

子育てをシンプルにするために、「できる子やちゃんときちんとした子ではなく、かわいい子を目指しましょう」というお話をしました。

メッセの講演ということで当日来られる方もいるので、あまりネガティブなことに触れないようにお伝えしました。
講演の後、ホールの入り口で1時間くらい、いろんな方の相談を受ける形で皆さんにお伝えする講演の第二部みたいな形になったのです。
その悩みを受けていて、もう少し突っ込んだ話をしてもよかったかなと感じましたので、少しここで掘り下げておこうかと思います。

自己犠牲より自己実現 - 2019.04.08 Mon

昔の時代劇などを見ていると、病の年老いた父をひとり看病する娘という話がしばしばある。

「いつもすまねえな、オレのせいでお前には苦労かけっぱなしで」
「なにいっているのおとっつぁん。それは言わない約束でしょ」

というまさにステレオタイプのやつ。
ここにあるのは、自己犠牲をして誰かに献身することを美徳とする感覚。
ドラマや小説で描かれる分には、美談で済むのだが現実はそう簡単にいかない。


子育ての前にあるもの vol.2 ~自分の人生を生きること~ - 2019.03.21 Thu

子育ての前にあるもの vol.1 ~自己受容と自己肯定~
3月14日に上げたこちらの記事をタイトルを変えてvol.1としました。(元のタイトルは『自己受容と自己肯定 ~子育ての前にあるもの~』)

子育て以前にあり、それが子育てに大きな影響を与えていることがあります。
しかし、場合によってはその当事者にそれは見えません。
すると、「子供の問題」としてその人には見えます。

もし、それが子供の問題ではなく、自分自身の問題だとしたら・・・・・・。

そういった気づきになるよう、それに関連することを『子育ての前にあるもの』としてまとめていこうと思い、このタイトルでシリーズ化します。


今回のテーマは「自分の人生を生きること」です。

子育ての前にあるもの vol.1 ~自己受容と自己肯定~ - 2019.03.14 Thu

10日の日曜日、世田谷区桜上水にある井戸端マザーハウスさんでの座談会がありました。(来月は板橋区で座談会があります。次の記事で告知します)
座談会なのでいろいろなお話になるのだけど、親自身の自己受容と自己肯定にからむお話を多くしたように思います。

実は、子育て以前のところで子育ての難しくなる原因を抱えている人が多くいます。

モラハラ子育ての逃避から依存へ - 2019.03.12 Tue

子育てにおける支配と抑圧からもがくという、このことは特殊なことではなくて、依存先を変えて山ほどある現代に生きる人のあり方の問題だと感じています。
男性にも同様のケースはあるのですが、女性に多く顕著に現れるのでここでは女性の例をモデルケースとして見ていきます。


【リンク】モラハラ夫が、日本の夫婦を破綻させる <モラ夫バスターな日々(1)> - 2019.03.06 Wed

毎週水曜日Twitterで『モラ夫バスター』という4コママンガを更新していた大貫憲介弁護士の連載がHBO誌上で始まりました。

モラハラ夫が、日本の夫婦を破綻させる <モラ夫バスターな日々(1)>

子育てのカルト化について vol.3  もっとも身近なカルト化 - 2019.03.01 Fri

『子育てのカルト化について vol.1』の記事には多くの反響がありました。
子供たちの未来のためにもう少し書くべきことを書いてしまいましょう。

いろいろいただいたコメントの中で、「さん付けしないで名前を呼んでいることに違和感を感じた」というものがありました。
これをコメントしてくれた人が悪意なく言っているのはわかるのだけど、この意見、実は社会の中にカルトがすでに浸透してしまっていることの証明の最たるものと言えます。


子育てのカルト化について  vol.2 - 2019.02.28 Thu

24日に『子育てのカルト化について』の記事を書いたところ、その二日後の26日、いま売り出し中の子育てを取り巻くカルトである日本母親連盟のイベントでこんなことがありました。

『山本太郎氏、日本母親連盟を支持者の面前でぶった斬り!』(HBO)

この手の話は書いていても消耗するので、あんまり書くつもりもなかったのだけど、あまりにこのことがすごかったので勢いで書いてしまいます。

子育てのカルト化について - 2019.02.24 Sun

去年くらいからずっとこの問題に悩んでいて、それが心の中にオリのように沈み込んで溜まっていました。直接考えていないときですら心に暗くひっかかっているので、それにウツへとひっぱられてしまうところがありました。
先々週、急に気圧が低くなってしばらく曇りと雨を繰り返していたとき明確にその自覚があったので、書くのをためらうネックになる部分を保留して荒削りだけど書いてしまおうと思います。
書くのをためらっていた理由のひとつは、それ(子育てのカルト化)をやむにやまれず必要としてしまう人がいて、その人達の立場や気持ちも理解できないではないからです。

では、子育てのカルト化とは、そもそもなにを指しているのでしょう?

支配と大人の満足 - 2019.02.19 Tue

前の記事で「◆過干渉や支配にならずに規範を持たせるには」のところを書いたのだけど、今思うとこれを書いたことで、自分の心の中にあるバイアスに気づいてもらうという当初の思いがぼやけてしまったかなと思って少し後悔しています。

「命をいただく」という一般に流布する言葉 vol.2 - 2019.02.16 Sat

前回の続き。


「命をいただく」という一般に流布する言葉 - 2019.02.15 Fri

「食べ物は大切なのだから残してはいけない」

この言葉はバイアス中のバイアスと言っても良いでしょう。

「食べ物を大切にする」というのは、道徳的に正しいことです。つまりモラルです。
モラルであるがゆえに「正義」になりえます。

しかし、それだからこそ子育ての大きな落とし穴になります。


善意の差別 - 2019.01.30 Wed

先日Twitterで、廃棄される食品で料理を作って食べるというテレビ番組を見た人が、「まだ、食べられるものが処分されるなんてもったいない。そういったものを児童養護施設などに寄付して食べてもらえばいいのに」という趣旨の発言をしていて、そこに幾人もの人が賛同のコメントをつけていました。

最近、近代ということを軸にいろいろ書いていおりますが、これもまた日本は近代化していないと強く感じさせるものでした。

この人達は、むちゃくちゃな差別をしているのだけど、当人達にはその認識がなくてむしろ良いことを言っていると思っているのでしょう。

悪意から起こる差別も、もちろんあってはならないことですが、善意からくる差別にはまた別の恐ろしさがあります。


職場に子供を連れて行けと言った政治家の発言から考える - 2019.01.29 Tue

イジコ(嬰児籠)というのを知っていますか?
地域により呼び名は複数あるようですが、主には農作業の間田んぼや畑の畦などにおいて、子供を入れておく籠や桶のようなものです。
新生児に使うものもあれば、もう少し大きな子に使うものもあります。

いまはもう使われていることはないでしょう。まるで時代劇の中のもののようですが、実はわりと近年でも使われていました。
僕の知り合いの50代の人は、幼少期それに入れられてたこと、弟妹に使っていたことを覚えているそうです。

さて、僕はあのニュースを聞いて、真っ先にそのイジコを思い出しました。


町田市の都立高校での暴行事件について思うこと - 2019.01.23 Wed

イギリスの作家、ジェフリー・アーチャーの小説に『ケインとアベル』という本がある。大変質の高い映像化もされている。

この冒頭のところで、子供時代のアベル(のちのロスノフスキ男爵)がオスマン帝国時代のトルコにおいて、飢えからパンを盗み当時の法律により手首を切り落とされそうになり、すんでのところで救われる逸話がある。

この状況は前近代のあり方で、人の基本的人権や生存権がまだ希薄だった時代。
この時代では、「子供は守られる」という概念がなく、大人と同じように法で断罪されてしまう。


認可外保育施設、6カ月男児死亡事故を受けて - 2018.10.07 Sun

認可外保育で6カ月男児が死亡 昼寝中に異状、窒息死か(ハフポスト)

報道によると、授乳後30分一人で放置し寝かせていた。心肺停止状態にも関わらず救急車を呼ばず、かかりつけ医に受診。その医師によれば、窒息の症状だったとのこと。
これは事故ではなく、人為的ミスと言える。


0歳児はSIDS予防のため、5分ごとの呼気チェックが求められている。

「普段は15分ごとに見ているが、客対応などで30分になってしまった」(園長コメント)

もう、この認識の時点でリスクが時間の問題となっている。


「断乳」について考える - 2018.09.01 Sat

コメントで、保育園から断乳を迫られているというものがありました。これについて書きます。

いまだに保護者に「断乳」を要求する園があるというのを聴くと、「時代遅れだなあ」という感覚を覚えます。
なぜなら、今度の新しい指針にも大きく盛り込まれた「子育ての支援」についての理解が欠けているからです。保護者と園との関係が、上下でとらえる感覚を無意識にしろ持っているのだろうことがわかります。


「がんばれ」に代わるもの - 2018.08.22 Wed

「がんばれ」に代わるもの。
これは、その人の状況や文脈もあるから、「これ!」というものがあるわけではないけれど、少し考えてみる。

その前にまず二点を念頭に置いておく。

「がんばれ、がんばれ」の秘密 - 2018.08.21 Tue

「がんばれ」(頑張れ)は、一応「人を応援する言葉」と理解されているけれども、実はそれが意外と純粋のそればかりでもない。


「道徳」の落とし穴 vol.2 自己犠牲について - 2018.07.10 Tue

いただいたコメントの中で、「自己犠牲はよくないと思う一方で、そういった気持ちも大切だと思う」といったものがいくつかありました。
ここには、ある種の誤解、もしくは思い込み(というより”思い込まされている”)があるのかなと思います。


まず、

「人のために行動する ≠ 自己犠牲」 

を理解しておきましょう。


「道徳」の落とし穴 vol.1 - 2018.07.03 Tue

実のところ「道徳」にはたくさんの落とし穴があります。
グレーなものから、それこそブラックなものまで。

「道徳って正しいこと」という認識だけでは、これからの時代、子供たちの幸せにはつながらないかもしれません。
僕の感じるところを不定期で何回かにわけて書いていこうと思います。


さて、ではなにから話しましょうか。
切り口がたくさんありすぎて、迷ってしまいます。


努力・自己犠牲・感謝という道徳観について vol.2 - 2018.06.30 Sat

なぜあの4コママンガで描かれたような考え方が間違っていると言えるのか。

それはあの方向では、これからの社会その人が生きやすくならないからです。
これは世界の教育の潮流からも言うことができます。

いま世界の教育で、子供たちに持たせるべきと考えられているふたつの大切なことがあります。

1,意見表明

2,環境(社会)を変える力

このふたつです。

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楽しく無理のない子育てを広めたいと2009年ブログ開設。多くの方の応援があって著作の出版や講演活動をするようになりました。 現在は、子育て講演や保育士セミナーの他、『たまひよ』や『AERA with Baby 』等の子育て雑誌の監修やコラム執筆。『ジョブデポ保育士』の監修や育児相談などをいたしております。

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