『満たされた子供』 その3 -マイナスのもの- - 2010.11.30 Tue
以前でてきたときには詳しく書けませんでしたが、ここで「マイナス」といっているのは「デメリット」という意味ではなくて、人が自分にとってマイナスになることを受け入れられる「心の余裕」とでもいうようなもののことなんです。
ちょっとわかりにくいので、例をとって説明すると。
子供がそれぞれ持っている「入れ物」をクッキーの缶だとします。
親や身近な大人が、大切に思ったり優しくしてもらったりすることでその缶にクッキーをちょっとずつ入れてもらっているとします。
缶一杯になったらそれが満たされた状態ですね。
(今回ものすごく長くなってしまいました。途中で分ければいいのだけどもう深夜でその気力もありません~。ごめんなさい。)
『満たされた子供』 その2 -入れ物の大きい子- - 2010.11.25 Thu
いまは小学校だけでなく中学校でも学校公開あるんですね。
僕が担任した子供達は中学2年生で2歳から6歳の卒園まで見た子供達でした。
その前後の1年生と3年生も同じ幼児で早番・遅番などでも一緒だったので知っている子がたくさんいました。
中学生になりどんな風になってるだろうとドキドキしましたが、基本的にその人の性格とかってかわらないですね。
まあ、もちろん変ってないわけではないのだろうけど、その子の持ち味というか性格のエッセンスみたいなのってそのままなんですよね。
見た目はとってもかわってましたが。(笑)
『満たされた子供』 その1 -うちのむーちゃんの場合- - 2010.11.18 Thu
するといろんな人に声をかけられるのが、「まだ、そんな小さいのにちゃんと手をつないで歩いてすごいですね」という言葉です。下町のせいか見知らぬおばちゃん、おばーちゃんでもよく言われます。
そしてそのあとだいたい続いて聞かれるのが、「やっぱりちゃんと教えているんですか?」
さらに、「うちの孫はすっとんでっちゃってちっとも一緒になんか歩いてくれないんですよ~」としばしばグチを聞かされます。(笑)
過干渉の悪循環からの脱却 -過保護と過干渉- その8 - 2010.11.14 Sun
その前に、少し整理をしておきますね。
子供の行為に細々と口を出したり、注意をしたり、止めたり、小言をいったり叱ったり否定したりする過干渉になってしまっている人は、実はその「過干渉」自体が子供のそういった行為の原因となってしまっているのだと、これまでのところで説明してきました。
それにより、悪循環になってしまい子供の育ちにまで大きな影響(その多くは悪影響)を与えてしまっていること。親も子育てを大変なものにしてしまっていることがあったわけです。
「叱る・しつける」の日本の子育て文化が、いやおうなくそういう方向へと子育てを持っていってしまっていることもその背景にある大きな原因になっていることも見逃せない事実です。
そうならないために、小さいうちから「しつけ」を目指すのではなく「子供と寄り添った」関わりをするほうがいいと-過保護と過干渉- その6のところで提案しました。
それについて深くみていくことが、↑の「そもそも他の子の玩具とか取らない子に育てちゃえばいい」の答えになるかと思います。
また、このことはただ単に「人のものをとらない子」というだけではありません。
その子の育ち、子育てのすべてに関わってくることでもあります。
正論を押し付けない対応 -過保護と過干渉- その7 - 2010.11.06 Sat
というご質問をけっこういただきました。
公園の砂場で友達の玩具を取ってしまったとき、相手の親御さんの目もあってついつい強く叱ってしまうという人が多いようでした。
叱らない子育てでも同じようなエピソードで紹介していますが、今回の主旨とも関連するので対応の仕方を書いときますね。
過保護・過干渉についてとても高い関心が寄せられています - 2010.11.04 Thu
実はですね、今回のこととくに「過干渉」について反響が大きくてですね。
メール・コメントなどでとてもたくさんの相談なんかを頂きました。
それがびっくりするほど多くて、そちらにお返事するのでいっぱいでなかなか続きがかけないでいました。
相談してくれるのはいいんですよ。
僕も実際にどういうところに悩んでるのか勉強になるし、少しでもお役に立てたらうれしいです。
また、次書こうと思っていることは自分なりにきちんと書きたいことでもあるので、ちゃんとまとめてからUPしようと思っているのも遅くなっている理由です。
やはりというか反響をみると、今回のことは非常に大きな現代の子育てのポイントみたいです。
みなさん、そうとう深刻に悩んでました。