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2019-07

【リンク】モラハラ夫が、日本の夫婦を破綻させる <モラ夫バスターな日々(1)> - 2019.03.06 Wed

毎週水曜日Twitterで『モラ夫バスター』という4コママンガを更新していた大貫憲介弁護士の連載がHBO誌上で始まりました。

モラハラ夫が、日本の夫婦を破綻させる <モラ夫バスターな日々(1)>




人生とはつくづく不思議なものだなと思います。
僕は、子育てや保育を深めようと尽くしてきて、いま向き合っているのは女性の格差の問題やモラハラ男性の問題です。
この大貫弁護士は、法律の世界を歩んできていま向き合っているのは女性の格差の問題であり、モラハラ男性の問題です。

歩んできた道は違うはずなのに、それがたまたま交差したところで出会っています。そして、そこで多くの人が歩きづらくて困っている瓦礫(がれき)を一緒にどかしています。互いに一面識もありませんが。

法の世界のシンボルであるひまわりや天秤が指し示すものは「公正さ」です。
そこに公正さがないとき、法の世界に生きる人は、法を使って公正さを取り戻そうと尽力してくれます。
弁護士というと高給取りといった華々しいイメージを持つ人もいるかもしれませんが、社会的弱者の力になるべく本当に草の根から尽力して下さっている方が大勢います。

もちろん、それは弁護士に限りません。
医師や教員、福祉関係者、ソーシャルワーカーなどなど、そういった人たちも社会的公正さを取り戻すべくその職業上の領域で活動しています。そういった職の人でなくとも、公正さを取り戻すべく個人として社会のために尽力している人も多数います。




さて、話を戻しましょう。
僕は、子育てと保育に関わって生きてきました。
なのに、いま向き合って憂慮しているのは女性の格差問題や地位の問題、モラハラ男性の問題です。カルトの問題もこれらと無関係ではありません。

なぜ、そうなったかと言えばそれはある種の必然で、子育てや保育の問題を突きつめていくと、それらが根っこに大きく横たわっているからです。
これらの問題を放置して、子育てや保育だけが良くなるということはありえないことに気づいています。

この大貫弁護士の述べるように、日本にモラハラ男性はとても多いです。
結果的に離婚する家庭も増えるでしょう。
しかし、社会には離婚家庭、一人親家庭、特に母子家庭を差別する人や文化があります。

男性のモラハラが多くて離婚せざるを得ない女性がたくさんいるのに、なぜ責められるのが女性なのか?
ここには不公正さがありますね。

こういった現状に発展的批判を加える時期を経て、より公正なあり方を模索する時代を迎えなければならないでしょう。
しかし、そういったものは既存の文化的な体系とあいまって構成されているので、これを変えていくのは容易ではありません。
いろんなところ、それこそ企業体質や学校の体質、地域社会の体質などと絡み合い強固に守られています。




僕は仕事柄多くの子育ての悩みに触れます。
全てがではありませんが、その少なからずにモラハラ男性の問題が隠れています。
直接に子供の父親がモラハラ男性でなくとも、その父親の父親や祖父、母親の父親や祖父というところで、モラハラ男性の問題が存在します。

子供時代にモラハラ男性が身近にいると、男の子はモラハラ体質を引き継いだり、人格形成に影響を与えられやすくなります。
女の子は、自己肯定感の低さ、自尊感情の低さが強められてしまい、生きづらさの問題を持たされやすくなります。
「従順な女」という文化的型にはめ込まれていくためです。その過程で自己主張や自己決定を奪われやすく、意識的にも「自分が悪い」「自分の我慢が足りない」といった気持ちが形成され易くなります。これが強まると、被モラハラ体質に発展し、自立してからもモラハラされやすい状況におちいります。男の子であっても、モラハラをされ続けることでこちらの傾向になっていく子もいます。


こういった幼少期の問題は、人格形成に練り込まれてしまうので、簡単に理屈だけで解決しないことが多いです。
また、その解決には時間もかかるし、他者の理解やサポートも必要です。

ですから、個人の問題レベルで解決に尽くすことに加え、男性の文化的モラハラ体質の問題を是正していくことの両方が欠かせません。




昨年、僕の身近な親族の年配男性が自死しました。
長年に渡るその妻と子への暴力とモラハラ。それに対する自責の念と、そういった自分への周囲からの理解のされなさに苦しんだ結果の自死です。

その人は、むしろとても優しい人でした。
しかし、その人の育った時代や、地域、家族のあり方によって、メンタルのあり方がモラハラ男性へと育て上げられてしまいました。

男性が、男性だからと言う理由で誰か他者の上に支配者として君臨できる状態というのは、実のところその男性にとっても不幸なことでしかありません。
誰かの支配者になっていなければ、自我が確立、維持できない状態だからです。

場合によっては、直接の子供だけでなく孫やその子にまで、負の影響を及ぼします。職場などでの対人関係にも問題をきたすでしょう。しかし、文化的に男性によるハラスメントが許容されている社会では、そういったメンタルの人であってもそのままに生きていけてしまえます。これは誰の幸福のためにもなりません。


モラハラ体質、モラハラ文化、これらを少しでもなくして次の世代にバトンタッチしたいというのが僕の願いです。


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● COMMENT ●

みのむしです。
先日は、コメントのお返事ありがとうございました。
カウンセリングを希望したいのですが、正直金銭面でためらっています。
お金を払ってカウンセリングをするという習慣がないこと。
仕事をしていないので、独身時代からの貯金を切り崩さなければならないことから、なかなか踏ん切りがつきません。基本的に、ケチなのだと思います。


自分の夫がモラハラ気質であると信じたくはありませんが、対等ではないと感じることは多々あります。
夫自身も、私が状況を判断して効率を優先したり、夫の能力、都合、希望をくみ取った結果、私が自己犠牲的な行動をとらざる得ない時に、意識的にあえてそれに乗っかていることも多々あります。

また、自分が仕事をしていないこともあり、子供抜きの外出予定(子供を連れて行くと成り立たない予定)を、私の都合関係なく、自分の意思だけで入れることが多々あります。
ですが、自分の両親、夫の両親、周囲のママ友の話をしていると、夫とは、父親とはそういうものだで済ませられることが多く、愚痴ににもならなかったりします。

専業主婦とは、そういうものなのかもしれませんが。
私が働き始めても、夫のスタンスは変わらないように思います。
今の働き方を続けるためには、妻の犠牲ありきの、自分の休養が必要だと思っているのでは、と思えてなりません。

私はただの主婦ですが、世界からハラスメントを無くしたいと思う一人です。
でも実際モラハラを受けている本人から、私苦しい、と相談され、あなたが苦しい思いをしているのは不当だよ、関係を改善する方法もあるよ、と示してみても、私が我慢すれば丸く収まるから…などと流される事が多くてやりきれない気持ちになることばかりです。
相談って、ただ話を聞いてほしいだけで、アドバイスはそれほど望んでいないのですよね。
でもいつまで我慢するの?自分が病気になるまで?それとも心のバランスを取るために、自分より弱い人を虐げ続けるの?と、すべてのハラスメント被害者に問いたいです。

偶然にもまさにいま抱えている問題です。

うちのダンナは、男性のあるべき論というよりは、これまでの人間関係の少なさから極端に独りよがりに自分の思う家族像に私も子供たちも当てはめようとします。
私も子供たちも、それぞれ違う個性の人間がいて、その微妙なバランスで家族が成っていることに気づかずに、ひたすら自分が思い描く家族像(だいたい自分の過去)の枠に家族を押し込めようとします。
私はそれが、人間関係の乏しさや読書量の極端な少なさから来ている(つまり他の人の考え方を取り入れず独りよがり)んだなとわかるのですが、子供たちはなんとなく違和感を感じている様子です。

抱っこひとつとっても、「抱っこして~」と言うと普通に抱っこしてやればいいのに、「そこの椅子に立って、立たんと抱っこせーへん」と何かしら条件をつけたり、私に対しても「僕の子供のころはプレハブのような家に住んでいた」と言って極端な節約を強要したりという具合です。

私は「あなたのしていることはモラハラだ」と言えるのですが、子供たちはただ居心地悪く感じるだけで、ダンナがいるとものすごくゴネたり暴力的になったりします。

何度か、自分の考えを言う前にいったん子供の気持ちを受け止めてやれと言っているのですが、なかなか凝り固まった思考回路からは抜け出せない模様。

どうしたものかと思っています。

この記事を読ませていただいて、同じ気持ちでおりますので思わずコメントしました。

私自身、モラハラにあってきた身です。

モラハラはモラ夫による妻への数年がかりのマインドコントロールがともないますから、逃げ出せないんですよね。逃げ出す気にもならない。家庭内イジメに気づきもしない。
むしろ暴力があったほうが、家庭が異常な状態であることに自他ともに気づいて逃げられますし、傷という物理的証拠がありますよね。モラルという凶器を器用に都合よく使ってイジメを遂行するという、実に悪質な行為だと今ならわかります。

私は、幸いなことに人間観察と分析や内観が趣味な人間ですので、モラハラ対策(接し方のテクニック)で対処療法が成功しました。しかし、根治はほぼムリだと実感しました。大人の真性モラハラ体質の根治はかなり厳しい話ですね。パーソナリティ障害の域ですもんね。たまに発達障害も関係してるみたいですが。

でも、子供ならできかけたモラハラ体質/モラハラ被害者体質の修正が可能だと思ってます。

永遠と続く闇の世代間連鎖

その鎖を断ち切りたいと切に考えています。
子供ならまだ間に合う。

モラハラ行為の巧妙さや実態、認知度、原因、対応策、なによりモラハラ体質な人間を作らない子育てなどを学び、もっとひろめて連鎖を終わらせたいと切に願う一人です。

特に九州地方には、男尊女卑の信念がカビのように繁殖しています。結構深刻かもしれません。

保育士おとーちゃんさんに共感と応援の思いを伝えたくてコメントいたしました。

長々と読んでくださりありがとうございます。


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楽しく無理のない子育てを広めたいと2009年ブログ開設。多くの方の応援があって著作の出版や講演活動をするようになりました。 現在は、子育て講演や保育士セミナーの他、『たまひよ』や『AERA with Baby 』等の子育て雑誌の監修やコラム執筆。『ジョブデポ保育士』の監修や育児相談などをいたしております。

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