早期教育されていた子のある事例 Vol.2 - 2012.05.06 Sun
今回はなぜこういう風になってしまっているのか、という点を考えてみたいと思います。
まず、彼らの余裕のなさ、変な甘えの出し方というのは、多大な我慢をしているということから来ているように感じます。
現在進行形で我慢しているだけでなく、もっと小さい時からの我慢の蓄積があるでしょう。おそらくそれは、早期教育以前からの親の養育態度とも密接に関わっていると思います。
その親たちの様子というのも、ほぼ例外なく子供に対して「受容」をすることは少なく、「できること」を求める養育態度でした。
その子たちの成長のアンバランスさというのは、そもそもその辺からあるのではないかと思います。
また気持ちの余裕のなさというのも、なにかができずには認めてもらえないというところから来ている部分もあるのではないでしょうか。
親の方も、それだけ子供の教育に熱心なのだから、さぞかし子供に目が向いているかというと、必ずしもそうではなく、子供の教育以外のところには関心が薄いという人も中にはいました。
どうせするのならば、バランスをとってすればいいのにな~とそういうのを見ていると感じます。
我慢させられたり、頑張らされたりするところは多いのに、ストレスを受け止めるところや、出せる部分は少なく、先のことを獲得することにばかり目がいっていて、現在の子供の姿を認めたりすることがなかったり、子供は不安定、アンバランスになりがちなケースが多かったです。
もし、僕自身が早期教育をしようとしたらもっとうまいやりかたはたくさんあると思います。
まあ、得るものより獲得できなくなってしまう・失うもののほうが大きいと思うので僕はしませんが。
そしていろんなケースを様々見てきて、なんとなく「ははぁ~もしかすると、そこなのかな」とわかったことがあります。
このことは僕が見てきた経験でしかありませんが、子供との関わりが上手な人というのは、比較的早期教育とかそれほど興味をひかれていないし、やらせていないようです。
逆に、子供との関わり方がわからない・うまくできないという人ほど、そういう方面に惹かれていっているのを感じます。
つまり、子供に対しての関わり方がよくわからなかったり、確固たる子育て観みたいなものがないゆえに、早期教育にいってしまい、そこでさらに子供のキャパシティを超えるくらいやらせたり、成長・発達のバランスを崩してしまったりすることで、こういった子供の姿が現れてしまっているのではないかと。
もちろん、この点ばかりが引き起こしているのではないのだけれども、これも大きな一つの要素であることと思うのです。
親は子供になにかを良いものを与えてあげたいと思うのは当然です。
が、実際その立場になっても、どうすれば・なにを与えればいいかということは多くの人が漠然としかわからないか、ちっともわからないかではないでしょうか。
↑のことはずいぶん前の過去記事に書いた、「子育てよくわからないので、しまじろうが落としどころになってしまっている」というのと、とっても似た構造です。
人はどうすればいいかわからないという状況になると、不安になります。
そしてその不安を解消してくれるというものがあれば、それに惹かれてしまうものです。
子供を育てることなんて、ほとんどの人が人生で初めての経験で、少なからず不安なことがあるでしょう。ましてや将来のことなど自信をもって大丈夫と思える人はすくないわけです。
しかし、早期教育というのはほぼ100%が商売でやっているものですから、抜かりはないです。
いいところをアピールするだけでなくて、「大きくなってからでは遅い」とか不安をあおるようなこともけっこうやっていますね。
今回述べたようなことは実は早期教育の直接的な弊害というものではないのですよね。
先に紹介された、公文先生の本にも、子供の負担になるような形でやっても意味がない、親子で楽しみながらしていく必要があるのだと書いてありました。
まったくそのとおりだとおもいます。
実際に、その範囲でやれるのならば、早期教育もさほど問題はないでしょう。むしろある面ではメリットもきちんとあるかと思います。
まあ、それでも僕自身ははもっと他の部分を伸ばしてあげたいと思うのでしませんが。
しかし、早期教育に子供を駆り立ててしまうのが、子育てのプロフェッショナルや教育の専門家ではなくてその子供の親である以上、今回見たようなこういった「早期教育が内包する問題」というものが無視できないのも事実でしょう。
ですが、たいていの場合は多少成長がアンバランスだったり、性格がちょっとひねちゃったりしたとしても、子供自身がそれなりに自分でバランスをとって、まあ育っていくものです。
しかし、なかにはこれはちょっとやりすぎちゃっているのではないか、という事例も中にはあります。
次回、そういったことも紹介しようかと思います。
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● COMMENT ●
No title
No title
おとーちゃんさんは本当に子どもちゃんが好きなんですね。ひしひしと伝わってきます。
この間、親の所得が多いほど子どもは高学歴みたいな記事を読みました。
たしかに最近はそうなのかもしれませんね。
勉強ができることよりも大事なこと、おとーちゃんさんに教えていただいた気がします^^
もっとたくさんの人にこのブログを読んでもらいたいなぁ、って思います。
早期教育はわたしはあまり興味はないのですが、一方、自分の子育ては多分子どもに甘すぎる部類なんだろうなぁ~と思っています。
おとーちゃんさんの文章を読むたびに、いつもドキリ、としちゃいます^^;
受容(甘えさせる)と自立のバランスって難しいですね・・><
No title
そうそう、おとーちゃん、ありがとうございます!
おとーちゃんのアドバイスどおり、「あいさつしなさい」と息子に言わずにいたら、少しずつですが「おはよう」や「ありがとう」が言えるようになりました!感動です!ついつい「言えた~!」って息子を抱きしめてしまいました(笑)
そして3歳8ヶ月にして、ようやくおむつがとれました!うれしいです!
ストレスにならないようにしばらくオムツで過ごしたのがよかったみたいです。
練習を始めてから4日目に、おとーちゃんの『排泄の自立』という表現と内容について『なるほど』と思うことがありました。私が体調を崩しあまり相手できなかったのですが、前日は毎回トイレに行ったのに1回しかトイレに行かなかったんです。
『見てほしい』という気持ちの表れなんだと思い、次の日はずっと見ているとその日からまた毎回トイレに行くようになりました。
そして『子供が自分で出来ることを増やして、自信をつける』ことの大切さを実感しました。最近は自分の服をたたんでしまうことに目覚めたようで、せっかくなので一緒に洗濯物をしまっています。
うれしくて長文になってしまってごめんなさい。どうしてもお礼が言いたかったんです。
本当にありがとうございます!
No title
まさに私です。わからなかったんですよね、子供との向き合い方が。
おとーちゃんさんのブログに出会い、一度相談もさせて頂き、子育てについて深く考えるようになりました。
しまじろうはもうすでに一年分のお金を払ってしまったので、教育というより毎月届く楽しみのひとつとする事にしました。
教育は大きくなったら嫌でもしなくてはならないものですから、今は教育よりも感性を豊かにする関わり方をしたいと思っています。
ここでまた相談させて下さい。
息子も1歳半となりたくさんの知恵をつけて私の顔を見ながらわざとイタズラをしたりする事が多くなりました。
心に余裕がある時は「どうしたの?」「母さん困るからやめてね」と優しく言えるのですが、現在、妊娠8ヶ月ももうすぐ終わりそうなところでホルモンバランスが崩れているのもあるかもしれませんが、心に余裕が持てない時が多くなり、そんな時は「何度もやめてって言ったでしょ!」と強く叱ったり、時には手が出てしまいます。
そうすると息子は泣くのを必死にこらえ(結局は泣いてしまいますが、、)イイコになるんです。
涙を流しながらも散らかったブロックを片付け、無理にすぐ笑ってみせて「僕、イイコでしょ?」と私の方を見ながらパチパチしたりして。。
そんな姿を見る度に、私が怒った事で無理にイイコになろうとしているのではないかと思い、切なくなってしまいます。
そして一度きつく叱ってしまうと悪循環で、息子の小さなイタズラすら怒鳴ってしまう始末。。
普段ならトントンしないとお昼寝しないのに、この前はひとりで昼寝してしまいました。
1歳半の子供にそこまで我慢をさせてしまった自分がすごく嫌でした。。
イタズラをする事も、イヤイヤする事も、素晴らしい成長のひとつなのに私の心に余裕がないせいで息子はイイコになろうと我慢しているのではないかと心配です。
今はまだ保育園でイイコにして家の中でイタズラ放題ですが、そのうち家で我慢して保育園で発散してしまうのではないか、産後、さらにイヤイヤが増すであろう息子ときちんと向き合えるのかとても不安です。
おとーちゃんさんは心に余裕がない時、どのように心を切り替えてお子さんと関わっていますか?
No title
早期教育
興味を持って自ら学ぶ人になってもらいたいから、息子2歳の今はもちろん小学校に行っても可能な限り興味を持ったことをとことんやってもらう時間を作りたいと思います。うちの子のブロック遊びやあり等の観察の集中力はすごいものです。
休み中にしましまとらさんと仲良しの男の子が泊りで遊びにきました。うちの子より半年お兄ちゃんなのに、いろんな面でうちの子のお兄ちゃんぶりが目立ちました。
私達の周りには、公園、道端、ご近所のおばあさん等学びの素は山のようにあるので、四季折々、子供の成長に合わせて、吸収していけばいいんだと思います。
こんにちは
私も早期教育なんて興味ありません。
そんなことより、どうやってこの子と成長していったらいいのか、考えてばかりです。親として未熟なままここまできてしまい、息子を感情的に怒鳴りつけることばかり・・・・・手も出ます。。。。
早期教育をするほどこの子に熱心ではないのかもしれません。
ただ、1つ気になっていることがあります。
1歳を過ぎたあたりからでしょうか。
とにかく何でも指差して物の名前を教えろと・・・
1歳半を過ぎてからは文字を指差して教えろと催促するようになりました。私はシュタイナー教育に賛同する部分があるので、文字は小学校に入るまでは教えるつもりはありませんでしたが、教えろ教えろとうるさいので、仕方なく指差した文字を教えるようになりました。
もうすぐ2歳なんですが、ひらがなで書いてある文字はほぼ読めるようになってしまいました(涙)。外で「とまれ」なんて書いてあると指差して「とまれ」って言うんです・・・恥ずかしいです・・・・
早期教育で叩き込んだわけではないのに。
ひらがな表とかも貼ってませんし
しまじろうなんかもとっていません。
DVDとかもあんまり見せていないし・・・・
周りからは1歳の子供に文字なんて教えてバカな親、と
思われているみたいです(実際白い目でみられますし)。
絵本の表紙に書かれているひらがなで覚えてしまいました
(教えろっていうから・・・)
あとは男の子だからなのでしょうか。
はたらくくるまが大好きで
旦那が買ってきたはたらくくるまの写真集で
ほぼすべての名前を覚えてしまいました。
外でダンプカーが通るとダンプカーと言っておおはしゃぎしています。
が、教えすぎなんでしょうか?
フラッシュカードなんかは私自身興味ないのでやっていません。
物の名前は絵本や子供用の百科事典みたいなものから覚えています。
百科事典なんていらないのでしょうか
(が、旦那が動物図鑑とか買ってきます)
字が読める=人生豊かになる?
もう1つ、ちょっと気になっていることがあって。
早期教育をしている人のブログを読んだとき、
つくづく、小さいころから文字が読める事は、
「自分の世界を豊かにする」と思う
と書いてありました(当時お子さんは5歳。難しい本もどんどん読めます。小学校高学年の子が読む本もすらすら読めるそうです)。
別のブログで早期教育をやっている人も「文字が早く読めるようになると本人も学校に通うようになってからすごく楽。早期教育で算数なんかもやっておくと本人も宿題なんか学校でやっちゃうし、家で勉強しなくても授業を聞いただけで理解できるから本人も家で勉強するぶんを遊びに使える」
みたいなことを書いてました。
お二人に共通しているのは、5歳くらいでハリーポッターを全巻読破したことを自慢げに書いていることでした。
私もハリーポッターを読みましたが、とてもじゃありませんが、5歳の子供に読ませたいとは思いませんでした。小学校高学年から中学生くらいになってからで十分と思うような内容でしたし。。。
私は文字なんて小学校に入ってから習えば十分と思っていますが、
小さいころから文字が読めると人生豊かになるんでしょうか?
私は年齢に見合った絵本を読んであげるだけで十分だと思っているのです。
また早期教育=心の成長とか書いている人にも疑問です。
人間として立派な人間になるための早期教育ですとか
言い切っている人が多くて辟易しますね。
専業おかーちゃん さん
子供が自分の力で出来るようになったか、大人に作られて出来るようになるのとでは、子供の目の輝きとか意欲とか、そういう様子ってずいぶん違うんですよね。
こういうのは実際経験して目の当たりにしないとなかなかわからないことだけど。
きっとそれが見られたのではないかと思います。
しまさん
あんまり無理しなくていいとおもいますが、子供ってお母さんのそういう姿を見たりすると、不安になって目を向けてもらおうとする行動をすることはよくあるんですよね。
ただ、それだと子供の方も、いい関わり方としてだせなかったり、そのときに親の方に受け止める余裕がなかったりするので、「先回りした関わり」をルーティンとして生活の中に取り入れてしまうと、子供は安心感を持ちやすいです。
子供は成長の過程でいろんな姿がでます。
ましてや下に赤ちゃんが産まれるというのは、とても大きなことなのでより出るものです。
でもそれは、「出てはいけないもの」「悪いこと」ではないのです。
そういうことを経験して成長していくのですから、そんな姿が出ても「ああ、いまはこういう状況なんだな」とあるがままを認めたところから出発していけばいいと思いますよ。
子供が可愛いとさえ思えているならば、どうなったとしてもきちんと子供は育っていくものですから、あんまり先のことまで心配しなくても大丈夫。
oakさん
たしかに、そのお母さんの持っているような「おおらかさ」っていうのは、子供の育ちにとってとてもとてもプラスになります。
子供は心に余裕を持って育てるので、様々な場面ですんなりと成長していくことができます。
でもそれは、「親が子供の言いなりになっている」というのとはちょっと違うんだよね。
しかし、それはそのお母さんの性格と、心の余裕、時間的・身体的余裕があって初めてできることだから、誰もがそうできるとは限らないし、またその必要もないともいえるね。
一方でやっぱり、生活の習慣などは一貫していたほうが、子供は混乱せず身についていけるというのも事実です。
かといってあまりにやっきになって、親にも子供にも心の余裕が失われてしまっては、メリットよりデメリットのほうが増えてしまうことも無きにしもあらず。
なにごともバランスが大切なんだね。
ちょうどそのうち記事にしようと思っていたのだけど、食べ物の主導権を大人が持っているっていうのはとっても大事なことです。
そして、それをきちんと持ててさえいるならば、時には多少おおらかさを見せても、お互いに気持ちの余裕をつくりつつ害はないということもあります。
友里さん
今の人は早期教育をして子供に近道をとらせようとしているのだけど、実は遠回りをしているということに気づいていなかったり、気づいていてもなかなかそれに自信がもてないようなんだよね。
Hiroさん
むしろ興味があることなら伸ばしてあげていいと思います。
過去記事にあるけど、早期教育の弊害のひとつは「つくられたモチベーション」で子供に無理をさせていくことです。
そういった自分からの興味の対象は伸ばしても何ら問題ないかと思います。
No title
うぅ~ん・ちょっと贔屓目に自分の育児を評価するとして…7割くらい大丈夫そうな気になれました。 引き続き親子の時間を楽しみます。
食事の記事もまた楽しみにしています♪
No title
食べ物の主導権・・・の記事興味あります!
是非お願いします。
と、朝は保育園行きたくないって駄々こねて仮病まで使う知恵をつけた息子
とにかくギリギリまで説得しても拒否られ
仕方なく荷物と靴と14.5㌔の子をかつぎ車に乗せ保育園まで強制連行
保育園に入ってしまえば「あっお友達だ~ママばいばぁ~い行ってらっしゃ~い♪」って機嫌が良くなるの繰り返す日々
・・・アタシ息子におちょくられてるのかしら?
私の思う親の役割
例えばゴールが国内の超難関大学合格だとしたら、安易な早期教育は下手すれば遠回りどころかたどり着けないかもしれませんね。海外の有名大学卒業だとしたら、多分無理でしょうね。
暗記だけでは何ともならないものがありますものね…。未知のものに粘り強く取り組む力、集中力、忍耐力。何よりも自らのモチベーション(がんばるための夢・目標を持つこと)が持てないと。
乳児期って、実はこの一見難しいもの達のベース作りの時期じゃないかと、息子を見ていて思うのです。
小学校で、話を聞ける子供を育てるなんて聞きますが、聞ける子は1歳過ぎでも聞けますよね。個人差があるので、早くに聞けるようになるのが素晴らしいとも思いませんが、まず少なくとも、お母さんは、子供の話を聞ける人になって自らお手本になるべきだと思います。
例えば子供に将来国際社会で活躍してもらいたいって思うなら、英語を始める前に、まずは周りの子とトラブルがあっても、暴力に頼ったり逃げたりしないで言葉で解決しようとする力を身につけることが大事だと思います。
母の使う言葉、母国語を使って、思考することが重要だと思います。
海外で勉強したり仕事する上で、自分の考えを持てない人は、いくら英語で日常会話ができても相手にしてもらえません。
大事なのは人としての中身で、中身が作られる時期は、けっこう小さい頃なのかなとも思うのですよね。
何を子育てのゴールとするかで、選ぶ道が見えてくるのかと思います。
ちなみに私の子育て方針は、子供が自らの夢・目標を持って自らの道を決めることができる人になるよう応援する。です。
今はそのベースになる、人の中身を豊かにするために日々発見を楽しんでいます。
長々書いてしまいました~(^_^;)すみません
Hiroさん
「子供になにを望むか」、以前にそもそも「親がどういう価値観をもって育てられたか」というところが関わっているのだと感じます。
これについても、いずれブログで書いていこうと思ってます。
友里さん
しかし、日本の教育のもっとも下手なところがどうやら、「自分の意見をもってそれを伝えられるようになる」というところでもあるようです。
知識偏重な教育の負の部分といえるでしょう。
今の短絡的な早期教育が、その知識偏重のもっとも極端な形になっているようです。
本来ならば、自由な考えや発想を育てられる時期にそういった近視眼的な教育を望んでしまうことにも、早期教育の一つの問題点があると思います。
自分の意見をいう
家庭での子育てと初等教育は共通するところが多く、大人の『受容』、『待つこと』が、それを育てるんでしょうね。
自分が考えたことを言うドキドキと、それを認めてもらった快感、それを繰り返して、自分に自信をもち、人の異なる意見をを聞いたり受け止めたり出来るようになるんでしょうね。
時には他の子の否定の声を抑えてでも、発言しようとする子供の声を待つ(守る)って大事ですね…。以前コミュニティスクールで小学生と関わっていたときのことを思い出しました(*^^*)
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『子供に対しての関わり方がよくわからなかったり、確固たる子育て観みたいなものがないゆえに早期教育にいってしまい、子供が成長・発達のバランスを崩してしまったりする』
『我慢させられたり、頑張らされたりするところは多いのに、ストレスを受け止めるところや、出せる部分は少なく、先のことを獲得することにばかり目がいっていて、現在の子供の姿を認めたりすることがなかったり、子供は不安定、アンバランスになりがちなケースが多かった』
身に沁みる文章です。。これまでにもアドバイス沢山いただき、おとーちゃんのお陰でもあり、自分の育児がそれほどまで全てにおいて失格レベルなのだ・・と落胆ばかりでもない今日この頃ですが、‘アンバランス’には引き続き・気をつけたいなぁ~と再確認できました☆