女性が産休育休でキャリアを失わないたったひとつの冴えたやり方 - 2019.08.12 Mon
この問題を簡単に解決する方法がある。
それは、男性も同じように産休育休を取得すること。
男女においての非対称性をこれにより相殺してしまう。
さすれば、女性だけが一方的にキャリアを損なうことがなくなり、そこによる男女格差を是正することができる。
「そんなの簡単にできないよ」と思う人もいるだろう。
そもそもそうした思考にこの問題の原点は隠れている。
それは、「女性が子育てするもの」という文化的習慣。家庭の中で男性が労働や収入の柱になるべきといった文化的習慣
労働は男性がするものといった社会的習慣。管理職には男性がふさわしいといった社会的習慣。
こうしたものが強固な先入観となり、この男女格差の問題は少しも前進しようとしない。
いっそのことドイツのように、法律で男女関係無く産休育休を取得するのを義務化してしまってもいいかもしれない。(加えて言えば女性管理職の割合なども)
でなければこうした社会的文化的習慣というのは容易に変わらないだろう。
しかし、それをしさえすればこの問題は大きく前進するはずだ。
また、それだけでなく社会デザインが変わることだろう。
社会人になるまでの教育の中で、男性も家事や育児をこなすだけの知識や経験を積むことが必要とされるようになるだろうし、家庭内での夫婦のあり方などもかわってくるだろう。
出産育児を機に、夫婦間の価値観の齟齬が大きくなっていくケースは少なくない。
これまで女性が育休を2年とってたとしたら、これからの社会は女性が1年、男性が1年ずつとればいい。3年取るのなら、1年半ずつ。もしくは同時に取る。
「男性だから○○できない」ということはない。
家事にしても子育てにしても、それは女性も条件はまったく同じ。
これまで女性は、「やるかやらないか」の二択をつきつけられる中で、それが避けられないからやってきたというだけのこと。女性だから、もしくは子供を産んだから子育てができるようになるわけではない。
だから、男性も0からやればいい。
そのための社会的なサポートは行政が用意すればいい。
男女格差がない社会は男性にとっても生きやすい社会になるはずだ。
男性だから母乳がでない?
冷凍母乳など活用するという手もありますよ。
ちなみに、タイトルはなんとなく夏なので思いついただけ。もちろんこれ以外のやり方だってあることだろう。
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