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2024-03

赤ちゃんが生まれた後の上の子への対応 - 2010.01.21 Thu

今回は絵本の選び方の予定でしたが、ちょっとコメントの返信がなが~~くなってしまったので、こちらに書きます。
絵本選びは明日にします~あしからず~。
                                                     
                                                        
こんにちわ。いつもなるほど~と、拝見しております。三歳と三ヶ月の二児の母です。

 以前「叱らない子育て」のなかで、ネグレクトの子供は午睡の入りと明けがぐずぐずであるとお書きになられていましたね。
 うちの三歳長男ですが、保育園の先生より「寝起き最悪です」といわれてしまうくらいひどいのです。家での朝の寝起きも「ねむい~!」と号泣でしばらく手が着けられない状態になっています。
 夜もなかなか睡眠に入れないらしく、いつまでも布団のなかでふざけてしまい、大人の方が先に寝てしまうくらいです。

 仕事をしておりますので、休みの日以外は一緒の時間も少なく、毎日の暮らしに追われて、つい子供をせかしてしまいます。
 スキンシップ不足なのかもと、おとーちゃんさんのブログを読んで感じました。

 仕事をしているとどうしても時間が限られてしまいます。おとーちゃんさんはそこのところはどんな工夫をされてるのですか?
                                                
                                                      





ネグレクトでの寝起きは極端な例ですが、寝起きの悪さにはいろいろな原因が考えられます。
もちろん愛情たくさんもらってたって寝起きの悪い子だっているんですから、保育園からそういうふうに言われたからといって自分をせめないでね。
いま3歳ということは保育園でいうところの2歳児クラスなのかな?それならまだまだ寝起きで不安になったとしてもちっともおかしくない年齢だし、逆に考えれば保育園でもそういう風に自分を出せるっていうのはある意味いいことなんですよ。

コメントを拝見したかぎりでははっきりしたことは言えませんが、下に3ヶ月のお子さんがいるとのこと。小さい赤ちゃんにお母さんの手をとられて、「自分に目が向いていない」とどの子も思うところです。そして、下の子ができたことによるなんらかのリアクションがあるものです。そういうものはみんなあるもの、心配要りません。

お母さん自身仕事を抱え、赤ちゃんもいるとなるとどうしても今までのように関わることはできなくなるもの。でも大丈夫、関わりっていうのは時間の長さがすべてではありません。密度も重要。そこでおすすめなのが、「くすぐり」です《スキンシップ&楽しさ&お母さんの笑顔》簡単にできてとても密度の濃い関わりがすぐできます。ちょっとの時間でできるから毎日してあげれますよ。

それから、こどもは大人のことばをちゃんと理解できます。赤ちゃんに手がかかって疎外感を感じてそうなときやもちろん普通のときでも、ギュっと抱きしめてあげて(出来なければ言葉だけでも)「赤ちゃんも大事だけどあなたも同じように大事なんだよ~」って話してあげるのもいいですよ。


下の子ができたときに効果的なのは、上の子が赤ちゃんのときのことを話してあげること。例えばオムツ換えをしているときとか、上の子のオムツ換えのときのエピソードとか「こういうことがあったんだよ」などと話してあげましょう。他にも寝ている様子を一緒に見ながら「あなたもよく寝てとっても可愛い赤ちゃんだったよ」とか「あなたはちっとも寝なくてお母さん大変だったんだから」とかね、いろんなことを話してあげるの。そうすることで、自分も同じようにしてもらったと認識できて、一緒に赤ちゃんをかわいがれる心の余裕ができますよ。もちろん安心してすごせるようにもなっていきます。

赤ちゃんエピソードのお話はとっても効果的、こどもにだけじゃなくて大人のほうも最初の子育てのこと思い出してあったかい気持ちになれるかもね~。


なかなか入眠できないのは、お母さんに関わって欲しいっていう気持ちの表れかもしれませんね。もちろん、他にもいろいろ原因の可能性はあるから一概にはいえませんが。
でもね、大丈夫。なにもかもいっぺんにやることはないんですよ。どんなこどもも心に余裕のあるお母さんが好きなもの。無理しないで出来ることから少しずつやってあげればいいからね。
こどもを大切に思う気持ちさえあれば、こどもはちゃんと育ってくれますから。
だいじょぶだいじょぶ~、無理しないのがいちばんだよ~~。

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● COMMENT ●

あたたかいお答え嬉しいです

おはようございます!
子供とのスキンシップについてコメントした者です。

あたたかい助言ありがとうございます。
何だかほっこりとした気持ちになりました。
気負わずガンバローと思います!

まこへいさん

どういたしまして、子育てはひとりじゃ大変ですから
悩みでもグチでもなんでも聞きますからまたいらしてくださいね~。

No title

はじまして、おとーちゃんさん。
ついニヶ月程前におとーちゃんさんのブログに出会い、それから少しずつ読ませて頂いております。とても参考になり、受容&肯定を実践し、子育てが少しずつですが上手くいく様になり、また私自身、子育てに自信が持てる様になり、とても感謝しております。
積み木やオススメ絵本も購入しました。

2才4ヶ月と7ヶ月の男のコ2人の母です。

下の子が生まれたらなるべく上の子を優先してフォローしてきたのですが
上の子にかまっている間や家事の最中(私は家事を1番に優先してしまう所があります。反省‥)下の子を泣かせっぱなしの状態でここまできてしまいました。下の子は物凄くよく泣く子ですが(泣くというか叫びます)それでもだいたい授乳の時以外は上の子優先です。
こんなにほったらかしで後々下の子に影響はないか心配です。
もちろん毎日抱きしめたりくすぐりをしたりしますが、上の子に隠れて相手したりします。(上が向こう向いてる時にあまり声に出さずにあやしたり)
こんなんでいつも下の子に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

上の子は、おっとりした性格で優しい子です。下がハイハイで頭ぶつけたりすると氷を持ってきてくれたり、チューしたりと優しくしてくれたりもします。
(意地悪な時も多々ありますが‥)


これでいいのか悩みます。もしお時間ある様でしたらアドバイス頂けると幸いです。^_^

はやかんさん

コメント拝見しました。

ひとつわからなかったのは、その下の子と関わる時に隠れてしなければならないほどのなんらかの姿が、すでに今現在上の子にでているということなのかな?


たしかに、成長期の時期でもあるし、下に赤ちゃんが生まれれば多かれ少なかれ疎外感を感じたりするものだけど、それは誰しも通る道だし、また好むと好まざるとにかかわらず乗り越えなければならないことでもあるから、基本的には下の子に必要なことならば普通に自然体にすればよいと思いますよ。


そういうのを見てヤキモチを焼いたりすることもあるだろうけど、「あなたも赤ちゃんの時はそうしてもらったんだよ」とか、検索すると過去記事にあると思うけど「出産ごっこ」をしてみるとか、その経験を愛情の再確認に使ったりと、いい方向へむけることもできます。


下の子を可愛がっているところをみたら、ぐずるから・すねるからあらかじめ回避しておこうというのは、ある意味ネガティブな考え方だし、下手をするとそれは「腫れものに触るような子育て」「先回りした精神的過保護」というものにもなってしまいます。


そういう姿をみたからといって寂しい気持ちになるというのは、それは「あなたは兄なんだから我慢しなさい」などと子供に責任のないことを押し付けて疎外感を持たせるのとは、全く別の問題だと僕は思います。


下の子に必要だと思うことをして、上の子になんらかの問題が出たならば、それはそのときにそれについて解決していけばいいことであって、下の子にすべきことをしないで回避してしまえばよい問題ではないかと思いますよ。

No title

下の子と関わる時に隠れてしなければならないほどのなんらかの姿が、すでに今現在上の子にでている

↑出ていません。
下の子より物心ついた上の子を優先して見てあげた方が良いと思いその様にしてきました。隠れて相手していたのは、上の子が焼きもちを焼くと可哀想だからと先回りして回避してました。

腫れものに触るような子育て」「先回りした精神的過保護」

↑ハッとしました。

上の子が産まれ、あまりの可愛さに、兄弟を作ってあげたいと思い、下の子を作ったのですが、上の子でいっぱいいっぱいで下の子をしっかり見る余裕がなくいつもほったらかしで下の子に申し訳なく思っていました。
あんなに上の子には手を掛けていたのに‥
(ちなみに義母・義父も初孫の上の子だけめちゃくちゃ可愛いがります。)

隠れてまで必要な事をも下の子には普通に自然体にしていなかった事に、反省です。何か違和感を感じながら下の子に接していました。

出産ごっこ、2人にしてみました。2人共とっても喜んでました。

これからは上の子にも下の子にも平等に自然に接していきたいと思います。お忙しい中お返事頂きありがとうございました^_^これからもブログ楽しみにしています。


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Author:保育士おとーちゃん
当ブログはあくまで個人ブログであり、記事の内容および相談・コメントの返信等は効果を保障するものではありません。
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楽しく無理のない子育てを広めたいと2009年ブログ開設。多くの方の応援があって著作の出版や講演活動をするようになりました。 現在は、子育て講演や保育士セミナーの他、『たまひよ』や『AERA with Baby 』等の子育て雑誌の監修やコラム執筆。『ジョブデポ保育士』の監修や育児相談などをいたしております。

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