乳児の遊び・関わり Vol.6 - 2011.05.20 Fri
これまで保育士をしていて子供に関してはちょっとは理解したつもりでいましたが、親子の過ごしている様子についてはかなり無知であったことに気がつかされ、今いい経験ができていると実感しています。
その親子の様子というのが主に「過干渉」が圧倒的に多いこと、その過干渉の内容が「ダメだし」といった否定の関わりや、指示・規制、誘導するためのごまかしなどになってしまっていること・・etc.
どれも当たり前にみられ、普通に多くの人がしていることなのでそれが子供のためになっていないということに気づく人もいないのが今の子育てであり、子育てを難しいものにしている一因にもなっていると僕は感じます。
子育てはこの時期だけで終わるものではありませんが、この乳児期が人格形成の土台となる最も大切な時期であることは誰しもが認めるところでしょう。
一方で、否定・支配ではなく肯定の関わり方を子供にしてきて、ダダをこねたり聞き分けられなかったりといったいわゆる子供像とは違った成長をみせてくれていて驚かされているといったコメントも頂きました。
昨今、子供に対する人々の視線は暖かいものよりもむしろ、冷淡で不寛容なものになりつつあります。
これまでのコメントの中でも、子供が泣いていることで周りの人に冷ややかな目で見られたとか、外出先で場所になれず泣いている子供のことで文句を言われ子供と外出することが怖くなってしまったなどといった類のものをたくさん寄せられています。
こういった社会の流れの中で、今の「当たり前」の子育てをしていくことはさらに子供というものに対して不寛容な世の中を作ってしまうのではないかという心配もあります。
子供は手のかかるもの、騒がしいもの、いうことを聞かないものといった一般の子供像は必ずしも本来の子供の姿とは言えない部分もあります。
いま見られる子供の姿というのは、よく見える部分も悪く見える部分も、少なからず大人によって引き起こされたものであるといえます。
であるならば、子供の姿は良くも悪くも、関わる大人次第で変えていくことが可能ということです。
なので、大人にはよりよい子育てを楽しんでもらいたい、子供にはよりよい成長を遂げてもらいたいという思いで、現在の子育ての「当たり前」になっていることを見直すようなことを書いてきました。
このことは実はブログの当初からあった「日本の子育て文化の落とし穴」といったテーマと共通することでもあります。
しかし「当たり前」になっていることに対して、それはいかがなものかと言うのですから受け入れられないことがあったり、反発も招くこともあるでしょう。実際、子育ての方法はひとつではないのですから僕が言おうとしていること以外にも子育てのやり方はたくさんあります。それはそれでいいと思います。
近年、子供が3~4、5歳くらいになったとき、子供に対して投げ遣りになってしまう、子育てをあきらめてしまう、子育てを投げてしまう人がとても多くなっているように感じます。保育士として働き出して以来そういう親子をたくさんたくさん見てきました。
これは僕が保育園で預かったケースではありませんが、ある親子がいました。子供は女の子、一人っ子で近所に祖父母も住んでいます。
母親も祖母も心配性でとてもとても過干渉。
そこは危ない、それは汚い「ポイしなさい、はやくポイしなさい」、それはダメ、あれはダメ、「小さい子なんだから玩具貸してあげなさい」、ごめんなさいは?、ありがとうは?、砂がちょっとでも服についたら「パタパタしなさい」、滑り台をするだけでも「あぶないあぶない」「後ろにお友達がきた、早く滑りなさい」などなど。
僕としてはそばで聞いていてもつらいほどの過干渉でした。あんまり細かく言い過ぎても子供のためにならないですよと伝えても、心配性とか神経質とかって性格だからそうそう直るものでもないようでした。
その子が3歳くらいまでそんなかかわりを続けていましたが、3歳の途中くらいからは公園にいてもその親や祖父母はずっと携帯電話をいじっていたり、その子が遊んでいるところを視界にもいれないといった様子です。
はっきり言ってとても可愛いとはいえない性格になってしまいました。
友達と遊んでいてもアラ探しばかりして、憎まれ口を言う。そんなことを言われれば友達もカチンとくるのでトラブルも多い。
遊んでいるときは親や保育士に告げ口ばかり。
自分の身の回りのことは出来ないのに、人のことばかりが気になってしまう。
人のことはあげつらうのに、自分に対しては自己中心的でわがまま。
言うことがばかりが大人びてしまって関わっていても楽しめない、快く思えない。
その子が悪いわけではありません。
しかし、そういった性格や行動をする子に大人の関わりによって作り上げられてしまったのです。
子育ては完璧にできるものでもないから、うまくいかないことがあっても当然だけど、でもそれで子供を放り出してしまうのはあんまりです。
本人はそうは思っていないのかもしれませんが、その原因がその関わってきた大人にあるのならばなおさらです。
これはその子供にとっては悲劇です。もちろんその大人にとってもですが・・。
こういったものでなくとも、ごく小さいうちから戦いのテレビや物語などを与えておいて一方で人を叩くなと叱り、小さいうちはまだ怒ったりすることで子供の行動を規制できていても、ある程度大きくなってきた幼児期になり子供に手がつけられなくなり、怒り方がエスカレートしたり親が叩くことで子供に言うことをきかせることなどもみられ、こういったことには大人の行動の矛盾があります。
それで一番わりを食うのは子供です。
なんで人に暴力を振るうなと教えるのであれば、もっとも人格の基礎になるものを吸収する時期に暴力を見せようとするのだろうという当然の疑問が湧きますが、そう考える人は多くないようです。
あまつさえそれが今の当たり前になっていて、見せていないと話すと「可愛そう」と言われたということなんかもよく聞くほどです。
しかしそういったことが今の子育ての「当たり前」になっている以上、こういったことはこれからも増え続けていってしまうことでしょう。
その最大の犠牲者になるのは子供です。
親に省みてもらえない、可愛いと思ってもらえない子がいるというのは、子供に携わる仕事をしているものとして本当に胸の痛む思いです。
なにか気づきを与えることでそれが防げるのであればそうならないように、むしろ親子ともども子育てを楽しめるようになってもらいたいと思っております。
たくさん書きたいことがあるのだけど、まとめている時間がとれなくてなかなか書けませんが、これからもそんな「気づき」をできるだけ更新していきますね。
(コメント、メール、相談の返信も遅くなりがちです、すみませんがご了承ください。)
今日、なんでもない遊びの風景の中なのだけど、親にとっては子育ての分かれ目、子供にとっては人生の分かれ目(ちょっとオーバーかな?)と思える光景を目にしました。
子育ての参考になりそうなことなので次回UPしていきたいと思います。
では、おやすみなさい~。
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● COMMENT ●
驚いたこと。
それは、『子供が3~4、5歳くらいになったとき、子供に対して投げ遣りになってしまう、子育てをあきらめてしまう、子育てを投げてしまう人がとても多くなっているように感じます』という文章です。
つい1カ月程前、仕事でお伺いしている幼稚園の園長先生も同じことをおっしゃってたのです。
最近そういう親が増えていると。
聞いた時、私はなぜなのかわからなかったんです。
4歳くらいになったら意思の疎通もできて、会話も大人並みになってきて逆に楽しくなっていく方なんじゃないのかな?なんて思って。
ですが、今日保育士おとーちゃんの記事を読んで理由がわかりました。
ありがとうございました。
過干渉に関しては、こちらで教えていただいて頭ではわかっているのに、未だに余裕のない時などよく出てしまいます。
言ったあと後悔するんですが、出た言葉は戻らず・・・。子供には申し訳ないなーと思うことが多い毎日です。
でも今日これを読んで、改めて気をつけるぞー!と気が引き締まりました!!
いつもいろんなことに気付かせてくださってありがとうございます。
感謝感謝です。
子どもが犠牲者ですね
大人の接し方で子どもが変わるって本当にそうだと思います。告げ口ばかりする子どもの親って過干渉だったりしますね。
私の周りは、1、2才の子どもが多いですけど、既に子育てを投げてる人がいますよ。しゃべれないからわからないと思うのか、子どもの前で「こいつといたら、すっごいイライラする。」とか言っている人がいます。彼女は、「早く大きくになって言葉で意思疎通出来れば楽なのに。」と言っていますが、言葉で言ったとしても、その子が聞き分けよくなるとは思えませんが…。その子は落ち着きがなくすぐに歩き周り、物を取り散らかし、ちょっとしたことですぐに泣いて、泣き方も神経に障る感じです。だから、私はその子が苦手で、あまり相手にしてなかったのですが、親から優しくしてもらえない子が、他の人からも優しさをもらえなかったらかわいそうすぎますよね。その事にやっと先日気付いて、抱っこしながらコチョコチョしたり、いないいないばぁをしたら、すごくいい笑顔を返してくれて、初めてその子のことを可愛いと思えました。親の方の考え方を変えることは、私には出来ないけど、たまに会う時に、子どもの方に優しくすることはできるんだなと遅まきながら気づきました。自分の子どもと可愛い子どもしか相手にしなかった心の狭さを反省です。
でも、ママの方も元々の性格とか子育てが苦手とかもあるんですが、実家が遠かったり、ダンナさんの帰りが遅かったり、仕事を一部再開したりして余裕がないのもあるんですよねぇ。
いずれにせよ、最大の犠牲者は子どもですね。その子、リードみたいなので繋がれているし、泣いたら抱っこしてあやしてもらうのではなくて、ガーゼを頭に掛けられるんですよ。そうしたら落ち着くらしくて…。その親に何も言えない自分が無力で仕方なくなります。(一度さりげなく言ったのですが、自分はダメ親だけどそれは仕方ないと開き直られてしまいました…。)
こんにちわ★
今回の過干渉や過保護の件
親子共々めーっちゃあてはまってて
ギクッとなりました…。
このブログを読んでから
なるべくなるべく
気をつけてるのですが
毎日『あっまたダメ出ししちゃった~m(_ _)m』と
思うことの連続です。
子供も『母ちゃん、怒ってばっかり…』とつぶやくほど。
怒ってはないんですがやっぱり子供からしたら
否定されたように感じるんですよね(>_<)
気をつけなければ(;_;)
改めて思いました(^w^)
No title
今回のテーマとは関係ないのですが・・・
最近、道ばたで小学生が揉め事を起こす(というか、弱い子を
集団で責めているような雰囲気なのです)のをよく見かけます。
今日も大人しいタイプの低学年の女の子を上級生の子たちが
集団で囲んでいました。
その只ならぬ雰囲気に私も駆け寄っていって「どうしたの?」と
聞くと、その女の子が同級生のお友達とぶつかったんだけど
「ごめんなさい」と謝らなかったからみんなで謝るよう詰め寄って
いたのでした。
上級生の言ってることは間違ってはないし、でも圧力をかけて
本人を萎縮させる行為は良くないし・・・
「その子もわざとぶつかった訳ではないし、そんなに囲まれたら
謝りたくても謝れないよ」と私が言うと、怪訝そうな顔をしてみな
去っていきました。
以前にも別の大人しい女の子が囲まれていたのを見ました。
そのときは別のお母さんが「みんなで責めたらだめだよ」と仲介に
入って下さいました。
うちの校区の小学校では学級崩壊も起きてると聞きますし、
手塩にかけて大事に育ててきた我が子が、子ども社会に入った
ときにつらい状況下に置かれたらと思うと胸が苦しくなります。
なんだかまとまりの無い文章ですみません。
はじめまして。
今回の日記を読んではっと思いました。私の周りにも過干渉っぽい親子がいます。その母親はすごくいい人なのでちょっと似ているけど違うだろうなと思っていました。けれど悪いことをすると思いっきりたたくのは当たり前だし、こどもが話しかけているのにテレビに夢中になって気づいてないこともあります。同い年くらい子と遊ぶときはどちらの親もですが「○○ちゃんに貸してあげなさい」と自分のこどもを犠牲?にします。
私もこのサイトを見ていなかったらきっと同じような育て方をしてしまっていたかもしれません。今思うとすごく怖いことですね・・・。
それでその親子にもこの日記を読んでもらおうかと思うんですが、きっと大きなお世話だと思われてしまうと思うんです。上手に伝えるのにはおとーちゃんさんも苦労されてますが;どうしたらいいでしょう。
身近な人なので、関係が悪くなるのもいやだからほっておこうとも思ったんですが、こどもがいつもかわいそうなので見てられないんです。
お忙しいかと思いますが、よろしくお願いします。
過干渉
良いところを見つけてできるだけ褒めてあげたり一緒に喜んだりしていますが、同じくらい沢山干渉しているような気がします。
干渉や誘導をせずに育てるパターンの子育てを身近に見て育っていなかったり、自分自身がそのように育ててもらえていなかったら、実践するのは非常に難しいのではないかという気がしています。でも、今私が変えないと!という気持ちがあるので…がんばります。
ちょっと嬉しいことがあったのでご報告を。
私に似てか、非常に人見知りする子で、砂場でよく小さい子に自分のスコップなど取られて、取り返せないんですが、昨日「私のよ、って言ってみたらいいのよ」と教えると、何度か目にようやく、ちゃんと言えたみたいでした。親の私でさえ言いにくいことなのに、ちゃんと言えたので、娘を誇らしく思いました。(^^)でもこういう時って日本語で何と言いますか?こちらではちゃんと、「あなたのことを誇りに思うよ」と言い、それが本当にしっくりきます。ただ日本語にするとちょっと気恥ずかしい感じの表現ですよね。。。
まゆさんはじめまして
僕が言おうとしていることは、今の一般の子育ての常識からはちょっとずれたところにあるので、どのように理解してもらえるのか心配になる部分もあるのですが、そういってもらってうれしいです。
これからもどうぞよろしくおねがいします。
小鳥さん
少しも珍しいものでなくいまやとても多くなっているのです。
1歳くらいのまだ親の思い通りになる時期には、着せ替え人形のように可愛い格好をさせてつれまわしたりしていたのに、2歳になり成長期になってしまったら相手をするのが面倒になり放任になってしまったり。
そういった子は1歳のときですら、親のエゴで様々させられるのでいろいろと問題行動をだしているのだけど、放任されてしまってからはさらにエスカレートしていきます。
子供が本当に求めているのは唯一、親だけなのに人生が始まったたった数年目でもうそれが求められなくなってしまうのです。第三者である保育士がどれだけ親身になって関わったとしても、本当に子供の求めているものを与えることはできません。
親に関わり方を見せたり、知らせたり、このままではこれからもっと大変だよとときに脅したり、それでも親に子供のことを振り向いてもらえなかったら、心の中で泣くしかできません・・。
kyomiuさん
助けてあげたいのに助けられない。
うちの子供の入れ物の中に入っている満たされたものを取り出して、他の子に入れてあげることができればいくらでも助けてあげられるのに、いつもそんな思いを僕もしています。
2児ママさん
気持ちが伝わってさえいれば大丈夫。
もし、まずかったかなと思っても、どっかでフォローすればいいことだしね。
ゆふママさん
よくわかります。僕の身近にも似たようなことがあります。
子供だけの問題であれば、それはなんてことないのだけど、実際にはその背景に家庭や親子関係の問題などがあって、子供の関わり方、学校だけの問題で解決する問題でもないのでしょう。
子供の心を満たしてあげること、もちろん大きくなってからでもそれは出来ることなのだけど、現実には小さいときにしてもらえなかったことが、さらに大きくなってからしてもらうのははるかにむずかしいことです。
そういった子の心の問題は実は小さいときにこそ解決の糸口があったはずなんです。
だからなおさら子供にはよい育ちをおくって欲しいと思います。
はなさん
なんかそれは良くないみたく言われたと受け止められると、(そういっているつもりは全くなくてもそういう方に感情的に受け止められることが多々あります)余計なお世話と反発されてしまうので、関係を悪くしてしまわないとも限りません。
また、よしんばなにかを読んだとしても、うけつけない人にはまったくうけつけません。子育ては理屈でしていない部分もあるので、その人が理性的であるとか知的であるとかそういうこととは関係なく、人の意見は受け付けないということもあります。
今の子育てを変えるかどうかのポイントがあるとすれば、それは現在の子育てでうまくいってないと悩んでいるときでしょうか。であるならば、「自分はこういう風にしたら楽になったよ」みたく、それとなく改善するようなやり方を話してあげるとその人にも伝わるかもしれませんね。
自分の子育てだったら自分でどうにでもなるけど、人の子育てだとそう簡単にどうこうできないから、気をもんでしまいますよね。僕もいろんな子育ての場面をみても、自分では手出しのしようがないことがほとんどなので、なんか気分がどんよりしてしまうことがしょっちゅうありますよ。
やこさん
思ったことはきちんと伝えるのが一番ですよ。
他人にだったら気恥ずかしいことでも、我が子にだったら気兼ねなくいえるじゃない(笑)
人生なんて明日どうにかなるかすらほんとはわからないんだもの、思ったことはそのとききちんと伝えた方がいいさ~。
2児ママさんへ
PCに詳しくない僕には原因がよくわかりません。
申し訳ないのですが再送付しますので、アドレスが間違っていないか確認のうえもう一度のせてもらうか、もし他に受け取れるアドレスがあれば別のアドレスをのせてください。
すみませんがよろしくお願いします。
ブログのほうのコメントにとも思ったのですが、会員登録していないのとおそらく字数制限で全てのせることができないと思うのでそちらはあきらめました。
No title
まだ私の子は1歳になる前なので教える立場になることは難しそうですね;;
でも機会があったら挑戦してみます。
お忙しいところ、本当にありがとうございました!
はなさん
なにか上手く伝えられるきっかけでもあるといいね。
お昼寝中に見てます
子供がハイハイをするころから旦那の過干渉が始まり、子供がどこにも行けないようにスツールを置き、離乳食のあげかた、あげるもの、すべてにおいて色々と私の育児に干渉されるようになってから、はっきり言って育児が楽しく無くなりました。
あんなに可愛いと思っていたのに、なんで可愛くなくなるんだろうかと真剣に悩みました。
そして私もちょっと鬱気味。結局子供を一人で遊ばせることが多くなってしまった今日この頃。
子供が友達の物を取ったり、ぬいぐるみを思いっきりつねったり。かみつき、ひっかきをよくする。10カ月くらいでもやっぱり大人の影響を受けるのかなと。反省しました。
最近注意してきちんと相手をしてあげる、好きな所で遊ばせてあげる。ご飯を手づかみで食べさせてあげる、だっこをいっぱいしてあげる。といったようにしていると、数日で少しずつ良くなってきたように思います。
私自身、幼いころから両親に暴力で受け押さえつけられ、食事に行っても、どこへ行っても良いと言われるまで正座して待っていられる親の自慢のいい子でした。
そんな母は今でもなぜか保育園に子供を預けてきちんと働きなさいと私に言ってきます。近くには住んでおらず、3か月に一度くらいのペースで会いに連れて行く程度。
自分の子育てが親の影響を受けていて、子供の可愛がり方が分からない気がすごくします。
でも人のせいにしていたら、私も子供も成長しないんだろうと自分に言い聞かせて頑張るしかないなと思いました。
保育士おとーちゃんさんの育児は本当に参考になります。私も同じように思う部分や、反省する部分がいっぱいあります。
でも私にとってはまだまだハードルが高いです。いいところ、出来そうなところを参考にさせてもらって、子育てに生かしていきたいと思います。
長々となりましたが、こういうブログに出会えて心が少しだけ軽くなりました。
れんままさん
それでそのまま自分のされた子育てに流されてしまう人もいますが、そうでない人もいます。
僕自身もそうです。
子育てはすべてのことが完璧に出来る必要などまったくないのですから、ちょっとずつでも出来ることをやっていければそれでいいと思いますよ。
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最近は主人も巻き込んで2人で興味深く読んでいます。記事を読んでお互いの考えを話し合って…と子育ての指針の土台になっているブログです。(育児書は抽象的になりがちなので、実践知識が満載なこちらで補完。)池上彰さん並みにそうだったのか!と腑に落ちます(*^_^*)
おとーちゃんさんの考えや気づきをもっともっと知りたいです。次回の記事も楽しみにしています☆