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2023-06

息子の成長 Vol.4  ―つながってる― - 2013.09.03 Tue

以前こんなことがありました。

うちでは普段あまりチョコレートとか食べないのだけど、その日はおみやげにもらったチョコクランチをおやつに出しました。

出したあと僕はブログの記事を書いていたのだけど、ふと気づくと息子がむーちゃんの歯をみがいてあげていました。







普段は別におやつのあとハミガキしたりしないのだけど、むーちゃんの歯にチョコレートがついていたからみがいてあげていたとのこと。

驚きました。でも同時にうれしくもありました。

この子の中にはたくさん積み重ねたものが積もってくれているのだなと。


それよりだいぶ前に、なんかの話の流れで歯のことについて会話したことがありました。


ふたりともこれまでに虫歯一つないのだけど、「健康な歯はおとーちゃんとおかーちゃんからのあなた達への贈り物なんだよ」というような話をしました。


いつもの歯磨きの時間も親子の関わりの時間として、仕上げのみがきなどをしています。
最近でこそ大きくなったので息子は最後まで自分でさせることもあるけれども、やはりときどきは大人がみがいてあげないと不十分なのでしています。

そんな積み重ねのひとつひとつが、素直に生きたまま子供たちの中に育ってくれているのを感じます。


こういうのがまさに心がつながっていると子育てをしていて思う瞬間です。


大人の立場や力の差で子供に「○○させる」というのは簡単です。
でも僕は子供そのものの力を伸ばしてあげたいと思っています。

「やらされてできる」のと「自分からする」というのは、やっていることは同じでもその実際はずいぶんと違うでしょう。

小さいうちから心のパイプを作っておけば、そのことはけして難しいことではないと思います。

どうやったらそれが為せるかといえば、僕は大人と子供のあいだにきちんとした「信頼関係」が構築されていることだと思う。

信頼関係についてはこのあたりの過去記事にあります。関連した記事もほかに多数ありますので検索してみてください。

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● COMMENT ●

リュックサック

はじめてコメントいたします。毎回自分自身の子育てを振り返りながら拝読しています。2才11ヶ月と1才4ヶ月の男児の母です。
4月からフルタイムで仕事を始めて二人は初の公立保育所通い、慣らし保育が終わって数日で私の勤務異動のため5月にすぐ同じ公立の保育所に転所をしました。朝8:00から30分、16:30から18:00は他のクラスの子どもと合同保育です(最初の保育所は兄弟同じ部屋でしたが、今は兄弟別の部屋です)。保育所の規模が60人だったのが100人となりました。
気になるのは長男のことです。
長男は最初の保育所では丸1日自分のリュックサックを持って過ごし、その後はリュックサックに固執する事はありませんでした。転所先でも慣らし保育は特にリュックサックには固執せず過ごしました。転所してから約4ヶ月が経ちますが、保育所では朝リュックサックを持ちたがり泣きます。。持たない日も私と別れた後で取りに行っているとのこと。
転所で合同保育の人数も増えて慌ただしい感じになって不安なのでしょうか?
私も初めて合同保育の人数の多さと騒々しい感じと保育士さんとゆっくり話しができない環境に戸惑いました 。
保育所体験もしていたのですが、朝の状況は見ていなかったので、本当に面食らいました。
転所は仕方なかったことだとは思いつつも、最初の保育所ならもっとゆったりと過ごせたのかな、といつも考えてしまいます。
時間をかけるしかないのでしょうか…。
最初の保育所は規模が小さい分(職員はその分少ないはずなのに!)、母の私まで見守ってくれているような雰囲気がありました。2週間ほどのお付き合いでしたが最後の日は私が悲しくて泣いてしまいました。
職場異動で仕事内容もガラリと代わり、私の気持ちの余裕が無くなっているのかもしれません。
以前は保育所まで10分ゆっくり話しをしながら運転していたのに、今は保育所が自宅から5分位のため、運転中ゆっくり話しをする感じにもならないし帰ったら夕飯準備だ風呂だ!で慌ただしいです。
この頃は怒ってしまう事が多く、長男も怒りの目で私を見ることがあるので、何とか自分自身も変えよう、としているつもりなのですが…。
すいません長文な上愚痴になってしまいました。
またブログを拝読して考えて行こうと思います。

はじめまして

いつもおとうちゃんさんのブログを見て勉強したり、時には落ち込んだりしながら子育てをしています。

我が家は男の子(もうすぐ4歳&1歳)がいます。今日はその長男について相談させて頂いてもいいでしょうか。

長男はとても負けず嫌いです。ほとんどの勝負事で負けると、ふてくされて<もうやらない!>の一点張りです。人にアドバイスされるのも嫌です。
ただ、戦いごっこなどで負けるのはなんともなかったりもします。
(言い方が悪いのですが負け慣れてるから?)

4月から幼稚園に通い始め、楽しく行ってるのですが、この負けず嫌いで時に先生の手を焼いてしまうこともあります。。
先生はベテランで大丈夫ですよ〜と言ってくれるのですが、もうすぐ運動会がやってきます。徒競走や玉入れ、綱引き…やらない!!!という息子の姿が目に浮かび、心配です。

私が褒めすぎたせいでしょうか。
負ける練習などさせるべきでしょうか。そういう事態になったとき、<悔しかったね、でも頑張るアナタが見れたことがママは嬉しかったな>や、<こんな時は次は頑張るぞ〜って思えばいいんだよ>と言っても、もうやらないの一点張りです。

以前、競争で負けた時、全く関係ないお友達を叩いてしまったこともあります。

お忙しいとこと恐縮ですが、何かアドバイスを戴けませんでしょうか。よろしくお願いします。

そうですね。
1つ1つ積み重なって成長してくんですよね。
子育てって勉強になります。

またお邪魔しますね。
失礼します。

いつも拝見してます。

おとうちゃんさん、はじめまして。今月で4歳と1歳になる娘の母です。
こちらには、上の娘の遊び方が気になりいろいろと検索しているときにたどり着きました。以来、反省しながら拝見しています。

今回は、「やらされてできる」のと「自分からする」という部分でどうしてもおとうちゃんさんに相談させていただきたくてコメントしました。あまりコメントなどしたことないので、多少緊張しておりますが…

長女ですが、おとうちゃんさんの言葉をお借りするなら、入れ物が特大サイズの娘で、赤ちゃんのころからどんなに甘えたい欲求に一生懸命答えても満足してくれず毎日がへとへとになりながらの育児でした。それと同時に、物事の良し悪しはしっかり教えなくてはと夫婦そろって躍起になり、さらに私自身が保育士の経験があったがためにいろいろと教え込もうとしたりしてしまいました。その結果、「やらされてできる」けど「自分からする」ことがあまりないのです。

例えば、家では食事中箸で食べて口や手が汚れたら拭くのに、幼稚園では全くしないようです。

おとうちゃんさんのブログを拝見させていただいてから、まずは信頼関係をもう一度見直すのと、もともと入れ物の大きな子で彼女の中ではまだ満たされていない部分があると思い、対応を改善している段階です。

前置きは長くなりましたが、そこで相談です。彼女が今まで家でできていたこと(例えば幼稚園の支度などは自分でさせていました)を、「自分でやってくれるとママ助かるな」などと促すと、今までは「自分のことは自分でやりなさい」と言われてきたためか、やろうと思えばできることでもすぐに「ママやって~」と言われます。信じて待つことが大事と思うのですが、待ってもやらないので、ついつい何とか自分でさせようと私が焦ってしまいストレスになってしまっています。このような時は、私がやってあげてもいいのかどうか悩んでいます。今はひたすら彼女の話や言い分に耳を傾け、叱るのではなく前向きに取り組めるような言葉掛けをどりょくしています。しかし、「やって」といったことを全部私がやっていて本当に自分からやろうというモチベーションをもってくれるのか、毎日「ママやって~」といわれて心が折れそうになるときもあるのです。

お忙しいところ長文で申し訳ありませんが、アドバイスいただけると今後の励みになります。よろしくお願いいたします。

相談です

おとーちゃんさま

昨年、友人からこちらのブログを教えてもらってから、
いつもブログを拝見させていただき、
とっても参考させてもらっています。
本当に感謝しています。


4歳1ヶ月になる娘の行動について相談です。
今日は、娘が幼稚園に一人で参加する初めての日でした。
この日は、1歳男児、2歳女児、4歳男児と、うちの娘の四人の参加でした。

キャンプ場や野原など、そとで遊ばせる森の幼稚園で、
週に1度の参加で、これまで7回は私と一緒に参加してきました。

おうちでは、「9月からは一人で参加するんだよ」と予告していて、娘は「一人はいやだ!行きたくない」と、
何度も言っていましたが、

「そうだよね~。さみしいよね~。行きたくないよね」と受け止めるような対応をしてきました。当日になると

あっさりとバイバイしてみんなと歩いて行き始めましたが、
途中で戻ってきて、「(荷物が)重たい。ママが持って。ママと一緒がいい」と言ってきたので、

「そうよね。重たいよね。ごめんね。ママ、用事があるから行くね」と言って、立ち去りました。


その後は、いつも遊んでいる2歳の娘さんがいるお母さんのところにいって、「お友達のママと一緒がいい」と言って、しばらく泣いていたようです。そのお母さんも帰った後は、

わりとすぐに泣き止んだらしいのですが、
そのお母さんの2歳の娘さんの水筒を取り上げたり、お弁当のおにぎりをとりあげたりしたようです。

その2歳の娘さんは、おとなしいタイプですし、うちの娘がいつも勝ってしまいます。

園長先生(男性)に石を投げたりもしたそうです。
あとで娘に「どうして先生に石を投げたの?」と優しく聞くと
「(先生の名前)が好きだから」と言っていました。そして、

「先生以外には、石を投げてない?」と聞くと
「うん」と答えていましたし、実際に先生からも他の子どもに投げた報告は聞いていませんので、先生に甘えたかったのかなとも思いました。


被害にあった母娘には、私の方から謝りましたが、
いつもうちの子の方が強いので、とても申し訳なくて心苦しいです。


普段、安定しているときは優しくしたり、面倒見たり、
おもちゃや食べ物も上げたりして、娘なりに(押し付けがましいときもありますが)優しくできるのですが、

やっぱり育て方がよくないのか、
子どもとはそのようなものなのか、悩んでしまいます。


インターネットでいろいろなご意見を拝見しても、
親の育て方が悪い
親が子どもの間に入って謝らせるべき

とのご意見がほとんどです。

発達心理学の先生や、
森の幼稚園などの考え方では、

子どもの世界に介入しないで見守ることを大切にされているのですが、自分の娘が取り上げる側の場合は、
本当に心が痛みます。

正直、取られたりたたかれたりする側のときは、
「きたえてもらった」と思えるのですが。

室内での託児や一時預かりなどはよく利用していて、
そういうところでは、お姉さんの役割をしているようで、
おりこうでびっくりされることが多いです。


これまで、しっかり向き合って一緒に遊ぶことを大切にして、子どもが泣くことや嫌ということは悪いことではなく、
自己主張する1つの方法として、受け止めるようにしている分、
しつけなど厳しくしすぎてたかもと思います。おもちゃやお菓子なども、その場で欲しがっても買ってあげたりしてなかったのですが、最近、いろいろ考え直して
少しは買ってあげるようにしました。

初めてコメントするので、要領が悪いかもしれませんが、
こういう場合、母親としては娘に対してどう対応したらいいでしょうか?
また、やられた側の母娘さんに対して、どうしたらいいでしょうか?
おとうちゃんさんの保育園にも、こういう子はいますでしょうか?

大変お忙しいと思いますが、ご意見をお聞かせいただけるとありがたいです。

長くなりましたが、本当にありがとうございます。



うーん…

この記事を読んで、おとーちゃんさんの「積み重ね」の深さにショックを受けました。
たった7年ほどでこんなに積み重ねられるものなのかと…。

毎日子供の事を真剣に考えているつもりですが、疲れて家事が適当になったり、会話や遊びの相手がうまくできなかったりして、積もってるどころか吹き飛んだりしちゃってます。

もっと子供を信じてどっしり構えて見守りたいです。

うちは保育園に通ってはいないので、おとーちゃんさんの家庭の様子はすごく参考になります!

素敵!

お兄ちゃん特集、楽しく読ませていただきました。

うちはまだ5歳になったばかりの一人娘ですが、最近特に娘の成長を実感します。嬉しいのですが、実は寂しかったり。
あ~もっとゆっくり成長してくれればいいのに!

2年後はこんなにしっかりしているのかな、と思いつつ、この瞬間を大事に楽しみたいと思います。

追伸:「やらされてできる」のと「自分からする」、凄い違いですよね。
というか、5歳にして自分で考えて判断するんだと、びっくりすることが増えてきました。

これからもお兄ちゃん記事、楽しみにしています。

だいのじかあちゃんさん

リュックサックのおはなしをきいて、子供というのは本当に健気だなあと思います。


小さい子供というのは、気持ちや感情のある程度を「外部委託」しています。

まだ気持ちのコントロールや、思考や感情の整理というのを完全にはできないので、そういった整理のつかない部分を「ママー」などと泣いて甘えたりすることで、解消します。


息子さんは、不安な気持ちやお母さんと離れてしまう寂しい気持ちなどを、ぐっとこらえているのでしょうね。
本来ならまだ「外部委託」先に預けてしまう気持ちを、自分のリュックサックを抱えることでなんとかバランスをとってこらえているのでしょう。

息子さんは立派だね。きっと責任感が強くて、自立しようとする気持ちをもっているのだろうね。


それをだいのじかあちゃんさんが「可愛そう」とか「無理させている」などと感じることはありません。
むしろそう思ってしまうことは、頑張っている息子さんの気持ちを汲んでいないということになってしまいますから、そのがんばりをしっかりと認めてあげてください。

特に仕事が終わってお迎えにいったときに、「今日もあなたががんばってくれたから、お母さんはいっぱいお仕事できたよ」と抱きしめてあげましょう。

そういう「認めてもらうこと」をたくさんもらった子は、前向きに進んでいくことができますよ。


どうしても環境が変わることは負担になることです、大人だって職場が変わったりすれば大きな負担になるのですから、小さい子供であればなおさらです。

しかし、また人は慣れるものです。

認めて肯定していってあげることを積み重ねれば、あとは環境になれるのは時間の問題でしかないでしょう。

シマウママさん

負けず嫌いというのはもともとの性格としてしばしばあることです。

それはある面では困ってしまうこともあるけれども、ある面ではとてもいい性質でもありますよね。


僕が子供の時にも、負けず嫌いの子がいました。

A君はゲームや遊びをしていても、自分が勝つためにズルをしたり、負けそうになると遊びをぶちこわしたり、負けると八つ当たりや意地悪をしたりするので、周りからは好かれていませんでした。


B君は、同じ負けず嫌いだけど、勝つために創意工夫をしたりいろんな人が思いつかないようなことを考え出すので、みんなに一目置かれていました。
その後B君は中学生の時には、あるスポーツで東京都の代表選手にまでなっていました。


負けず嫌いがもとで、困ったことが多くてそれが直せるものであると思われるならば、それを是正していくようなアプローチをしてもいいのかもしれませんが、持って生まれた気質であるならば、周りが直そうと思ってそうそう直るものでもありません。

だったら、それのいいところをいい方向へ伸ばしてあげるのが良いのではないかと僕は思います。


ではそのためには、認めてあげることがまず大事になります。

「負けてしまってくやしかったんだね」勝ったときには一緒に喜ぶ などなど


認める積み重ねがあれば、もし認められない部分があった場合、自分でそこに気がつくことができます。

たとえばコメントにあった

>全く関係ないお友達を叩いてしまったことも

こういうようなとき、「それは違う」ときっぱりと大人が意思表示したとき、認められるべきところを認めてもらってきた子は、大人が認められないこと素直に認識することができます。


そうすることで自分の性格を良い方向へと伸ばしていくことが、自律的にできるようなプロセスを子供に持たせていけるのではないかと思います。


逆に、常に「負けず嫌い」を否定され続けていては、大人が本当に困る部分を否定した時にも子供は受け入れ難くなってしまいます。


こういうのはあくまで僕の考えなだけで、必ずしも正しいとも限りませんが、僕は個性は矯めるよりも、良い方へ伸ばすという関わりを子供たちに考えています。

ありがとうございます。

お父ちゃんさん、お忙しいところに早速のお答え、ありがとうございます。

私自身、負けず嫌いは悪いことではないと言う考えでしたので、違う方向に…というアドバイスでしたので、とても嬉しく思いました。
受け止め、受容する。やっぱり何事も基本の姿勢からですね。
ただ、もうやらない!あっちいって!
も受容しておしまいにしても大丈夫でしょうか。負けるならやらない!も受容しているうちにいい方向に進む(であろう)と考えて宜しいでしょうか。

せっかちなので、運動会までに少しでも!と思っていたことを反省しました。気長に、ですね。
今年の運動会では怒って試合放棄する姿をビデオに撮り、年長さんになる頃には「あんなこともあったね〜」と笑い合えるようになることを目指します。

ありがとうございました。

ほわほわさん

その姿が逆でなくてよかったね。

逆というのは、家庭ではきちんとするのに、外の世界ではやらない・できないといういうパターンです。


外ではするけど家庭ではしようとしないというのは、ある意味健全な姿です。


おそらくは、娘さんが求めているのは、「全面肯定」なのではないかと思います。
(全面肯定については相談カテゴリのなかの「叱る子育てを変えていくには」の一連の記事の中ででてきます)


今月で4歳ということは、メンタル的には自立の直前というくらいのところに当たると思います。

そこで、娘さんは自立の前に最終確認が必要なのです。

それは、「素の自分」をあるがまま受け止めて欲しいというものです。

「○○ができる私」をお母さんが褒めてくれたり、認めてくれたりするのは娘さんも重々わかっています。

でも、「できる私」というのはある意味では、「私そのもの」ではありません。


いまの成長段階をクリアして、本当の幼児期に突入してしまうと(自立を達成してしまうと)、もう幼い自分の姿をありのままに出すことができなくなってしまいます。

大人が受け止めないからというだけでなく、子供自身も自立心が高まるのでそういう出し方を無意識にセーブしてしまうからです。

不思議なことに子供は、そうなるまえに一度幼いままの自分を受け止めてもらうことで、次の段階にステップアップするための最終確認をします。

そこがすんなりできると、その後の成長がスムーズにいくのです。



特に女の子は母子関係の中でこのことに苦労します。

出来てしまう子、できることを期待されている子はとくにそれが難しいです。

ある意味では4歳でもそれを素直にだせるというのは、母子関係のなかで信頼関係が築けているということであり、素直にだしているのはとてもいいことです。



「外の世界でもできない家庭でもできない」というのではちょっと心配ですが、外の世界では一生懸命やっていて、家庭では親を頼ってしまうというのは、これは一種の甘えの出し方の手段であって、なにがなんでもその行為をやらせなくてはと考える必要もないことです。

なぜなら、外の世界のやるべき時にやるということは証明されているのですから、そういう甘え方をしていたとしても、できなくなってしまうなどということはないからです。


それを踏まえたうえで、許容できる部分では「受容」のひとつとして「やってー」ということを一緒に楽しくやってみてもいいのではないかと思います。


それで素の自分を受け止めてもらえることが確認でき、納得すると次の成長段階に心残りなく進めるでしょう。

四歳女児の母さん

つまりは初めての本格的な母子分離のときそうなったということですよね。


その姿が頻繁に長い期間にわたって続いているとか、なにかほかの原因についても心当たりがあるというのならばまた話は別ですが、母子分離にあたっての姿というのならば、一種の軽いパニック状態のようなもので、自分の行動をコントロールするタガが一時的に緩んでしまったということが原因ではないのかと推察されます。



でもまあ、そういうことであるならば一時的な姿ではないかと思います。
だとしたらあとは慣れるのを信じて待つしかないので、そんなに悩まなくてもいいのではないでしょうか。


僕は幼稚園の経験はないし、森の幼稚園タイプのところも話には聞くけれどもあまり詳しくはわかりませんが、預けている以上は監督する責任があるので、もうどーんと信頼していかせるのが一番ではないかと思います。


>しつけなど厳しくしすぎてたかもと思います。

実際の様子が見れないので、そのへんのことと今回の行動との関連性についてはよくわからないけれども、子育てはバランスが大事なので、行き過ぎていたと感じるところはバランスをとるようにしていくのがいいかもしれないね。


もしかすると、ひとつ前のほわほわさんのコメントと年齢も一緒だし共通する部分があるのかもしれないかな。

成長にあたっての「揺り戻し」の時期なので、そういうところから「できる子」を求められていた反動がこの時期にでているという可能性もあります。

よろしかったら参考にしてみてください。ちょうどすぐ↑にあります。

かわいいですね!

おとーちゃんさんのブログ、とても楽しいです。すごくかわいい子供達ですね。
私は根がのん気なので、育児に悩みなど全然ないのですが、読んでいて楽しいので、遊びにきています。
お兄ちゃんのこういった行動に「芽が出てるなー」と気付くおとーちゃんさんも、また素晴らしい!
うちも、チョコレート菓子をあげた時、パッケージに「はみがきをわすれずしましょう」とひらがなで書いていたので、5歳の娘と3歳の息子が、おやつ直後に律儀にしていました。それを見ても私は、おとーちゃんさんの様に感心する事もなく、「お、えらいえらい!」とのん気に言っただけです。母親がのん気だから、子供達がしっかりしてしまったのでしょうかね(笑)
とにもかくにも、子供達と楽しく過ごせる時間は、今の私の大切な時間です。

No title

アドバイスありがとうございました。

私自身、長女が4歳になってしまってからではもう手遅れになってしまうのではと心配しておりました。

おとーちゃんさんのブログに行き着くまでは、自分の子育てを毎日反省するものの具体的にどう変えていけばよいのかがわからず、子どもを大切に思う反面、なんて子育てって大変なんだろうと感じていました。

自分の対応を改めてみて3週間くらいが過ぎていますが、長女が毎日どんどん家の中でのびのびと、そして素直になってきました。以前よりも、家で過ごすことがとても楽しいし安心しているような雰囲気を長女から感じることができて、私も嬉しい限りです。

今回アドバイスいただいたことをさらに頭に入れて、あせらずのんびりと子育てを楽しんで行きたいと思います。

頑張っている息子

おとうちゃんさんへのお礼の返事遅くなってしまいました。このころ息子の風邪で保育所を休み毎日べったり過ごしていました。
息子の頑張りを認めていただきありがとうございます。
リュックサックを持たせることは甘やかしなのかと思い悩んでいましたが、頑張っている息子を全面的に認めていく方向で関われるようになれました。
お迎えの時は、これまでに以上に「ありがとう・今日も○○が頑張ってくれたからかあちゃんもお仕事頑張れたよ~」とギュギュしていこうと思います☆
本当にありがとうございます!

ぽんさん

僕自身も子供たちがこういう姿を見せていることに、おどろいてもいます。

でも、子供の姿というのも、「生まれ持ってきたもの、環境、関わり」 と人が意図的にできる部分というのは多くて半分位というところだろうから、この姿が全て家庭での関わりからきたということもないだろうし、いくら関わりを意識したところでこうならないという子だってなんらおかしいことでもないと思いますよ。

Ritaママさん

成長してしまうのがさみしく感じるという気持ちは僕もよくわかりますよ。
できることなら、何人も子供もてたらいいのだけどね(笑)

Nさん

>パッケージに「はみがきをわすれずしましょう」とひらがなで書いていたので、5歳の娘と3歳の息子が、おやつ直後に律儀にしていました。


「はみがきをわすれずしましょう」
これを読んでも、多くの子は自分からそうはしません。
でも、素直にそうする子もいます。

ここにある差はなにかと考えたとき、その大元には「親への信頼」というものが間違いなくあるのだと僕は思います。

もっとも身近な大人である「親」がこれまで低く扱ったり、ごまかしたり、脅したりというようなことで子供の期待を裏切らずに来たからこそ、子供は「素直」でいられるわけです。

親が期待に応えてくれないことを積み重ねていると、子供は「素直」なままでも、「子供らしく」もいられなくなっていってしまいます。

この「素直さ」「子供らしさ」こそ子供時代にできるだけいい形で長く持っていてもらいたいと僕は思います。

お子さんがそういう素直さをきちんと持ち続けているというのはとてもすばらしいことですよ。


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楽しく無理のない子育てを広めたいと2009年ブログ開設。多くの方の応援があって著作の出版や講演活動をするようになりました。 現在は、子育て講演や保育士セミナーの他、『たまひよ』や『AERA with Baby 』等の子育て雑誌の監修やコラム執筆。『ジョブデポ保育士』の監修や育児相談などをいたしております。

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