・必要な分だけ
たっぷり活動した後や、食事と食事の間にどうしてもお腹が減ってしまう時間というのはあります。
間食が必要ならばそれはよいのですが、とりすぎれば簡単に食事が食べられなくなってしまいます。
お菓子などあげるとき、袋のままあげたり、また入っている袋や容器を見えるところに置かないようにしましょう。
必要だと思われる分だけ必ず、お皿にとってあげます。
大人がこういうことを普段からしていくだけで、食べ過ぎない間食が習慣化できます。
お皿にとった分だけ食べきることで、見た目で満足できます。
袋のままあげたりして、たくさんの量をみることで必要な分だけでは満足できなくなってしまいます。
おかわりが欲しければ、少量だけまたお皿にとってあげればいいのです。
おかわりしたりすることで、一袋たべることよりも満足できるようになっていけるでしょう。
・油分・糖分の多いものは避ける。
間食にこれらが多いものを摂ってしまえば、満腹感が持続しすぎてしまい食事が食べられなくなりやすいです。
そして食事がきちんととれないことで、食後に空腹感を感じてしまったりして、また間食を欲しがるというような悪循環も生みかねません。
・食べる物を選ぶのは大人
こどもに好きな食べ物を選ばせるようにしていると、だんだんと好むものばかりになっていってしまいます。
こどもの好むものとは↑の油分糖分の多いものになりがちです。
また、こどもに選ばせていると量も過剰になりやすいです。
だから、間食を選びその量を決めていくのは大人がするのを小さいときからの当たり前、習慣にしていってしまいましょう。
当たり前のこととしてしまえば、こどもはそれを不満に思うこともないので、すんなりとよい食習慣の形成につなげられます。
こどもに選ばせていれば、甘いものやスナック菓子などになりかねませんが、大人が選ぶのを当たり前にしていけば、ニボシやキュウリ、ふかしいもなんかでもちゃんとおやつとして成り立っていけるのです。(好き嫌いはまた別の問題ですが)
好きな食べ物の好みを尊重してあげたり、希望を取り入れてあげることはしていいのですよ、でも食べ物を選ぶ最終的なイニシアチブを大人が持っていることはとても大事なことです。
・糖分は中毒物
アメリカに住んでいたいとこが言っておりました。
「むこうのケーキはもう信じられないくらい甘いんだけど、あれ慣れちゃうと食べずにはいられなくなっちゃうんだよね」
甘さは人間の好むもっとも端的なな味覚です。
普段から甘いものに慣れてしまえば、摂らずにはいられなくなってしまいます。
またこどもが「甘み」というはっきりした味になれてしまえば、苦味やえぐみがあったりする野菜など好むわけがありません。
とくにお菓子などに添加している、ショ糖はとても甘みが強いので慣れさせてしまえば他の味を受け付けにくくなります。
ショ糖は果物などに含まれる果糖などとは別のものなのです。
だからあげすぎたりしないよう気をつけましょうね。
チョコレートなんかその最たるものですよ。
虫歯を作るミュータンス菌対策として、アメやチョコレートなど2歳9ヶ月まで与えないほうがいいことが今でははっきりとわかっています。
3歳になるくらいまでは、チョコレートなどは食べさせないほうがいいと思います。
・お菓子でつらない
公園から帰らないとゴネられ、お菓子を与えていうことを聞かせようとする親などよく見かけます。
ゴネられるとどう対処したらいいかわからないといったところなのでしょうが、こどもはゴネればお菓子をもらえるということを学習してしまいますね。
↑このことは、さらにゴネる子にしてしまうという悪循環を生みます。
1~2歳の子にいうことを聞かせられない親が、ゴネ得を覚えてしまい成長した4、5歳になった我が子にうまく対応できるでしょうか?
ほぼ確実に「育てにくい子」になりお手上げになってしまうでしょう。
ちょっと食習慣からはずれてしまいましたが、ゴネ得を覚えことあるごとにお菓子やジュースをもらえると学習してしまった子は、食事をきちんととらなくなります。
なぜなら、食事をがんばってするよりちょっとゴネれば、簡単にずっとおいしいと感じられるものをもらえるからです。
そういうわけで、お菓子や食べ物で釣るようなことを言ったりしたりしていては、よい食習慣はつかないのです。
・食事を食べないからといって、他のものを与えすぎてしまわない
例えば、野菜を食べてくれないからと心配して、野菜ジュースをたくさん飲ませるようなことです。
「野菜もきちんと食べて欲しいな」という気持ちはわかります。
また、「野菜をちゃんととらなくて栄養とか大丈夫だろうか」と心配になってしまうこともあるでしょう。
しかし、そうだからといって甘みや味が強くつけられている野菜ジュースに慣れきってしまうとどうでしょう。
おいしい野菜ジュースは飲むけれども肝心の野菜はさらに敬遠することにもなりかねません。
また、食前、食後、食間、食中どこででもですが、甘みや水分で満腹感を感じそもそもの食事のとれる量が減ってしまうということもあるかもしれません。
こういうことは、野菜ジュースに限らず牛乳、ビタミンやカルシウムが添加されていることを売りにしているヨーグルトや飲料なども同様に引き起こすことがあるでしょう。
野菜ジュースやサプリメント、補助食品といったものはあくまで補助であって、食事量が少なかったり、摂らないからといって置き換えられるものではないと考えたほうがいいようです。
あくまでバランスの良い食事が前提にあってその補助として使う分にはいいと思いますが、食事の習慣が出来ていないのに常用することは、こどもの食習慣の形成を邪魔してしまうことになりかねません。
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