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2023-06

子供は自分の話をするのが好き - 2012.07.12 Thu

大人からすると、子供と一日中一緒にいて十分相手をしてあげているつもりでいるとしても、ときとして子供からすると「大人に自分の話していることを十分に聞いてもらった」という実感をもてる瞬間というのは、そうそう多くないようです。

この「話を聞いてもらう」というのは、普段生活の中での会話ともちょっと違います。







必要な会話ともちがって、純粋に「自分の」おはなしを聞いてもらいたいようです。

そして、この「自分のおはなし」を聞いてもらえると子供はとても満足します。


僕はよく、いろんな子供たちに朝会うと「朝ごはん何食べた?」って聞きます。

お「朝ごはん何食べた?」
子「○○と○○たべたんだよー」
お「へ~そうなんだ~」

たったこれだけなんだけど、何回も繰り返していると、子供の方にも「このひとはおはなしを聞いてくれる人なんだ」という信頼感みたいなものが生まれるようです。

もっと小さい子とかには「なにが好き~?」と聞きます。
話したいことを話してくれればいいから、「食べ物」とか「どんな遊び」とか限定しなくてもいいわけです。

たいていの子は好きな食べ物を答えてくれるけどね。

でも、不思議と「今日、保育園でどんなことしたの?」とか「学校でなにした?」とかの質問は好きではないようです。
なぜかはわからないけど、そういうものなんだろうね。
子供は前向きに生きてるから、過去のことはあんまり覚えていないってのもあるかもしれないけどね。

今となりにむーちゃんがいたので、「なにが好き?」ってきいたら。

むー「やっぱりねーー  にぃに(お兄ちゃん)かな」

と言っていました。お兄ちゃん大好きっ子です。



子供たちはクイズも好きです。
自分の答えに反応がはっきり返ってくるのがうれしいのかな。


お「今日のごはんはねー スパゲティだよ」・・・


お「はい、じゃあ質問です! 今日のごはんはなんでしょーーか?」
子「えーと スパゲティ!!」
お「やったー大正解! なんでわかったの~~」
子「ん~とね。スパゲティだからー」
お「すご~い」

↑ なぜか!?絶対正解するクイズあそび



ご飯のあとはよく、ごちそうさましたら、「今日は何がおいしかった?」って聞いてます。
別に、苦手なものもいずれ食べさせてやろうとか、そういうねらいをもってしているわけじゃなくて、子供が答えやすい質問だからね。
だから、答えはなんだっていいの。

もし! 「ん~べつにない」 とか 「どれもおいしくなかった」 とか言ったら・・・。

「なんだって~! そういうこという子はくすぐっちゃうぞー」 と楽しくきりかえしてあげます!
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● COMMENT ●

はじめまして

おとーちゃんさん、はじめまして。
1歳半の娘を、海外で育てています。周りにまったく日本人のいない環境での初めての子育て、ネットで情報収集をすることも多く、このブログにたどり着きました。色々と身につまされたり、共感したり、目からウロコを落としたりしながら、過去記事も少しずつ読ませていただいています。

今回、思い切ってコメントでご相談させていただこうと思ったのは、娘の態度に気になる点があり、それが日々顕著になっていくように思えたからです。
一歳すぎた頃から、パシパシと私の顔を叩くようになりました。悪意は感じられず、彼女なりのコミュニケーションの取り方を探しているのだろうと、私は特に叱るということはせず、「ママに触りたかったら優しく、なでなでしてね」と手をとってなでさせるということを繰り返していました。
けれども月齢が進むに従い、明らかに自分の思い通りにならないときに私を叩いてくるようになりました。理由が分からないことも多いのですが、いつも「どうしたの?」と聞いて、「そういうときは叩かないで、~するといいよ」とやはり叱るという感じではなく、言い聞かせるようにしてきたつもりです。ちなみに躾には夫の方が神経質で、叩くような仕草には大きい声で叱りつけることも度々です。

そして2か月程前から、更に自我も強くなってきて思い通りにならない事が増えたのか、ぬいぐるみを叩いたり投げたり、また遊んでいる途中のおもちゃを床に叩き付けるようになりました。それも頻繁にです。たとえば積み木を積んでいて、崩れるとキーッとなってブロックを次から次へと床に叩き付ける。部屋の中を歩き回っていて、自分が投げ出したぬいぐるみにつまずくと、そのぬいぐるみを取り上げて叩き、床に叩き付けるなどです。
これがいわゆる「かんしゃく」というものなのか、おとーちゃんさんの仰る「荒れた」状態なのか、いずれにしても本当にすぐにカッとなってしまいます。今書いていて気づいたのですが、物にあたりちらすようになってから、私を叩くことは減ってきたようです。

単純に積み木が崩れたなどのその場の状況に苛立っているなら、成長とともに少しずつ集中力や忍耐を学ぶことで変わっていくことも期待できるかもしれませんが、根っから凶暴な性格か、あるいは日々何か不満が鬱積しているのではと悩んでいます。

ちなみに育児環境ですが、日中は起床から就寝まで私とべったりです。土地柄、今の季節は日中は暑すぎて外出もままならず、午後6時過ぎから公園の日陰で何とか1時間程度遊べるぐらいです。私以外の人やお友達を目にする機会も、そのときだけというのが殆どです。家にはテレビはなく、絵本が大好きで読み聞かせか自分での絵本めくりがメインの遊びで、あとはちょこちょこおもちゃに手を出したり、家の中でボール遊びをしたり、おとーちゃんさんおすすめのくすぐりごっこや飛行機ごっこなど、体を使った遊びをしたりしています。
また、娘が一人で遊んでいる間、別のことをしているということはほぼありません。食事の支度など、少しの家事の時間ぐらいです。もし娘が今以上の関わりを私に求めているのだとしたら、ちょっとどうしたらいいのか戸惑うぐらい、娘と向き合ってはいるつもりです。
そんな生活をそれなりに楽しんでいたのですが、最近の娘の凶暴な態度にさすがにネガティブな気持ちになるようになりました。物を叩き付けるようなことを大らかに見るのはさすがに限界があり、注意もするのですが、あまりに頻繁なので一日中怒っているような気持ちになり、またそれが娘にストレスで悪循環になっているのではと思えてきます。
夫は(育児には協力的ですが、娘があまりにもママッ子なのと仕事が忙しいのとで、できることが非常に限られてしまっている状態です)私が今まであまりにも娘を「いつでも受け入れる」状態で関わってきたので、わがまま&ちょっとのことが我慢できない性格になってきているのではと心配しています。

長々と脈絡なく書いてしまい申し訳ありません。もちろん、一発即決の解決策などないことは承知しています。それでもおとーちゃんさんの経験上、こういうことが時期としてあり得るのか、それともできるだけ原因を探って荒れた行動に出るのを防ぐように一層努力すべきなのか、お時間に余裕のあるときに何らかのアドバイスをいただけたら幸いです。もちろん、ブログでこういったケースに関する記事を更新していただけるだけでも大変ありがたいです。宜しくお願いいたします。


食べ物のお話♪

久しぶりにコメント残します♪
いつもブログの更新お疲れ様です。
本文からコメントまでしっかり読ませてもらっています。

子供にとって(大人もですが)食べ物=命の源 本能に直結する部分ですので、話に出すとポロポロと話が出てきますよね。
上の娘に「学校どうだった?」と聞いても、
娘「いつもと同じでしょ」
な~んて答えが返ってくるので(成長した証しなのかな?少し寂しいですが・笑)
言葉を変えて「給食どうだった~?」と聞くと
娘「今日は全部食べれた♪」
娘「今日は間に合わなかったよ~」
なんて答えて、次々何のおかずだったのか、今日はお昼休みに誰と遊んだのか、話が展開していきます。
もちろん私は好意的な相槌をうって話に合わせます。
小学2年生ともなってくると色々頭が回ってくるのか、「何が好き?」
と聞くと、「食べ物?動物?お友達?」 とかえって何の事なのかと聞いてきますね。
私は「何でもいいよ~」と言ってまた会話を引き出しますが♪

先日個人面談で先生に特定の一人のお友達としか遊ばないと指摘されました。
誘われても、逃げてるようですが。
2年生でもまだまだ、学校に一人で行く事、知っている友達がいても心の奥に不安な部分がある物なのか、あまり言い過ぎてもかえって頑なになったりするので、さらっとしておこうと思いますが。

下の息子は歩き始めて、歩くのが楽しくて仕方ないのか、部屋の中をぐるぐると歩き回ったりして本人なりに遊んでいます。

子供の成長を見てると、その子その子なりに時期が来る、あるいは子供なりに「大丈夫」と確認し、少しづつ座るようになったり、立つようになったり、歩くようになったり・・・。
楽しんでおります。

色んな意味で子供の成長は、子供自信「大丈夫」と確信してから次の段階に進むのが良く分かります。
本当にゆっくり見守っていってあげたいなと思います。

(何となく呟きたくなったので、返信は不要です。)

ごはんのクイズ

必ず答えがわかるごはんの質問やってみました!
私「今日の夕ごはんは焼きそばです。では質問!今日の夕ごはんはなんでしょう?」

息子、「…ごはん!(ニッコリ)」

私「うーんと。…ではもう1回。今日の夕ごはんは焼きそば~」

息子「ごはんっ。ニヤリッ」

これは、夕飯はご飯にしてくれという意味か、息子なりの遊びなのかわからず、終了。

その後息子がいっぱい手伝ってくれて出来上がった焼きそばをはじめとした食事を完食してくれながら、「ママ、がんばってつくったなぁ」って言ってくれた息子。
足首を捻挫していて立つのもつらかった私を心配して(頼まなくても)お皿を出したりパパを呼びにいったりと手伝ってくれて、最後にそんなセリフ。
優しい言葉に、思わず涙が出てしまいました。
いつもとてもかわいいのに、時々2歳3ヶ月とは思えないほどしっかりしていて、子供って不思議ですね!
好きなものは何?も、いろいろと教えてくれて楽しいです。

絶対答えがわかるクイズ、もう1度やってみたいな~♪

友里さん

たしかに、ちっちゃい子だと「今日のごはんなーんだ?」と聞くと「ごはん!」って答える子けっこういますよ。
それでもその通りなんだから「正解!」でいいんですよ。

子供ってちゃんと手をかけたら、かけた以上のことを返してくれるんですよね。
関わりの積み重ねをしっかりと生まれた時からしてきていると、世間の人の「子供イメージ」以上の姿がみられると思います。

そうですね♪

たしかに夕ごはんは「ごはん」で正解ですね~。小さい子にはよくある答えなのですね。次は絶対「正解っ!」と言えます♪(^O^)
息子に小さいときから対等に接していてよかったと思います。ものの言い方が私と同じなので、魔の2歳児のはずなのに、角が立たない(笑)
今日も寝るときになって「足、いたい?(いたいの)とんでけ、するからな?」と聞いてくれて。ほんと息子が私のところにきてくれて有り難いな~って思うのですよ。

一人遊び

つい先日から拝見させていただいています。
具体的で説得力のある内容で、もっと早く出会っていればと悔やまれます。

まとまりがなく、テーマもひとつに絞れないので読みづらいかと思いますが
お時間のあるときにお返事いただけたら幸いです。

このhpに関心を持ったのは発達障害の記事からでした。

息子(3歳半)がそうなのではないかと1歳半の健診で指差しができず、
経過観察の対象になって以来ずっと心配していました。

2歳3ヶ月で引越し、環境の変化と月齢による変化で癇癪やこだわりが
激しくなってからは子育てにかなりの困難を感じてきました。
自分なりに調べたところでは、グレーゾーンかな?というところでした。

引っ越してからも自ら保健センターへ相談に出向き、発達検査なり
簡単な親子教室に参加したりもしてきましたが、外では落ち着いており、
問題行動もないため、保育士さんや保健師さんから問題視されたことは
ありませんでした。

ただ、2歳半のときに発達水準に3ヶ月の遅れ、3歳2ヶ月のときに
6ヶ月の遅れを指摘されました。
(3歳以降は刻みが6ヶ月になっていたので
必ずしも遅れが広がったという訳ではないと思いますが)
これもむこうから検査が必要と言われた訳ではなく、私の希望で受けさせて
もらったのですが、ショックでした。

1月生まれなこともあり、幼稚園入園については悩みましたが、
実家も遠く、遊び友達もおらず、1日中私べったりで
子育ての広場にも連れて行くのですが、体力があり、2歳前後からほとんど
昼ねをしないので、私の体力がついていかず春から入園させました。

園では担任の先生のフォローで何とかまわっているようですが、
かなり手をかけさせているようです。
本人もはじめは嫌がらずに行っていたものの、段々渋りだし夏休み前から
行きたくないと言っています。
今まで一時保育などを利用したときも、はじめは(様子がわからないため)
全く嫌がらないのですが、徐々にぐずりだすので、こうなることは
予想していたのですが、毎朝非常に困っています。

おむつも一応入園までにはトイレでできるようになっていたのですが、
入園当初の方がおもらしが少なく、後になってからの方が頻繁に
なってきました。
地団駄を踏むまで我慢して間に合わないのです。
それについては、「排泄の自立」を拝読し、トイレを促すのを今日から
やめることにしました。
また、夜のおむつは当分続きそうですが、おむつが濡れなくなるまで
おむつで通そうと思っていたのですが、それでいいのでしょうか?
寝る前におむつに履き替えさせていますが、本人はパンツのままで
寝ようとします。現時点では朝はおむつはぐっしょり濡れています。

入園以降、甘えが激しくなり、制服や体操服を嫌がり、家で荒れる様子
から園での生活に相当ストレスを感じていると想像されますが、先生には
懐いており、友達の名前も女の子ですがよく出る子がいますし、
園ではそれなりに過ごしているようですが、状況の変化にすぐに対応
できないようで、参観などではぽかんとしている様子が見受けられます。

閉じた円がまだ描けず、長短の概念もしっかりわかっていないので、
てっきり、3歳半健診でひっかかると思っていたのですが、
わからないことに対し、わからないと意思表示したことが評価され
特に何も言われませんでした。
園でも、全体に対する道具の準備などの指示に対して動けなかったり
することがあるようですが、個別のフォローをして頂いているようです。

長々書きましたが、まだ過去ログを全部読みきれていないのですが、
一人遊びができないことが気になっています。

気になるテーマ「心の育て方」「過保護と過干渉」「排泄の自立」「満たされた
子ども」などから全般的に幼い子なのかな・・・と思い始めており、
3歳になって突然指しゃぶりが始まったことから、この半年、とにかく叱
るのをやめ、極力息子の要求に応え、平日は1日中相手をし、
また入園後は入園のストレスであろうと息子を受け入れてきました。
(指しゃぶりは7月に入ってやみました)

それでも数回はこらえきれずキレてしまいました。
それ以前には、普段はそんなに細々躾けるタイプではなかったのですが、
入園の条件がおむつ外れだったため、何度か激しく叱ってしまった
ことがありますし、体調が悪くても全く休むことができずかまって欲しがって
体当たりしてきたり、ふざけて手足をばたつかせて蹴ってくる息子に
耐え切れずつきとばしたことが何度かあります。
普段それほど怒らないだけに息子にしたら人が変わったように感じたと
思います。

支配的な父親と従順な母親のいる家庭で育ち、かんしゃくを
起こす父親が怖かったのに、自分も同じことをしているときがあるのです。

そのことが、息子の幼さと関係しているのかといたたまれない思いです。

そして、「あそび」の記事を読んだとき、1時間も一人遊びをするという
お話に驚きました。
うちの息子が一人遊びをするのはごくわずかの時間だけで
昼間は四六時中私を呼びます。
今、息子がはまっているのはセロテープ、紙テープをあちこちに貼り付ける
こと、シール遊び、広告を細かくちぎってばらまく、のりで貼る・ハサミは
幼稚園の影響と思いますが、しょっちゅう「テープちょうだい」と呼びます。
あとは、引き戸をエレベータに見立てた遊び、踏み切り遊び、お店屋さん
ごっこなどで、とにかく私を遊びのなかに巻き込みたがります。
ですから、息子が起きる朝7時前後から夜9時まで絶えず息子の相手を
しています。
主人は帰りが遅いので平日はほぼこういう感じです。
夏休みに入ってからは家事もままなりませんが、とにかく受け入れることが
大事かと思っていました。

自分のしていることが、甘やかしなのか、言いなりなのかとも思いますが、
おとーちゃんの記事を読む前から、息子は「入れ物」の大きい子なんだと
常々感じていたので、本人がまだ足りないと思うなら仕方がないと
思っていました。

しかし、おもちゃ選びなども年齢に合ったものを、という意識が薄かった
ので、いまだに小さい子用のものでも使っているものもあるし、
絵本もたまたま三浦太郎さんの三部作を持っているので、それを
読んでと持ってきますし、
音楽が好きなのでおもちゃのピアノで遊んだりもするのですが、
その際も「これは何の音?」と聞いてくるので、いちいち「ドだよ」「ソだよ」
と相手しています。

スキンシップは、ある時期から意識してするようになったので
くすぐり遊びや寝る前、起きたときのハグやほっぺをさわったりというのは
日常的にやっていて、本人も喜んでいますが、3歳児としてはやはり
幼いのでしょうか?
もっと、おもちゃの与え方を考えた方が良いのでしょうか?

積み木も持っていますが、色つきの40pcs.くらいのもので今から考えると
粗悪品だったと思います。
積んで遊んでいましたが、今日は虫にみたてて横に並べ、私が積み上げると
崩して喜んでいました。
もっと小さい頃は崩してばかりいて、それを禁じた覚えはないのですが・・・

長く、とりとめのない文章、読みにくかったと思いますが、色々心配して
いますが、一番お聞きしたかったのは、年齢に合った遊びをしているのか
今後どういう遊びを促していけばいいのかということです。
機嫌よく遊んでいるものと思っていましたが、これほど一人で遊ばず
私との関わりを求めてくるのはどうなんでしょう。

とりあえず、おすすめの積み木を買ってみようと思っています。

迷える母さん

コメント拝見しました。
個別的な対応については正確なことは言えないので、あくまで参考までに書きますね。

まずひとり遊びのことはそれほど気にしなくてもいいと思います。
ひとり遊びをするということを最近知ったということであれば、これまではそういう方向で関わってこなかったということなのですから、子供の能力に問題があるとかそういうことではないからです。

また、迷える母さんのように、これまでずっと家庭で過ごしてきた場合そういうことも珍しくありません。

そして、ひとり遊びができないから悪いというものでもないからです。
なかにはそういうのよりも、もともと別の遊び方を好むという子もいます。それはそれでいいのです。


「ひとり遊びが大切」と書いてある記事の趣旨は、「ひとり遊びができなければならない」というものではありません。

あまりに小さいうちから「子供同士で関わらせることが遊び」と一般に考えている人が多いので、それに対してのひとつの考え方を提示することと、遊び方にも段階がありその段階をおって子供は遊びを身につけていくこと、そしてその遊びから様々な経験を学び取っていくこと、ひとり遊びが楽しめるようになるために受容や安心感をまずは形成すること、それらを踏まえた上でひとり遊びができるような道筋、方向性をつくっていってあげることが伝えたかったことです。


迷える母さんは、これからあせらずにそれを無理なくやって言ってあげればいいと思います。
ただ、このことは必ず必要なことでもなんでもありませんからそれで心配することはありません。


なぜこのようなことをわざわざ言うかというと、子供を「まだ○○ができない」とか、「○○が遅れている」というように捉えない方がよいと思うからです。
発達に遅れや個性があるというのならばなおさらです。

例えばいま、幼稚園という新しい環境になれなくてストレスを感じたり、排泄のことでイライラしたりがあるときに、ひとり遊びをさせようとやっきになったところでいい形でそれが実を結ぶのはなかなか難しいかと思います。

それにこだわってしまえば、これまでお母さんが遊びの相手をしてくれていたのに、あまり相手をしてくれなくなったなどと余計なストレスを感じて、いますでにある問題に影響してしまったりということすらありえます。

ひとり遊びがどうこうというのは、今後幼稚園に慣れてきたりすれば、そこでいろいろな遊びや関わりを経験したりして遊びの力をつけてきます。
あせらずともだんだんと、その方向に時間の経過が後押ししてくれるでしょう。

僕は子供の育ちは、「足りないから何かを教え込む」よりも、「現状をそのまま受け入れてそこからちょっとずつ積み重ねていくこと」が結果的にはより良い育ちにつながると思います。


母子で家庭で過ごしているという状況では、なにかにつけてお母さんに相手をしてもらおうとするというのはよくあることです。

それであまりに、過保護過干渉になってしまったり、依存するばかりにさせてはよくないですが、そのこと自体はおかしいことでも悪いことでもありません。
そういう状況から、集団に入り自立の方向へと慣らしていくためにも幼稚園などが存在しているのですから。
(ブログ内検索で「自立と依存」などで検索すると該当記事が見つかるかもしれません)


とにかくいま目指すのは、安心して日々を送れるようにしてあげることだと思います。
ほかのことはそれらがある程度めどがついてからでも十分でしょう。


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当ブログはあくまで個人ブログであり、記事の内容および相談・コメントの返信等は効果を保障するものではありません。
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楽しく無理のない子育てを広めたいと2009年ブログ開設。多くの方の応援があって著作の出版や講演活動をするようになりました。 現在は、子育て講演や保育士セミナーの他、『たまひよ』や『AERA with Baby 』等の子育て雑誌の監修やコラム執筆。『ジョブデポ保育士』の監修や育児相談などをいたしております。

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