Fがない - 2012.01.30 Mon
A ― R ― F
アクション リアクション フィードバック のFです。
親子、祖父母と孫、保育士と子供、いろいろな大人と子供の関わりを観察しているけど、このフィードバックの部分がないんです。なさすぎる。
子供へのアプローチがうまくいっていないと感じる人はこのFの部分にポイントがあるかもしれない。
アクション = 大人が子供になんらかの働きかけをする 例えばなにかをやらせる、促すなど
リアクション = 子供がそれに対して行動を起こす(それが大人の指示通りかどうかに関わらず)
フィードバック = 大人がその子供の行動に対して再度関わりをする
そのフィードバックとはこれまでにも紹介してきたような「認める」「褒める」「共感する」などなど。
僕は子育ての中で指示や支配は多くすべきでないと考えているけれども、よしんば指示ばっかりの子育てをしていたとしても、このフィードバックの部分がきちんとできていれば、それなりにいい子育てができると思うのですよ。
例えば保育園で朝子供を「はやく、はやく」と急かせている人はたくさんみるけれども、あとで「急かしてわるかったね」という人も「急いでくれてありがとね」という人もまずいません。
せめて靴を脱ぐときに「はやく」と言ったのならば靴を脱いだ時に「よし、じゃあいこう!」とでも明るく言ってあげるだけでも、ずいぶん違うと思うのだけどね。
まあ、そういう局所的な例だけでなくて、子供になにかをさせたとき、なにかをしたとき、なにかをしてくれたとき、そういったときにちょっとしたこと「どうもね」「えらいね」「ありがとね」の一言でもいいのだけど、フィードバックが少ないんだよな~。
以前に僕は子供に挨拶を仕向けるのは好きじゃないとどこかで書いたけれども、むしろやらせて言わせたならばなおさらそれをした時に認めてあげなければならないと思うのだけど、それを認める言葉ってあんまり聞かないんだよね。
「はい、上手にいえたね」「よし、よくできた」、もしくはうなずいて見せるだけでもいいと思うのだけど。
やるのが当たり前のことだから、それができても認めたり褒めたりには値しないと考えてしまうのだろうか。
大人だって、「おい、この書類今日中にまとめておけ」と言われて仕事をしたとき。その出来たものをもっていって
1 「こんだけのことにどれだけ時間かかってるんだ。おまえやる気あるのか」
2 「・・・・。」 うんでもすんでもない
3 「ああ、ありがとな」 「なかなかよくまとまってるじゃないか」
1,2,3どのフィードバックがよいかといったら。
1ではモチベーションあがらないですよね。スポ根世代で罵られる方がやる気でるという人ならば別かもしれないけど。
2はまあ仕事でやらなきゃならないことなのだから、ねぎらってもらいたいと思っているわけでないとしても、無反応というのはモチベーションの点ではややマイナスに感じるものです。
多くの人が達成感を感じることができ、さらにやる気になるモチベーションがあがる対応というのは普通3だと思うのです。
子供も全く同じというかそれ以上です。
当たり前だけど子供は親に給料もらってるわけじゃないし、親から認めてもらうこと以外の見返りなんて求めていないのですから。
おそらく意識してやっている人はほとんどいなくて、単にその人の性格とかからなんだろうけれども。このフィードバックのできる人だと子供の姿は大きく変わってきます。
フィードバックのできる対応とできない対応のでは子供の姿はちょっと、ではなくはっきりとわかるほど違います。
もしかすると単に「性格」として片付けてしまっているところの、少なくない部分がこのA‐R-Fの積み重ねの結果かもしれません。
子供の行動はそのもっているモチベーションに左右されます。
子供の「生活」「遊び」多くの局面においてそのモチベーションの有無で違います。
同じ月齢でも着替えを積極的に明るくやろうとする子。誘われてもやろうとしない、手伝っても嫌がる子。
この差はどこから来るのでしょう。
もちろんさまざまな要素があるのでモチベーションひとつで割り切ることはできませんが、それが大きな理由の一つであることは間違いありません。
1~2歳児だとしても、モチベーションのごくごく高い子だと、「着替えをしよう」と誘われずとも普段の生活の流れとかを把握していて大人がそれらしい動きをしているのを察知して、自分からやってきたり、着替え中も大人との関わりを楽しんだりしながら、それがやらされている行為などと感じたりせずにやってしまいます。
だけでなく自分から着替えを持ってきたり、そこで「えらいね」と褒められたり、楽しくふざけて大人の笑顔を引き出したり、自らモチベーションがあげられるような行動をしていってしまいます。
これがそもそものモチベーションの低い子だと、大人に何度も指示をだされたり、それにも動かず怒られたり、叱られたりよけいモチベーションの下がる方向へと行動していかざるをえません。
悪循環になってしまいます。
モチベーションはつながっているから一つのことで上がれば、他のものにも上がっていけます。
さっきの例でいえば着替えのときにたくさんフィードバックをもらえた子供は、次にする行動、遊びや食事のときにも前向きになりやすいです。
しかし、最初に述べたようにこのFの部分がない関わりを積み重ねられている子供が多いので、悪循環に陥ってしまっていたり、行動面の成長が足踏みしている子供を多く見かけます。
では、悪循環に陥ってしまっている子にたいしてどういう対応をしていったら、そこから抜けてでモチベーションを高められるようにしていけるでしょうか?
子育てを「しつけ」だと考えている人や、子供を「○○できるようにしよう」と思ってアプローチしている人、大人が上で子供が下にいる・従うべき存在であるととらえている人だと、Aの部分ばかりがんばってしまいます。
まあ、そうでない人も、ほとんどの人がそうなんだけど。
A(アクション) やれ やりなさい どうしてしないの
これに応じてR(子供のリアクション)の部分はどんどん大人から見てよくない方へといってしまいます。なぜならやらせようとするばかりではモチベーションは逆に下がっていくからです。
そしてF(フィードバック)の部分がないとしたら、下がったまま上がることはありません。
子育てがんばっているけど、空回りしている人はこういうことになっている人も少なくないのではないでしょうか。
「勉強しろ」と言われれば言われるほどやる気がなくなる理屈と同じですよね。
子供との関わりが上手なひとはAの部分よりも圧倒的にFのウエイトが大きいのです。
「やれ」というA(アクション)の部分は最小限で、それが出来ようと出来まいときちんとR(リアクション)に応じてF(フィードバック)を入れていきます。
モチベーションが低くて自分からやろうとしない子にすら、よい形でフィードバックしていってあげます。
さっきの着替えの例だったら、なかなか着替えにこない子に「もっと早く来なさい」などと叱責するのでなく、「まってたよ」と笑顔で受けてあげて、自分で着替えが上手くなくても全部手伝ってやってあげたとしても、「はい、できたね」と認めてフィードバックしていきます。
ゴネゴネになっていたとしても、手伝ってでも出来たという既成事実を作ってしまい、そこを認めていくのです。
「しつけ」という名の否定の積み重ねや、「できること」ありきの子育てをしていたらいつまでたっても、認める部分は作っていくことができません。
モチベーションが下がってしまっているならば作ってでも認めていくのです。
でも嘘をつくことはないのですよ。
自分でやろうとしない、手伝ってもイヤイヤしている子に対して「えらいね」と褒めていったら、本当にその子が自分でできた時にかける言葉がなくなってしまいます。
出来てもいないのに褒められても、それはなんかおかしいと小さい子供でもちゃんとわかります。
だから嘘やごまかす必要はないのです。
手伝ってもらってできたのなら、「できたね」。大人側の気持ちとして「あーよかった」と笑顔でいってあげればまったく嘘もごまかしもなく認めていけます。
自分でやろうとしない子だとしても、認めることってたくさんできるんですよ。
「そろそろ着替えるから来てねー」 → 「ちゃんとわかってえらいね」
「じゃあ、着替えるからそこのオムツもってきて」 → 「はい、ありがと」
泣かずに着替えられたら → 「今日は泣かなかったね~」
袖に腕を通せたら → 「上手にいれられたね~」
一個一個みてけば、認めることも褒めるところもあるもんです。
たとえ、泣いてゴネゴネしてちっともうまくいかなかったとしても → 「今日は泣いちゃったね」
出来ないことも否定の対象ではなく、出来ないこととしてありのまま受容・肯定していけばいいんです。
それが積み重ねなんだから、そういうことがちょっとずつあって子供は育っていくものだからね。
こういう風に A-R のみでなく A-R-F と出来ていくと、子供を否定することって驚くほど少なくなります。
このことって実はいつもいっている「認める」っていことを、行動面に具体的に当てはめていっただけなんです。
実際の子供の生活行動でアプローチがうまくいかないと思う人が少なくないからね。
これをもっと拡大していくと、なにかをさせた時の子供のリアクションに対するフィードバックでなく、子供の普段の姿、自発的な行動にたいする大人側の「認める」という行為になっていくでしょう。
注)以前、早期教育なんかのからみで「モチベーションの上げすぎに注意」ということを書いたけれども、その時言ったこととここで述べていることはちょっと違うのです。
上げるべきでないのは、その月齢や情緒・発達段階などにあっていないもの、背伸びさせてやらせていること、負担になりながらやらせていることだからです。僕はこれを「作られたモチベーション」と呼んでいます。
一方今回述べられていることは、その発達段階で無理なく出来ることに対してのモチベーションです。
これは本質的にその子に負担なく出来ることに対してのモチベーションですので、僕は「自然なモチベーション」と考えます。
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● COMMENT ●
いつも
もうすぐ4歳になる双子男児ですが、私は2年前に今回のような話を子育て支援の先生から聞いて、それ以来『~してくれてありがとう』というフィードバックは必ずするようにしています。
『電気消してくれてありがとう』『ドア閉めてくれてありがとう』などなど。言い初めると癖になってきて自然にするっと『ありがとう』が出てくるようになりました。
子供たち、最近また難しいお年頃になってきて毎日イライラと反省ばかりですが、できたこと・してくれたことのフィードバックはずっと続けて行こうと思います。
肯定
困り果てて先日コメント欄に相談を書き込んだのですが、ちょうどその時から少し娘も(以前よりは)落ち着いてきて、今回の記事を参考にまたがんばってみようと思いました。
F、自分ではがんばって、娘に対してありがとうと言ったり、ほんの少しのこと(できて当然のこと)ができただけでも褒めているんですが、私の心身の調子が悪い時もあり、そういう時にここぞとばかりにイヤイヤするので辟易としてました…。自分ではそれなりにできているつもりでも、それでは十分でなかったのだろうと思います。
私自身は、母には「いいのいいの、できなくてもいいよ(=放任?)」という感じで育てられたように思うんですが、確か幼稚園頃、年子の兄によく「できないなら一緒に遊んであげない」と言われて悔しくてがんばっていた記憶があります。だからなのか、娘が一人で十分できることなのにやらないというのはものすごくイライラしてたんです…。無理にやらせてできないのではなく、少しずつやらせてみて十分できるレベルにまで達していたのに、やらないことです。
今朝も、時間は十分にあったので一人でやるのを待っていたんですが、遊んだり、私のブーツやコートを着る手伝いをやりたがったりで自分のことはしようとせず。家を出るのがいつものように遅れたので、結局いつもどおりに焦って走らせる(といっても早歩き程度)結果となり、走りたくない!と道で号泣。仕方ないので、なんでこうなってしまったのかを考えさせ、説明して、抱っこで登園でした。
学校では、ちゃんと先生の言う事を聞いて行動しているようだし、時間がきたら片付けをしたりと、きちんと自分で考えて行動できているようなのです。それがなぜ家ではできないのか…(以前はできていたのに)。
でも、それは成長期の反抗行動だから仕方が無いとあきらめて、2段階くらいレベルを下げて、私が手伝ってあげてでもまずは朝の支度が時間に間に合うようにするのを目指すほうが良いのかなぁ…と思えてきました。
目の前にある“できない”という事実を肯定することが、時として私には難しい場合があるのかもしれない…と思いました。たとえばおもらしの場合は「おしっこ出ちゃったんだね~、仕方ないね、今度は気をつけようね」って言えるんですけど、朝の支度に関してはどうしてもイライラしてしまいます。そこは私自身が克服すべき問題なのでしょうね。。。
ようやく何とか終わったときに、「あーよかった!」は言ってみようと思いました。
おとーちゃんさん、お忙しい中、いつもためになる記事をありがとうございます。(^^)
納得
頼んだこと(例えば~持ってきてなど)に関しては ありがとうと伝えていましたが やって当然のことに関しては Fの言葉がけをあまりしてこなかったように思います。
朝私も仕事なので なかなか着替えない子供に イライラしつつ、早く早くと言わないように自分を抑えるのに精一杯で 着替えを終わった息子に声かけをせず バタバタと家を出る毎日でした。明日から早速Fの言葉がけを実践してみます。
暖かい気持ち
子供が小さい時から参考にさせていただいています。
小さい頃から、否定しない言葉をこころがけ、子供もいいよ~が口癖になりました。
迷ったときや考え込んでしまう時に、ブログを参考にして、またこうすればいいんだ、と前に進めます。
今回の記事、肯定される言葉をかけてもらえれば大人でも心が暖かくなるなあ、と思いました。大人も子供も肯定されて認めてもらえれば、よし、やろうって気持ちになるのですよね。
これからも、迷った時にはここへ来て答えを探したいと思います。
肯定する子育てを続けていると、自分自身も肯定されているような気がします。
ブログ更新、いつもお疲れ様です。
これからも楽しみにしています。
やこさん
おそくなっちゃってごめんね。
友里 さん
心の優しいお子さんですね。モノに愛着をもてるっていうのは優しさがないとできないことですよ。
そういう部分をしっかりもったまま大きくなっていけるのは素晴らしいね。
>私も文章を書くときにはおとーちゃんを目指して頑張ろうと思います!
いやいや~、僕の文章は論文みたいな味も素っ気もないつまんない文章なんですよ。
かりにも文学部でているのにこの歳になっても、ろくな文章かけないといつも恥ずかしくおもってるところです。
ほんとに!
ゆふママさん
きっとねそういったことの積み重ねは、失われることなく蓄積されていっていて、あるときちゃんと子供たちの姿の中に現れてくるとおもうよ。
大変なときもあるけど、無理しないで楽しんでいってね。
共感
1・2歳を持ち上がりで受け持たせていただいていますが、Fの関わりは特にイヤイヤ期に有効だったなと感じました。共感がキーワードの年齢ですから(どの年齢も大事ではありますが)
恥ずかしながら今の園までRまでの関わりで終わってしまい…促してもできない子はしょうがない…という状態から抜け出せていない事が多くありました。今までの園はそれでもできないなら子供が悪い(ここまで言うと極端ですがf^_^;)という感じが周りの職員にもあって問題視した事はなかったのです。
でも今の園で素敵な職員に出会い、<子どものせいにしない>という事を教わりました。
できないをできるようにする関わりにはFがとっても大事なのも教わり、関わりをきちんと完結させることを徹底しました。(マイナスな関わりになったら必ずどこかで上げる)
すると今まで見たことないくらい素敵な1歳クラスになり(泣いてわがままを通そうとしたりイヤイヤが長続きする子は一切いなくなりました。)Rに対してFをちゃんとすることで自信につながっていくのだとこどもたちを見て実感しています。
出来たら褒める!認める!
大事なことですよね。
イヤイヤ期を過ぎた子の保護者でも生活全般を手伝い過ぎてしまい見守れない保護者にもとにかく出来たら褒めて!と伝えていっています。
長々とすみません(^◇^;)Fが出来てない保育士が多いとのことだったのですが…そうなのでしょうか??少なくとも私の周りには出来ている人もいたので…思わずコメントしてしまいました( ´ ▽ ` )ノ
あと
嘘で褒めても…という所、とても共感出来、大事なことだと思いました!関わりが下手な親・保育士は嘘褒めが多いような気がします。こどものきもちをコントロールするためだけに褒める印象…。闇雲に褒めてもこどもにはストンと落ちないんですよね。それよりも大事なのはタイミング。出来た!とこどもが感じたタイミングですかさず褒める!それが共感かなぁと思って日々保育しています。
おとーちゃんさん
お忙しい中でたくさんの相談コメントに答えていらっしゃるのだから、もっと時間がかかるだろうと思っていました。
意外にも早くアドバイスをいただけて、嬉しく思っています。
本当に、いつもありがとうございます。(^^)
F・・・大事ですよね
いつも(ほぼ毎日)、おとーちゃんさんのブログを読み、参考にさせて頂いております。
昨年の夏、トイレトレーニングに悩み、こちらにたどり着き、私の中の霧がはれて、それ以来、おとーちゃんさんのブログは日課になりました。
今回の「Fがない」・・・本当だ・・・と思い、昨日から気をつけてます。
もともと、「ありがとう♪」は、気をつけてきたんですが、して当たり前(と親だけが思ってる)ことに関しては、スルーしてたな~と反省してます。
おとーちゃんのブログは過去記事も、他の方へのコメントも、いっぱい読みました。
とってもわかりやすく、ほんとに、ほんとに救われました。
うちの娘は、今3歳になったばかりですが、当時、いやいや期で、対応にすごく困ってて、「あ~そうなんだ・・・」を覚えてから、劇的に変化が出て、それ以来、ずっと困った時は、参考にさせてもらってます。
今回の記事とは関係ないのですが、質問させて下さい。
排泄のことなんですが、うんちも、こちらからの声かけはしない方がいいのでしょうか?
通ってる保育園は、ゆっくり排泄のことも見てくれていて、3歳になったからとかじゃなく、膀胱におしっこが貯めれてるかを見てくれていて、まだオムツのままなんです。
少しずつ、生活の節目で、トイレの声かけもしてくれています。
家では、朝起きて、おしっこが出てなかったりとかで、膀胱にすごく溜まってそうな時にだけ、声かけしてます。
うんちは、どう考えても今してる!って時に声かけしてます。ただ出た後なので、「うんち出た~って教えてね」とか、「うんち出そうになったら教えてね」と軽くです。
「うんち出た~」って教えてくれたら、「教えてくれてありがとう」と言ってます。
このままでいいのか迷ってます。
声かけって、しない方がいいのでしょうか?
今回の内容と違う質問ですみません。
よろしくお願いします。
はじめまして!
ただいま妊娠7ヶ月で春から初めての子育てが始まります。
ブログ開始時の私は妊娠どころか結婚すらしていなかったのにおとーちゃんの書く文章と子育ての魅力にはまってしまい予定も無いのにこっそり読んでいました。
子どもと接する機会がなかったせいか、以前の私は騒ぐ子に理解が無くうるさいなーと感じていました。でも、ブログを読むうちにいつも素直なんてあり得ないんだなーと納得しました。お母さんたちはがんばっていたのに今更ながら申し訳ないです。今はおとーちゃんと相談された方々のおかげで、駄々っ子を見ても受け止めてほしいのかー、一生懸命でかわいいなーと印象がガラリとかわりました。ただ、以前の私のように理解の無い人が多いのが現実でそんな中での子育ては息苦しく真面目な方ほど追い込まれて辛い思いをされているのかなとも思いました。
その後私も結婚し、妊娠が判明したときにはすごくうれしくて、今から子育てが楽しみで仕方ありません。考え込む性質の私がマタニティブルーにもならずただただ楽しみなのはきっとこのブログで愛情の伝え方を教えてもらったからだと思います。
まだ生まれてすらないのに甘いと思われると思いますが、おとーちゃんみたいに、また相談された方々のようにたくさんの愛情で包んであげたいなーと思っています。
やっと皆さんの仲間入りが出来て嬉しくて書き込んでしまいましたが、ご多忙のかと思いますのでお返事はいりません。
いつもありがとうございます。
今回は、上の3歳の息子のことなのですが…息子は最近、全部のことを自分でやりたがります。少しでも手伝おうものなら、泣きわめいていやがります。私が手伝う分には、多少は嫌がりますがまだ平気なのですが、主人が手伝うと泣いてその場に寝転び、なかなか泣き止みません。それに、全く違う場面ですが、公園などに連れて行くと、他のお母さんや子供たちに積極的に話しかけていき、私にはほとんど話しかけてくれません。(そのお母さんが、あまり話をしてくれなかった時は、私のところに戻ってくるのですが…。)私の呼びかけや注意も一切聞いてくれなくなりました。遠くて聞こえていないというよりは、聞こえているのに知らないふりをしている感じです。何か原因があるのでしょうか?普段から、気を付けようとは思っているのですが、どうしても過干渉になってしまうので、そういったことが原因なのでしょうか?
No title
3歳になった娘とパパとの関係についてです。
以前から誰よりもママ一番の傾向が強かった娘ですが、
最近パパの顔を見ると「パパ嫌い、あっちいけ」
本を読むのも、トイレのお手伝いも「パパじゃない、ママがいい」
こんな状況です。
私は、3歳の子がいうことをまともに聞かずにさらっと聞き流してとお願いし、夫もそうしてくれていたのですが、あまりに娘がパパ嫌いとくり返すので
度が過ぎる!!と、ついに3歳の娘を相手に本気でキレてしまい、
暴言を吐いたり、大きな物音をたてて威嚇?したり、ひどくおちこんだり、
と最悪な状況です。
夫は子煩悩だとは思いますが、
・理屈っぽいところがある
・娘にきちんとすることを求め口うるさい
以上の傾向があり、それが原因で、結果として娘の今の言動につながっていると思います。
夫には、娘の発言を力づくでやめさせるのではなく、
娘を変えるためには、まず自分が変わらないと・・・と言ってみるのですが、譲らず。
夫がキレたため、ますます娘はパパのことが嫌になり、それに対しまた
夫がキレる、と悪循環で、家の空気もとってもドンよりしています。
何か少しでも改善する方法はないでしょうか?
おとーちゃんのご意見をお聞かせ下さいますようお願いします。
No title
子供の、ありがとうとかすごいね~と言った後の嬉しそうな顔はなんとも言えません。
段々着替えなど出来るようになると、褒めなくなったり忘れちゃったりしたら、着替えを率先してやらなくなりました(^-^;
褒めてた頃は「自分で!」と言っていたのに。
今回の記事を読み、またすごいね~と言ったらまた喜んで着替えてました(笑)
その素直さがかわいいななんて思っちゃいました。
出来るのが当たり前にならないように、またたくさん褒めます(^-^)
でも不思議な事に、笑顔で言うとすっごい伝わるんですよね…嬉しそうだし。
やっぱり母親はニコニコしてた方が、家が明るいですよね。
つい疲れてたりすると真顔でいる時間が多くなってしまうし、褒めるのも真顔になってしまう事も…
…頑張ります(笑)
アリスさん
そうですね。肯定の部分をしっかりしてもらってさえいればとても前向きになれますよね。
うさこさん
残念なことに↑のように子供や親・家庭の責任として、保育士としての働きかけをそもそも考慮していないというところはまだまだたくさんあります。
うさこさんは新しい職場と職員に恵まれてよかったですね。
子供に対する考え方が変わるだけで、子供へのアプローチが大きく変わることを実感なさったことと思います。
Fができるついては、子供が自分から求めてくるところであればもちろん、保育士であればさらにその先、モチベーションの下がっている子、自分からは求めてこれない子にも適切にアプローチできる力量が必要かなと思ってます。
いろいろ大変なこともあるかと思いますが、これからもがんばってください。
yumiさん
ちょっと更新滞り気味なので申し訳ないです。
うんちのほうは、わりとおしっこよりもしたくなる感覚も、出たあとの感触もはっきりしているので、おしっこに比べれば取れるときはすんなりと取れてしまうことが多いようです。
全般的な生活経験を高めるとともに、今回あったようにプレッシャーにするのでなく、モチベーションを上げていってあげるといいでしょう。
教えたりすることだけでなく、きれいになったこと、さっぱりしたこと、出たことそのものに対しても「出てよかったね~」など認めていくことで排泄そのものを良いものとしてモチベーションがあがっていけるので、いい形で移行していけるかと思います。
さやかさん
それにしてもお子さんもいないときから、いまと比べても文章もぐずぐずだったのに(笑)
ご結婚・妊娠おめでとうございます。
子育てほんと楽しいですよ。元気な赤ちゃん産んでくださいね。
お腹にいるときからもうお母さんが楽しくなれば、赤ちゃんも楽しくなるし、その逆にもなるそうです。
もう感じる力っていうのはできているんですね。
そういった意味ではもう子育て始まっていますから、たくさんお話してあげたりしてくださいね。
どうぞこれからもよろしく。
tomafukuiro8さん
いつも読んでくださってありがとうございます。
ご相談の件ですが、成長期のひとつの出方なのかな。
成長期っていうのは結局自立のためのプロセスだから、そういう出方が少ない子もいれば、大きい子もいるんだね。
お母さんから離れてほかのお母さんや子供たちに積極的に関わっていこうとするのは、そういうのがはっきり現れているということでしょう。
それはとてもいいことです。
子供の成長っていうのは、イコール 親からの自立といってもいいものなのですから。
特に息子さんはそういった自立心が強いのかもしれません。
親の声や呼びかけ・指示よりも自分の考えを優先するようになるのは、多かれ少なかれ出てくるこの時期の特徴ですが、強く出ているというのならばおっしゃるとおり過干渉などの影響も考えられます。
どうしたって自分でやりたいという気持ちがあるのに、だれかに手を出されたらその人からの関わりをスルーしていくようになってしまいますよね。
前半部分に戻りますが、
>全部のことを自分でやりたがります
↑このことは成長の過程としてとても大切なことなので、許容できる範囲で見守ってあげればいいと思います。
子供が成長するには「できること」が必要なのではありません。
「自分でできたこと」「やってみたこと」「できなかったこと」
それぞれが大切な経験なので、やらせてみてできたときは「できたね」できなかったときは「できなかったね」と認めていってあげるといいと思います。
そうやって、子供自身の行動を規制・干渉する存在よりも、見守り認めてくれる存在というふうに親のことを感じていけば、より寄り添った姿がでてくるのではないかな。
ただ、過干渉以外からそういう姿がでている可能性ももちろんあるので、そのへんはあくまで参考までにどうぞ。
子育てでお忙しい上に、たくさんの方からのコメントへの返信、ブログの更新…尊敬します(>_<)
アドバイスありがとうございました!!
確かに息子は、好奇心が旺盛というか…
何にでもチャレンジしてみる子です。
ただ、家ではママ~、ママ~!と、かなり甘えん坊なのに、外に出た瞬間に私には甘えなくなるので、私嫌われてる?なんて、少し悲しくなったりもしていました(笑)
でもそう考えると、人が好きってことは、大事ですよね♪
息子がお腹にいる時は、人生のパートナーとして、一緒に成長していきたい…とあれだけ思っていたのに。最近は確かに、何かを規制することが多かったかな?と、また反省です(^_^;)
"寄り添う"って、素敵な言葉ですね♪
子どもは、私の所有物ではないですもんね。。。
同じ方向を向いて、寄り添って歩いていきたいなぁ…
明日からまた、初心に戻って頑張りますp(^-^)q
そんな気持ちを思い出させてくれたおとーちゃんさんに感謝です☆
No title
モチベーションを上げる・・・どうも逆のことをしてます(汗)
昨日、あきらかにうんち出てて、「うんち出た?」と聞くと、「出てない」と言われ、「どうしてうんち出てるのに、うそつくの?」って言ってしまいました。はぁ~だめですね。
目の前におこってることを、そのまま受け止めて、「どうして?なんで?」ってなっちゃうんです。
プレッシャーですよね。
前に、保育園から帰るとき、だだをこねる時期があって、その時も、おとーちゃんのブログの過去記事に気づかされ、「今日も保育園がんばったね。ありがとう♪」と言って、迎えに行くとすぐ抱きしめるようにしたんです。そしたら、その日からパタっとやんで、あ~私の心がけしだいなんだなって気づきました。
>教えたりすることだけでなく、きれいになったこと、さっぱりしたこと、出たことそのものに対しても「出てよかったね~」など認めていくことで排泄そのものを良いものとしてモチベーションがあがっていけるので、いい形で移行していけるかと思います。
丁寧に教えて頂きありがとうございます。
うんちが楽しいものになるように、心がけてみます♪
あと、更新はおとーちゃんさんの負担にならない、これからも続けられるペースで全然いいので、お気になさらないで下さいね。
今まで、いっぱい書かれた過去記事や、他の方へのコメントを読むだけで、すっごい気づかされることいっぱいあるんです。
だから、毎日見てても全然あきないんです。
教えてもらえたことをやってみて、それでもわからないときに、こうやって質問できる。おかげで子育てがとっても楽しいものになりました。
これからも楽しみにしてます。ありがとうございました。
くるくるさん
この時期の子供は関わり方がわからなくて悪態をついたりすることがあります。
ですので、なにか楽しいことでお父さんとするものを作ってそれを習慣的にしたりすることで、ちょっとずつ関わりの場を増やしていくことがいいでしょう。
しばしば親子であっても威圧的だったりすると父親になじまない子などいます。
>・理屈っぽいところがある
>・娘にきちんとすることを求め口うるさい
↑このあたりが理由となっているであれば、そこをお父さん自身に変えてもらって歩み寄ってもらうのがもっともよろしいかとは思います。
ただ、あまりに関係がこじれてしまっているようであれば、最初はお菓子でつるなどもやむをえないかと。
この辺がいわば順当なやり方で、正攻法なわけですけど、もしかすると別の対応もあります。
くるくるさんのところがそうかはわからないけれども、意外と少なくないのが、お母さんが子供の相手にかかずらってばかりで、あんまりお父さんの相手をしてあげられなくて、お父さんがすねちゃうっていうのがあります。
それで子供にも寛容に関われなかったりして、そこから父子の関係がうまくいかないというのをけっこう耳にします。
そういったときは、ちょっとお父さんへの配慮をするとよくなるかもしれませんね。まあ、ご参考までに。
tomafukuiro8さん
それが健全な姿です。きっと好奇心旺盛なのでしょうね。
No title
わたしにとっておとーちゃんさんは子育てのプロであり、とても尊敬する方なので
褒めていただいて本当にい嬉しかったです(^^)
でも、わたしは本当に大したことがないというか、普通のことをしてるだけで・・(^_^;)
子育て経験ももちろんないし、周りにも小さい子がいなくて、しょっちゅうこれでいいのかと悩みながら過ごしています(^_^;)
二人目が生まれるまではじっと子どものペースに付き合って待つことなんて平気だったんですが、
生まれてからは、両方から訴えられちゃうと、つい、心がざわざわしちゃいます。
「急いで」とか「早く」とか、絶対使わなかったのに、最近言ってしまうことがあって、自己嫌悪しちゃう毎日でした。
でも、取り敢えず「F」だけは出来てると思ったので、ほっとしました。。
ところで、娘はわたしが褒めたり、ありがとうと言ったりしても、全く聞いてないように見えるし、いきなり話題が変わることがほとんど毎回なんです。
最初は「ほめられても嬉しくないのかな?」と思ってたんですが、単に恥ずかしいんでしょうか?
嬉しそうな顔をしないので、ついついしつこく言っちゃうんです(^_^;)
あと、何かの用事の時間が来てしまったけれど、子どもはあそびに夢中でなかなか切り上げられないとか、
そういう時に限って自分で服を着替えたり、靴を履いたりしたがったりして、時間に遅れそうなとき、
急いで欲しい時にはどういう声掛けをしたらいいんでしょう?
以前のブログで書かれていたような気がするのですが探せなくて・・
なんだか毎回質問ばかりしちゃってすみません・・(^_^;)
あおむしさん
最初は「ほめられても嬉しくないのかな?」と思ってたんですが、単に恥ずかしいんでしょうか?
↑これは恥ずかしいっていうのもやっぱりあるかもしれません。2歳くらいで恥ずかしいって感覚もつようになりますしね。
あとはもう飽和状態にあるってことなのかも。つまりいっつも言われているから、言われて当たり前というかなれちゃったのかもね。それはとってもいいことです。
子供は聞いてないようでも聞いていますからこれからも続けてあげてくださいね。
>急いで欲しい時にはどういう声掛けをしたらいいんでしょう?
子供って急いで欲しい時とかに限っていつもしないことをしたり、しなくてもいいことを始めてしまったりすることってあるんですよね。
その理由のひとつは大人の様子の変化に敏感ってことがあるかと思います。
大人がいそいでいたりあせっていたりすると、子供はなんとなしに不安になったりします。
そこで敢えてその状況を避けるような行動をしたりするみたいです。
なのでまずはそういう気持ちにさせないように、まだ大人に余裕のある時点で予告をしたり、とりあえず最初に声をかけるときくらいは焦らせないほうがすんなりいったりします。
あとは子供により、状況によりケースバイケースだけど、僕は「はやく」と命令してやらせてしまうのではなく、「今日は○○いくから急ぎますよ」とか、「~~だから急ぎます」「時間がないのでいそいでね」など子供自身に考えて行動させるよう仕向けていっています。
それですぐ圧倒的に早くはならないけれども、そういう経験の積み重ねで状況を考えて行動できるようになると、のちのち自覚的に動くことができるようになっていけるみたいです。
本当に、おとーちゃんさんのブログ書籍化して頂きたいです!!
時間がある時はいつも、他の方の質問にも目を通させて頂くのですが、私の悩みや疑問に共通するものが多く、参考にさせて頂いています♪
息子と娘も4月から保育園が決まり、また新しい環境になります。そんなことだけで、2人の成長を感じたり…(笑)
また相談させて下さい☆
みなさん体調崩されている様ですが、お大事になさって下さい!
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さて、F、大事ですね。Fはしっかりと子供を見ていなければ返せません。本文で書かれているように適当に返したら子供にはお見通しですものね。
うちの1歳10ヶ月の息子は洋服の好みがはっきりしていて、パジャマは車のデザインのお気に入りの一枚、服はその次に好きな飛行機のトレーナーを着たがります。
大好きなパジャマを脱ぐのは嫌だし、洗濯されていて違うのを着るのはつらいし、ほんとに時間をかけてしぶしぶ納得して着替えます。
でも、泣かずに自分で折り合いつけて、着替えるので、私はすごいな~と思っているのです。
大好きなこだわりの服があるのも、よくデザインや色を見ているからこそだし、個性だなと思うのです。
私も息子も着替えが嫌いにならないように、モチベーションをうまく高めたいなと思います!