・お椀お皿を押えず、スプーンを持つ片手だけで食べてしまうときは、「こっちの手でお椀を押えてたべると、こぼさないし食べやすいよ」と押える手を示してあげる。
(片手になってしまう子には、座っているイスの高さや背もたれ、机との距離があっておらず、片手で支えてないと食べずらいのでそうしてしまっているということもけっこうあります。
またそれ故にくせになってしまったということも。
なので、食事時の座りを大人が確認し、改善してあげることが必要な場合もあります。)
・「口に食べ物が入ってるときはしゃべらないよ。ゴックンしてからお話してね」
・「ひじを机についてるとお椀にひっかけてこぼしたりすることがあるよ」
・「あんまり時間かかっちゃうとそれだけでお腹いっぱいになっちゃうから、もうちょっとパクパク食べちゃおう」
・食の進みの遅い子に対して「食べるの手伝って欲しかったらテツダッテっていってね」
・「ご飯食べたあとはもうお菓子は食べません」(特に夕食では)
・「ご飯食べるときは後ろによりからないよ」(←幼児の場合)(乳児は月齢により、よりかかることが必要なことも)
・食べ終わると何も言わず遊びにいってしまう子には、「ちゃんと座ってごちそうさまを言いましょう」とそのままにせず座ってやり直させます。
食事の初めと終わりのけじめはとても大切です。
・本当に食べきれなそうなときには「お腹いっぱいだったらモウイラナイって言っていいんだよ」と伝えます。
大人が様子を見てやめさせることもありますが、自分で食べられる分量を理解して伝えられることは大事なことだと考えます。
・ふざけたり、遊びになってしまって食事がすすまない子には、何回か「いまは食事の時間だから食べてから遊ぼうね」「食事のときは遊ばないで食べましょう」など伝えます。
満腹になってきたり、苦手なものが残ってきてしまったときなどそこから食べるのがすすまなくなり、遊んでしまうこともあるので、そういったときは食べるのを手伝ったりして、早々に切り上げてしまうのも手です。
それでも食事のほうに注意が戻らず、ふざけ続けてしまうようなら、「遊びながら食べるのは好きじゃありません。食べないのならば終わりにしましょう」と食事を下げてしまいます。
このとき、きちんと遊び食べ、ふざけ食べは許容できないことなんだと心を込めて伝えないと、それこそ食べることが好きでない子だと渡りに船とばかり、食事をさげられて満足してしまうことがあります。
これでは意味がないので、しっかり心を込めて伝えなければなりません。
・味噌汁に入っている野菜を好む子は多いです。そのため汁のなかに手を入れて手づかみしてしまう子には、「食べたかったら、お汁のんでしまうと食べやすいよ」
・片手で汁椀を持とうとする子には、「こうやって(真似してあげて、もしくは実際にやってみせて)両手で持って飲むんだよ」
・簡単に料理の名前と作り方、入っているものなんかをお話してあげることもあります。
わけのわからない漠然とした物を食べさせられているより、知っているほうがより興味をもって食べられるということもあるからです。
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