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2019-06

しつけと子育て vol.2 - 2019.06.18 Tue

ここで伝えなければならないと思うのが、子育てが「規範のすり込み」になり引き起こす弊害があることです。
しばしば、一生懸命過ぎる子育てがこの状況に行き着かせてしまいます。

講演の中では、箸の持ち方の習得のエピソードで少し触れたのですが、こうした子育ての先入観はなかなか気づけないところがありますので、ここでさらに掘り下げていきます。

しつけと子育て vol.1 - 2019.06.17 Mon

先日、浦安市子育て応援メッセの講演が終わりました。

子育てをシンプルにするために、「できる子やちゃんときちんとした子ではなく、かわいい子を目指しましょう」というお話をしました。

メッセの講演ということで当日来られる方もいるので、あまりネガティブなことに触れないようにお伝えしました。
講演の後、ホールの入り口で1時間くらい、いろんな方の相談を受ける形で皆さんにお伝えする講演の第二部みたいな形になったのです。
その悩みを受けていて、もう少し突っ込んだ話をしてもよかったかなと感じましたので、少しここで掘り下げておこうかと思います。

自己犠牲より自己実現 - 2019.04.08 Mon

昔の時代劇などを見ていると、病の年老いた父をひとり看病する娘という話がしばしばある。

「いつもすまねえな、オレのせいでお前には苦労かけっぱなしで」
「なにいっているのおとっつぁん。それは言わない約束でしょ」

というまさにステレオタイプのやつ。
ここにあるのは、自己犠牲をして誰かに献身することを美徳とする感覚。
ドラマや小説で描かれる分には、美談で済むのだが現実はそう簡単にいかない。


子育ての前にあるもの vol.2 ~自分の人生を生きること~ - 2019.03.21 Thu

子育ての前にあるもの vol.1 ~自己受容と自己肯定~
3月14日に上げたこちらの記事をタイトルを変えてvol.1としました。(元のタイトルは『自己受容と自己肯定 ~子育ての前にあるもの~』)

子育て以前にあり、それが子育てに大きな影響を与えていることがあります。
しかし、場合によってはその当事者にそれは見えません。
すると、「子供の問題」としてその人には見えます。

もし、それが子供の問題ではなく、自分自身の問題だとしたら・・・・・・。

そういった気づきになるよう、それに関連することを『子育ての前にあるもの』としてまとめていこうと思い、このタイトルでシリーズ化します。


今回のテーマは「自分の人生を生きること」です。

子育ての前にあるもの vol.1 ~自己受容と自己肯定~ - 2019.03.14 Thu

10日の日曜日、世田谷区桜上水にある井戸端マザーハウスさんでの座談会がありました。(来月は板橋区で座談会があります。次の記事で告知します)
座談会なのでいろいろなお話になるのだけど、親自身の自己受容と自己肯定にからむお話を多くしたように思います。

実は、子育て以前のところで子育ての難しくなる原因を抱えている人が多くいます。

モラハラ子育ての逃避から依存へ - 2019.03.12 Tue

子育てにおける支配と抑圧からもがくという、このことは特殊なことではなくて、依存先を変えて山ほどある現代に生きる人のあり方の問題だと感じています。
男性にも同様のケースはあるのですが、女性に多く顕著に現れるのでここでは女性の例をモデルケースとして見ていきます。


【リンク】モラハラ夫が、日本の夫婦を破綻させる <モラ夫バスターな日々(1)> - 2019.03.06 Wed

毎週水曜日Twitterで『モラ夫バスター』という4コママンガを更新していた大貫憲介弁護士の連載がHBO誌上で始まりました。

モラハラ夫が、日本の夫婦を破綻させる <モラ夫バスターな日々(1)>

子育てのカルト化について vol.3  もっとも身近なカルト化 - 2019.03.01 Fri

『子育てのカルト化について vol.1』の記事には多くの反響がありました。
子供たちの未来のためにもう少し書くべきことを書いてしまいましょう。

いろいろいただいたコメントの中で、「さん付けしないで名前を呼んでいることに違和感を感じた」というものがありました。
これをコメントしてくれた人が悪意なく言っているのはわかるのだけど、この意見、実は社会の中にカルトがすでに浸透してしまっていることの証明の最たるものと言えます。


子育てのカルト化について  vol.2 - 2019.02.28 Thu

24日に『子育てのカルト化について』の記事を書いたところ、その二日後の26日、いま売り出し中の子育てを取り巻くカルトである日本母親連盟のイベントでこんなことがありました。

『山本太郎氏、日本母親連盟を支持者の面前でぶった斬り!』(HBO)

この手の話は書いていても消耗するので、あんまり書くつもりもなかったのだけど、あまりにこのことがすごかったので勢いで書いてしまいます。

子育てのカルト化について - 2019.02.24 Sun

去年くらいからずっとこの問題に悩んでいて、それが心の中にオリのように沈み込んで溜まっていました。直接考えていないときですら心に暗くひっかかっているので、それにウツへとひっぱられてしまうところがありました。
先々週、急に気圧が低くなってしばらく曇りと雨を繰り返していたとき明確にその自覚があったので、書くのをためらうネックになる部分を保留して荒削りだけど書いてしまおうと思います。
書くのをためらっていた理由のひとつは、それ(子育てのカルト化)をやむにやまれず必要としてしまう人がいて、その人達の立場や気持ちも理解できないではないからです。

では、子育てのカルト化とは、そもそもなにを指しているのでしょう?

支配と大人の満足 - 2019.02.19 Tue

前の記事で「◆過干渉や支配にならずに規範を持たせるには」のところを書いたのだけど、今思うとこれを書いたことで、自分の心の中にあるバイアスに気づいてもらうという当初の思いがぼやけてしまったかなと思って少し後悔しています。

「命をいただく」という一般に流布する言葉 vol.2 - 2019.02.16 Sat

前回の続き。


「命をいただく」という一般に流布する言葉 - 2019.02.15 Fri

「食べ物は大切なのだから残してはいけない」

この言葉はバイアス中のバイアスと言っても良いでしょう。

「食べ物を大切にする」というのは、道徳的に正しいことです。つまりモラルです。
モラルであるがゆえに「正義」になりえます。

しかし、それだからこそ子育ての大きな落とし穴になります。


善意の差別 - 2019.01.30 Wed

先日Twitterで、廃棄される食品で料理を作って食べるというテレビ番組を見た人が、「まだ、食べられるものが処分されるなんてもったいない。そういったものを児童養護施設などに寄付して食べてもらえばいいのに」という趣旨の発言をしていて、そこに幾人もの人が賛同のコメントをつけていました。

最近、近代ということを軸にいろいろ書いていおりますが、これもまた日本は近代化していないと強く感じさせるものでした。

この人達は、むちゃくちゃな差別をしているのだけど、当人達にはその認識がなくてむしろ良いことを言っていると思っているのでしょう。

悪意から起こる差別も、もちろんあってはならないことですが、善意からくる差別にはまた別の恐ろしさがあります。


職場に子供を連れて行けと言った政治家の発言から考える - 2019.01.29 Tue

イジコ(嬰児籠)というのを知っていますか?
地域により呼び名は複数あるようですが、主には農作業の間田んぼや畑の畦などにおいて、子供を入れておく籠や桶のようなものです。
新生児に使うものもあれば、もう少し大きな子に使うものもあります。

いまはもう使われていることはないでしょう。まるで時代劇の中のもののようですが、実はわりと近年でも使われていました。
僕の知り合いの50代の人は、幼少期それに入れられてたこと、弟妹に使っていたことを覚えているそうです。

さて、僕はあのニュースを聞いて、真っ先にそのイジコを思い出しました。


町田市の都立高校での暴行事件について思うこと - 2019.01.23 Wed

イギリスの作家、ジェフリー・アーチャーの小説に『ケインとアベル』という本がある。大変質の高い映像化もされている。

この冒頭のところで、子供時代のアベル(のちのロスノフスキ男爵)がオスマン帝国時代のトルコにおいて、飢えからパンを盗み当時の法律により手首を切り落とされそうになり、すんでのところで救われる逸話がある。

この状況は前近代のあり方で、人の基本的人権や生存権がまだ希薄だった時代。
この時代では、「子供は守られる」という概念がなく、大人と同じように法で断罪されてしまう。


認可外保育施設、6カ月男児死亡事故を受けて - 2018.10.07 Sun

認可外保育で6カ月男児が死亡 昼寝中に異状、窒息死か(ハフポスト)

報道によると、授乳後30分一人で放置し寝かせていた。心肺停止状態にも関わらず救急車を呼ばず、かかりつけ医に受診。その医師によれば、窒息の症状だったとのこと。
これは事故ではなく、人為的ミスと言える。


0歳児はSIDS予防のため、5分ごとの呼気チェックが求められている。

「普段は15分ごとに見ているが、客対応などで30分になってしまった」(園長コメント)

もう、この認識の時点でリスクが時間の問題となっている。


「断乳」について考える - 2018.09.01 Sat

コメントで、保育園から断乳を迫られているというものがありました。これについて書きます。

いまだに保護者に「断乳」を要求する園があるというのを聴くと、「時代遅れだなあ」という感覚を覚えます。
なぜなら、今度の新しい指針にも大きく盛り込まれた「子育ての支援」についての理解が欠けているからです。保護者と園との関係が、上下でとらえる感覚を無意識にしろ持っているのだろうことがわかります。


「がんばれ」に代わるもの - 2018.08.22 Wed

「がんばれ」に代わるもの。
これは、その人の状況や文脈もあるから、「これ!」というものがあるわけではないけれど、少し考えてみる。

その前にまず二点を念頭に置いておく。

「がんばれ、がんばれ」の秘密 - 2018.08.21 Tue

「がんばれ」(頑張れ)は、一応「人を応援する言葉」と理解されているけれども、実はそれが意外と純粋のそればかりでもない。


「道徳」の落とし穴 vol.2 自己犠牲について - 2018.07.10 Tue

いただいたコメントの中で、「自己犠牲はよくないと思う一方で、そういった気持ちも大切だと思う」といったものがいくつかありました。
ここには、ある種の誤解、もしくは思い込み(というより”思い込まされている”)があるのかなと思います。


まず、

「人のために行動する ≠ 自己犠牲」 

を理解しておきましょう。


「道徳」の落とし穴 vol.1 - 2018.07.03 Tue

実のところ「道徳」にはたくさんの落とし穴があります。
グレーなものから、それこそブラックなものまで。

「道徳って正しいこと」という認識だけでは、これからの時代、子供たちの幸せにはつながらないかもしれません。
僕の感じるところを不定期で何回かにわけて書いていこうと思います。


さて、ではなにから話しましょうか。
切り口がたくさんありすぎて、迷ってしまいます。


努力・自己犠牲・感謝という道徳観について vol.2 - 2018.06.30 Sat

なぜあの4コママンガで描かれたような考え方が間違っていると言えるのか。

それはあの方向では、これからの社会その人が生きやすくならないからです。
これは世界の教育の潮流からも言うことができます。

いま世界の教育で、子供たちに持たせるべきと考えられているふたつの大切なことがあります。

1,意見表明

2,環境(社会)を変える力

このふたつです。

努力・自己犠牲・感謝という道徳観について vol.1 - 2018.06.25 Mon

これ6月7日のハフィントンポストの記事だけど、そのときからずっと頭にひっかかっていました。

【4コマ】ありがとうが薄れる(ハフィントンポスト)

この4コママンガを読むと、おそらく多くの人が共感するのではないでしょうか。
もしこれに反論する人がでてきたとき、その人たちは「なんて冷たいことを言う人なんだ」という印象を持つ人も少なくないことでしょう。

「しつけ」の誤謬(ごびゅう) - 2018.06.22 Fri

こちらの記事にいろんなコメントをいただいています。

「ごめんね」が言えないケースについての対応


その中のひとつ、ゆりこさんからいただいたものがその後の『「過干渉」という病 』の記事と関連してちょうど考えていたことだったので、それを少しまとめてみました。


「過干渉」という病(背景にあるもの) - 2018.06.18 Mon

子供への関わりが過干渉になっていない人を見つける方が難しいほど、現在の子育ては過干渉がデフォルトの状態です。

なぜ過干渉になってしまうのでしょうか?
これには明らかな理由があります。 


「過干渉」という病 - 2018.06.04 Mon

『「ごめんね」が言えないケースについての対応 』
の記事には、さらにたくさんのコメントをいただいております。


そこで述べたのは、大人が正解を子供になぞらせるような干渉をせずに、子供を成長させていく実践的なアプローチでした。

そこから読者の方が見えてきたのが、ご自身や、周囲の子育て中の人や、保育・教育施設における、大人の強い干渉による正解を子供になぞらせている、力わざの子育て、保育・教育の実態でした。


保育園で幼稚園で学校で、そして家庭で。
このことが、現代の子育てにおけるもっとも大きな問題点といっても過言ではないでしょう。


「しつけ」子育てのおちいり易いところ - 2018.06.01 Fri

まえの記事、『「ごめんね」が言えないケースについての対応』は保育についてのものでしたが、多くのコメントをいただいたように、子育ての中でもたくさん同様のことが見られます。

これは、ある意味日本の子育ての必然です。


女性蔑視と子育て - 2018.04.24 Tue

いまセクハラの話題が世間を賑わせていますが、子育ての問題をいろんな角度から眺めていくと、その根っこの方に有形無形の女性蔑視があって、それがこれまでの子育ての難しさにダイレクトにつながっていることを僕は強く感じています。

世界的にもme tooの機運からセクハラに本気で取り組む時代になっていますが、この問題が前進することで結果的に子育てが多くの人にとって「いいもの」となる方向に行くことでしょう。

そして、このことはさらに男性にとっても生きやすい世の中になるであろうことも同時に感じます。

例えば、いま男性も就労の中で、ものすごい苦労を強いられていますよね。

公的教育費の対GDP比率 国際比較統計・推移 - 2017.12.30 Sat

年末になったので更新されているかと思ってのぞいてみました。
今年はまだされていませんでしたが、紹介します。


公的教育費の対GDP比率 国際比較統計・推移
https://www.globalnote.jp/post-1479.html


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楽しく無理のない子育てを広めたいと2009年ブログ開設。多くの方の応援があって著作の出版や講演活動をするようになりました。 現在は、子育て講演や保育士セミナーの他、『たまひよ』や『AERA with Baby 』等の子育て雑誌の監修やコラム執筆。『ジョブデポ保育士』の監修や育児相談などをいたしております。

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