HOIKU BATAKE「保育士おとーちゃんと紡ぐ Café」 を終えて - 2017.02.14 Tue
その前日東京は雪交じりの天気でしたが、当日は晴れとなり子供たちは前庭で芝滑りをしたり自然物を使ってたくさん遊んでいました。
子供も楽しく親もくつろげる場であったことが本当によかったです。
時間もたっぷりと5時間ありましたので、いろんなお話ができました。
みなさんいろんな悩み不安、心配を持って子育てをしています。
親だからそれは当然。
そういったものを共有したり、受容的に子育ての話題をできた時代や地域、コミュニティがあればそこで解消できていたのだろうけれども、それが難しくなっているのが現代の特徴ではないかと思います。また、子供の問題も多様化している事実もあります。
本当はこういうことが普段からできる場がどの地域にも必要なのだと思います。
でも、いまは保育園の数すら足りない状況で行政はなかなかそこまで手がまわらないよね。
現にそういう機能をもった施設があるところも削減の方向になっているし・・・・・・。
僕としても直接子育ての力になれるこういう機会があることをうれしく思います。
また、いろんなところでやっていきたいです。
子供も楽しく親も安心して過ごせる場でこういった会が持てるのはやっぱりいいですね。
今回、会場にお借りした『子どもリビングカフェ聖蹟桜が丘』さんは保育園(ウィズチャイルド)を経営なさっていて、もともとお迎えに来た後に親子で食事をしてもらえるようにというコンセプトを持っていたということです。
たしかに、いま遅くまでお仕事をしてそこから迎えに来て買い物食事準備ということになると、日々の負担はとても大きいですよね。
実際、保育園に通っている子で週の半分くらいがファーストフードやチェーン店での食事といった子もいる時代になっており、栄養バランスも考えた食事を無理なくゆっくり食べられる場は必要になっているのかもしれません。
また、いまはいろんな保育施設が子供の育ちを考えるよりも組織の論理を優先して保育をしている状況が多くなっています。
「ケガをさせないように」というのがその最たるものです。
たしかに事故はあってはいけないことです。
でも、子供がさまざまな活動をする中で起こってしまうケガまで「絶対にあってはならない」というところありきで保育をスタートしたら、子供の経験をいちじるしく制限することになります。
いろんなことに挑戦し、失敗もしながら育つことで子供ははじめて健全な成長を得ることができます。
「失敗」がとても重要なのです。
こちらの『子どもリビングカフェ聖蹟桜が丘』さんでは、学童クラブもしており、そこに来る子供たちにさまざまな経験をさせています。
釣りをしたり木登りをしたり、それを管理ではなく自主性の元行わせてそれを見守っています。
こういったことは今の時代簡単なようでとても難しいものです。
親子カフェとして一般の方も利用できますので、もしお近くの方などいらっしゃいましたら一度足を運んでみてそういう空気に触れてみるのもおすすめです。
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お父ちゃんさんの、親も子どももあるがままを受け入れくれる優しい雰囲気と、丁寧に伝えて下さる言葉一つ一つに、本当に胸がいっぱいになりました。
育児に自信がないのも、自分の自信のなさや、生い立ちを理由にしていましたが、今回参加した事で、乗り越えて行ける力をお父ちゃんさんから頂いたような、そんな気がします。
実際子どもへの関わりも、自分の気持ちに素直になり、嫌なものは嫌、ダメなものはダメ、と気持ちを強く持つ事が出来るようになり、そこには、確かな「この子達は大丈夫」と思える自信が持てるようになったからだと思います。
もちろん、不安になる事やブレそうになる事はありますが、その時はまたお父ちゃんさんに頂いた言葉を思い出し、下手でもいいから自信を持って育児していきたいと思います。
もともと、個性も強く手がかかる子ども達でしたが、私は悪い所ばかり見て、入れ物が大きいから?それとも私の関わりのせい?と自分を責めていましたが、
マイナスの面を見るより、良い所、プラスの見方が大事な事。大人側の気持ちが何より大事なんだという事を学びました。
どんなに受容しても不安や心配を大人が持っていたら、子どもは心の底から満たされる事はないんだなぁと実感しました。
ずっと気づかないまま、子ども達の依存も大きくしていました。
自分の問題点に気づけた事が今回とても大きかったです!
本当にありがとうございました。
そして、お父ちゃんさんに出逢えた事、今回参加出来た事に心から感謝しています。
ありがとうございました。