保育研修のお知らせ 6月22日(土) - 2019.04.17 Wed
『これからの子育て支援 ~保護者対応の苦手をやりがいに変える~』(HOIKUBATAKE主催)
日時 6月22日土曜日 10:00~12:30
場所 東京都千代田区飯田橋
詳細、申込み↓
(HOIKUBATAKEホームページ)
今回のテーマは「子育て支援」です。
保育所指針が新しくなり、子育て支援がさらに大きくクローズアップされました。
しかし、正直なところ指針の該当箇所をどれほど読んでも、個々の当事者を前にしたときの視点や関わりのスタンスはあまり見えてきません。
こんにちの子育て支援は、子供への日々の保育そのものと同じだけのウエイトを持って保育士が取り組まなければならないものになっています。
そのように言うとプレッシャーに聞こえるかもしれませんが、このことは実は保育者にとっての大きなメリットであり、強みともなるのです。
ひとつは、ここをスムーズにすることで、日々の保育のモチベーションとなること。
もうひとつは、それにより保育者の専門性を世に打ち出していけることです。
◆若手の方にも
保護者支援というと、園長やベテラン職員が主に取り組むところのようにも感じます。
たしかに、そういった広い観点もあり、それもこの研修内でお伝えしますが、一方で僕は保育者個人のレベルでも、このことを噛み砕いていきます。
それというのも、僕自身もともと保護者対応を大の苦手としていたからです。
保育自体もなかなか確立した手法のようなものが難しいですが、保護者への対応はそれに輪をかけて明示されたものがありません。
あまりに、その人個人のセンスや性格に負うところが大きすぎます。
・そもそも、子育ての支援とはなにか?
・どういうことが大切で、どういうことはすべきでないのか
・その具体的な方法は
・さまざまな実践例
・当事者の声
こういったところを踏まえておくことで、保護者対応の困難さが大きく減少します。苦手なものがクリアされると保育がより楽しくなります。
ですから、若い保育士さんにもこの研修を聴きに来てもらいたいと思います。
◆経営者、施設長、主任にも
また、経営者、施設長、主任といった方には、子育て支援に取り組む意義、保護者との信頼関係が高まることでの園運営の安定化、またそれを踏まえることで行事などの見直し、日々の保育のあり方をムリのないものにしていくヒントをお伝えできたらと考えています。
例えば、「クレームは作られる」といったことがあります。
「あの親はクレーマーだ」といった園側の認識が、実はまったく違うということ多々あります。
つまり、作られるというのは「保育園の対応によって作られている」という意味です。
保護者への関わりを明確に身につけておくことで、このようなことは防ぐことができます。
それどころか、むしろそのままだったらクレーマーにしてしまっていた人を、安定した信頼関係を結んで理解者にすらなってもらえます。
園の対応ひとつで大きく違ってくるのです。
実はこのことは人事上の困難さをも軽減します。
保護者対応の難しさによって、モチベーションが尽き辞職してしまう保育士は少なくありません。保育者に長くこの仕事を続けてもらうためにも、保護者対応の専門的な学びは無駄にならないことでしょう。
◆子供の安定にも
対応の難しい子は、多くの保育園で悩めるところです。
こういった問題を、かつては(いまでも)
・「お子さん愛情不足になっていますよ」
・「家庭でしっかり見て下さいね」
・「お母さん、ちゃんとお子さんに向き合っていますか?」
といった、親や家庭にその理由を決めつけるような、保護者への対応は少なくありませんでした。
こういった対応は、その保護者にとっては責められ攻撃されている感じを与え、さらに園との信頼関係の低下をもたらします。また、それでは子供の姿に本質的な好転はもたらせません。
つまり、子供にも、保護者にも、園にも、誰にとってもプラスになっていないのです。
子供の姿の安定化のために、まず必要なのは保護者への適切な支援、ケアなのです。
ですから、子育ての支援に注力することで、子供の安定、保育運営の安定にも大きな力を発揮します。
このように、子育て支援はもはや保育のおまけではないのです。
いまや保育のど真ん中にあるのが、子育て支援です。
ぜひ、学びにいらして下さい。
◆特別講義 『いじめをしない子に育てる保育アプローチ』
あともうひとつ、子育て支援とは直接関わりませんが、特別講義として
『いじめをしない子に育てる保育アプローチ』
をお伝えする時間を設けます。
昨今、いじめやそれによる自死のニュースが、恐ろしいことに慣れてしまうほどたくさんあります。僕はこのことを胸が張り裂けるほど辛く感じます。
この問題に関して、実は保育者ほど解決の手段に近いところにいる存在はいないと僕は思うのです。
実際に、子供たちを将来にわたっていじめをしない人格形成の鍵を保育者は持っています。
その実践方法をお伝えします。
お為ごかしや感情論としてではなく、保育上の実践として伝えることができます。人によっては次の日からそれをすることも可能でしょう。
それを今後、僕は広めていかなければならないと思っているのだけど、できれば直接言葉で伝えたいのです。ぜひ、いらして下さい。
お申し込みはこちら↓
(HOIKUBATAKEホームページ)
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