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2019-02

支配と大人の満足 - 2019.02.19 Tue

前の記事で「◆過干渉や支配にならずに規範を持たせるには」のところを書いたのだけど、今思うとこれを書いたことで、自分の心の中にあるバイアスに気づいてもらうという当初の思いがぼやけてしまったかなと思って少し後悔しています。

「命をいただく」という一般に流布する言葉 vol.2 - 2019.02.16 Sat

前回の続き。


「命をいただく」という一般に流布する言葉 - 2019.02.15 Fri

「食べ物は大切なのだから残してはいけない」

この言葉はバイアス中のバイアスと言っても良いでしょう。

「食べ物を大切にする」というのは、道徳的に正しいことです。つまりモラルです。
モラルであるがゆえに「正義」になりえます。

しかし、それだからこそ子育ての大きな落とし穴になります。


善意の差別 - 2019.01.30 Wed

先日Twitterで、廃棄される食品で料理を作って食べるというテレビ番組を見た人が、「まだ、食べられるものが処分されるなんてもったいない。そういったものを児童養護施設などに寄付して食べてもらえばいいのに」という趣旨の発言をしていて、そこに幾人もの人が賛同のコメントをつけていました。

最近、近代ということを軸にいろいろ書いていおりますが、これもまた日本は近代化していないと強く感じさせるものでした。

この人達は、むちゃくちゃな差別をしているのだけど、当人達にはその認識がなくてむしろ良いことを言っていると思っているのでしょう。

悪意から起こる差別も、もちろんあってはならないことですが、善意からくる差別にはまた別の恐ろしさがあります。


職場に子供を連れて行けと言った政治家の発言から考える - 2019.01.29 Tue

イジコ(嬰児籠)というのを知っていますか?
地域により呼び名は複数あるようですが、主には農作業の間田んぼや畑の畦などにおいて、子供を入れておく籠や桶のようなものです。
新生児に使うものもあれば、もう少し大きな子に使うものもあります。

いまはもう使われていることはないでしょう。まるで時代劇の中のもののようですが、実はわりと近年でも使われていました。
僕の知り合いの50代の人は、幼少期それに入れられてたこと、弟妹に使っていたことを覚えているそうです。

さて、僕はあのニュースを聞いて、真っ先にそのイジコを思い出しました。


町田市の都立高校での暴行事件について思うこと - 2019.01.23 Wed

イギリスの作家、ジェフリー・アーチャーの小説に『ケインとアベル』という本がある。大変質の高い映像化もされている。

この冒頭のところで、子供時代のアベル(のちのロスノフスキ男爵)がオスマン帝国時代のトルコにおいて、飢えからパンを盗み当時の法律により手首を切り落とされそうになり、すんでのところで救われる逸話がある。

この状況は前近代のあり方で、人の基本的人権や生存権がまだ希薄だった時代。
この時代では、「子供は守られる」という概念がなく、大人と同じように法で断罪されてしまう。


認可外保育施設、6カ月男児死亡事故を受けて - 2018.10.07 Sun

認可外保育で6カ月男児が死亡 昼寝中に異状、窒息死か(ハフポスト)

報道によると、授乳後30分一人で放置し寝かせていた。心肺停止状態にも関わらず救急車を呼ばず、かかりつけ医に受診。その医師によれば、窒息の症状だったとのこと。
これは事故ではなく、人為的ミスと言える。


0歳児はSIDS予防のため、5分ごとの呼気チェックが求められている。

「普段は15分ごとに見ているが、客対応などで30分になってしまった」(園長コメント)

もう、この認識の時点でリスクが時間の問題となっている。


「断乳」について考える - 2018.09.01 Sat

コメントで、保育園から断乳を迫られているというものがありました。これについて書きます。

いまだに保護者に「断乳」を要求する園があるというのを聴くと、「時代遅れだなあ」という感覚を覚えます。
なぜなら、今度の新しい指針にも大きく盛り込まれた「子育ての支援」についての理解が欠けているからです。保護者と園との関係が、上下でとらえる感覚を無意識にしろ持っているのだろうことがわかります。


「がんばれ」に代わるもの - 2018.08.22 Wed

「がんばれ」に代わるもの。
これは、その人の状況や文脈もあるから、「これ!」というものがあるわけではないけれど、少し考えてみる。

その前にまず二点を念頭に置いておく。

「がんばれ、がんばれ」の秘密 - 2018.08.21 Tue

「がんばれ」(頑張れ)は、一応「人を応援する言葉」と理解されているけれども、実はそれが意外と純粋のそればかりでもない。


「道徳」の落とし穴 vol.2 自己犠牲について - 2018.07.10 Tue

いただいたコメントの中で、「自己犠牲はよくないと思う一方で、そういった気持ちも大切だと思う」といったものがいくつかありました。
ここには、ある種の誤解、もしくは思い込み(というより”思い込まされている”)があるのかなと思います。


まず、

「人のために行動する ≠ 自己犠牲」 

を理解しておきましょう。


「道徳」の落とし穴 vol.1 - 2018.07.03 Tue

実のところ「道徳」にはたくさんの落とし穴があります。
グレーなものから、それこそブラックなものまで。

「道徳って正しいこと」という認識だけでは、これからの時代、子供たちの幸せにはつながらないかもしれません。
僕の感じるところを不定期で何回かにわけて書いていこうと思います。


さて、ではなにから話しましょうか。
切り口がたくさんありすぎて、迷ってしまいます。


努力・自己犠牲・感謝という道徳観について vol.2 - 2018.06.30 Sat

なぜあの4コママンガで描かれたような考え方が間違っていると言えるのか。

それはあの方向では、これからの社会その人が生きやすくならないからです。
これは世界の教育の潮流からも言うことができます。

いま世界の教育で、子供たちに持たせるべきと考えられているふたつの大切なことがあります。

1,意見表明

2,環境(社会)を変える力

このふたつです。

努力・自己犠牲・感謝という道徳観について vol.1 - 2018.06.25 Mon

これ6月7日のハフィントンポストの記事だけど、そのときからずっと頭にひっかかっていました。

【4コマ】ありがとうが薄れる(ハフィントンポスト)

この4コママンガを読むと、おそらく多くの人が共感するのではないでしょうか。
もしこれに反論する人がでてきたとき、その人たちは「なんて冷たいことを言う人なんだ」という印象を持つ人も少なくないことでしょう。

「しつけ」の誤謬(ごびゅう) - 2018.06.22 Fri

こちらの記事にいろんなコメントをいただいています。

「ごめんね」が言えないケースについての対応


その中のひとつ、ゆりこさんからいただいたものがその後の『「過干渉」という病 』の記事と関連してちょうど考えていたことだったので、それを少しまとめてみました。


「過干渉」という病(背景にあるもの) - 2018.06.18 Mon

子供への関わりが過干渉になっていない人を見つける方が難しいほど、現在の子育ては過干渉がデフォルトの状態です。

なぜ過干渉になってしまうのでしょうか?
これには明らかな理由があります。 


「過干渉」という病 - 2018.06.04 Mon

『「ごめんね」が言えないケースについての対応 』
の記事には、さらにたくさんのコメントをいただいております。


そこで述べたのは、大人が正解を子供になぞらせるような干渉をせずに、子供を成長させていく実践的なアプローチでした。

そこから読者の方が見えてきたのが、ご自身や、周囲の子育て中の人や、保育・教育施設における、大人の強い干渉による正解を子供になぞらせている、力わざの子育て、保育・教育の実態でした。


保育園で幼稚園で学校で、そして家庭で。
このことが、現代の子育てにおけるもっとも大きな問題点といっても過言ではないでしょう。


「しつけ」子育てのおちいり易いところ - 2018.06.01 Fri

まえの記事、『「ごめんね」が言えないケースについての対応』は保育についてのものでしたが、多くのコメントをいただいたように、子育ての中でもたくさん同様のことが見られます。

これは、ある意味日本の子育ての必然です。


女性蔑視と子育て - 2018.04.24 Tue

いまセクハラの話題が世間を賑わせていますが、子育ての問題をいろんな角度から眺めていくと、その根っこの方に有形無形の女性蔑視があって、それがこれまでの子育ての難しさにダイレクトにつながっていることを僕は強く感じています。

世界的にもme tooの機運からセクハラに本気で取り組む時代になっていますが、この問題が前進することで結果的に子育てが多くの人にとって「いいもの」となる方向に行くことでしょう。

そして、このことはさらに男性にとっても生きやすい世の中になるであろうことも同時に感じます。

例えば、いま男性も就労の中で、ものすごい苦労を強いられていますよね。

公的教育費の対GDP比率 国際比較統計・推移 - 2017.12.30 Sat

年末になったので更新されているかと思ってのぞいてみました。
今年はまだされていませんでしたが、紹介します。


公的教育費の対GDP比率 国際比較統計・推移
https://www.globalnote.jp/post-1479.html


addictionとconnection - 2017.12.29 Fri

昨日の続き。

先日、ある心理カウンセラーの方のお話をうかがいました。

その中で、「依存症を英語でaddictionといいますがその対義語は、実はconnectionなんです」と聴きました。


「依存」の反対にあるものは「人との関わり」というわけです。


食卓とコミュニケーション - 2017.12.28 Thu

あるお店でのことです。

家族連れ、祖父母、父母、3歳くらいの男の子の5人で食事に来ているお客さんがおりました。

子供は目で学ぶ - 2017.12.13 Wed

とうとう最近、自転車を運転しながらスマホやゲーム機を見ている子供を見かけるようになってきました。

大人が当たり前のようにするようになって、子供が真似するのも時間の問題と思っておりましたが、やはり来てしまいました。
事故が起こらないことを祈るばかりです。


トロフィーチャイルド - 2017.09.14 Thu

以前紹介した『日本一醜い親への手紙』の続編の正式名称が決まりました。
『日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば?』書店に並ぶのは10月上旬だそうです。

また、出版に合わせまして編者の今一生さんによる虐待防止講演会が、全国ツアーとして各所で開かれます。(神戸、札幌、大阪、福岡、八王子、名古屋)
僕も予定を調整してできたら10月28日(土)八王子で開かれる講演会にうかがいたいと考えています。


逃げること、自分を守ること vol.2 - 2017.09.10 Sun

8月31日に、上野動物園のTwitterをあげて「逃げること、自分を守ること」という記事を書きました。


その記事やTwitterを見て、「そんな風に子供に逃げていいなんて軽々しく言わない方がいいのではないか」とか、「頑張らせることを教えることの方が大切ではないか」と感じた人もおそらく少なくないことと思います。


逃げること、自分を守ること - 2017.08.31 Thu

上野動物園の公式Twitterがこんなエントリをあげました。

『学校に行きたくないと思い悩んでいるみなさんへ~』


テレビゲームに子供を向かわせる本当の理由 - 2017.08.26 Sat

子供とテレビゲームの問題を指摘するもののほとんどが、切り口はさまざまにしてもテレビゲームそのものか、そこから派生する子供の問題に着目したものです。


さまざまな議論や視点があるのだけど、一点だけどうにも見過ごされているところがあり、むしろそこが実のところ目に見えない大きな原因になっていると僕には感じられるところがあります。

今回はそれについて述べたいと思います。


お盆休みに見る男性の育児参加意識 - 2017.08.15 Tue

お盆でも保育園は開いています。

最近はサービス業のみならず、多様な職種でもあまりお盆に休みを取らないところも増えています。
また、夏休みをずらして取るといった方も多くなっているようです。


ですから、お盆といっても保育園はあまり子供が変わらず登園しています。
ただ、このあたりは地域性などによって変わってくることでしょう。


一方で、仕事はお休みなのだけど子供を預けてしまおうという人がいるのも事実です。

その気持ちはわかりますが、それも程度の問題ではあります。


昨日のブログ記事と「いじめに荷担する教員」の関係性 - 2017.08.07 Mon

最近というわけでもなく常にと言っていいほど、いじめに荷担したり、いじめの被害にあっている子を責めたり、そのいじめにあっている子に強い指導や体罰をする教員の存在があります。


また、いじめの被害にあっている子に、

「あなたの我慢が足りない」
「あなたにも悪いところがある」
「あなたの努力で解決できる」
「あなたがわがままを言わなければ丸く収まる」

といったやってはならない指導をするケースも後を絶ちません。


恥ずかしい言葉もこともなげに - 2017.05.12 Fri

よくテレビ番組などで、男性に奥さんに「愛している」と伝えさせたりをネタにしているものがあります。
こういったことって構えてしまうと恥ずかしくなっていいにくいものなんですよね。


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当ブログはあくまで個人ブログであり、記事の内容および相談・コメントの返信等は効果を保障するものではありません。
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楽しく無理のない子育てを広めたいと2009年ブログ開設。多くの方の応援があって著作の出版や講演活動をするようになりました。 現在は、子育て講演や保育士セミナーの他、『たまひよ』や『AERA with Baby 』等の子育て雑誌の監修やコラム執筆。『ジョブデポ保育士』の監修や育児相談などをいたしております。

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