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2023-12

「いいなり」の構造 - 2012.06.28 Thu

子供のいいなりになってしまう人が増えてきています。

小さいうちはいいなりでも大人はそれなりにやっていけてしまいます。

まだ、要求だってそれほど大人を困らせるものでもないし、子供をいいきかせたりするよりも、いいなりになってしまう方がずっと手間もかからなかったりします。

もし、それが聞けないことでゴネたとしても、まだ体も小さいし、力もそれほどでもないし、大人が無理やり連れて行ってしまったりすれば、なんとかなってしまったりもします。

多少ゴネたりしても、まぁまだ可愛いと思えますし、いいなりだとしても要求を聞いてあげて、それを叶えた時の子供の様子をみるのは、大人としてもなかなか楽しいものです。






しかし、これがずっと続くとそうそう可愛い可愛いも言っていられなくなります。

まず、それまで「いいなり」で育ってきてしまった子が、3~4歳くらいになったら年齢もあがって分別がついて、大人にわがままをいうような行動が減るでしょうか。
なかには、そういう子もいることでしょう。
しかし、大部分はそう簡単にそのようにはなりません。

多くの例をみていると、3歳くらいならばギリギリ、「いいなり」をしていても親はそれほどの負担を感じずともやっていけるかもしれません。
たいていは「いいなり」でやっていけるのは3歳になる前くらいまででしょう。

しかし、これが4歳5歳となってしまうと、ほとんどの人はもうその余裕はありません。


子供がなにか要求をすればうんざり。

要求の出し方にも、もうちっとも可愛げはない。

そして、その要求を叶えるのも、いやいや・しぶしぶながら。

ひとつ叶えたとしても、それだけで満足するということはほぼないので、つぎつぎと要求がでてくる。

子供が本当に求めているのは、その要求しているものやわがままを叶えることだけではないので、叶えたとしてもそんなに喜びもしなくなってしまう。

しょうがないからさらに「いいなり」に、しかしこの時点では「いいなり」ではよくないということが薄々感じているもの。それでも「いいなり」になってしまうので、そこにも「これでいいのだろうか」というストレスが発生。

子供がゴネたりすれば、力で動かすのも一苦労。
さらには、もう力ではどうにも出来ないことも多くなるので、怒ったり、くどくどと言い聞かせたり。そのこと自体にも疲れてしまう。

年齢が上がってくれば、そのわがままや要求も簡単に叶えられないことも増えてきて、子供は始終キーキー・イライラしている。

そんな子供を見ること自体もストレスになる。

結果、子供は可愛くない、見たくない という思いが大人の方につきまとう。

そして、子供自身もそういう雰囲気を感じ取るので、さらにわがままをいうことで、大人からの関わりを求める。
さらにさらに大人はうんざりとしてしまうという悪循環。


こういったケースをたくさん見かけます。

これで犠牲になるのは、誰あろう当の子供本人です。
そのように大人が育ててきたのに、大人の方からそれを投げ出してしまうのだから。

ですが、多くの人はそうは考えません。

「子供ってなんて大変なんだろう」
「この子はどうしてこんなに手がかかるのだろう」
「お隣の子は手がかからなくていいわね」
「男の子だから子育て大変ね」
「女の子はもっと手がかからないものだと思っていたのに」
「子育てこんなに大変だとは思わなかった。もう子供は一人で十分」
「子供見るくらいなら、働いて保育園に入れることにしようかしら」


その多くが、子供の側に原因があると思ってしまうので、子供たちは浮かばれません。
また、そう考えられてしまうと、そこから子供が望むような良い関わりをもらうことはさらにむずかしくなってしまいます。

親から見てすら可愛くない子を、ほかの誰が可愛いと思えるでしょうか。
そう思ってくれる人もいますが、それでもそうそう多くはないでしょう。
最近はお爺ちゃんお婆ちゃんからも、「うちの孫は手がかかって大変だ」という声をものすごく多く聞きます。

まだまだ続く子供時代、さらにはその先に続くその人の人生を親に可愛がられなかった子として過ごすのは大変つらいものです。


いいなりになってしまう親子をたくさん見てきて、ひとつのことに気がつきました。

「いいなり」にもいろんなケースがありますが、多くの場合に共通して言えるのは、「受容」がたいへん下手であるということです。

子供を力で言い聞かせようとしたり、「しつけ」ようとして思い通りにいかず、結果いいなりになってしまっている支配的なケース。
もともと、人と関わったり、子供の相手をするのが苦手で、いいなりになってしまう大人が弱いケース。

などなど、親子関係の基礎にあるべき「受容」がないところで、子供との関わりを形成しようとするので、子供は「甘えの出し方」がわからなかったりして、わがままを聞いてもらったり、大人を支配することで「受容の代わり」を求めようとしていっています。

しかし、まずほとんどその「受容の代わり」で「受容してもらうことで満たされる気持ち」に到達することはありません。

それゆえ満たされないまま、要求・わがままだけはエスカレートしていきます。

僕は「いいなり」の構造として、この「受容できない大人」「受容のない子育て」というのが根底にあると思います。
このことが今回言いたかった、「いいなりの構造」です。


もし、そのとおりであるとするなら、「いいなり」の改善をどこからスタートすればいいかわかります。

多くの人は
「しつけができていない」
「叱り方が足りない」
「怒らないからだ」
「甘やかしすぎるからだ」
「叩けば直る」
「もっとしっかりいいきかせなさい」

などと周囲に言われ、より「支配」や「締め付け」を強化しようとします。


しかし残念ながら、それで子供が素直で可愛い子になったという例を僕は知りません。

本当にその子に必要なのは、親からの暖かい関わりであり、「受容」なのです。
素直な可愛い甘え方もしらないので、人をイライラさせるような行動にでがちです。

大人の方から受容を心がけることがなくては、その子はまず可愛らしさを前面にだすことができなくなってしまいます。

なので、いいなりの子育てをしてきてしまったときは、何歳であっても基本に「受容」をおいて子供と関わっていくことで改善しやすくなるかと思います。

ただ、年齢があがって5~6歳になると子供の方も、甘えたりすることに気恥ずかしさを持ってしまう年齢になるので、なかなか小さい子にするようには関わりにくいです。
それはそれでまた別の関わり方というものがあるのですが、やはり小さいうちほど「いいなり」を直すのはたやすいと言えるでしょう。
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● COMMENT ●

やり直し

いつも相談に乗って頂きありがとうございます。先日も、一人遊びできない息子の相談をしましたが、今回の「言いなり」の記事にドキッとしました。
3歳9ヶ月の息子が生まれた頃に読んだ本に、「3歳までは王子様のように育てよう」と書いてあり、危ないことと人に迷惑がかかること、やたらに物を買い与えること以外は、出来るだけ叶えるように育ててきました。結果、1日中抱っこしていたり、とにかく息子に向き合ってきました。
が、息子の要求は更に高く更に細かくとエスカレートし、口達者もあって、今では毎日ウンザリさせられています。ただ、「受容」も心がけてはきたつもりで、日常的にハグなどのスキンシップや、「大好き」などの言葉がけも沢山してきました。息子も、基本的には穏やかで優しい子に育っていると思いますが、なにせ1日中、細かな要求ばかりで、叶えられないとひどくダダをこねる為、私もイライラが募ります。4月から幼稚園に通い始めたり、私が持病で病院通いしている間の淋しさやらのストレスもあるだろうし、どこまで甘えを受け入れていいものか、日々悩みます。おとーちゃんさんの過去記事はほぼ読んで、オウム返しやくすぐりや、できることはしていますが…。
もうすぐ4歳ですが、改善していくコツはありますでしょうか。

かんしゃく

1歳3ヶ月の息子がいます。大人の言葉を理解したり、指差しや仕草で大人に意思を伝えようとするのがだいぶ上手になってきたんですが、要求が通らなかったり伝えたいことが上手く伝わらないようなとき、寝転んでギャンギャン泣き喚くことが多くなりました。
これは成長の中で必要な過程としてのかんしゃくなんだろうか、それとも私の受容がまだまだ足りないんだろうか?と頭を悩ませます。
普段は可愛く甘えてくれるんですが…。
かんしゃくを起こされる度に、いまこの子をどう受け入れたらいいのだろうか、受容してあげたいけど言いなりやごまかしとの線引きが難しいなとなかなか上手く応じてあげられません。
このかんしゃくはこれからもっとひどくなるんじゃないか!?大きくなるにつれて本当に収まってくるのか?!と、ついつい悪い方に思ってしまいます。

子育てって難しいですね。すぐに答えが見つかるわけでも、結果がすぐ出る訳でもないので、いま自分のしている接し方で本当にいいのかなとよく悩みます。

ですが、おとーちゃんさんのブログを読ませて頂いたり、こちらに書き込みさせて頂くことで、いまの状況を改めて見直すことが出来そうです。
ありがとうございます。
取り留めのない文章で申し訳ないですが、また書き込みさせて下さいね。
こちらは返信不要です。

No title

もっと読みたい・・・です。
まさにタイムリーな、お話でした。
ありがとうございます。

タイムリー

3歳2ヶ月の娘の母、来月第二子を迎えるにあたって、まさにタイムリーなお話でした。
とにかく抱っこをせがむ娘ですが、妊娠後期に入り、だっこはできないよと言い聞かせましたが、それがさらなる拍車をかけ、根負けして抱っこをしたりしなかったり…徹底できない私の態度が娘に混乱を招いているんだろうなと思いつつ。
外出して騒がれない様におやつを買い与えてしまったり、あれしたいこれしたいを受け入れてしまったり、自我の芽生えだからと対応して来た事が、今まさにいいなりの構造が出来てしまっているのだと思いました。いつもワンワンなく娘を前に、もっと楽しく過ごせるように誘導できない自分の不甲斐なさを感じます。

受容について、具体的なお話が聞けたら嬉しいです。

いつもブログ更新楽しみにしています!
現在2歳3ヶ月の息子がおり、毎日泣きながら笑いながら一緒に過ごしています。
息子はことばが少し遅いようで(個人差はあると言われますが)2語文なるものがまだ出ていません。こちらの話している事は理解出来るようで、お手伝いなど頼むとしてくれます。(料理のときレタスを千切ってくれたりなど)
最近、自分の思う通りにいかない(危険な事をしてダメよと私が言って止めたりなど)と、私をかじったり叩いたりつねったりします。おそらく、ことばで言えないから行動で出るのでしょう。と検診で面談した保健師さんより言われました。ごめんねとまだ口で言えないので、「ママは○○だから、こう言ったんだよ。叩かれたらママ痛いよ。だから、ごめんねのナデナデしてくれる?」と言うとナデナデしてギュッと抱っこしてくれます。
今は家にいて過ごしていますが幼稚園などに行った時にお友達に手をあげないか心配です。もっと厳しく言った方が良いでしょうか?
それから、ことばの発達はやはり遅いのでしょうか?
日中は午前中に公園や最近暑くなってきたので、室内の未就園児が遊べる施設などに行っていますが、私自身、人中が苦手でサークルや園開放などには行けていません。そのせいなのか、子どもも同じ位の子どもの集団とあうと固まってしまいます。慣れると一緒に遊びますが、慣れるまで時間がかかります。やはり、同じ位の子どもともっと触れ合わせたほうが良いでしょうか?
そういう子どものほうがことばの発達が早いと周りから言われ、個人差があるからなぁくらいにのんびり構えていましたが、最近分からなくなってきてしまって。
取り留めのない文章ですみません。アドバイス頂ければ幸いです。

初めまして!

初めてコメントします(^^)  最近ブログを知り、子育ての参考にさせて頂いております。
お伺いしたいことがあり、コメントしました。
上に2人のお兄ちゃんがいる3番目の娘がこの4月から年少で保育園に行っています。お兄ちゃんの時から一緒に連れて行っていたので場所には慣れています。先生が11年目のベテランの男の先生なんですが、今回初の3歳担当で、先生もまだ独身さんで子供さんがいませんっ。
娘は入園当初も泣かずで、1日だけ朝泣きましたけど、最初はフォローの女の先生が入っていたのでその女の先生のほうにばかり引っ付いてました。
今も保育園は楽しいようで、休んだことはありませんっ。
ただ、もう3か月も経つのに、3歳にして、まだ男の先生をかなり意識してるようで、どうなんだろう?と思っています。
先生も3歳さん初めてってこともありですが、こんなに意識されるのは初めてだ!と苦笑いでして、、、、、、
とくに別に意識するほどのイケメンさん(失礼ですが・・・)でもなく、、、、
このまま3月まで先生になじめなかったら・・・・・と思うと先生にも申し訳ない気持ちで、、、、、
私がおもに子育てをしていて、核家族で、パパは夜勤もこなしてるので、あまりかかわらないのも原因なのか??実家も遠方なので、年に2回くらいしか帰らないですし、他人に預けたこともありませんっ。
考えれば、初めて集団に入って私の代わりが男の先生になったってわけです。
これはそのうち慣れてくんでしょうか?
きっと今はこんななので男の先生も躊躇してるところがあります。
お子さんがいないのもあって、必要以上に近づいて泣かれたら、、、、とか、、、
どうか、原因がわかれば私&先生に教えてください。
2人して迷ってます。
先生も悩んでると思います。

いつもありがとうございます!

8歳5歳の息子母です。いつも読まさせていただき ハッ!とさせていただき感謝でいっぱいです。息子達は全く性格も違い 長男は育てるのは大変だけど私にとても似てるので(笑)共感できる分理解しやすいことに最近気がつきました。一人の人として理解できるのです。なので、叱る前に「そうだよなぁ、やってみたいよねぇ。とか、そうだよねぇ、楽しいよね。」と、まず受容し、伝える(もちろん叱るときもあります)事で親子で二人三脚で過ごせています。事件(笑)は日々あるのですが、スキンシップも沢山、行動や言動を褒める事も沢山してきた為か人を受け入れられる人に育ってくれました。次男も全く同様に育ててきましたが、食物アレルギーがかなりひどく家以外で我慢が必要だった事(もちろん最大限人と同じものをと努力しています、ですが幼稚園の手遊び歌でアイスクリームの歌があれば僕も食べてみたい!ママ作って!と泣き(幼稚園では泣きません。)どんなに努力しても作れないので。氷系のアイスは食べれますが彼はバニラに憧れている)そして何より長男と入れ物の大きさが違うこと(次男の方が沢山受容と愛情のコップが大きいものが必要)、それらを踏まえて主人とどうしてあげれたらいいのかな?と悩んでいます。 次男はずっと育てやすく 次男だからかなぁ?と思ってましたが三歳頃から奥深さを感じるようになりました。素直で真っ直ぐな分外にも自分の内にも高いハードルを自分自身で設定しているのです。そのため自分の内にマイナスが走ってきてしまうと そこからなかなか脱出できないようです。その最たるものが爪噛みです。4歳8ヶ月から始まりもうすぐ一年に。最初はお兄ちゃんが一人で寝るなら僕もママと離れお兄ちゃんと寝たい(自分の意志)ということと、寝付いた後私が夜中スーパーに買い物に行き、目が覚めてママがいないとパニックになってしまった(五分位だけだったのですが彼には本当にショックで私は猛反省。パパは不在。一度だけです。)その両方が引き金だったのかなと思っています。それ以降は時間をかけ安心出来るような言葉を沢山伝え、最近ようやく安心して五分位お留守番(昼間。一緒に行こうと誘ってもしたいことがあるから本人留守番を希望)を望むようになり 精神的にも落ち着きました。ですが 爪噛みがクセとなっている事(手持ち無沙汰の時やりがち)不安や嫌な事があった時にと2つの要素が相成りけっこうしてしまいます。一時本当にひどかったのですが今は大分緩和されましたがそれでもけっこうしています。一時躍起になり注意してましたが良くないことを知り、今は基本注意せず 別の事に誘ったり気をそらせたりしています。親としては行為自体も受容しているので ながーく考えていこうとする反面来年入学してお友達との関わりが今以上になるため 嫌がられてしまうかな?と心配しています。よだれがついてるーとか…
こんな長文、大変申し訳ないのですがどうかアドバイス頂けたら幸いです。親子共に苦しい一年でした。

No title

いいなりと受容。私のしているのはただのいいなりなのだろうかと最近考えこんでいました。
娘は2歳8ヶ月で、この2ヶ月ほどがイヤイヤのピークだったように今のところ思っています。言葉が届かず、うんざりしてしまうほどでした。でも、これはいつまでもは続かないと思ってつきあってきました。
ちょうど引越しも重なり、家のリフォームを節約のため自分たちの手でするということもあって、民間の保育園の一時預かりに週2回ほど行かせようと考えました。
引越しの次の日、その保育園に見学に行きました。見学を終えてからなかなか帰りたがらず、引越しの準備で十分に遊べなかったのだしここはつきあおうと、ひとつひとつ話し合いながら、小一時間かかってやっと車に乗るところまできました。
そこへ園長さんが来られて「いつもそうやって好きなようにさせているの?食事の時間は決めてる?泣かれるのが怖いんでしょ?天真爛漫な子でいいけど、これから先それでは大変ですよ。子育ては親が中心でするもの。今は子どもが主になってる」最後に「お母さんこれから『子育て』していかないと」と言われました。

今まで私は子育てしてなかったのかな。ただ子どものいいなりになってただけだったのかな。
本当はそのときこちらに相談したかったのですがインターネットがつながっておらず、悶々としていました。

今はそれから3週間ほど過ぎ、その間に娘が大風邪を引き、私にもうつり、数日前から元気になった娘はつきものが取れたように話がよく通じるようになりました。
外に出られず、家の片付けもできず、ただべたべたとゆっくりできたのも良かったのかもしれません。

娘は笑顔の多い子で、お月様とお話できるような子です。ちょっとわがままに映るところもあるかもしれませんが、私が娘にはまず自分はこうしたいと言えるようになってほしいと思って育ててきたので、そのとおりになっていると私は思っています。少しずつ幼稚園など社会に出て行く機会が増えるにつれ、我慢したり譲ったりは自然にできるのではないかと思っていました。

いいなりと受容、わがままと主張。それに成長期。
このへんがいまひとつはっきりわかっていない感じです。

何かを主張する。その気持ちを受容する。その上でできない時はできないと伝える。できるときはつきあう?でいいのでしょうか。
小一時間もつきあうのはつきあいすぎでしょうか?

はじめまして!

初めてコメントします!
いつもとても参考になります。ありがとうございます!
5歳(年長)の長男についてアドバイスいただけたら嬉しいです。
母親である私自身が受容されず育ったので、子供にも無意識に受容のない関わりをしてきてしまいました。やっとそれに気づき、今までの関わり方を変えようと奮闘中です(^o^)/
長男は、まさに甘えることに恥ずかしさも出てきてなかなか上手くいきません。
上手な甘え方も知らないし、とまどいもあるかもしれません。
また別の関わり方とは、どうすればいいんでしょうか?アドバイスをお願いします。

便乗させてください

こんにちは。
こちらのブログに出会ってから読みまくって参考にさせていただいている1歳11ヶ月の娘のママです。

ピアットさんはじめ、他の方の迷いにとても共感を抱きました。

わたしも自分が抑圧されて”いい子”のプレッシャーの中で育ち、優等生→思春期以降総崩れパターンの人生を送ってきましたので、娘にはまず満たされるってことを知ってほしい、というか自然に幸せ~とか、楽しい~とか感じることのできる子になってほしいと思い、できる限り要求に応えてきました。

おっぱい大好きだったので頻回授乳につきあってきたり、家事そっちのけで抱っこもできるかぎりしてきました。
もともと気が長いほうなのもあり、外出時の寄り道や脱線もかな~りつき合っています。

今2歳を目の前に、一日中”ママ抱っこする!”といっています。”今お茶碗洗ってるから待っててくれる~?”って言うと、何回かに1回は”くれる~”とか言ってくれるのですが、1秒後に”ママ抱っこする!”

可愛いのですが、オートリピートみたくなってて、正直疲れてしまいます・・・

こういうのにはとことん付き合ってあげれば、そのうち自分から離れていくもんなんでしょうか?

それとも、子供中心すぎて、かえって娘に負担かけてるのでしょうか?

あと、以前の記事に書かれていましたが、甘やかされた子にありがち?なコミュニケーションが一方通行になることが多くて気になっています。
食事中にいすの上で立ったりして、怒ったり、おとーちゃんさんの書かれているような心の言葉で伝えようとしても、目をそらして歌いだしたり。(普段あまり怒らないほうなので、叱られ慣れてるとは思えないのですが・・・)

過去記事一生懸命読むのですが、具体的な場面になるとやっぱり迷ってばかりです。

たくさんのご相談に答えておられるので、私個人に対するご返信はなくても良いです、他の方へのご返信や、できたらこのテーマに関してもっと掘り下げて、頭の悪い私のようなママでも理解できるような、噛み砕いた具体的な事例など、あげて頂けるととても嬉しいです・・・

わたくん、むーちゃん、奥様との生活を第一に、できる範囲でこれからもブログ続けてってください。

ピアットさん

普段きちんと受け止めているならば、受け入れられないことは「できない」でいいと思います。
また、これから様々な経験や関わりを通して、学んでいくこともたくさんありますから、あせらずに見ていってあげていいと思いますよ。

せいきちさん

言葉は個人差の大きいもので、遅い子だと3歳くらいでようやくということも珍しくありません。
家でも親と目を合わせなかったり、目をそらすというようなこと、触られることを極端に嫌がるということがなく、普段言っていることを理解していたり、言葉でなくとも必要なことを伝えようとするのであれば、見守っていって上げていいと思います。

それで様子を見て3歳くらいで言葉がでてくればそれでいいですし、まだ出ないようであれば3歳児検診のときに相談してみるといいでしょう。
もし、他にも気になる様子があるならば、もちろん今の時点でも保健所などの発達相談をしてみてもいいかと思います。

取り立ててほかに気になる点がなければ、言葉のことは気にしないのがいいと思います。
親があまりに心配しすぎていると、子供が常に否定されているような印象を受けてしまって、萎縮していってしまうことがあります。

それは避けたほうがよいでしょう。

また、好まないものを無理に人とかかわらせる必要もありません。
そういうのは成長がおいついてくれば勝手にできることです。

厳しくして「人を叩かない子」にしようと努力するよりも、今のうちにたくさん認めてもらったり、優しくしてもらったりして、いずれ人と関わる時にポジティブに良い関わりが出るような子にしていったほうがはるかに得るものは大きいのではないかと僕は思いますよ。

ゆうさん

人間ですから男女にかかわらず合う合わないというのは、大人と子供のあいだでもあることです。
まあ、比較的小さい子からすると男の人の方がとっつきにくいところはあるようですが。

とくに嫌がる理由がないのであれば、時間の問題でなれていくでしょう。
もし、なにかするとしたら、ゆうさんがその保育士と楽しそうに親しく話したりしている姿を見れば、子供も警戒心をといてなれるのが早くなるかと思います。

保育士の方からしたら、子供に警戒心を持たせないように接するのは経験を積んで慣れていけばいいことだからきっと大丈夫ですよ。

こゆさん

たんに癖になっているという程度のものであれば、家庭でとりたてて爪噛みをどうこうしようといった対応をせずとも、この年齢でしたらこれからさらに増えていく経験、他児との関わりというもののなかで自然と消化されていけるのではないかと思われます。

ただ、なにかその爪噛みをさせる原因となっているものが、現在も継続的にあるとしたら、そこを解決することが必要でしょう。(こゆさんのところはそうでないかもしれませんが、よくある例としては、頻繁に激しく怒られていたり、父母や家族の関係が険悪だったり、家庭で安心して過ごせていない、いじめられている、親が忙しく相手をしてもらえないなどなどのストレス要因があります)


もうひとつ可能性をあげるとすれば、いま発達障がいについて書いていますが、そういった発達障がいやそれに類する気質的なものから、つまり子供自身のもっているなんらかの要因から爪噛みという行動が出ている場合。
もし、この場合ならば他にもなにか気になる行動や、他の子と比べても育てにくいと強く感じるようなことがあると考えられます。
もしも気になる点があるようでしたら発達相談などをして専門的なアドバイスをもらうのもいいかと思います。

また、あまりに爪噛みの頻度・程度が激しいようでしたら、児童精神科・小児神経科には指しゃぶり・爪噛み等に専門知識をもっている医師もいます。場合によってはそういったスペシャリストにも支援を求めることができますよ。


ただ、たいていは程度もそんなに激しいものでなければ、時間や成長が助けになりますので、大人はそのことをあまり気にしすぎず、ほかの部分で自信をつけたり、認めたりという関わりをしていけばいいかと思われます。

ひつじさん

僕は実際その様子をみていないから、はっきりしたことはいえないけど、そうやって子供に付き合っていくのがいい形もあれば良くない形もあるかとおもいます。

例えば、状況が許し、時間が許し、大人もそれを気持ちよくつきあったり待ったりしてあげられる状況であり、子供がそれをぐずりのためのぐずりでなく、好奇心を満たしたり遊びとして楽しんでしていることならばそれはそれでいいと思います。


しかしこれが、あっちでぐずりこっちでぐずりして、それをいちいち大人がとりあってひとつひとつ言い聞かせたり、「今は急いでいるのに」とか「しょうがないから」つきあっているというような状況であるならば、逆効果ということもあるでしょう。

ぐずりのためのぐずりにつきあってると、そうやって大人と関わったり、自分の主張を出すことがネガティブな形でクセになってしまうことがあります。

だったら、むしろそういったときは毅然として「今はできません」ときっぱり伝えてしまって、別のできるときに気持ちよく関わってあげるほうが、よいサイクルを作っていけるでしょう。


どういうときにつきあって、どういうときにはけじめをつけてしまうかというのはその場その場の臨機応変ということもありますが、基本的には大人がイヤイヤしているような状態でつきあうのはこれは結局のところ「いいなり」になりやすく、それをいくらしたところで子供からしても十分に「受容されている」ということにはなりません。


それでよくないクセがついてしまうのだとしたら、大人としても骨折り損です。

成長期が主張の練習期間だと言っても、それは全部受けなければならないということではありません。
できないことはできないと納得することも大事な経験です。

>いいなりと受容、わがままと主張。それに成長期。
>このへんがいまひとつはっきりわかっていない感じです。

↑これは上で述べているように、大人の側の心持ちにヒントがあるのです。
大人がそれが快くできるならば受容としてなりたつし、イヤイヤつきあうのであれば単にわがままを聞いているだけということが多いでしょう。
その辺を自分でみつめながら関わっていけばいいと思いますよ。

とらじろうさん

その場合の別の関わり方とはですね。

例えば絵本を読んであげたりということでもいいし、くすぐったりでもいいのですが、この年齢になると自分が興味をもっているものというのがひとつやふたつはあるものです。

そういうのに楽しくつきあってあげると、子供は自分が注目されている、受け止めてもらっているという気持ちをじわじわとですが持つことができるようです。

また、ルールのある遊びを一緒にしてあげるというのも、一対一で向き合っているという実感のあるものです。
トランプでもオセロでも、すごろくでもいいわけです。、


あとは、「達成感を認めていく」ということもいいです。
5歳くらいになれば、いろんなものを作ったりしますよね。そういうものを見てあげたり、「かっこいいね」とほめてあげたり、「これはどういうものなの?」と話を聞いてみたりしていくのも、学齢期や学齢期に近い子にとっては大変嬉しいことです。

そういうことを積み重ねていくと、場合によってはそういうことが突破口になって、逆に素直に甘えをだしてきたりもします。
そういう恥ずかしい部分が強い子なんかだと、出さないこともありますが。それはそれで、認めたりする対応を続けていけばそれでよいでしょう。

もし、出してくるようならば素直にいいかたちで甘え出させてあげるといいと思います。

ぽんちさん

http://hoikushipapa.blog112.fc2.com/blog-entry-252.html
ここが参考になるでしょうか。

受容と同時に「自立への視点」というものを頭のどこかに置いておくことで、ちょっとずつでいいのですが、依存になりきらない受容というものを目指していくといいかもしれません。

ただ今の年齢であれば、

>一日中”ママ抱っこする!”といっています。”今お茶碗洗ってるから待っててくれる~?”って言うと、何回かに1回は”くれる~”とか言ってくれるのですが、1秒後に”ママ抱っこする!”

こういう様子も別におかしいことでもないので、焦ることはないと思います。

あとはメリハリとできないときにはできないと言える毅然とした態度。


>可愛いのですが、オートリピートみたくなってて、正直疲れてしまいます・・・

疲れてしまうならば、正直にそう伝えるといいですよ。
それが聞くかどうかはべつとしてね。

「そんなに何度も何度もいわれたらお母さん疲れちゃうから、いまはできないよ」

イヤイヤつきあったところで、子供はなんとなくそれを感じますから、それでは結局のところあんまり満たされません。
だったら、できないところではできないと伝え、出来るところで気持ちよく相手をしてあげなければ本当の意味では満たされないし、受容にならないのです。


これから半年、一年して成長期を経験しそれを乗り越えていくでしょう。
そうなるとだんだんと「自立」という気持ちが芽生えていきますので、焦らずに今できることをしていけばいいのではないでしょうか。

二つ前のひつじさんへの返信も関連しているかと思います。そちらもどうぞ。

参考になりました

〔とらじろうさん〕へのコメントの返信とても参考になりました。小1の息子をもつ私も“その場合の別のかかわり方”というのが具体的に知りたくて…(*^_^*)
ブログの更新にコメントへのお返事それに何より育児も!本当におとーちゃんさんはスーパーマンの様です!!これからもこのブログを楽しみに、また私の心の支えにしていきますっっ!本当にいつもありがとうございます。あまり無理されないで下さいね。

No title

おとーちゃんさんの返信を読んで、ここ数ヶ月を振り返ってみますと、一生懸命やってきたけれども無駄にがんばりすぎていたところがあったようにも思えます。
子どもの言うことを聞いているとちゃんと子どもなりに理由があることがほとんどなので、できるかぎり受け止めてきました。
ただ最近はエスカレートしてきたところもあったので、けっこうへとへとになっていました。

これは私の問題なのですが、私は自分がどのくらい疲れてきているのか、感じにくいところがあります。
ついがんばりすぎてしまうところがあります。
私がへとへとになるだけで子どもを受け止めてやれるならへとへとになってもいいやと思ってきましたが
へとへとになりながら子どもに応じることで、子どもに良くない影響があるなら、改めたいと思います。

ありがとうございました。

ありがとうございました。

ご返信ありがとうございました!
ひつじさんへのご返信、ブログページあわせて何度も読み返しました。
とても参考になりました。

自立についてのページで、
>ちなみに、どこまでが受容でどこからが依存なのかと聞かれてもうまく答えることってできません。

と、ちゃんと書かれていましたね。事例を載せてくださいなどとお願いしてすみませんでした。まだ読み込みが足りませんね。

おとーちゃんさんのブログは、コメント欄も非常に勉強になり、ほんとうにありがたいです。こっつんグリグリはじめ、いろいろ実践させていただいてて、娘の嬉しいそうな反応をみてわたしも嬉しくなります。

今回の発達障害の記事も大変興味深く読ませていただいています。
実は、コミュニケーションの一方通行はご相談させていただきましたが、その他の理由もあり、発達検査を予約し、検査待ちの状態なので非常にタイムリーでもあり。。

親のかかわり方なのか、もともとの器質的理由なのか、はまさに疑問に思っていた部分です。もちろん白か黒かきっちり結果の出ることではないと思いますが、いずれにせよ親の関わり方としてポジティブな試みをするという点では変わらないのでしょうね。

長くなりすみません。
また一読者に戻ります。ありがとうございました。(返信不要です)

おとーちゃんさん、忙しい中お返事ありがとうございました。
大変参考になり、救われた気持ちでいっぱいです(^o^)
これからも参考にさせてください。



教えていただけたら嬉しいです。

はじめまして。

超高齢出産を経て現在2歳10ヶ月の男の子を持っております。
待望の子供ですし、自分ももう初老といっていい年なので、この子を一人前に育てるのが人生最後の使命くらいに思って自分なりに頑張ってはいるのですが、悩むことも多く、おとうちゃんさんのブログにたどり着きました。
論理的かつご経験に基づいた確かなアドバイスで、どの育児本より「この一冊をバイブルに」と感じているところです。

今日はアドバイスがいただきたくてコメントをいれさせていただきました。

悩んでおりますのが、
・ひとり遊びがほとんどできないこと
・空き缶のゴミ箱を倒したり、よその玄関をあけようとしてみたり、コップの水を床にはき散らしたり、といった狼藉を働くこと
・赤ちゃんをぶっていい、石を投げていい、ママが泣いていい、などと黒いことをいう
ことです。

できるだけ、一緒に遊び、怒らず、共感し、そうしない方がいいことを伝えるようにしているつもりなのですが、上記のような状態です。

特に悩みますのが、一人遊びができないことで、必ず、ママきて、といって、一緒に車を動かすように指示したり、ぬいぐるみを動かして、これこれといって(おしゃべりさせて)などといいます。
私なりに、レゴや積み木を作ったり、壊して見せたり、何かにたとえてみたり、おみせやさんごっこに仕立ててみたり、もしれみていますが、いっこうに私抜きで、ひとりで遊んでくれません。

一生懸命はやっておりますが、そのやり方が悪いとなかなか効果ともうしますか、彼に愛が伝わっていないのかも、と心配になります。

こういうケースの場合、どう行ったことが考えられますでしょうか?
お時間のございます折りにお教えいただけませんでしょうか?

先ほどの追加です

おとーちゃんさんへ

さきほどコメントを入れさせていただき、アドバイスをお願いしましたが、あまり状況をお伝えしていなかったので、もう一度コメントを入れさせていただきました。

子供は2歳10ヶ月の男子で、週2回3時間の幼児グループの託児をお願いしておりますのと、週1回幼稚園のプレで親子行事に参加、また週1日幼児教室に通っております。

子供の性格は「人が好き」と言いますか、ものすごくひとなつっこくてよちよち歩きの頃から知らない人にでもお辞儀をするようなところがあります。
床に寝て癇癪を起こす、ほどの怒り方はせず、穏やかとまでは行きませんが、わりといつも機嫌はいい方だと思います。

ですが。
今日もそうなのですが、幼児グループの託児のお迎えに行った時、私の手をふりほどいて、走りだし、マンホールのふたを開けたり、通りすがりのお宅のドアをバンバンたたいたり、「荒れている」といった雰囲気です。
2歳の頃、お店の中をひと暴れされたことがありましたが、ここ最近良くなってきた、と思っておりましたのに、また以前に逆もどりしています。
幼稚園のプレの帰りもにたような感じで、わざと暴れているように感じます。

幼児グループは、砂遊びや水遊び、本物の廃車のバスに乗れたりととても楽しみにしているようですし、幼稚園のプレも特に厳しいといった感じではなく、親子でお歌を歌ったり、絵を書いたりです。

幼児教室の帰りも空き缶のゴミ箱を倒したりします。

ですが、行事もなく公園に出かけた日にはそういう行動はとりません。

暴れる、いたずらする(なんと表現するのが一番あっているのかわかりませんが)のは、他のママ友やお友達のいる時、パパが帰ってきた夜、です。

ふざける、というより、暴れる、に近い印象で、困り果てています。

「満たされていないのかなあ」と悲しくなりますが、そうであるならどのように改善していったらいいのか、と悩みます。
くすぐったり、あなたがママのところへきてくれてママは幸せと食後は膝にのせて話すようにしたり、生まれた時の話をしたり、一緒に遊ぶ時間をできるだけ作ったり、私なりには精一杯できることをしているつもりです。
また否定語はできるだけさけ、こうしてくれたら嬉しい、といった伝え方もしようとしているところです。

ですが、遊ぶのも、底なし沼のように満足することはあまりなく、
常に一緒に遊ばないとだめ、といった感じなので、こちらも体力の限界、気力も下降することが多々あります。

このように、お友達やママ、パパが帰ってきた夜に狼藉をはたらくのは、やはりどこか満たされない思いやストレスがあるのでしょうか?

ご経験からどういったことが考えられ、どのような対処が必要かお教えいただけませんでしょうか?
もちろん、どんな厳しいご指摘でもかまいませんので、おとーちゃんさんの思われることをそのままお教えいただきたいと思っております。
どうぞよろしくおねがいします。

保育士おとーちゃんさん、お忙しい中返信コメントありがとうございました。
今まで、悩んでいたことが少し軽くなりました。
「認めてあげて、ポジティブに人と関われるように」
恥ずかしながら、目の前の事だけで大事な事忘れていました。
息子の一つ一つの行動、言動が、こんなにできるようになったんだ!と発想をかえて見れるようになりました。
二人で沢山笑えるようになりました。ウマく伝えれませんが、おとーちゃんさんの言葉とおとーちゃんさんは凄い!ありがとうございました。これからもブログ楽しみにしておりますが、あまりムリなさらずに更新してくださいね!

りんのさん

様子をみてのことではないので、正確なところはわかりません。
参考までに推測でもいいというのであれば、愛情が伝わっていないとかそういった問題ではなく、自立と依存、過保護と過干渉といったところに問題点があるような気がします。

チェックポイントとしては

・過保護過干渉になっていないか
・生活面などで自分でできることはさせているか
・いいなりになっていないか
・できないことは毅然としてできないと言い、それを最後まで通せているか
・叩いたり、してはいけないことをしたときに叱ったり、怒ったりできているか
・食事を最後まできちんと座って食べているか
・イヤイヤ、しぶしぶ子供の相手をしていることはないか


>2歳の頃、お店の中をひと暴れされたことがありました

こういうときにどういった対応をしたでしょうか?
大人が本気で困ると思っているときは、やはり子供にもきちんとその本気が伝わるだけの対応をしなければなりません。

その場だけ、なだめたりごまかしたりの中途半端な対応をして、その後も大人の方がそういった場面で「うんざり」という気持ちをもっていると、その「うんざり」つまり子供を否定的に捉えている大人の様子が子供をネガティブな行動に駆り立ててしまうことがあります。

しかし、子供からすると大人が明確な意思表示、つまり「いけないことを本気でいけない」とこれまで伝えてきていないので、なぜ大人がそういう態度になっているのかわかりません。
はっきりと、「それは困る!」と言われているのならば、なぜ大人がそうするのかわかるのですが、中途半端な対応だけだと、子供はなにが良くなかったのかわからず混乱した状態になっていきます。

楽しく相手をするときは心から大人もそれを受けてあげて、伝えなければならないことは毅然として伝える、このメリハリというものが小さい子を相手にするときはとても大切です。

そういった経験が、子供の心の成長を下から支えることにもなります。
その蓄積ができてくると、自立心へとつながっていったりしますので、親にべったりせずとも過ごせたり、遊べたりということにもつながります。

コメントにかかれていたような
>ひとり遊びができない
という状況は、遊びうんぬんだけでなく、そのへんの心が幼くて依存心が強いという結果である可能性もあります。


ですので、過保護過干渉になりすぎないようにしつつ、メリハリを持った対応、日々の生活経験、それに対するフィードバックなどが子供の全般的な成長につながって、困った行動や、結果的にはひとり遊びということにもつながるかもしれません。


このブログだと、「過保護と過干渉」「魔の2歳児」カテゴリあたりが参考になるかと思います。

ありがとうございました。

おとうちゃんさん、お忙しい中でのアドバイス、本当にありがとうございました。

ご指摘の通りのところもたくさんあり、改善しなければと反省中です。
もう一度、過保護と過干渉、魔の二歳児、読み直してみます。

たぶん、おっしゃる通り、心の自立ができていなくて依存している、というのがあたっている気がします。

なかなか難しいですが、頑張ってみます!

おとうちゃんさんもお体ご自愛くださいね。

お礼が遅くなりごめんなさい。お返事ありがとうございました。
肩の荷がストンとおりたような気持ちです。
爪噛みをどうにかしようではなく 子供自身をしっかり見つめて行き、いずれやめれるといいな。位で気楽に考え、子供自身をよく見つめたいです。本当にありがとうございました。

パパ嫌いについて

4歳の娘と1歳の息子の母です。
うちの夫がまさにこのタイプだなと思いました。
私はダメなものはダメを徹底するよう子育てしてきたのでいいなりではないと思うのですが夫はいいなりで今まできました。
そして、お話でもあるように手こずっているようです。
悪い事にそこで私の厳しくする部分だけを都合のよいように参考にしたためか、面倒になった時は制圧するようになりました。
私からみると今までの関係からもそう反発されるのはあたりまえだろうにと理不尽に思うのですが、夫にはそういう感覚がないようです。
また、子供をかわいがってはいるので私が下手に指摘してへそを曲げられても困るので子供にフォローを入れて見守っている状態です。
ただ、やはり娘も今までの関係があるので最近ではパパ嫌いと言い出しました。
まだ夫の力技遊びポイントがあるので娘も本当に嫌いではないようですが、体も大きくなりその部分も夫的には苦痛になりつつあり、甘やかしで好かれよう感が増してるので力技遊びしなくなったらと思うと夫と娘との関係に不安を感じます。
決して私が娘の前で夫の悪口を言ったり、不満を表したりしてないし、
どうにかしようと夫が仕事へ行っている時も夫の話をしたりとしてますがあまり効果がないようです。
私のフォローだけで娘の夫嫌いをなくするアイディアはないでしょうか?
夫を改めさせるのが早いのはわかっているのですが、こっちの方が時間がかかりそうなので。。よろしくお願いします。
ちなみに、私の方はこちらでたくさん勉強させてもらっているのでなんだか最近娘との関係がすこぶる好調です。ありがとうございます。

ころさん

>私のフォローだけで娘の夫嫌いをなくするアイディアはないでしょうか?

う~ん、僕としてもあんまりいい考えは浮かばないのだけど、いいなりでも支配にもならない関わりの場を作ってみるというのはどうでしょう。

例えば、お父さんに絵本を一冊選んできてもらって、それは「お父さんと読む本」というものを作ってみたり、4歳くらいになるとルールのあるゲームのような遊びも楽しくなるので、オセロでもすごろくでもいいのだけど、「お父さんとするゲーム」みたいなのを用意してみる。

そういうのをお父さんのいない時に、「やろう」と言われてもそれは「お父さんとするものだから」とお母さんはそれをしない。

別に、そういうものでなくともお風呂はお父さんと入るとかでもいいんだけどね。

なんかそういう「お父さんならでわ」の関わりを継続して続けていくことは、関係性を良好にしていく上でいい関わりかと思います。

本人不在のところでフォローだけで関係性をあげるというのは、ちょっと僕には思い当たりませんでした。

糸口が見えてきました

前の話題だったのに、丁寧にアドバイス頂きありがとうございました。

ちょっとハッとしたのが、夫がお父さんとして十分やってる部分を私がないがしろにしてた部分があったかなという事です。

私が二人目を出産してからは夫が娘の寝かしつけをすることになり、それまでやってた寝る前の絵本読みは夫がしていました。
夫はもともと本が好きで本屋にもよく行くのでその時に気になった絵本を買ってきてくれたりと工夫もしてたんだと思います。
お風呂も子供二人を入れるとなると一人では大変なので夫がお風呂に入れて上がった後の世話が私という風にもしています。

そういう部分が私にとって当たり前になってて夫に対して声かけが少なくなってたかと思いました。

絵本読みなんかは簡単な話(赤ちゃん向け)を持ってくると15冊ぐらいは読んでたので大変だったんだろうと思います。だから今は面倒になったのかあわよくば読まない方向でといった感じになっているようです。

主婦の仕事や子育てって誰に褒められる訳じゃないから自分のモチベーションあげるのって大変ですからね。自分の事でせいいっぱいで夫の子育てのモチベーションまで考えてる余裕なかったなと思いました。
悪い部分ばかり見えてしまってました。。反省です。
なんで夫のモチベーションまで私が。。。っと少し不満はありますが、結果的にはみんなハッピーになれそうなんでその方向でがんばってみようと思います。

おとーちゃんさんのブログに出会ってかなり育児のもやもやが解消されました。これからも負担にならない程度にがんばってください。

「受容」がわかりません

具体的に「受容」のご説明を頂けないでしょうか?
自分が出来ているのか全くわかりません。。。

豆吉母さん

>具体的に「受容」のご説明を頂けないでしょうか?

「受容」ということそのものがわからないだとか、「甘えさせると甘やかすのちがい」がわからないだとか、もう少し具体的に聞いてくれないと僕の方もお答えしづらいです。



子供には甘えたい気持ちや、保護や守ってもらいたい気持ち、人に認めてもらいたい気持ちなどがある、というところはいいですか?


なので、そういうところを満たしてあげるということが、受容の出発点となるでしょう。


例えば、広い意味では「食事を作ってあげる」といった事柄でも、受容のひとつには違いないでしょう。

でも、ただ無言・無表情でそれをするよりも、暖かく優しい雰囲気や関わりのなかでそれをしてもらうほうが子供にとってははるかに心地いいことで、それによって満たされるものがあります。


そして子供の健全な成長には、そのような精神的な要素というのが目には見えないのですが必ず必要なものです。

それが満たされないと子供は、満たされないがゆえの行動というのを如実にみせるようになります。
たいてはそれは子育ての難しさとして出てくるので、子育ての根底にこの「満たす」、「満たす」というのは大人・親との関わりによってなされることですから、大人の側からすると「受容」という行動になります。


具体的にというと多岐にわたりますので、これとこれがそうですというようにはなかなか言えませんし、人によってもそれはいろいろです。

そういった事例などは過去記事に度々出ていますので、そちらを見ていただいた方がわかりやすいかと思います。



もし、子育てでなにか難しいと感じるところがあって、それがこの受容関連のことではないかと感じられるのでしたら、そのあたりのことを具体的に書いていただければ、お役に立つかどうかはわかりませんが、何がしかのことを書けるかと思います。

抱っこについて

先日、幼稚園の講演会に参加させて頂ました。ありがとうございました。
今更ながら、先生の「叱らなくていい子育て」を読んでいるところです。
もっと早い段階で読みたかったです。

我が家の子供は3歳(満3歳児クラスです)で、入園して10カ月が経とうとしていますが、幼稚園に行く時は、玄関から抱っこ!お迎えに行ったら抱っこ!で歩いてくれません。先生の本に「本当はさせたくない」「無理して」というのは甘やかしになるという記述がありましたが、私の中で、”本当は歩いてほしい” ”でもいつかは歩いてくれるだろうし””抱っこは悪いことでもないし”・・・という迷いがあります。
「自分で歩こうね、歩いてくれると嬉しいな」と言いつつも、負けて抱っこをしてしまっているのが現状です。
これはやはり甘やかしになってしまうのでしょうか。甘えと甘やかし、受容の部分で
混乱しています。

ブログ内での相談は受けつけていらっしゃらないということですので、もし機会があれば記事などにしていただけると嬉しく、厚かましいと思いながらもコメントをさせて頂きました。

王様な子

ブログを読んでいつも子育ちについて考えさせられます。
3歳になる甥っ子は、パパやママやおばあちゃんなど身近な人はみな大人が必ず伺いをたて、子どもの許可がないと出来なくて、「ちょうだい」と言っても「ダメ」、何か触ると「やめて」、音を出せば「うるさい」と王様状態です。
母(おばあちゃん)も最近ようやく良くないなと気がついたようで、威張りんぼで困ると相談されました。
本やネットを見ても、子どもが「やめて」「ダメ」と言ってくる時に対処がみつからず、一緒に遊んでいても私もうまく対応できません。

大人が言いなりになっていることが原因でしょうか?

ぽんちさんへ

ぽんちさんは、甥御さんとうまく遊べないのが、いいなりが原因ではないかと思っているのですね。

難しい問題ですね。

甥御さんが、どのように遊んでいるのか分かりませんが、

一般的には、3歳ごろから友だちと遊び始める時期です。

今まで一人で好きなように遊んでいた子が、他の子と遊び出すと、

自分の好きなように出来ないことが出てきて、うまく遊べません。

時には、友だちとケンカをすることもあるでしょう。

でも、友だちと遊ぶのは楽しいから遊び始めます。

遊んではケンカをして、ケンカをしては仲直りをして遊び始める。

これを繰り返すことで、自分にやりたいことがあるように、相手にもやりたいことがあることを知ることが出来るでしょう。

それを気づかせてあげるのが、大人の役目でしょう。

僕は、ケンカを止めることよりも、お互いの気持ちを相手に伝わるように教えてあげることが、大事だと思っています。

話がそれちゃいましたね。

ここで問題なのが、大人と子どもが遊ぶ時ですね。

大人が「ちょうだい」と言って、子どもが「やだ」と言えば、手を引きますね。

それは、子どもの気持ちを尊重しているからかもしれないし、もともと欲しいものでなかったからかもしれません。

それはともかく、結果的には子どもの言い分が、簡単に通ってしまったので、子どもの言いなりになっていると言えるでしょうね。

自分と他人との関係が、こういうものだと思ってしまうと、友だちを作るのに苦労するかもしれません。

いきなり結論に移りますが…

僕は、言いなりになるのは、別に悪いことだとは思っていません。

子どもの気持ちを受け止め、子どもの気持ちを尊重しているからです。

でも、言いなりになる前に、自分気持ちをつたえるべきだと思っています。

「ちょうだい」と言って、「やだ」と言われれば、どんなに今それが必要なのかを伝えるべきだと思います。

うまく伝わらないこともあるでしょう。

伝わらなくてもいいんです。伝えようとしたことが大事だと思っています。



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楽しく無理のない子育てを広めたいと2009年ブログ開設。多くの方の応援があって著作の出版や講演活動をするようになりました。 現在は、子育て講演や保育士セミナーの他、『たまひよ』や『AERA with Baby 』等の子育て雑誌の監修やコラム執筆。『ジョブデポ保育士』の監修や育児相談などをいたしております。

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