子供を潰すための3ステップ vol.4 - 2017.11.29 Wed
子供を大切にすることはもちろんいいことです。
にも関わらず、なんだか子育てが安定しないという状況に突き当たっています。
「子供が大事」「子供を大切に」「子供を尊重して」
こういったことは好意的な考え方ではあるのだけど、実際に子供にどう関わるかによってそれが裏目に出たりもします。
しかし、それらは「よい」と思って行われるがゆえにそこに問題があってもなかなかそれが見えてきません。
結果的に、親の子供に対する「よかれ」という気持ちが、子供を潰すことにつながりかねません。
「子供を潰す」という表現は、かなり過激ないい方なので強すぎるかとも思うのですが、しかし本当に子供と親の人生に非常に大きな影響を及ぼしてしまうことがあるので、注意喚起と思ってあえてそのように記載しています。
では、見ていきましょう。
12月4日(月)子育て座談会のお知らせ - 2017.11.26 Sun
なんだか子供ができてからの時間の進みはやけに早いです。
そういうわけでもう来週に迫ってしまっておりますが、12月4日(月) 東京中野区『まざるテラス』さんで、子育て座談会があります。
子育ての悩みをすっきりさせていこうというコンセプトで気軽に集まれる会になっています。
もし、お時間がありましたらいらして下さい。
託児はありませんが、お子さん連れでも参加可能です。
小規模の会なので必ず事前申し込みが必要です。
お申し込み、詳細はこちら→『まざるテラス』
子供を潰すための3ステップ vol.3 - 2017.11.17 Fri
1,肯定を与えない
2,否定を積み重ねる
3,自尊心を踏みにじる
これらは「たしかにそうだろう」と多くの方が思えるものでしょう。
ただ、それが感情的になって止められなかったり、意図せず無意識に積み重ねているという問題がともなうので難しくはあるのですが、それでも気づきさえすれば問題が見えやすいのは事実です。
しかし、これら3つ以外にも、子供を潰してしまえる子育てがあります。
子供を潰すための3ステップ vol.2 - 2017.11.16 Thu
その前に一応明らかにしておきますが、僕は子育てをする中で子供へ肯定ができなかったり、否定することを止まめられなくなってしまう人を責めようとしてこういったことを述べているわけではありません。
そこに気づいて少しでもムリのない方向に子育ての舵をきってもらえればと思っています。
実はこのあたりの「自分が責められているのでは」と感じてしまう気持ちと、子供を否定せずにはいられない気持ちとは密接な関係があります。
その背景には、自身の生育歴や自己肯定感などが関わっています。
その辺を述べていると話がそれてしまいますので、とりあえずおいて先にすすみます。
子供を潰すための3ステップ - 2017.11.15 Wed
2,否定を積み重ねる
3,自尊心を踏みにじる
いまの子育てが直面している深刻なテーマは、目の前の子供以前に大人が自分のされた子育てによって生きづらさを得たり、対人関係の難しさを獲得したり、人格に問題をもたされたり、病をえることすらあるということです。
たしかに、子育て全体からみればそういった深刻なケースはごく一部かもしれません。
しかし、はっきりと問題として見えないレベルであっても多くの子育てで見られ、しかも増えていると言えるでしょう。
11月は虐待防止月間 - 2017.11.13 Mon
少し前にも書きましたが、虐待そのものすら珍しくないですし(人の多い地域であれば、各保育園に最低1ケースは児相に関わっている案件があり、さらにその予備的なケースが複数存在するといったレベル)、現在虐待をしているわけではないが自身が受けてきた経験があるといった親も少なくありません。
なかには自分がされてきたことが虐待であったという認識のない人もおります。(その人にとっては、自分の家庭しか知らないのでそれが当たり前の子育て)
また、親が極端に偏った価値観を子供に押しつける『文化的虐待』、
勉強や将来のためという理由でおこなわれる精神的な虐待がメインの『教育虐待』といった新たなとらえ方も近年生まれてきています。
あたらしく虐待として明確に加えられたものとしては、『面前DV』があります。
親がもう一方の親や他者に暴力をふるうところを子供に見せてしまうこと。
直接子供に手を上げているわけではありませんが、これも虐待であると最近定義に加えられるようになりました。
僕の認識からすると、明確な虐待まではいかずともそれに近い子育てを受けてきた人が、いま自分が子育てをする立場になって、子育てのいろんな難しさとしてそれが出てきて、悩み苦しんでいる人が一般的に考えられているよりもはるかに大勢いると思っています。
虐待を防ぐことは、おそらくそういった人も救う、また今後増やしていかないことにつながるでしょう。
ミクロには子供への関わり方、マクロでは社会や福祉のあり方について、いろんなことを学び、考えていこうと思います。
さて、秋は講演シーズンなので、今週末には名古屋での座談会、保育士研修があります。
座談会の方はかなり早い段階で満員になり、すでにキャンセル待ちになっているとのことです。
保育士研修の方はまだ少し余裕がありそうなので、ギリギリいまからでも受講可能です。(申し込みは、講座・ワークショップのカテゴリをご参照下さい)
保育士研修の具体的テーマは『専門性の高い保育をめざす -自主性・主体性の保育、理念とその実践-』にしました。
僕は字で書くとどうにも固くなってしまうのですが、実際のお話は実践例をまじえてイメージしやすい形でお伝えしていきます。
子育てについてでも、保育についてでも、僕が目指すのは「パラダイム転換」です。
「当たり前」や枠組みそのものを変えることで、根っこから変えていくことを目的とします。
テクニックやうわべの上手さではありません。それらも必要な場面があるのは事実なので、そういったところもお伝えしますが、それがメインではありません。
当たり前を変えて視点を変える → 理念でそれを形あるものとして理解する → それを具体化できるだけの方法を伝える
こんな感じです。
なぜ自主性・主体性の保育が実現できないの? vol.2 - 2017.11.07 Tue
僕も本屋さんで購入してきました。
まさか僕がファッション誌に載ることになるなどとは思ってもみなかったので、人生とはおもしろいものだなあとつくづく感じます。
さて、この時期は講演等で忙しく、少し日が空いてしまいましたが前のつづきからです。
「自主性・主体性」を踏まえた保育がなかなか達成されない理由について。