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2023-06

人はなにで動くか Vol.4 - 2013.11.06 Wed

以前コメントで「『地獄』という絵本を知っていますか」と聞かれたことがあります。

その時は知らなかったのですが、たまたま楽天ブックスで絵本を探していたとき、その本がランキングの上位にあったので見てみました。

すると驚いたことに、ユーザーレビューが200件くらいついていました。








要するに、子供に地獄絵を見せることで、言う事を聞かないとこうなってしまうのだという「脅し」として利用し、それで子供に大人の言う事を聞かせるためということで、その絵本が多くの人の支持をえているというわけです。

正直言って、僕はなさけなくなりました・・。

そんなものを使って子供を脅さなければ2~3歳の子供すらコントロールできないというのは大変悲しいことです。

コメントをいくつか読むと、「大変役に立った」と胸を張って述べているものもあれば、本当は使いたくはないがというニュアンスでありながら、それでも子供を動かすためにはしょうがないだろうといった、やむを得ないので使っている派とだいたい二分されていました。

子供が怯えすぎてしまって後悔したというものはいくつかありましたが、そのような脅しで子育てする必要はないといったコメントはほとんど見られなかったような記憶があります。
おそらくそれを買う人の多くが、そのように子供に言う事を聞かせることを目的としているので、そのようなコメントが多くなるはずはないということかもしれません。



それは3の関わりを親が率先してとっているということです。
年齢のごく小さい子供に対して、そのようなアプローチは方向性がそもそも違っているのです。
結果的にはプラスにならなくなるだろうと思います。

そのようなことをしなくても、子供をきちんと大人に寄り添うように育てる方法はあるのです。



1の子育てを知らず、2と3ばかりを多用するようになっていくと、それらの2と3の程度はどんどんエスカレートせざるをえなくなってしまいます。


2の方法でモノで子供をつってばかりでいれば、その餌はだんだん大きくせざるをえなくなります。

また3を使っていれば、その強制力は子供が大きくなるに従って、強めていかなければならなくなるので、それはより先鋭化していってしまいます。

脅しで子供を誘導していた人は、そのように地獄絵などを頼らなければならなくなってしまうし、叱ること・怒ることで子供を思い通りにしようとしていた人は、だんだんそれがエスカレートして暴言や叩いたりという方向になることもあるでしょう。


これらは大変残念なことです。
大人の方に子供と関わる適切な知識がないばかりに、こういう事態をつくってしまっています。

子育ての早い段階で子供と関わる適切なすべを身につけることができれば、こういう事態を避けられるばかりか、子育てそのものを楽しいものとすることができます。

この部分に関しては、そもそものこのブログの主要テーマなので、過去記事にもたくさんあります。
「心の育て方」のカテゴリや、「信頼関係」「モチベーション」で検索すると該当の記事がひっかかることでしょう。
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● COMMENT ●

元々は

こんちにわ。
元々は「地獄」は自殺防止の為に出版されたらしいですね。

とある育児エッセイマンガで紹介されてそこから一気に火が付いたそうです。
私も大好きなマンガで腹をかかえて笑えるのですが・・・、
おとーちゃんさん、これ読んだら怒るな~、とも思っていました。
作者の方がご両親にその手の本で躾をされた、というのが経緯のようです。

ところで、同じ躾系絵本の超有名どころ「ねないこだれだ」はどう思われますか?
というのも絵本の定期購読をしているのですが、その中に入っており、しかも中身確認せずに読んでしまった・・・!

2歳の我子はガラスの仮面ばりの私に恐れをなして飛んで主人の布団に潜り込んでいきました。(ほんとに素早かった)

この記事を読んで、脅しの次元は違えど思考は同じだなーと。
しかも名作をチョイスしてる絵本の会社が送ってくるってことってどうなの、と思いました。

あと、ちょっと前に「流行った」ので「鬼」に電話して怒ってもらうというスマートフォンのアプリがありました。
実際息子のおもちゃを横取りした子の親が
「あ、鬼に電話しよっと」と怒った途端、泣き出したので
「いいです・・・」って私がフォロー?に入ったのをよく覚えています。

手がかかって大変、という気持ちはわかりますけど、脅してコントロールって、なんだか言葉だけ聞くと、犯罪心理学とかの世界?って思います。

「小さいからわからない」っていうのは結局この身長80cmくらいの言葉が完全に喋れないやつは、
「人間じゃない」って言ってるのと同じだって「小っちゃい子」は思われてるのわかってるんですけどね。

すごく可愛がって頂いてるけど、身内からもそういうの少し感じます。
もうなんか理屈じゃない気がします。

うーん

ずっとおとーちゃんのブログを拝見させて頂いております。
なのに脅し…やってしまってるんですよね。

わたしも「ねないこだれだ」は嫌だな、と感じていました。
しかし児童館で娘自身が選んで持ってきて、大のお気に入りとなってしまい…。

片付けの時は、一緒に綺麗にしようとか、一個だけ箱に入れてみようと言っても知らんぷり。
あるとき「夜中におばけちゃんに持っていかれたら大変!」と言ったら慌てて片付けたので、親の私が味をしめてしまいました…。

他にも、「電車で騒ぐ子はだーれだ〜!」とかやってしまったり…。

娘は三歳で、イヤイヤはおさまりつつあるけれどまだまだ成長期で、
こちらの反応をみるようにやめて欲しいことをすることがあります。

やはりちゃんと向き合わないといけないですよね、反省です。
今後の記事を楽しみにしています。

この絵本

ちょうど少し前に本屋さんにかなり目立つように並んでいるのを見て、少し手にとってみてみました。
かなりおどろおどろしい内容でとてもじゃないですが自分の子に見せる気にはなれなかったです。
一歳半の息子は絵本を読むたびにものすごく感情移入して、大人から見れば単純で短いストーリーを読むだけでとても豊かな感情表現を見せてくれます。
小さい子ってこんなに物語に引き込まれるんだなぁと驚いています。
私自身は子供の頃「本が好き」と言いながら字ばっかり追ってる子だったので。
怖い絵本を息子に読んだことはないのですが、たまになんですが大人の私にはわからない息子の感性なのでしょうか、全く怖くない単純な可愛らしい絵本でものすごく泣くことがあります。
絵本によって理由も違うのかもしれませんが、怖がっているような悲しんでいるような私からは泣いている理由もわからないのですが、普段は聞かない本当に火が付いたような泣き方をして、しかもおさまるまでかなり時間がかかります。
小さい子にはよくあることでしょうか?
相談というほどのことでもないのでお忙しかったらご返信はなくても結構です。

二人目が産まれる前の上の子への接し方

こんにちは。
初めてコメントさせて頂きます。
自己肯定感が大事ということは分かってはいても
毎日の生活の中でこういう時はどう考える???と悩んだ時に方向性を示してもらえるこのブログにはいつも助けて頂いています。

脅しは不要、というのも漠然とは感じていたけれど、あまりに脅しが育児の定石として使われているので、このブログを読んでいなかったら常用してしまっただろうなと思います。


ところで、記事とは関係なくて大変恐縮なのですが相談があります。お忙しいかと思いますがお時間のある時に回答頂ければ幸いです。
※過去記事、コメントを検索したのですが、もしも同内容の回答を既にされていたら申し訳ありません。

二人目を一ヶ月後に出産予定です。
出産前の上の子への接し方について相談したいのです。

私は、今の内に思う存分甘えさせてあげよう、と考えていましたが、実父から「今こんなに甘えさせていたら、産後のギャップに苦しむのでは?今の間に少し我慢させておいて産後に思いっきり甘えさせてあげた方がいい。」と言われました。

甘えさせるというのは、食事時に私の膝で食べたがる時はそうさせたり、抱っこしたり、という感じです。私は体力がある方なのか、全然辛くないのでほぼ抱っこ要求は飲んでいます。もちろん辛い時は、お母さんはお腹が痛いから今は抱っこできない、と抱っこしません。

産後にたっぷり甘えさせてあげるのは大前提として、
父の言うように、出産までの間に我慢もさせた方がいいのでしょうか???ギャップに苦しむというのも一理ある気がして悩んでいます。


上の子は二歳四ヶ月の女の子。
言葉が早く、5語文くらいはペラペラ話します。
会話もかなり理解しているようです。
穏やかで明るく、問題行動もなく、かと言って親の言いなりではなく自己主張もする、いわゆる育てやすい娘のように思います。

赤ちゃんがえりは顕著ではありませんが、おっぱいを吸いたがるようになりました。1歳2ヶ月でやめており出ないので真似だけです。
今はあなたのおっぱいだけど、赤ちゃんはおっぱいしか飲めないから産まれたら赤ちゃんにあげてね、と言いながら吸わせています。

オムツを特に外そうとしてないのでまだオムツです。

産院にも行くのでお腹に赤ちゃんがいることは分かっており、いもうとギュー言いながらお腹を撫でたりします。


色々な本を読んでみても産前の子どもへの対応があまり載っておらず、相談させて頂きます。
よろしくお願いいたします。

読ませたくないです

はじめまして。
以前ニュース番組の特集で取り上げられていて、
どこかの保育園か幼稚園で積極的に読み聞かせていて
悪い事をすると、こういう世界へ行く事になるって話す事で
うちの園の子はみんな手のかからないいい子になったんですよー。
という内容だったと思います。

なんだかやってる事が怖いなと思いました。

その後本屋さんでも目立つところに置かれるようになり、
これか、と読んでみましたが
とても自分の子に読ませようとは思えませんでした。

とくにうちは絵本で育ててしまい、
優しい子ではあるのですが…
もっと現実を見せねば、とも心配しています。

でもこの地獄がそうかというと勿論違うし、
うちの子みたいなのに読んだら、
ちょっとした虐待かもしれません。

じゃぁ問題児だから見せるってのも、また違っているような気が。





No title

おとーちゃんさま、お久しぶりです。
相変わらず、週末ママしてます。毎週かわいーかわいーしてます。

「地獄」、息子と行った本屋さんにもありました!なんで絵本の棚に置いてあるのか疑問でした!表紙を見ただけで(気味の悪い・・・)手にもしませんでしたが、なるほどー、「脅し」に使うのですね。日本はそうゆう風習が各所にありますよね。「なまはげ」とか・・・どうなんでしょうねー。

「ねないこだれだ」は、知人が読み聞かせたら抜群に効くよー、と言ってましたね。夜おふとんにすんなり入ってくれる、と言ってました。興味なかったので内容は知らないんですけど・・・。そうか、一種の「脅し」だったのですね。そこは、夜は寝るもの、と分かるまで懇々と教えて行くのがやはりいいですど・・・やはり目先の「できる」優先になってしまいがち・・・。
大人の方が、「今日はできなかったね」が出来るようになればいいんですよねー。「次はできるようになるといいなぁ」とかね。

それって、簡単そうで、難しいのかも・・・。

まぁ、でも最初の切っ掛けがなんであれ、「夜は寝るもの」と分かるのもあり?その内「おばけ」のせいではなく、ママが「夜は早く寝て欲しい」(健やかな明日の為に)と思ってるのはその内伝わるのではないかしら・・・。

少なくとも、ここで「ねないこだれだ」に疑問を持っていらっしゃるママさん達のお子さんにはその気持ち、伝わると思います。
なにを見せるかより、大事なのはやはりママの気持ちでしょう。
漠然と「脅し」で言うことを聞かせよう、と言う大人でなければ(仮に家庭の外で見たり聞いたりしちゃっても)大丈夫と思います。

こんにちは

初めてコメントさせて頂きます。

絵本の『地獄』と同じ類似の使い方をするもので、
スマホのアプリで『鬼からの電話』というのがあります。

アプリを起動すると、画面に鬼の絵が現れ、
鬼から電話がかかってくる、という設定のものです。

知り合いでも結構入れています。
普段は素敵な育児をされていても、使ったりしている人もいます。

よく効くんだそうです。

子供にとったら、怖いものから守ってもらうはずの親に故意に脅されるというのは、
少なからずショックではないかな、
という思いがあります。
(自分の子供の頃の体験から思います)

おとーちゃんさん、こんにちわ。


コメントの中にもありますように、日本には「子供が怖がる怖いもの」はなまはげに代表されるように、民話や民間伝承の中にもたくさんあります。
なまはげや鬼などは元々は日本の農耕社会の文化の中で、科学技術のなかった大昔の人々が「怖いもの」を具現化して、災いから守ってくれるよう願いを込めたものでもあります。単に怖いもの、だけではないですよね。
子供向けの似たような本で、芥川龍之介の代表作「蜘蛛の糸」も同じく因果応報や、死語の世界、地獄などを扱っていますがあくまでも仏教の世界観、釈迦の教えといじう宗教的な考えを分かりやすく描いている作品であって、同様に決して子供を怖がらせるための話ではないと思います。
私もこの本を読んだのは小学校に入ってからで、怖かったのですが作品の主旨は子供ながらに何となく分かりました。

本が悪いのではなくよく理解せずに、安易に子育て、小さい子供のコントロールに利用する大人の側に問題があるように感じます。

「人は何で動くか?」というのは凡百の子どもにも当てはまる事ですか?

すみません、誰も楽だから、怠けて手抜きをしたいから体罰や脅しをしているわけではないと思います。体罰や脅しなしで自主的なモチベーションですくすくと育つなら体罰や脅しなんてしたくありません。
私も、おとーちゃんさんや尾木ママの叱らなくていい丁寧な子育てに共感して実践してきたつもりですが、
正直、モチベーションだとか叱らないだとかは一部の恵まれた親子の間でのみ通用するきれいごとだと思うようになりました。
40平米の小さなマンションで子どもに1部屋与えても、子どもは子ども部屋にいたがらず、台所に出てきていたずらをはじめます。子どもにいたずらをされないよう片付けろというのがきれいごとですが、実際そんな小さな面積をモデルルームみたいに片付けることなど物理的に不可能です。
また、子どもは親が疲れていても近所迷惑でも夜も構わず叫びます。子どもの自発的なモチベーションとやらに任せていてはあっという間に追い出されるか、親が参ってしまいます。
絵本やおもちゃで遊んでみせても興味など示しません。良質な木のおもちゃも投げたり叩くのに使うだけです。
他の子どもに突進したりおもちゃをとりあげるなどの乱暴やいじわるもします。戦いものや暴力のテレビなど産まれてから一度も見せたことはありません。
親の髪を引っ張ったり親の顔を掻き毟るなどの乱暴行為も何百回「ママ痛いよ」「いやだよ」と言い聞かせても喜んでますますやります。「安易に」怠け心でしかりつけた事など一度もありません。
子どもが賢くて優しい、親に過剰適応するようなタイプなら、子どものモチベーションを引き出したり、自己肯定感を育てる子育てが一番理想だとは思います。おとーちゃんさんのお坊ちゃんやお嬢さんも優秀で心根のまっすぐなお子さんだと思います。
しかし、凡百のうちの子は、体罰もせず、脅しもせず、戦いものも見せなかったにも関わらず、よその叱ってるお母さんのお子様と比較して、乱暴でわがままでうるさく、底意地の悪い子どもに育ちました。
先日、あまりのことに耐えかねてはじめての体罰をしました。暗い部屋に30分ほど閉じ込めたら、そのときはギャンギャン泣きましたが、近所迷惑な金切り声を魔法のようにぴたりとやめさせることができました。
子どもの頭脳や性格は遺伝に由来するところが多いそうです。やっぱり凡百の子どもには脅しや体罰が必要なのではないでしょうか?優秀ではない子どものモチベーションなんかに任せていたら日本の社会が壊れてしまうのではないでしょうか?
それとも、保育所でたくさんのお子さんをご覧になって、生まれつき頭の良くない子どもや性質の悪い子ども、性根の曲がった子どもでも、自発的にお行儀良くさせることができるとお感じになったのでしょうか?
また、そういう優秀なお子様をお持ちのお母様方がそうでない子どもを持った母親に対し、安易に怠け心で脅しに走ったみたいに決め付けて批判するのを見るのは正直傷つきます。

横からごめんなさい。

あっちょさん、大変ですね…。
より良い子育てをしようと、ずっとずっと心を砕いて、身を削っていらっしゃったんだと思います。

なのに思った通りにいかない、優しい子になってくれるはずが、こちらの言うことを聞いてくれるような大人に寄り添う子になってくれるはずがそうならない…。
なんで?私は最善の事だけをしているのに!


そう思ってしまう時期、私にもありました。
でも、そんな時って、子供が成長過程でそういう対応をしてくる時期だったり、親の私が日々を子供と楽しく過ごそうとしていない時でした。
疲れてしまって、楽しく過ごせていませんでした。
あるいは、夫婦仲があまり良くない時でした。


おとーちゃんのおっしゃる通りにくすぐって笑いあったり、こちらの好ましくない行動自体に注意はしても、こども自身は大好きなんだよ、と伝えてらっしゃいますか?
一日のうちで、ああ可愛い!大好き!という瞬間はありますか?


凡百と思われて、そう思っている人の為に行動したいとは大人でも思えないんですよね。
うちの娘は、私がちゃんと愛情を示せていないときに荒れました。
でも、躾はさておいて大好きを共感できたときから、ブログに書かれている素晴らしいこどもの姿を見ることができるようになりました。

これはうちの場合ですので、もしかしたら他の原因があるかもしれません。
見当違いの発言をしていたらすみません。


おとーちゃんはご自身の子育てを自慢して、他のご家庭を貶めているようには書かれていないと思います。

どうか、いろんな情報をご自分を責める方向に使わずにいてくださいね。
じゅうぶん頑張ってこられたのだから。

あやんさんに引き続き、横です・・・すみません。

あっちょさん、わたしもあやんさんと同じ気持ちです。

おとーちゃんさんは誰かを批判するつもりでこのブログを書いているわけではなく、むしろ、あっちょさんのように悩めるママさんの道しるべになれるようなブログを目指しているはずです・・・。(多分あっちょさんも本当は分かっていると・・・わたしは思っていますが。)

良質な積み木で遊ばないから、絵本なんか興味なさそうだから、頭が悪い、劣等遺伝子、なんてことはないはず・・・。

それより、お子さんの好きな遊びはなんですか?室内で遊ぶより、外遊びが好きだったり、ボール遊びが好きだったりしませんか?

何か好きな遊びがあればその部分を認めてあげて、まずはその部分を延ばしてあげる、一緒に楽しむ、そういうアプローチから始めてみてはどうでしょうか?

それから、折角コメントするのでしたら、具体的なおこさんの様子を示して、相談という形にしてみたらどうかな、と思いました。

おせっかいでごめんなさいね。

あーやさんと同じくです

3歳児の母親をしております。
初めてコメントします。
いつも参考や自分の育児の振り返りのために拝見してます。

今回の記事にとても苦しめられています。
2や3は頭では悪いと思ってるんです。
あーやさんと同じく1でやれる時はやっています。日頃もたくさん愛情を与えているつもりです。

しかし、子育ては毎日年中無休です。活発なタイプで物怖じしなず、癇癪の激しい我が子にずっと叱らず、言い聞かせでって私には無理です。
しかし、出来ない自分が情けなくて我が子に申し訳なくて。私が母親でなければ、叱らないお母さんでなければ、脅さないお母さんでなければ、子どもはもっと楽しく健やかに毎日過ごせるのでは?と思って仕方ありません。

いま、溢れている怒らない叱らない育児は、私にはどうしても出来ません。最初から出来ないと決めつけた訳ではなく、何度も何度も挑戦し、その度に自己嫌悪になります。

もちろん、2や3はダメだと分かっています。
もっと楽しく子育てしたいです。

横コメント失礼

この記事を読んで傷ついたという人は、でわ筆者が「脅したり強制したりするのもどんどんおやりなさい、それで結構です」と述べたのならばそれで満足なのだろうか?
そんなことはないでしょう。

「自分にはできないことだから、そんなこと言うな」と言っているに等しいように感じられます。

我が子の状況と書いてあることのギャップに苦しんでいるというのはわかるけれども、筆者はこれまでにもたびたび「書いてあることとおなじでなくとも気にしなくていい、できることから無理なくしていきましょう」と言ってくれているし、この記事でも、脅しや強制や釣ることを「するな」と言っているのではなくて、まずは「モチベーションを大人との良い関わりの中から作ることで持たせていくことで、脅しや強制をつかうことで子供の姿を難しくするのを避けよう」と述べているのが趣旨であると読み取れる。

この記事に不満を感じている人は、そこの趣旨を読み解かずに、自分の感情に引き寄せたところで解釈しているのではないだろうか。

No title

横から大変失礼致します。
脅しや物で釣るといった子育てはよくないと知っているけれど、現実は子どものモチベーションに任せているだけでは上手くいかない、というコメントを書かれているお母さん方のお気持ち、よく分かります。
私も、おとーちゃんさんのブログを知ってからは、なるべく子ども自身が持つ力を信じてあげようとは思うものの、きつく叱ってしまったり脅しを使ってしまったりもしばしばで、そのたびに「自分は悪い母親だ」と落ち込んだりします。
ただ、以前おとーちゃんさんは「「乗り越える」-うまくやるだけが子育てじゃない-」という記事の中で、子育てで本当に大変な時期に、理想的な方法だけを掲げる必要はないと仰っていたと思います。
子育てにおいてなかなか上手くいかない私にとって、この記事に書かれていることは私をとても安心させてくれ、肩の力を抜いてくれました。
今回おとーちゃんさんが仰りたいことは、脅しや物で釣るといった方法を、何の疑問も持たずに当たり前に使っている子育てが、今の日本の多数派になってしまっている、そのことに一石を投じていらっしゃるのだと思います。
子供が癇癪を起してなかなか思うようにいかないとき、親として好ましくない手段を取ってしまうことがあるかもしれません。でも大切なのは、そのことに疑問を持ち、何でもかんでも脅しで済ませてしまう方へ流れてしまうのではなく、よりよい子育てへしていきたいと思う気持ちを持ち、出来るところから実行していくことじゃないかなと思います。

ありがとうございます

最近、我が子への育児に壁にぶち当たり、毎日毎日叱らない事が出来ない自分。叱らなければもっと子どもは穏やかに癇癪も無く過ごせるのでは?そんな自分に母親として自信がなく。そんな時の記事だったので涙ながらにコメントさせて頂きました。
たけさん、私の事を指摘してるのだろうと思います。目を留めて頂きありがとうございました。厳しい言葉
みにしみます。ご指摘の通り、感情でのコメントです。感情でダメでしょうか?もちろん趣旨は理解してるつもりです。しかし、たけさんのお返事は正論を振りかざした極端な主張と感じてしまいました。

とかちさん
ありがとうございました。
1全てでは、やはり毎日うまくやっていけなくて。気持ちを理解して頂いて本当に嬉しかったです。
そうですね!2と3は子どもにとって良い事ではない、と理解して少しづつでも1を多く意識して頑張りたいと思います。

まりもママさん

>感情でのコメントです。感情でダメでしょうか?

ブログ主ですが、子育てでお悩みを抱えていらっしゃるのは重々わかるのですが、子育てのプラスになるようにと一生懸命記事を書き、少しでも助けになればと真摯にコメントを読んでできる限りのお答えをしています。

力になりたいと思っても感情をぶつけられると、僕としても大変つらいです。

子育てが思い通りにいかない大変さは理解できますが、そこは感情を吐き出すコメントではなく相談という形でお願いしたいです。

そうでないと僕としてもブログを継続していくだけのモチベーションが維持できなくなってしまいます。
どうかご理解ください。

横レスですが…

こちらの記事に傷ついたと書かれているママさんたちには「人はなにで動くか Vol.1」でのおとーちゃんさんが書かれたママスケさんのコメントへのお返事がそのまま当てはまるのではないかと思います。
何度もおとーちゃんさんはおしゃっていますが、記事は一般論として書かれているもので、個別的なお話としてはコメントへのお返事に書かれています。
こちらのブログの素敵なところはコメント欄で個別のお話が聞けるところでもありますので、そちらもご覧になられるといいかなと思います。

横から入ってしまうことでおとーちゃんさんのご迷惑になってしまっていましたら申し訳ありません。
その場合は削除をお願いいたします。

感情でコメントしてしまい、申し訳ありませんでした。
荒らしのような形になってしまい、そこが私の足りないところであり、課題なんだろうなと改めて思いました。

皆様のご指摘通り、1のやり方がベストであり、そこを意識して子どもに接していこうと思います。
昨日からモチベーションというか物を意識しているのですが、2や3を使わなくても子どもがすんなり受け入れてくれる場面がありました。
それで、おとーちゃんさんの言われてる事がとても理解できました。

もし、今回の記事がなければ気づかなかった事だと感謝しています。

今回は本当に申し訳ありませんでした。これからも拝見させて頂きますが、コメントは控えますね。

波平さん

>産後にたっぷり甘えさせてあげるのは大前提として、 父の言うように、出産までの間に我慢もさせた方がいいのでしょうか???ギャップに苦しむというのも一理ある気がして悩んでいます。


実際のところは個々の個性もあり何が正解かということははっきりとは言えません。
なのでいろんなケースを見てきた経験を加味して僕個人の意見を書いておきます。


まず、男性にはあまり実感をともなって理解できにくいことですが、出産後の母親に

「・・(略)・・産後に思いっきり甘えさせてあげた方がいい。」

はたして実際のところこれだけの余裕があるかどうかという問題が挙げられます。

通常でも日常生活が取り戻せるような身体的な回復まで、ひと月ほどかかると言われています。
それ以下で復する人もいますが、場合によってはもっと長引く人もいます。

その上で、新生児の世話・夜間の授乳などなど、負担は大きいです。


事前に我慢させておいたとして、出産後にその分までも埋め合わせられる人がどのくらいいるだろうかと考えたときに、現実問題それが出来る人は多くないと思うのです。

下に弟妹ができたことで、いつにもまして疎外感を上の子は感じるものです。
それを受け止めるだけでもけっこう大変です。


「子供を満たす」ということから考えたときに、それがもっともしやすいのは出産前がその上の子にとってピークなのです。

それ以降は前提条件そのものが変わってしまうので、それ以前よりもたくさんというのはそうそう簡単ではありません。


僕は出産前にしっかりと関わっておくということが大切だと思っています。

このコメントを読むまで、「事前に甘えさせすぎてしまうと、その後とのギャップに苦しむのではないか」ということは考えたこともありませんでした。

というのも、「出産前に甘えさせすぎた」などというギャップよりも、「弟妹ができた。もはや母親は自分ひとりをみているわけではない」という比べ物にならないほどの大きなギャップが来てしまうのですから。

それに比べたら、「出産前はお母さんはあれほど甘えさせてくれたのに、ちっともそれができない」というようなことは霞んでしまうことだと思うのです。



おそらくそこでの懸念の真意というのは、「いま甘えさせることで甘えがクセになって大変なのではないか」ということなのではないかと思います。

これはつまり「依存」ということです。


たしかに、依存状態になってしまうと、子供も大人も大変です。


ですから、「依存」にならないような「受容」ということを心がけるということが大切なのではないかと思います。



例えば、

・子供がダダをこねる → 大人がその要求に応えてしまう

というような形であれば、それは「わがままをきく」ということですので、簡単に依存心を強めてしまいます。

このような形の「甘え」の受け止めをしていたら、懸念されるような出産後の大変さというものを生み出す可能性が高くなると思います。



そのようにしないための関わり方はどうすればいいかということですが、


例えばひとつは、「こちらから関わる」ということです。


子供の「甘え」というプロセスにいちいち応えようとするのではなく、大人の方から率先して関わることで子供の「心を満たす」というところに直接働きかけてしまえばいいのです。


別に難しいことをする必要はありません。


いっしょに暖かい気持ちでお話をしたり、絵本を読んだり、歌を歌ってあげたり、ご飯を「おいしいね」と共感し合いながら食べたり・・etc.

そんなことの積み重ねが子供の気持ちを満たしていくわけです。

それは、わがままに応えるような形の関わりに比べて、ずっと依存にはなりにくいものです。



この「満たす」ということは貯金が効きます。

たくさん貯金してあれば、出産後に必然的にそれができなくなったとしても、その貯金で埋め合わせることがそれなりにはできるのです。

なので僕は出産前にあえて子供への関わりを「セーブ」するという必要はないのではないかと思います。

あっちょさん

だれもあっちょさんのことを責めていませんから、できるだけ落ち着いて聞いてください。

これらの記事でモチベーションと言っているのは、子供をなんらかの行動に駆り立てる際のことですから、あっちょさんが悩んでいるような、子供が思い通りにならないという問題とはちょっと別のことだと思います。

おそらくあっちょさんの問題は、それ以前のプロセス、例えば相談カテゴリにあるような

『相談 「叱る子育て」を変えていくには』
『相談コメントより 「毎日怒ってばかりになってしまう・・」』

これらのところがちょうど当てはまるのではないかと思います。


>子どもは親が疲れていても近所迷惑でも夜も構わず叫びます

例えばこれなどは子供の難しい姿の問題であって、モチベーションとはさして関係のないことです。


>「凡百」

と言っておられますが、僕はなにもお勉強保育園や、取り立ててお金持ちが高い料金を払って行かせるようなところで働いていたわけではないので、いたって普通の子供たちを育ててきて感じていることを書いているだけです。

そのなかには、発達に問題を抱えている子も、障がいを持っている子もいます。
虐待されていた子も、ネグレクトされていた子もいます。
生活保護家庭もあれば、父親から逃げて母子寮から通っていた子だっています。


あっちょさんは子育てに行き詰まってしまって、どうしていいかわからなくなってしまっている状態ではないかと思います。

そういうときは、個別の対応というのが必要です。

僕が書いていることは不特定多数の人に向けた、一般論の範囲なので個々の事情に合わせた部分は書いていません。




お子さんの様子から考えるに、3つの解決の視点があります。

ひとつは、お子さん自身の個々の状況の問題、次に、お子さんへの関わり方の問題、3ツ目にあっちょさんの気持ちや家庭環境などからくる問題。

そのどれかかもしれないし、それらが全部ちょこちょこと入っているのかもしれません。



おそらくあっちょさん自身も、冷静になればこれからもずっと体罰や脅しをすることで子育てがうまくいくわけではないと理解されていることと思います。

しかし、そこまで追い詰められてしまうと、自分の力だけで子育てをもとにもどしていくのは大変だと思います。

これは個別の問題ですから、いくら育児書を読んだり、このブログを読んだからといってなかなかどうこうできるものでもありません。

その解決のいとぐちをつかむためにも、育児相談や発達相談などまずは利用できるところからしてみるといいと思います。

産前の上の子への接し方についてありがとうございました

以前にご回答頂いた波平です。
御礼が大変遅くなりました。

このブログを読んでいたのに、
こちらから関わる、ということをすっかり忘れておりました!
アドバイス頂いた日から、積極的に甘えさせたおかげか、下の娘の授乳、オムツ替え等も嫌がらずに待ってくれ、こちらが困るほどの赤ちゃん返りもしていません。
本当にありがとうございました。

兄弟げんかをするようになれば、また悩むことも多々出て来るかと思います。
その時はまたよろしくお願いします。

4年前の記事なのに

脅しを使って子どもをコントロールするというのはなかなか廃れないのですね。
今日寝る前に、2歳の長男が唐突に「早く寝ないとお化けが来るんだよ」と言いました。びっくりして、「そうなんだー、保育園で言われたの?」と聞くと、「うん、○○先生が言ってたー」と。
良く言えばベテランではっきりした物言いには信頼できそうな雰囲気があり、悪く言えば子どもに対して高圧的で温かみに欠ける、年配の担任の名前。さもありなんと思いました。
「お化けなんかいない、早く寝たって遅く寝たってそんなものは来ないから大丈夫だからね」と言っておきましたが、放置していれば、長男は担任が変わるまで同じように「お化けが来る」と言われ続けるのでしょう。
30人の子どもたちをたった5人の大人が昼寝させる困難は想像を絶するものがあります。昼寝させている間にやるべきことも山ほどあるのでしょう。普段から先生方の細々とした手仕事の多さには疑問を感じています。
先生方を追いつめたいわけじゃない、でも「お化け」だなんて人を馬鹿にするにもほどがある。うちの保育園の先生方は、そんな大昔のオバアちゃんみたいなことを言わなくても子どもたちを導ける能力があると確信しています。
連絡帳に書くのも角が立ちますから、「苦情」投書箱に匿名でやんわりと書いてみることにしますが、どうか「苦情」と受け止められませんように。
お化けの力を借りないといけないほど先生が追い詰められているのなら、優先順位の低い仕事をバサバサカットしていただきたい。壁面構成、夏祭り、未満児の運動会や発表会やその練習、無駄な手づくり、みんないらない。子どもに向き合うことに時間と体力と能力を使って頂きたいです。


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Author:保育士おとーちゃん
当ブログはあくまで個人ブログであり、記事の内容および相談・コメントの返信等は効果を保障するものではありません。
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楽しく無理のない子育てを広めたいと2009年ブログ開設。多くの方の応援があって著作の出版や講演活動をするようになりました。 現在は、子育て講演や保育士セミナーの他、『たまひよ』や『AERA with Baby 』等の子育て雑誌の監修やコラム執筆。『ジョブデポ保育士』の監修や育児相談などをいたしております。

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