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2023-06

保育の質 Vol.3 「一斉保育から自由保育へ」 - 2011.09.17 Sat

子供の人権をひきあいにだすまでもなく、現代の我々は「集団があって個人がある」と考えるのではなく、「個人が先にあってその後に集団」があるのだと知っています。

保育の中でも「個人としての育ち」がまずあり、そのなかの一部として「集団への参加」という項目が考えられるのです。

しかし、長らく「集団への適応」ということを上位に置いてきた日本の保育・教育界はなかなかそこから抜け出せません。

それゆえにまだまだたくさんのそういった影響をあちこちで見ることができます。




以前見に行ったことのある、とある小規模な保育園では毎朝全園児をあつめて「朝の会」というのをします。
上は5歳の幼児から、下は0歳児クラスの子供まで参加します。

そこで挨拶の歌を歌ったり、手遊びをしたりお話をしたりするのですが、やっていることは結果的には幼児向けの内容がほんとんです。
ですので、0、1、2歳児たちは実質的にはそこに居させられれいるだけで、興味をもって自発的に参加しているわけではありません。

音楽に惹かれて聞いている子もいれば、まったく興味がなくてウロウロしたりする子も少なくありません。すると保育士が膝に抱いたりして、自分の意思とは関係なく居させられ、聞かせられています。


僕からすれば、このような行為に意味があるのだろうかと考えてしまいます。
しかしそこの職員達にとってはそれが当たり前なので、なにも疑問には感じておりません。

実際そこまで意識して行なっているかどうかはわかりませんが、「集団への適応」ということが念頭にあるので、参加する自発的な意欲や、楽しんでいる姿が見られないのが明らかな低月齢の乳児にまで、言葉は悪いですが実質的には「無理やり」参加させているわけです。


はっきり言ってしまえば、ここでそのように無理やり年齢・月齢の低い子を集会に参加させることはなんの役にもたっていないでしょう。それどころかマイナスにすらなっている可能性もあります。


乳児期においては、落ち着いた環境、安定した人間関係の中でゆったりと過ごすことが大切であると、これは保育士であれば全員が周知しているはずの『保育所保育指針』のなかに明記されていることです。
しかしながら、自分たちの保育室から出て、幼児が騒いでいるところへわざわざいって、そこで幼児が大きな声で歌ったりする中で、自発的な遊びたい気もちなどを制限されたまま過ごさせられるのです。

年齢が低ければ低いほど丁寧な保育をすべきところを、逆のことをしてしまっています。
残念なことに、園長も含めてそこの保育士たちはそれには気づいていません。


こういったことは、実はまだまだ少なからずあるのです。

保育園の中には、遊具・玩具が極端に少ないところがあります。
なぜ少ないかというと、遊具で遊ぶことに重きを置いていないからです。

ではなにをするかというと、「一斉保育」というものです。

「一斉保育」というのは保育の形態のひとつで、何事かをクラス全員で一斉にさせるというものです。
内容はそれぞれですが例えば、絵を描いたり、工作を作ったり、体操や歌などもそうです。

この「一斉保育」を保育の軸においているので、あまりそれ以外の遊びというのを重要視していないところがあります。

これもやはり「集団」重視の考え方からでてきたことと言えるでしょう。

別に「一斉保育」自体がよくないわけではありません。
一斉保育中心の保育でないところでも「一斉保育」をすることももちろんあります。ですが、その際個別的な配慮というのも忘れているわけではありません。
また、同じ内容のことを提供するにしても、あえて子供全員を一度にやらせるのではなく、参加したい意思を持っている子から誘ったり、少人数ずつに分けて行なったりすることも選択肢として含めていたりします。


しかし、極端に「一斉保育」を中心としているところでは、遊具が少なかったり数が十分でないということもあります。しかも、その提供の仕方が一度に一種類のブロックならブロックだけだして、それで全員に「これで遊びなさい」というやり方をするところもあります。

出している遊具が一種類であれば、片付けるのも簡単だし大人からすれば見ているのも楽です。
だけど、そのような遊びの提供の仕方はまるで大人が子供を管理しているようです。

実際、「集団」重視の保育では保育士が子供を管理するというのは重要なファクターとなっているでしょう。


そうした一種類の遊具で全員を遊ばせるような遊びの提供をすると、必然的に遊具を「取った」「取られた」というようなトラブルも増えます。
そういったことを経験するのも成長の上では大切なことですが、そればかりでは本来の「遊び」を展開していくことができません。
遊びが個々の子供の成長を助けるという視点をもっているならば、まずそうならないような設定を心がけるべきです。

だけど、集団重視、大人が管理することを前提とした保育の中では、そういったトラブルも大人が管理してしまうのでおり込み済みのリスクなのでしょう。
また、遊具で遊ぶ時間を一斉保育をしていないときの時間つぶしといった認識といったきらいも見られます。

「集団」「一斉保育」偏重の考え方の中には、個々の遊びを軽視する傾向があったといえます。




『集団から個別へ』の考えが出てくる中で、子供への遊びの提供も『一斉保育から自由保育へ』と考えられるようになってきました。


「一斉保育」は「大人が意図するものを子供にうまくやらせる、出来るようにさせる」というところに目的があります。
ですが、そこに「個々の育ちを重視する」という視点を持ち込めば、そのような大人の狙いにもっていくことは必要最小限にして、子供ひとりひとりに応じた成長を促すということが重要ということになっていきます。

ですので、保育士が子供にアプローチするのも『指導』という言葉・やり方よりも、『援助』という言い方・考え方を重視するようになっていきました。


そこで「特別な何かを達成させる」保育よりも、普段の遊びの中で子供の育ちを促していくことを保育のなかで展開するようになります。
そのひとつの表れが「自由保育」という考え方です。


保育士の中にも「自由保育」を「子供に好き勝手なことをさせること」「無計画な保育」と誤解している人もいるのですが、必ずしもそうではありません。

子供が大人の指示で遊びに取り組むのではなく、自主性を重んじた自由な意思で遊びを選択し、その遊びを通して成長を促していくというものです。

そのためには、室内や遊具等の環境設定など子供に対しては間接的ながらとても入念な準備、考察が必要となります。

必要に応じて遊びの相手をしたり、遊びを提供をしたりすることもありますが、ねらいとするのは子供の自発的な意思や好奇心を満足させる行動、子供同士で問題を解決したりすることなので、出来るならば大人はなるたけ介入しない方がよいのです。

具体的にはままごと遊び、積み木・ブロックなどの構成遊び、パズルやペグ差しなどの机上遊び、などなどの各遊びのコーナーを設けたりしてそこで、子供の自由な意思で遊びが展開していけるようにします。


「一斉保育」が結果を重視する傾向があるのに対して、こちらは過程を重視すると言えるかもしれません。


子供の個々の育ちの程度は、年齢別保育をしていたとしてもずいぶん大きいものです。
単純に4月生まれと3月生まれでは1年近い月齢の開きがあります。
さらには月齢だけでない個々の子供の発達の差もあり、ある程度の人数の子供たちがいれば当然その育ちの進み具合には差があるものです。
ある程度集団が大きくなれば、十把ひとからげに全員に同じことを提供し、全員がそれに参加できまた達成させることが必ずしも個々の育ちに寄与するとは限りません。

にもかかわらず、これほどまでに集団での行動を重視してきたのには現在の保育園の成立時の事情と関係あるといえるでしょう。

それはまた次回に続きます。
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● COMMENT ●

こんにちは

いつも拝見させて頂いております。今日は質問が2つほどあります。

まず1つ目ですが。3歳半になるうちの子が赤ちゃんだった頃、よく親子遊びや親子体操、ベビーマッサージなどに出掛けて行ってたのですが、何組かの親子が一斉に同じことをするのは赤ちゃんにとっては迷惑だったのでしょうか。


それから2つ目に、我が家には子供の遊び物として絵本と積み木とプラレールしか無いのですが、もっと玩具を揃えたほうがいいでしょうか。親としては片付けが楽で済んでるのですが、お友達のお家に遊びに行くとどのお宅もおもちゃがいっぱいでビックリします。


済みません。お時間あるときにでもコメント下さると嬉しいです。

No title

「保育の質」のシリーズはまだまだ続く感じですね。とても興味深く何度も記事を読んでいます。

もしかしたら、このシリーズを読んでいけば答えがあるのかもしれませんが、私が今やっている「自主保育」というものに関して、相談させて下さい。

息子は現在、1歳8ヶ月ですが、1歳5ヶ月の時から週2回、「森のようちえん」という野外自主保育グループに親子で参加しています。「森のようちえん」は、保育士のおとーちゃんはご存知かもしれませんが、自然体験活動を基盤にした子育てで、運営には様々な形式がありますが、私が属しているグループは、母親たちだけで運営して行く自主保育タイプのものです。

まだ、立ち上がったばかりのグループで、当初は母親とその子どもたちで、森の中を散歩してお弁当を食べて、手遊び、絵本を読むということをしていましたが、10月から預け合いをしていくことになりました。母親が保育当番になり回していく形です。

現在、子どもの人員は14名。
3歳児4人、2歳児 3人、1歳児6人、0歳児1人です。活動時間は9:45~13:15の3時間半が基本です。

とりあえず、現在の週2回を大人が5名程度保育当番として入り、0から3歳児まで一緒に活動していくことになりました。いずれ、仲間が増えれば、学年別や大きい子、小さい子クラスに分けたり、保育当番の人数も減らして行く考えも持っています。又、活動日も最終的には週4日に持っていく予定です。

そういう状況の中、私が相談したいことは1歳8ヶ月の息子を預けることが、息子の成長にプラスになるかどうかということです。

私は、せめて3歳くらいまでは、預けるということをしたくないなと思い、親子参加を希望しています。(これは、仲間に受け入れてもらっています。)

理由は、おとーちゃんの記事にも度々出てきていますが、社会性が出てくるのは、3、4歳くらいなので、1、2歳で敢えて集団に入れるよりも、親子で自然を楽しみたいのと、息子は言葉は出てくるようになったものの、他者とのコミュニケーションが取れるかといえばまだ十分ではないし、一人で着替えや靴の脱ぎ着は全部できないし、、、などなど。そして、最大の理由は、この可愛い盛りの時に離れたくないという私の気持ちです。

しかし、仲間の中には、親子が離れることで、お互いに成長があると言う人もいます。又、母親がそばにいたら、他の子どもとの関わりが希薄になり、子ども本来の姿が見えないとも…。

そういうものなんでしょうか?

私の自己満足(可愛いから離れたくない。)のために息子の成長を阻害するのは本意ではないし、どうなんだろうと悩んでいます。

お忙しいところ申し訳ありませんが、お時間が許せばコメントいただけると嬉しいです。

長文失礼しました。



おもちゃに飽きていると感じたら?

こんにちは。
保育の質シリーズは、保育士を目指す私にとって、特に大変勉強になります。
いつもありがとうございます。

我が家は、たぶんおもちゃの数が少ないです。
積み木(数少なめなので、徐々に増やしたいと思っています)、型はめ、手作りのガラガラ、パペット、布絵本くらいです。

娘(10ヶ月)の今のお気に入りは、音を鳴らすことで、
特に、両手で積み木を持って、カチカチ♪コンコン♪と鳴らすのが大好き。
また、ハイタッチをするように、ふたりで鳴らして遊ぶととても喜んでくれて、楽しいです。
型はめは、まだできないようなので、もっぱら、積み木として、親子でカチカチコンコン♪を楽しんでいます。

この月齢なので、量よりもどのように一緒に遊んであげるかが大切だと思っているのですが、さすがに、今のおもちゃに飽きているのでは?と思うことがあります。
(おもちゃより、新しく購入した雑貨類に興味を持つなど)

子どもがおもちゃに飽きているな、と感じたら、おとーちゃんさんは、どのように対応されますか?
遊び方を工夫されますか?他の種類を買い足したほうがいいのでしょうか?

それから、来月、1歳の誕生日を迎えるので、積み木を検討していたのですが、
カチカチコンコン♪と私が積み上げたタワーを倒すくらいで、娘が飽きているのだとしたら、押し付けなのかな、と躊躇します;(まだ、積み木で何かをつくれる訳ではないので、来年でもいいのかな、と…)
積み木以外でオススメがありましたら、教えていただけたら嬉しいです。

お手すきの際にコメント頂けたら幸いです。

はじめまして

びっくりするくらい子供たちのことを真剣に考えていらっしゃってて、思わず夢中になってしまいました。
私も保育士を長くしていました。でも、職場でこんなふうに真剣に考えていて、話の出来る人があまりいませんでした。園長や主任も、体裁をつくろうばかりで、悲しくなることも・・。
思うことがあって、今は違う仕事をしていますが、子供にかかわる仕事は続けようと思っています。
読んでいて勇気ずけられました。
私もがんばろうと思います。
リンク、貼らせてくださいね。

No title

おはようございます^^すごくお久しぶりです。
長いこと入院していたのですが、退院して家で元気に過ごしています。
とても珍しい病気とわかったんですが、治療を開始したら
グングン普通の子のように(?)なってきました^^
こっちが愛情を示してあげたら返ってくるようになって、
それがすごく嬉しいんです。
今までは、こちらのブログを参考にしつつ、
子どもの気持ちを尊重して愛情を注いでるつもりなのだけど
あまり反応がないなぁ・・と思うこともちょっとだけあって寂しかったんですが。
本当によくしゃべり、よく反応してくれてグングン伸びて
おかーさんのことが大好きになってくれています^^
語りかけ、関わることってほんとうに大事ですね。
諦めず続けてよかったです。
子どもって、本当にすごいですね。
こっちが手をかけたらそれ以上の分を返してくれるんですものね。
おやつを貰っても「おかーさんのは?」と私の分まで心配してくれる、
ただそれだけでうるうるっと来てしまいました^^;

また子育てノウハウも参考にさせて頂きますね~!

ゆふママさん

そのへんは子供の個性と、バランスしだいでしょう。
小さいうちでも賑やかなところにでるのが全然平気という子もおります。
また、反対にちょっとのことでも過度に怖がったり、警戒心がとても強くなってしまう子、激しい夜泣きにつながってしまう子などもいます。
また、のんびりした安心できる環境が基本にあって、多少そういった集まりに行くのであればそれほど問題になるようなこともないでしょう。しかし、赤ちゃんの頃から毎日過剰に連れ回すようではあまり好ましくはないでしょう。
そのへんのバランスが大切になるかと思いますよ。

ただ、ベビーマッサージなどはそれを行なっているところは、そういうあたりのことを重々理解していますので、おそらくは落ち着いた和やかな環境を整えていたことでしょう。


遊具の量というのもおおければいいというのでないのはもちろんです。
たしかに、友達の家にいったりするとあまりにおもちゃがおおいのでびっくりしてしまうことが僕もありますよ。

いまあるおもちゃでお子さんが十分に遊べているのならばなにも無理に増やす必要はないです。
なまじ強い刺激の玩具に慣れてしまうよりもよっぽど遊べる子になると思いますよ。

kyomiuさん

つきつめると、この問題は低年齢(乳児期)のときに、親から離して集団に帰属させることが成長の上で必要な否かということですよね。

一般の人々の中には、友だちと関わること、集団の中に慣れることなどが大切だと考えている人が多いのは僕も感じています。
それに確かに、保育園に通っている子と、家庭で過ごしてきた子とでは、様々な生活習慣、行動・理解が保育園に来ている子の方がずいぶん進んでいる傾向があるのも事実です。

じゃあだからといって、そういう保育園などの集団に属すことが必要なのかというと、それはまた別の問題なのだと思います。

親の手を借りられない状況で自分でいろいろするように援助されていれば、様々な生活習慣が自立に早くに向かうかもしれません。でも、それが身につくのが遅いからといって悪いということなんてないわけです。

そもそも、保育園の設置の目的というのは「様々な理由で家庭での保育に欠ける子供を代わって預かる」というものです。
「家庭でみれない理由があるなら、じゃあ預かりましょう」というものなのです。
家庭の代替機能なのです。極論してしまえば、家庭で見れるのならばそれに越したことはないですよ。という意味にもとれます。
つまり、低年齢の子供を親から切りなして集団に属させることは「必須」ではないのです。

だいたい3、4歳以降であれば、内的な成長が進んできますので、幼稚園などでそこを伸ばす、慣らすということもある意味できるようになります。しかしそれとても「必須」のものというわけではありませんね。
必須であるならば義務教育になっています。

kyomiuさんが参加なさっているような、自主保育もそれぞれいろんな参加の仕方でいいのだと思いますよ。
それくらいの時間であれば、嫌がる・不安になっている子を無理やりというのでなければ、まずまず親子で離れていたとしてもなんの問題もない程度でしょうし、kyomiuさんのように親子で楽しむ時間としてもとてもいいことだと思います。

以前ブログの中で、1歳くらいのうちから「うちの子は友だちときちんと遊べていますか?」と気にする保護者の方がとても多いことを書きましたが、別にその後人とうまくかかわれるようになるかどうかは、小さいうちからの訓練でできるようになるわけではありません。
早いうちから集団にいれることが成長の訓練と考える必要はないのです。

>母親がそばにいたら、他の子どもとの関わりが希薄になり、子ども本来の姿が見えないとも…。

親がそばにいるのとそうでないのとではたしかに子供の様子は違います。
でもだからといってそれが成長の阻害ということになならないですよ。
まあ、その親があまりに過保護・過干渉などであるならばそういうことが無いともいいきれませんが。

結論としては、だいたい2~3歳くらいまでは訓練として、集団にあずける必要はとくにない。
ただ子供と離れている間、親が用事をできたり、リフレッシュしたりするのも悪いことではないので、必要があればあずければいいし、一緒に楽しめるのならばそれはそれでいいと思います。

ありがとうございました

おとーちゃん、ご丁寧な返信ありがとうございました。
モヤモヤしていたのがパッと明るくなりました。

息子は、最近「魔の二歳児」に近づいてきたのか、「イヤー。」と言ったらテコでも動きません。でも、おとーちゃんのブログの「魔の二歳児」を読み返して、これは、殻を破るために頑張っているんだと思うと、不思議にイライラしません。このブログに早く出会っていて本当によかったです。

お忙しいところ、本当にありがとうございました。

meg さん

子供がどんなおもちゃにどれだけ興味を示すか、遊ぶかというのはそれぞれなので一概には言えないところもありますが、このくらいの月齢ですと1つのおもちゃで遊びが長続きしないと見えることがあります。

しかし、それはいたって普通のことなのです。
いま、外界の様々なものに興味をもって、それを試したり確認したりという時期です。
ですので、おもちゃ以外のものをおもちゃ同様にいじったり試したりします。
そもそも、玩具と生活用品などの差というもの自体意識していないのかもしれません。

そしてそういった探索活動というのはこの時期とても大切なものです。

おもちゃだけにこだわらず、出来る範囲で興味のあるものには試させてあげていいと思います。
また、以前どこかに書いたように、この時期の遊びの行き着くところはすべて「私はここにいるよ」なのです。
親子で楽しむことができているのならばそれでいいのです。

ただ、成長に伴って遊びの興味というのは変わってきますので、必要とあれば遊具を増やすのもいいでしょう。
また、それら遊具をいっぺんに全て出すのではなく時々入れ替えをすることで、また新鮮な気持ちで遊べるようになったりもします。

おもちゃで飽きたときは、ハンカチなどの身の回りのものであそんでもいいし、体であそんだり、顔遊びなどで気分転換したりすることでまた遊具で遊べたりということもあります。

どんな遊具がいいかは子供の個性・成長具合でいろいろなので良質なおもちゃ屋さんのHPなどを参考にして、あったものを選ぶのがいいかもしれません。

僕のところにリンクのある「木のおもちゃ がりとん」でしたら、「おすわりの頃から」や「楽器」のカテゴリーが参考になるでしょう。

うさこさん

うさこさんはじめまして。
よくわかりますよ。
保育園は世間が思うほど子供を大切にしようとする人ばかりではありませんものね・・。
これからもどうぞよろしくお願いします。
リンクありがとうございます。

あおむしさん

ごぶさたしています。
そうでしたか、病気が回復に向かっていてほんとによかったです。

あおむしさんのように子供と関われる人は、僕や妻がみてもここまで子供にしてあげられるひとはそうそういないよ~と感じるほどでしたよ。
そんな人が子育てを楽しめないわけがないのですよね。
子供ってほんとなにかをすれば何かが返ってくるものです。
これまで病気があってうまくそれが機能していなかったのだろうけど、そういうことが一つ一つ現れてくると子供はほんとに輝いてみえますよね。
あおむしさんがそう思えるようになって僕もほんとにうれしいです。よかったね~。

No title

近頃の悩みは、保育環境についてです…

私の園は外遊び重視派で、とにかく天気がいい日は外!と、ここまではいいんですが…室内遊びに対して、なーんにも考えられていないんです。
自由遊びの時間もたくさんあって、朝も午後も2時間程あるんです。年少までは、遊具もたっぷりあってゆったり過ごせます。しかし年中組からは、遊びに必要な物は、自分達で作りましょう。と、与えられるのは新聞、チラシ、白い紙…
それでも年中では先生達お手製のままごとキッチンや、お鍋があります。しかし、年長組になると、3クラス合同で使える積み木と、先ほどの紙類のみ…あとはドッジボールをするためのボール。

それでも、イスを使って、ごっこ遊びをする姿もあります。
本当に子供達すごいなぁと感心するのですが…
やはり遊べなくてウロウロする子が多々。
それを子供のせいにするんですよね。遊ぶ力がないからだ。って。

以前働いていたところでは年長クラスは、より本物に近い物で
遊ばせないと!と年長向け遊具が揃っていました。

大きくなればなるほど、保育室に遊具は必要なくなるものなのでしょうか?なんだか、よくわからなくなってきました。
私はやはり遊びの選択肢は多い方がいいと思います。
遊具は、ある程度こちらで用意したものに足りないものがある。という時に作ればそれでいいんじゃないかと思うんです。イチから何もないところから必要なものは作りなさいなんて言われても、無理な話じゃないかと思うんですが…

おとーちゃんはどう思われますか?

けふじろさん

ドイツなんかでは、大きくなればそれだけより子供騙しではない本格的な遊具が必要というのは、もうプロだけではなく世間一般的な常識となっていますね。

子供には個性がありますから、当然工作が好きな子もいれば、好きではない子もいます。
それを「遊ぶ力がない」と考えてしまうのは、「個性」というものをそもそも考慮していない・尊重していないということになってしまいます。

「遊ぶ力をつける」ということを目的にしているのであれば、ではその子達にそこからどうアプローチしていくかということを重視しなければならないでしょう。

そこから工作の面白さを伝えたりするアプローチに力を入れるというのであれば、それなりにある種の教育方針として納得できなくもないとは思います。


でも、おっしゃるように選択肢が多くて悪いことはなにもないので、工作などに目を向けさせたいという意図があるにしても、他の遊具を用意しないという必要はないので、ないよりあるに越したことはないと僕も思います。

>イチから何もないところから必要なものは作りなさいなんて言われても、無理な話じゃないかと思うんですが…

「何もないところから作りなさい」と言ってももいいとは思うので、でもそれを言うのだったら子供たちにそれを達成させられるだけのアプローチを大人はしっかりとしなければならないはずです。

それがなされていないのに、ただ「子供とはこうあるべきだ」を押しつけているのだったら専門職としての資格がなくても誰でも出来ることですので、プロとしてはそれでは怠慢になってしまうでしょうね。

ありがとうございます

そうですよね。情けないことにチラシだけでも遊べる子に…とうたっているだけで、子供達にはなんのアプローチもありません。
下手したら、チラシで遊ぶとなると必要になってくるセロテープも、節約しろと買ってもらえなかったりする状態です。

なかなか他の園の見学も行けないので、よくわからないのですが、年長児のお部屋にはどんな遊具がおとーちゃんセレクトだと合うと思いますか?

けふじろさん

年長児であればそうですね。

積み木やクーゲルバーンのような構成遊びの要素のあるもの、これはもう必須といっていいでしょう。

また、ある程度の人数でできるゲーム類というのも年長でしたら、多くの経験を得られる(人間関係など)遊びとなるでしょう。ボードゲームや、カードゲームなど

あとはままごとからはさらに発展したゴッコ遊びというのもできるといいでしょうね。



それと机上でじっくりと取り組めるもの。

教科でするようなことを、遊び感覚でできるように配慮したものなんかもいいでしょう。

年長になるとさまざまな、「できる」という能力が開花してくるので、それらを適切に子供に開放できるようにすると、それがもう子供の好んでする遊びとなります。

例えば、編み物なんかを年長の遊びとして取り入れているところもあります。


工作ももちろんいいのですが、遊びの経験をたくさんもてていると、工作を作って終わりではなくて、それをゴッコ遊びと複合したり、絵本の読み聞かせの経験などと合わさって、人形劇をしたりペープサートをしたり、散歩の経験と合わさってまちづくりをしてみたりなどなど、大人の配慮しだいで遊びの発展というのは大きく広がります。

No title

ありがとうございます。
なるほど!幅広く遊びの経験があることはそういう広がりをうむんですね!

少しでも遊びの環境を変えようと、同じ学年の先生と手始めに空間を仕切る仕切りをダンボールで作っていたところ、他の先生達に、年長にそんな遊びの援助なんて必要ない!遊ぶ力が育たない!
チラシだけあれば、子供は勝手に遊ぶものだ!
遊べなくてフラフラしている子は、自分であそびを見つけるべきだ!と大反対にあいました;^_^A

でも子供達の家での遊びを聞いていると、ゲームをするか光る剣で戦いをする、テレビを見る。という話。
そのような乏しい経験の子供達になんの援助もしないで、ただただ剣で戦いごっこをさせているというのは、私の中では疑問でしかありません…戦いごっこにも仲間があったり協力があったり学ぶべきところはあるとは思いますが、多感な幼児の時期をこういう過ごし方だけに終始させるのはちょっと…と思います。

おとーちゃんの今回のお返事を見て、やはり意図的に子供の経験を増やしてあげるべきだと思いました。
なかなか今の園で自由遊びを充実させるのは、難しそうですが、がんばります!

けふじろさん

>でも子供達の家での遊びを聞いていると、ゲームをするか光る剣で戦いをする、テレビを見る。という話。

本当にこの状況というのが今の子供を大きく取り巻いていて、遊べない、おちついてじっくり取り組まない、刺激のないものには集中できないというような姿がとても顕著です。


遊びを提供していてすら遊べないという状況にあるのですから、やはり最初から子供任せだけするのではなく、子供の自主性で遊ばせるというねらいがあるのであれば、たとえば年長児をプレイリーダーに育ててその異年齢の関わりで遊びを展開させるだとかの、大きな配慮というものを大人が持っていくことでさらに深めたりというようなことはあると思います。


>チラシだけあれば、子供は勝手に遊ぶものだ!

チラシだけあれば遊べる子だったら、よりより遊びを提示していけたら、もっとすごい遊びができるようになるはずです。
そこで満足してしまうのだったら専門家でなくてもいいですよね。

保育の質について

はじめまして。
娘1歳0カ月の保育園についてご相談です。
仕事復帰のため只今慣らし保育中です。
保育園を選んだのは家の近くだったからです。
大切な子供のため、いい保育園に通わせたい気持ちはあったものの
チェックするポイントもよく分からないまま見学して
利便性のみで申し込みしてしまいました。

その後、こちらのブログと出会い
その上で再度他の保育園を見学し
希望園変更をしようと区役所に連絡したところ
その近くの園に入園が決まったと報告を受けました。
年度途中では空かないと言われていたのに運良く空きがでたこと、
変更しようとした園は人気があり、4月まで待っても入れるかどうか分からないことから変更はせずに入園することにしました。

慣らし保育が始まりおとーちゃん先生から学ばせてもらった
視点で保育園の様子を見ていると預ける事が不安になっています。

まずは、おもちゃの質が良くなく
キャラクターのぬいぐるみやがらくたの様なおもちゃや
子供だましのようなものばかりで
それを子供達の前にばらまき触らせているだけです。
到底楽しんで遊べる感じではありません。
月齢も開きがあり、お座りの子も歩ける子もいるのに
皆に同じペットボトルのガラガラで遊ばせたりされています。た
また、
とても狭い園庭の中を6-7人まとめて
立ってギリギリ頭が出るくらいの乳母車に乗せて
お散歩?しています。もちろん歩ける子もです。
これは普通の事でしょうか。
乳母車とは外のお散歩の時に危なくないように使うものかと
思っていましたが、園外へのお散歩はしていないそうです。
そして、晴れの日はいつもこうして外に出ていますと
はなされてました。
なんだか狭い園庭でも自由に歩かせてもらえないのかと
可哀想になりました。

午前中の保育に参加させてもらったのですが
保育士さんたちもダメダメが多くて
後ろから子供の脇を抱えて移動させたりは常にされています。

連絡帳で伝い歩きを楽しんでます。とか
絵本のページをめくったり積木をくずして遊ぶのが好きです。
とか書いてますが
先生からは今日は皆でリトミックをして遊びました。とか
返事が返ってきます。

子供達にも笑顔があまりなく
このまま通園させることをためらっています。
来年度の申し込みを違う園にしたいのですが、
転園出来る保証もなく、転園出来ず結局お世話になるのなら
保育園側の印象を悪くするだけで子供の保育に
影響がでるのではないかと思ったりしています。


そこでご相談です。

こういう保育園はよくある保育園で
私の気でしにしずぎでしょうか。
また少ない時間ですが愛情をもった関わりで
子供に悪い影響はないでしょうか。
また、週末の遊びで、平日の分も補えるでしょうか。

子供は慣らし保育で泣くこともなく過ごしているようですが
毎日お昼寝が1時間弱しか出来ていません。
そのせいか、帰ってからのぐずりがひどいです。
夕食も食べずにおっぱいのみで寝てしまいます。

10月からは10時間預ける事になります。
仕事を辞めることも選択肢として考えています。

どうぞよろしくお願いいたします。

保育の質 追記

追記です。家では絵本、積木、クネクネバーン、積み重ねカップ、プラステン、ボール、テーブルまわりを伝い歩きで追いかけごっこしたりして遊んでいます。

ももさん

コメントからわかる限りでは、もろ手を挙げていい保育とは言えないまでも、それだけではやめることまで考えなくてもいいかなとは思います。(あくまでコメントの限られた内容から判断する限りにおいてですが)


>まずは、おもちゃの質が良くなく
キャラクターのぬいぐるみやがらくたの様なおもちゃや
子供だましのようなものばかりで
それを子供達の前にばらまき触らせているだけです。

>皆に同じペットボトルのガラガラで遊ばせたりされています


このあたりのことは疑問と要望で改善をうながしていって見るのもいいかもしれません。

1歳0ヶ月ですから0歳児クラスと言うことですよね。
役所を通しているので認可園かとは思いますが、もし無認可の園でしたら保育を改善していく余裕というのはあまりないかもしれません。

月齢に開きもあるのに、同じがらがらばかりであまり遊びに配慮されていないように感じるとか、遊具もありあわせのものだけで保育園はもっときちんと考えているのかと思っていた。 など感じたことを率直に伝えて反応を期待してみてもいいかと。

子供の発達・遊びに配慮している園だと、それぞれの段階の能力に合わせて、例えばスナップはめやボタン通し、型落とし、重ねカップなど、手作りの遊具や様々な発達に合わせた遊具を用意していたりします。
もしかすると、その園もたまたま見たときにはそういものがなかっただけで、用意をしてあったりするのかもしれません。


>とても狭い園庭の中を6-7人まとめて
立ってギリギリ頭が出るくらいの乳母車に乗せて
お散歩?しています。もちろん歩ける子もです。
これは普通の事でしょうか。

これは一概には言えないのですが、0歳児クラスですと月齢の低い子など状況に合わせては外気浴・日光浴程度でそういうこともあります。
また、入園当初で様子を把握できない段階では、歩ける子でもあまり大きな活動はさせないという場合もあります。

これも、うちの子は活発に外で遊ぶの好きなのですけど、これからも車に乗せてまわっているだけなのですか?
など素朴に質問として投げかけてみていいと思います。


>保育士さんたちもダメダメが多くて 後ろから子供の脇を抱えて移動させたりは常にされています。

このあたりもお粗末ではありますが、ただちにそれが子供の育ちに大きな悪影響を及ぼすというものでもないですので、それを決定的なことと考えなくてもいいかとは思うのです。


あまり無頓着で不勉強な保育をしているところの弁護はしたくはないのだけど、保育内容がお粗末だからといってそれが必ずしも子供のためにならないとも限らないのです。

たとえば、そんな保育であったとしても、職員間の仲が良く保育室の雰囲気がゆったりしていて、子供が安心して過ごせたり、保育や遊具がお粗末なりにしても職員が暖かく子供に関われる人たちであったりすれば、それで結果オーライに子供が健やかに過ごせるということもあるのです。

逆に、質の高い遊具をそろえて、教科書通りの考えられた保育をしていても、園長が威圧的で職員のモチベーションが低かったり、仲が悪かったり、意地悪な職員がいたりすればそこでは子供はくつろいですごせません。


不勉強でお粗末な保育をしていても、親からそれはどうなんですか?と投げかけられることで、素直にもっとよいものをとりいれようと考えてくれたりする人の良さがあったりするならば、それはそれで安心して預けられるところになるのです。


僕はどうしても保育士目線で辛口の点数をつけてしまうのだけれども、子供の育ちというのは合う合わないや結果オーライで済んでしまうこともありますので、これまでブログで書いたようなことがすべてではないのです。
とりあえずは率直に疑問をなげかけつつ様子を見ていかれるといいかのではないかと思いますよ。

職員の対応が意地悪だったり、疑問に対して誠実に答えてくれないようであれば要注意です。



>また少ない時間ですが愛情をもった関わりで子供に悪い影響はないでしょうか。

これは相対的なものなのでなんとも言えないですが、日中の保育中、子供を冷淡に無視していたり、意地悪な対応を子供にしているのでなければ、補えるものです。

ただ、月齢の低い子を外に預ける以上なんらかの反動がでるというのは、これは誰しもが通る道です。
子供なりにストレスを感じもするし、身体も疲れます。それゆえに体調を崩したりすることも当然出てきます。

0歳児は家庭で平静に過ごしていてすら、ちょっとしたことで体調を崩すものです、それが集団の中に入ればそのリスクが多少なりとも上がるのはこれは仕方のないことです。

それでも、それのバランスをとりながら慣れていくことで、ほとんどみな乗り越えていくことができます。
過去記事でも書いていますが、預けることに対して親が「心配、心配」で埋めつくしてしまったら、余計に子供は不安になるものです。

慣れないうちは、昼寝も十分出来なかったり、食事も進まなかったりということはあります。
しかしそれも時間とともに安定していくものです。
家でぐずることも同様です。

しかし、それで大人が不安をさらけだすと子供はいつまでも慣れられません。
なので、預けると決めた以上は大人も気持ちをしっかりもって、ぶれないことが子供のためにもなりますよ。

不安だったり子供のことで心配だったりすることがあるのなら、保育士にいろいろ話を聞いてもらうといいかと思いますよ。
保育はお粗末だったとしても、根はいい人たちであることも多いですからね。

保育もまずくて、態度も悪いのならばそのときはいろいろ含めて考えてみていいと僕は思います。

ありがとうございます!

おとーちゃん先生、お忙しい中お返事頂きありがとうございます。
いつも敬意をもって読んでいましたので
直接のお返事に胸がいっぱいです!!
ひとつひとつに具体的なアドバイス、大変参考になりました。

10月になり、仕事復帰して長時間預けていますが
娘は最初から泣く事もなく、とても頑張っています。
我が子ながら尊敬しています。
家に帰ってくるとぐったりですが。
登園時もお迎えの時もブログを参考にした関わりを実践しています。

おとーちゃん先生のお返事を読んで、安心しました。
今も遊びについては不満がありますが、
アドバイスを参考に折を見て話してみようと思います。
要望はいつも連絡帳でそれとなく伝えてはいるのですが
やはり直接ストレートに話した方が保育士さん達も
分かりやすく対応しやすいでしょうか。

保育士さん達は悪い感じはなく、人柄は良いと思います。
今の保育も「あたりまえ」の日常なだけなのだと思います。
認可保育園ですが、おもちゃにさく費用が無いのかもしれませんね。

私は幸運にもこちらのブログと出会えたので
(ちなみに積木を買ってあげようと調べていて出会いました!!)
学ぶ事ができ、見る目が厳しくなっているのかもしれません。
私の不安が結果、子供にいい影響を与えない事も
学んでおりましてので、遊びについては目をつぶり
今は安心してお任せしています。
そしてダッシュでお迎えに行っています。

ただやはり、日中の長い時間を5年も過ごす場所なので
今の園で疑問や要望をしてみて改善がなければ
希望の園へ転園のチャレンジはしてみようかと考えています。

希望の保育園へは2度見学に行きました。
おもちゃはおとーちゃん先生も紹介されているような
いい物を置いてあり、おままごとキッチンも0歳時クラスから
ありました。
部屋のなかで遊ぶスペースが別れており、絵本スペース
おままごとスペース、身体を動かして遊ぶスペースなど
子供が自分で選んで移動できるようにされていました。
年中~年長さんのクラスでは天井まで高く
子供達が積んだ積木がありました。
0歳時も園庭で座ったりハイハイしたり
砂場で落ち着いて自由に遊んでいて
先生達も一緒に裸足で子供達と遊ばれていました。

最近多い英語や体育などの教育的な要素はなく、
遊びと食育に取り組まれていて見守り保育を実践
されているとのことでした。
説明して下さった主任先生は、「大人の都合ではなく
子供主体で保育するようにしています。まだまだ日々勉強です。」
また「職員も皆ここの保育に共感している人が集まっているんです」
とおっしゃっていました。
実際に見学した際も遊びにおいて子供の個々を尊重した関わりを
されていました。

もし転園出来ても、意地悪な先生に当たったり
利便性では今の園の方が良いので後悔する
事があるかも知れませんが。


最後に
私は育児がとても楽しく、子供が可愛くてしょうがないのですが
おとーちゃん先生と出会え、育児が楽しいを越えて
とても面白くなりました。知識を得ることで自分自身が
変われる事にも喜びを感じています。
出会わずにいたら、過保護になったり、甘やかしをしていた
だろうなと思います。

今は、イヤイヤ期がどんな感じになるのか楽しみでもあります。
我慢の限界に挑戦してみます。

ブログを印刷してタグつけて冊子にしようと考えていましたら
本になるのですね!!
とても楽しみです。予約して購入したいとおもいます。
無料でこんなに素敵なブログをありがとうございます。

寒くなりましたのでお体ご自愛下さいませ。


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