「愛情」は攻撃の言葉?!何気ない言葉に気を付ける(保育士バンク!) - 2017.09.19 Tue
「愛情」は攻撃の言葉?!何気ない言葉に気を付ける(保育士バンク!)
この「愛情」という言葉が、攻撃の言葉になってしまうのは、保育園だけではありません。
学校・幼稚園、また医師や子育て支援センターの支援員、保健所での保健師などから、「もっと愛情をかけなさい」、「お子さん愛情不足になっています」など、その人たちは悪意なく(中には悪意のある人もいるが)子育てする人に向けられます。
単に第三者からそのようなことをいわれるだけでもつらいのに、仮にもその道の専門家から言われることで、そのダメージはさらに大きなものとなります。
その人は善意で言っていたとしても、それにより傷ついたり、場合によってはそこから受けたストレスから子供につらく当たってしまったり、それまで我慢していた手を上げることにつながってしまったりということが実際少なからず起こっています。
その道のプロなら、「愛情」という便利な言葉に逃げてはいけない。
そのとき忘れてはならないのは、その人の立場を汲み取ろうとする「当事者性」というもの。
この視点を持っていれば、「愛情」なることばを軽々しく使うことなどできない。
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「今は上の子を一番に考えてあげてね!」という言葉
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下の子を出産した時に、保健師さんや子育てマイスターさんの「今は上の子を一番に考えてあげてね!」という言葉に落ち込んだことを覚えています。
その時は、娘のイヤイヤ期も重なり、子育てが全く上手くいきませんでした。
産後で気を張ってるせいもあり、神経が張りつめていました。
赤ちゃんは十分にお世話をされ、何をしても怒られず抱かれ、それだけで愛情は満たされますから、私の中では、とにかく娘を一番に考えてあげたかったし、私の気持ちはいつも娘にあるのですが、どうしてもイライラしてしまいます。
「上の子を一番に考えてあげてね」と言われるたびに、「そんなこと、みんな(どのお母さんも)やってるって!」とつらくなり、やってもやっても上の子が満たされないし、イライラしてしまう自分を責めたくなりました。
(赤ちゃんの存在だけで、どう頑張ったって上の子が100%満たされることはないんですけどね…)
そんな時に、一番私を救ってくれたのは、夫の「いいんじゃないの」という言葉でした。
夫には、娘にしてしまったこと言ってしまったことを全て話していました。
私の間違っている所を冷静に指摘して欲しい気持ちからでしたが、夫は私を否定しませんでした。
「上手くいかないのは仕方ないし、頑張ってるんだからそれでいいんじゃないの」と言われ、涙と共に肩の荷が下りました。