まざるテラスシンポジウム「今、日本の保育で何が課題なの?」を終えて - 2018.11.08 Thu
総勢40名ほど。定員はすぐに埋まりキャンセル待ちもあったとのことでした。
まざるテラスさんは、ご自宅を開放して子育てする人や地域の人が集える場にしているので、40名もそこに集まるといっぱいです。
しかし、人間のおもしろいところで、なぜか空間にぎゅっと人が集まって話をすると熱のこもったものになります。
これが例えば、体育館のような広い空間でしていたとしたら、そこで話された内容や受け取る側の印象もまた違ったものになるでしょう。
僕は、最近座談会を好んでするのだけど、この人の寄り集まった状態になにか大事なもの隠れていると感じています。
パネラーとなったのは、世界の保育や子育てを見ながら25カ国を旅した保育士 久保田修平さん。
レイモンド保育園(社会福祉法人檸檬会)広報企画室 室長、CCDプロジェクト ディレクター 平井亙さん。そして僕。
お二方とも初対面でしたが保育に関わる同士、始まる前からいろいろ話が盛り上がり、あっという間に開催時間となってしまいました。
不思議なところでご縁があって、平井さんは僕の大学の先輩で、久保田さんは世界を旅している間僕のブログを読んで下さっていたとのこと。
パネルディスカッションの後、3つのグループに分かれて参加者の方と話をしました。
1時間あったのですが、それでも全然時間が足りませんでした。
その際は僕は極力しゃべらないで、参加者の方に口を開いてもらおうとしたのですが、十分にお話を聴けない方もいてもっと時間があればという思いしきりでした。
この会は、なんらかの学術的な発表の会でもないし、研修でもないし、どこかの組織を代表して意見表明しにきているわけでもないし、本当にみなさんが個人としての意見を出し合う場でした。
こういった会は、あるようでないのではないかと感じます。
ここからわかるのは、保育やもっと大きな枠で社会としての子育てを考える場が持たれる時代になったことです。
いわば、社会的な子育てという認知が生まれているということ。
こういった時代になっていることを、多くの人や子供に関わる施設に伝わって欲しいと思います。
子育ても保育も、こうだという正解のないものです。
個々の人の置かれた状況、家庭や社会、そういったものにも影響を受けてあるべき形は違ったり、変わっていきます。
だから、考えを表したり、意見を出し合って考えていくことが大事なのでしょうね。
(※当日、会場にケースに入ったメガネをお忘れの方がいたそうです。心当たりの方はまざるテラスさんに連絡を取ってみて下さい)
予定ですが12月6日(木)にまざるテラスさんで、僕の子育て座談会が開かれます。以前にも一度開催していますが、こちらは今回のシンポジウムとは違い、子育てをしている方向けの子育て座談会です。募集等が始まりましたらまたお知らせします。
前回の様子はこちら。
【報告】これで今年の子育ての悩みはほぼ解消!? 保育士おとーちゃんから使えるフレーズ「どうしたの」「あぁそうなんだ」
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