FC2ブログ

2023-06

遊べない子に遊ぶ力をつける その2 - 2013.04.15 Mon

前回は遊ぶ力以前のところでの「遊べない」について述べた。

これらのケースは、前回のところであげた例はごく一部で、ほかにも様々な形のものがある。
しかし、それらの問題は「遊び」よりも、それ以外の部分が本当の問題なのであり、「遊び」についての話からずれてしまうので、ここではこれ以上深くは触れない。

今回からは「遊ぶ力」そのものの「遊べない」という状態から、遊ぶ力をつけていく具体的な関わりについて見ていきたい。








「遊べない」「遊ぶ力が弱い」という子で、最も多いのが強い刺激に慣れてしまっているので、刺激のない状態、刺激の弱い玩具・遊びでは遊べないというケースである。


次に多いのが、「幼い」ゆえに遊びに取り組めないケース。

「幼い」という言葉を使ってしまったが、正しくは「年齢に比して幼い」ということであり、もっと正確に言えば「経験不足ゆえに、様々な積み重ねができておらず遊びに適切に取り組めない」というケースである。
この場合の子は、まずたいてい「生活面」でも積み重ねができておらず、同様に「幼い」姿を見せているだろう。

これは主に家庭で「過保護」な関わりをされてきてしまった場合に多い。

このケースは、少し成長段階を戻ったところからでもきちんと経験を積ませていくことで、内面の発達年齢を上げていけばいいので、多少時間と手間はかかるにしても対処はそう難しくない。

ただ、これに先の刺激に慣れすぎている状態が複合している場合は、さらに対応に時間がかかるだろう。

だが、「幼い」や(いいなりやわがままになってしまうタイプ以外の)「過保護」の場合は、大人への信頼感は厚いものを持っていることが多いので、適切に関わっていけば遊ぶ力をつけることや生活面の力をつけることは難しくない。




では、具体的な対応について見ていこう。

まず考えるのは「環境」である。

遊具の内容、種類、数などは、その子供たちクラスに応じて適切であるかどうか。



遊具の内容は、子供たちの発達に即したものを状況に合わせて入れ替えていく。
遊び込めない子がいる場合、その年齢よりもやや前の段階の遊具もそろえておくと遊びに引き込みやすい。

せっかくいい遊具があっても、そこに電気や音など刺激で惹きつけるものが混じっていたら、子供が能動的に遊びこもうとするのを邪魔してしまう。

まだ遊ぶ力が十分についてない子がいる場合、ある程度遊具の種類は多い方が望ましい。これについては詳しくあとで述べる。

また、遊具の数(種類ではなく数量のこと)は、多すぎても、少なすぎても遊びにくいので、その子やクラスの状況に応じて適宜調節していく。


上は遊具としての環境であるが、ほかにも人的環境・空間としての環境も考慮してく必要があるだろう。

保育者としての人的環境はあとで詳しく見るとして、情緒が不安定な子供がいたり、かみつきや引っかきをする子がいてそれに周りが怯えているというような状態では、なかなか子供たちも落ち着いて遊び込めないので、そういった子へのアプローチも必要になってくるだろう。


空間としては、例えば家庭ならば、その子は見ていなかったとしても、そこでテレビがにぎやかについていたりしては遊びに注力するのはどうしても弱くなってしまう。

また、積極的な意味での遊びの空間づくりということも、保育の中でよい遊びを展開させようとしたら重要になってくる。

遊びの空間づくりということは、それだけでたくさんの書くべきことがあるので、ここでは軽く触れる程度にしておく。


まず、なにもない部屋があったとしたら、子供たちはほうっておけば走り回って遊び始める。
強い刺激に慣れている子は、さらに奇声をあげたり、叫んだり、壁や他児にぶつかることを遊びにして刺激を加える。

そこに遊具があったとしても、ただのだだっ広い空間ではなかなか遊び込めるようにはならない。
もともと遊ぶ力の弱い子がいれば、遊具よりも走ったりすることを遊びにするので、そういった子に遊ぶ力をつけることにはなかなかつなげられない。

そういった遊びは外遊びやホール遊びとしてすればよいのであるから、室内遊びの空間には適切な遊びの環境が必要ということになる。



遊びの空間づくりの基礎は、室内の場所ごとに遊びの意味づけをしていくことから始まる。

例えば、ままごと遊びの場所、積み木やブロックなどの構成遊びの場所、椅子に座って机の上で展開する遊びができる机上遊びの場所などである。

これらの設定・空間づくりをするだけでも、遊ぶ力のある子は大人の介入なしに様々に遊びを展開していくことができる。

そして、遊びの配慮の目的のひとつは、子供が能動的に自分から遊びを展開・発展させていくことであるのだから、このような遊びの設定・空間づくりの大切さがわかるだろう。

であるから、遊べない子・遊べる子にかかわらず、環境づくりが「遊び」の対応の第一歩となる。


次に、遊べない子に対しての直接的な保育者のアプローチについて見ていきたい。
次回に続く。
関連記事

● COMMENT ●

ヒーローもの

おとーちゃんさん、こんばんわ。
こちらのブログにいつも励まされたり、叱咤激励されたりしています。

遊びに関連して、といっても今回の記事とは少しそれるのですが、
いまとても困っていることがあります。

ヒーローもののおもちゃについてです。

息子は現在4歳半なのですが、ヒーローもの、戦隊ものといった類は、
少し前まではうちの子には見せたくないと私自身が思っていたはずなのに、
いろいろと経緯があって・・・結果、いまではすっかり子供がはまってしまっている状態です。

それに伴って、変身ベルトが欲しくなり(もちろん音や光でガチャガチャ)
変身ベルトが手に入ると、それに付帯して
ベルトにかざすと音が鳴る「アイテム」が欲しくなり、
そしてその「アイテム」は
ガチャガチャでも、スーパーのお菓子売り場でも、
コンビニでも、ドラックストアでさえも、
なかなかうまい具合に置いてあります。
下の子も連れていたりすると、
毎回断るのが面倒でつい買ってしまいます。

「アイテム」は何十種類もあって、さらにどんどん増えていき、
持っていないものや、テレビで見たものを欲しがってキリがありません。

この、販売戦略のドロ沼にすっかりはまってしまいました。

下の子が生まれて間もないこと、
この3月に引っ越しをしたこと、
4月から新しい幼稚園に通い始めたこと、

なども重なって本人もストレスがあるのでしょうが、
そのおもちゃを買ってほしいという話ばかりしていたり、
買ってほしいから出かけようといってきかなかったり、
買わないとかんしゃくをおこしたりと、

その、欲しがりかたがだんだんエスカレートしてきて、
中毒的な感じがして心配になります。

息子とはこれまで、わりと肯定的な関わりができていたと思うのですが、
以前の記事にあったように、
自分で買い与えておきながら、
また買ってしまったという否定的な気持を子供に向けてしまったり、
そのおもちゃが欲しい話ばかりする子供にイラっとして
クドクドと文句を言ってしまったりしてしまい、
そういった面も問題だと思っています。

そして、誕生日やクリスマスには大きいおもちゃを買ってあげるとか、
小さいおもちゃなら日常でつい買ってしまうとか、
その「おもちゃを買ってあげるきまり」をどうしていくかという点でも
迷っています。

ガチャガチャなどは、
一度がまんしてもらっても、次回は買ってしまったり、
ダメなときがあったり、買ってあげるときがあったりというのが
明確な理由がなくしている状態、
というより毎回、親がなにか理由をこじつけて買ってあげているような状態です。(○○してくれたから、とか、○○を我慢してくれたから、とか、本人の言う、欲しいという理由が納得できたから、などです。)

引っ越しでおもちゃが整理できていないこともあって、
上手にできていた、ブロックやレゴやお絵かきも最近あまりできていません。

ヒーローものを卒業したいのですが、
ヒーローものの番組が終わって次のヒーローものに変わるのが10月、
同じ時間枠で放映されてる戦隊ものの交代は2月なので、
両方を見ているとおのずと次のヒーローものも見るハメになってしまいます。

息子は、番組が録画で見られることも理解していて、
レンタル店に行けば借りられることも理解しています。

テレビゲームとは少し違いますが、
この弊害にも頭を悩ませてしまいます。

ここはかんしゃくと戦ってでも、
番組を見ることとおもちゃを買うことを止めていくべきでしょうか。

下の子や引っ越しのゴタゴタで、
なかなか、かんしゃくと戦う気力がなく、
つい見逃してしまうのですが…

過去記事も見たつもりですが、
もしこういったコメント等が既にあれば教えていただければと思います。

長くなって申し訳ありません。

遊ぶ力について

おとうちゃんさん、はじめまして。
いつも、とても参考にさせていただいてます。

過去記事から、読ませていただいています。

一連の遊びについての記事も読ませていただいていたのですが、
1歳8ヶ月の息子との距離のとりかたについて意見いただけたらと、相談させていただきたいです。

実親、義親ともに遠く、普段から私と息子二人の生活です。
休日は、主人も出かけたりしなので息子と関わってくれています。
主人と息子二人だけでも、半日くらいは楽しくすごしていられます。
主人は、息子とは積極的に関わる感じではなく、自分は携帯を見ながら、息子がよってきたらそれに返す、といった関わりで、主人との時間は一人でなにかをしています。

相談についてなのですが、生まれた時から関わりすぎだと周囲に言われることがあります。
私は、息子が何かいうと、つい返してしまいます。
遊んでいても、息子の一動作に対して、リアクションをしてしまいます。
そのせいか、息子は「一緒にあそぼう」と、自分が積み木を持てば、私にも渡してくれます。
息子は、自分が何か作ったり、見つけたらすぐにこちらを向いて反応を見ます。
一緒に遊んでいるときは、二人で遊ぶといった様子で、一人でもくもくと集中して遊ぶことはありません。
ただ、最近、これでは一人で遊ぶ力がつかないのかな・・・と思い、一人で何かをしだしたかなと思ったときは、邪魔をしないように静かにしていたり、(何をしているか知っている家事をしていて、息子も理解してくれて私が離れていた時は、一人であそんでいます。5分10分の短い時間ですが。)家事が終わって、まだ一人で何かをしているときは、あえて近づかず隠れてみているのですが、存在を感じると、一緒にあそぼうと、すぐ遊びをやめてさそいにきてくれます。

私が、家事で手がふさがっているときで近くにいるときは、息子なりの方法で、手伝ってくれます。一緒に掃除機のホースを押したり、かごの洗濯物を渡したり、たたむ時はたたんだものをカゴに入れてくれます。

日中は、外遊びが好きなので、天気の許すかぎり、ほとんど外で遊んでいます。
ですが、一緒に遊ぶといった感じで、一人でなにかに集中するということはありません。

支援センターに行っても、一緒にあそうぼう、と一人ではあそびません。

私は、遊んでくれるのがとても楽しく、多分周りから見ると、テンションが高めです・・・。

やっぱり、息子にとって過干渉なんでしょうか。

周囲を見てみると、ちょっと離れたところから見てるお母さんたちが多いです。
近所のお母さんたちに誘われて遊びにいくと、息子と私だけ輪から離れているか、他の気に入ったお母さんに私にするように一緒に遊んでと、発見したものや、できるようになったことを嬉しそうに披露します。
お母さんたちは息子の相手をしてくれますが、その間、そのお母さん達の子は一人でて遊ぶをしたり、景色を見ていることがおおいです。そして、息子のアピールは終わらないので、お母さんたちが疲れて来る前に、退散することが多いです。

たまに合う、義両親や両親に、一人で遊べないのは関わりすぎなんじゃないか、と言われます。
たまにしか合わないので、なついていないため、また、苦手な種類の相手のようで、普段以上に私にべったりになります。

確かに、振り返ると私と過ごしている時間は、一人では遊んでいません。
積み木や、ひとつの遊びに夢中になることもありません。
次々、いろんな遊びをしていきます。

ただ、よく笑い、よく食べ、よく寝ます。
癇癪をおこすこともありませんし(眠いくなければ)、外でも駄目なことや、帰るなど、こちらの言うことは聞いてくれます。

うまく伝えられないのですが、息子との生活は楽しく、ストレスはありません。
ただ、息子のあそぶ力を邪魔しているのではないか、過干渉なのかという点だけがとても気になっています。
このところ、ずっと悩んでいます。

忙しいと思いますが、ご意見おねがいしたいです。
よろしくお願いします。



No title

"遊ぶ力について"で質問されている新米ははさんと似た悩みです。
娘は早生まれの年少さんです。小さいころから集中型で一人でパズルやレゴ(デュプロ)をすることが好きで、夕食の準備の間なども遊んでくれ助かると思っていました。
ただ最近ちょっとずつ変わってきているのです。パズルに集中するよりはパズルをいくつか棚から出してきて並べ、「見てみて~お店やさん!」と言ったり、自分の持っているぬいぐるみやおまけでもらったようなガラクタを集めてきては袋に詰めて「見て見て!いっぱいですごいでしょ!」。外遊びでも慎重派な性格なので遊具で大胆に遊ぶことはせず、はしごの下のほうに上っては「ママ、見て見て~すごい??」と、私の関心ばかりを引きたがっている気がします。
気がついたらここ数ヶ月そんな感じなので、あの集中力はどこへやら、と思ってしまいます。私が干渉しすぎなのかとも思うのですが、特にかかわり方を変えたつもりはありません。刺激的なおもちゃもゲームも与えていないし、テレビは毎日、NHKを20分1~2回のみです。子どもは体を動かすことが大事と考えているため、外遊びが多過ぎな気もするのですが、何かアドバイスをいただけたらと思います。

居心地のいい空間にいさせる

1歳9か月の一人息子を持つものです。はいはいのころまでしてくれていた家事中の一人遊びがなくなって久しく・・ずっと後追いでついてきて、子供部屋に一緒にいないとおもちゃで遊んでくれません。もともと誘っても乗ってこないので、彼のやりたいことを手助けするのに呼ばれるのが延々続き、電化製品を触りにいったり、最近ではテレビをリモコンを使って自ら点けて子供番組を流すようにせがみます。自宅ではそのうち退屈してきてごねだすので、室内の遊び場によく出かけるのですが、たくさんあるなかで好きなおもちゃだけをさっと触って行ったり来たり。あとは他の子の遊んでるもので遊ぼうとします。相手の親御さんの手前、止めるのですが、反り返って怒り、角で頭を打ったりして居たたまれないです。ただ、私が言わないと、保育士さんや相手の親御さんが冷たい態度をとったり腕をつかんだり言い聞かせを始めたりするので、私自身とても疎外感を感じてしまいます。悪いことをしたらしょうがないのかもしれないのですが。。
あちこちでたくさんのおもちゃで遊ぶことで自分で遊ぶことができなくなるのではないか?と疑問がありました。
また、幼稚園の園庭に行った際、上手に遊んでいる子供をみて、自分の子供もこうなってほしいと思いました。

No title

すみません。先ほどのものですが・・。

これまでは言うことが通じなくても好奇心も強く、人が好きで寄っていく、赤ちゃん語をよくしゃべるなど良い面をみて大丈夫を思っていたのですが、我が強いと主人が言うように、思い通りにならないと泣くを毎日繰り返しているのを見ていると、この子の成長の芽はどこにあってどうやって拾っていけば良いのか見えなくなってきてしまいそうです。

赤ちゃんのころから反り返ってよく泣き、抱っこで落ち着かないのでずっとおっぱいで対応していました。
眠れない、眠りが浅いたちでおっぱいをくわえて1時間なんてざらでした。
鍵、携帯、財布をとりたがり、もらえるまでずっと泣いていました。今も変わらず、主人が帰宅するとそれらを取りに私を使います。電化製品やコンロ、
コンセント、洗面所の扉と最低限触らないように叱ったものを隙をみて執拗に触らせようと私を使います。

絵本を読むと閉じに来ます。そのせいか言葉が通じません。しゃべらないより理解するほうが先と言うので心配です。

洗濯物をたたむとまとわりついてくる、料理をすると冷蔵庫を
開けさせようとする、いつも流し台の扉の取っ手で頭を打ち付けているのに
割って入ろうとする。いらいらして寝転んでTVをみていたら、横でずっと
まとわりついてきます。こんなことで、成長の機会を棒に振って欲しくないです。

せっかちで、先へ先へ進めようとするあまり、できなくて癇癪を起すように
なりました。私のアドバイスもあまり耳に入っていません。

一緒に遊ぶというより、自分のやっていることを見ていてほしい、できないことはやれ、というかんじです。

おもちゃも揃えて誘って遊びたいとも思っているし、刺激のためにあちこち
出かけています。

初めてのお母さんや子供さんのなかであれこれ言いながら遊ばせてストレスを感じて癇癪を起すようになってしまったのでしょうか?
外遊びも公園の遊具は好きでやりますが、ワンパターンで私が飽きてきました。ボール遊びのバリエーションは増えません。自分の目に入ったものをつぎつぎしているだけで、私を使う以外見もしませんし、見本をみないのでは・・。それで幼稚園の園庭で広くなって遊具も増えたなかでおなじみのすべり台ばかりをしようとする息子に愕然としました。これは公園だけで
外遊びと言えるのか?と。

毎日の過ごし方に悩んでおります。
何か感想、アドバイスいただければ幸いです。

さちこさん

テレビゲームと同じでこの問題も、一度与えてしまったあとの対応というのはなかなか難しいです。

もし、それに対処しようとするならば、どこまで親として子供にどうさせたいのかというのをはっきりと決めることが必要だと思います。


現在の状態では親は好ましくないと思いつつも、そういった玩具をかってあげたりすることで、子供に対しては是認しているということです。



>ここはかんしゃくと戦ってでも、番組を見ることとおもちゃを買うことを止めていくべきでしょうか。


これは僕が決めるべきことではありません。

別に現状でも、子供は問題なく育っていくこともできるでしょう。

テレビを見たりすることを止めずとも、玩具をこれ以上買い与えるのをやめることも、親の意思ひとつでできることです。

テレビを見せなくすることも、レンタル店で借りないことも親の判断でできることです。


つまり、問題は親として子供にどうしていきたいかときちんと明確にビジョンをもつことです。

それをしっかりと定めれば、どのように対応するかは自ずと見えてくると思います。

新米ははさん

とりあえずこの場合、遊びに関してと過干渉とは別に考えていいと思います。

一人目の子供で、これくらいの月齢であれば、そのような姿はいたって普通のことです。


「ひとり遊びができないのではないか」とネガティブな視線を子供に向けるよりも、「いまはこういう育ちの状況なんだな」とあるがままを認めてあげることが、子供にとっても大人にとってもより良いと思われます。


これが4歳くらいで、なにをしていても親から少しも離れない、短い時間でもひとりで遊ぶことができない、というのであれば、「自立と依存」について気をつけて関わっていかなければならない状況であるかもしれません、しかし現在の年齢でのこういった様子ならば、なにも心配する段階ではないでしょう。


それとは別に、生活面などで、子供が自分でするのを大人が待たずに手を出してしまったり、言葉がけが多過ぎるというような過干渉があるならば、それはそれとして気をつけていけばいいことだと思いますよ。

ポジティブ母さん

それでいいのだと思います。子供の姿は変わります。

その姿は遊びの幅が広がってきたのであって、「遊びの発展」というものです。


買い物ごっこやお店屋さんごっこにつなげてあげたりすると、さらに楽しめるようになると思いますよ。

luckycharmさん

コメント拝見しました。

できるだけ力になりたいと思いますが、個別的な部分も多い相談なので、的確なことは言えません。
お子さんの姿も見えないことから見当違いのことを書いてしまうかもしれません。そう思って参考程度に読んでください。


まず、こういったケースの相談で難しいのは、その様子が子供のもともとの性格や個性から来ている問題なのか、それとも大人の関わりから形成されてしまっている姿なのか(もしくはその両方なのか)、僕からはわからない点です。



もともとの個性や発達上でてくる姿ならば、どうこう対応するというよりも、基本的には焦らずおおらかに成長を見守っていくということでいいとは思います。


これが親の関わりから来ている部分があるというのであれば、そこを変えていくことで子供の成長を促し、いま気にしている子供の様子も変わってくることが期待できるでしょう。



それを説明する前に、もう一点どうしても文章からは判然としないところがありますので、そこをあげておきます。

それは、

>眠れない、眠りが浅いたちでおっぱいをくわえて1時間なんてざら

>鍵、携帯、財布をとりたがり、もらえるまでずっと泣いていました

>自分のやっていることを見ていてほしい

また、最初のコメントにあった遊びの様子なども


こういったことは多くの子に見られる普通の行動でもあります。

ただ、問題は程度です。


どんな子にもあるこのような行動を、親から見てそういったことがわからないゆえに、過剰に心配し問題視している場合と、本当にこういった行動の程度が強くなんらかの原因を探ったり、対応が必要なばあいとがあるのですが、luckycharmさんのケースがどの程度に位置するのか僕からはわからないということです。

このコメントに書かれたことからは、どちらともとれるのです。
なのでこの点からも、的確なアドバイスができないのです。


とりあえずいくつかチェック項目をあげます。

まずお子さんに関して。


・言葉は発するか?それはどの程度か?(例えば無言なのかウーとかアーのなどのなん語なのか、それともおよそ何語文がでているのか、または普通に会話ができるくらいしゃべっているのか?)

・言葉を理解しているか?(言う事を聞くかどうかではなくて、言ったことを理解しているか?)

・食事は座って食べているか?

・極端な偏食などあるか?

・一日のうちテレビを見て過ごすのは何時間くらいか?

・「角で頭を打ったり」「取っ手で頭を打ち付けている」とあるが、これはたまたま当たってしまうのか、それとも自分からぶつかりにいっているのか?

・大人と目は合うか?



次に大人に関して。


・一日のうち、笑顔で話したり、笑いかけたり、笑い合ったりということがあるか?

・無表情になっていないか?

・過保護・過干渉になっていないか?

・話しかけたり、歌を歌ってあげたりということがどのくらいあるか?


とりあえず、こういったところを確認してみると、どのあたりに根っこがあるのか見えてくる気がします。



文章を読んでいて気になったのが、ところどころ「いいなり」になっているともとれる箇所が頻繁にでてくることです。

別にそれを責めているわけではありません。
子供の様子によっては、そうならざるを得ないケースがあることも知っています。

ですので、ここも程度を今一度確認して欲しいと思います。


「いいなり」や「弱い大人」でブログ内検索して出てくる箇所を読んでもらうと話が早いです。

その上で、luckycharmさんの関わりが、子供に対しての関わり方がわからない故にでてしまっている「いいなり」的な行動なのか、子供の癇癪などがひどくてそうせざるを得ないような結果なのかというところを考えてみましょう。


もし、「弱い大人」的な「いいなり」であるならば、そこを改善していくことで、いま心配しているお子さんの姿が変わっていくいとぐちとなることと思います。

そのような親の関わり方から、「大人からコントロールしきれない子供の様子」がでてしまうことが多々あるからです。




なんにしても『全面肯定』ということを知っておくといいと思います。これについても過去記事がありますので、検索してみてください。


「大人からコントロールしきれない子供の様子」、「大人の期待する望ましい行動に収まらない子供の様子」こういったものも、上の「いいなり」と同様、子供を肯定しきれないネガティブな大人の見方から形成されることがあります。

この「全面肯定」に関しては、子供の様子がどうあれ、大人の心構えに入れておく必要があるでしょう。


例えば、

>それで幼稚園の園庭で広くなって遊具も増えたなかでおなじみのすべり台ばかりをしようとする息子に愕然としました

このようななじみの遊具でしか遊ぼうとしない子供の姿というのは、普通にあることなのです。
とくに、このくらいの年齢や、慣れない環境というのであればなおさらです。

それをいちいちネガティブに捉えていては、子供は親からの視線に不安になり、安心感をもって過ごすことができなくなってしまいます。
結果的に、子供にネガティブな行動が増えるということがあります。


良い悪いは別に、子供のあるがままの姿をありのまま認めてあげて、「肯定」するということがとても大事です。



以上がお子さんに対してのアプローチの面で、僕が感じたことです。



順序が逆になってしまいましたが、最初のコメントにあったような状況について言えば、
こういったことがあって、親もストレスになり、子供も制止されて泣き喚いて終わるというような成長の段階にあるならば、なにもわざわざそのような場に行かず、現段階で快適に過ごせるところで遊ぶようにするというのも選択肢のひとつだと僕は思います。


気心の知れた間柄で、安定した関係を築いている子供どうしならば、遊具をとったりとられたりというのも経験のひとつですが、児童館のような場所ではある程度公共のルールが優先されるのは仕方の無いことです。

また、まだ他児との関わりを多く持たせることが必要な年齢でもありません。


年齢の発達や成長などから、しだいにそういった場所でも無理なく遊ぶことができるようになっていきます。
個性により発達はいろいろですが、その子その子の発達段階でまだこなせないことを、あえてさせる必要もないと僕は考えています。

No title

おとうちゃん様

記事のUPや他のコメント回答でお忙しいなか、丁寧にご回答いただき
ありがとうございました。
親のかかわりの影響か子供の特質なのかの判断は難しいとのこと。
ごもっともであり、過去ログを読み、自己点検のもと実践していくべき
ところ、個人的な内容で回答を求めてしまい申し訳ありません。

3月の1歳半検診では、指さしができず、じっとしないで動き回って
いたことや私の問診票の「道路を飛び出ようとする、育児に困難を
感じる」の記載から、多動の疑いで個別相談行きを通達されましたが、
連絡していない状況です。

チェック項目なのですが・・
・言葉は発するか?それはどの程度か?(例えば無言なのかウーとかアーのなどのなん語なのか、それともおよそ何語文がでているのか、または普通に会話ができるくらいしゃべっているのか?)

→楠語は多く、電話を持ちおしゃべりしています。パパ、こんにちは、
でんしゃ、バイバイは一辺倒に言います。10個くらいでしょうか。電車来たもいいましたが、二語文で言ったのか怪しいものです。

・言葉を理解しているか?(言う事を聞くかどうかではなくて、言ったことを理解しているか?)

→最近少し理解しているかなと思います。ただ、パターンや場面で推理しているかんじで、言葉に反応しているようには見えません。

・食事は座って食べているか?

→離乳食期は5分くらいで出たがりましたが、今は大人用の椅子に
よじのぼり食べています。食事中に降りたり登ったりしています。

・極端な偏食などあるか?

→ありません。しかしながら、現状、お菓子やヨーグルト、牛乳をだらだら食べています。

・一日のうちテレビを見て過ごすのは何時間くらいか?

→食事の準備中1時間くらい、朝晩はつけっぱなしです。(だんなさんもみます)

・「角で頭を打ったり」「取っ手で頭を打ち付けている」とあるが、これはたまたま当たってしまうのか、それとも自分からぶつかりにいっているのか?

→赤ちゃんのころからぶつかっても平気というか、そばにあるものをよけれない(よけない)ですごく嫌でした。頭が大きいせいもあると思うのですが、
お座りしていてボーっとしていると後ろ向きにひっくり返っていたり・・。
夜に半分寝ている状況で目が覚めて私を探しているのか、寝相も悪いのですが、ふすまやヘットボードにゴンゴン・・。私の胸のアバラ骨にゴンゴン・・。
エレベーターの後ろの壁にもたれて自分で打ち付けて笑っている・・のは今でも治りませんね。私に頭突きも多いですね。眠いときのような気もしますけど。

・大人と目は合うか?

→合います。私発信の無視は多かったですが、改善されてきました。その代わり、構ってチャンになってしまって、だれにでも寄って行ってみているので、他人でも合っています。


次に大人に関して。

・一日のうち、笑顔で話したり、笑いかけたり、笑い合ったりということがあるか?

→あります。

・無表情になっていないか?

→やるせないときはなってしまいます。

・過保護・過干渉になっていないか?

→前に監視しているの?と言われたことがあります。はいはい時代に見ていないとどんなことになるかという不安があったのでそうなった気がします。
あとは私についてくるばかりのこどもをみていると過干渉だったのでは
と思います。
なんでもやらせてと言われたこともあります。そのときはダメを言わないようにきるだけ自由にしないと動きを制限すると考えていました。

・話しかけたり、歌を歌ってあげたりということがどのくらいあるか?

→おもちゃなどで集中しているときは話しかけないようにと育児書に
書いていたので、できるだけ自立を促すように・・。話下手で
歌も暗唱しているものが少ないので、寝る前やお風呂以外はあまり・・。あそびうたのCDを流して手遊びするのですが、すぐ飽きられたり
本をとられて泣かれたりするのでできていません。絵本もすぐ閉じられます。遊びを投げかけてもあさっての方向をみたり邪魔してきたり興味がうつるので私の気持ちが続きません。

1か月検診のとき、診察までビタミンKシロップか何かを飲ませるためにおっぱいは控えてと言われて30分泣かせっぱなしにしたことがありまして、そのときの経験から泣かせっぱなしは可哀そうとなった気もします。夜泣きをされるのが嫌で、泣いたらおっぱいにしたようにも思います。泣いたらそのままでもしょうがないというのがいつからできるのか・・
今では冷蔵庫の前で訴えて引かないとかあって困っているのですが、
1歳過ぎのときに飴を見つけてしつこく大泣きされたときに何べんもどうしてもいけないと言っているのにわかってもらえなくて、ベランダの外に
出したことがありまして・・。息子は抵抗して窓のさんでおでこを切ってしまいました。そんなことをしなくても無視して取り合わないで解決すべき
でしたが、泣かれると責められているような気がするというのは正直あります。携帯や鍵、財布の争奪戦も毎日でうんざり・・。電磁波を気にして赤ちゃん時代に触らせなかったら、執着するようになったと思うのです。それで、親の構ってくれる度合いを測って、ダメっていっても引かないようになったように思います。だんなさんはそれこそ公共の場など、
携帯で釣ったりします。子供は甘え上手で、簡単なことをさせといて
その流れでダメといったことをさせようと持っていくような行動をとります。

遊び場ですが、そこまでしていく必要ないとのこと。はっきりアドバイスいただいてありがとうございます。
もともと、はいはいのときに安全なところで追いかけなくても済むようにと行き始め、よちよちあんよからは毎日玄関先で外に出ようとしていたので行先に困ってというかんじでした。今は家で密室育児をしているのがしんどいという理由だけですので行く必要はないですよね。親の都合に付き合わせてはいけませんね。息子は小さい子にも興味があり、ものをとりにいったり、突進してまとわりついたり触ったりするので引いている子や嫌な顔をする子が多いのですが、それでも仲良くできた子がいればいい経験だろうと思ったのも確かです。

2歳から入れる未就園児クラスに入れようかと思っています。
だいぶ前から思い描いた理想と違っていていっぱいいっぱいのような
無気力のような毎日のプランもうまくたてられません。
過去記事もきちんと読んでいまのうちに改善できればと思います。
長々と申し訳ありませんでした。ありがとうございました。

luckycharmさん

遠慮して書く人がいないのですが、ズバリ、一連の書込みを読む限り、被害妄想が強いの?という感じがします。

・個別相談を「通達」と捉えてみたり(普通は「案内」とか「すすめられた」と捉える)
・他のママに注意されると子供がかわいそう
・児童館の保育士さんは顔見知りで仲良しのママをひいきする
等、
そのように感じさせられました。
その原因は元々の性格かもしれませんし、ひどく疲れているのかもしれません。

また、個別相談のチャンスがあったならそこに行きもせず、何故こんなところで相談しているのだろう、、、と読んだ多くの方がツッコミたくなったんじゃないかと思います。
未だ行かないのも、何かこだわりや引っかかりや思い込みがあるだろう事は察しはつきますが、そういう姿勢を続ける限り迷走は続くことでしょう。

どうしても個別相談が嫌なら、それこそ(注意をしてくれた)児童館の保育士さんに直接相談してみればよいのにとも思います。
何度も実際の遊びの様子を見てもらいつつ、その都度相談すればより的確なアドバイスを受けられ、関わり方の実例も見られて一石二鳥、おトク度満載かと。
(また、根が深そうなので、何回にもわけて相談しないと全ては出尽くさないように感じます。)

敢えて強い表現をしましたが、まずご自身の気の持ちようを転換させないと泥沼化しそうに感じましたので、お許し下さい。

No title

コメント読みました。ピックアップされると変な言い方で書いていますね。すみません。傷ついたことはあっても悪く受け取るのはよくありませんし、流していかないと、いつまでも残ってしまっていますね。

検診で指摘を受けたときの試験担当の方はこどもの指さしの間違いを違うよこれでしょと言ってこどもの手を掴んでいまして、画用紙の外にはみだしてお絵かきをしてしまったら机の上にビニールを貼って対応はされていたのですがそっちには書かないのと手元を戻していたので少し嫌な気持ちになりまして。それも私の受け取った雰囲気が教官のようなかんじだったというだけかもしれません。

児童館の方も前書いたようにゆうことを聞かないこには構わないとか雰囲気で威圧とかこんこんとものをとったらダメと叱っていたので、違う対応がないか疑問に思いました。

遊び場へは子供への対応を見に行ってるのもあります。

適応障害となると話は別のように思いますが、その境界も曖昧でネットでも難しいと書いているのをみます。ただ働きかけは早期に見直したほうが良いみたいですね。
ワードとしてこちらのサイトで出すものではなかったかもしれません。根が深いとは疑わしい。そういうことでしょうか。一度相談してみた方が良いようですね。

サイト主様、いろいろと申し訳ありませんでした。

コメントいただきました方、言葉を尽くしていただきありがとうございます。内容はごもっともだと思いましたし、コメントを読んでいると、子育ては感性でするもののようですね。お気持ちもありがたかったです。

luckycharm様

他人事ではなく度々すみません。
うちの息子も2才のころ検診後に「後日相談に来て下さい。」と言われました。遊ぼうと誘う保健師さんと遊びたがらなかった、茶碗のイラストを見て「ちゃわん」と言えなかった、など指摘されました。協調性のことなど言われましたが、親の私から見れば、単にその保健師さんが誘う遊びに興味が持てなかった、家では茶碗でなくお皿で食べていた。と言う程度で、それが問題ではなかったと思いました。保健師さんも広場の保育士さんも、その場で見たかぎりの情報しかないので仕方ないです。

ただ、指摘によって自分の関わり方が偏っていないかなど、客観視するきっかけになりました。

結局、息子はどこがどうということなく育っていますが、私の関わりが赤ちゃん扱いなのが原因だと思いますが年齢よりも幼いので、ほとんどの方が2才で入れるプレには3才で、幼稚園の入園は4才にしました。この年頃、少し遅い早いは気にしなくてよいと考えて、ゆっくりと育てています。それと、息子の従兄弟(2才男の子)は癇癪で床に頭をゴンゴン打ち付けていましたが徐々に回数は減り、なんとか保育園へ通えています。

別の記事にコメントさせていただきましたが、広場では色々な考えの方々がおり、個人差やこちらの気持ち云々ではなく、対面的に他のママや施設の方々とお付き合いしていかなくてはならない場面が多いです。ママとお子さんがその中での対応力をつけていかないといけません。

居心地の悪い所もあると思います。
おとーちゃんさんがおしゃるとおり無理に行かなくてもよいと思います。お子さんとご自身が準備ができてから出かけて行ったらいいと思います。

お子さんとご自身のちょうどよいペースが見つかるといいですね。

自分の考えと周りの考え、子どもの予想外の行動など初めての育児で色々悩みは尽きないと思いますが、頑張って下さい。

おとーちゃんさん、度々コメント欄をお借りして申し訳ありませんでした。
広場でも教室でも、おとーちゃんさんのような保育士さんばかりではありませんし、公平ではないことも沢山あります。ママどうしでは、やはり自分の子ども対ヨソの子どもとなってしまい、色んな考えのママさんが交わりますので、とりあえずルールを守っていくということをしなければ、そこに居辛くなるということを書きたくて長くなってしまいました。

自分自身まだまだ息子も含め息子よりも小さなお子さんと関わることが多く、考えさせられるコメントでした。

これからもこちらで色々参考にしていきます。おとーちゃんさん、お忙しい中いつもありがとうございます。これからもぜひ続けていって下さい!

luckycharmさん

頂いたコメントに順番で返信をしていますので、4月22日のコメントへの返信の順番なのですが、その後もいくつかコメントされているのでこちらでまとめて返信いたしますね。


4月30日のコメントを読んでみていろいろわかりました。


最初のコメントでの相談は、子供の対人関係やものの扱い、親からのアプローチといったことが中心でしたのでそれについて考えコメントしましたが、どうもそれらは派生的な問題にすぎないようです。


まず取り組むべきところは、お子さんの発達状況が現在どのようなところにあり、どこまでのことを望んでいいのか、またどのように対応するといいのか、大まかなところだけでも掴んでみるというところだと思われます。



そのためにはやはり、検診で紹介された個別の相談を受けてみるのがいいでしょう。


確かに保健所の定期検診でも、思い込みで言われたりその場の行動だけで判断されたりと見当違いのことを言われるということも少なくありません。

でも、対応のしづらさ関わりにくさなどを現に感じているのですから、それの相談をするだけでも無駄ではないと思います。

もし、そこで発達上のなんらかの問題なりを見つけてもらえるのであれば、その後の対応や関わり方など的確に選ぶことができるようになります。
なにもなければ、なにもないでもちろんいいわけですし。


人との関わりや、対応について悩むのは、子供の発達の状況を見定めることのあとにくる問題になってきます。


それがわからずに闇雲にできないことについて悩んでも、ほんとうにどうすべきかということにはなかなか到達できません。


子供の置かれた発達の状況を理解することで、子供の行動からくる大人の側のストレスなども軽減します。


子供の状況を見極め、どこまでどのように対応すればよいのか知ることが、今後のお子さんの成長のためになる最もよい手段ではないかと思われます。

ですので、まずは個別相談に行ってみて、普段困っていることやお子さんの姿で気になっていることなどを伝え相談にのってもらうのがよろしいのではないでしょうか。



子供の発達の状況や、取るべき対応についてのあたりがつくことで、例えば子供の困る行動に対して、叱ることでわからせる必要があるのか、それともそれ以外の対応を取るべきなのかといったこともわかってきます。

そうしますと、今現在のどのように子供に対応したらよいかわからないという現状から進むべき道がみえてくると思いますよ。



ちなみに、児童館での滑り台を早く滑らせるために子供を押したりするという保育士の行動は、個々の子供を尊重し成長を援助しようという視点をもった保育士のとるものではありません。
その程度の人なのだと思って、何かを言われたとしても気にしないようにしたほうがいいと思います。

luckycharmさんへ

「我が強い」ですか…。

私も、親に「我が強い」だの「~が短所で早く直して」だの、とにかくダメ出しばかりされて育ちました。

これ、結構悲しいんですよね。。。親に言われるっていうのが、特に、悲しい。いちばん、ほめてほしい人だから。

あ、ちなみに、直接言わなくても心で思ってるだけでも、子どもには伝わります。「私、悪い子なのかな」「親に嫌われてるのかな」って。

そうなると不安になるんです。そして、自尊心も育たない。親を信頼したくてもできない。安全な場所が、ない感じ。

いいんですよ、我が強くても。親を困らせても。いいんです。

だって、子どもの方が、いつも真剣だから。

って、私は思っています。

2歳前後、反抗期ですね。。

どうか、「我が強い」なんて言葉で終わらせずに、息子さんのいい所をいっぱいいっぱい見つけて、息子さんの大ファンになってくださいね。

勝手な意見ですが、読んでくれてありがとうございました。

(そしていつもながら、おとーちゃん、横ですみません…)
応援しています!!


トラックバック

http://hoikushipapa.jp/tb.php/430-533e6dbb
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

「遊び」の「できる」は求めない «  | BLOG TOP |  » 遊べない子に遊ぶ力をつける その1

ごあいさつ

ただいまコメント欄での子育て相談は休止中です。 お悩みのコメント下さっても回答を差し上げることができません。 申し訳ありませんが、過去記事、すでにある返信コメントなどを参考になさってください。 多くの相談への返信がすでにあります。関連するカテゴリーから探す、検索を使って探すなど利用してみてください。 多忙になってしまい、コメントへの返信ができなくなってしまいましたが、お寄せいただいたコメントにはすべて目を通し更新の励みになっております。ありがとうございます。

最新刊

よければレヴューも書いてね!

前作!

最新記事

最新コメント

プロフィール

保育士おとーちゃん

Author:保育士おとーちゃん
当ブログはあくまで個人ブログであり、記事の内容および相談・コメントの返信等は効果を保障するものではありません。
ご利用に当たっては自己責任でお願いします。

楽しく無理のない子育てを広めたいと2009年ブログ開設。多くの方の応援があって著作の出版や講演活動をするようになりました。 現在は、子育て講演や保育士セミナーの他、『たまひよ』や『AERA with Baby 』等の子育て雑誌の監修やコラム執筆。『ジョブデポ保育士』の監修や育児相談などをいたしております。

講演等のご依頼

講演・ワークショップ等のご依頼はFacebookのメッセージ または『保育士おとーちゃんホームページ』 http://hoikushioto-chan.jimdo.com/ よりどうぞ。

カテゴリ

はじめにお読みください (2)
【まとめ】記事 (2)
子育てノウハウ? (81)
子育て日記 (13)
保育園・幼稚園・学校について (120)
日本の子育て文化 (209)
おもちゃ (27)
叱らなくていい子育て (10)
排泄の自立 (11)
『魔の2歳児』 (5)
子育てまめ知識特集 (4)
あそび (41)
おすすめグッズ (10)
おすすめ絵本 (23)
食事について (15)
過保護と過干渉 (47)
満たされた子供 (7)
早期教育 (20)
我が家の子育て日記 (96)
心の育て方 (107)
相談 (86)
子供の人権と保育の質 (90)
その他 (70)
未分類 (24)
講座・ワークショップ (142)
父親の子育て参加について (3)
雑誌・メディア (48)
子育てに苦しむ人へ (27)
保育研修 (3)
note有料記事 (4)
保育について (16)
性教育について (6)
子育てオンラインサロン (1)

保育ひろば

保育ひろば

楽天

FC2カウンター

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

おしらせ♪

当ブログはリンクフリーです。トラックバック・リンクはご自由にどうぞ。 しかし、本文・コメント・その他を含めて著作権は私にありますので、引用・転載する場合は連絡をお願いします。また引用元の記載も併せてお願いします。 なお写真の転載はお断りいたします。

ランキングに参加しています

検索フォーム

月別アーカイブ

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QRコード

アクセス解析