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2023-03

断乳について - 2012.02.06 Mon

これまで断乳・卒乳についてコメント返信のなかで述べたりすることはありましたが、ブログの本記事としてはあまりきちんとは書いてこなかったように思います。(2010年9月に2つ書いてました)

しかしこのごろコメントの中でなど断乳をしたということを大変よくみかけます。
保育園でも1、2歳児のクラスでは断乳について見聞きすることがたくさんあります。

僕個人の意見としては断乳について懐疑的です。
そもそもなぜ断乳をするのでしょう?




育児雑誌などをみても、断乳のしかた・テクニックが書いてあるばかりで、「なぜ断乳が必要なのか?」ということにはほとんど触れていません。
なんとなくそれらしいこととしてあげているのでも、「おっぱいをなくすことによって、自立をうながすため」みたいなことが、明確な理由というよりも説明の中にちょろっとでてくる程度のようです。

断乳をする人に聞いても、多くの人が「月齢もあがってきたしそろそろかしら」というようなものです。

つまり、なぜ、なんのために断乳をするかという明確な理由を持っている人はほとんどいないのです。
「断乳ありき」の先入観で多くの人がしています。

昔は「1歳を過ぎたら断乳させなさい。いつまでもおっぱいを飲ませているようでは母親失格だ」みたいな価値観がありました。

なぜそのような価値観が生まれたかについての僕の考察もありますが、長くなるのでここでは省きます。
いまはその年限がやや緩和されて「1歳半くらいで」「2歳くらいまでには」のような文脈で「断乳するものだ」という価値観がそのまま残っています。

単なる漠然とした価値観というだけでなく、子育てのいくつかの考え方の中ではもっとイデオロギッシュに「断乳するべきだ」「断乳させなさい」と語られています。

「何歳くらいになったら断乳させなくちゃ」といまの母親を漠然と駆り立てることには、僕はリスクがあると思っています。
なぜなら実際にそのリスクの実例をたくさんみてきているからです。


それについてはあとで紹介するとして、子供がおっぱいから離れること、つまり「卒乳」とはどういうことなのかについて述べていきたいと思います。

このブログのカテゴリに『排泄の自立』がありますが、僕は「卒乳」というものも、ここで述べてある排泄の自立と同じプロセスをもっていると思います。

つまり、大まかに言ってしまえば「排泄の自立とは排泄そのものの訓練をすればできるようになるというものではなく、心の発達段階や情緒的な成長などの精神的な面が確立することによって、結果的についてくるもの」と同じように、「卒乳」できるということも精神面の発達や段階をクリアすることが大切なのであって、無理やりそれをがんばったからといって健全に達成できるというものではないということ。

ただ、必ずしも断乳したから子供に悪影響をあたえるかといえば、そんなことはありませんので、もうすでに断乳した人や断乳中の人が戻したりすることもないかとは思います。
また諸事情により断乳せざるをえないということもありますから、断乳が悪いというわけではありません。ただ最低限、子供の成長の状況を見極めてしなければならないと思います。


このあと述べますが場合によって引き起こされる断乳のデメリットのほうが大きいと判断されるならば、戻すことも必要なこともあります。


では断乳のリスクについて述べていきます。

男である僕なんかよりもお母さん方のほうが実際にわかっていると思いますが、そもそも授乳とはたんなる栄養補給なだけではありません。

授乳という行為によって、子供はとても大きな安心感や満足感を得ています。
それには言葉や普通のスキンシップでは伝えられないほどの、心の交流があるのだと思います。

また、おっぱいを欲しがり、それを母親に受け入れてもらうということは、子供にとって「無条件の肯定」として感じられます。
今年最初の記事で「子育ての究極の秘訣は肯定すること」と言いました。

いつもイライラして怒ってばっかり、忙しくあんまり相手をしてあげらないというような、言葉や態度などで肯定を伝えることのできないお母さんでも、おっぱいを上げるという行為を通して無言のうちに子供を無条件で絶対的に肯定してあげることができているわけです。

おっぱいをもらうことの精神的な側面はとても大きなものです。

月齢があがったからと大人の一方的な思い込みで軽々しくそれを子供から奪ってしまう必要はないと思うのです。

僕のスタンスとしては「排泄の自立」と同じように、生活や遊び関わりなどの諸処の経験を積み重ねる中で心の成長をうながしていき、出来得るならば「自然卒乳」を目指していけばいいのではないかと思っています。


ここで断乳のリスクの実例をあげてみます。

ある1歳児クラスのことです。

そのクラスはとても保育密度の濃いところでした。
保育時間が10時間を下回る子は一人もいません。
お父さんお母さんとも忙しい家庭ばかりであまり子供を丁寧に受け止めている人はいませんでした。
はっきり言ってしまえば、「○○できるように」と望むけれど、受容的に受け止められていない、普段から満たされていない子供たちの多いクラスでした。

そのため心の成長はきちんと促されていないし、普段から情緒の不安定や満たされない気持ちから、かみつきや引っかきなどが保育士が気を抜くとでてしまうような状況が続いている。

ある時期になって、メジャーな育児雑誌で断乳の特集でも組まれたのか、親御さんどうしでそろそろ断乳する時期よねといった話でもでたのか、相前後して8人くらいのうちが断乳に踏み切ります。

保育士側は「まだはやいよ」と言っていたのだけどね。
だって情緒が安定していなくてかみつきが出ているような子が、断乳されたら悪化するのは目に見えているから。

これには僕も驚きましたが、そのうち4人の子に断乳開始からしばらくして「自慰行為」がではじめました。
このような子供の自慰行為は「性器いじり」というもので、ふとしたときに無意識に性器をいじって精神的な安定をとろうとする行為です。男女の別なくでます。

断乳すると「指しゃぶり」が出るのはよく知られるところだと思いますが、それがさらに強くでていると考えていいと思います。

もちろん自慰行為だけでなく情緒不安から来る、かみつきや物のとりあいなどの攻撃性があきらかに増えています。

考え方やいろいろな事情などもありますから、ちょっとくらいのリスクであればあえて保護者の意に逆らってまで「断乳したい」というのを止めるつもりはありませんが、さすがにここまでつよく反動がでていたら、そうまでして断乳をする意味などありません。
確実に子供の精神・情緒的な発達に悪影響がでます。またそのような精神状態におかれていては全般的な成長も足踏みしてしまいます。
それにより心の成長が阻害されている状態なので、おそらくただでさえ時間がかかりそうな子たちであるのに、さらに排泄の確立なども遅れるでしょう。

今回のテーマではここからは余談にすぎませんが、一応後日談を書いておきましょう。
個別に状況を伝え、断乳からそれらの様子が引き起こされている可能性が高いこと、いまはまだその発達段階に来ていないこと、このまま断乳を続けることのデメリットなど話しますが、そのなかで断乳を取りやめた人はほとんどいませんでした。

正直予想されたことでした。
断乳や排泄の自立に関しては、価値観や先入観・エゴ・見栄・祖母や姑からのプレッシャーなどなどで子供の状況よりもとにかく早期にという人が少なくないからです。

ましてやこのクラスのように断乳以前から情緒不安定や満たされなさでいっぱいの子供たちの場合、子供の状況よりも自分の考えを優先させる親であることが多いからです。
子供第一と考えている家庭であったらそもそも、それ以前の普段からの荒れた様子に子供がなっていたりはしないからです。

その子達はその後も、少なからず情緒の不安定や激しいゴネなど育てにくさと、そういったものを引きずっているが故の成長の阻害要因を抱えたまま育っていくことになってしまいました。




「断乳ではなく卒乳を目指したほうがいい」とはいっても、ここで注意したいのはただ漫然とその期間を延ばせばいいというものではないということです。

これに関しては排泄の自立もそうなのですが、「成長の段階をまっていれば無理なく次の段階に進める」というのは、「放っておいても月日が経てば勝手にうまくいく」という意味ではないということです。

いろんなところで何度も言っているかもしれませんが、生活の経験や、遊び・会話などから理解・考える力などを養ったり、過保護・過干渉にならずに自分でやろうとすることを尊重されたり、見守られて実際にしたりすることで、自立的な気持ちを育てたりしていくことがなければ、いくら年齢が上がったところでそれら卒乳や排泄の自立は確立できないということなのです。


以上のように、

・断乳・卒乳はマニュアル的に月齢・年齢で決めるのではなく、個々の成長段階を踏まえて。
・時期が来たから取り組んで出来るというものではなく、それ以前・普段からの経験・関わりの積み重ねで成長を徐々に促していっていることが大切。
・情緒・精神的な支えとして大きな役割を果たしているということも忘れてはいけない。

まとめてみると、こんなところが今回のポイントでしょうか。
関連記事

● COMMENT ●

断乳後悔してます

いつも参考にさせてもらっています。

このブログを知ったのは、断乳してからでした。
二歳4ヶ月の息子がいますが、一歳2ヶ月で断乳しました。
理由は、だんだん授乳が辛くなってきたからです。
寝かしつけもおっぱいじゃないとダメだったのですが、毎日一時間くらいかかっても寝なかった時が多々あり、おっぱいをやめたら、すんなり寝るとアドバイスがあったので、田舎から母が遊びに来たのをきっかけにしました。

断乳する前から、他の赤ちゃんに玩具を取られたり叩かれたりすると、興奮状態になり、やり返す、噛みつく事がありました。
断乳が悪かったか、ほかに原因があるか分かりませんが、いまだにお友達とケンカになると、叩きます…
ママと二人きりで過ごしている時は、成長期の割には育てにくいとは思わないのですが、他の子が自分のテリトリーに入ってきたり、玩具の取り合いは必ずと言っていいほど暴力的になってしまいます。
叩いた時は、どうしたの?と聞いてみたり、こうしたかったんだね~でもお友達を叩くのはママ嫌だよ!って伝えてますが、なかなか変化がありません。もう少し時間がかかるものでしょうか?
家では、ママだぁーいしゅきって言ってくれたり、ママが困る!と伝えて待ってると言うことを聞いてくれ、ひょうきん者な息子です。
お友達と遊んだあとは、私が落ち込んで帰って来る事が多いです。
少なからず断乳がいけなかったのではと…

ほんとそうだと思います

おっぱいって、母親が思っている以上に安定剤になっていたんだなぁって実感しました。
先日断乳後のおもらしで相談させていただいたのですが、今の状態を受け入れて関わっていたらか、ぱったりおもらしがなくなりました。
指しゃぶりや自慰行為もないし、安定してるように見えるので大丈夫かなぁとは思っていますが…(^-^;
今はお風呂で目に留まったらたまに触るくらいです。
でもきっと二人目ができたら卒乳にすると思います。
参考になるかわかりませんが、私が断乳しようと思ったのは、2歳になったからというのと夜の授乳ですぐ風邪をひいていたからです。体温が低いので少し冷えるだけですぐ風邪をひき辛かったのです。
薬も飲めなかったり、ホルモンバランスが崩れていたりで断乳しました。
他の理由もあるのですが、ここではちょっと書けないので(^-^;
友達は授乳してるとホルモンのバランスが崩れて二人目が中々できないと言ってました。でも断乳ではなく、少しずつ減らして卒乳になるかな?って思います。
私も少しずつ減らすとかしてあともう少し飲ませてあげればよかったなって思いました。
幸い私の周りはのんびり2歳でも授乳してる人が多いので今まで気にせずこれたかなって思います。
でも1歳位の断乳が一番多いのかなぁ…
2歳で授乳って聞いて驚く人も結構いるみたいです。
WHOでは2歳頃までは母乳を推奨してるし、日本でもそれが当たり前になったらいいなーなんて思います。

断乳が当たり前の風潮ですが、、、

断乳についての記事、楽しみにしていました!

私は母乳育児を始めた時から、卒乳にしたいなと思っていて、息子が二歳になった今でも授乳を続けているのですが、正直、体力的にはキツイです。

でも、断乳のために三日三晩泣かせるなんてとても出来ないし、本当に自然に卒乳ができたら最高なんですが、おっぱい星人の息子は、一体いつまでなんだろうと、たまに気が遠くなります。

でも、おとーちゃんの記事を読んで、きっとその日は来るだろうと思えました。

日々の積み重ねで、少しづつ自立を促せていき、卒乳も排泄の自立もすんなりいけたらいいなぁと思い、意識して取り組んでいるつもりなのですが、なんせ1人目の子どもで未知の部分が大きすぎます~。

でも、毎日、毎日「今日も成長したな。」と思えるので、大丈夫でしょう!きっと…。

話は変わりますが、かなり前に「ありがとう。」と「ごめんなさい。」が言えるようにするには、どうすればいいですか?と質問をして、記事にしてもらったのですが、「挨拶を促すのではなく、親がきちんとしていれば、そのうちできるようになる。」を信じて実践していたのですが、その通りになりました。まだまだ、言える時と言えない時、言える人と言えない人がありますが、言わされてる感が全くない「ありがとう。」は本当にかわいいですね~。わが子ながら^^;
まだ、「ごめんなさい。」は言ったことないですが、納得してないなら謝らなくていいよ、と思うので、自然にいえる日を楽しみにしています。

No title

先日卒乳についてお返事頂いてほっとしましたが、今回の記事にもほっとしました。
二人目を妊娠中は正直授乳は辛かったです。
でも本当に辛いのは授乳に反対する周りの声です。
『もうそろそろ止めないとおかしいよ』
『そろそろ』っていつ?『おかしい』って何が?友人に教えてもらった断乳のプロセスに『どんなに泣いてあげたないこと』ってあって、私にはできないと思いました。
何日かすれば治まるらしいのですが、その間に子供の心の中で何が起こっているのか、説明はできないけど恐ろしいと感じました。

二歳の娘はなんでも自分でやりたがるし、11月に生まれたばかりの妹の面倒も私の面倒(笑)もみたがるし、人見知りも緩和されてきて小声ですが挨拶を返すようにもなり、ここ最近グングン成長していると感じています。
妹ができてからおっぱいを欲しがる頻度は増えてしまいましたが、卒乳の時は必ず来ると信じて娘の精神的、情緒的成長を育んでいきたいと思います。

参考になりますっ

いつもお世話になります(^_^)v
2歳3ヶ月男の子、4ヶ月女の子のママです。
うちは長男が11ヶ月で卒乳出来ました。ある日突然乳首をカミだしその日から自然と夜泣きもせず卒乳出来ました。
でも最近妹の授乳を見て『僕にもちょっと頂戴!お願いします!』と言うので『いいよ~おいしい?』と言うと『ん~ちょっと甘いねぇ』なんて会話をしたりコミュニケーションとして普通にあげてました。でもこの前姑の前であげたら『え~変だよ~赤ちゃんじゃあるまいし!』と言われました
私は2歳だろうがまだまだ甘えたい盛りの赤ちゃんだと思って接してました。だって妹を作り無理矢理お兄ちゃんにさせてしまったのは親の私たち。
きっとまだまだママに甘えたいはず!と、思いっきり甘えさせてました…

そのせいか、
他の子とくらべ、とても泣き虫でおもちゃの取り合いではすぐ諦めて泣いたり他の子に『貸して』が言えなかったり公園に行ってもズカズカ仲間に入って遊べず遠慮し外からうらやましそうに見つめるだけです…

私がそうさせてしまってるのではと最近悩みます…


気が弱くて欲しいおもちゃも手に入れられずしょんぼりしてる姿を見ると甘やかし過ぎてヘナチョコになってしまったのかなぁと思ってしまいます…
他の子が息子のおもちゃを持って逃げてく姿を泣きながら追いかけ取り返すことができません…


その様子を見るとこのままのスタイルで行けばいいのか少し突き放すのも必要なのか悩んでます。


どーしたらいいと思いますか?


ヒントだけでも頂けたらと思います。
すみませんこんなことも分からず母になってしまって…


よろしくお願いします!

No title

はじめまして、いつもおとーちゃんさんのブログを参考にさせてもらっています、3歳8カ月の男の子と1歳4カ月の女の子の母です^^

娘に今授乳をしているのですが、自分が体力的にキツク、また息子が今の娘の月齢で断乳をしたのもあり、娘もそろそろかな~と思っています。1歳になるかならないかの頃には授乳回数がだいぶ少なくなり、そのまま卒乳できるかも?と思っていたのですが、最近になっておっぱいを求めることが増えてきました。転んだときや、おもちゃをとられたときなど、泣きたいときにはおっぱいです。

そんなタイミングでちょうど今回のおとーちゃんさんの記事。
断乳についてはもうちょっと考えてみようと思いました。



今回の記事とはまったく関係ないのですが、3歳8カ月の上の息子について相談させてください><

一人遊びが出来なくて、ものすごいテレビっ子なんです。

テレビの見せすぎは良くないといわれているので、1歳過ぎぐらいまではあまり見せないようにしてきたのですが、1歳半ぐらいから家事を進めるためにNHK教育テレビを見せるようになりました。それからおさるのジョージにはまり、今はジョージ、アンパンマン、ドラえもん、ジブリが好きで良く見ています。見せているとこちらも楽なので、どんどん視聴時間が増えてしまい、家にいると「何か見せて」と常に言っている状態になってしまいました。(でもごはんの時間は見ていません。)

一人遊びが上手に出来ず、私が相手をしてあげないとダメで、でも一緒にブロックやお絵かきをしていても「母ちゃんやって~」おままごとや折り紙をしていても「もうやめる。何か見たい。」と、遊びが続かないことが多いんです。2歳半位の頃は私が作ったブロックや粘土の作品?を壊してきたり、おもちゃ箱の中身をどんどんぶちまける荒れた遊びが多かったです。でも同年代の友達に対してはネガティブな行動は出ませんでした。

お砂場や公園の遊具などでは私は横で見守っているだけで一人でも遊びます。でも家だとどんな遊びよりテレビが好きです。なので家にいるとそんな息子にイライラするので、朝から夕方まで、公園や児童センターなどに行き、とにかく家にいないようにしました。しかし、下の子が産まれてからはそんな毎日がほんとに大変で、昨年から幼稚園の満3歳児クラスに行かせています。

幼稚園は遊びが一番大事、という方針のところです。そのおかげもあってか幼稚園では一人でもお友達とも楽しく遊んでいるようです。でも家に帰ってくると、一人はもちろん、私が相手をしていても遊びが長続きしません。テレビを見せるから遊べない、遊べないからテレビを見たくなる、という悪いループに入ってしまっています。

今現在は、1日1時間半(30分×3回)まで、とルールを決めました。テレビにマグネットを3個つけて、30分番組を一回見たらマグネット1個回収。マグネットがなくなったら今日見るのはおしまいね、ということにしています。私が勝手に決めたルールですが、あまりぐずぐず言うことなく、本人なりに納得してくれているようです。「見たい見せて」と言われる機会が減り、私がイライラすることも減り、いいアイデアかと思ったのですが、主人には不評です。

主人曰く、「制限するから余計執着するんじゃない?」と。

「友達の家の子は、見たい時に見たいだけ見せてても、一人で遊ぶ時はもくもくと遊ぶよ。」
「見せたいだけ見せればいいじゃん」
「テレビ見て何が悪いの?」と。

なんだかもう分からなくなってきました。

でも何とか、テレビを見せるから遊べない、遊べないからテレビを見たくなる、という悪いループから抜け出したいんです。

遊べない子、キャラクターとの付き合い方、の過去記事は読ませていただきました。刺激のあるおもちゃは与えちゃったし、アンパンマンも見せちゃったし、最近は幼稚園でゴーカイジャーを覚えてきちゃって(家では見せてないのに;;)戦いごっこ大好きです…。息子を遊べない子にしてしまったなあ…。

長々とすみません><
もしおとうちゃんさんのお時間をいただけましたら、
・私のマグネット作戦について
・テレビとの付き合い方
・遊び方が上手になるために親はどのようにしたらいいか(でもテレビ禁止の勇気はないです><すみません)

アドバイスがあればお願いします。お忙しいところほんとにすみません;;
よろしくお願いします!




母の私にとっても必要

毎回渾身のこもった記事をありがとうございます。

一歳半の娘がいます。
とてもかわいいのですりすりしています。

子育ては楽しいのですが、基本的に孤立無援に近い状況で育児しているので、イライラしやすく、怒鳴ることもたびたびです。
深呼吸して数を数えておさまる時は自分に勝利感を感じますが、失敗したときは、落ち込みます。
怒った時は誰のためかと考えます。たいてい自分のためでした。
つまり私のエゴを優先したんだと気づきます。
怒ったらこどもには謝りますが、頑張って怒らないようにも努めています。

そんな未熟でダメな母親の私にとって授乳は強い味方なのです。
子供にも必要かもしれませんが、私にとってもフォローになり、頼れるのがおっぱいなのです。
もちろんおっぱいなしでもいい関係を築けるすばらしいお母さんもいらっしゃると思いますし、そういう方は本当に母親スキルが高いなぁと思います。
母親力を上げるためにも修行は必要ですけどね。

だんだん1歳を過ぎるとおっぱいをあげるのが肩身が狭くなってくるのも少し感じてきてはいます。検診でもおっぱいあげてるか?という質問もありますし、園庭開放で行った保育園の園長先生にもダメだしされましたしね。
でも必要だと感じているうちは華麗にスルーをしています。

おとーちゃんさん、本を出してくださいね。

No title

1歳9ヶ月の娘がいます。
息子は1歳1ヶ月で断乳したのですが、娘は未だに飲んでいて、そろそろ止めた方がいいんじゃないか・・・と嫁さんに言っていたのですが。
止めた方がいいのでは?と促した理由は、夜泣きです。おっぱいを止めると夜泣きが無くなるかもと聞いたので・・・。
でも、このブログを読ませて頂いて、やはり何事も焦りは禁物だと思いました。娘が必要なら、おっぱいで気持ちが安らぐなら、焦って断乳しない方がいい事が分かりました。
これからもまた、いろいろと参考にさせて頂きます。

ナッツさん

断乳の影響っていうのも様々でるのは確かだけれども、

>家では、ママだぁーいしゅきって言ってくれたり、ママが困る!と伝えて待ってると言うことを聞いてくれ、ひょうきん者な息子です。

こういうことができるってことは情緒的にある一定程度の段階まできちんと到達しているってことだから、いまはもうそのことを気にすることもないかもよ。


元々の性格でテリトリーに対して敏感だったり、繊細なたちだったりして他者との関わりをすんなり受け入れない子供はよくいることだから、まだ無理に人間関係のスキルを鍛えようとしないで見守ってあげていいかもしれないね。
そういう子供同士の関わりがそれなりに出来るようになるのって、およそ3歳からだからいまは自分の遊びを保障してあげることで安心感をもって遊びに取り組めるようにしてあげていい段階だよ。

もし、繊細だとか神経質なもともとの性格だったら、本人からすると「自分の領域や物を守ろうとする」のは当然のことなので、それに対して母親が快くおもってくれないと感じると、強くネガティブに感じてしまうこともあるので、そのへんは性格を判断してさじ加減してあげるといいかも。

にこあんさん

その悩みはよくわかりますよ。だって僕もそうだもの。

うちの息子もどっちかっていうと気が弱くって、性格が優しすぎちゃって将来それが裏目に出てしまうんじゃないだろうかと思うことがあります。


こういった性格に対するアプローチって大きく分けで2つあるんじゃないかと思います。


・1つは「もっと強くしてやろう」「その問題に対処できる力をつけてやろう」という性格矯正派
・もう1つはそれがその子なんだからそれでいいんだという現状肯定派


こういうのってやってみた結果論でしか答えはでないから、どっちが絶対正しいともいいきれないんだよね。


上の矯正のほうで、親の思った通りになる子もいれば、いろいろやったけどちっとも変わらないこともあるし、むしろ逆にそうされたことによっていじけた性格になってしまったり、萎縮してそだってしまったりすることも少なくないしね。


ただ僕の個人的な考えとしては、完全に下の現状肯定のほうです。


大人から子供を見るとどうしてもネガティブなところが目についてしまうのだけど、でも多くの場合そのマイナスに見えるところが完全にマイナスか?というとたいていの場合そんなことはないものです。

気弱で泣き虫な子もいます。しかし、そういったところは実はその子の優しかったり・思いやりがあったり、繊細だったり感受性が豊かだったりする、その子の美点の裏返しということもよくあることです。いやむしろほとんどそうです。

なので表面上のマイナスに見えるところを矯正しようとすることは、実はその子のもっともいい部分を損なってしまう行為なのかもしれません。

それは本当の意味で「その子の個性の尊重」ではないんだよね。


ネガティブなところも含めて認めてあげることこそが本当の意味で個性の尊重になるのだと思う。


人間、完璧なひとはまずいません。
なんらかの欠点やコンプレックスをもっているのだけど、それでも一番その人らしく成長していけるには、いいところを認めてもらうだけでは足りなくて、コンプレックスになるようなところを「あなたはそでもいいんだよ」と言ってもらえたときこそなんですね。

だからこそ、僕は欠点に見えるところを否定して矯正しようとするのではなくて、いいところも悪いところも肯定した上で自信を持ってその人らしい育ちを送ってくれればいいのではないかと思って子供に接しています。


まあ、我が子に関して言えば、自分の子はその性格ゆえに、将来嫌な思いをするかもしれない、もしかするといじめられるかもしれない、それでもそれは僕や妻から引き継いで生まれ持って出てきたものなのだから、今のうちにしっかり認めてあげて自信をもって成長させて、いざなにかあったときでも親である自分はそれを否定せずにそのときに全力でサポートしてあげればいいかなと思っています。
それがその子の素直な姿ならば「うまくいかないことがあっても、そんなあなたが大好きだよ」と親である自分は言ってあげられるしね。


それと、子供が他者と関わる力がホントの意味で付き始めるのはおよそ3歳からなので、過保護なあまり親への依存心を高めすぎてしまっているのでなければ、今の段階ではそういった姿があることも普通のことですよ。
いまは、共感「とられちゃってやだったね~」とかあとでしてあげるといいかと思います。

小春日和さん

小春日和さん、はじめまして。
実はテレビの話近いうちに事例をいれて記事にしようかなと思っていたところだったんです。

それは一歳児の話なんですけど、親が子供とどう接していいいかわからずに小さいうちからテレビ漬けになってしまった子のことで、全般的な成長が非常に幼くなってしまっているという事例でした。

小春日和さんのところに3歳8ヶ月ということであれば、そういった目に見えた成長への影響というのはないかもしれないので、内容的には違っているのだけどね。


まあ、テレビについて言えば「テレビをずっと見ていたらその子は将来幸せになれないか?」といったら必ずしもそんなことはないわけで、絶対にいいとか悪いとかそう判断できる類のものではないのですよね。


ただ、視力や健康とか生活習慣、活発さ自主的な行動力、学習への取り組み姿勢などなど、多くの分野の人が過剰に見せ過ぎるのは悪影響があると言っているのは、数十年前から現在に至るまで定説と言ってもいいほどだと思います。
なかには学者のなかにもどんどん見せて問題ないと言っている人もいますが、そういったほうがマスコミ受けしますし、御用学者ってのもいますからね。
僕の知る限りきちんとした保育研究家の人たちはみな「見せるにしても時間を決めて」など過剰にならないのが望ましいと異口同音にいっているようです。


また、小春日和さん自身がずっと見ていることを好ましくないと思っているのであれば、それはそれで間違っていないわけです。

マグネット作戦でお子さんも納得されているということならば、それはとってもいいことだと思います。
それで問題ないようならば、わざわざもっと見るように仕向けることはないのではないでしょうか。
1時間半というのも妥当な時間だと思いますよ。


>・遊び方が上手になるために親はどのようにしたらいいか

↑これは子供にもよりけりなので具体的にどうしたらいいかというのは難しいのですが、基本はその子の興味関心のあるものを用意したり認めていったりということがあるでしょう。

3歳をすぎ4歳も近いとなると、好きなものとかもうだいぶ決まってしまっているでしょうから、過去記事で「1~2歳のうちはひとり遊びをしっかりやるようにする」といったことはもう当てはめられないわけです。

そして3歳を過ぎると社会性が発達してきて、友だちと遊ぶことが好きになっていきます。またそもそもの個性として、体を使って遊ぶのは大好きだけど、机上でじっくり遊ぶのは苦手なんて子もいます。


以前遊びの研究家の方に「強い刺激に慣れてしまっている子を、能動的に遊ばせるようにするにはどうしたらいいか?」と質問して教えていただいたことがあります。プロ向けなので家でできるかどうかわかりませんが、参考までに。

「刺激に慣れてしまっている子を地味な遊びに誘ったところでなかなかすぐには遊び込めないよね。でも、ちょっとの時間ならば出来るかもしれない。いきなり遊び込むところを目標にしないで、その出来た部分をまず認めていってあげて遊びへの関心を高めていってあげよう。」

「そして、提供できる遊びを保育者がたくさんストックしておくこと。刺激に慣れてしまっていると目先の新しさを求めていくので、飽きも早い。飽きたらそこまでにするのではなくて、すぐ次の遊びを提供して遊びへの興味関心を維持させる。
それを積み重ねて、(能動的な)遊びの面白さをしっかり伝えるようにしていく。
つまり、短い時間でも一つ遊んだらその結果を認め、次へと次へと繰り返しつき合っていくこと。」

「慣れてしまっている強い刺激に負けない遊具を用意する。」例えば動きのあるもの、叩いたり落としたり、投げたりということを取り入れた玩具。


というものでした。
3、4~5歳でもよく遊ぶ遊具としては「クーゲルバーン」なんかお勧めです。
あと3歳すぎると簡単なルールのある遊びなんかも出来るようになりますから、家族ですごろくとか簡単なボードゲームなんかやってみるのもいいですよ。
すごろくを子供と一緒に自作するのも楽しいですよ。


あとは小春日和さんのところは幼稚園にいっているのであれば、幼稚園でよく遊んでる玩具なんか聞いてみるといいですね。

ですが、幼稚園にいっているのですから今後様々な経験をするなかで成長していく余地がたくさんありますので、あんまり気にしすぎないでもいいかもしれませんよ。

てるりんさん

孤立無援の子育てってほんと厳しいですよね。
イライラしたり怒ったりしてしまうことがあっても、しょうがないですよ。そんなときだってあります。
そういうことがあったとしても、あとでフォローしたりすれば大丈夫ですから無理せずに子育てしていってくださいね。
おっしゃるとおり授乳もそんな強い味方になってると思いますよ。
おっぱいを無心に吸っている子供って愛おしくなりますよね。

どうにも日本の子育ては余計なプレッシャーが多いんですよね。困ったものです。

sinkaijin@子育て研究中 さん

不思議なもので、いつ卒乳するかって子供によりほんとまちまちなんですよね。

夜泣きも毎日のことだと大人は大変ですよね。たしかにおっぱいをやめると夜泣きが止むという話も聞きますが、そんなことはないというお話もおんなじくらい聞くので、やっぱりこれもまちまちみたいです。

タイムリー

こんにちは。以前コメントはさせていただきましたが、相談は初めてです。ふぅママといいます。よろしくお願いします。
わたくん、心配ですね。うちの息子も今朝から熱で、本人は元気ですが可哀想で(>_<)具合悪い時はいつも以上にたーくさん甘えさせてあげたいですよね。

落ち着いてからゆっくりで構いませんので、相談させて下さい。

断乳・卒乳、ここのところずーっと悩んでいた内容でした。

現在息子は1歳3カ月。兄弟はいません。
完全母乳で育ててきました。
とにもかくにもおっぱい大好き!究極のおっぱい星人です。

まだ0歳のうちは息子がおっぱいを一生懸命飲んでいる姿が愛おしくてたまらず、断乳なんてもってのほか!と思っていましたし、おとーちゃんさんがおっしゃる様な理由により、断乳よりも卒乳が望ましいことも知識として知っていましたので卒乳を目指していました。

しかし息子があまりにもおっぱいに執着し、一日中しゃぶりつき、もちろんご飯なんかそっちのけで食べる意欲なしの状態。
お昼寝や明け方などの眠りの浅い時間なんかは平気で1時間2時間ずーっとしゃぶりっぱなし。外すとすぐに起きます。
夜も1~2時間おきに目を覚ましておっぱいを探します。
もう完全におっぱいに支配された毎日になっています。

日中公園に行ったり、家では主人も私もかわいいかわいいとチューチューベタベタスキンシップ取りまくっています。
なので満たされなくてとかスキンシップ不足とかではないと思うのですが…

日頃の息子との関わりはおとーちゃんさんの子育てを参考に、とにかく受容肯定を心がけています。
そのおかげか、息子ものびのび育ちかなり甘えん坊さんではありますが、ニコニコとよく笑い、よく遊ぶ子です。

なのに何故…こんなにおっぱいに執着するのでしょうか…

だんだん楽しかったはずの授乳も毎回ではないのですが、うんざりしてしまう時があります(;_;)

それでもおっぱい大好きな息子からおっぱいを奪うのはあまりに酷だし、頑張って続けたいのですが、たまによぎる断乳のふた文字。

日々の寝不足、ご飯を食べない、四六時中おっぱい…
全てがおっぱいのせいではないのかも知れませんが、断乳以外に解決法はあるのでしょうか?
また、4月から私が新しくフルで働くことになったので、保育園や義実家に預けることになるのですが、息子はおっぱいなしでは眠れません。
お昼寝をスムーズに出来る様に今から寝かしつけのおっぱいはやめた方が息子の為になるのか、それとも預けられて頑張っているのだからせめて私と一緒の時は好きなだけ飲ませてあげるべきなのか…
すごく悩んでいます。
働くながらの夜間頻回授乳も辛いから夜間のみ断乳もしたいな…なんてこちらは私のエゴでしかないのですが…でも寝不足かなり辛い(>_<)

お忙しい中長文での相談申し訳ありません。
本当、ゆっくりで良いのでお返事お待ちしています。



ふぅママさん

ふぅママさんこんにちわ。

コメント拝見しました。
諸事情あることですから、その場合は断乳に踏み切るのもやむをえないかとおもいますが、

>保育園や義実家に預けることになるのですが、息子はおっぱいなしでは眠れません。

保育園に関して言えば、子供は適応しますからそのために断乳をする必要はないですよ。


体力的に辛かったりして続けられないのであれば、それはそれでいいのですが、「今後、思い通りに飲めなくなるので可哀想だから、今のうちからやめておこう」といった「訓練」的な考えで断乳をしますと、子供への負担が大きくなりますので、そういった方針ではしないことをおすすめします。

また、どうしても断乳しなければならないという気持ちがなければ、断乳途中でひよってしまうことも多いです。
そうすると断乳は失敗した挙句、情緒的に荒れた状態だけが残るという結果になりかねません。

当然ながらおっぱいが普通に好きな子と、大好きな子 やめさせたときにより負担が大きいのは大好きな子ですよね。
そのへんも十分に勘案して決めたほうがいいです。


実際の授乳・断乳に関しては僕は素人ですので、こちらのサイトがとても詳しいです。→『最強母乳外来』
検索して行ってみてください。
母乳に関してならばすべて網羅してあるといってもいいところです。

そこでも本当にやむを得ない時意外しないほうがいいと述べてありますが、具体的な断乳の方法も書かれています。

ありがとうございます

早速のお返事ありがとうございます!

最強母乳外来、私も以前から熟読しています。
とても共感出来ますし、たくさん参考にしています。
しかし記事を読む限りではそちらによると、私のような事情での断乳は親の自分勝手だというような考えの様で、それでもすごく辛い場合はどうしたらいいの…?と余計に悩んでしまっていました。

おとーちゃんさんのお返事の中で子どもは保育園には適応するとのこと、少し安心しました。

やはり可愛いわが子の為、最善を尽くせる様によく考えます。
ありがとうございました。

卒乳

おとーちゃんのご家族インフルエンザとのこと。大丈夫ですか?うちの周りでも流行っていて、有給を使い果たしてしまった身としては毎日ヒヤヒヤしています。お大事になさってください!
さてうちの1歳10ヶ月の息子もまだ母乳大好きっ子です。私がいるとおっぱいなしには寝ないのですが、保育園ではしっかり2時間寝ているそうですo(^-^)o
夜は2、3時間おきの「おっぱい」コール。私の睡眠確保のために家事など出来ることは少なくなりますが、おっぱいを続けていてよかったと思うことは多いです。
夕方のふたりの時間はマッタリとした癒しの時間ですし、保育園にはいってもらってきたロタウイルスやノロウイルスのときにも、おっぱいにしがみついていたおかげで脱水症状とは無縁でした。
保育園では1歳児クラスはもう誰もおっぱい飲んでいないみたいですが、うちは気にせず、円満な卒乳を迎えるべく、楽しんでいます。最強母乳外来、私も読んでいます(^O^)

ありがとうございました!

お忙しい中、お返事をいただきありがとうございました!
ご家族の皆さんは元気になりましたか?
うちも先日息子がインフルになりましたが、幸い他の家族にはうつりませんでした。このうつる、うつらない、は何が違うんですかね?

聞きたいことをばっちり答えていただき、
ほんとうにすっきりしました!
テレビについての記事を楽しみに待ってますね。
今度は下の子のために勉強させてください^^

とてもデリケートな話題です。

うちの4歳の娘は、3歳のお誕生日までおっぱいを吸っていました。
「いつおっぱいやめる?」と本人に尋ねて、「3歳になったらやめる」と言ったのが、2歳半の時。。その言葉どおり、3歳のお誕生日の前日に吸いながら寝て、それ以来欲しがらなくなりました。今でも触るのは大好きですが。。

 6か月の頃から保育園に行かせて、保育園ではミルクを飲んでいましたが、家ではおっぱい三昧。11カ月頃から、園長先生に個別に呼び出され、「おっぱいの子はがんばれない」「あなたのおっぱいは、もう小さいんだから、出てないわよ。」「いつまでも出ないおっぱいを吸わせるのは、親のエゴ」等々、ハラスメント的な発言をされ続けました。内心腹が立っていたのもあり、のらりくらりとかわしましたが。子どもは可愛がっていただけたので、その点について感謝はしています。でも、次の子が出来ても預けたくはありません。疲れました。。子供を預かってもらっていると思うと、理不尽なことを言われても(理不尽なことを言うような人だからこそ、子どもに不利益があっては困るので、)決して反論できません。

 私自身も含め、肯定派にせよ否定派にせよ、おっぱいが絡むと何故感情的になってしまうのかな?と今でも疑問に思います。自分のやり方を肯定したいがために、他人のやり方を否定したくて仕方ない・・ということは、おっぱいの話題は人の不安をかき立てる・・いうことなのかしら?と思います。

ただ、おっぱいをやめてから、本当に体力的に楽になりました。風邪もひきにくくなりました。園長先生のおっしゃっていたことは、その点は正確だったと思います。次の子ができたら、私の年齢的なこともあり、母乳にこだわることはしないでいたいと思います。

 いずれにせよ、おっぱいのことは、肯定も否定もしないでほしいです。母子のとてもプライベートな部分です。他人に口出しできる領域ではないというのが、真実ではないでしょうか?

 
 
 

悩み中です

初めて読ませて頂きました。
3歳5ヶ月の息子と1歳2ヶ月の娘がいます。息子は1歳8ヶ月の時、娘を妊娠して授乳が出来なくなった(流産の危険があった)為、かなり強引に断乳。母子共に本当に辛く、息子の心に傷を残していないか心配です。
故に娘には満足するまで授乳してあげたい気持ちですが、寝かしつけ後に私がそばを離れると数分で起きて泣くため、断乳したらぐっすり眠ってくれるかもと、迷い中です。
授乳は昼間でも夜間でも正に身を削る行為、体力的にもしんどさを感じます。そこに、「虫歯になる」「いつまでも授乳するのは甘やかし」「大きな子に授乳するのは気持ち悪い」など周りから言われれば、気持ちが負けてしまい、断乳に踏み切らざるをえないこともあるのでしょうね。
私自身は、母子共に適切なタイミングで、おっぱいにバイバイ出来る日が来るといいなぁと願いながら、娘への授乳を続けています。
かつて一生懸命おっぱいにバイバイした息子は、娘の授乳中に時々「ぼくもおっぱい」と言って、反対側のおっぱいに服の上から顔を押し当ててきます。辛かった断乳の傷が癒やされればと、したいようにさせています。
授乳への自分なりの思いを書いてみたくなりまして…。まとまりのない長文で失礼しました。記事を読んで、笑顔の卒乳を目指す励みになりました。

ピアットさん

たしかに次子を妊娠した時に、流産の可能性がたかまるので断乳しなければならないことはありますよね。
でも、それは必要があってしたことなのだからなんの負い目も持つ必要はないんですよ。
事情があって最初から母乳を与えられない人だっています。
それでも子供はきちんと育ちます、だから授乳という経験は大切なものであるけれども、かといってそれがなければ子供がどうにかなってしまうというものでもありません。

子育てって全般的にそうですが、なにかで足りなければなにかで補えればいいんです。
なので、やむをえなかったことを気にするよりも、これからのことに目を向けていってあげれば大丈夫ですよ。


今回の記事でできたら卒乳が望ましいという趣旨のことを書きましたが、それは必ずしも絶対そうしなければならないということではありません。

身体的な状況や様々な事情など人それぞれです、無理に合わせる必要も、無理をしてまでなにかをする必要もないのですから、あまりこだわらずご自分によいと思われる選択をなさるのがいいですよ。

今回の記事も、読み方によっては発達の状況を見極め、きちんとしたフォローさえできれば断乳してもいいのだと取れると思います。

ありがとうございます

レスありがとうございます。
そうですね、過ぎたことより、これからできることを考えればいいんですよね。

気持ちを楽にして、娘の授乳も楽しみます。

No title

はじめまして。最近、このブログを知って、大変興味深く読ませていただいています。今二歳十ヶ月の息子がいますが、ブログを拝見しながら、私の子育ての方針は間違ったなかったと安心したり、反省する部分があったり、大変参考になっています。
さて、卒乳についてですが、私は息子が一歳三ヶ月のときに断乳しました。実家が歯医者で、母乳をやめないと虫歯になると言われたからです。(卒乳してない子が虫歯になるというより、虫歯になる子の多くが卒乳していないという感じでした。
息子も、嫌なことがあった時に何がイヤだったのか考える前にオッパイでごまかしているようでした。私も、泣いた時や、暇なとき、ついあげてしまっていました。
オッパイ以外にも楽しいことをたくさん教えなければと思い、断乳しました。
やめてから、2~3日は夜泣くこともありましたが、日中はオッパイを思い出すこともありませんでした。
そして、感じたのは、オッパイに頼っていたのは息子ではなく私だったということです。息子はもう必要としていなかったのに、息子の気持ちを受けとめる前にオッパイで誤魔化していたのだと感じました。
でも、私が気付かないところで断乳の影響は出ていたのでしょうか。成長の過程であることと見逃していたのかもしれません。
現在、二人目を妊娠中でまだまだ先の話ですが、同じように時期が来たら断乳しようと思っていましたが、やめたほうがいいでしょうか。気が早い話ですみません。

はるままさん

僕は断乳が絶対に悪いとは思っていません。
必要があってしなければならないこともあります。

でも、現状は「早期のオムツはずし」と同様に、ただそれのみを目的に、子供の様子を考慮しなかったり、受容や自立への援助・働きかけもなされていないまま、「断乳」を強制する例がとても多く、その結果子供の心の成長が疎外されているというそのリスクを示したかったというのがこの記事の背景です。

ですので、受容や心の成長をそれまできちんとはかってきて、その上で必要があると判断されるならそれもいいでしょうし、その断乳にともなう苦労を子供の経験や自立へと向けて自然な卒乳をめざすもどちらでもいいと思いますよ。

はじめまして

断乳についての記事、私と娘の卒乳に重なって、とても参考になりました。

ただ、娘の卒乳に喜べないでいます。

娘は2歳10ヶ月で、保育園に入園して11ヶ月が経ったところです。
2月23日から急におっぱいをいらないと言い出したので、どうしていらないの〜と聞くと、先生怒るよ〜おっぱい飲んでる怒るよ〜と言うのです。

そうなんだ〜と聞いて、その後もおっぱいは好きな時に飲んでいいからね〜と語りましたが、娘はいらないと言って、飲まなくなりました。

先生が何と娘に話していたのか気になって先生にお聞きしました。
「もうすぐ3歳なのにおっぱい飲んでるなんて変だよね〜おかしいよね〜」とそう言っていたそうでした。

以前、連絡帳のやり取りで偶然おっぱいの話を書いたところ、まだおっぱいを飲んでるなんて驚きました。早く辞められる様に祈っています。と書かれました。その時は、否定的な考えの先生なんだな〜、色々な考え方の人がいるしな、私は私で続けていけばいいや、と思っただけでした。

その時にきちんと、自分の母乳育児に対する考えを、断乳はするつもりはないし、本人が望む時にはおっぱいはやり続けるし、いつか自然と離れていく日がくるようにと思ってやっていると伝えれば良かったなと今になって反省しています。

先生が否定的なのはしかたないとして、娘におっぱいは悪いものだという話をしているというのを聞くと、この卒乳に疑問を感じて、納得がいかないでいます。

きっと、先生怒るよ〜という娘の発言がなくて、先生も娘にそういう語りかけをしていない状態で、おっぱいいらない〜という状況が起これば、素直に娘の成長に喜びを感じられたのにとも思って、複雑な気持ちでいます。

先生に娘にどう語りかけてくださったのか聞いた時にお話しされていたのは、おとーちゃんさんも書いているように、1歳になったらおっぱいをやめるのは当然という昔の価値観のままいらっしゃるとい事でした。そして、最近、保育園でぼーっとしている時などに指を舐めているのが気になっている、いけないことをして、ダメだよ!と叱る時もふざけてしまう事が多くなったともお話ししてくださいました。先生との会話での私の受け取りかたは、それはおっぱいを飲んでいるから、指を舐めたり、ふざけてると思っているという風に感じました。

私は娘がおっぱいはいけない、悪いものだと思ってしまったのではないかと心が痛くなりました。

おっぱいを我慢しているのではないかと心配になります。
実際夜中に寝ぼけながらおっぱいをくわえて飲んだ日がこの間に二回はありました。

夫ともこの事は相当な議論をしました。先生に色々伺うのも、こちらの意見をどこまで言うのか、と色々議論になりました。先生はおっぱいを悪いものだと思っているのだから、子どもがタバコを吸っているのを知ったら注意するのと同じように悪意は無いんだとも言われました。先生がどうの、と納得がいかないのもわかるけれど、娘本人がけろっとしていて、他に気になる行動とかは何もなく元気に過ごしているのだからそれが1番なんだよ、と言われ、それもそうだとも思ったりと、複雑です。

こちらのコメントでてるりんさんが書かれているように、私も、ついつい余裕がなくてイライラガミガミになってしまう時があって、甘えさせるのが下手なのもあって、おっぱいはそんな私の味方でもありました。母である私にも必要なものでした。

子どもの巣立ちの一つと考えると喪失感もあって寂しい気持ちはありますし、そこは私が気持ちの整理をつければいいのでしょうが、すんなりそうできなくて、先生の対応には正直怒りもわきます。

おとーちゃんさんはどんな風にお考えになりますか?

お返事よろしくお願いします。



てげてげ主婦さん

コメント拝見して、同じ保育士として憤りや、残念さ、やるせなさを感じます。


おそらく旦那さんがおっしゃるように、その保育士も「悪気」はないのでしょう。

これが近所のおばちゃんが「あんたまだ母乳なんかあげてるの、もう大きくなったんだからやめさせなさいよ」と言ったという話ならば「悪気はなかったのだ」で済む話です。


しかし、仕事としている保育士がしたというのは、またちょっと別の問題です。



これは僕の個人的な考えにすぎませんが、この保育士は保育士としてするべきでないことを一つしています。

それは子供に対して、自分の考えを押し付けるたことです。さらには、それを子供に対する「脅し」という手段で行ったことです。


人により様々な保育観・子育て観というものがありますので、「断乳が必要」と考える人がいることは否定しません。


それがたとえ押し付けであったとしても、それを大人に・親に対してするのならば、意見が合わなかろうとその人の誠実さ善意なのだと取ることはできます。


しかし、保育士は子供を親から預かっているのであって、それを飛び越して保育士の思い通りに子供に押し付けることは職業倫理上ほめられたことではありません。



しばらく前から医療の現場では「コンセンサス」ということが言われています。

平たく言えば「理解と同意」です。

手術などの大きなものはもちろん、通常の治療の方針ということにすらこの「理解と同意」というものに注意がはらわれています。


人を預かるということでは、保育も医療も同じです。
まだ医療分野ほどには「理解と同意」ということを明確に言われていはいませんが、それらは当然ながら職業上の倫理としてわきまえていなければならないことです。


どのように子供を育てていくかということに関して、少なくともこの場合、保護者と考え方が一致していないと理解されているのですから、それを軽視した対応をすべきではなかったと僕は思います。



悪気があってしたことでないのは確かにそうでしょう、しかしながらその保育士の対応によって、てげてげ主婦さんにこのような思いをさせてしまったこともまた事実です。


今回のことがあったからといって、必ずしも子供の姿にマイナスの影響がでるか?といえば必ずしもそんなこともないかもしれません。
むしろ、結果としてこうしたことで子供の自立や成長が促されたのかもしれません。

でも、保護者にこのようなわだかまりを持たせたということは否定できません。



それでも、その気持ちをぐっと飲み込んで今後の対応に期待するということもひとつの手段ですし、
どうしても、納得のいかない気持ちが続くというのであれば、てげてげ主婦さんが感じたことを素直にそのまま伝えてみることもひとつの手段だと思います。

担任に伝えられるならば担任に伝えればいいし、話しにくいならば園長にでもいいでしょう。

ただ、伝えたからといって素直にそのまま心情を理解してくれるとも限らないし、むしろ逆に不満・反感を持たれるということすらしばしばある話です。大変残念なことに・・・。


そのような心情が理解できる保育士や、園であれば、そもそもそういう保育をしないからです。

それでも、もやもやをずっと抱えているよりも、伝えてしまったほうがこちらの気が楽になるということもありますので、そのあたりはご自分で判断してよい方策をお選びになるといいかと思います。


ちなみに、子供の成長という点では、ポジティブにおっぱいをいらなくなったことを認めていってあげたり、ほかの部分で自己肯定感をつけていったりすることで、今回のことによる影響というのはカバーできるのではないかと推察されます。

ありがとうございます。

お忙しい中ご丁寧にコメントくださって、本当に嬉しかったです。

その後、納得できずに、主任の先生にお話ししました。ちょっと一方的すぎましたね〜、と言ってくださいました。

今後の出来る事としては、先生としては自分の考えに反するとは思いますが先生から、「おっぱいを飲んでも良いんだよ〜」と娘にお話ししてくださいとお願いしました。

母乳の事で相談にのってもらっている、助産師さんにも相談すると、それは先生に言われたから飲まなくなったんだよ!とはっきり言われて、原因がハッキリして、私もスッキリしました。助産師さんからは、お母さんが「おっぱい飲んでくれたら嬉しいな〜」「飲んで良いんだよ〜」って語りかけてあげてたらまた飲み始めると思うよ〜と言われて、原因がハッキリして対策も考えられる事ができました。

娘は先生からおっぱい飲んで良いんだよ〜と話してもらったその日からまたおっぱいを飲み始めてくれました!!まだ二歳の娘、こんな小さな子どもでも、きっと先生の言う事を聞いて我慢していたのかと思うと本当に胸が痛くなりました。

今では家にいる時は欲しい時にはおっぱい〜おっぱい〜と言って服をめくって嬉しそうに飲んでいます。私も今回の事で改めておっぱいを飲んでもらえる喜びを感じる事ができました。

残念な事は、おとーちゃんさんも言っておられるように、保育士としてしてはいけないこと、脅し。この事に私も同感しました。それによって保育士と園に対する信頼がちょっと揺らいだし、揺らいでいるのは事実です。

主任の先生は、私たちもお家での様子等見えない部分があるので、保護者の方とはもっとお話ししたいんです。また何かあったら遠慮なくお話しくださいと言ってくださいました。色々話しをしに園まで出向いた数日後には自宅まで訪ねてきてくださいました。

私自身も先生とのコミュニケーション不足もあったな〜と反省しました。先生の側からすれば、そんな時間は無いしいちいちうるさい保護者だとも思われる可能性もあるけれど、コミュニケーションをとる努力をこちらもしていきたいなと思いました。

今回のこの卒乳、授乳のこの件を自分のブログに載せて、おとーちゃんさんのこのブログの記事を紹介しても宜しいでしょうか?

私みたいに卒乳、授乳の事で保育園との間で悲しい残念な思いをする人が少しでも減ってくれたらと思います。

保育士としてのおとーちゃんさんのコメントもとても参考になりました。そんな保育士さんのいる保育園だったら安心して預ける事ができるのにな〜なんて思ってしまいました。

コメント本当にありがとうございました。卒乳の件を調べてこのブログに辿り着いて、他の記事も読ませて頂いて、親として参考になることばかりです。またブログ読ませて頂きたいと思います。楽しみにしています。

どうもありがとうございました。

断乳後の指しゃぶり

先日もありがとうございました。またまた質問なんですが…時間のあるときにアドバイスいただけるとうれしいです。

1日6回は授乳していましたが、息子が1歳3カ月になったと同時に断乳をしました。おとーちゃんは断乳に懐疑的かもしれませんが、次の理由から決行しました。
・離乳食はまあまあ順調
・身体的発達も順調
・言葉はまだだが、おとなの言葉は理解しているし、ベビーサインでコミュニケーションはとれている
・2人目がほしい
・来年3月まで育休がとれ、おっぱい以外でも甘えさせ、関わることができる

いいきかせをして決行すると、最後の授乳からしばらくしておっぱいをほしそうにしましたが、私が何も言わなくても自分でバイバイと手を振りました。もちろん何回かは泣きましたが家族の協力もあり、断乳自体は成功だと思います。ただやっぱり指しゃぶりは頻度が高くなりました。服に手を入れておっぱいを触ろうとするのも。こっちの勝手で断乳したので、今の息子の安定剤だろうし今すぐに直したいとは思いません。2回だけ「今は口さみしいから指しゃぶりしてるけど、遊ぶとき邪魔だからちょっとずつなくしていけるといいね」といい、主人にもそれ以上注意しないでと言いました。ただ、両手を使う遊びや作業でさえ指しゃぶりしながらの姿を見ると、ちょっと…と。

平常はこんな感じです。
・テレビや刺激的すぎるおもちゃの影響はほとんどない。ピックアップパズルやプラステン、積木、ままごと、車、絵本などで遊びます。外遊びは1日1回から2回です。
・叱りすぎや過保護すぎることはないと思います。おとーちゃんの書かれていることは完璧ではないけど、70点くらい実行してるかな?
・遊びの集中力はまだまだですが、椅子に座ってのシール遊びやパズルは好きですし、ごはんも座って食べます。
・衣服の着脱もしたがります。もちろん全部はできないですが、やれることはさせています。睡眠も十分です。
・よく笑い、よく動きます。
・指しゃぶりは夕方ぐらいが一番多いかな。そんなときは手遊びとか抱っこしてもダメです。


断乳してから、スプーンが上手になったり、寝るときにちゃんと横になったまま大人しくしていられたり(指しゃぶりはしてますが)、道路を歩くようになったり、とても成長を感じています。二人の子持ちの友人も「いい感じに育っているね」と言ってくれました。ただやっぱり指しゃぶりと服に手を入れてくるのが…今気になるんですよね。肯定してるようでしきれてないのかな。


時間の経過を待てばいいものなのか?対処療法も必要なのか?だとするとどんな?どんなことでもいいのでアドバイスいただけると助かります。たくさんの質問を受けられて大変だと思いますが、よろしくお願いします。

ゆうkさん

必要があって断乳したのですから、多少の様子の表れというのは許容していく範囲だと思いますよ。

指しゃぶりがでるのは当然なことながら、おっぱいを触ろうとしたりするのも3歳くらいの子だってよくあることです。断乳をして年齢も低いというのならば、そういう姿が出るのもごくごく当たり前のことといえるでしょう。

子供によっては乳首を強くつまんだり、爪を立てたりすることが癖になってしまったりもします。そういうことに対しては「嫌なことはやめて」と伝える一方で許容できる範囲は認めていってもいいかと思います。

あとは子供の心の成長を信じて待つことでしょう。


記事にも書いたと思いますが、授乳という行為は子供にとって、とてもとても大きな肯定を与えています。なかなかその他の行為でそれを全部埋め合わせるということはできません。そしてそれは当然のことなのです。

でも、必要があって断乳したのならばその姿もそのまま受け止めて、そういった子供の姿で大人がひよっては子供のためにもならないかと思います。


そのことを気にしてもしょうがないですから、ほかの部分で子供の成長を認めてあげたり、共感や肯定できる部分を増やしていって上げればいいと思います。

ありがとうございます

もうすぐで断乳1カ月がたちます。指しゃぶりは相変わらずですが、服に手を入れてくるのが少し減ったように思います。指しゃぶりはひどくなるのは予想できていたし、それほど深刻には心配せずに受け止めていたつもりです。でもたまたま同時期に断乳した子を見て比べてちょっと気になったんですよね。(ちょっと心配なだけで相談してすみません)おとーちゃんが3歳でもありうると教えてくれてちょっと安心しました。心の成長や遊びや生活習慣の自信や共感は指しゃぶりうんぬんより息子との楽しい日々のためにより意識していきたいと思います。実際、この1カ月の息子の成長ぶりや頑張りを嬉しく思い、感謝も伝えているつもりです。そうそう、遊びでは積木でみたて遊びを始めたみたいでそこにま成長を感じました。。長方体をバスや消防車にしてました。でも、一度私がやったから真似ただけで、これはほんとの見立てではないのかな?あれ?(笑)

本題から外れそうです(笑)

おとーちゃんのおっしゃる通り、おっぱいライフは大きな肯定を与えるものでした。それは、子どもにとっても、母親にとってもです。子どもに求められるってなんて幸せなことか、母親でよかったって思いました。できたら自然卒乳がいいけど、働く母親で結婚したのも特別早くはないというひとにはなかなか難しいですね。深夜の番組でマツコさんが女性は自分の人生設計や制限時間を男性より考えなきゃいけないと言っていたのに納得してしまいました。子どもも母親もともに余裕をもって乳幼児期をすごせる社会になったらいいなあと感じました。つらつらと書いちゃいました。

おとーちゃんのブログにはホントに助けられています。今回もありがとうございます。体調が優れないとのことですので、どうか無理をされずに。更新がなくても過去記事復習で何回もよみなおしますから!

No title

はじめまして。
私は母乳育児相談を開業している助産師です。

断乳について調べていたところ、こちらのブログに出会いました。
断乳についてはもちろん、そのほかの子育てについても共感できることが多々ありました。

断乳をお母さん側の理由(職場復帰も含めて)でする人が少なくないので、このブログで書かれていることを私のブログ上で紹介(もしくはこのページを添付)したいのですが、了承して頂けますでしょうか?

お忙しい中、お手数おかけいたしますがお返事いただけるとうれしいです。

haruさん

返信が遅くなって済みません。

リンクフリーにしてありますので、リンクやトラックバックも自由にしていただいて結構ですよ。

少しでもお役に立てれば幸いです。

相談にのっていただけますか?

断乳についてのブログのなかで子どもの自慰行為についてかかれていたので、相談にのっていただけたらと思いコメントしました。
1才10ヵ月の女の子なのですが、1才になる前からおんぶやカートに乗せると身体を硬直させて汗だくになり、そのような行動をみせました。なるべくおんぶをしないようにして一度はおさまったと思ってたのですが、少したち一度カートに乗せたらまた思い出してしまったようです。
しかも今度は室内ジャングルや、座りながら足をぴんと伸ばして自分でできるようになってしまい、前よら頻繁にです。
日頃からスキンシップは多い方ですし、愛情はかけて育ててきたつもりですが、なにかストレスがたまってるのか、子育てに自信がなくなってしまってます。
やはりこのような行為はなにかストレスが原因なのでしょうか?
だとしたらなにができるのか。
子育ての協力者はいますが、なかなかこのことを相談できる方がいなく長い間私のなかの悩みとストレスになってしまっています。
もし見て頂けて教えてもらえたらと思いかきこんでみました。よろしくお願いいたします

どれみさんさん

子供への関わり方ということで、ほかにも同様のケースがあるといった一般的な問題ならばある程度はお答えできるのですが、個別の問題でしかも、心理面や身体面の影響が関わっているというようなことですと、僕からは適切なことはまず言えないと思います。

子供の成長の中で、心配になることは数多いですが、実はなんでもないということもたくさんあります。

でも、曖昧にしたまま心配だけを大きくするくらいならば、しかるべきところで見てもらって、問題があるならば対処する道を探したり、なんでもないならばなんでもないと言ってもらったほうが、前向きな子育てといえます。

お子さんの姿が気になるようでしたら、小児専門医ですとか、発達相談などを利用してみるのも必要なことだと思います。

忙しいなか返信ありがとうございます。
そうですよね。あの文章だけでは何とも言えないのは当然だと思います。
私も子どもと関わる仕事についていたことがありますが、自分の子どもについての悩みは絶えません。
うちの子どもも、おとーちゃんさんのような子どもの見方ができる方に保育園で見ていただきたいです。

ありがとうございました。

断乳について

はじめまして。みーちゃんの母と申します。

恥ずかしながら、おっぱいをやめることがここまで子供に負担をかけてしまうとは思わず、かなり急に踏み切ってしまったことで、精神的にまいっております。お忙しいところ大変恐縮ですが、アドバイスをいただきたくコメントさせていただきました。

もともと完全母乳で夜も添い乳をしているほどおっぱいに頼った生活をおくっていたのですが、一歳健診の際に、おっぱいばかり飲んで離乳食をあまり食べず、鉄分の数値が悪かった事もあり断乳をすすめられました。
2人目も欲しいのですが生理が再開しないことも理由です。

旦那さんに話したらじゃあ今日からしようということになり、あまり言い聞かせることもなく始めてしまいました。
初日は泣きわめきましたが次の日からは愚図っても、本など読んで比較的楽に寝入ってくれました。
離乳食もよく食べるようになり、夜も頻繁に起きる回数も減ったので、
これは断乳してよかったと思いました。

断乳後すごく甘えるようになった気がしましたが、一時のものだろうと、抱きしめたり遊んであげたりして安心感を与えようとしています。
しかし7日をすぎたあたりから日中や、夜眠いときにものすごく愚図るようになってしまったのです。
抱っこしても仰け反ってどこか具合が悪いのではと思うほどです。

ちょうどアレルギーや高熱が出たこともあり具合が悪いのかもしれないとも思ったのですが、おっぱいをやめたせいでこうなってしまったかもしれないと思うと苦しくてなりません。

ただ、断乳は途中でやめるのが一番子供にとっても可哀相でよくないとありますし、すでに始めて10日も経過しているので、ここで踏ん張るべきなのでしょうか。。

4月から保育園に預ける事もあり、更なる負担を負わせてしまうことでどうなってしまうのかが非常に心配であります。
母親のわたしが迷っているのが1番よくないと分かってはいるのですが、自信が持てずに時間ばかり経ってしまいます。

長々とお忙しいところ大変申し訳ありません。よろしくお願い申し上げます。

みーちゃん母さん

コメントに順番でお答えしているので、返信まで間が空いてしまってすみません。

断乳に踏み切ってしまったというのならば、可能な限りやり遂げてしまったほうがよろしいかと思います。

一度やめて再度しようとした時の方が子供にとっては大変になりますから。


医療上、健康上の理由があったのならばそれはしょうがないことです、変に悩まずにその必要があったのだと自信をもって進めてしまうほうが、子供にとっても大人にとってもいいかと思います。

おっぱいをさわること

こんにちわ。また相談させてください。

断乳のことではないのですが、おっぱいつながりで。

今回は息子の、というよりは周りの対応についてです。

息子が私の服に手を入れておっぱいを触るのを見て、周りの人が「おかしいよー」「恥ずかしいよ」「まだおっぱいさわってるの?」などと言ってきます。
母や友人なら、「いーのよ、おっぱい好きだから。」とスルーしていました。しかし、今朝、保育園に預けるときに保育士さんに言われたのです。しかも「恥ずかしいからしーってしようか。」「しー、は?」とかやってました。

息子は特に反応せず、私にバイバイとしてくれたので、私もそこについては触れずにきました。



息子が1歳半くらいの時に断乳しました。(今1歳9カ月です)

断乳に踏み切ったのは主に私の体調によるものですが、理由があるので仕方がなかったとおもっています。
その結果、ご飯をよく食べるようになったり、朝まで寝てくれるようになったりした(一ヶ月くらいかかりましたが)ので、断乳自体は問題なかったと思っています。

おっぱいを触るのも、断乳する前からです。

時や場所を選ばず、かなり頻繁で、抱っこをすれば服に手を突っ込んで、という感じです。
乳首をくりくりするので、時々爪があたって痛いのですが、そういう時は「痛いよー」と伝えるし、あ、爪切らなきゃって気がつくのでいいかな(笑)
ちなみにパパの乳首もくりくりします(笑)保育士さんにもやっているみたいで。さすがに直接ではないですが、エプロンの中に手をつっこむそうです。それが嫌なのかなあ。

私としては、これは甘えているのだと思うし、本人がおっぱい触りたいんだろうから、いくらでもどーぞって感じで、触る息子も、触られている私も、恥ずかしいとは思いません。(男性は目のやり場にこまるようですが笑)

私は無理にやめさせる気はないし、必要もないとおもっています。
ただ、保育士さんにきちんと説明したことはなかったな、とも思います。

てげてげ主婦さんのコメント、そしてそれに対するおとーちゃんの返信をみて同じパターンかしら?と思いました。

やはり私もモヤモヤするので、保育士さんにきちんと伝えたほうがいいのでしょうか。


あと、質問ですが、自慰行為とはどの程度のことでしょうか。
乳幼児でそのような行為があるとは知らなかったもので、びっくりしました。
頻度や触り方で判別するのか、触る行為がそもそも自慰行為なのか。

息子もたまに触っていますが、おむつを替える時やお風呂のときなど、おちんちんが出ているときです。よく、触ったり、ひっぱたりしています。

服を着ているとき(おむつをしているとき)は見たことないです。

男の子だから出っ張っているから興味あるのかな、と思っていました。
たまにお風呂でパパのもひっぱるそうですし。

お友達の女の子は1つ上のお兄ちゃんのおちんちんをひっぱるって言ってました。

だいたいでいいので、基準?みたいのがあったら教えてください。
こういう頻度は、とか、こういう場面でとかは何かのサインですよ、みたいな・・・。

お忙しいとは思いますが、よろしくお願いします。






ナラサラさん

たしかにてげてげ主婦さんのケースに近いものだと思います。

「幼いことは悪いこと」というようないかにも昭和的な価値観でこういうことを言ってしまう人はまだまだいます。

どうして子供がそういう行動をするのか、それによって子供にどういう意味があるのかという視点をもたず、自身の価値観だけでのアプローチをしてしまっているのではないでしょうか。


てげてげ主婦さんの返信にも書いたように、親としての気持ちなどを話して通じる人もいれば、そうでない人というのもいます。

できるならば、話をして理解してもらうのがいいのでしょうけれども、相手のあることですからこれは通じないかなというようなケースもあることでしょう。

そういうときは、「○○先生はおっぱい触られるのイヤみたいだよ。お母さんにならいいよ」などと子供に伝えてそこは乗り切ってしまうというような手もあると思います。



>質問ですが、自慰行為とはどの程度のことでしょうか。

興味を持って触るという程度のことは普通に誰しもあることです。
また環境の変化などからくる不安感などによって、些細な性器いじり程度のことも普通にあります。
そういうものならば一過性のものとしてさして気にせずともいいと思われます。


子供の心身症としての自慰行為というのは、頻度や程度など明らかにわかるくらいのものですから、多少のことは気にしなくていいと思いますよ。

本当にそういうケースの場合、ほかにもいろいろアレ?と思うようなことがともなって出てくることがほとんどです。
なのでおそらく全般的な様子のおかしさとして気づくことになるでしょう。

意見をお伺いしたいです。

断乳について調べていたらこちらのブログがヒットしたので興味深く拝見致しました。
古い記事にコメントさせて頂きますがご意見を聞かせて下さい。
今娘が2歳1ヶ月です。おっぱい大好きな子です。
1ヶ月程前から日中も2時間置き位におっぱいと言われ自分自身が辛くて2週間程前から絆創膏を貼り、日中は痛いからと言って避けていました。
ちなみに昼寝、就寝時もおっぱいで眠ります。
絆創膏は就寝時は取って寝かせています。
昼寝の寝起きがとてつもなく悪いのです。
絆創膏する前も後も同じで、おっぱいおっぱいと泣き叫び、おっぱい治った痛くない〜と叫び(今、昼間は絆創膏貼ってるので)、他に気を紛らわせ様とあの手この手を使いますが、頑固者で紛らわすのは難しいのです。
こんな状態ではやっぱりまだおっぱいはやめない方がいいのでしょうか?
特に辞める理由は無いのですか、とても頻繁におっぱいを求められるので私が少し辛くて昼間だけでも辞めたいなと思って絆創膏を使ってみたのです。
ただ、ブログを読んでうちの子にはまだまだおっぱいが必要なのかなとも感じたのでご意見を伺えたらなとコメントさせて頂きました。
宜しくお願い致します。

自分からおっぱいをガマンするわが子

はじめまして。
気になることがあり検索していたところ、こちらのブログに辿り着きました。
2歳1ヶ月の娘のことです。
昨日の午前中を最後に、自分からおっぱいを我慢しています。
(今までは、特にここ最近、家にいて暇さえあれば「おっぱい!」と言っていました。)

思い当たる節は2つあり、
①数日前から片方の乳首が切れて痛かったので、小さく切った絆創膏を張っていた
→ 朝方寝ぼけていたときはそのまま吸っていたが、昼間はそれを見てびっくり!
②近所の人との会話の中、「まだおっぱいを飲んでいるので‥」と話したのを聞いていた
→ その時は、目に見える反応はなし

今までも時々②の様な会話があったり、おっぱいを飲みに来た娘に「赤ちゃん〇〇(名前)ちゃん!」などとふざけて言っていましたが、本人ニコニコしながら飲んでいましたし…
昨日の午後からは何か様子がおかしかったので、私もついかわいそうになり「何か我慢しているの? まだおっぱい飲んでもいいんだよ」と言ってしまいましたが、本人は私に抱かったまま首を横に振り。。
夜寝る時も必ず飲みながら寝ていたのに、昨夜は「パパ、ベッド」と…
結局眠れなかったらしく、ママー!と抱っこを求めてきたので、眠るまで縦抱っこをして童謡を歌っていましたが。

今朝はベッドの中で、昨日のことは忘れたのか寝ぼけていたのか、1度だけ飲み(いつもは数回)、昼間も1度、ごく短時間だけ飲みましたが、その後は我慢している様子。。

これは、本人が卒乳しようとしている、と素直に考えて良いのでしょうか? 
突然なので、私自身少し戸惑っていますし(恥ずかしながら、夫とベッドに行く姿を見た時は涙が出てしまいました‥)、何かかわいそうなことをしてしまったのかな?と心配でもあります。

どうか、保育士おとーちゃんのご意見をお聞かせください!

EMIさん

断乳であるとか、排泄の自立というのは、心のいろいろなところとも密接な関係があるとてもデリケートなことです。

「目的・準備・見極め」の3つが最低限整ってからするのがよいでしょう。



目的というのはそれをするに足る明確な必要性ということです。
なんとなくで始めて、やっぱダメそうと軽々しくはしないほうがいいです。
でないと大人の方も続きません。

こういう必要性があるから、するんだと大人自身も自分に言い聞かせられますし、大人がそう思っていれば子供にも感情的にそれで納得するわけではないとしても、頭の中では理解をしてもらうことができます。
この部分というのは結構大きいです。

大人だって、「来月から給与の内の住宅手当なくしますね」と言われたとき、「あー、なんとなくいらなそうだから?」と言われるよりも、「業績不振で厳しいので申し訳ないけど我慢して欲しい」と言われた方が、感情では許容できないとしても、頭ではまあなんとか納得できなくもないわけです。



準備というのは、なにかものの準備のことではなくて、こういった精神を支えているものをなくすときは、そのなくしたものに変わるだけのものが必要なわけです。
この場合は、子供の内面的な成長発達というものが代わりになくてはなりません。

自分から離れるのを待つのでなければ、おっぱいをなくしても平気でいられるだけの心の成長というものを親がアプローチしてある程度でも持たせるという準備が必要なわけです。


見極めというのは、そういった心の成長や、普段の情緒の安定、食事への関心の高まりなどなど、断乳しても平気なだけの状態に子供があるかどうか、実際にはやってみなければわからないにしても、そういう目線を持って検証してみるということが必要です。



ということで、もしこれが実行する前でしたら、「目的」のところでそれを明確にしてから踏み切りましょうと僕は述べましたが、もう始めてしまったのならば僕からは判断は難しいです。



やめるか続行するかという選択肢があるわけですが、簡単に無理そうだからやめればよいとも言えないのです。


なぜならさっきの住宅手当の例の「あー、なんとなくいらなそうだから?」を会社側から言われた時に大人が会社に感じるのと同様な不信感というものを子供に持たせてしまう可能性がなきにしもあらずだからです。


断乳は始めたのならばよほどのことがなければそのままやり通す方がよいとしばしば言われます。


しかしEMIさんの場合は、強い目的もなく踏み切ったといこともあって、大人の方が続かないかもしれません。
なので、傷の深くないうちにやめるというのも一つの選択肢です。

その判断はご自身でなさってください。

みみさん

子供は小さいようでも、「自立と甘え」という葛藤を持っています。

2歳1ヶ月で自分からそれを気にするようになったのは、少々早くも感じますが女の子ですとそういうことがあってもおかしくないように感じます。


きっかけとしてはちょっと大人の方から②のように急き立ててしまうところがあったにしても、
対応としては、甘えたい気持ちをしっかりと受け止めつつ、そのように自分から自立を踏み出しているというところをしっかりと認めてあげるという方向でもいいのかもしれません。


そのあたりは子供の反応を見つつですが、自立しようとしているものを無理に引き戻す必要もないでしょう。
しかしもし、そのことが子供の感情レベルではうまくいかなくて情緒が不安定になったりするのであれば、戻すということを考えてもよいでしょう。


今回のこととは直接関係ありませんが、今後のこととして。
心の成長の早い子は、「甘えることをセーブしてしまう」「大人もそれに慣れてしまいお姉さん扱いしてしまう」ということがよく起こります。

そして本当は必要だった甘えというものが不足して5歳くらいで不安定になるということが時々起こります。

子供が自分から自立という前に進むということはもちろんいいことです。
でも、大人の方までその早い進歩を当然のことだと思ってしまうと齟齬が出てきます。

お子さんの中には、「年齢よりも早く進んでいるその子」と「やっぱり年齢並みにしか進まないその子」の二人がいるということを頭の片隅に置いておいてください。


今回の自然卒乳に関しても、大人が子供の自然な自立をさらに働きかけて進ませるのではなく、あるていどセーブした状態で進ませるくらいのスタンスでいいのではないかと推察します。

それは子供が自分から自立しようとするスピードを5としたら、大人がそれに拍車をかけて8で進ませるのではなく、ちょっと別のところで受け止めたり甘えさせたりということをして、3くらいのスピードにしてあげるということです。

授乳のやり方

同じようなコメントが見つからなかったので相談させてください。
個別的な内容で恐縮ですが、

娘2歳1ヶ月。
乳児期は母乳のみで育て、「断乳」などは気にせず、(いつか「もうおっぱいいらない」っていう時期がきたらいいなあ)という気持ちで、ここまできました。

「おっぱい=精神安定剤」というふうに思っていたので、
欲しがるときは、不安な気持ち・甘えたい気持ちを全て受け止めてあげたい!と思い、状況の許す限りあげていました。
その想いは現在でもあります。

何より、おっぱいをあげるときの娘が可愛くて、無理矢理やめさせることが出来ません。現在、貰えるときの娘は、
顔がくしゃくしゃになる程ニッコー!と笑い、
おっぱいが服の中から出てきたことに拍手までします。

ただ最近になって、
いつまでもだらだらと吸われる(長ければ30分程)ことが苦痛になってきました。
また、欲しいと言われ、ウンザリしてしまうときもあります。
なにか、私の方が、
乳児の頃とは違う感覚になってきたのです…。
そして、娘がそういうのを感じ取ってさみしい気持ちになっていないか不安です。

授乳が
(もう無理!)とおもったときは、無理矢理離したり、
あげる前に「ちょっとだけね」と納得させてから(ハイ!と一応返事しています)あげたりしています。

ついさっきのんだばかりなのに欲しがるときは「さっきのんだじゃん〜。もう、出ないよ〜」といってあげなかったり、しています。

他にも今はちょっとあげたくない(忙しい、疲れてるからそっとして欲しい、外出先で人目が気になる)ときは、
「ちょっといまあげれない〜涙」といってあげません。

このように、ある程度、授乳やり方を母親が主導的な立場で決めてしまうのは、一般的にみてどう思われますか?

断乳させる気はないが、要求のままにはあげないという状況です。

もらえたりもらえなかったりで、
子どもが混乱したり、
おっぱいをもらうとき(お母さんが嫌がっている)と思わせているということはないでしょうか?

現在の状況としては、
•回数は朝、午前中、夕方、就寝前の4回が基本です。

•保育園にはいっていない。平日は私と2人でのんびり過ごす。

•以前は夜の就寝時は添い乳で寝ていたが、最近ではおっぱいを少し飲んだ後、おっぱいから離れてから、コロコロしながら寝てしまうというパターン。

•人が多い場所、慣れない場所、騒がしい場所に出かけた後は、案の定欲しがるので、満足するまであげている。

•早朝、勝手にのまれたりするときも目が覚めるので苦痛ですが、
私の眠気が勝ってしまいされるがままになっています。しかしこれはやめさせたいです。

•寝言で「おっぱいいる〜…」と言ったりするので、自分から離れるのはまだまだなのかな(汗)という思いです。

・夜、就寝してからは、起床まで起きないときもあれば、朝方(4時5時頃)寝ぼけて起きて「おっぱいいる〜…」と要求されることもあります。

・私も眠いとき、朝方に欲しがるとき、私は拒否することが多いのですが、そのとき娘は泣きますので、かわいそうになってあげます。

・最近では、ちょっと申し訳なさそうに要求してくるときもあります。



藤井さん

>このように、ある程度、授乳やり方を母親が主導的な立場で決めてしまうのは、一般的にみてどう思われますか?


>もらえたりもらえなかったりで、 子どもが混乱したり、 おっぱいをもらうとき(お母さんが嫌がっている)と思わせているということはないでしょうか?



母乳でしか栄養をとっていない新生児ならば親の気分であげたりあげなかったりということでは問題があるでしょうけれども、現在は精神的な面でということですよね。

であるならば、都合の悪い時は今は無理といってしまっていいと思います。


そこを大人の無理を押して、嫌でも都合が悪くても、体調がわるくても痛くても、子供が欲しがればあげるということだったら、それは大人にも無理がきてしまいます。

また、そのような気持ちでしたところで、大人がイヤイヤでは子供も満たされません。
それでは意味がないですね。


ですので、それは大人の都合に合わせてでかまわないでしょう。


また、「依存」ということがあります。
いつでも、子供が望むままにおっぱいという安心なところに避難できるということは、安定の上でとても大きな役割を果たすとともに、ときにそれは子供から自立を奪うことにもなりかねません。


断乳のように強制する必要はないと思うけど、かと言って子供の自立を奪う方向にしてはよくありません。


さまざまな経験、成長から無理なく自立していけばいいのです。

あげられない事情ができるというのも、これも自然発生的な経験であり、当然のものです。


そこまで大人が、「子供がつまづきやしないかと先回りして自分の都合を押してまで、無理してあげなければいけないだろうか」と考えてしまうのは、ともすると子供の自立を奪いかねない思考法です。

もし、大人の都合であげなくしてそれで問題がでたとしたら、それについてはそのときに考えればよいのです。


先回りして、それでは失敗するのではないかと早手回しに大人が対応をし始めてしまうと、これはもう過保護になります。


もし、こういった考え方で子供に臨んでいる場面が生活の中でたくさんあったとしたら、子供の自立に大人の関わり方、考え方、気持ちで重石をつけてしまうということになりかねません。

授乳自体は問題ないけれども、その点に気をつけて過保護の先回りにはならない方にしたほうがいいですよ。

ありがとうございました

お忙しい中、貴重なご意見をありがとうございました。
娘の人生初の“卒業”なので大切にしたいと思っていましたが、自分から自立を踏み出していたのですね。 子供ってすごいですね。

その後はシャンプーを嫌がるようになったり、ときどき人差し指をなめて遊ぶようなことをするのが気になりますが、おっぱいは飲んでいません。 “おっぱいがなくても甘えていいんだよ”ということを伝えたくて、今まで以上に抱っこするようにしています。
先日、おばあちゃんのおっぱいを嬉しそうに触っていたので「ママのも触っていいんだよ」と言うと、安心したような笑顔を見せてくれました。(触りませんでしたが。。)

これからも、保育士おとーちゃんから頂いたアドバイスを頭に置き、娘の成長に寄り添っていきたいと思います。 
本当にありがとうございました。

ありがとうございました

お礼が遅くなりましたが、アドバイス、ありがとうございました。

 そういうときは、「○○先生はおっぱい触られるのイヤみたいだよ。お母さんにならいいよ」などと子供に伝えてそこは乗り切ってしまうというような手もあると思います。


このアドバイスで、ムッときていたのと、どうしよう、なんて言おう??と悩んでいたことが、スーッと軽くなっていきました。
少し落ち着いて考えられるようになった、というか。今のところ息子に何か影響が出ている様子もないし、急いで言わなくても、母親の私が受け入れていれば大丈夫なのかな、と。(担任の保育士さんでもないので)


これも、おとーちゃんのブログで、甘えさせること、全面肯定することの大切さを学ばせてもらったおかげです。そして自分の考えで毅然と行動するということ。



知らなければ、保育士さんに言われた時点で、「保育士さんにまで言われてしまった。私はいいと思っていたけど、この年齢でおっぱいをさわっているのはおかしいんだ、やめさせなきゃ。」とさわらせないように叱ったり、拒否したりなどしていたかもしれません。2歳にもなってないのに。そして根本的な解決にならない、ということもわからず、ほかのネガティブな行動がでることになっていたかも・・・



 どうして子供がそういう行動をするのか、それによって子供にどういう意味があるのかという視点をもたず、自身の価値観だけでのアプローチをしてしまっているのではないでしょうか。

まさに、この通りだと思います。

とすると、今後、違う場面でも気になるアプローチが出てきそうな・・・

これから面談などありますので、今回の件も含め、担任の先生や園長先生に聞いてみたいと思います。

最後に愚痴になりますが、日本の社会って子供に厳しいですよね!
1歳過ぎておっぱい飲んでれば「まだ飲んでるの?」飲んでなくてもおっぱいさわってれば「まださわってるの?」指をなめてれば「まだ指しゃぶりしてるの?」悪いことしてるわけじゃないのに、かなりの頻度で言われます。
「しつけてないの?」みたいなニュアンスが多いですね。
そこはしつけるとこじゃないと思うのでスルーしてますけど。

私を含め、子育てをしている人、してきた人、保育士さんでさえ、きちんとした考え方、そして正しい知識を持っている人のなんと少ないことか!本当におとーちゃんに感謝です!!本当にお忙しい中、お返事ありがとうございました。







断乳をしなければならなくなって

今日は。
はじめてコメントをさせていただきます。過去の記事にすみません。

2歳の長女に与えるおもちゃについてどんなものがいいのか検索をしていたところこの記事にたどりつき、夢中になって過去記事から読ませていただきました。おもちゃの選び方から子供への接し方まで参考にさせていただいています。


今回、断乳について相談させていただけますでしょうか。

もうすぐ1歳1カ月になる長男がいるのですが、私が急きょ1週間の入院と手術をしなければならなくなったため3日前に断乳に踏み切りました。

泣き叫ぶわが子を見ていて、彼にとってはまだおっぱいを離れる時期ではなかったと感じ取れ私もとても辛く感じているところです。

また、入院中は主人に子供たち(もうすぐ3歳の長女と彼)の面倒をみてもらうのですが、普段から主人の具合があまりよくないため、長女が通っている保育園に、私の入院3日前から長男も預ける予定でいます(事情がありもともと1歳を過ぎた頃から預ける予定でいました。)。

彼にとっては断乳に加え、保育園に預けられる、さらに1週間ママと離れる(ママべったりな子です)という3つの試練が付きつけられることになります。

彼の心理面にマイナスな影響が出るのははっきりしていると思います、果たして乗り越えられるのだろうかとも思います。

できるだけ、そのマイナスをカバーできるだけのフォローをしてあげたいと思っています。
また、このことが今後の彼ののびやかな成長を阻害させてしまうものにならないか、心配です。そうならないために今後の生活で心がけていくといいことなど、おとーちゃんさんのご意見を伺いたいです。


ちなみに、長女が通っている保育園は無認可ですが、保育士の数も多く、子供たち一人一人に目が行き届き、子供たちの気持ちを大切に保育してくださっていて、娘も毎日楽しんではりきって通っています(おとーちゃんさんの過去記事を読んでいると、そんな楽しそうな娘も実はどこかで無理をしているのかな?とも思い娘の気持ちを探ってみるのですがよく分かりません。汗)。
息子も生まれた頃から娘の送迎に連れて行っているので場所や保育士の方達のことはよく知っている所です。
規模は小さめで、異年齢でもよく遊ばせるので、だいたいいつもお姉ちゃんの姿を確認できてその点は息子には心強いかなと思います。
保育時間は9時から4時までです。


長々とすみません。
ご意見と言っても難しいかと思いますが、何か少しだけでもコメントをいただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。


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楽しく無理のない子育てを広めたいと2009年ブログ開設。多くの方の応援があって著作の出版や講演活動をするようになりました。 現在は、子育て講演や保育士セミナーの他、『たまひよ』や『AERA with Baby 』等の子育て雑誌の監修やコラム執筆。『ジョブデポ保育士』の監修や育児相談などをいたしております。

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