おもちゃでいっぱいの部屋 その12 ―テレビゲームとの関わり方 Vol.7― - 2013.03.31 Sun
Vol.5で述べられた、
「このプロセスを踏むことが、そのあとあとのゲームとの関わりを持っていく上で大きな布石となるのではないか」
↑これについてです。
ここでいう「このプロセス」というのは、「親が先回りして与えるのではなく、子供がきちんと意思表示した上でそこからテレビゲームについて考えていく」ということでした。
この機会にしっかりと、親のテレビゲームについての考えや思い、どうして欲しい、どうして欲しくないということなどを伝える。
その上で、テレビゲームについてのルールなどを決めるにおいても、親から押し付けられたルールにするよりも、子供もそれについて自分で考えたり、親と話し合って親も子供もお互いに納得のいくところを模索して決めていくことが、あとあとまで長続きするルールへとつながるのではないでしょうか。
ただこれは、テレビゲームを与えるならばという場合であって、そこで断固「我が家にはテレビゲームはいらない」ということも選択肢のひとつでしょう。
このようにきちんと考え話し合う機会を持っていくことは、なし崩し的にテレビゲームを与えていたり、大人が先回りして与えた結果、後付けでルールを決めたり、親から与えられたルールを強制されたりするよりは、その後の展開が両者にとって幾分ともすんなりと行きやすくなるのではないかと思います。
そして、テレビゲームを家庭内・親子間の問題の種にしない位置づけに、大人の責任・配慮でもってあらかじめしておくよう考える必要があるのではないでしょうか。
ある家庭の話ですが、
やはりそういったテレビゲームが欲しいという話になって、親がテレビゲームがあることでの懸念について伝え、あとは子供自身に考えさせたそうです。
その後、子供が自分でルールを決めてきて、それが親としても納得のいくものだったので、テレビゲームを与えてもきちんとルールを守ってその範囲内で遊ぶことができていたということです。
次回は、子供たちの遊びとテレビゲームについて考えてみたいと思います。
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