おもちゃでいっぱいの部屋 その7 ―テレビゲームとの関わり方 Vol.2― - 2013.03.26 Tue
まず、ごくごく小さい年齢で与えられること。
具体的には3歳未満でしょうか。
これは本当に問題があると思います。
すべてそうなるというわけでもないでしょうけど、成長・発達上とても大きな影響を与えてしまうことがあります。
なかには、なんらかの発達障がいを持っているのではないかと悩ませるような様子を見せている子供もいました。
落ち着きのなさ、多動、奇声、集中してものごとに取り組めない、簡単な集団での行動に参加できない、攻撃性の亢進、目が合わない、言葉・話がなかなか頭に入らない、など発達上でてくることのある様子と似たものが、どうもテレビゲームの影響ででていたらしいケースがいくつかありました。
科学的な検証などがあるわけではないので、ほんとうに実際のところはわかりませんが(もしかすると本当に発達障がいを持っていた可能性もある)、その後テレビゲームをやめたりしたことで様子が緩和したことなどから、テレビゲームを与えることが幼少の子にかなりのハイリスクを与えているのではないかと経験的には感じます。
また本人が直接やっていなくても、タバコに受動喫煙というのがあるように、テレビゲームが身近な環境にあることで間接的に見ていたりすることでも、子供の様子になんらかの影響を与えることもあるようです。
ここから言えることは、必ずそうなるとは言えないにしても、リスクのあるものを乳幼児に与える必要はないだろうということです。
では、大きくなっていればいいのか?
それは何歳頃なのだ?
という疑問がでてくるかと思います。
いま上で述べたような、3歳未満の子に与えたらよくないというようなことは多くの人がすでに感じていることでしょうしね。
文科省の青少年育成のところにあったデータにも3歳未満で与えているという人は、2%くらいでした。
そして多くの人が感じる問題は、この大人が子供にそれを与えてしまうとき、与えてしまうにいたる葛藤や経緯にこそあるのでしょう。
次回はそれについて考えていきたいと思います。
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● COMMENT ●
こんばんは
ナッツさん
ですが、もし連続で3時間くらいテレビを見続けている生活が習慣になってくると、なかなかうまく遊び込めないような姿がでてくることは、なんとなく経験的に感じます。
まあ、あまり長くなりすぎないように気をつけたら、あとは大きな気持ちで子供の様子を見守っていくといいと思います。
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朝からテレビ(ニュース)がついてると、オモチャよりテレビを見たがります。
ずっとつけっぱなしにはしませんが、家事の最中は見せてます。長いと二時間~三時間くらい。
ほぼ毎日公園などに行っていて体を動かす方が多いですが、雨の日など家にいるとすぐテレビ見たいーが始まります。
児童館の先生には『よく遊ぶ子だよね~』と言われ弟がはいはいするようになり、ますが、家だと一人遊びが少ないような気がして、外に出る方が楽だし本人も楽しそうなんです。
最近は絵本を借りてくると、一人で絵をみて自分なりのお話を音読したり、海賊、にんじゃごっこなどよくしますがオモチャの一人遊びが減ってきました。
試しに1週間ほど、テレビを全く付けずに過ごしたら少し変わりましたが…したの子を妊娠時にテレビに頼ってしまったのがいけなかったのか、悩みます。ゲームは与えていません。全く遊ばない訳ではないのですが、テレビに影響されて一人遊びが少なくなったのかなと…