一番難しいこと - 2018.05.18 Fri
これはなにも子育てに限らないんだよね。
会社組織なんかでも同様だと思う。
部下を成長させようとしたら、その人に役職なり、責務なり、権限なりを与えて、あとは手や口を出さずに自主的にやらせてみなければなりません。
経験不足なところや、ミステイクにはフォローを陰ひなたにいれなければならないこともあるでしょう。
その人を一本立ちさせるためには、そういった失敗などのリスクをあえて引き受けてやらせることが避けられません。
しかし、実際にはそういった度量の大きさをみせるのは、なかなかに難しいことです。
では、これを子供に対してするとなると、さらに難しいです。
多くのことは、大人が手を出してしまった方が早いしうまくいきます。
場合によっては、子供の方も大人にしてもらうことを望みます。それが習慣化すれば、なおさら子供はそれを望むようになります。(依存)
子供にはできないこともたくさんあります。いつまでは手伝いが必要で、いつからは子供が自分でできるのか、やろうとするのかも子供によりみなちがいます。
大人が失敗を恐れてしまうと、子供にそれをさせられません。
大人が子供の力を信じていないと、子供自身も自信をもって取り組むことができません。
また、その大人自身そのように他者から信じてもらえた経験を持っていないと、なかなか子供の力を信じてあげることが難しいというスタンスをもたされてしまいます。
だから誰しもに等しくできるものでもありません。できないといけないということでもないでしょう。ただ、その場合はどこかで、自分以外の人の関わりが必要になってきます。子育ての自己責任論(特に母親への)にはまってしまうと、これが難しくなることがあります。
大人が子供のことを信じられるようになると、子供の屈託のないのびのびした姿が見られるようになります。それはいいものですよ。
● COMMENT ●
信じることの難しさ
幼稚園に入園して、突然理由なく(ないように見える)人を叩くようになった息子。たしなめてみたり、厳しく言ってみたり。お迎えに言った時に整列している前の子を叩くことが一番困ります。相手のお母さんが良い方なので助かりますが『また叩くんじゃないか』とお迎えの度にヒヤヒヤしてしまい、幼稚園頑張った息子をヒヤヒヤした目で見てしまいます。ほんとはがんばったね、て笑顔でぎゅーっとしたいのに。
名無しさんへ
時期が来たらそういう気持ちが自然とわいてくるのでしょうね。自然な成長の過程なのか、友達に影響されているのか、幼稚園の先生がうまいこと導いてくださったのか、よくわかりませんが、とにかく放っておいてもそのうち自立心は沸いてくるようです。
なので3歳の下の子が「母ちゃんお着換えさせて~」と言ってきても、「はいはい、甘えっこちゃんやな~」と甘えさせてやっています。
むしろ、たっぷり甘えさせて「大きな赤ちゃんやな~」などと言ってやれば、「じ~ぶん、で~」と、自分でやろうとするようです。
たぶん個人差あるので、名無しさんのところとぴったり当てはまるわけではないと思いますが、ご参考まで。
(信じて待てばいい、というところでしょうが、当事者だとヤキモキしますよね。私もお父ちゃんさんのブログで、信じて待つ、と自分に言い聞かせていましたが、心の底ではずっとその問題がひっかかっていました。)
いのうえ様アドバイスありがとうございます。
やらせる形にはなってしまいましたが、娘は少しずつ自分で頑張り始めてくれています。
娘を信じて母子共に頑張ります。
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すぐにデキナイ!お母さんやって!と言います。
以前のお話で「教えないし、やらせようと思わないこと」によって却って子供が伸びるというお話があったので、そう心掛けてきましたがやり方が間違っていたのかもしれません。
まだモチベーションがないからといって大人が手を出しすぎてしまったのか…
とても難しいです。
この春からプレ幼稚園に通うようになり、すぐに着替えなどが自分で出来る姿を求められ、結局時間切れのような形で今干渉して自分で出来るよう練習させています。
どうしてこうなってしまったのか…
ただひとつ、たくさん受容をしてきた事だけは信じられるので、それが困難を乗り越えられる養分となってくれる事を信じたいです。