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2018-02

「愛情」は皮膚感覚のお世話から - 2018.02.27 Tue

これまでいくつか「愛情」という言葉にまつわるお話を書いてきました。

僕はそのように「愛情」を感情論や精神論にしてしまうことを意識して避けています。
もし、子供へのあたたかな関わりの重要性を伝えたいのであれば、それは具体的な行動に明確に置き換えて他者に話すべきだと考えています。


僕はそのもっとも基礎となることは、0距離のケアであるスキンシップを介した子供へのお世話にあると思っています。


「愛情」のもう一つの弊害 ~緊密すぎる関係~ - 2018.02.23 Fri

「愛情」で子育てを語っていると起こってくる弊害があります。

それは、親子間の緊密すぎる関係です。


「愛情」という言葉は、「絆」や「献身」などの緊密さを想起させます。
どうとらえるかはもちろんその人しだいではあるのですが、「愛情」という言葉は抽象的な存在で、「これこれこういうかたちのものです」と誰もが共通に理解できるような性質のものではありませんので、極端な人の場合どこかでバランスがとれなくなることを防ぐ手段がありません。


「愛情」という言葉を使う人の無責任さ、特に男性 - 2018.02.22 Thu

ときどきテレビなどで、男性に対して妻に「愛している」と言わせるといった企画がありますが、それくらい日本では愛情を表現することに気恥ずかしさを感じる文化を持っています。

しかし、そのわりには子育てにおいて、「愛情」という言葉がひんぱんに使われているのをみかけるのはなぜでしょう。

ここにも実は、「愛情」という言葉の問題点が隠れています。


「愛情」と「自己犠牲」は切っても切れない仲にある - 2018.02.21 Wed

「愛情」に付帯する言葉として「献身」という言葉があります。
おそらくこのあたりはキリスト教の観念から派生している言葉なのでしょう。

ですが、別にキリスト教徒でなくとも、多くの人が「愛情」という言葉や行為に持つイメージには、このような自己犠牲的なあり方を知らず知らず求める感覚を持っています。

先日、のぶみさんという絵本作家の人の作った歌詞が問題になりました。


なぜ、その歌詞が問題になったかというと、そこには「愛情」という文脈で、母親の自己犠牲を強要する視点があるからです。

保育士バンク!コラム 『保育のなかの「子供の人権」って何だろう?』 - 2018.02.19 Mon

保育士バンク!コラム 『保育のなかの「子供の人権」って何だろう?』

人権と聞くと難しいイメージを持ちます。

たしかに人権には社会的・歴史的につながっている部分もあり難しいところもあります。
しかし、保育の実際のなかで子供に関わる際の「人権」には、生活レベルの側面があり、ここを意識的に理解することで、まったくと言っていいほど保育の実践が変わってきます。

食事、着替え、呼び方、声かけ、言葉遣い、etc.

専門職として関わる以上、知らなければならないことがあります。

例えば、子供に「コラ」とか「オイ」といった声かけをすることは、現代では考えられませんよね。なぜなら、それは子供を下に見た言葉になっているからです。

子供のおむつ替え、抱き方ひとつとっても、そこには人権の留意の観点がなければなりません。


今回のコラムでは、そんな身近な生活レベルでの子供の人権について、わかりやすく実践に即した形で紹介しました。

もちろん、子供の人権はここで述べたことだけで終わるわけではないので、今後もさらにこういった視点を持って保育にのぞんでいって欲しいと思います。

「愛情」という言葉のリスク - 2018.02.18 Sun

(『子育てと怒り』の続きを書こうと、ここ何日も原稿と向き合っているのですが、それが内面に触れる性質であることから言葉を選んでいたら、なかなか書き進めなくなってしまいました。少し淡々と書く方に修正して書き直してみようと思います。もう少々お待ち下さい)

僕は、保育・教育・子育て関係者が、しばしばとても気軽に「愛情」という言葉を発するのを聞くたびに、いろんな思いが頭の中を駆け巡ってしまってモヤモヤしてしまいます。

「愛情」という言葉は、一般に「それは揺るぎない子育ての真実」のようなとらえ方をされていることでしょう。
しかし、僕はそこに複数の誤解やミスリード、負の側面があることを実感的に知っているので、「愛情」が適切に指し示すもの自体は否定しませんが、その言葉を無造作にもちいることに大きな危機感を覚えます。


わかりやすいところから説明していきましょう。

保育士おとーちゃん 春の講演会 3月21日(祝) - 2018.02.14 Wed

3月21日(祝)都内での子育て講演会のおしらせです。

最近、保育士向けのものが多かったので、座談会以外では保護者向けの講演はしばらくぶりかもしれません。

保育士おとーちゃん 春の講演会

講演をする人のなかには、ずっと同じ内容を話している方もおりますが、僕はあきっぽい性格のせいか、ずっと考え続ける性格のせいか、同じタイトルの講演でも内容は毎回違ってきます。

今回、講演ですが質問の時間を多めにとって、具体的な子供への関わり方のヒントなどを増やしていきたいと考えております。

どうぞいらしてください。
(詳細、お申し込みは上記リンクより)


保育講座 「自主性・主体性の保育」ステップアップセミナー - 2018.02.08 Thu

「自主性・主体性の保育」ステップアップセミナー

3月4日(日)東京神田にて、僕の保育講座開催のお知らせです。
詳細は上記リンク↑


子育てと怒り vol.4  ~誰かに受け止めてもらう~ - 2018.02.06 Tue

(一連の記事のカテゴリーを「日本の子育て文化」から、「子育てに苦しむ人へ」に変更しました)

これまでの日本の子育ての最大のネックは、「否定的関わり」の積み重ねによって子供の正しい姿を作り出そうとしてきたことです。


「否定的関わり」とは、
ダメだし、注意、叱る、怒る、脅す、自尊心を傷つける、支配する、コントロールする、疎外、他者と比べる、体罰など


『児童虐待防止全国ネットワーク』のシンポジウムに行ってきました - 2018.02.05 Mon

認定NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク
第27回シンポジウム「メンタルヘルス問題をもつ親のもとで生活する子どもへの支援」


昨日、東京新橋にて行われた、こちらに行ってきました。

かなり密度の濃い講演、パネルディスカッションを4時間ぶっ続けというなかなか熱い会でした。
重いテーマにも関わらず、会場は満員で臨時のイスまで設けていました。
虐待への関心の高さがうかがわれます。
一般、当事者の方から、保育、医療、介護、学校さまざまな分野からの参加者がいらっしゃっていました。

子育てと怒り vol.3 ~怒りのプールとのつきあい方~ - 2018.02.01 Thu

前回、子供の自尊心を踏みにじる行為で大きなものを伝え忘れていました。

その最たるものと言っていいのが、「体罰」です。
暴力を振るわれることほど、自分の無力さや心細さを感じさせ自尊心を損なう行為はありません。

(*心細さ:とくに親からの体罰は、本来自分を守ってくれる存在と信じている人からの攻撃であり、自分が家庭や人生の中で孤立した存在であるという「心細さ」を感じさせることになる。その結果、生きていく上での自己肯定感や自尊感情、意欲を大きく損なう)

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Author:保育士おとーちゃん
当ブログはあくまで個人ブログであり、記事の内容および相談・コメントの返信等は効果を保障するものではありません。
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楽しく無理のない子育てを広めたいと2009年ブログ開設。多くの方の応援があって著作の出版や講演活動をするようになりました。 現在は、子育て講演や保育士セミナーの他、『たまひよ』や『AERA with Baby 』等の子育て雑誌の監修やコラム執筆。『ジョブデポ保育士』の監修や育児相談などをいたしております。

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