FC2ブログ

2024-04

赤ちゃんはほんとかわいいですよね~ - 2009.10.06 Tue

test
↑初写真、うまく載せられたかな?ちょっと小さいような・・次はもっとサイズ大きくしてみます。
ムーちゃんがかわいくて家族みんなでグニグニしています。ちなみにムーちゃんがいるのはおとーちゃんの足の上。

僕はそれなりに保育の仕事をしながらも勉強してきたし、ある程度確立した子育ての仕方も習得していると思うのだけど、それでも「良い育て方を人に伝えること」はとても難しい。
なぜなら、対象であるこどもは十人十色。でも、まあそれはそれほど問題じゃないんです。相当数の事例も知っているし、経験から見極められる自信もあるから。なんといっても難しいのは、こどもの親が百人百様でいろいろな背景も抱え持っているということ。「こうしたほうがいい」ということがはっきりわかっていることでも、親によってはそれが出来にくかったり、受け入れがたかったり。

例えば、家庭で親同士でも、親子の間でも会話が少なく、元々笑ったりすることの苦手な親でその結果、笑わないししゃべらない子というのがいます。それでも人間関係がうまくいくなら、そういった個性ですむのですが。そうはいかない場合もあります。感情を表現することも下手、意志を伝えることも下手。でもある程度の年齢になれば自己主張はでてきます。だが、それを表現する手段を獲得できていないので、黙って物を奪ったり、噛み付きや手がでるなどの行動に発展したりもします。こうなってくると人間関係(友達関係)がうまくいっているとはいえません。こういうケースはいくら、人のものをとってはいけないなんて正論を教えこんでも、ちっとも解決はしないのですよ。「噛み付いたらいけない」なんて叱れば返って噛み付き増えるものなのです。
もっともいいのは、親子(特に母親のいる場合は母親と)の「心地よい関わり」を増やすことなんです。というか本当に根本的に解決しようと思ったらそうしない限り直らないともいえると思います。

でも、でもでもでも悲しいかな大人はそうそう簡単には変われないのですよね。普段から笑わない人にもっと笑うといいですよ。なんていっても変わるもんじゃないですね。もともとあまりしゃべらない人にもっと話しかけるように言っても、本人も努力してくれたとしてもそうそう増えるものでもないです。
しかし、こういうケース最近多いんです。実の親子であっても「心地よい関わり」が必ずしももてるとは限らないのが現実のようです。いろいろな背景や原因がそれぞれあるのですが・・・。
じゃあ、どうすればいいか!僕は「毎日、こどもをくすぐってあげてください」と伝えています。くすぐるんです。朝晩コチョコチョしてあげてもらいます。効果あります、てきめんです。噛み付きなんか多い子も時間はかかったとしてもたいてい改善されていきます。

「くすぐり」って実はくすぐったいから笑うのではないみたいです。上の例みたいな無表情な子をくすぐっても最初のうちはほとんど笑いません。それどころか逃げようとすることもあります。「人との心地よい関わり」の経験が乏しいから楽しいと感じないのです。何日も繰り返すことで、ようやく少しずつ人が関わってくれることの楽しさを感じ始めて、笑うようになってきます。もともと人との関わりが心地よいと知っている子は、最初からキャーキャー笑って何度もせがんでくるものなのですが。

こういった「人との心地よい関わり」は生まれた直後から(ほんとうはたぶん母胎の中にいるときから)形成されてくると思います。いい保育士は0歳児のオムツを換えるときもバカみたくいろいろしゃべったり、歌ったり笑いながらしています。月齢の低い赤ちゃんは無表情のこともあるけど、人が関わってくれた楽しさと、おしりがきれいになった皮膚感覚の心地よさと一緒に赤ちゃんの心にインプットされているはずです。残念なことに、どうせわからないだろうと高をくくって、まるで物や機械のように扱う保育士や母親もいます。こういうのを見ると「ああ、こどもをばかにしているんだな」といつも思います。こどもは、たとえ赤ちゃんでも大人が思っている以上のことを理解しています。そういう影響は数年後、もしかすると十数年後の思春期とかかもしれませんが、まずたいて出てきます。小さいときならまだしも、大きくなってからではもう親のちからだけではどうすることもできなくなってしまいます。本当に乳児期の子育ては重要ですね。

↓励みになります。よろしかったらお願いします。

育児ブログ・ランキング
関連記事

● COMMENT ●

こんにちは♪

お子さん達カワイイですねi-184
ブログを読ませていただいて、今お昼寝中の息子のことを考えました。
大人が思っている以上に、感じたり、理解しているんだって思うことが多々あります。
ママ友が遊びにきて、旦那さんや義母の愚痴を言っている時、息子は近づこうとしません。でも、楽しい話やおもしろくて笑いながら話しているときは輪の中に入ってきます。
そんな息子の行動に気づいたとき、息子の前で、人の悪口や嫌な話は絶対にしないようにしようって思いました。
息子がお腹にいるときから、私はそうしているのですが(妊娠前は我慢ができないタイプでしたが・・・汗)、最近さらにそう思いました。
いつもスキンシップを忘れずに、そして笑顔で息子と接していきたいです。

Re: こんにちは♪

けぃさんコメントありがとう。
ほんとうに、こどもがおなかに宿って、そして生まれてきたこどもを可愛いって思えるのは、当たり前のようでいてなかなか得がたいことなんですよね。
けぃさんのブログ読ませていただいても、ほんとに息子さん可愛いんだな、もう一人お子さんほしいんだなってとても伝わってきます。こどものこと可愛いって思える人がいると、僕はとてもうれしくなります。現実にそうでない人をたくさん知っているし、関わってもいるから・・。
保育士しているといろいろなこどもと関わりますが、発達が遅かろうが、おむつがとれないとか、年齢より幼いとか、理解力がないとかなどなど親が心配することってたくさんあります。でも、ある種類のこどもはどんなことがあっても健康でさえいれば心配ないっていえる子がいます。それは可愛がられているこどもです。お子さんたくさんかわいがってあげてくださいね~。
まあ、僕がいう必要もないでしょうけど(笑)。だいたい子育て日記ブログ書いている人たちはこども可愛くて可愛くてしょうがないひとたちなんですよね。


トラックバック

http://hoikushipapa.jp/tb.php/3-22dca05e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

カメの秘密! «  | BLOG TOP |  » あなたの子育て知識はだいじょうぶ~?

ごあいさつ

ただいまコメント欄での子育て相談は休止中です。 お悩みのコメント下さっても回答を差し上げることができません。 申し訳ありませんが、過去記事、すでにある返信コメントなどを参考になさってください。 多くの相談への返信がすでにあります。関連するカテゴリーから探す、検索を使って探すなど利用してみてください。 多忙になってしまい、コメントへの返信ができなくなってしまいましたが、お寄せいただいたコメントにはすべて目を通し更新の励みになっております。ありがとうございます。

最新刊

よければレヴューも書いてね!

前作!

最新記事

最新コメント

プロフィール

保育士おとーちゃん

Author:保育士おとーちゃん
当ブログはあくまで個人ブログであり、記事の内容および相談・コメントの返信等は効果を保障するものではありません。
ご利用に当たっては自己責任でお願いします。

楽しく無理のない子育てを広めたいと2009年ブログ開設。多くの方の応援があって著作の出版や講演活動をするようになりました。 現在は、子育て講演や保育士セミナーの他、『たまひよ』や『AERA with Baby 』等の子育て雑誌の監修やコラム執筆。『ジョブデポ保育士』の監修や育児相談などをいたしております。

講演等のご依頼

講演・ワークショップ等のご依頼はFacebookのメッセージ または『保育士おとーちゃんホームページ』 http://hoikushioto-chan.jimdo.com/ よりどうぞ。

カテゴリ

はじめにお読みください (2)
【まとめ】記事 (2)
子育てノウハウ? (81)
子育て日記 (13)
保育園・幼稚園・学校について (120)
日本の子育て文化 (209)
おもちゃ (27)
叱らなくていい子育て (10)
排泄の自立 (11)
『魔の2歳児』 (5)
子育てまめ知識特集 (4)
あそび (41)
おすすめグッズ (10)
おすすめ絵本 (23)
食事について (15)
過保護と過干渉 (47)
満たされた子供 (7)
早期教育 (20)
我が家の子育て日記 (96)
心の育て方 (107)
相談 (86)
子供の人権と保育の質 (90)
その他 (70)
未分類 (24)
講座・ワークショップ (142)
父親の子育て参加について (3)
雑誌・メディア (48)
子育てに苦しむ人へ (27)
保育研修 (3)
note有料記事 (4)
保育について (16)
性教育について (6)
子育てオンラインサロン (1)

保育ひろば

保育ひろば

楽天

FC2カウンター

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

おしらせ♪

当ブログはリンクフリーです。トラックバック・リンクはご自由にどうぞ。 しかし、本文・コメント・その他を含めて著作権は私にありますので、引用・転載する場合は連絡をお願いします。また引用元の記載も併せてお願いします。 なお写真の転載はお断りいたします。

ランキングに参加しています

検索フォーム

月別アーカイブ

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QRコード

アクセス解析