FC2ブログ

2023-06

遊べる時間 Vol.2 - 2012.06.08 Fri

前回は、遊びの時間を大切にするためには、生活習慣や環境からというその前提についてのお話にだいぶそれてしまいました。
そこを話しているとちっとも進まないので、まあそういったこと(生活のリズム、情緒の安定や、受容されて心が満たされている、などなど)は完璧でなくともいいのでそれなりに出来ているというところから話をスタートしたいと思います。
でもね、ほんとそういう基礎的な部分ができていないことには、なかなかいい遊びも身につかないものなのよ。

そのまえに、最近おとーちゃんとむーちゃんのあいだで流行っている遊び。↓

「せっけんのいいにおいがする~ごっこ」

抱きしめて「むーちゃん石鹸のいいにおいがするね~」
「おとーちゃんもせっけんのいいにおいがする~~」ギュギュ

まあ、これだけなんだけどむーちゃんお気に入りで、ことあるごとに自分からやってます。

では、遊べる時間について。↓






よく遊べる時間に、とりたててなにをすればいいとかではないけれども、その時間を前回話したように、それ以外の要因で潰してしまってはもったいないし、テレビを見るなど受動的に遊ぶことだけで過ごしてしまってももったいなないわけです。

そこで、その子その子が「やりたい」という意欲をもった遊びにとりくめたり、発展・展開させられるような遊びをしていけば、それは力となりやすいし、また遊びも上手に、さらに楽しくすることができるようになっていけます。
そして、よく遊べる時間であれば、そうでないときよりもずいぶんとそういった発展や展開、イメージを広げるようなこともしやすいです。


よく遊べる時間もあれば、逆にそうでないときもあります。
例えば、疲れているときやお腹が減っているとき、そういう時間はうまく遊べなかったり、遊んでも長続きしなかったり、壊したりする荒れた遊びになりやすいということもあります。

夕方のご飯前の時間なんかそうですね。
遊べないし疲れているので甘えを出してまとわりついてきたり、大人もご飯の支度とかで忙しい時なんだけどよくありますよね。
こういう時は、うまく遊べないこともしかたがないです。
なので無理に遊ばせずとも、ちょっとテレビをみてくつろいだりする時間にしてしまうのも、ひとつの手かもしれません。


最近ではよく「お昼寝をさせると夜寝なくなるのでさせてません」というような声をしばしば聞きます。

子供の個性もさまざまですから一概には言えないかもしれませんが、子供は大人と違って疲れと休息のサイクルが短いです。
お昼寝などで、適度に休息をとっていかないと、疲れたままその後の時間を過ごしていくことになります。
そのような状態ではなかなか「良い遊び」の時間を持つことは難しくなってしまいます。

もうひとつあります。
子供は感情・情緒のコントロールというものが、まだ未熟です。

午前中に戸外で体をたくさん動かして遊んだ興奮や、怒られたり・叱られたり・泣いたりして波だった感情を、自分ではなかなかコントロールしきれません。

お昼寝をとったり休息をとったりすることで、そういった感情のリセットをすることができます。

もし、そういう興奮や感情を引きずったまま、午後の時間を過ごしていたりすると、やはり興奮していて落ち着いて過ごせなかったり、じっくりと遊べなかったり、興奮しているので室内でもはしゃぎすぎたり、それで怒られたり、その結果じっくり遊ぶどころでなかったりという悪循環になったりしかねません。

そういうことがときどきと言うならば、さほど気にすることもないかもしれませんが、日々の生活の習慣としてそういうふうになっていくと、やっぱりその積み重ねもずいぶんと違うものになり、1年~2年とたっていくとその差はずいぶん大きくなります。

大人の目からすると、お昼寝をしていなくても、元気に過ごしているように見えるということもありますが、それは興奮がリセットされずにはしゃぎまわっているだけなのかもしれないということもしばしば見受けられます。

「遊び」をどのように提供していくか以前に、環境としてのよい遊びの時間を大人は配慮して作っていくといいというおはなしでした。
関連記事

● COMMENT ●

遊ぶ環境を整えること大切ですね。4歳の娘は、幼稚園でめいいっぱい遊び帰宅してからも近所の子供と日がくれるまで遊んでいます。まだ一人では遊びに行かせるには車が心配で無理なのなので、私がつきそわなくてはならず大変ですが。それが私のストレスになることもあります。一方で一才の弟はこれに付き合わされ、まだあるけないので抱っこヒモの中です。昼寝もままならず、かわいそう。なるべく午前中に遊ぶ時間と昼寝をを確保してあげたいです。

いつもいつも、おとーちゃんのブログで勉強させていただいてますm(__)m

また、アドバイスいただきたくて、コメント書かせていただきます。


娘が、3才半、弟の双子が1才半の3人兄弟です。
娘は4月から幼稚園に通っていて、平日の午前中は、二人に絵本を読んだり、
歩いて公園に行ったり(娘も一緒だった時は、双子用のベビーカーばかりのせてたので)して過ごしてます。

主人は、帰りが遅い事が多く、日曜日以外は、ほとんど私の育児となります。

なかなか一人一人とゆっくり接する時間がなく、一人が膝に座れば私もぼくもとケンカのようになります。
三人とも絵本が大好きで、一人でも見ていることが多いのですが、読んで読んでと次から次へ持ってきて、順番を競っています。とにかく絵本!!なので、一日中絵本を読んでる感じです。

夕食の支度は、双子が寝ている間に大体しておくのですが、夕方に仕上げで作る時に、三人で遊ぶ時や、それぞれ遊ぶ時
もありますが、三人が台所に来てごちゃごちゃしてる時が多いです。
双子は、台所の収納からボールを出したり、お鍋を出したり…、レゴや積み木や絵本を持ってきて広げたり…(-_-;)

この状況を何とか出来ないものかと思っています。

また、双子弟は噛みつきがあり、取り合いになると、すぐ噛みつこうとします。
そして、この子は、オムツ替えやお風呂などで性器を引っ張ってばかりいます。痛そうなくらいに引っ張っています。
なぜだかわからず、「痛くなるからやめとこう、痛い痛いよ」と止めさせるんですが、すぐ引っ張ろうと必死です。なぜなのでしょう…。

最近テレビをあまり見ないんですが(ここ一週間は全く見てない、テレビの存在を忘れている?)主人が、あまり見ないと娘が幼稚園で仲間に入りずらいのではないかと言ってます。
現に、
幼稚園でプリキュア遊びが流行っており、プリキュアを見たことがない娘も、
それらしく言ったりポーズをとったりしてますが…。
私的には、
今後も、プリキュアや男の子の戦隊ものは見せたくないのですが、主人は少しくらいいいのでは?みんな見てるのに話についていけないと余計可愛そうだと言います。

本当に可愛そうなのでしょうか?
テレビを見てないと、お友だちについていけなくなるのでしょうか?

テレビっ子の主人とは、この話題でよくもめます。私自身は、テレビがなくても全然平気なので、
話が平行線になります。以前テレビは脳にいいから、どんどん見せた方がいいと何かでやっているのを見たらしく…。

長々と書き、支離滅裂な文で申し訳ないですm(__)m
三人育児…どうにか改善の余地はないでしょうか。お時間がある時でいいのでよろしくお願いいたします。

No title

こんにちは。
またまたすみませんが、アドバイスをいただけますでしょうか。

この週末、娘(2歳)をじっと見ていると、肩をすくめる動作を時々しているのに気付きました。
今日もよく観察していると、何かうれしいことがあったときに喜んでするときもあるのですが、、
私が、外から帰るときに「帰ろうね」などと声かけをするときにもすくめていたので、もしかしたらチックなのかなと思いました。

考えられるのは、先週、私が体調もよくなく、仕事も忙しく、その上娘のイヤイヤがひどくて
普段と違う対応になってしまったことです。
今、まさにイヤイヤ期だと思うのですが、さわらないでといったものをさわる、返してといっても
返してくれない、何回も繰り返すことが多く、こちらも怒鳴りはしませんが、例えば洗面台でいつまでも
水で遊ぶ時は、「はい、おわりにしようね」と終わらせたり、どんどんふすまを蹴るときは、
「もう1回言うよ。やめにしようね」などと口調もきつかったと思います。
おまけに夫も、娘に手を焼いていて、そういう口調になっていたかもしれません。
先週は特にきつくて、夜になるともうギブアップという感じで、夫に「交代して」とお願いするくらいでした。
夕食の準備くらいから、夕食がすむまでが一番ストレスが強く、イライラしてしまうこともありました。

今まで、なるべく叱ったり怒鳴ったりしないようにしてきたし、余りそう言わせるようなことをすることもなかったのに、
イヤイヤ期でもあるし、好奇心が高まったり、できることがふえて、こちらが口を出さないといけなくなってしまいました。
私自身が、注意するのに迷いがあって、メリハリのきいた対応ができていないんだと思うし、娘自身もそういうふうに言われることに慣れていないんだと思います。


とにかく、チックかもしれないという事実にすごくショックを受けてしまって、どうしたらいいだろうと
途方にくれています。
友達に相談したら、「お母さんのしんどいのが、うつってしまったんじゃない」と言われました。

たぶん、まだかかわりが十分でないので、「やめてね」と言ってもすんなりと聞いてくれる段階まで
いっていないんだと思うし、何か満たされていないものもあるのかもしれません。
行為をやめさせることより、そんなことをしなくなるようなかかわりに持って行ったり、満たしてあげたいのですが、
どうしてあげたらいいでしょうか。
やめてほしいことを言う時には、そんなにきつくは言っていないのですが、こういうタイプの子は
どんなふうに接していけばいいでしょうか。

私が注意してしまう行為は大体決まっていて、そのほかの時間は、普通に過ごしています。
昨日も公園でお友達に拾った葉っぱををあげていたり、優しい女の子です。
よく気がつくし、繊細なところがあるので、私や夫の雰囲気を感じ取ってしまうんだと思います。
妹に相談したら、「○○ちゃんは、自由にのびのびしてるから大丈夫よ」と笑われましたが、
私の気持ちを察してこういう状態になっているのかなと思ったりもします。

先週、食器棚の調味料をがんがんさわるのをやめないので、「○○ちゃん」とつい声をあらげてしまったのですが、そのあとぎゅーとだっこしたら、手ぬぐい(なぜか)を持ってきて、私の顔をふいてくれました。
まだ2歳で優しい子にこんなストレスを与えてしまって、自己嫌悪で涙が出そうになることもあります。


おとーちゃんさんは、たくさんの質問に答えてお忙しくて大変なのに、いつも済みませんが、おとーちゃんの御意見を
お聞きしたいです。
よろしくお願いします。

スマイル☆さん

>夕食の支度は、双子が寝ている間に大体しておくのですが、夕方に仕上げで作る時に、三人で遊ぶ時や、それぞれ遊ぶ時
もありますが、三人が台所に来てごちゃごちゃしてる時が多いです。

うちもそうでしたよ。
他にも同じようなうちはたくさんあると思います。

どうせ相手できないんだから、向こうで遊べばいいのにやっぱり親の近くがいいんですよね。
夕方は大人が忙しい時間なんだけど、子供にとってはその時間って疲れているのもあるし、お腹が減っているのもあるし、それに寂しくなってくる時間なのですね。
なのでよけいにお母さんのそばにいきたがります。

まあ、そういうものですから、僕は危なくない範囲でやらせたり、じゃあこれかしてあげるからと本物のお鍋を渡してままごとコーナーに持って行ってやらせたり、「いまはいそがしいんじゃい~~」と追い散らしたりしながら、そのときどきで適当にあしらってましたよ。

いっそのこと100円ショップなんかで、小さいけど本物のフライパンとかボウルとか売ってますから、そういうの用意すると、ままごと遊びとかよくあそびますよ。
そしたらもしかして将来、もこみち君みたいに料理男子になってお母さんのこと手伝ってくれたりするかもね~。


次のは、一種の性器いじりでしょうね。
双子に限ったことではありませんが、対人関係のストレスでそういうことがあります。
双子は、同じくらいの年齢の(あたりまえですが)子がとても近い距離感にいることがおおいので、ほかの子よりもそういうことを感じることがやや多いようです。

とはいえ、それは当然のことなのでそれが良くないとかいうものではないです。
そういうものですので、適切な対応と、時間の経過が緩和していくことでしょう。

かみつきもその一種のストレスの出ている形であり、さらにはまた噛み付きをしたり噛み付かれたり、それを止められたり叱られたりとそういうことがまたストレスを生んでいるということでしょう。

子供が大勢いてお母さんを十分に求めきれないということも、そういった一種の不満・ストレスになっているのかもしれません。

(繰り返しますが、それが別に悪いわけではないのです。当然なのですから。)

そういう蓄積されたストレスが性器いじりという形で解消されているのでしょう。

対応としては2方向から考えられます。


ひとつは生活の中でもし、なんらかのストレスを生んでしまっているようだと思われるところがわかるならば、それを改善・軽減していく。

ただ、大人が身を粉にして無理をしてでも子供のために尽くせという意味ではありません。出来る範囲でいいので無理のない程度で改善できるところが、けっこうあるものです。そういったところから変えていくといいと思います。

たとえば、「食事の前にすでにお腹が減っていつも泣いて待っている」なんてことがあれば、生活のサイクルを20分はやめるとかして、その余計なストレスをなくしてあげるだけでもいいわけです。


もうひとつは

スキンシップをしたり、しっかりとしたコミュニケーションを心がけるということです。
もちろん、子供と向き合える時間は限られているし、体もひとつしかないし、いまでも十分大変なほど子供に関わっていると思います。

なので、その関わりの密度を濃いものにすればいいだけです。

まあ、そんな難しいことではありません。

いろんな方法はあるんだけど、手っ取り早いのは「くすぐり」です。

なにかあったらくすぐる。ちょっとひまな時間があったらくすぐる。
信号待ちしてたらくすぐるとか。いたずらしてきたらくすぐり返すとか。おむつ替えしたらついでにくすぐるとか。
怒るならついでにくすぐるとか。膝の取り合いしてたら、「ちょっと君たちそこに寝なさい! そういうことする子は~~ そういうことする子は~~ くすぐっちゃうぞ~~~~~~~」
と順番にくすぐっていきましょう。
そっちのが楽しいから、子供同士で取り合うことも少なくなっていけます。

それでひとしきり遊んだら、「じゃあ1冊ずつ交代でお膝のって読んであげるね」というとすんなりとそれを受け入れたりをだんだんできるようになっていったりもします。



肌への心地よい刺激と、向き合ってもらえるという満足感と、お母さんが笑っている・機嫌よくしてくれている、自分も楽しい などなど。

これで関わりの密度は何倍にもなります。
顔遊びとか、手遊びとかでもいいんだけど、くすぐるのって簡単だからいつでもできるし。


性器いじりしているときに、「やめなさい」と止めてもやむものではありません。それでやむならもうしてないはずだしね。
やめさせるほうに労力を使うくらいなら、その分くすぐってしまえば、そもそもの大元の原因自体が解決します。
ついでに噛み付きもそれでなくなります。


テレビに関しては、今回の「イニシアチブは大人が持つ」の一連の記事で書いたとおりです。

子供が現にそれが見れなくて悲しい、さみしいと毎日泣いているというのならばともかく、なにも大人が先回りして「かわいそう」と思うことはないと僕自身はおもっています。

テレビがなしでも過ごせているというのはとても素敵なことですよ。
一人っ子で大人も忙しくて相手してくれる人もいないというのならば、やむをえないかもしれないけど、せっかく兄弟がいて3人なんだもの。子供どうして遊べないようになってしまったらもったいないよね。


>以前テレビは脳にいいから、どんどん見せた方がいいと何かでやっているのを見たらしく…。


↑これはまあ僕も「どう思いますか?ぜひ見てみてください」と言われてみたのだけど。
やっていることはいいものもあるし、だいたいはきちんとやっているから文句をつけることもないけれども、「脳科学に基づいている」というのははっきりいってちょっと言い過ぎ。

たしかに、脳細胞というのは刺激を送ることで、活性化・増加し機能を伸ばすという面があります。
リハビリなどがまさにそれですね。
半身不随になったりしても、日々使い続けることで脳が機能を取り戻したり、他の部分がその機能を補うようになったりしていきます。

刺激を送れば脳細胞というのはたしかに発達するので、テレビという音・光などとても強い刺激を発するものを受けていれば、脳細胞「自体」は活性化するかもしれません。

でも、だからといって子供の育ちにいいかというのとは、直結する問題ではないわけです。

学術の分野で、そういった一部の断片的な事実だけで飛躍した結論を出すようなことは現に慎まなければならないところです。

あれはあの人が「そう思っている」という程度のことをメディアが焚きつけちゃったようなものではないでしょうか。

それを特集していた番組にコメンテーターとして、脳科学者のM教授もでていましたが、同意を求められてもウンもエエ程度の相槌もうたずに、終始険しい顔をしていてコメントも当たり障りのないところで、ぎりぎり否定にならない程度のことしか言っていないのはそのへんに理由があると思います。

そもそももしあれが「テレビをみせるのは好ましくない」という意見の人だったら、テレビは最初からとりあげていないわけです。

別に僕はテレビが害悪だと思っているわけでも、見せなければいいと思っているわけでもないけれども、「脳にいいからどんどん見せろ」と言い切ってしまうのは、ちょっと無責任すぎる意見だと思います。

僕が言っていることも含めてだけど、「なになににいいです」といっているようなことは話半分だと思っていてだいたい間違いないとおもいますよ。

ありがとうございましたm(__)m

おとーちゃんさん、ありがとうございましたm(__)m
おとーちゃんさんからのお返事、嬉しくて何度も繰り返し読みました(^з^)-☆

おとーちゃんさんは本当にすごい方ですね☆
尊敬してます!

くすぐり…了解です(^o^ゞ
それなら出来そうです。

母の体は一つ。出来ないこともあるけど愛情こめていっぱいくすぐって、大切な思い愛してる気持ちを言葉で伝えていきたいです。

テレビの件、主人にも読んでもらいました!納得してくれたみたいです。
テレビを見なくても、平気な三人なので、あえて大人の先回りでテレビを見る癖をつけたくないなと思っています。


この前、憧れの積み木をやっと手に入れる事が出来ました。ほとんどが三人一緒に積み木をするので、壊した、取られたなど、なかなか集中して遊ぶことが出来ないですが…子どもが寝たあと夜な夜な積み木の研究(おおげさ…f(^_^;遊んでます)してます。オブジェ作ってます。

これからも、おとーちゃんさんのブログで勉強させていただきます。
お返事本当にありがとうございました。心が救われましたm(__)m

さくらさん

チックというのは中には深刻なものもありますが、たいていは一過性ですむものです。

むしろ、大人だったら心に鬱屈してしまうようなことを、身体にそういった反応がでることで肩代わりしてくれているようなものです。
本人はまったく意識なくしていながら、周りの人には気づくのでそうやって心のサインにもなっています。
人間の持つなんともすごい機能です。
ですので、まあチック自体は気にすることないですよ。

そうやって思い当たることがあるのなら、そこを変えていけばいいわけです。


ただ、どうしてもこの時期は子供の思い通りにならないこともあるわけです。
そのへんについては成長期について書いた「魔の2歳児」カテゴリをみていただくとして、対応としては「先回りした関わり」を重ねていけば、いまのように怒ってしまうことがあったりしても、それはそれとして改善していけるとおもいます。

とにかく、だまされたと思って、暇なときとかことあるごとに楽しく「くすぐり」をしていきましょう。
それでだいたい治りますよ。

それでもちっとも変わらないということであれば、それはまたそのとき考えていきましょう。





ありがとうございました

おとーちゃんさん、ありがとうございました!
チック自体は一過性、気にすることはないとお聞きしてほっとしました。

娘に対して何かをしたことというだけではなく、やっぱり私自身がしんどいことを
感じ取っているのではないかなと思いました。
かかわりもですが、最近いろいろ忙しいので自分自身も見直してみます。
余裕がないとだめですね。

あれから毎日二人で砂場遊びをしたり、滑り台をして楽しんでいます。
くすぐりはいいですよね。
やっているほうも必ず笑顔になれますよね。


自我もめばえてきましたが、遊びも上手になってきて、自分でスペースをつくって「おうち」と言ったり、ごっこ遊びも始まりました。
夕食のときはやっぱり大変ですが、でも自分で楽しんで遊んでいる姿を見るとうれしくなります。

こういうふうにアドバイスを聞けることができてどれだけ助かっていることか。
お忙しい中本当にありがとうございます。


No title

子育てに悩み悩んでこちらのブログにたどりつきました。。大変参考になりました。申し訳ないですが相談よろしいでしょうか。。私は現在2歳半の息子を家庭で育てております。よくいう、やんちゃで元気、時には乱暴な子です。私はネグレクトから悩んでいたものです。田舎からでて都会での結婚生活だったため、ほとんど一人で息子とかかわってきました。旦那も子育てはある程度はしますが、仕事も忙しくあまりかかわりはありません。そんなこともあってか、ほぼ昼寝もしない息子をテレビで子守して、自分の休憩をすることもよくありました。。今にいたります。そんな生活が続き2歳頃から手がかかる幼児になっていきました。家ではとにかく要求が多い、30分に1回は食べ物や飲み物、テレビ。そして言ううことをきかない。交換条件をださなければ言ううことを聞きません。(スーパーではガチャガチャのおもちゃを見つけると走り出す、動かない、買い物ができない)普段私は時間があれば、ガチャガチャを眺めるのも付き合ったりしてはいます。それが毎回毎回の習慣になってしまいました。。子供どうしの遊びもうまくありません(思い通りにならないとたたく、人の物をとる、1つのおもちゃで長く遊べず次へ次へ、貸し借りなど)すぐに人のものをほしがる。とにかく落ち着きがなく、最近は世間に連れてでるのも怖くなってきました。周りの親御さんにそんな子いないから、冷たい目線、公園など児童館など。よその子のお母さんがすごく好きです。これも気になります、いろいろブログ内を拝見させていただいたうえ、この子とのかかわり信頼関係、そして満足な愛情に満ち足りてなかったんだなーと本当に反省しております。でももう2歳半まできてしまいました。もういちど息子と見つめて直していく方法はあるのでしょうか。。そしてこうゆう子には今後どうゆうかかわりかたや言葉かけを日ごろからしていけばよいのでしょうか??保育士おとーちゃんのご意見よろしくおねがいいたします。

りんさん

子供が本当に望んでいるものは、甘いお菓子でもジュースでも目新しいおもちゃでもなく、一番は母親からの良い関わりです。

まずはそこに自信を持って、物で子供を動かしたり、いいなりになってしまうことを減らしていきましょう。

そして大切なのは、大人の方から良い関わりを積極的に積み重ねていくことです。


>よそのお母さんがすごく好き

というのは、保育園でもしばしば目にする光景です。

なぜかというと、よそのお母さんから良い関わりをもらいたいという欲求が自然とそうさせるからです。

程度はさまざまですが、なかには自分の親には期待できないので、よそのお母さんに関わってもらおうとするものや、足りないと感じる分をそれで補おうというものまでいろいろです。


良い関わりといってもすぐに思いつかないかもしれません、それならばとにかく「くすぐり」をして子供と関わりましょう。
きっと大きな効果があることと思います。

そしてだんだんと、ごねたりわがままをいうことで気持ちを満たそうとしている現在の状況から、素直に母親を求めていいことをそういった関わりの中から伝えていき、自然な甘えをだしていいことを知らせるといいでしょう。

あとは共感など「心の育てかた」カテゴリにもいろいろかかれています。

また、過保護やいいなりにならないという点にも気をつけるといいかもしれません。
成長期でもあるので、「魔の2歳児」カテゴリなども参考になるでしょう。

2歳半くらいならば、まだまだ大人のちょっとした関わりの積み重ねでいかようにもなりますので、これからの対応を気をつけていけばいいと思います。

アドバイスありがとうございました

忙しい中ありがとうごいざいます。もう遅いかもと思いつつ、、あれから一生懸命に子供と向き合って行く生活をはじめました。くすぐり、先回りした良いかかわり、親の愛情、良い習慣を身につけ、いいなりにならない、過保護にならない、

それを続けて、ほんとに少しですが子供に変化が見えてきました。少し素直になることができるようになり、ゴネる時間があっとう的に短くなり始めました。ネガティブな行動で困らせていた行動が、大人に甘える時は言葉で(ママあーそーぼー)(パパ起きてよー)←これは、パパが寝てて相手にしてくれないときなど、上にのっかったりいじわるして起こしてました。。昼寝が2時までにちゃんとできるようになりました。
など、小さいことですが、私には少しずつ向き合ってくれてるのかなぁーと思えてきました。

ですが、相変わらず治らない事も多々あり、思い通りにいかないと叩くしぐさ蹴るしぐさ、いい事もいやだ、いやだとイヤイヤ気になってきた。
そして、これは前からなんですが、友達へのちょっかいなど、←これは公園にいると友達と遊びたがるんですが、たいていついて回って、同じ行動をマネして、友達はたいてい1人で遊びたい、ママと遊んでいたい感じで、軽蔑され、(帰る)と帰っていきます。。こうゆう時親はわが子にどうゆう対応をとったらいいんでしょうか??お友達帰っちゃたーとか説明するんですが、情けないんですが私も対応がわからず、友達と良い遊びができてないってことですかね、私は仲良く遊んでるとばかり勘違いをしてたんですが、ちょっかいをだす幼児も困った行動とあり、そして相手の子が不愉快なら成立してないときずき、ちょっと公園の遊び方がよくわからないです、わが子は友達がくると、一緒にあーそーぼーとうれしそうに寄っていきます。でも相手の子がイヤそうなので、あっちで遊ぼうかとか、ママと遊ぼうかとか言っちゃったりしてます、このかかわりが、ちょっと良くわからないので、悩んでいます。



私は根本的に子供とのかかわり方が十分わからないまま、2年半子育てをしてきたんだなあーとつくづく何をやってきたんだろーと反省いっぱいです。

私も旦那もまた、親に愛されて育ってません。2人ともひねくれたところが多々あります。自分が幸せでないから人に優しくできない。。愛されて育った家庭の子がすごく羨ましく思ってきました。
だから余計子供が同じ思いをするのはかわいそうですね。。そして子供もそう思ってるんですね、かわいそうに。私もだから本当になんか疑似で子供に優しくしてるようでほんとうに、最近は疲れていました、子供が好きなお母さんぶったり、理想のお母さんになってみたり、少しずつ向き合ってくれるわが子にやっと子育てに希望をもちやりがいを感じ、このままではいけないと、子供からネガティブ行動によって知らされました。。

情けない親ですね、おとーちゃんさんのブログには本当に感謝しきれないほど私の考えそして、子育てに関して間違っていた部分を勉強させられました。本当にありがとうございました。そしてまた新たな問題をお時間ある時でもお願いします。

りんさん

>それを続けて、ほんとに少しですが子供に変化が見えてきました。少し素直になることができるようになり、ゴネる時間があっとう的に短くなり始めました。ネガティブな行動で困らせていた行動が、大人に甘える時は言葉で(ママあーそーぼー)(パパ起きてよー)←これは、パパが寝てて相手にしてくれないときなど、上にのっかったりいじわるして起こしてました。。昼寝が2時までにちゃんとできるようになりました。
など、小さいことですが、私には少しずつ向き合ってくれてるのかなぁーと思えてきました。

↑ちっとも小さいことではないですよ。
それに気づいて、ちょっとずつでも子供の良い姿を引き出すことができるようになったというのは、お子さんの人生にも影響するほど大きなものに育っていくと思います。
子育ても一度でもそれを実感できると、感じがつかめてくるし楽しくなってきますよね。

子育てに遅いなんてことはないですから、それを気にすることはないですよ。
遅いどころか、まだきちんとした一人分の自我もまだもっていない年齢です。つまりスタートラインにすら立っていないのですから、親子の関わり次第周りの環境次第でいくらでも、これからいい方向へいけますよ。


心配されている子供同士での関わりも、いまお子さんの良い姿が出始めてきた様子が、今後時間をおいて子供同士での関わりの中にもきっと反映されてくるはずです。
それには時間がかかることもありますから、目先のことでがっかりしたり、心配しすぎないで、成長や子供が実地にする経験を暖かく見守っていってあげればいいと思います。


>これは公園にいると友達と遊びたがるんですが、たいていついて回って、同じ行動をマネして、友達はたいてい1人で遊びたい、ママと遊んでいたい感じで、軽蔑され、(帰る)と帰っていきます。。こうゆう時親はわが子にどうゆう対応をとったらいいんでしょうか?

こういうときは、まずは共感だけしておきましょう。

人間関係というのは教えられたからできるというものではまったくありません。
なので、どうこうさせようとしても、それがそのまま伝わって実行できるということってほとんどないです。

経験して学んでいくしかないのだから、「そうだね~うまくいかなかったねー」とか「一緒に遊ぶことができてよかったね」「あんまりしつこいと嫌がられちゃうみたいだね」とか大人が共感をしておいてあげることで、次の機会にもポジティブに心に余裕をもって関わっていくことができるので、だんだん身についていけます。



家庭での姿 → 外での姿 という風につながっていくものですから、まずは家庭で子供の素直な姿をいっぱい引き出してあげていれば、関わりだけでなくいろいろな成長が続いてきますよ。



それから子育ては無理をしないのが大切です。
疲れた時は「お母さん疲れちゃったからいまはできないよ」とか、「いまはあんまり笑えないんだ、ごめんね」とか子供に伝えてもいいんですよ。

出来ることからちょっとずつやっていきましょう。

No title

ありがとうございます。

アドバイス感謝いたします。本当に本など出版されたらいいですねー。こんなにも救われる親がいるって素敵なこと、そして1人で悩んでる人もたくさんいるんですね。

もう1つすいませんがお願いします、
来月くらいから来年度の幼稚園の願書申し込みが始まるんですけど、3年保育か2年保育で迷ってます。


今まで話してきたわが子は3年保育にはまだまだ入れさせないほうがいいんですかね??12月生まれでそしてまだ、心が未発達でトラブルが多くなるのは十分わかります。ですが、入学まで半年あるんでいまいち決定がしずらく本人もついていけなくて、しんどい思いをするのかなとか、それより集団生活の中で学んでいくことはあるのかなとか。

主人は3年保育に行かせてほしいというう意見です、たぶん私のしつけ等が悪かったからでしょう。。幼稚園の子供通しで学んだほうがいいと思ったようです。

今第2子の子作りを考えています。うまくいけば来年には授かるかもしれないし、まだ先になるかもしれないんですが、

保育者から考えると、どういう感じなんでしょうか??

何度もすいませんまたお時間ある時でかまいませんおねがいします。


トラックバック

http://hoikushipapa.jp/tb.php/284-fcace26f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

土星が見えます «  | BLOG TOP |  » 遊べる時間

ごあいさつ

ただいまコメント欄での子育て相談は休止中です。 お悩みのコメント下さっても回答を差し上げることができません。 申し訳ありませんが、過去記事、すでにある返信コメントなどを参考になさってください。 多くの相談への返信がすでにあります。関連するカテゴリーから探す、検索を使って探すなど利用してみてください。 多忙になってしまい、コメントへの返信ができなくなってしまいましたが、お寄せいただいたコメントにはすべて目を通し更新の励みになっております。ありがとうございます。

最新刊

よければレヴューも書いてね!

前作!

最新記事

最新コメント

プロフィール

保育士おとーちゃん

Author:保育士おとーちゃん
当ブログはあくまで個人ブログであり、記事の内容および相談・コメントの返信等は効果を保障するものではありません。
ご利用に当たっては自己責任でお願いします。

楽しく無理のない子育てを広めたいと2009年ブログ開設。多くの方の応援があって著作の出版や講演活動をするようになりました。 現在は、子育て講演や保育士セミナーの他、『たまひよ』や『AERA with Baby 』等の子育て雑誌の監修やコラム執筆。『ジョブデポ保育士』の監修や育児相談などをいたしております。

講演等のご依頼

講演・ワークショップ等のご依頼はFacebookのメッセージ または『保育士おとーちゃんホームページ』 http://hoikushioto-chan.jimdo.com/ よりどうぞ。

カテゴリ

はじめにお読みください (2)
【まとめ】記事 (2)
子育てノウハウ? (81)
子育て日記 (13)
保育園・幼稚園・学校について (120)
日本の子育て文化 (209)
おもちゃ (27)
叱らなくていい子育て (10)
排泄の自立 (11)
『魔の2歳児』 (5)
子育てまめ知識特集 (4)
あそび (41)
おすすめグッズ (10)
おすすめ絵本 (23)
食事について (15)
過保護と過干渉 (47)
満たされた子供 (7)
早期教育 (20)
我が家の子育て日記 (96)
心の育て方 (107)
相談 (86)
子供の人権と保育の質 (90)
その他 (70)
未分類 (24)
講座・ワークショップ (142)
父親の子育て参加について (3)
雑誌・メディア (48)
子育てに苦しむ人へ (27)
保育研修 (3)
note有料記事 (4)
保育について (16)
性教育について (6)
子育てオンラインサロン (1)

保育ひろば

保育ひろば

楽天

FC2カウンター

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

おしらせ♪

当ブログはリンクフリーです。トラックバック・リンクはご自由にどうぞ。 しかし、本文・コメント・その他を含めて著作権は私にありますので、引用・転載する場合は連絡をお願いします。また引用元の記載も併せてお願いします。 なお写真の転載はお断りいたします。

ランキングに参加しています

検索フォーム

月別アーカイブ

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QRコード

アクセス解析