絵本のもうひとつの要素 - 2013.02.08 Fri
お話のおもしろさ、絵の良さはもちろんですね。
あと語感というのも、子供にはとても強い訴えかける力があります。
さらに、子供が絵本をたのしむときもうひとつのことがあります。
それは・・・。
それは、「愛着」です。
その絵本に対する愛着が、絵本を楽しむ時の重要な要素となっています。
子供の持つ「大好きなお気に入りのあの本」というような感覚が、より深く絵本に親しませます。
ただ、こういった愛着の気持ちは、もともとの性格でとても強く持つ子からちっとも持たない子までいますから、誰しもというわけではありませんが、幼児期には多くの子が持っている気持ちではあるでしょう。
僕は図書館もよく利用しますが、やはり子供たちが特に気にいるのは自分で持っている本に多いです。
2~3歳のころは「自分のもの」という感覚が強くなる頃ですから、その時期のものには特に愛着がわいたりするのかもしれませんね。
「愛着」の持つ持たないはもともとの性格的な面も大きいですが、しかし、モノを大事にすることを知らない子はなかなか愛着を持つにはいたらないようです。
この部分は、環境や関わりからくることですから大人しだいでもあります。
モノを大切にすることを伝えたり、自分から身をもって教えたり、またモノを子供に与えすぎないことなどは大人が配慮していくべきことかと思います。
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物に対する姿勢
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うちの息子も、物に対する愛着がだいぶ芽生えて来たようで、お気に入りの絵本やおもちゃを、まるで生き物みたいに接するときがあって見ていて可愛らしいです。(例えば、ミニカーにおやつを食べさせる真似をしたり、絵本の中のキャラクターにぎゅーしようとしたりチューしたりとかです)やはり図書館で絵本を借りても、結局は家にあるお気に入りばかり読んでと言ってきます。車、電車、食べ物の絵本が大好きです。
ただ、反抗の意を表すときなんかによくやるんですが、わざとおもちゃや絵本を踏みつけて親を伺ってくることがあります。「踏んだら絵本いたいしちゃうよ」と言ってじっと見つめると、すぐにやめて踏んでた物になでなでするので、いけないことをしているという自覚はあるのかもしれません。
そんな子供の姿を見ていると、自分自身も物をちゃんと大切に扱えているか反省することが多々出て来ます。物は大切にするんだよと教えてるつもりが、逆に教えられている気分になります。
お互いそうやって、物を大切にする気持ちを育てていきたいなと思います。