『遊びの中での声のかけ方』 Vol.4 - 2010.02.28 Sun
『遊び』というのは大人が相手をしてあげることも(特に小さいときは)必要ですが、ゆくゆくは自分ひとりで遊べるようになって欲しいものです。
また、小さい子であったとしてもやはり自分でやりたいという強い気持ちがあります。
それを伸ばしてあげるために僕がしている声がけがあります。
それは・・・
『遊びの中での声のかけ方』 Vol.3 - 2010.02.26 Fri
こどもって一見、鈍感なように見えても、実は大人以上に敏感で繊細です。
(ただ大人の接し方によっては鈍感になってしまうこともありますが)
前回、こどもは悪意でやっていることはほとんどないのだ、と言いました。
悪気があってやったわけではないのに、叱られたり、止められたり、注意されたり、日常なにげなくこういうことがたくさん経験させられてしまう子もいます。
大人がもし他の人から、故意でもないことで叱られたり、止められたり、注意されたりということを繰り返されたら、とても怒ったり、イライラしたり、へこんだりしてしまいますよね。
でも、これが当たり前になってしまっている子が少なからずいます。
これを普段からされていると、一見それは特にこたえているようでなくても、実はちょっとずつ影響がでます。
『遊び』のときもやはりこういう声がけが多く、よい遊びができなくなる理由の一つです。
そうしないために、注意や否定の言葉を大人が言う前に、『そのとき使う言葉を教えてあげること』を僕はしています。
どういうことかというと・・・
『遊びの中での声のかけ方』 Vol.2 - 2010.02.24 Wed
以前、小さいうちは特に一人遊びこそ大切と書きました。
ではどうすれば一人遊びがよくできるようになるか。
それは、見ててあげることです。
大人が相手をして遊んであげるっていうことも必要なのだけど、一人で遊べているときは割り込まずに見守ってあげる。
遊びの途中で大人の視線を確認してくるときもそうだし、なにかが出来て見て欲しいとき、きちんと見てあげられると達成感が持てて、遊びに意欲的に取り組めるようになります。
別にず~っとつきっきりじゃなくても、だんだんどこで確認してくるか、出来たものを見て欲しいかってなんとなくわかってくるものですよ。
あと、おもちゃはありったけ出しておくのではなく、時々「入れ替え」をしてあまり使ってないものは目に付かないところにしまっておいて、しばらくしてまた出すと新鮮な気持ちでじっくり取り組めるようにもなります。
これけっこう効果あります。
『遊びの中での声のかけ方』 Vol.1 - 2010.02.23 Tue
今日は「遊びの中での声のかけ方」というテーマなのだけど、やっぱり「片付け」については教えてあげません。多くの人が結局「片付け」に一生懸命になっちゃって、「遊び」がおろそかになっちゃうからね。
大事なのは「遊び」だよ。「遊び」。「遊べること」。
これのきちんとできる子はあとでいろんなものがついてくるからね。
生活のなかで大人の話を聞いて行動したり、言葉のキャッチボールができたり、一緒に歩いて散歩や買い物ができたり、ちゃんと座ってご飯が食べられたり、昼寝や夜の睡眠がきっちりできたり、危ないことをきちんと回避したりなどなど、「遊び」ができるっていうことはそういうこどもの行動と無関係でなく密接に関わってくるのだよね。
もちろん大きくなって勉強に取り組んだりするにも不可欠な力がこの乳幼児期の遊びのなかで培われると思います。
だから、小さいうちに文字を教えたりする人がいて、一見それは先取りして近道のようだけど、実は根本的な基礎の力をつけるべきときにそれをせず上ばかり積んでしまうことになるから、返って遠回りになると思うのですよ。今回のテーマとずれてしまうのでこのことについてはまたの機会に。
そう、大事なのは「遊び」なのです。「遊び」
このことは逆からみても明らかです。
大人の話を聞けなかったり、一緒に歩くことができなかったり、座ってご飯食べられなかったりする子は、まずたいてい良い遊びができません。
そこで、「遊び」の中で僕が取り組んでいることについて書きます。
こどももそれぞれ違うし大人もそれぞれなので、この通りにやったら必ずこうなるというものではないですからね。
その子その子の発達段階や普段からの関わり方なんかを考慮して臨機応変に対応してくださいね。
『子育てと虐待』 Vol.2 - 2010.02.22 Mon
みなさん、スキャットマン・ジョン(1942-1999)を覚えていますか?
15年くらい前日本でもCMに出演したり、独特の歌唱でいまだに忘れていない人も多いのではないでしょうか。
「自身の吃音を矯正するための訓練としてスキャットを始め、それで52歳になって歌手デビューした」とは僕も当時知っていたのですが、あまりちゃんと聴いたことはなく面白い歌を歌う人だなくらいに思っていたのですが、最近この人について偶然知る機会があり改めて聴いてみると、その歌にこもる魂に涙が止まりません。
ご自身が吃音というものを生涯にわたって抱えており、それ故に障害を持つ人、差別される人、そして全ての人間に対する深い共感と理解を持つに至ったのでしょう。
僕は「人間愛」といったものを安易に信じない人間ですが、この人は宗教的な道徳心からでもなく、既成の道義心に乗っかったわけでもない、本当に自身で獲得したその深い人間への共感は「人間愛」とでも言うしかないものだと感じます。
メジャーデビューしてたった5年で亡くなってしまったそうです。もっと早くに知っていたかったです・・。
『子育てと虐待』 - 2010.02.20 Sat
それで、前々から思ってたことがやっぱりそうだなって確信したのだけど・・・
ブログ書いている人、圧倒的に関西の人が多いと思います。
どうしてだろう~関西の人のほうが、自分から何かを発信したりコメントとかのやり取りをするのが好きなのかな?
関西の友達は「ボケとつっこみは小学校で必修なんだ」とか「空気感染するものなんだ」とか言ってたけどそれとかとも関係あるのかな・・・。不思議だ~。それともただの偶然なのかな。
まあ、そんなことは置いといて、このブログと同じ<子育てノウハウ>のカテゴリーの人のブログに「成長期」(反抗期)の対応の仕方として、「この時期に叩いてしつけることも必要」というようなことが書いてあったのでちょっとびっくりしてしまいました。
昔の子育てを志向する人の中には、この「叩いてしつける」ということを親の威厳などと共に必要視する人もいるのだけど、「しつけとして叩くことを許容する」ということは「児童虐待する人の理論的根拠」となってしまうのでとても危険な考え方であるといえます。
『遊びとかたづけ』 - 2010.02.18 Thu
『遊べる子、遊べない子』そして『友達との関わり』 - 2010.02.16 Tue
そして、誤解したままこどもを遊べない子にしてしまっているな~と感じることが多々あります。
今日はそんなお話です。
子育てまめ知識特集 その2 - 2010.02.15 Mon
このところがっつり子育て文化論をしちゃったので、ちょっと息が抜けるように前回好評だった小ネタ集の2回目です。
でも、あんまし溜まってないのでちょこっとね~。
現代の子育ての落とし穴 Vol.5 「認可園と認証保育所」 - 2010.02.15 Mon
しかし、このことは親と子の間だけの問題ではなくなってきているのです。
それが僕に今後のこどもの育ちを不安に思わせているもうひとつの理由でもあります。
どういうことかというと・・
現代の子育ての落とし穴 Vol.4 - 2010.02.13 Sat
保育園というのは関係ない人にはまったく関係ないちょっと特殊なところなので、今ひとつ理解しにくいことかもと考えていたのだけど、思いのほか共感していただけたようです。
これからもがんばらなくちゃな~と気分を新たにできました。
さて、今回はもうすこし軽い内容でと前回予告しましたが、軽いっていう表現はちょっと違かったかもと考え直しました。正確にはより身近で起こっているっていう意味かな。
それは・・・
現代の子育ての落とし穴 Vol.3 「抑圧された子」 - 2010.02.10 Wed
この程度ならば「抑圧ポイント レベル1」くらいです。(こんな育児用語はどこにも存在しません。僕が勝手にいまつけただけです、他で言っても通じませんのであしからず~)
このくらいだったら、性格にちょっとくせができたりはするかもしれませんが、まあ普通に人と関わったり友達を作ったりして成長していくことが出来ます。
親は日々「子育てって大変」と思うかもしれませんが・・・。
現代の子育ての落とし穴 Vol.2 「抑圧ポイント」 - 2010.02.10 Wed
では、それをもう少し具体的にみていきたいと思います。
とある事例です。
3歳の女の子2人が、それぞれのお母さんと一緒に公園に遊びに来ました。
どちらのお母さんもまじめなのです。育児にも一生懸命。
だからどちらも、ついついしっかり「しつけ」たくなってしまう人だったのです。
現代の子育ての落とし穴 「いい子・できる子」 - 2010.02.08 Mon
僕の親の世代、いわゆる団塊の世代以前の人はかならずしもそうではありませんでした。
兄弟が5人6人いるなんて普通のことで、親が仕事や家事をしている間、上の子が小さな子や赤ん坊のめんどうを見るということが当たり前だったからです。いまでは兄弟がいたとしても、年齢がちかく2人多くても3人くらいが普通になっているので、兄弟姉妹のおむつを換えた経験がある人はおおくないでしょう。
また、近所の子を預かってめんどうをみる、なんていう以前は良くあったこともいまではあまりないのでオムツ換えどころかこどもと関わる経験すらとぼしくなっています。
そういわけで、おそらくほとんどの人が自分にこどもが生まれて、初めてこどもの世話をするという状況になっているのではないでしょうか。
つまり、稽古も事前の準備も予行演習もなんにもなしでいきなり本番の舞台に立つようなものです。
実地に経験したノウハウがまだないので、とりあえず自分の持っている価値観で子育てに臨んでいます。
そこでけっこう多くの人が行き着いてしまうのが、「いい子、出来る子にしよう」ということです。
これがまず「落とし穴」の一つです。
『カニの本』 - 2010.02.08 Mon
正確にはありましたなんです。なぜなら30~40年前に絶版になってしまってもう手に入らないと思います。
ネットで検索しても、ひとつも引っかかりませんでした。
おそらく日本でも幼児教育の専門家など一部の人しかもう知らないような本だと思います。
たしかチェコスロバキアの育児書だったと思います。
チェコなんてめずらしいと思われるかもしれませんが、チェコは幼児教育文化のとても高い国です。
カレル・チャペックに代表されるような絵本の国として知られていますよね。
ハンガリーやドイツ、スウェーデン、デンマーク、フィンランドなど冬の長い国は子育てについて熱心なところが多いようです。
では、なぜ育児書が『カニ』の本なのでしょうか?
それは・・・
ちょっと一息、コーヒーでも - 2010.02.06 Sat
育児してるけど、ストレスなんか感じたことないよイライラしたことも全然ない。という幸運かつ素晴らしい人もいることはいますけどね。100人か200人に1人くらいね。
はじめにことわっておくけど、今日は子育てちっとも関係ないお話。
おとーちゃんは嗜好品全般的に好きなんだけど、最近「あ~こんなにうまいものなんだ~」とあらためて実感したのがコーヒーなんです。
軽井沢に旅行でいったとき、なんでも世界のコーヒーの審査会で審査員をしている人がやっているコーヒー店があると聞いていたので、探していってみたのです。
別荘地のなかにあり喫茶店というより、そのまま別荘みたいなお店でした。
暖炉があってじっくり落ち着けそうなかんじ。
そこで飲んだスペシャルティーコーヒーもおいしかったのですが、豆売りもそのレベルの豆としてはとても安いので一袋買い、家で飲むと改めてうまい。それ以来毎月たのんでいます。
コーヒーの香りはそのままアロマテラピーですよね、育児で疲れたこころを癒してくれます。
僕の場合は「職場の!」育児のほうですが(笑)。
『丸山珈琲』
ネットでの販売はありませんが、電話やファックスで注文を聞いてくれます。
どれも品質の高いストレート豆もうまいですが、季節ごとのブレンドや、やはり店名を冠した「丸山珈琲のブレンド」は豆、ロースト、ブレンドが非常にバランスが取れていて素晴らしいです。
もちろん嗜好品だから、人の好みは様々だと思うけどね~。でも、しっかりした味のコーヒーが好きな人ならたぶんおいしいと思うよ。
子育てまめ知識特集 - 2010.02.04 Thu
う~ん、役に立つかもしれないことから、どうでもいいようなことまで適当に書いちゃうので役に立ちそうなことだけ読んでくらはい。
バルサミコ酢 - 2010.02.02 Tue
最近ではわりとどこでも売っているようになったバルサミコ酢。
買ってはみたけどあんまり使いこなしてない、なんてよく聞きます。
そこでとっておきレシピを!
作り方はとても簡単。
バルサミコ酢 1 に対して 醤油 1
これを弱火で煮立てて、まろやかになったくらいで火から下ろして常温で冷ませばおいしいソースのできあがり。
いまが旬のカキやホタテ、サーモンなどをかるく塩コショウ、小麦粉をまぶしてムニエルにしたものなどに好みで適量かけて食べるだけで、ただのムニエルがレストランの味になりますよ~。スライスしたニンニクなんかもカリカリに焼いて添えるとさらにイタリア料理っぽい感じに。
白ワインや冷やした日本酒などとも相性抜群。
たくさん作っても冷蔵庫にいれておけば、ずっと保存できるのでいつでも使えます。
カルパッチョなんかにかけてもいいし、塩コショウした薄切りの牛肉を焼くときに軽く回しがけると、簡単にイタリアの肉料理タリアータができます。生のバルサミコ酢もちゃんと使って焼けば、本格的なタリアータだよ。
キッチンにバルサミコ酢使わないまま眠っていたら、魚介のおいしい今のうちに是非おためしあれ~。
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東京にも雪がつもってきました - 2010.02.02 Tue
僕が生まれた日も大雪が降っていたらしいです。
36歳になりました。
なんか仕事についてからの時間はあっという間でした。
僕が初めて卒園させたこどもたちは中学生になりました。
昨年の3月小学校の卒業式にいったときはもう号泣しちゃいました。その子たちが2歳くらいだったときのことがほんとに昨日のことのように思い出されるんですよね。
ここ数年、咲いている花を見ても、がんばっているこどもたちを見ても感動するのですね。
若いときなんでもなかったことがなんか実はすごく貴重なことのような感じがするのです。
僕は中学生くらいからずっとジャズが好きなのだけど、その頃聴いてもなんにも感じなかったビリー・ホリデイとかカーメン・マクレエとかが今では涙が出るほど心に響くのですよね。
こどもが生まれたり、しぬほどつらいことがあったりしていろいろ感じられるようになったのかな。
さっきギャンギャン泣いてたむーちゃんがおとーちゃんが好きなジャズを聴きながらスキャットしながら抱っこして踊ってたらすやすや寝てました。赤ちゃんって大人がリラックスしてれば安心するんだよね。
大きくなったむーちゃんとジャズでも聴きながらウイスキーのんで哲学語り合えるまでは生きていたいな~。
あ~~でも女の子だからそんなことには付き合ってくれないか~;;

いつものように子育てのこと書こうとしてたのだけど、↑これ聴いてたらそんなことを思ってしまいました。
綾戸さんテレビで見るとただの大阪のおばちゃんだけど、一度しにかけた人だけがもつ心の深いところにとどく歌があります。だれもが知っているイマジンやマイウェイがまた違って聴けますよ。
ではおやすみなさい~あした雪でころびませんように~。
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