乳児の遊び・関わり Vol.4 「いいよ~」 - 2011.05.03 Tue
例外として本当に危険でとっさにとめなければならないときだけ使います。
まずめったに言いませんので、いわれた子供は本当にびっくりして「してはいけない・あぶないんだ」ということを悟って必ず止まります。
しかし、この「ダメ」は残念ながらいまの子育ての「当たり前」になってしまっているようです。
なにげなく使っているようですが「ダメ」はとても強い制止・否定の響きを持っています。
そして強い言葉というのは容易に人に染まってしまいます。
4~5歳の中にはこの「ダメ」が口癖になっている子が少なからずいます。
2~3歳であっても子供同士のやり取りの大半が「ダメ」という言葉で構成されているという子が少なくありません。
別に子供が悪いわけではないのですね。大人にそれだけ「ダメ」と言われているからその言葉を学習してしまっているのですよね。
これまでにも幾度も書いておりますが、僕は子育てのプロとして「ダメ」は使うべきでないとはっきり考えています。
「ダメ」で否定・規制を重ねられた関わりで子供は本来の姿で伸びていくことは出来ません。
しかし今の子育ての「当たり前」として「ダメ」は蔓延してしまっています。残念なことです。
僕は「ダメ」を言わない代わりにたくさん使っている言葉があります。
それが「いいよ~」です。
「いいよ」でも「いいよっ」でもなくて、「いいよ~」です。「いいよ~~」くらいでもいいかもしれません。
たくさんたくさん「いいよ~」と肯定を重ねていってあげます。
危ないことをしていても「いいよ~」なの?と思う方もいるかもしれませんが、もちろんそんなことはありません。
そのときの状況・相手の年齢・性格などにもよりますが、「そこは○○だから△△になりますよ。考えてください」 「そこは危険なので困ります」 など考えさせたり、伝えていきます。
そういったときでも極力「否定」の言葉は使いません。
そもそも、「いいよ~」の言葉がけだけではありませんが、肯定の関わりを重ねていった子はあまり大人の意に添わないことはしなくなります。
なぜなら、大人を信頼し(心が)寄り添ってくるからです。
たとえば、いつも手首を大人にひっぱられて歩いている子は、大人と一緒に歩かなくなります。
自分の意思を否定され続けていれば、その人から離れていくのは大人も子供も同じです。
過干渉に否定のかかわりを重ねていけば、その大人の言うことを聞かなくなり、気持ちを汲むこともなくなるのは子供でなくても理の当然です。
実の親子であってもそうです。否定し続ければ、言うことを聞いたり、「それは困る」と心を伝えたところで通じなく、通じにくくなってしまいます。
一方で肯定の関わりを重ねていくと、人はその人を信頼し寄り添ってくるものです。
その心のつながった状態、心のパイプの通じる状態になってしまえば、「それは困る」といったときにもすんなりと通じてくれます。
また、普段いつでも笑顔で「いいよ~」と言ってくれる人が、「いいよ~」も言わない目も笑っていない と感じれば否定の言葉はもちろん「それは困る」をことさら言わなくても、「これはするべきではないのだ」と自分から考えられます。
0歳1歳の子でもちゃんとそれはできるのですよ。
しつけとばかりに「ダメ」をたくさんいっていても、自分で考える子にはなかなかなりません。
性格のとても優しい、おとなしい子であれば「ダメ」をいわれることでしなくなる子もいますが、たいていは「ダメ」を重ねていってもそれをしない子にはなりません。
「ダメ」と止められるからそのときはやめるかもしれません。しかし自分で考え納得しているわけではないので、また繰り返しその行動をします。
そのときだけでなく、次の日もします。
するとまたそこでも「ダメ」を言われることになります。
さらに心理的抑圧もともなうので、より大変な方に向かうことになりかねません。
「否定」のもつ悪循環です。
僕はこれまでにも 「子供が遊びのなかで大人を確認するときがある」といっておりますが、これは「大人の顔色を伺う」というのとは違うことです。
子供が「大人の顔色を伺う」ようになるのは、これは否定を積み重ねてきてしまった結果です。
否定を重ねていくと「これをしたらまた止められちゃうのかな~?」と考えながら大人の顔を見るようになっていきます。
自分でそれがいいかどうか考える余地を与えてもらえず、大人にダメだしされるのかされないのか、確認するようになってしまいます。
かつては子供をこのようにするのが上手い子育てと考えている人も多かったですが、人格形成の上から見れば残念な状態です。
乳児期にある程度自分で考えることが出来るようになり、心がつながった、寄り添った状態になるのはこの時期のひとつの大切な到達点であり、目標とすべきものだと思います。
それによりその後の子育てはとても楽しいものに、楽なものになっていきます。
だから僕は世間の人が「ダメ」というのと同じくらい「いいよ~」を言っています。
おまけ むーちゃんの「いいよ~」エピソード
僕はいつも絵本を読み終えると、人差し指を立てて「もう一回?」と聞いています。
すると子供は「もういっかい」と答えます。むーちゃんは「モッカイ」っていうよ。
で、僕はそれに応えて「いいよ~」 とまた読んであげるわけです。
4月に入って僕が洗濯物を干しているときなど「ちょっと遊んで待っててね」と伝えることが多くなりました。
ままごとをしたり、洗濯干しのまねっこをして遊んでいてくれるのだけど、自分で絵本を読むことも多いんです。
そんなとき絵を見て覚えている文を読んでいるのだけど。(けっこう正確に覚えている)
最後に「もっかい?」 (←本来なら僕が言うところ)
「もっかい!」 (いつも自分が言うところ)
「いいよ~~」
といいつつキャハハと笑ってもう一度最初から読み、それを何度も繰り返しています。
きちんと話が通じて待っていてくれるのでほんと助かるし、なによりとっても可愛いんですよ~。
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● COMMENT ●
悲しくなります
隊長さん
↑いいえ、そんなことはないですよ。
おそらく前回の記事のことに対してのご意見かと思われますが、大勢の子供を見てきておりますと皆が皆隊長さんのように「暴れん坊でもいうことを聞かない子でもありのままを受け入れる」という人ばかりではありません。
なかにはそれで成長していき手に負えなくなってしまい、子育てを投げてしまったり、その後叱るばかりになって子供を追い詰めてしまう人もいます。
かけがえのない存在である、自分の親からよい関わりをもらえなくなったり、受け入れてもらえなくなったりしてしまう子供を見ることはとても胸の痛む思いです。
そういった状況をたくさん見てきたがゆえに、だったらそうならないような子育てを示していきたい、そんな思いからこれまでのようなことを書いてまいりました。
意図が正しく伝わらなかったこと残念です。
意見が合わない考えの方もたくさんいらっしゃるであろうことも承知しております。
ですが至らない文章であっても自分なりによかれと思うことを誠心誠意書いております。
私も残念でまた悲しくなります。
心の言葉ってこうなんだぁ
私は元々「ダメ」を言うのは何だか抵抗があって使っていませんでしたが、おとーちゃんのブログを読むようになってから、「ダメ」の代わりにどう伝えればいいかをとても考えながら話すようになりました。
そのおかげか、先日夫婦で感動したエピソードがあります。
息子は、海苔が大好きで、戸棚にあるジップロックを出して、中から、小さく切ってある焼き海苔をご飯の上にかけるのが日課になっています。しかし、先日からロタになり、海藻がNGになったため海苔をかけずにお粥を出したら、息子が椅子から降りて、海苔のジップロックを取りに行き、私に開けろと要求したので、「仁くんが海苔が大好きなの知ってるけど、今はお腹が痛いから食べれないんだよ。ごめんね。わかるかな?」と言うと何とスタスタ歩いて、海苔のジップロックを戸棚に返しました。「返してね。」なんて言ってないし、ちょっとゴネるだろうくらいに思っていたので、とてもびっくりしました。
夫はママの気持ちが通じたんだと言ってくれて、私もきっとそうだと嬉しくなりました。
そして、今日のブログを見て、息子がある程度自分で考えることができるようになった到達点に少しは達したのかなと思えました。
こういう光景を見れると、地道に心の言葉をかけて行きたいと思えますね!がんばります‼
隊長さん 隊長さん
よかったら、過去の記事の「成長期の対応に手を焼いている」も読んでみてくださいな♪
http://hoikushipapa.blog112.fc2.com/blog-entry-162.html#more
この中に↓のような記述があります。
>逆に考えると、イヤイヤ期が無いような子もいる一方で、とてもとてもそれが強くでるという子もいます。
>それはそういうもってうまれた気質なのでしょう。
>相手をする親は大変だけれども、別に悪いことでもなんでもないわけです。
私もそう思いますよ。ぜひ過去の記事もいろいろ読んでほしいな。
>うちの子は元気いっぱいでいつも動きまわっていてイヤイヤも多いしほんとに手がかかります。
>でも夫婦で暖かい目で育ててきました。
素晴らしいじゃないですか。「夫婦で」というのが特に大事ですよね。
でも、周囲の目もあるし、いろいろ神経を使う場面が多いんでしょうね。
毎日のことだと疲れもたまるだろうし、ちょっとした言葉が気になったりしますよね。
でも、暖かく見守ってもらえるお子さんは、とっても幸せだと思いますよ~!
おとーちゃんさん
横から余計な口をはさんでしまってごめんなさい。
「ダメ」って使わない、と過去の記事読んで思ったのに、バッチリ使ってます・・・。あれやこれや追い詰められて、「今面倒なこと言わないで!」って気持ちになって、「ダメ!」と口にしてますね。
反省です。
ところで、この時期おすすめの絵本がありましたら教えて頂けますか?
習慣を直すのは難しい、けど
『ダメ』って連発してたような気がします。
そのせいか、
こどもが『だめ~』って言葉を覚えるのも早かったような…、
こどもの自我が強く出始めてからなんとなくダメという言葉の無意味さや
悪影響(逆効果など)を実感し、なるべく使わないようにはしているのですが、
一度習慣付いてしまったものはなかなか完全にはやめられないですね(笑)
でも今回の記事で改めて再確認させてもらいました。
私よりも~っと『ダメ』を使ってるのは夫です。
客観的に見てるとダメと言われ続けてストレスを感じてる
こどもの気持ちがよーく分かります。
でも私が何を言っても響かないんですよね…夫には。
例えばこんなブログあるよ、みたいなアドバイスもスルーされます。
やっぱり、良くないことだと知っているのと知らないのとでは
大きな差がありますよね?
なんとか夫に分かってほしいんですけどね~。
父親向けの本、せんせい書いてもらえませんか?(笑)
どうしていいか…
泣けば気にしてくれたり抱っこしてると、ナデナデしに来てくれたり。
そのぶん、私の手があけば『抱っこ~』と甘えてきてくれます。
そんなたいちゃんですが、やっぱりまだまだ2歳。
近頃、自己主張が強くなってきて、今までとは違うキーキーした泣き方をしたり、危ない事をした時に注意すると、八つ当たりでペンッと大人を叩いたり…うちは『ダメ』ではなく『いけないよ』と伝えてきたのですが、今までのたいちゃんがイイ子すぎたのか、最近のたいちゃんが物凄く荒れてるように思えてしまい、イライラが『ダメ!!』という表現になってきてしまい、すっかり否定のオンパレードなのです。
食事前に『お菓子ぃー(号泣)』と、駄々をこねたり、本やおもちゃを投げてみたり…。注意されるような事ばかりして最後は泣いての繰り返しで、私もイライラのピークで、つい怒鳴ってしまって…。
こんな自分に嫌気がさします。分かっているのに否定的な関わりしかしていない自分が本当に嫌になる日々です。
今日も旦那と話したのですが、大人からすればイタズラで困るような事でも、子どもからすれば興味津々な場合って、やめさせるべきか納得するまでやらせるべきか…で話し合いました。
今、夫婦で困っている事が手洗いについて。
1回じゃ済まないんです。手がキンキンに冷たくなるまで洗いたがります。
私は1回で終わらせたいので『手、綺麗になったね。ばい菌バイバイできた~』と終わらせますが、ジジ・ババの家に長く居たせいかジジ・ババは、好きなだけ洗いなさい的な感じで、なかなか洗面所から戻ってこない位、洗わせます。
それが癖になってしまった為か、中断しようものなら大泣きです。
もうひとつは、コップからコップへとお茶を移す事。これもジジ・ババの家で癖になってしまった事で、私は替わりにお風呂でやらせています。
まだあるのですが、これらについて、泣いてもやめさせるべきか、納得するまでやらせるべきか…
どう思われますか?
躾の境界線の見極めが分からなくなってきてしまい、どうしていいのかアドバイス頂けたらと思います。
毎日、否定ばかりのイライラから脱出したいです。
こんにちは
たくさんアドバイス頂いたのにもかかわらず今まだ抜け出せずにいます。どんどんやんちゃになる息子に可愛いと思える余裕すらなくなってしまい‥旦那と近所に住む両親に助けられる日々です。
“ダメ”を使わないようにと、旦那と使ってしまった回数を数えていたのも今ではなぁなぁに‥。肯定してから伝えられるように、また気持ちを新たにがんばります。
おとーちゃんさんのお家では、チャイルドロックなどを使わずにある程度自由にさわらせていると以前書かれていたと思いますが、どの程度なのでしょうか?まだひとり立ちは出来ないもののキッチンの引き出しや棚にあるものを掴まり立ちで背伸びして引っ張り出して遊んでます。その都度“ママの大事だからやめてね~”というのですが、聞く耳持たずな状態で‥。パパやばーばからの注意は喜んでると勘違いしてるのか、更に激しくキャッキャ笑いながら散らかしていきます。それにイライラして怒ってしまい、悪循環な毎日です‥。
よい関わりをしたらすぐに変わる‥と期待しすぎなのかもしれませんが、毎日の繰り返しに疲れてしまいます。また何かアドバイス頂けると助かります。
長文失礼しました。
できるだけ使わないようにしていますが
女性の日の前はどうもホルモンバランスが良くなく、カーッとなっちゃって『こらー!ダメでしょー!』と言っちゃいます。自分でも訳もなくイライラしてしまう日が定期的にやって来るのです。何だかどうしようもなくて。。自己嫌悪です。
ですが、子供のため否定語は使わないようにしたいと思います。息子は3歳ですが、今からでも変えていけば遅くはないでしょうか?
(((^^;)
あぁだめだめ(`Δ´)
…気を付けます(汗)
kyomiuさん
大人のかかわり方しだいで多くの子がそうなれるはずなんです。
しかし、いろんな「当たり前」がそれを出来なくしてしまっていて、他の人の子育てとかみているとなんかもどかしかったりしますよね。
多くの人がkyomiuさんみたく子育てを楽しめるようになったら、いまの「子供なんてお荷物」みたいな風潮がかわってくるのにな~。
てんさん
子育てを伝えるのってほんとに難しいです。
ブログ上ではコメントをくれる方はたいてい好意的な人が多いですが、実際保育の仕事をしていますと良かれと思って伝えることでも、聞いてもらえなかったり反発されてしまうことのほうがほとんどです。
ほんと難しいよ。
でも、ありがとね~。
くまのこさんはじめまして
大人でも同じなんだけど、なにか大切なことを伝えようとしたときに必要になるのはその人との信頼関係だから、普段からどれほど口をすっぱくして伝えているかではなくて、どれほど心がつながっているかということになるんだよね。
なかなかそこに気づいたりするのは難しいんだけど、そのためには子供と共感をたくさんしていくけばいいのだからやってみればわりとできちゃうことでもあるんだよね。
それが「私はここにいるよ」だったりするわけです。
絵本についてはたくさん紹介したいものがあるのだけど、なかなか時間がとれずにのびのびになってしまっています。申し訳ない。
この年齢でとにかくお勧めなのは三浦太郎さんです。とくにブログの右にものってますが、「くっついた」はすばらしいです。
子供の好みもありますから、必ずしもたくさんの種類の本を読む必要はなくって今の時期はお気に入りの本を見つけてあげられるのが一番です。なんどもなんども繰り返したのしみますからね。
ブロトモのさっちんさんが絵本をずいぶんまとめていらっしゃいますのでよかったらそちらも参考になさってください。(カテゴリー「本」 があります)
このブログのリンクの一番上からいけますよ。
ぼんぼんさん
でも、その無意味さとか影響について気づいたのはすごいです。
当たり前になってしまっているものだから、なかなかそれに気づけるものではないですよ。
たとえクセになっていってしまったとしても、それがいいか悪いかも考えずに使っているときと、そうでないときでは子供に与える影響もずいぶんかわってくると思います。
そういえば、父親向けって言われてみる今の今まで考えたこともなかったんです。
僕自身子育てに関して普通のお父さんたちとはちょっと違うスタンスにいるからうまいことが言えるかどうかわからないですけど、なんか考えて見ます。
たいママさん
ましてや下に生まれてしまうと、普段がまんしなければならないこともあってより強く出がちになるから、それを対応するのは気力がいるよね。
でもね、そうやって自己主張がだせていることはとてもいいことなんです。ましてやこれまでききわけのいい子だったならばなおさらです。
弟に優しくできていたり、甘えるところでは素直に甘えが出せるのだからとってもきちんと育っています。いまの時期さえ乗り越えてしまえば大丈夫。
まあ、その乗り越えることが大変だからこうして悩んでいらっしゃるのですよね。
カテゴリー『魔の2歳児』のところに基本的な対応は書いておきましたが、この時期になんでもかんでもしつけのためにといちいち行動を矯正していると、子供以上に大人の身体と心がもちません。
害のないことやそれほど気にするべきことでないのならば、目くじらをたてずにあえて好きなようにやらせてしまうのも手です。なによりも大人のために。
1から10まで気にしていると大人がイライラしてしまいそれを子供にぶつけてしまうので、余計に子供は激しい自己主張を繰り返さなければならなくなってしまうこともあります。
お風呂でやらせることにしたりして、その「やりたい気持ち」のはけ口を作ってあげたのは正解ですね。
そうやって1から10言いたいところを、譲歩できるところはあえてやらせて5くらいまでにしておくと、この時期を乗り越えやすいかもしれません。
自己主張のための自己主張ということもありますので、この時期にしつけとばかりにやっきにならなくても子供は道をそれたりはしないものです。なによりもこれまでしっかり育ってきたことはたいママさん自身がよくご存知ですよね。
成長期が終われば、いけないことはいけないときちんと受け入れられる子に戻っているはずです。
なんでもかんでも好きなようにやらせろと言っているわけではありませんが、時には目こぼしするのもこの時期の乗り越えるためのポイントかもしれません。
僕の友人である、あるお母さんがやはり同じような時期に、イライラが収まらなくなって良くないとはわかっているけどついタバコを吸ってしまうと保健婦さんに相談したそうです。すると保健婦さんは「あなたはタバコを吸うことで気持ちを紛らわすことができて良かったじゃない」といわれたそうです。それ以来ずいぶん気が楽になったそうです。
そうしたら子供の様子も落ち着いてきたそうです。
子供は母親の気持ちに敏感なので、母親がイライラしないことで子供の様子にもずいぶん影響がでてきます。
子供への良い対応方法というのも過去記事に書いたようにあるにはあるのですが、たいママさん自身がイライラしないようななにかそういったポイントをみつけてみるとずいぶん楽になるかもしれません。
コメントにある例で考えれば、手を洗うことを無理にやめさせなくてもそれでイライラゲージをMAXにして自分がつらくなってしまうくらいならばいっそやらせてしまうのもありってことです。
でも、やらせたくないことだと本当に思うのであればもちろんやらせないようにしてもいいんです。それはそれで大切なことだからいいのですよ。
みぃたん★! さん
子供の個性もあるし、子育ては長いんだものぜんぶうまく出来なくたっていいのよ。
うちはほとんどフリーになっているかな。
料理なんかしてても、「いまは熱いのやるからこっちにいてね」とか伝えるとわかってくれるから、ほぼまったくガードはしていません。
でも別にチャイルドロックとか使うのが良くないってことではないから必要ならば使ったっていいんだよ。
実際に刃物があったり熱いものがあったり、料理のしたくがはかどらないってこともあるから、それでケガしたりするよりは入れないことで泣いたりするのもやむをえないもの。
子育てってダイエットと同じで一気に大変なことをするよりも、できることからコツコツやっていくのが一番近道よ。
ゆふママさん
親だって人間なんだから、イライラしたりすることもあって当然。
むしろ、それを感じるようになれることも成長のひとつだしね。
そんなときは僕も「今日は疲れているから、あんまりキーキーされたら困る」とか「イライラしちゃうから、今はやめてね」とか伝えますよ。
3歳だってちっとも遅くないよ。
大人だって毎日小言ばかりの上司が、もしある日からそれを言わなくなったらずいぶん気が楽になるじゃない、それと同じよ。
ゆきんこさん
No title
お菓子売り場で「あっ、アンパンマン」とか言っても「あっ、ほんと、案パンまんだね~」と言うとそれで満足し、「アンパンマンばいば~い」と私が言うと「バイバ~イ」とか。
お菓子をねだられるかも!!と一瞬思うのですが、大概それで満足してくれるので助かってます。
子どもがお菓子売り場でだだこねてひっくり返るのはほとんどの子が通る道なのかといつ来るのかとヒヤヒヤしていたのですが・・・。
肯定の積み重ねというのは本当にすごいなと思います。
むーちゃんエピソード、かわいいですね~~~。
もっかい!!の再現もすごいです~。
PS.この間の質問の答えありがとうございました。
ちょっと自信がなかったのであれでよかったのかと思うとほっとしました。
それと、たまたまコメント欄を順番に読んでいたときに他の方に私の絵本の記事を紹介してくださってありがとうございました♪
ちょっと頑張ってまとめた甲斐がありました。
sacchinさん
多くの人にそれをわかってほしいんだけど、それってなかなか実体験してみないことには理解してもらいづらいんだよね。
こうなってしまえば子育てってとってもたのしいのにね~。
僕も絵本のまとめ・紹介はしたいと思っているんだけどなかなかできないでいたので、sacchinさんのところの絵本コーナーはきちんとそのテーマも一目でわかりやすくとてもすばらしかったです。
ほんとはトラックバックでもして紹介したいのだけど、実はトラックバックの仕方がよくわかってません><
今度やり方調べてきちんと紹介させてもらうね。
いいですね~
「いいよ~」いいですね!
これまで息子の「もいっかい」には、にっこりだけでリクエストに答えるか「はい」ばかりで「いいよ~」と言っていなかったのですが、昨日から「いいよ~」っていうとほんとうに嬉しそうにしてくれます(*^o^*)
1歳9ヶ月の息子を保育園に預かってもらいながら働く親として、勉強になるもの、共感するもの、読みごたえのある内容ばかりで、ハマっています。
いろいろとお忙しいことと思いますが、これからもお時間と気持ちが許せば、執筆をよろしくお願いします。
友里さん
絵本を読んでいる時に「いいよ~」っていうのは簡単なフレーズで楽しい心の交流ができるので、そのこと自体たのしくなっちゃうんですよね。
どうぞこれからも子育てを楽しんでいってくださいね。
今からでも大丈夫でしょうか…
3歳2ヶ月の娘と10ヶ月の息子をもつ母親です。
ちゃんとしなきゃ!という思いで、かなりダメという言葉を使って来てしまいました…(T_T)
3歳を前に、娘がわたしの顔色を伺うのが心配で、おとーちゃんさんのブログにたどり着き、受容するように努めた結果、かなり母娘の関係が改善され、楽しい時間が増えました。
本当に、ありがとうございます!
…ところが、なかなか継続して怒らないでいることは難しく、ついイライラしてしまうこともあれば、先回りして遊びを制限してしまうこともあり、
最近、言葉が達者になった娘に、
ママ怒りんぼ博士にならないで!
などと言われてしまいます。
今日はまた、お買い物中に
ガマンするから大丈夫!
などという言葉を言われてしまい、切ないです。
でも、悲しいのは娘のほうなんですよね。
いいよ〜、という言葉で受け止め続けたら、もっと伸び伸びした心でいられるのでしょうか?
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評判がいいブログだから見させてもらいましたが読んでいて悲しくなりました。うちの子は元気いっぱいでいつも動きまわっていてイヤイヤも多いしほんとに手がかかります。
でも夫婦で暖かい目で育ててきました。
あなたのお子さんのように素直で物分かりのいい子ではありません。
暴れんぼうでいうこときかない子じゃだめですか?
育て方がわるいんですか?いろんな子がいていいんしゃないですか?
私はそんな息子でもそのままの息子を受け入れます。ありのまま受け入れます。