子供は目で学ぶ - 2017.12.13 Wed
大人が当たり前のようにするようになって、子供が真似するのも時間の問題と思っておりましたが、やはり来てしまいました。
事故が起こらないことを祈るばかりです。
子供は、大人への信頼感がありますから、大人が実際にしているものを見ればそれを学びます
このとき、それは理屈よりも優先されます。
言葉で「それはしてはいけないよ」と言われていたとしても、現実に目にしたもの、経験したことが優先されてしまうのです。
例えば、「ものを食べたり飲んだりするときは座ってしなさい」と普段から言われていたとしても、その大人当人が自分ではそういったことをなにげなくしていたら、子供はその目にしたものを身につけます。
大人が言葉でいう以上は、それを自分にも課さなければならないというわけですね。
そのような家庭内のことであれば、自分で気をつける範囲で済むのですが、ながらスマホのようなことは、これは外の世界で目にしてしまうものです。
「子供を社会で育てる」という視点が欠落してしまった現在のあり方を残念に思います。
その背景には、子供相手に限らず、人とのつながりのギャップがあるように感じます。
個人主義はイコール孤立主義ではないはずですが、「私と他者は関係ない」「私はその知らない子供とは関係ない」といった、人々の社会における存立の仕方に「他者との関係性の断絶」のようなものが現在では一般的になってきていることが無関係ではないように思います。
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