体罰の場合。そうでない場合。 vol.2 - 2019.01.12 Sat
子育てする人が b,の状態になってしまったとき。
多くの人は、「私が悪い」という心理になってしまいます。
もし、誰かにそれを相談したとき、そこに追い打ちをかける反応をされることがあります。
協力的でない人のみならず、善意のアドバイス者にもそれがあります。
例「あなたの気持ちよくわかるわ。でも、愛情を持って頑張りましょうよ」
この言葉の意味するところ↓
子供を叩かない=愛情がある状態 子供を叩く=愛情がない状態
言われた人の現実。子供にどうしても手が出てしまう。「やっぱり私は愛情がない(足りない)」→自己否定
結局のところ、こういった論法は感情論で丸め込むおためごかしになっており、「私が悪い」という心理に拍車がかかる場合があります。
「私が悪い」という追い込まれた心理になってしまうと、この子供にやむにやまれず手が出てしまうという問題の解決に遠ざかりかねません。
これは自己否定、自罰感情のさらなる強化を引き起こすからです。
子供を叩く問題が解決に向かうためには、この自己否定、自罰感情の問題を解決に向けていく必要のある場合があります。
(もちろん、このあたりの事情は個々に違います。これ以外のケースもあります)
もし、子供に手をあげてしまうという問題に直面して、「私が悪い、直さなきゃ」「私が悪い、我慢しなければ」といった思考や解決法以外が思いつかない場合、ひとりで解決するのは大変に困難です。
助けや協力者を求めるアクションをとりましょう。
もし、そのことで責めてくる人(それがどんなに正論であったり善意であっても身内であっても)がいた場合、その人の言葉とは距離を置いた方がいいです。
まずたいていの場合、それは解決の助けにはなりません。
「私が悪い」と考えてしまうのではなく、「私には解決しなければならない問題がある」といったように視野を広げてみましょう。
こういったことをお手伝いするのがカウンセラーのお仕事です。
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娘がてを出すようになりました
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でも、最近娘が私の言うことを聞かないため言って聞かせるため、私が娘の顔を叩いたり何度かしたためか、
最近下の子を叩くようになりました。
それが許せず私の怒りがヒートアップしていっています。今日は娘を捨てにいくとまで言って娘を脅し続けてしまいました。
なにが間違っているのかもう子育てがよくわかりません。可愛がろうとしても可愛がれない毎日。
やはり体罰というのは良くないことだということはわかりました