『こどもの食事について Vol.3』 - 2010.08.20 Fri
明日のブログ祭り企画にUPできるかちょっと心配です。
つながっている今のうちにVol.3を投稿しときます。
僕は大人になってから、同級生の友人達に聞いたことがあります。
「保育園とか幼稚園の思い出で残ってることってなに?」
悪い思い出はなに?と聞いているわけではないんですよ、でも返って来た答えのほとんどは下の2種類でした。
1つは、「お昼寝のとき(胸を)トントンされるのが嫌だった」「お昼寝で寝なきゃいけないのが嫌だった」という午睡関連のネガティブな思い出。
もう1つは、「給食が食べきれないで、ずっと残らされたこと」
「嫌いな食べ物の○○を隠してたのがばれたこと」
「苦手な食べ物を無理やり食べさせられたこと」
などの食事のネガティブな思い出。
食事関連のネガティブな思い出は、一人が言うと思い出したように大勢の友達がしゃべりだしました。
「食べ物の恨みは大きい」と昔から言いますが、食事のことでしたネガティブな経験というのは実に根深くなるようです。
たしかに、きちんと量をたべられることや好き嫌いなく食べられるのはとても大切なことだと思います。
当然そうなってもらいたいと思うのです。
でも、それはある程度長い目でみてそうなればいいことなのですね。
だから、そうなる前に「食べること」自体を嫌なもの、苦しいものと思わせてしまってはそうなるものもなりません。
そういうわけで怖い顔して無理やり食べさせるような類のことは、結局は逆効果となってしまうのです。
偏食の対応に関しては以前こちらで書きましたので今回はパス。
それから、1~2歳またはもうすこし大きい子でも「一品食い」ということが往々にしてあります。
日本の食文化、食事のマナーでは、最初に汁物に口をつけごはんや主菜・副菜をバランスよく食べ最後に汁物を食べ終えて食事を終わりにするという考えがありますので、このこども特有の一種類ずつ食べおえていくという「一品食い」という食べ方をあまり許容的に捉えません。
たしかにその属する文化やマナーを伝えるというのも、食習慣のなかでは重要なことです。
だから出来れば、それにそうように食べられることがいいのはもちろんです。
しかし、これも長い目で捉えてあげればいいのだと思います。
いい歳した大人がそれでは困りますが、2歳のときずっと「一品食い」だったからといって20歳でも「一品食い」をしているというひとはあまりいないでしょう。
(ときどき大人でも食事のマナーなど身につけてない人もいます。しかしこういう人の大部分は食事のさいに放置されてきたしまった人です。しかるべき年齢のときに適切な大人の援助があった上で身につかなかったという人はまずいません。)
2歳でそうだとしても、ある程度のスパンのなかで改善できればいいことです。
「一品食い」の改善のために目くじらをたてて食事をつまらないものにしていくより、一品食いでも自分の分量が全部食べられるのであればそっちのほうを認めていってあげることが、よい習慣の確立へとつながると思います。
文化によっては「一品食い」が当たり前のところもあるのですよ。
たとえばフランス料理とかね。
一品ずつ順にでてきて、一品食べ終えたら次の料理が運ばれるようになってるでしょ。
あれはあれで、軽いものからだんだんと重いものへと移ることでお腹の準備もでき、消化にもよいという合理的な食べ方であるそうです。一品づつ作り立てを食べられるというのも実に合理的ですね。
だから一概に「一品食い」が悪いという風に考えることはないのだよね。
子育てする上で食に関することはいくっらでもあるので、明日のブログ祭りUPをはさんでまだまだつづきます。
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