保育士バンク!コラム ばんそうこう保育 保育の見えない落とし穴(前後編) - 2018.12.20 Thu
本日紹介する2記事と1月にかけてあと2記事がUPされます。
ばんそうこう保育 保育の見えない落とし穴(前)
ばんそうこう保育 保育の見えない落とし穴(後)
どの記事も、問題提起と新たなる視点の提供という僕のいつもの切り口でそれなりのものが書けていると思います。
保育士バンク!のサイトでは昨年12月に上げた僕の「なめられない保育」はもうやめよう(前編)が、それ以来ずっと人気記事のトップにあります。
僕としては自分の書いたものが多くの人に気にしていただけることがうれしい反面、それだけの人がこの記事を見るということは、やはりいまだに保育の中で「子供になめられるな」がまかりとおっているであろう現状に忸怩たるものがあります。
すでに多くの方が気づいているかも知れませんが、僕が保育に対して課題としているのは、あまり現代的な最先端の保育といったキャッチーなものではありません。
そういったものに力を入れた方が注目度や一般的な評価は上がるのかも知れませんが、僕のテーマはそこではないと思っています。
僕は、日本中どこに行っても及第点の保育を受けられることを目指しています。
本当はそれが当たり前なのだけど、現実ははるかに及んでいません。
保育の高みを目指すことはそれはそれで大事なことなのだけど、その前に誰かが泥臭い仕事をしなければなりません。いろんな問題があって解決は簡単ではないけれど、個々の子供、保護者、そして保育士みながみなムリなく幸せになるためには、それを地道にやっていくことが大事だと感じています。
今回のコラムの「ばんそうこう保育」という視点は、今の保育界に是非とも必要なことであると自信を持って言えます。
どこへ行っても「保育が大変だ」という声が聞こえます。
その原因は、保育士のやっている積み重ねに原因が多分にあるのだけど、気づける視点がなければずっと見過ごされたままです。
この無自覚さは保育士の疲弊を招き、子供や保護者への否定的な気持ちを保育士にもたらしてしまいます。
逆に言えば、保育士が意図を持ってその根っこにアプローチできれば、いかようにもそれをいい方に向けることができるということです。
すると、そこには自分たちの自覚的な配慮とそれにともなう結果が残ります。
こうなると、保育が「見える」状態ができます。保育の見える化です。
僕はこれを作り出せることを「保育のチカラ」と呼んでいます。
ありがたいことに、僕のこうした思いが少しずつ伝わって、保育施設からの研修の依頼なども多くなりました。
また、僕のこの考えと理念を同じくする保育力研究所さんにも声をかけていただいて、今後一緒になんらかの企画をやっていければと思っています。
このコラムを終了しても、今後もどこかの媒体で保育に関する情報も発信していきますのでご安心下さい。
今年はなんだかんだと忙しく、自分で講演等を企画する余裕がありませんでした。来年は保護者向けの講演や座談会、また保育士向けの研修会など自分でも企画してみなさんにお伝えできる場を増やそうかと思っています。
また、個人の方でも組織・団体の方でも、座談会や講演、研修の意向がおありでしたらどうぞ遠慮無くお問い合わせ下さい。
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