保育者の姿勢 vol.1 - 2018.11.02 Fri
1,見守る
2,信じる
3,待つ
これら相互につながり合い重なり合っています。
◆見守る
保育において見守るという言葉はありきたりだけれども、それにもいろいろな「見守る」があります。
・子供に危険がないように見ている
・子供がいけないこと、あぶないことをしないように監視している
・トラブルが起こったときにすかさず介入しようと思ってみている
・子供がかわいいと思って見ている
・楽しそうにニコニコ見ている
・子供の行動を観察している
・日誌や、連絡帳に書くネタを探して見ている
・子供の発達段階を踏まえて活動を見ている
・個々の子を見ている
・集団全体を見ている
・視界に入れているだけで見ていない
ざっと挙げただけでもこういった見守る、もしくは見るがあります。
なかには明らかに不適切なものもありますが、僕はこのどれでも、またそれが複数でも保育の専門性の上では足りないと考えています。
こちら↓の記事でも触れていますが、
事例で見る難しい子の対応 vol.1 「肯定不足」
信頼する保育者の見守りによって、子供に安心感、肯定感をもたらします。
「私がいるからここは安全だよ。あなたは安心して過ごしていいよ。ここはあなたの居場所だよ。どんなあなたであっても私は受け止めるよ」
保育で子供に関わるとき、それは見守りの連続です。
そうした日々の絶えざる見守りを通して、常にこのメッセージを子供たちに送り(贈り)ます。
だから、僕は「見守りはプレゼント」、もしくは「プレゼントとしての見守り」と保育をする人に伝えています。
だから、見守ることが「活動」や「仕事」とは別の意味で、保育者の「姿勢」と言えるのです。
つづく。
明日はまざるテラスでのシンポジウムです。
僕は、これからの子育て支援について語ろうと思っています。
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● COMMENT ●
大人があれだけ息苦しかったのだから、子どもも相当居心地が悪かっただろうなと思います。
大きな見守りの中で安心して過ごせる居場所は、子どもにも大人にも必要ですね。
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いつか参加したいと思っています。
記事の続きもぜひ読みたいです。
待ってます。