指示でも禁止でもない声がけ - 2012.08.29 Wed
これまでに書いていないような気もするので、この際載せておこうかと思います。
普段からごまかしや、過干渉などで言葉の価値を低めない関わりを大人がしていれば、その子にもよりますがけっこう大人がその場面で伝えたきまりごとなどわりと覚えているものです。
ただ、それを毎回頭に止めて行動したり、指示や制止でやめたりするかというのは、別物であるということ。
しかし、わかっているのであれば、大人がしつこく指示したり、声を荒げたりすることもなく子供は行動することができる関わり方があります。
もちろん魔法の言葉などではなくて、日々の積み重ねなのですが。
それは、事実だけを述べて子供に考えさせることです。
例えば、子供はついついテレビのすぐそばによって画面を見ていたりします。
そういうときに、
「テレビのそばで見るんじゃない」 (禁止の言葉)
「うしろにさがって見なさい」 (指示の言葉)
こういうことを繰り返していますと、だんだん聞く耳を持たなくなったり、大人の関わりをめんどくさがるようになったり、小さい子供ですと過干渉の悪影響がでたり、そういったストレスを少しずつためてイライラを爆発させたり、自己肯定感を欠如させていったりということもあります。
そこで、禁止でも指示でもない、第三の言葉です。
「そこで見てると目が悪くなっちゃうよ」
テレビは近くで見ないというルールを知っていれば、そこから考えて行動できます。
そして同時に、その言葉はなぜそうすべきなのかという「意味」を語っています。
そのため、指示のあとにくどくど理由を伝えたりする必要もありません。
先ほどの「テレビのそばで見るんじゃない」 「うしろにさがってここで見なさい」はどちらも、なぜそうすべきかは語っていないのですね。前提としてそういう決まりごとなりを知っているはずだろというところにたっています。
確かに、その子は知っていたとしてもそういう頭ごなしな言い方というのは、子供にとってもあまり心地いいものではないのですね。
その 「そこで見てると目が悪くなっちゃうよ」で自分で考えて、後ろに下がって見れたのならばそれは立派なことですね。
「ちゃんとわかってるね」「自分で考えられてえらいね」などとフィードバックの言葉をかけても十分いいことでしょう。
それで、さらに今後大人の意を汲んだ行動を心がけるようになります。
それを積み重ねられれば、やがては考えさせる言葉を伝えずとも、自分でわきまえて行動できる日もいずれくるかもしれません。
また、その考える言葉でそのとき従えなかったとしても、そこから指示の言葉を出しても遅くはありません。
「そこだと目が悪くなっちゃうから、ここで座って見ましょう」
年齢が小さかったり、発達段階が幼かったりして、考える言葉だけでは通じないこともあるかもしれません。
それはそれでいいのです。
そのとき通じなかったとしても、そういった習慣は今後にも生きてきますので無駄ではないです。
杓子定規にやる必要もないけれども、ちょっとずつ積み重ねをしていくといいのではないかな。
この「考えさせる言葉」は一度身に付けると、いろんな場所でつかえます。
玩具を投げてしまっている子に、「それ投げていたら壊れちゃうよ」
(人に向かって投げていたりしたらこんな悠長な言い方はしませんよ。その場合は禁止でも制止でもすべきでしょう。念のため。)
ふざけていてなかなか靴をはこうとしない子に、「早く靴をはきなさい」というよりも、「靴を履いたら買い物にいきますよ」などの言い方をしていったほうが、はるかにその行動がすんなりいったり、そこでの靴を履くという日々の行動の積み重ねができていったりします。
この「考えさせる言葉」のいい点は、大人も怒ってイライラしなくてすむという点です。
ささやかなようでこの点は結構大きいかもしれない。
「○○するな」「○○しなさい」といって、それで子供がすんなり従えばまだいいけど、それでなかなか従わないとすると大人の方としてはとてもイライラしたり、ストレスがたまったりします。
そうするといろんな悪循環ができて、日々の生活が大変になってしまったり。
「考えさせる言葉」だと、それでわかってくれれば大人の方も素直に気持ちよく褒められるし、もしそれだけで伝わらなかったとしても、子供が反発しているとか「言う事を聞かない」というわけでないので、とりあえずイライラするまでワンクッションおけます。
指示や禁止の言葉で従ったとしても、なかなかそれで褒める(フィードバックする)という流れにはなかなかならないんだよね。
そしてさらに、指示・禁止の言葉をやたらと使わないでいると、それらの言葉が必要で使わなければならないとき、乱発しているときよりもよっぽど重みのある言葉になります。
そのため、子供も「これはしなくちゃならないことらしいな」ということが、そのニュアンスからでも伝わります。
僕はもう家でも保育園でもこういう言い方は習慣というか当たり前になってたので、いままで意識することもなくてあんまり自覚してませんでした。
でも、これはとっても日々の生活をスムーズにいかせる関わり方だと思うのでおすすめです。思い出した時だけでもやってみてください。
ちょっとずつでも積み重ねていくと、子供の姿が変わっていけることもあるかもしれません。
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● COMMENT ●
こどものたたく行動について
No title
八カ月の息子がおり、最初は外で触るものほとんどが、汚いもののように思えて(舐めるので)、とりあげたり、拭いてみたり・・明らかに過干渉でした。
先生のブログを拝見してハッとし、今は危ないもの以外は抑止せず見守るようにしています。
今回は抑止の代わりの言葉がけを具体的にあげていただてありがとうございます。参考にさせていただきます。
一つ相談に乗っていただきたいことが、、
八カ月の息子なのですが、最近気に入らないことがあるとよく手をブンと振り、足をダンっと踏みならすようなかっこうで口も、への字にまげて怒るようになりました。
絵本を読んであげ、終わったので片づけようとすると・・ダン!
それだけなら、「もう一回読んでほしかったんだねー」とそれでいいのですが、
なにか遊びながら「あーあー」言っているので、「いいねぇ。それたのしいねぇ」と声掛けしてもダン!っと怒るときがあります。(機嫌よく遊んでたのに)
やはりこれは、親は行動を抑止する存在=信頼関係があまりうまくできていないのでしょうか。
また、最近離乳食中に、数口めになると、何が嫌なのか顔を真っ赤にしてダン!と怒ります。
眠たくない、機嫌がよい時を見計らってあげているし、ラックで締め付けられるのが嫌なのかとゆるくしてみたり、椅子を変えてみたり・・やわらかい裏ごしの段階に戻してみたり・・・色々やって見てもダメです。
しまいには、泣きそうになるのでそこで辞めておっぱいにする感じです。
食べるのは食べるのですが、ラックに座らすと怒るし(食事とわかっている感じ)、いつも怒っているしで、食事大好き!・・で離乳食を勧められなかったのがとても悲しいです。
離乳食初期に嫌だと思いながら食べていたのかなぁ。。
お忙しい中もうしわけありません。ぜひアドバイスをよろしくお願い致します。
よろしくお願いいたします。
No title
自分が小さい子の面倒を見たことがないからか、毎日どう関わっていいのかわからずに悶々としていました。どうしていいのかわからないから毎日イライラ、遊んでもすぐに疲れてしまい、子供もつまらなそうな顔をしていて、本当に困っていました。自慰行為や噛み付きがあり、とうとう半年違いのイトコに噛み付いてしまったので、これはヤバいと思い勉強を始めました。
良い関わり合いをしたいと思い、毎日必死でした。まずはブログに書かれている通り「ダメ・危ない・うるさい」をやめました。確かに「ダメだよ」と静止すれば噛まれることが多く、おもいきってやめました。「ダメ」って言わないのは意外と大変で、言わなくなるまで3日かかりました。そのかわり、きちんと「怪我したら痛いし悲しいからやめようね」とか「噛んだら痛いよ。お母さん泣いちゃうよ」等と言葉で伝えました。
そうすること1か月半…今は毎日楽しいです。2人でいる昼間が正直苦痛でしたが、今は2人でケラケラ笑っています。きちんと繋がっている、通じていると胸を張って言えます!
1歳だから?ちょうど物事がわかってきたから?なんでだろうと考えますが、やっぱり私が息子を1人の人間としてきちんと認めたことが一番なのかなぁと思います。そして、このブログを通じてその方法を教えてもらったことに感謝しています。
まだ自慰行為はありますが、ぐーんと減りました。噛み付きはなくなりました。本当に危ないことをした時に「ダメー!!!」と大声で怒ったら、その後絶対やらなくなりました。一番驚いたことは、子供が私にスプーンで食べさせてくれたり、飲み物を飲ませてくれたりしたこと。とても優しくなりました。笑顔も増えましたし、笑顔が変わりました。とても嬉しくて嬉しくて感謝感謝です。旦那にも、2人とも変わったね楽しくなってきたね、と言われました。
たった1ヶ月半だけど、本当に変わりました。毎日の積み重ね、本当に大事ですね。産んでしまえばモチロンお母さんになれるんだけど、やっぱり初めてのこと。勉強が必要だなぁと思います。良い関わり合いができるお母さんが増えること、心から祈っています。私も続けられるよう努力します。
これからもブログ楽しみにしています!本当にありがとうございます!
お父ちゃんさんが書かれている考えさせる言葉がけは些細なことだけれどとても大事ですよね。指示・命令の言葉がけが多い家庭で育った子は幼児の年齢になっても自分のことを自分で判断するのが苦手だなーと感じます。全て大人が指示していると[なぜ~するのか]を考えずに指示に従っているだけなので自分で行動できないのは当たり前ですよね。そういった子は相手の気持ちに気付くのも苦手なような気がします。。。小さいうちから自分で考える言葉がけを保護者の方が知っているのと知っていないのではかなり違ってくるのかなーと思い、コメントしました。教えられずとも自然とそのようにしている保護者の方もいますが( ´ ▽ ` )乳児クラスの保育士にはそういった指導?も、出来てほしいなぁーとおもいます。
何度か相談させていただいてます。
いつもありがとうございます。
最近漠然とした不安があり、おとーちゃんの意見をお聞きしたくてコメントしました…。
テレビやゲームについてです。
もうすぐ4才と、もうすぐ2才の双子の母です。
家では今テレビは見ていません。三人で遊んだりもしますが、基本的に私も一緒に遊んでいます…テレビを見せない分、子どもと関わる時間が多く(家事がかなりテキトーですf(^_^;))、ままごとや積み木、ブロック、絵本などで
遊んでます。
気になっているのは、周りのお友だちとの付き合いです。下の子どものお友だちの家に遊びに行くと、
必ずといっていいほど、テレビをつけなながら一緒に遊ばせます。
みんなそれが普通なんですが。
たまーに…ならいいかとも思うのですが、度々だと気になってしまいます。
娘の幼稚園のお友だちの家に遊びに行くと、さらにプリキュア一色(>_<)おもちゃは、変身グッズ、プリキュア、またプリキュア(-_-;)娘も夢中になって教えてもらっています。そんな姿を見て、やめてー(>_<)と心で叫んでます。
私は、これからも、家ではテレビを見せないつもりです。キャラクターもののおもちゃも買おうと思ってません。でも周りのお友だちとどう付き合っていけばいいのか、悩んでしまいます。小学校に入れば、今度はゲーム!?!!お友だち同士の遊びもゲームが多い?!そして携帯???
おとーちゃんは、どのようにして周りのお友だちとお付き合いされてますか?
いじめのことも、最近テレビで特集され、おとーちゃんのブログを読み、考えさせられる毎日です。
家で三人で遊んでいられる今が一番幸せな時間だなと、疲れながらも実感してます。
相談です
その際は丁寧にお答え頂き、少し楽になりました。
ありがとうございました。
5ヶ月になった息子です。
夜中何度も起きて、おっぱいかミルク、湯冷ましなどの水分を与えないと寝てくれないのが、どうしても許せないんです。受容できません。
これまでもそうでしたが、こちらのブログや友人家族の励まし、助けで何とか耐えてきました。
でも、何だかもう今日はどうしても許せなくて。暴言を吐いて怒鳴りつけてしまい、やっぱり泣くし寝ないので、結局乳をやっています。
どうしたら寝てくれるか、散々色々試行錯誤してやってみても起きてしまって、もうどうしたらいいのか分かりません。
鬱傾向もあるので心療内科で薬も処方してもらっています。
寝てくれないとどうしても自分が寝不足になり、余裕もなくなってしまいます。
どうやったら寝るのかなんて、答えはないのでしょうか。成長を待つしかないのでしょうか。
どうやったら、今の息子を認めて受容してあげられるようになるのでしょうか。
乳児の関わりなど、たくさん参考になることが書かれており、心がけていこうと思っています。
ただ、1歳以降くらいからのことは良く書かれていますが、1歳までの関わりももっと詳しく知りたいです。
新米母にとって、泣き喚くしかできない子供はどうやって対応したらいいのか、本当に分からなくて、心底辛いです。
どうして泣いているのか分からない、何となく分かったとしてもそれをしてあげる気力も体力もない時もあります。
遊んであげ方も良く分からないです。
用事がしたくて、待っていて欲しい時にどうすればいいか、とか。
声かけしていても泣き喚かれてしまって、仕方なく片手で抱っこしながらだったり。
どうにか5ヶ月やってきましたが、やっぱり分からなくて、途方にくれる毎日です。
お忙しい中大変申し訳ありませんが、助言頂けましたら幸いです。
るーさま
るーさんへ
こちらが眠いと、どうしても心の余裕なくなりますよね( i _ i )私の場合、夜泣きが朝まで続きノイローゼになりかけたので
気持ちお察しします。
おっぱいなどで寝てくれるのでしたら、寝乳してはどうでしょうか?夜に泣き出したら、自分も横になったままお乳をだして、
飲ませながらそのままこっちも寝ちゃいます(^ー^)ノ
そのほうが子供も密着してよく寝てくれました。
ちなみに私は、朝も昼も寝乳で飲ませ、自分の身体を休ませてました。慣れたら楽です。
すでにお試しでしたらごめんなさい。
一日だけでもリフレッシュの日がもてればいいですね(^-^)
応援してます。
ミントさま
お言葉頂けて本当に嬉しいです。
現在おっぱいはほとんど寝乳です(/ _ ; )
座ってやるより、布団に置く時に起きてしまうリスクが少なく、自分も多少楽なので、そうなってしまいますね。
ただ、それもそれで、乳首を外すと起きてしまうというリスクもあり…
20分30分くわえれっぱなしで、乳首は痛くなるし、身動きすると起きるので、無理な体勢が辛かったり…
一緒に寝てしまえれば楽ですが、寝られない時は1時間も同じ体勢で身動き取れず、なんてこともありました。
しっかり寝てくれたり、夫が休みの日は、楽しく遊んであげられるのに、寝られないと本当にダメです。
朝まで夜泣き…想像するだけでノイローゼになりそうですね…
どうにかこうにか、耐えて行くしかないのでしょうか。
おとーちゃん様、コメント欄にて失礼致しました。
プールじまいさん
ひとつは「先回りした関わり」をして、遊んで欲しい、気持ちを満たして欲しいという欲求をあらかじめ大人の方から良い形で満たしてしまうことです。
くすぐり遊びなどを日常的にしていくことで、そっちのほうが楽しくなればわざわざ嫌がるようなことで関わりを求める必要がなくなります。
もうひとつはそういう行為が起こったときの大人の対応法です。
・メリハリを持った対応を心がけること
楽しい時は楽しく、はっきり伝えるべき時は本気で伝えることが大切です。
強くとか弱くと似ているかもしれませんが、それとはちょっと別です。
強い言い方でももちろんですが、優しい言い方だとしても本気の感情をそこに載せるか載せないかで全然違います。
そして、伝えるべきなのはそれを「やめさせること」や「してはいけないと教えること」が第一なのではないのです。
いま1歳という年齢では、そういった理屈の前に「私はそれが嫌だ」という大人の感情をしっかり伝えるのが大事です。
さらにそれがきちんと伝わるためには、それ以前の普段から「共感」や「認める」「ともに楽しんだり笑ったり」ということをしっかりして「心のパイプを」しっかりと太く形成していることが大切になります。
このことを今の時期に親子間で確立していると、今後の子育てが全くと言っていいほど違ってきます。
この2点です。
まずは「先回りした関わり」を心がけるだけで、だいぶ変わってくるかもしれません。
もう1点付け足しますと、もし過保護や過干渉ぎみになっているところが思い当たるならば、そこも減らしていくのもやってみるといいかもしれません。
ここちさん
コメントの範囲から推察すれば、以前していた過干渉のなんらかの影響がいまそうした形ででているのかもしれません。または単に生まれ持っての性格的なものなのかもしれません。
ただ、8ヶ月といういまの状況で信頼関係のありかたがそれほど深刻なものとなるともあまり考えられないので、その点に関してはあまり気にせず今後の対応をよくする方へと前向きに考えていけばいいとおもいます。
対応策ですが、今の時点で遊びや食事と一個一個のことを気にしてそれに対応しようとしても、袋小路に迷い込んでしまうだけだと思うので、まずは「日常の楽しい母子関係」を作ることを目指すといいでしょう。
具体的には、顔遊びや体をくすぐったり、あとは簡単なものでいいのでベビーマッサージなんかもいいかもしれません。
歌を歌ってあげることや、本を読んであげることを増やしたりしてもいいでしょう。
話しかけてあげたり、なん語をたくさんきいてあげるのもいいです。
そういった安心・安定した関係をちょっと意識することで子供の情緒的な安定につながれば、いまのなんだかよくわからない感情の噴出という姿が減ってくるかもしれません。
それらは積み重ねなので、すぐに劇的な効果はないかもしれませんが、きっと無駄にはならないはずです。
それから、もしそのなんだかわからないダンッがでたときは、慌てず不安にならず、ゆったりと余裕を持った大きな気持ちで「どうしたの?」ときいてみるといいかもしれません。
原因の追求しようというのではないのです。それはわからなくてもいいのです。
子供はなにが伝えたいことがあったはずです。
わからないまでも、聞いてもらえた聞こうとしてくれたという事実が、子供の気持ちを満たすことにつながるでしょう。
たかのはなさん
「子育てが楽しくなった」と聞けるのが僕にとっては一番うれしいことです。
実際に、自分の関わりを変えることで子供の姿が変わるのを目の当たりにすると、子育てに対する考え方が大きく変わると思います。
一般の大勢の人が、子供や子育てに持っている先入観が、必ずしも子供や子育ての本当の姿でないこと、大人しだいでもっと良い姿を引き出すことができるということが、僕がこのブログを通して伝えたかった最大のことです。
今度は、たかのはなさんの周りに同じように子育てに悩んでいる人がもしいたら、ご自分が経験したことを教えてあげてください。
うさこさん
こういった声が聞けると僕もブログや保育士をしていてよかったと思えます。
実際には一般の人はもちろん、保育士のなかにも、指示的・抑圧的な関わりしかできない人もたくさんいますよね。
僕もさんざん経験してきたのでよくわかります。
本当にせめて乳児を担当した人には、そういった受容的な関わりということの必要性を意識して欲しいと思います。
スマイル☆さん
確かに、息子の保育園の友達たちもテレビゲームやキャラクターものに「洗脳されてる」と言いたくなってしまうほど染まってしまっている子がたくさんいました。
そしてそれは今の日本では一般的な情景となってしまっているでしょう。
うちの子供たちに関して言えば、そういった周りに影響されない子供に「育てた」と言えます。
例えば、テレビゲームやキャラクターに乗っからなくとも、それ以上に自分で楽しい遊びのできる子供に育てたし、そういったモノを持っている子に引け目を感じない確固たる自信というものを持っている子に育てました。
そしてそういう自信を持った子供が、子供たちには魅力的に見えるものです。
自分でいうのもなんだけど、いまの子供たちを取り巻く環境でそのように育てるのはそうそう簡単ではないと思う。
でも、大事なのは子供に「なにをどうするか」ではなくて、親自身が子供に「どういう子供になってほしいか」「なにを獲得させてなにを獲得させたくないか」そしてそれを揺るぎない自信をもって子供に伝えられるかという点にあると思う。
だから大人がその気になりさえすれば、けしてできないことではないでしょう。
多くの人が、「子供にテレビゲームはさせたくない」とか「キャラクター物や戦い物に染めたくない」と自分で思ってはいるのだけど、結果的にはいつのまにかうやむやになって与えてしまっているという姿があります。
つまり、大人の側が最後まで自信をもって伝えきれずに、ひよってしまっているわけです。
「周りが持っているのに持っていないとかわいそう」とか「うちの子がだけがその話に加われないとかわいそう」というものが多いです。
言い換えれば、テレビゲームなどを超える楽しい時間などを家庭の中にもつ自信をもてていないということでもあります。
それを超えられるだけの遊びだとか自信だとかを持った子供に育てれば、そういったことで仲間はずれになることもないし、それでひがむこともないです。
そのことを大人自身が最後まで自信を持って通せるか、通せないかというところにひとつ集約されると思う。
そして、そう育ててしまえば、周りでどうあろうとも家庭がしっかりしていれば、それにたやすく影響されないと感じています。
るーさん
そのなかで、「無理なことはしない」ことも最良の選択のひとつだとおもいます。
そうして、まずはご自身の健康を取り戻す、安定させる方へと持っていくことが結果的には子供にもよいものとなるからです。
しかし、子育ては「待ったなし」なのでひとりでそれを全てしようとしたら、どうしても「無理なこともしなくちゃならない」になってしまいます。
それで悪化させてしまったり、長引いてしまっては、返って子供のためにもならなくなってしまうこともあります。
そこで、家族の理解が大切になります。
例えば、5ヶ月の子供であれば、夜中の授乳は何ら特別なことではありません。
まれに、朝までぐっすり寝るという子もいますが、むしろそのほうが例外です。
これはもうしょうがないことですから、母乳のみにこだわらず、夜間はミルクにしてお父さんにその授乳をしてもらうなどの「バイパス的」対応を視野に入れるなどして、ストレスを増大させないことが必要なこともあります。
夜間の授乳に限れば、まだ続くとはいえだんだんと減ってくるものですから、協力してもらっていまの大変なときを乗り切っていけばその負担は軽減される類のものです。
ストレスが限界になってからでは遅いですから、あまり自分ひとりで抱え込まず、お父さんが無理なら実家のご両親など協力を仰げそうなところをなんとか理解してもらって、助けてもらうことも必要です。
限界まで頑張った挙句、育児ストレスから家庭崩壊に至ったというケースなども現実にあります。早めの対応が大切です。
無理な時は抱え込まず、協力を求めるということは恥ではありません。
もし、ほんとうに厳しいと感じるならば、なんとか説得してでも、ご自身からでは無理ならば心療内科の先生にあいだに立ってもらって、お医者さんの方からその必要性をご家族に説明してもらうなど選択肢に入れて考えてみるといいと思います。
関わり方がわからないということですが、うつ傾向があるということならば、余計にいろいろ大変だと思います。
例えば笑顔は無理せずともでますか?
もし、そういったことが辛かったり、ご自分ではできない状況にあると思ったら、無理に自分ですることはないです。
その分、誰かに理解してもらって、やってもらえばいいのです。
まずは歌を歌ったりとかくすぐったりとか、自分で無理なくできそうなことからしていけばいいでしょう。
まだ5ヶ月なのでやや早いですが、もし今後もうつ傾向が続くようで、育児負担が大きいとなれば、それを理由に公立保育園などに預けることも可能です。
そうすれば昼間に足りない睡眠をとったりすることもできます。
もし必要がありましたら、お住まいの市区町村などに相談してみてください。
そういったこともできますので、無理をしないでお子さんと関わっていければいいと思います。
ありがとうございました。
「生活の一個一個を対応しようとすると袋小路に・・・」その通りだと思います。
あぁ、またご飯嫌がられるのかな・・今日は食べてくれるかな・・等考えていたら、こちらまで憂鬱になり、子どももそれを感じ取りそうです。
アドバイス通り、「日常の楽しい母子関係」を作ることを目指していきたいと思います。
子育てとは、何が正しいかわからない・・・誰に聞いても、育児書を見てもピンとこないことが多い状況です。
子育てにおいて、親子関係のどういう状況を目指していくか・・・大きな目標を教えていただき、なおかつ具体的な対応の仕方をブログで教えてくださっているので、本当に納得感があります。
これからも、更新を楽しみにしております。
よろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
いつもいつもお返事いただいて感謝です。
そうですね。
周りに影響されない子どもに育てる…本当にそう育てたいです。
楽しい遊び、、どうなんでしょうか?
私自身に自信がなく、、いつも迷いながらという感じです。
でも、テレビを見なくなってから、三人ともよく遊ぶようになったと思います。
まだまだじっくり能動的に遊ぶ…とまではいきませんが、遊べる子に育てたいので、まずは一緒に楽しい遊び見つけていきたいです。
喧嘩ばかりで、参ってしまう事もありますが…おとーちゃんさんのブログを読み返しながら、気持ちをきりかえて頑張ってます(^o^ゞ
これからも、勉強させていただきます\(^o^)/ありがとうございましたm(__)m
アドバイスのお礼 こどものたたく行動について
おとーちゃん保育士様の文面はとても温かく感じられほわっと優しさで包まれた気分になりました。アドバイスを頂いてからすぐ、たたかれたときには「お母さんはは痛いんだよ」と伝え、顔をすりすりしたりスキンシップをしました。不思議な事に、スキンシップをすると何度もたたいては来なくなりました。すぐにはたたく行動は減らないから、長い目でみようと思っていたところでしたので^^
何でも直球ではなく緩いカーブであったり、まあいっかを口癖にやっていこうと思います。
これからもブログを拝見し素敵な子育てのお考えを参考にしていきます。ありがとうございました。
すぐいじける娘。
3歳の娘のことで、最近どうしたらいいのか分からないことがあります。お時間がある時に読んでいただけるとうれしいです。
娘はちょっと注意しただけで、ものすごく怒り、いじけます。
おもちゃのネックレスを振り回していたので『ぶつかったら危ないから振り回さないでね』と言うと『やだ!もう知らない!ママなんか嫌い!』と言って、部屋から走って逃げていきます。
出かける途中に、ちょっと転んだりぶつかったりしたら『もう行かない!ママなんて嫌い!』
お友達と遊んでいて自分が上手くできないことがあると『もうやだ!ママなんか嫌い!みんな嫌い!◯◯ちゃんも嫌い!あっちいって!!』何もしていないお友達やそのママにも八つ当たり…。
すぐに怒り、嫌いと言ったり、その場から逃げたり。出来るだけ落ち着くまで待って、まずは気持ちを受け入れるようにしていますが、それが一日に何度もあり、ものすごく怒ってしまったり、嫌い嫌いと言われ落ち込んでしまったりします。
私自身怒ると『もう知らない!』と言って、その場から逃げることがあり、ここにきて娘に現れたのか…と、猛反省しているのですが、もうどう対応したらいいのかわからなくなってしまいました。
落ち着けば『こうしたかっただけなんだよ』と言ってきたり、ちゃんと話せば分かると思っているのですが。
褒められても笑いながら『違うもん!上手くできてないもん!』と否定してくる娘なので、元からそういう気質があるのかな?と思いつつも、何か満たされないものがあるのかな?と悩んでいます。
来年には幼稚園です。どこへ行っても挨拶やお返事、みんなと同じ体操などなにひとつできない娘ですが、やっぱり可愛くて大好きです。毎日一緒にいられる残りわずかな時間をもっと楽しめるように頑張りたいと思います。
何か、アドバイス頂けるとうれしいです。
はるままさん
おっしゃるように何か原因があるのかもしれないし、もともとの気質からきているのかもしれません。
なにか原因があるにしても、コメントに書かれていることからだけではどうとも判断がつきません。
わからないのでチェックしてみてください。
可能性があるものとしては、過保護や過干渉、放任、もし弟妹がいればそこからくる疎外感、受容の不足。
あとはなんらかのストレス要因から来ている可能性。
勉強・習い事など意にそまないことをやらせていないか。家族や身近に怖いと思っている人がいないか。
脅しや怒ることで子供に関わっている人がいないか。
大人が期待して、できないことで落胆しているということはないか。
食事・生活リズムなどは安定しているか。
睡眠はきちんと取っているか。
なんらかの病気などはないか。
また、いつ頃からそういう様子がでているのか。どの程度の頻度で。
いろいろあげましたが、この中でこういう姿を引き起こす例で多いのが、過干渉です。
例えば、これと似たようなことをしていることはないでしょうか?
子供「きのう、カレーたべたねー」
大人「違うでしょ。カレー食べたのはおとといでしょ」
↑これはあくまで例ですが、このように大人は「否定」で受けなくてもいいところで、理屈を知っているゆえに子供に否定で返してしまうという行動をします。
このような何気ない関わりでも、繊細な子供は自己否定感を積み重ねていってしまいます。
否定をしなければならないことならばそれは当然ですが、どっちでもいいようなことまで「正す」必要はありません。
子供がして欲しいのは親からの全面肯定なので、ささいな会話のなかでもそれを求めているわけです。
性格が細かかったり杓子定規な大人だと、しばしば子供にそこからくる自己否定感を子供の中に育ててしまっている人がいます。
とまあ、いろいろあげましたので思い当たるところがないかどうかチェックしてみてください。
それがどんな原因であれ、また気質からくるものであれ、対応としては肯定・共感・フィードバックを増やすことがいいかと思います。
ありがとうございます。
早速、日々の娘を思い出しながらチェックしてみました。
生活リズムは、お昼寝をすると遅くまで起きていることが多く、いつも寝かせるのに苦労しています。
周りに怖いと思っている人はいないと思うのですが、道で挨拶する人にも怖がっているようで、いつも固まってしまいます。
親子体操の教室に行っているのですが、みんなと同じ体操はあまりできず?せず?誰かに見られていると余計に何も出来なくなります。教室にはいるのは毎回のように嫌がるのですが、入ってしまえばお友達もいるので、楽しそうにしています。
幼稚園選びをしているのですが、こんな感じで幼稚園いけるのかな…どんな園でも合わないのでは…と思うことがあり、そんな雰囲気も伝わっているのかも…。
肝心の過干渉については、会話の中ではまずは娘を受け入れようと意識しているので『そうだね〜そうなんだ〜』と言っていると思います。
なんでもとりあえず嫌がるので、その時も『歯磨き嫌なんだね〜そっかーでも虫歯になったらママは困るなー』と伝えるようにはしていますが、逃げたり嫌がったりが続くので、『じゃあもう磨いてあげないよ!』となり、『やだー磨いてーごめんなさい』という感じです。出かける時なども、この流れになる事が多いです…。
3歳過ぎてから、自分でおむつやめる〜と言い本当にあっさり卒業したのですが、まだおもらししてしまうことがあり、何回も続くと怒ってしまったり。期待しすぎているんですね。
こうして書き出してみると、全面肯定ができていないんだな〜と実感します。
みんなに『嫌い!あっちいって!』と言っている姿を見ると、その時になんと声かけたらいいんだろう?とか、とにかくお友達に謝らなくちゃ!というその場での対処ばかりに目がいっていました。
その前に日々の生活の中での、肯定・共感・フィードバックを大切にしなければいけないですね。
何か変えたいと思い、家事の間に見せていたテレビをやめてみました。すると、前はあんなに見たがっていたのに、一切見たいと言わなくなりびっくりしています。
その代わりたくさんお手伝いをしてくれるようになり、一人でやるよりも大変だけど、楽しくなりました。
テレビ見せるの良くないよね…と思いながら見せていたので、その罪悪感からも開放されたように思います。
素直じゃないな〜意地っ張りだな〜と思うことが多かったのですが、そんな姿を見ると、まだまだ変わっていけるかな?と思いました。
なんだか、長くなってしまってごめんなさい。
肯定・共感・フィードバックを大切に、また過去記事からも勉強させていただきたいと思います!
ご返答いただけて、いろいろ考え直すこともでき、とても感謝しています。本当にありがとうございました。
ありがとうございました。
お礼が遅くなりまして、申し訳ありません。
無理せず、助けを借りられるところからは全部借りて、
どうにかこうにか落ち着いてきました。
ここ1週間ほど、夫の仕事が少しひと段落したこともあり、
夜の授乳を交代してもらったりもできるようになり、負担も少し軽くなりました。
市の子育て支援センターの一時保育を利用するなど、少しずつ工夫して
やりくりするようにしています。
身体と気持ちに少し余裕があるときは、笑顔は無理せず出せます。
くすぐったり、ごつんぐりぐり等で、息子も笑ってくれるようになってきました。
それと、昨日今日と一泊旅行もかねて、
がりとんさんの店舗に行って、おもちゃを色々触ってきました^^*
ネットで色々見ていましたが、実際触ってみると本当に楽しくて、
子供そっちのけで自分が楽しんでしまった感があります。
童具館の積み木とトレインカーレールを購入してみました。
5ヶ月ですのでまだ自分で遊ぶには早いですが、一緒に楽しみたいなと思います。
これからも、記事の更新楽しみにしております。
ありがとうございました。
るーさん
そういう大変な時って子育てしていると、これからもまた節目節目で出てくることもあると思います。
「うまく子育てしよう」と思っていると、「あれもできないこれもできない」と心配することばかり増えてしまいます。
子育てってそうそう簡単に失敗するものではないです、もしなにかできなかったことや足りなかったことがあっても、あとからでも十分埋め合わせもできます。
無理な時は無理、できないときはできない、つらいときはつらいでいいんです。
たいがいは、その時さえ乗り切ってしまえばなんとかなります。
むしろ不安になって、あれもこれもと大人が思い出すと迷走してしまい、よけいにこじれてしまうことすらあります。
無理せずのんびりと子育て楽しんでいってください。
がりとんまで行ってきたのですか、いいですね~。
僕も行ってみたいですよ。
初めまして。
私には7歳と4歳の息子がいます。
長男は自己肯定感が低く、お友達の輪に入っていくのが苦手です。
傍で見ていて歯がゆく感じることも多く、どうしたものかと悩んでいました。悩んでいた・・・・・いえ、私の関わり方に問題が多いと分かっていたんです。
私自身、自己肯定感が低く、人の目を非常に気にしてしまいます。
それでも穏やかにやってきていたんですが、2年前にマンション階下に住む方からクレームが騒音の来て、確実に何かが崩れていった気がします。
全ての行動を静かに、とにかく外に出る。キツく叱りイライラして。
だんだんエスカレートしてずっと怒っている自分に気づいていました。
今、長男には大きくはなく、人に危害を与えたりは無いものの問題が出てきています。
申し訳なくて、ただただ悲しんでいましたが、もう7歳ではなく、まだ7歳。これからの関わりで挽回できたらと思います。
二男は小さいからと可愛いがられる機会が多かったからか、とても積極的で肯定的。
問題が全くないわけではありませんが、これからもっと自信を持っていけるように育てていけたらと思っています。
またこちらにお邪魔させていただきます。
yukamamaさん
子供がプラスの形で前に進んでいけるのは、やっぱり肯定してもらえたときからのようです。
「いい」「わるい」の前に、あるがままを親が認めてあげることが結果的には子供の一番の成長に繋がるのではないかと僕は感じています。
No title
どこに相談すべきか悩んだので、以前と同じこちらで相談させてください。
今日、1か月半ぶりに3歳半の甥が遊びにきました。
甥は以前から、2歳の息子のバイクの乗り物が大好きでよく取り合いになっていました。
今日は久しぶりに遊べて息子も甥もニコニコ楽しそうで、兄弟みたいにかけまわったりしていてとても楽しい時間を過ごしていました。
途中取り合いもありましたが、代弁したり他のオモチャで気を紛らわしたりと、笑い声を響かせながら遊んでいたんです。
が、2時間ほど遊んでそろそろ帰ろうかと、私たち親が目を離した時に、バイクの取り合いになったようで、甥の叫び声が聞こえ、私が猛ダッシュすると…息子が甥の腕にかじりついているところでした。
もう悲しくて悲しくて。
私は急いで2人を引き離して、甥の傷を見せてもらって、「ごめんね~痛かったでしょう。怖かったよね、ごめんね」と抱きしめました。
そして息子には、よく覚えてないんですが「どうしてかじったの?バイク返してほしかったの?そういう時はカシテって言うんでしょ、かじったりしないでイヤダ、カシテ・カエシテって言うんだよ。甥に痛い思いさせて、そういうことするのお母さん嫌だよ!悲しいよ!!」みたいなことを結構おこり口調で大声で言いました。
その後息子は、泣いている甥にペコリとごめんなさいをして、ティッシュを持ってきて渡そうとしていました。
私は悲しさが抜けず、ドンヨリしてしまい、夜ご飯が終わってからもう一度「お母さんは、息子が甥のことを噛んでとっても悲しかったよ。息子はバイク乗りたかったんだね、返してほしかったんだね。でもね、人を噛むのはいけないことだよ、人のこと痛い痛いさせるのは悲しいことなんだよ」と教えました。
説明が長くなりましたが、この1年間、何度か甥や姪に噛み付いています。どちらも息子より年上で、すでに「わたしのもの」という意思が強いです。息子の物でも、気に入れば「わたしのもの」にしてしまうので、息子は悔しくて、でも言葉で伝えられないから噛んで抵抗しているんだと思います。
でも、その都度、きちんと伝えてきたつもりです。
言葉がでるようになったらきっと直る、と信じていたのですが、信じている反面、もし直らなかったら…と思うと不安で、どうしたらいいのかわからなくなります。
私の父は、こういう時は引っ叩いてガンガン泣かせて、裏の暗い小屋に放り投げてしまう人だったので(私はされたことないですが、姉たちは何度か入れられたようです)、今日も甥にげんこつを見せて脅しているのを見てゲンナリしました。
カーッとなりやすい人で、高校生の時、「叩かないで話を聞いてよ!」と言った私のことを結局話も聞かず、頭・背中・尻と3発殴ったことは未だに腹が立つのですが、本当に子育てしていると自分の子供時代がフラッシュバックしてきて、私あの時認めてほしかったんだ・あぁ言ってほしかったんだと思うと泣けてきます。
おとーちゃんは過去の自分・親とどう折り合いをつけていますか?
私は未だに整理がつかず、産後、親の前で2度泣いたことがあります(^_^;)でもやっぱり認めてはもらえませんでした。「結局はお前は謝ってほしいのか!」とか言われて余計に悲しくなったんですがね。息子にもそういう関わり合いをされるのかと思うと、嫌で仕方ないです。普段は両親ともに悪い人じゃないんですが、認めるよりは否定ばっかですね。年代なんですかね。
話は息子に戻りますが、普段はきちんと言葉で伝えて、息子もきちんと理解しているな、と思う場面が多いです。ニコニコ笑顔が可愛くて、癇癪やぐずりもあまりなく、おとーちゃんの子育て方法のお蔭だ!と思っていました。甥・姪以外はかじったことはありません。
色々なことを書いて長くなってしまいましたが、おとーちゃんの返信待ってます。
よろしくお願いします。
たかのはなさん
保育園でもかみつきが出てしまうのは、そういう経験をたくさんしている保育士であってもショックなものです。
ですが、たかのはなさんのお子さんのケースは、言ってみれば「健全なかみつき」とでもいうものです。
なので、もし直らなかったらなどとあまり深刻に考えすぎる必要もないかと思います。
「健全なかみつき」といったのは、それが理由のあることだからです。
『わたしの』の絵本のすばらしさについて述べた過去記事に、そのへんにまつわる子供の発達段階が書いてあります。
この時期は自分のものに対する強い執着が生まれるものです。
そしてそれは発達の段階として誰しもが踏むべきものであり、自分のものにこだわるのは悪いことではありません。
その点、むしろその子のものでありながら、貸すことを強要したりするよくある大人の対応のほうがよほど問題のあることなのです。
なので、自分のものであると強い執着をもっているものを誰かほかの子にとられたら、言葉が出る子であっても、衝動的にかみついたりすることは、ある意味当然の成り行きです。
この成長の段階にある子がいる場合、とくにこだわりのある遊具などは友達などが来る際、そもそも出さないように子供と話して大人がしまってしまうのが適切な判断だと僕は考えています。
こういった理由のある噛み付きならば、そのときの子供の心情をまずは受け止めてあげることも大事だと思います。
「あなたはあれを使われてしまって嫌だったのね」などです。
噛み付きがよくないことを知らせるのも、必要ではありますが、慢性的になっていたりすればときにそれは逆効果になることもあります。
多くの人が噛み付きを厳しく叱ったり、怒ったりすることで出させないようにしようと考えますが、場合によってはそれでしなくなりもしますが、なかには余計悪化したり、別の困った行動へと転化するだけのこともあります。
また、噛み付きがなくなったとしても、それは代償として「自己肯定感の欠如」をもたらしてしまうこともあります。
ちなみに「健全でないかみつき」をあげるとしたら、それは情緒の不安定などから、意味もなく噛み付くようになってしまった段階です。
これはさらに対応が難しくなります、とりあえずここに書かれた範囲のことならばそれではないと思いますので、それについては省略します。
噛み付きの対応については、たしかいくつか関連する記事があったと思います。「かみつき」もしくは「噛み付き」で検索してみてください。
大事なのは、怒るにしろどう対応するにしろ、その子そのものの「存在の否定」にはならないアプローチ(大人の側の心情も)をするということです。
なのであまり悲観的になることはかえってマイナスになります。とくにそれが母親の場合はです。
まずは、だれしもある成長の一段階ととらえてあげましょう。
No title
おとーちゃんからの返信の後、教えて頂いた記事を読んだり、コメントを読んだり、自分の育児についてもう一度考えてみました。
そこで気づいたのが、最近暑くて息子ととことん遊んだり、きちんと向き合う時間がガクンと減っていたな。親が面倒臭がっていたな。ということです。
試しに4日前から、そこを再認識して過ごしてみました。
すると息子、また変わりました。笑顔がとっても可愛いんです。よく笑うんです。よく話すようになり、滑り台で「おかーたーん」て両手ふってきました!一年前にこのブログに出会って息子が変わった時のことを思い出しました。
怒り方もダラダラ言わないで、ビシッと言うよう変えてみました。
相談した辺りは、どんなに怒っても言い聞かせても「あれ?響いてないな?」と感じるところがありました。
でも昨日、姪と遊んでいた際、また噛み付きそうになったとき「噛んではいけない!」の一言で、息子はすっと引きました。泣きもしなかった。驚きです。
親が変わるだけで子供はこんなにも心を開いてくれるのか。
いま気づけて本当に良かったです。
子供が素直だと私も嬉しいし、子育てがまた楽しくなります。
おとーちゃんには感謝してもしきれないです。
本当にありがとうございます。
たかのはなさん
それでも大変なことはたくさんあるけれど、もともとそういうものだし、絶対に間違ってはならないものでもないので、あとは自分のペースでやっていければきっと子育てを楽しんでいけるでしょう。
保育園か幼稚園か
タイトルですが、よくある質問だと思いますが、本当に悩んで悩んで答えが出ずノイローゼになりそうなんです。相談に乗ってください。
6歳の長男(年長)と3歳の長女(2歳クラス)はそれぞれ違う保育園に通っています。長男がとても育てにくい赤ちゃんで自分がノイローゼ気味になり、長女を妊娠中に保育園に預けました。本当に大変で長男と二人でいることが怖くて怖くて仕方ありませんでした。今思えばそんな感情を持った母親に育てられ本当にかわいそうなことをしたと思っています。
保育園に預けたことで自分がとても楽になりました。でも迎えに行くとまた二人きり。怖かったです。なので長女が生まれた後も在宅の仕事を探し、そのまま保育園継続しました。今は仕事を転々としながら二人を預けています。ようやくここ1年ぐらいで子供が怖くなくなってきました。
長男は来年小学校入学です。そこで長女を幼稚園に転園させるか保育園かで思いっきり悩んでいるんです。
保育園に入れるために働いてきました。つまり長女は保育園に入らなくてもいい運命だったんです。私の中でこの4年間、子供に対してずーっと罪悪感を持ってきました。預ける必要がないのに私の都合で預けてしまった。でもそのおかげで私は何とか精神的に救われました。
保育園、家庭できちんと満たしてあげれば問題ないとのこと。ではきちんと満たしてあげたとして保育園と幼稚園では差が出ますか?
本来なら幼稚園に入園させるべきだと思います。なので色々近隣の幼稚園を調べたり園解放に行ったりしました。でも今の保育園が良すぎてとても転園させる気になれないのです。
でもそれは親の視点です。子供は分かりません。
今の保育園は縦割り保育がされていて、朝から外遊びたっぷり、先生方もとても良い方ばかりで、年長になると子供同士でいろんな話し合いをして意見を出し合うということを大切にされています。夕方も外で遊んでいるし、昔ながらの遊びを取り入れ、縄跳びや跳び箱は遊びの中で習得させる。給食も魅力的ですね。
最近の幼稚園はキレイで危険なことを避ける傾向があります。外遊びも少なく、泥遊びもイベント的にする。作られた感がとてもあります。与えられることがとても多く、発表会や運動会の練習が半端ない!
また、今の保育園は小学校区内なのですが、幼稚園は遠くバス通で小学校区外です。内には幼稚園はありません。
そのような状態なので、私の中で保育園が良いような気がするのですが「幼稚園=普通」「保育園=かわいそう」という図が私の頭から離れないのです。色々調べました。保育園はかわいそうではない。でも、もし保育園に行かなくてもいい環境も用意できる(仕事を辞めることができる)なら上記のような幼稚園でも子供はより幸せでしょうか?母親と少しでも長くいた方が幸せでしょうか?
私が外遊びをとても重視していますが、そんなものより普通に幼稚園に行った方が楽しいのでしょうか?考えても考えても結論が出ません。
ただただ子供に楽しく、幸せになってほしいだけなんです。
今月中には願書を手にしなければならず、焦っています。こんな悩み相談ですみませんが相談にのってください。お願いします。
cicciaさん
人にはそれぞれの個性があります。
完璧な人などはまずいないもので、誰しも美点もあれば欠点もある。誰しもがいいも悪いも不可分なものとしてもっていて、それでその人の個・全人格というものがあるわけですね。
それは大人にもあるし、同様に子供にもあります。僕にもあります。
誰しも欠点があるからといってそれで否定されるべきものではありません。
子供のなかには大人が関わりにくい、育てにくい個性を持った子もいます。
たまたまいまの世の中や社会に合わないという子だっているでしょう。
大人も、子供も、そうだからといってそれは誰が悪いものでもありません。
そういうものとして「ある」というだけのことです。
cicciaさんはお子さんがたまたま関わりの難しい子であったということです。
それで保育園に預けることで、子育てが安定化していまがあるということですから、保育園に預けていることのどこにも罪悪感を感じる必要などこれっぽっちもないと僕は思いますよ。
僕は保育というのは福祉であると考えています。
cicciaさんには十分保育園が必要である理由があるでしょう。
お子さんとの関わりに不安がなくなったのがここ1年ということであれば、まだ経過観察みたいなものです。
そのまま小学校に行くまでいまの保育園でいいのではないでしょうか。
関わりに不安のあった状態の子が、家庭にいるようになったからといってそれでその安定が続くとも限りません。いまの状態で安定しているのならば就学までそれでいいと思います。
おそらくcicciaさんは、それらのことへの罪悪感から、なんでもないことを悪い方へと考えてしまう自家中毒のような状態になってしまっていると感じます。
冒頭に述べたように、そもそも気に病むことなどその保育園にはいった最初の段階からまったくといっていいほどないのです。
そのまま保育園でもなにも悪くないですよ。
もし僕がcicciaさんの保育園の保育士であったなら、cicciaさんの子育てを安定化することに貢献できたということはむしろ保育の本分を尽くせたと誇りに思います。
>今思えばそんな感情を持った母親に育てられ本当にかわいそうなことをしたと思っています。
こういった子供への「かわいそう」という気持ちは、返って本当に子供を「かわいそう」という気持ちに追い込んでしまう「かわいそうという親の思い」になりかねません。
じゃあ息子さんに「ほかのうちに生まれたかったか?」と聞いたとしても、けして「はい、そう思います」とは答えないはずです。まちがいなくcicciaさんの子でありたいと言うでしょう。
にもかかわらず、親が子供を「かわいそう」と思い込んでしまうことは、子供のその気持ちを無にしてしまうことです。
「自分がうまくできなかったからこの子はかわいそうだ」というようなことを思う必要はありませんし、子供のためにもそのように考えないほうがいいと思うのです。
どうぞ、どうどうと我が子に産まれてくれてありがとうと思ってあげましょうよ。
ありがとうございます
「子供がかわいそう」と思う必要はない。すぐにはできませんが心をそういう方向に向けていこうと思います。
息子を預けて私の方はとても助かったのですが、預けた保育園の方針が途中でかなり変わってしまい、今では外遊びはほとんどなく、夏のプール遊びも一度もなく、ただただ部屋でおもちゃで遊んでいるだけです。工作や絵を描くなどもすべて自由なので、おもちゃが好きな息子は常にブロックをしている状態が2年ぐらいは続いています。来年小学校ですがこの2年間が息子の成長にどのように影響するのかはとても心配です。それが罪悪感を持ってしまう理由の一つでもあります。でも今更後戻りはできませんので息子のことはさておき・・・
二人目の娘のことです。現在公立保育園(兄とは違う)の2歳クラスで、私的にはとてもいい保育園だと思っています。ただ、幼稚園と比べると工作や粘土といったいわゆる一斉保育が少ないんです。自由にやりたい人はやる、とか数人ずつ先生が呼んで制作をするといった感じ。その代り体はしっかり動かしているような気がします。クラス内で話し合うといったことも年長になると結構してるみたいでそれはいいなと思っています。
来年幼稚園に入園させるかこのまま保育園継続か迷っています。仕事はパートですし、お預かりがあるので幼稚園でも可能です。夏休みなどが少し大変ですが。もし子供にとって幼稚園がいいのなら変えようと思っています。長男で「自由保育」の悪さを見てきているので、幼稚園の「一斉保育」と「自由保育」の混合というのがよく見えます。ただ行ったことはないので入ってみないとわかりません。
考えている幼稚園は遠足もバスで行くし、お泊り保育もあり、パネルシアターなど大掛かりな演出もしばしば。陶芸や絵具をつかった工作なども力を入れている。ピアニカや水泳もやる。といった何でもする幼稚園です。子供達は行事がいっぱいで楽しいらしいとは聞きます。
個人的な意見で結構です。いろんなことをやって、大掛かりな劇なども見れて、めりはりある幼稚園と、のんびりまったり自由に過ごせて、特に特徴のない保育園、先生はとても良く縄跳びや跳び箱など遊びの中で取りいれたり、なんといっても皆で話し合うという時間が多いのが魅力的です。またお昼寝がネックですが、12時~15時までがお昼寝で16時すぎには迎えなので結局幼稚園の方が活動時間は長いんですよね。どちらが子供にとって良いのでしょう。また保育園は周りのお友達の中にはとても親の愛に飢えている子供達もいます。暴力的な子もいます。そういう環境も考えさせられます。悩みます。
追伸
あとで読み返して何だか言いたいことが伝わらない文章だなぁと思いまして・・・
「幼稚園がいい」とか「保育園がいい」とかを問題にしているのではないです。お昼寝の問題があるのでそこは保育園の問題にはなりますが←この4年間長男君の一番辛い時間だったもので。眠れる子はいいけれど眠れない子に3時間のゴロゴロしていなければいけない時間というのは本当につらかったと思います。
それは別問題として、今の私立幼稚園は親の目を気にして色々イベントをします。私は子供にとって何がいいのか知りたいのです。幼稚園の姿勢はどうであれ、毎月のお誕生日会で大きなスクリーンでの映像や大掛かりな人形劇。陶芸やら大きな画板に絵具でお絵かき、粘土だって色んな種類があります。水泳だってあるしピアニカだって教えます。それって子供の成長にはいいことのように見えますが正解ですか?この3年間に色んな体験することはやっぱりいいことですか?今通ってる保育園ではそういうものがありません。お絵かきや普通の粘土ぐらいはします。夏のプール遊びもお誕生日会もあります。でも特に工作や絵画陶芸に力は入れてないです。幼稚園に行くと色んな作品が飾られています。毎日何か作ってるんじゃ?!と思うぐらい!父の日、母の日などイベント時も作品はかかしません。保育園は少な目ですね。手先を動かすのは良いことなのでそういう機会は多い方がいいの?!
あと幼稚園見学で思うのは、作品は多いけれどどれも同じ出来上がりという点。独創性はないです。きっと見本があってその通りに作るんだなーと。保育園では皆出来上がり感が違うけれどその代わり大人から見るとレベルは下に見えます。でも本当に自分の力で描いた絵なんだなーって思うと微笑ましいです^^
色んな子供の心理学の本とか読んでみるのですが、一体本当は何が子供にとって良いのか私にはわからなくなってきました。という感じです。伝わったでしょうか?筋違いの内容でしたらすみません。何か意見いただければ嬉しいです。
cicciaさん
僕はまず、「集団経験」ということがひとつの大きな影響力を持っていることだと思っています。
そこでの子供同士の関わりや存在だけでも子供の成長へ働きかける何ものかがあるでしょう。
子供同士だけではありません。親から離れていること、親以外の大人と関わること、親以外の人を信頼しそれに従うこと、自分だけの意思ではなく集団での活動をすること などなど。
それがすでにとてもおおきな意味をもっているのですが、このことは幼稚園保育園関係なくどちらにもあることですね。
そのうえでの、「楽器なり運動などに力を入れています」といったようなことはオプションにすぎません。
それらは合う子にはいいでしょうし、そうであったとしても別になかったからといって大きくなにかが損なわれるというものでもないでしょう。また、合わない子がいるかもしれませんが、合わなかったからといってそれが即それをしない方がいいということになるわけでもありません。
苦手なことがあるというのだって、それはそれでひとつの経験になるからです。
僕がこのコメントで感じる一番の問題点というのは、cicciaさんが「正解を求める子育て」をしてしまっているという点です。
親だから子供になにがいいかを模索するのは当然ですが、あんまり心配や不安からそれを募らせてしまうのは返って子育てを窮屈にしてしまったり、子育てのリスクをあげてしまいます。
子育ての一個一個に、これをしたらいいのか?、これが足りないのではないか?というように、不安や心配を積み上げた上で子供を育てていくよりも、「私がこれだけかわいがってきたのだからあなたはどこにいったって大丈夫よ。もしなにかあったらそのときは全力でバックアップするのだから、外の世界を楽しんでらっしゃい!わははは」と軽い気持ちで背中をどーんと押してあげるくらいでいたほうが、子育てはずっとずっとすんなりといってしまうことが多いです。
疑心暗鬼になるよりも、子供に合いそうな方、大人が都合のいい方で思い切ってしまっていいのではないかと思いますよ。
ただすでに入所要件を満たして保育園に通っているのですから、子供が属している集団から積極的な理由もなく引き離してしまうよりも、現状のなかでお子さんがこれまで培ってきた人間関係などを大切にしてあげていいと思います。
そこの人間関係になじめていないというようなときはまた別ですが、子供は自分の属している集団に対する帰属感というのを幼児になればすでにもっているものですよ。
言い当てられました
ご返信ありがとうございます。そして、そうなんです。私は常に「正解」を求めてしまうんです。
自分に自信がないのだと思います。誰か専門家が「○○が子供にとって良い」と断言してくれるのを探し求めているんです。自分でもわかっているのですが、結局のところ自分で答えが見つけれず、またその状態でのんびりできる性格でもなく・・日々ネットや本を読んではより「正解」に近い答えを探している状態です。子供にはよくないですよね。
実は私は幼稚園時代はとても活発だったのに、小学校入学と同時に「しゃべらない(しゃべれない子」になってしまい、学校内では全くしゃべれず6年間を終えました。かなりいじめられました。家では普通に話せましたが、学校に行くとどうしてもどんなに努力しても声が出せなかったのです。自分でも変えたいけど変えれず。中高と少しずつ努力し改善して今に至りますが、今でも普通にしていますが初対面や団体ではとても緊張します。そんな人生を送ってきたのでコミュニケーション力が未熟だと感じています。「空気が読めない人」です。また長女ということで「過干渉・過保護」で育てられ、自分のことは自分で決めるんだと気づいたのは大人になってからです。なので何でも親に相談し親の言うことに対してとても安心します。その母親も結婚してからは「もう甘えないでくれ」と冷たくなり(当然のことなんですが)「決める」「選ぶ」ことができない私は友人、本、ネットで答えを探すことしかできないんです。それもきちんとした理由があって断言してくれることを望みます。だからのびのびした保育園がいいのか、色々する幼稚園がいいのかとか先生に聞いたり、1日見学させてもらったりと、きっと周りから見たらちょっとおかしいかもしれません。
子供には私のようになってほしくないんです。だからとても悩んでいます。これからも「決める」「選ぶ」時は多々あるでしょう。その都度一体どうしたらいいのでしょうか?
こんなこと聞かれても困りますよね。ただ私もどうしていいかわからず。。。
息子を見ているととても私に似ているんです。恥ずかしがりやでしゃべりません。友達もできません。自分で決めることも苦手です。
私も軽い気持ちで子供の背中をどーんと押してあげるような母親になりたいです。
cicciaさんへ
cicciaさん、まだご覧になってますでしょうか?
私も似たように、過保護過干渉に育てられた長女です。ついでに否定と強要もされつづけました。
思春期から対人関係に悩み、20代の頃は必死でカウンセリングと自助グループを巡り歩いて、自分の生い立ちをどうにか乗り越えて、ここまできました。
なので、cicciaさんのお悩み、「正解」を求めてしまう心のくせ、共感します。
でも、そんな自分だから、おとーちゃんさんのブログに辿り着けたんですよね!そこは自分を認めていいのではないかと思ってます。
私は、自分に必要なのは「自信」だとら思ってます。カウンセラーさんと一緒に、一つ一つ「できたこと」を認めて、受容して、「育自」を「育児」と同時進行しています。
私にはなんのアドバイスもできませんが、どうせ専門家のアドバイスを聞くなら、自分に必要な「育自」についてアドバイスをくださる専門家のお話を聞いてみてはいかがでしょうか?私の場合は、母娘関係に詳しいカウンセラーと検索して探しました。
子育てとは別の次元で、自分の育て直しをしてみるといいかもしれないと思います。
子供と一緒に育っていけたら、子育てもますます楽しくなりそうですし、そんな私だからこそ、子どもが悩んだ時にできるアドバイスもあるのではと、思ってます。
cicciaさんに共感したので、少しでもお力になれればと思い、でしゃばりました。不快な思いをさせたらごめんなさい。
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もうすぐ1歳4ヶ月のひとり息子が最近「たたく・投げる・踏む」で困っています。人に対しても手やおもちゃを使い「ばっ!」と言ってたたいてきます。その都度「痛いよ。○しないでね」「よしよしするんだよ」と言ってみてもだめで、強く言っても笑いながら更にします。おもちゃも上から投げ、本もわざと踏むので悲しくなります。遊びの一環にしてもどう教えていったら伝わるのでしょうか。
保育園で相談してもいずれ直りますよ〜と言われましたが、たたかれる方も痛く、だんだん感情的になってしまう事もあります。
お時間のあるときにアドバイス頂けると助かります。