『こどもの食事について Vol.7』 - 2010.09.02 Thu
「一品食い」は1~2歳くらいでよくあるこどもの姿です。
一つのものに集中してしまうというこどもの特性ゆえか、けっこうあるんです。
Vol.3の中でこのことについて述べたのは、かつて保育・教育の現場(小学校の給食など)でこれを改善するためと「三角食べ」なるものが推奨され、当時かなり強く指導してきたこともあり、いまの親世代・おばあちゃん世代にこの考え方が残っており、ときどき今のこどもたちにもこれを強要することがあります。それがために食事を楽しいものでなくしていることがあるからです。
また「食育」ブームになり、ごはんとおかず、お汁など複数のものを同時に食べていくことでより食味が増すという「口中調味」といった考え方を推進するその道の先生などもでてきて、それまで行き過ぎた指導などがあり下火になっていた、順番に主菜・副菜・主食などを食べていくという「三角食べ」がまた浮上してきてしまったということもあります。
(かつて三角食べをしない子に指導としてこどもにビンタをしたという小学校の教諭の行為が報道されたことがありました。同じ内容で問題になったのが僕のしっているだけで2件あったので、そういった問題は実際にはもっと多かったのでしょう。)