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2023-06

子供の泣きは言葉  乳児の保育というもの - 2011.02.20 Sun

多くの人が子供とくに赤ちゃんが泣いているとどうしたらいいかわからなくなってしまいます。

おどおどしてしまったり、心配になってしまったり、しかしそのおどおどや心配・不安は子供にも伝わってよけいに子供が不安になり泣きが激しくなってしまったりすることもあります。

ある動物行動学の研究によれば、鳥のヒナが大きな声で鳴いてエサをねだったりするのは、親鳥にたいするある種の脅迫なのではないかというものがありました。
「早くエサをくれないと、捕食動物にみつかってあなたも危険だよ~。はやくよこせ~~」というふうにヒナの鳴き声は機能しているのではないかというものでした。

真偽のほどは定かではありませんが、子供をみているとなるほどそういう面もなきにしもあらずかなとも感じますね。

でも、子供が泣くのって良くないことと捉える必要ってないんですよ。
なんらかの思いがあってそれが現れていること、つまり言葉なのです。

まだ、赤ちゃんならばおなか減ったとか、オムツが気持ち悪いとか、そういった欲求や皮膚感覚からの思いであり、少し大きくなってくるとそこに様々な自己主張が入ってきたりするわけです。

さらに大きくなって3~4歳くらいでも、言いたいことがあってもまだボキャブラリーが少なかったり、感情の整理がうまくつかなかったりするので、そのために泣きになったりしてしまいます。


僕は乳児、なかでも0歳児をみるのが好きです。
なぜなら、大人の関わりひとつでその子供の育ちがまったく変わってくるからです。

赤ちゃんを保育しているとときどき怪訝な顔をされることがあります。
なにかブツブツ独り言をいっている、もしくは「私に話しかけている?」と思われるからみたいです。

でも、もちろんそうではなくて、大人に話すのと同じように赤ちゃんに話しかけているのですね。


世の中には「赤ちゃん(子供)だから話してもわからない」と考える人がいまだに多いのだけど。

言葉ってその内容を伝えるだけが能ではないのですよね。
例えば自分がどこか見知らぬ外国に一人で放り出されたと考えてみてください。

一生懸命伝えようとするのだけど、現地の人にちっとも言葉が通じません。

ある人はいくら話しても意味がわからないから、もういいやとあなたのことを相手にしなくなってしまうかもしれません。
しかし、ある人はわからないなりにも一生懸命に話を聞いてくれわからないなりに理解しようとしてくれ、また言葉は通じていないとしても、一生懸命伝えようと話しかけてくれる。

さて、あなただったらどちらの人を信頼するでしょうか。
多くの人は、わからないなりにも聞いてくれ、また話しかけてくれる人ですよね。

赤ちゃんだってそれと同じ、いえそれ以上なんです。

なぜなら赤ちゃんのいわんとすることは、普段からよくみていればそれなりに理解できるし、またこちらが言っていること、思っている気持ちを理解する能力が赤ちゃんにあるからです。


我が家のむーちゃんはまだ1歳半ですが、歩き出したころはすでに「そこは危ないからやめて」といったことはきちんと理解してきいてくれました。
それはおそらく生まれたときから、きちんと言わんとすることを大人に理解してもらい、また大人も伝えることをしっかりと伝えてきたという積み重ねと、「大人は理不尽なことは要求しない(ごまかさない、うそをつかない)」という信頼感があって出来ていたのだと思います。


以前、若い保育士さんにこんなことを伝える機会がありました。

預かっていたのは、ものすごく泣く赤ちゃんでした。
いわゆるギャン泣きというやつですね。

赤ちゃんがギャンギャン泣くのは、その状況に不安があるといったときです。
保育の現場ならそんなのは当たり前のことですね。
だってもっとも(というか唯一)信頼する親の元をはなれて、保育園というまったく理解できない環境で知らない大人に預けられるのですから、だれだって不安になって当然です。

子供とは常に安全・安心を求めるもの、また求めなくては生きていけないか弱い存在なのですから。

多くの人がこんなとき、おもちゃで釣ろうとしたり、気を引こうとしたりします。
保育士でもそうするひともいます。

子供は好奇心旺盛だから、たしかに物でつることもできるかもしれない。
そのときはそれでよくても、ふと気がつけばまた不安はぶりかえします。

こんなとき子供を尊重した関わり方は、僕はまず子供の不安な気持ちをしっかりと受け止め理解してあげることだと思います。

そのあとで気持ちを安心させてあげたいですね。

「そうだよね、ママいっちゃったら寂しいんだよね。そんなときは泣いて当然だよね。いいんだよ、悲しいときは泣きなさいよ~」
「でも、大丈夫だよ。ちゃんと居るからね。いつも見てるからね。」

子供の気持ちを受け止めた上で、自分を頼っていいこといつでも受け止める準備があることを伝えた上で、しっかり抱っこして歌でもうたってあげます。

こんなことを繰り返し繰り返ししていき、子供が安心できるまでつきあいます。
どんなに大泣きしている子でも。きちんと心を開いて受け止めていけばいずれ安心させることが出来ます。
またその自信があります。

だからいわゆるギャン泣きしている子であっても、笑顔で対応できます。
ここで持てる気持ちの余裕が子供にも伝わるので、泣きに負けておろおろしてしまう人が対応するよりも、ずっとはやく子供も安心していけます。

子供の泣きは言葉なのだと思っていれば、なにも恐れる必要はありません。


保育士としてはさらにここからが問題なのです。
受け止めるだけならば極端な話、誰でも出来ます。

抱っこさえしてれば安心するという子は多いです。
なので、「おんぶにだっこ保育」になってしまうところも多いです。
特に以前はとてもこういう保育が多かったです。

これをしていると保育士としても、なんか子供をきちんと受け止めているような気がして、やった気になれます。子供に頼られている気がして自己満足もできます。
しかし、これだと子供は大人に依存するばかりになってしまい、むしろ子供の成長を奪ってしまうことになりかねません。
これはでは「保育」でなくたんなる「子守り」です。


赤ちゃんの声をしっかりと受け止め、安心させることはとても重要なこと。
だけどいつまでもその段階に大人が進んでとどめておいては、子供の成長は助けていけない。
繰り返し繰り返し受容しつつも、大人に依存しないで安心してすごせる環境作り、関わりを心がけていけなければほんとの意味で「保育」とはいえないということ。

その上で、少しずつでも自分の遊びを展開して、その遊びの中でさらなる成長を獲得できるよう働きかけていくこと。

単なるにぎやかしでなく能動的・積極的に自主的な遊びに関われる子にしていくこと。

そのことが長い目で見れば、数ヶ月、年単位で成長の違いとなって現れてきてしまうということ。


自己満足な保育にするのも、子供の成長を助ける保育にするのもあなたの日々のちょっとした関わりしだいだということ。


そんな話をしたことがありました。
その人は若いので経験はまだ少なかったけれど、心に余裕がありおおらかで優しい気持ちのあるひとだったので、きっと良い保育をしてきていることでしょう。


保育園で保護者にアンケートなどをとりますと、昨今では「ひらがなを教えてほしい」とか「英語をおしえてほしい」とか要望の中にたいてい出てくるようになりました。
「子育て新システム」の『こども園』もそのあたりのニーズに応えられるというのを売りにしています。

しかし、きちんとした保育をしていれば、遊びや生活のなかでそんな早期教育的なことの何層倍ものことを子供のなかにしっかり植えつけているのです。
それは「ひらがなを書ける」とか「英単語を言える」とかのように今すぐ結果が目に見えないことなのかもしれないけれども、子供の一生を見据えただけのことをしているとはっきり言えます。



なんかテーマとずいぶんずれてしまいました。
最初と最後でいってる内容が別のことなので、論文の点数にすると15点くらいだ~。
申し訳ないです、でもいそいで夕ご飯をつくらねばならないので、いきおいでこのままア~ップ!


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● COMMENT ●

はじめまして

突然すみません
今日このblog始めて読み考えさせられました!
私は今2歳の双子のママをしています。
わがままのやんちゃくんたちで毎日戦争です…笑

最近始めたトイレトレーニングのこと
焦ってはないのですがこれから気をつけようと思いました!!

私クルーズブログをしてるんですけど
ここのblogのURL載せてもいいですか?

みんなにも見てもらいたいです!!

みほさんはじめまして

はじめまして、2歳の双子のお子さんですか~それは毎日にぎやかなことでしょうね。
みほさんも身体にきをつけてがんばってくださいね。

リンクの件了解です。
多くの人に読んでいただければ励みになります。
どうもありがとうございます。

No title

本当にいつもいいお話ですね(*´ω`*)
たくさんの方にみてほしいなぁ~って思いました。

うちの子も治療を開始してドンドン成長し、毎日本当に楽しいです。
それまではたくさんかかわりをしてきたつもりだったけれど、
あまりかえってこないのはまだまだ足りないからなのかな?と不安に思うこともあったのですが、
間違ってなかったんだな、そう思えたら自信につながりました^^

今日はごはん直後に「おやつが食べたい!」となぜか言い、泣き始めたのですが、
いつも「食べたいよねぇ~」等等、なんとか気持ちを受け止める言葉を
考えて言うのに全く効果がないんですよね^^;
でも、今日は最後に「○○ちゃんも、自分の思うとおりにしたいなぁ。いつもお母さんの言うことばかり聞くのもイランなぁ」
って言ったら、ピタリと泣きやんだのです。
「あ~!これが娘の言いたかったことだったんだ!」って気づきました。
おとーちゃんがおっしゃってたように、気持ちを代弁してあげることは
本当に大事ですね。
(大人でもそういうところもありますしね・・^^;)
それと同時に、「なかなか、ピタリと子どもの言いたいことを当てるのって難しい~!って思いました(^_^;)
いつも、1時間近く問答してる感じです(^_^;)

タイムリー!andリクエストさせて下さい

今回のお話し、何てタイムリーなのだろうかとびっくりです。

最近、息子はもうほとんど私の言う事を理解してるなと思うようになってきました。むーちゃんと同じように「そこは触らないでね。」と言うと、止めて私の方をみて「ちゃんと言う事聞いたよー。」と言わんばかりの笑顔で自分で拍手します。(自画自賛ですね^^;)私は、一歳児が好奇心よりも、親の言葉を聞いて自制できることが俄かに信じられませんでしたが、おとーちゃんのブログを読むようになってから、信じられなかった私が、子どもの能力を見くびってたなと反省しました。

私も、受容するだけでなく、子どもの成長を助ける育児をする段階にきています。そして、どういう環境作りがいいか、夫と話し合いながら模索中です。

少しでも自然に触れさせたいので、できるだけ毎日公園に行ってます。息子はまだ歩かないので、抱っこして。幸い徒歩3分の公園が緑でいっぱいなので、ドングリを拾って投げさせたり、落ち葉を木の枝でカサカサさせたり。

そして、おとーちゃんのブログを見て、ボタンを押したら音の出るおもちゃを撤去しました。今、家族でハマっているのが積み木です。本格的積み木の購入は検討中なので(でも、小さな大工さんの40基尺にほぼ決定)千円で買った粗悪(?)な積み木で、夫と私が色々作り、息子に壊させているのですが、作るのに親がハマってます(^O^)/

又々、長くなってしまい、申し訳ないのですが、最後に今後の記事で、書いてもらいたいなぁと思う事があるのですが、リクエストしていいでしょうか?

多分、多くの親がわが子に「ありがとう」と「ごめんなさい」をきちんと言える子になってほしいと思っているのではないでしょうか?私もその1人なのですが、問題はその教え方で。

よく、子どもに「ちゃんと、ありがとうって言った?」って念押ししている母親なんかを見るのですが、私はどうもそれに嫌悪感があって…。私が子どもなら「ありがとう」を強要されるなんてすごく嫌だなぁと。でも、大切な言葉だから、きちんと教えたいし、ただ言うだけでなくちゃんと、感謝の気持ちを持ってもらいたいし。

私が、今考えている作戦は、子どもだけに言わせるのではなく、例えば何かプレゼントをいただいたとしたら、「わぁ、いい物もらったねぇ。○○くんのために、一生懸命選んてくれたんだよ。ママもうれしいから、一緒にお礼言おうか?」みたいな感じで、相手のどういう行為に対して感謝するのか具体的に言って、息子にいただいた行為は母である私も感謝なので、一緒にお礼を言うなんてどうかしら?と思うのですが、何せ浅知恵なので、おとーちゃんの考えをお聞かせいただいたらと思います。もし、良かったら今後の記事の候補としていただけませんでしょうか?

いつも、長文コメントでほんとにごめんなさい!これも、おとーちゃんなら受け止めて下さるだろうと思うからかな?

No title

こんにちは。
うちの子はもうすぐ9か月になります。

生まれた時から割とよく泣く子なので、言いたい事がたくさんあるんだろうなぁ・・・と思っていたのですが、自分で動けるようになってからは家にいるときは一人遊びなどでご機嫌な時間が増えてきました。

ところで、今回のテーマとはちょっと違うかもしれませんが、2か月ほど前から人見知りと場所見知りが始まり、特に場所見知りがひどいです。
人ごみや狭い空間がイヤなのか、混雑したスーパーや他人の家、個室のレストラン等に入ると大泣きしてその場から離れるまで抱っこしても何をしても泣き止みません。

「日頃のお世話の中で子供が安心できていると、あまり人見知り等をしない」なんて書いている本もあったりして、本当なの?と思ってしまいますが・・・。

普段昼間は2人で家にいる事が多いので、余計に違うところに行くとびっくりするのかもしれないので、児童館など他の赤ちゃんがいる場所に連れていってみようと思うのですが、今の調子で不安になって大泣きしてしまうなら、かえってよくないのかなぁと迷っています。

こんにちは!

今回も考える点が多い記事でした。

おとーちゃんさん(!?)は夕飯作りもするんですねー。
きっと夫婦の連携もうまく取れているんでしょうねe-454
そういう両親の関係が子供にとっても良いんでしょうね。

おとーちゃんへ

毎回ふむふむと納得しながら読んでいます。

以前はアドバイスありがとうございました。
最近やっと気がついたんですが、相方がいなくなってから
我が家には「笑い」がなくなっていたのです。
私と娘は相方を笑わそうと色々アホ事ばかりやって
一番面白かった人が勝ち みたいな事をずーっとやっていたのです。

それに最近やっと気づき、相方がいた時のように
「誰が一番おもしろいか」対決を娘と2人ではじめました。
まずは子供が好きそうな下ネタから。
おならぷー うんちくせー おっぱいの毛は「ぱい毛」 
パンツからはみ出る毛は「はみ毛」 わき毛ぼーぼー
靴下のニオイを嗅いで「靴下くせー」など色々

そしたら私も子供も楽しくなって、娘も元気になってきました。
ドリフのDVDを借りてきて2人で見て大笑い。
人生楽しくという初歩的な事を忘れていました。

娘が誕生日でした。同じクラスのお母さんから
「ひらがなも読めてすごいですね~うちは全然で…」と言われたんです。

そこで私は胸を張って言いました。
「私はこの子一人しか知らないんで、すごいとか分からないんですが、ひらがな読むとか勉強系は学校行ってからやればいいと思ってますよ。今はわいわい楽しくやってくれればそれでいいんです(笑)」

だいたい私が勉強嫌いなんで、娘がこんなに読み書きができるの
すら謎で分からないんですから…
健康で笑顔でいてくれたら、勉強なんて一生できなくても
いいです。
今日のおとーちゃんのお話読んで、それでいいんだな~
と改めて思いました。

また私のような新米おかーさんに色々勉強させてくださいね。
皆様 長文失礼致しました。

No title

こんにちは!いつもありがとうございます!!

私の悩んでいた?ことが題材になっていたので
とても興味深かったです。
うちのヤンチャ娘、待望の子供、可愛くて可愛くて
生まれたその時からずっとずっと相手して過ごしてきました。
赤ちゃんにはわからない なんてありえない!って思ってたので
話しかけ、返事し、ぴったり寄り添った
とてもとっても温かい日々を過ごしてきました。
でも、今振り返ってそれでよかったのだろうか と思えるようになってきて。
寄り添いすぎてたのではないか・・・と。

まず、1人でいれない、集中力がない、
他力本願、落ち着きがない 等々。
 
これは、子守だけにしてしまってたのかな~って。
でも、1人に出来るような状況は見つけられなかったです。
(甘えん坊だと思っていましたけれど・・・)

おうちで仕事をしてるので、
片腕にダッコして事務をしたり
どうしてもの時はビデオを2時間 
って時期もあったことも後悔ですが
今更どうしようもありません。

これから、集中力を身につけたり、友達と仲良くできたり
《単なるにぎやかしでなく能動的・積極的に自主的な遊びに関われる子にしていくこと。》
これを出来るようになるには、どうフォローしていけばいいのでしょうか。
今のところ、自主的に何かに長時間興味を持ちつづけられることに出会っていないと思います。
親が これはどう?というように親が勧めて一緒に遊ぶことから
子供自身が本当に好きなことを見つけるようもっていくことでいいんでしょうか。
集中して遊んで欲しい、1人遊びをして欲しい と思い
いろいろ試してみるのですが、一緒になら遊びますが
1人では長続きしません。

3年間のぴったり寄り添いにより
愛情はおそらくタップリだと思います。
次はどうすすめてあげれば、「自分で」楽しめる子になるのでしょうか。

また こうすればよい! と答えにくいような質問をしているかもしれませんね。
いつもすみません。
もしお会いできる機会でもあった日にゃ~
夜が明ける勢いで質問責めをしてしまうでしょうね笑。

またお時間が許しましたら
アドバイスいただけたら嬉しいです。

長文、失礼しました(*^O^*)



ありがとうございます☆

お忙しいのにコメントに返事頂きありがとうございます☆
本当にいろいろヒントをありがとうございます、感謝です(*^^*)
今日は少し春から保育園に預ける事になるんで、一緒に遊びに行ってきました、一日中一緒にいれる日は、ほんの一時なんで大切に過ごしていきたいと思います、早速、今日紹介させてもらいますね☆ありがとうございました☆

あおむしさん

> 本当にいつもいいお話ですね(*´ω`*)
> たくさんの方にみてほしいなぁ~って思いました。

ありがとうございます。始めたころにくらべたらもうずいぶんたくさんの方に見ていただけているんですよ。
コメントや応援のお声もたくさんいただいてうれしいかぎりです。

> うちの子も治療を開始してドンドン成長し、毎日本当に楽しいです。

そっか~そういう風に思えるようになってよかった。
以前ヴォランティアで行ってたところの施設長さんが「病気だってその子の個性なのよ、そう思えるようになれば上手に付き合っていけるんだよ」とおっしゃっていたお話を思い出しました。
もちろんたいへんなこともあるし、その思いにいきつくのがなかなか難しいんだけど、あおむしさんはきっとそう思えるだけの心の豊かさがあるんだね。

> それまではたくさんかかわりをしてきたつもりだったけれど、
> あまりかえってこないのはまだまだ足りないからなのかな?と不安に思うこともあったのですが、
> 間違ってなかったんだな、そう思えたら自信につながりました^^

子供って力をためこんでいる期間があるから、その間はなかなか目にはみえてこないんだよね。

いまは気持ちを受け止めたり代弁したりするのってすぐうまくいかなくても、それが4歳、5歳になったときにしっかりでてくるからね。きっと無駄にはならないよ。
でも、無理はしないのがいいからね~。なんでも自分の無理の無い範囲でするのがいいよ。

kyomiu さん

> 最近、息子はもうほとんど私の言う事を理解してるなと思うようになってきました。むーちゃんと同じように「そこは触らないでね。」と言うと、止めて私の方をみて「ちゃんと言う事聞いたよー。」と言わんばかりの笑顔で自分で拍手します。(自画自賛ですね^^;)

そういう子供の姿ってとても可愛いよね。そしてそういう親子のやりとりの積み重ねがあって子供ってのびていけるんだよね。

ご主人も子育てに協力的な人でよかったね。
子供ってことさら強い刺激をあたえなくても、それこそ外の景色をみたり、はっぱで遊んだりするのでも十分刺激なんだよね。
でもそういうのって人工的・機械的なものに比べてかすかな刺激でしかないから、強い刺激に慣れてしまった子の目や耳、そして心には届かなくなってしまう。むしろより強い刺激を求めるようになるのが普通。
それがなんとも残念。
ある程度感性なんて生まれつきの部分もあるかもしれないけど、「花がきれい」って思えるような子にするもしないも実際は少なからず大人しだいなんだよね。


リクエストの件、了解です。
書けるときに書いていくからまっててね~。
コメントは大歓迎ですよ。いつもはげまされます。

おにぎりさん

> 人ごみや狭い空間がイヤなのか、混雑したスーパーや他人の家、個室のレストラン等に入ると大泣きしてその場から離れるまで抱っこしても何をしても泣き止みません。

それはいたって自然なことなのであまり心配しなくても大丈夫ですよ。
子供によっては全然平気な子もいますが、本来警戒心とかをもっているものなので、場所見知り、人見知りをするのは自然なことです。
嫌がっているのに無理に慣らす必要まではないですから、ある程度の発達段階になれば収まっていくものですからね。

> 「日頃のお世話の中で子供が安心できていると、あまり人見知り等をしない」

↑はある部分ではそういうこともありますが、基本的にその子その子のたちなので、そうでない子はまったく関係ないということもあります。

児童館の乳児の時間なんかも楽しめる子は楽しめるけど、苦手な子がいてもそれは当然なので、楽しめる範囲で参加すればいいんじゃないかな。

乳児のうちは安心した環境で心地よく遊びや生活に取り組めることが、まずもっとも大事なのでそこからゆっくり進んでいければ大丈夫ですよ。
まだ飛び込みの営業とかするわけじゃないんだから、人見知りしたって全然Okなのよ(笑)

はじめまして

知り合いに教えてもらって訪ねました。
まだ全部読んでいませんが、とても参考になり共感しました。
今1歳10ヶ月の娘(保育園児)がいますが、子育ての仕方は概ね良さそうだと嬉しくなりました!
ちょっと過干渉かも…と反省しました。
今日は朝『夕方迎えに来るからね♪』と言ってみました。娘は『え、何急に』みたいな顔してましたが。

特にこれから必要になるであろうトイトレについて、どうも世の中の考え方?に釈然としなくて(失敗したらお尻を叩いてトレーニングしたと自慢げに話すママとか…私ならそんな風に育てられたくないです…)、記事読めて本当に良かったです。

これから過去記事も読んでいきますね♪

てんさん

うちはおとーちゃんが料理担当なんです、だから子供たちは料理は父親がするものと思っているかも。
幸いにも夫婦そろって子供好きなので二人でいろいろと子育てできている感じです。

aya さん

> そしたら私も子供も楽しくなって、娘も元気になってきました。
> ドリフのDVDを借りてきて2人で見て大笑い。
> 人生楽しくという初歩的な事を忘れていました。

きっとそれができるだけの余裕が戻ってきたんだね。
なんにでも解決するのに時間がいるものっていうのはあるもんだからね。

> 「私はこの子一人しか知らないんで、すごいとか分からないんですが、ひらがな読むとか勉強系は学校行ってからやればいいと思ってますよ。今はわいわい楽しくやってくれればそれでいいんです(笑)」

なかなかそんな風に言い切れる人はいないから、それを言われた人はどんな風に感じたろうね~。
ほんと、健康で笑顔で人生おくれるならそのほかのことってちっぽけな問題だよね。
親がそう思ってあげられると子供は自由に自分のやり方で伸びていけるんだけどね~。


ゆきさん


> これから、集中力を身につけたり、友達と仲良くできたり
> 《単なるにぎやかしでなく能動的・積極的に自主的な遊びに関われる子にしていくこと。》
> これを出来るようになるには、どうフォローしていけばいいのでしょうか。

これは難しい質問ですね~。
いろんな要素が関わってくるからね。

とりあえずゆきさんのところの状況でひとつ言えることは、今はまだ力を溜めている段階であるということ。
もちろん、過保護すぎたり子供が自分でしようとする前から囲い込んでしまっては、なかなか力を発揮できないのだけど、しっかり可愛がってきたというのは無駄ではないんですよ。

3歳をすぎて子供はだんだんと自分の考えで行動したり、他の子と関わることに面白みを感じるようになってきたり・・・。それでもまだまだ溜めながら少しずつ蓄えてきた力がでてきます。

ただ、人にはそれぞれ個性があるので、社交的な子もいれば、そうでない子も、活発な子がいれば内向的な子もいたり、同じように関わったからといって、同じようにでてくるわけではありません。
なんであれ、一見それがプラスに見えないような個性であっても、尊重してあげることで子供はその子にとって一番よい育ちが出来るのではないかと思っています。

年齢が低いうちは集中して遊ぶといっても、まだひとつひとつの持続時間は短かったりします。
一人遊びも得意ではないかもしれません。
でも、それを「出来ない」ととらえることはないんです。

「いまはまだそういう姿が表れていないだけ」または「そういう個性をもった子」なのかもしれません。
どちらにしてもそれをマイナスに捉えてしまうよりも、今はそういう状況なんだ、そういう個性なんだと受け止めてあげることから出発することが、その子の最良の育ちにつながるのではないかと僕は考えています。

長くなってしまうので遊びの提供のしかたについては、そのうち記事にして書きますね。
ちょっと先になってしまうかと思いますが、気長にお待ちください。

☆★(@_@)☆★ さん

そうですか~。この春から保育園か~。
確かに、子供とずっと一緒にいられる時間はそんなに長くないんですよね。
最初は泣くし、体調を崩したりすることも多いので大変だけどがんばってくださいね。

紹介ありがとうございます。こんどのぞきにいかせてもらいますね~。

さこさんはじめまして

もらしたことなんかで、おしり叩かれたりしたらトラウマになりそうですね~。
ほんと自分だったらそんな風にされたくないですよね。

1歳10ヶ月ですか~とっても可愛い時期ですね。
たくさん可愛がってあげてくださいね。

これからもどうぞよろしく。

No title

お忙しいのに丁寧な返信、ありがとうございました。
最近いろんなところで大泣きされて、ちょっとどんよりしていたので(子供はもっと大変だったのかもしれませんが)気が楽になりました。
今後も更新楽しみにしていますね~。

おにぎりさん

> お忙しいのに丁寧な返信、ありがとうございました。

どういたしまして。
子供の個性はいろいろですからね。
たいていのことは時間が解決してくれたりしますので、あまり気にしすぎないでね。

保育園児親の寂しさ

過去記事にコメント失礼します。
おとーちゃん、聞いてください~。
どうしようもないことなのかもしれないですが、保育園にいく時、我慢しながらも泣いてしまう息子を見るとつらくなります。
2歳3ヶ月頃から、「わかっちゃいるけどつらいねん」を保育園で朝いっぱい泣くことで出している息子。それまでは泣かずにバイバイしたりしてくれていたのですが…。
プールがこわいがきっかけで、今はママと離れたくないが主な主張です。プール嫌いは乗り越えましたが、寂しい気持ちはかなり出しています。
信頼している保育園だし、仕事も充実しているし、息子も感性豊かに育ってくれているし。
ただ、息子に毎日あからさまに我慢させていることに、つらくなってしまいます…。

いつかは息子のつらさも落ち着くでしょうか。

関連記事を探して「保育園カテゴリ」をたどってしまいました。(^_^;)

ちなみに…

普段の登園は夫が、お迎えは私が行っています。
普段の日は息子が起きると私が家を出た後でパパしかおらず、それで、ママ、と泣きぐずりはじめるそうです。登園までは無言。着いたら泣いてしまう。

夫の出張時等は私が保育園に送ります。息子はご飯など普通に食べるのですが、いざ家を出るところから無言。泣くのを我慢して保育園についていよいよバイバイで我慢しきれず号泣です。

3歳すぎるまでは、息子もつらいのでしょうか。

朝の夫の対応も見ていないので、何とも難しいです。

友里さん

このお話は、発達の大きなステップの前に立った、以前どこかで書いた「ゆりもどし」の状況になっているのではないかという気がします。

特に、保育園の生活でなにかとりたてて嫌なことや辛いことがないのに、そういう状況になっているならば、それは心の成長の一段階であると思われます。


「これまで泣かなかったのに、泣くようになった」「これまでできたのにできなくなった」ということが子供の成長の中にはしばしばあります。

こういう様子だけ見て考えると、あたかも幼くなっているというように捉えてしまう人もいるのだけど、こういうことは成長したことによってもでてきます。


子供の心は時間とともに成長しているので、それまではあまり気にもとめなかったことに気づくようになったり、いろいろなことを認識する力、それを感じる感受性というようなものが成長することで、そういう姿がしばしば出ます。

例えば、小さいうちは保育園でお迎えがおおい時間に、ほかの友達に迎えが来ても気にもしていなかった子が、だんだんそれがどういうことかわかるようになって来て、ほかの子にお迎えがくることで自分の母親を思い出したりして寂しくなってしまったりします。

こういうことは、発達の成果なのですからそのこと自体が悪いことではありません。

まるっきりの依存にならないように気をつけながらも、きちんと受け止めつつさらなる成長を見守っているうちに、その状況を乗り越え、また一段階ステップアップしていくことでしょう。


友里さんのところは、ちょうど自我がどんどん伸びていく時期でもありますから、寂しい気持ちとかの自己認識が強まっているのでしょうね。

普段きちんと受容しているのですから、それは時間の経過とともに必ず乗り越えていけると思います。

とはいえさみしい気持ちがあるのも事実ですから、出来る範囲でフォローをしていってあげることができればなおいいでしょう。


フォローはなんでもいいのだけど、ときには夕食作る手間を省いて外食にしてその分の時間を相手してあげたり、帰り道でアイスを買ってあげるとか普段はしない特別なことをしてみたりね。

あとは、たまにでも早くお迎えに来てくれるときがあると、保育園に来ている子にとってはとてもうれしかったりしますよ。

ありがとうございます

成長の過程で一時期のことだろうとのこと、ほっとしました。
「揺り戻し」の記事を検索して読み返しました。
確かに感受性が高まっているようです。バランスが取れてくるのでしょうね。

「夕方必ずお迎えにいくからね」
「大好きだよ」
「今日も保育園がんばってくれてありがとう」

毎日言葉と行動で息子を受けとめて気持ちを伝えています。

おかげさまで今朝は落ち着いて少しましになったように感じました。

外食やアイス、たまには息抜きいいですね~。親子でちょっと楽ちん&楽しみなことをしてみます♪

気長に、ゆったり、気持ちを受けとめながら接していきたいと思います(*^^*)

ありがとうございました!

No title

こんばんは

5歳、2歳、2ヶ月の子を持つ母です。2ヶ月の娘がここ最近、泣きが激しくていらいらしてしまいます。
1番上の子が2歳からおとーちゃんのブログにお世話になっているので、受容すること、笑顔で対応など、だいたいのことは分かっているつもりですが、2ヶ月の娘は日中、泣きが多くてほぼだっこ(だっこしても泣き止まないときあり)、真ん中の子はやきもちで抱っこ!1番上の子もかまって!で毎日疲れてきてしまいました。
下の子が泣き止まず、しかも寝ないので悪いと分かっていても「どうしてそんなに泣くの?何が不満なの?」とちょっといらいら口調で聞いてしまいます。3人子供をみているので、あまりかまってあげられず、真剣に何が不満なのか考えていないかもしれません。昼寝のときスリングを使っていて少し角度がついていて斜めになっているのが嫌い?便秘気味でお腹が苦しい?(今日薬を処方してもらいました)これからしっかり原因追求して、余裕をもって対応して安心させてあげたいです。

本当に子供を持って思うのはみんなそれぞれ違うってことです。まだまだ修行がたりません(笑)
かわいいわが子のために笑顔の多い母さんでがんばりたいです。


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保育士おとーちゃん

Author:保育士おとーちゃん
当ブログはあくまで個人ブログであり、記事の内容および相談・コメントの返信等は効果を保障するものではありません。
ご利用に当たっては自己責任でお願いします。

楽しく無理のない子育てを広めたいと2009年ブログ開設。多くの方の応援があって著作の出版や講演活動をするようになりました。 現在は、子育て講演や保育士セミナーの他、『たまひよ』や『AERA with Baby 』等の子育て雑誌の監修やコラム執筆。『ジョブデポ保育士』の監修や育児相談などをいたしております。

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