子供の意地悪は直せる - 2014.01.18 Sat
もしくは直す方向へ努力することはできます。
保育園で関わる乳幼児という年齢では、「もともと意地悪な」子供がいるわけではありません。
子供が意地悪にさせられてしまっているだけだからです。
例えば、1歳や2歳でもなんの理由もなくても他児を突き飛ばしたり、噛みつきをしたりする子はいます。
しかしこういうものは、ほとんどが子供に悪意があってしているわけではありません。
何らかの要因によって、意地悪な行動をする子になっているわけです。
乳幼児に関しては「意地悪」というのは作られるものです。
作られた意地悪ならば、それを大人の手によって作り変えることもまた可能です。
では、どんなことによって子供は意地悪な行動をするようになるのでしょうか。
受容されていない・満たされないなどというのは、それを簡単に引き起こす原因となりえます。
虐待していたり、ネグレクトだったりすればそれはもうてきめんですし、たまたま親が忙しかったり、具合が悪かったり、弟妹の世話で手を取られていたりなどということで、そのような姿が子供にでることもあります。
そういうものならば、園で満たしていったり、環境に慣れるように気を配ったり、安心感を与えてすごせるように見守るなどで改善していくことはできます。
もちろん、それの程度によりその難易度はさまざまですが。
また、小さい子供は体調や心身のありかたによっても、意地悪な姿というのが出てきたりします。
生活リズムがとれていなかったり、疲労の蓄積、体調不良、睡眠不足や、朝食抜き、情緒の不安定、大きなストレスなどなど。
そういうことからも、意地悪な行動につながることがあります。
それはそこを是正していければ改善へのいとぐちがみつかるでしょう。
しかし、いざ対応しようとしたとき、問題はそうそう簡単でないことも多いです。
まず、原因が複合的であることも多いです。
満たされないのにプラスして、生活リズムや家庭環境が安定していなかったり、それらが複雑になればなるほど、そういう問題を一度に解決するのは難しいですから、容易に解決しません。また対応も長引きます。
そして、それらの要因が長期にわたって続いてきたことで、そういったネガティブな積み重ねができあがってしまいます。
積み重ねられてしまったものを変えていくこともやはり簡単ではありません。
そして親のあり方というのもさまざまです。
これはもうしょうがないよねと理解できるようなものから、子供に関心が薄い人ゆえになっているようなものや、確信的に子供に手をかける気のない人などなど。
それによっても対応や子供の様子の変化というのは大きく変わってくるでしょう。
次に意地悪な行動がでるものとして、子供の成長の状況や、大人の関わり方によるものから引き起こされるものもあります。
例えば、理解などの幼い子、情緒の幼い子などは、周囲とのギャップから、ときに他児に攻撃的だったり、ちょっかいを出すような行動になったりもします。
また、家庭での関わり方が、「甘やかし」になっていたり「いいなり」になっていたりして、必要ながまんをしたり、その年齢での自分の行動・感情を律するだけの発達が得られていない場合などもあります。
単にその子の個性としての成長・発達が、ゆっくりであるとか幼いというのであればいいのだけど、大人が日常からの関わりの積み重ねによってそれらを助長してしまっている場合、長じてからもそういう行動がそのまま性格として身についてしまうこともあるので、そのような大人の関わり方というのはできるだけ早いうちに気をつけられるようになる方が望ましいでしょう。
こういうような、子供を受け止めていくことであるとか、生活リズムをつくること、成長を援助していくということは、基本的に保育園のなかで子供への関わりとしてしていることですから、対応としてはそれらを強化していくことでできることです。
昨今難しくなっているのは、親の対応でしょうか。
子供を変えることは難しくなくても、大人を変えることは難しいです。
子供への対応として本当に難しくなってくるのは、衝動的に意地悪な行動がでているだけではなくて、意地悪を意地悪としてするようになってしまってからです。
つづく。
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● COMMENT ●
相談なんですが3才と0才息子がいますが、上の子の対応にいつも、悩んでいます。
おとーちゃんのブログを読んで私の子育ては今まで、過保護、過干渉、弱い大人、(時々感情的に怒る)、思い返せば「いいなり」 ぎみになっていました。子育て知識も全くなく、子供がしたがった事はできるかぎりやらせてあげるスタンス(危険なこと以外)で3年感育ててきました。タダをこねるときは物でつったりもしていましたし、おとーちゃんさんが言う、育てにくい子にする原因をたくさん作ってきてしまってました。
私がこのブログに出会う前まで、
息子はとにかく落ち着きがなく、外に出るととにかく走っていくし、衝動的に目につくものへ猛ダッシュしていき手当たり次第触ったりと、危なっかしくて一時も目が離せませんでした。
お友達とおもちゃがあるところへ行けば、押したり叩いたり、人のおもちゃをとったりぐちゃぐちゃにしたりと、とても攻撃的でした。
家でも、集中して遊べず、ぐちゃぐちゃに散らかしたり投げたりといった遊びも多かったです。毎日なんでうちの子はこうなんだろう、私の子育てが間違っているのか、と悩んでいました。
おとーちゃんのブログに出会ってから、息子の言動がやはり私の関わりからきていると知り、とてもスッキリした気持ちと申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
それから、少しずつですがいい関わりができるよう私なりに努力してきました。
その成果?かはわかりませんが、息子も少しずつ変わってきて、だいぶ落ち着いてきたように思います。本当に感謝しています。
が、まだまだ、息子がわからなくなる時が多々あります。
この前公園に遊びに行ったのですが、そこでは一緒に遊んだりして 、二人で今日は楽しかったねーと、ニコニコしながら帰りました。その帰り道、小児科に乳児検診の予約だけしに寄ったのですが、息子がそこにあるキッズスペースで少し遊びたいと言うので、少しだけならいいよと遊ばせていた時、息子が絵本を選んで取ったなと思ったら、近づいて来た他の子に絵本で頭を叩きました。あっ!っと思った瞬間次は後ろにいた女の子に手でドンと押していました。お友達は息子の絵本をとろうとしたわけではないのに、なぜ?とまた訳がわからなくなりました。
こうゆうことは時々あって、家でも、私と二人で思いっきり遊んでいい関わりもできて、息子も満足そうに楽しんでるなーと思っていたら、そのあと、いきなり荒れたりすることがあります。
これは、一体なんでしょうか?
怒ったりあんまり関われてない時に荒れるのはわかりますが、その逆なので戸惑ってしまいます。
おとーちゃんさんから見てどう思われますか?
現在、6ヶ月の男の子(初めての子です)を育てています。中学教師をしておりまして、今は育児休暇中です。
今回の記事に対してのコメントというわけではないのですが、どうしても我慢できなくて書くことにしました(^^)
というのも、一言お礼を言いたくて…。
数年前に、第一子を出産した親友が、このブログを教えてくれました。私の仕事にも、とても役に立つと教えてくれたのですが、ブックマークはしたものの、なかなか読まずじまいで、自分が出産したのをきっかけに、読むようになりました。
本当は、全ての記事を読んでからコメントを書こうと思っていたのですが、今やっと2012年に入ったところで(笑)、これはなかなか追い付かないぞ…と思ってコメントさせていただいている次第です。
おとーちゃんさんのおっしゃっていることは、どれもこれもストンと私の心におちてきます。心底納得できますし、私もこういう育児がしたい…!!と思って、実践出来そうなことは今から取り組んで、受容や肯定を癖づけてしまおうとしているところです。絵本を読んだ後、少しでも息子が本をじぃーっと見ていたら、「もう一回読みたい?いいよ~」と言ってみたり。(笑)
今まで、学校で色んな生徒と出会うなかで、「もっと幼い時に、大人からたくさんの愛を感じる経験があれば、こうならなかっただろうに…」というケースを多く経験してきました。社会に出る前に何とかしてあげたいと、同僚と頑張ってきましたが、13年間で積み上げられたものを、たった3年の関わりだけで大きく変えることは、そう簡単なことではなく、自分の無力さに歯がゆい思いもたくさんしてきました。
おとーちゃんさんが、事例としてあげられている、保育園児の姿は、非常によく似た形で、中学生でも見られます。様々な問題行動として表出しているものをつきつめていくと、「満たされていない」ことに突き当たります。
友達に教えてもらった時に、すぐ読んでおけば、保護者の方々へお知らせして、一緒に考えることができたのに…と、後悔しています。
でも、これから自分の子を育てていきながら、多くの失敗や後悔を繰り返しつつ、こちらのブログで勉強して、育児を楽しみたいと思っています。そして、子供と一緒に成長し、その成果を自分の仕事に反映できれば…と考えています。もちろん、初めてのことで、不安がたくさんあります。息子が成長した時に「この子の親は教師やってるのにねぇ…」と言われるようにならないか…という、勝手なプレッシャー(?)のようなものもあります。でも、私が大きく構えて、育児を楽しむことができれば、息子も幸せに育っていってくれることを信じて、やっていきたいと思っています。
おとーちゃんさん、このようなブログを書いてくださって、ありがとうございます。これからも、過去記事をせっせと読みながら勉強していきます。壁にぶつかった時は、相談させていただくこともあるかもしれませんが、その時はどうぞよろしくお願いします。
以前、「くっついた」を買ったのですが、今日は「わたしの」「なーらんだ」「バスがきました」を買ってきました(^^)
意地悪を直したい
共感すること、勉強になることばかり。
特に「意地悪」がテーマで、どうしても聞きたくなって、初めてコメントさせていただきます。
うちには、6歳娘、4歳息子がいます。
上の子についてです。4月から小学生。私がフルタイムで働いているので、保育園には2歳から通っています。保育園ではほぼ問題なく、読み書きなどは他の子よりも早く、教えなくても足し算引き算の感覚を身に付けています。説明も早く理解し、コミュニケーションにも問題はありません。
が、意地悪なんです。特に弟に対してです。でも、園でも、担任の先生がキツイ言い方をとりあげて話し合う場をもうけてくれているので、友達にも意地悪なときがあると思われます。手はあげません。言葉です。親でもイラッとするくらいの嫌な言い方をするときもあります。考えさせる時間をとるとダメだったと理解しますが、なかなかなくせるものではありません。この一年、ずっと、時には厳しく、時には諭すように、注意しているものの効果が感じられません。どう言えばよかったと思う?と聞いても、わからないとしか言いません。一年かけてやっと、少し「○○と言えばいいかな」と考えようとしてるかな。発達段階として、6歳はそんなものですか?相手の気持ちになって考えると言っても、まだ難しいようです。
言葉の意地悪も直せますか?小学生になると、さらに大人数の中で生活するわけで、娘の言葉でトラブルが起こるのではないかと、とても心配しています。
よければ、お時間があるときに、お返事をいただけるとうれしいです。
いおままさん
または、3歳ということですから、まだ対人関係における未成熟さということもあるでしょう。
どのように関わったらいいかわからないことが、攻撃という極端な手段にでてしまいます。
>お友達とおもちゃがあるところへ行けば、押したり叩いたり、人のおもちゃをとったりぐちゃぐちゃにしたりと、とても攻撃的でした。
それと、↑こういう姿がこれまでにあったということですから、それらの一度獲得された行動というものはそうすぐには変わらないと思われます。
そういったネガティブな積み重ねを乗り越えられるだけの、ポジティブな積み重ねをこれからしていかなければならないでしょう。
>息子も満足そうに楽しんでるなーと思っていたら、そのあと、いきなり荒れたりすることがあります。
大人が「いいなり」や「甘やかし」などの対応を重ねていると、子供は自分の感情を制御する情緒の発達をなかなか進められません。
もしかすると、このいきなり荒れるということには、それらの影響があるのかもしれません。
なんにしても問題はこれからの対応にあると思われます。
コメントにあったような、他児を押したり、いきなり荒れたりというときに、いおままさんはどういう対応をとるのでしょうか。
こういうときの大人の姿勢として大切なのは、どういった対応をするか・対応の上手い下手よりも、そこで大人がイニシアチブを持っているかどうかです。
大人がその行動を好ましいとしないならば、自信をもってその場でリアクションすべきです。
そこでイニシアチブを持てなければ、子供はそういった場面での行動をしっかりと学ぶことができませんので、今後も繰り返していってしまうでしょう。
普段の関わりのなかで信頼関係ができているならば、例え強く叱ったとしても問題はないものです。
そこの自信を大人が持てるかどうかということが大切ではないかと思います。
タカタカさん
最近では子育てしているお母さん方だけでなく、小学校・中学校の先生でこのブログを読んでくださっている方も多くなっているので驚いています。
やはり、大きくなっても子供の必要なことというのはなにか普遍的なものがあるのでしょうね。
乳幼児ですら近年その関わりが難しくなってきています、おそらくは大きいお子さんですとそれはなおさらのことと思います。
その関わりにおいても、わかってはいても思い通りにならない、人間を相手にすることの難しさもあります。
まただからこそそれがやりがいともなるのでしょうけれども。
育休をたっぷり楽しんでくださいね。
きっとそれがお仕事にも役立つことと思います。
ちなみに、息子が人を叩いたり押したりしたときは、必ず叱っています。
「自分の感情を制御する情緒の発達」というのはこれから先の関わりなどで変われますか?
あきさん
一般的なところで考えれば、こういうケースの背景にあるのは「自己肯定感」です。
意識的な部分ではなく、子供の内面的なところで自分の現状を是としているかどうか。
それができないと、他者への攻撃的な感情や行動が強まってしまいます。
このような場合、いくら注意したり、叱ったりしたところで子供は変われません。
意識してどうこうできるよりももっと深いところからでていることだからです。
もちろん、いけないことをしたときにはNOという必要がありますが、それだけでは子供を良い方向へと変える力にはなりません。
それ以前のところ、段階でかかわらなければなりません。
そのためにはどうすればいいかというと、まずは『全面肯定』です。
これについては該当記事がありますので、検索して見てください。
また『子供は欠如体ではない』のところで書いたように、できないところを直さなければという気持ちで大人が関わったとしても、それは本当のところには響きません。
それは、自己肯定できていない子に対して、さらに否定の見方をしてしまうからです。
とにかく、いいところを見てそこを認めたり、大人とともになにかを楽しんだり、共感したりそういう経験を増やしてあげる必要があります。
なにかすごいことを期待する必要はありません、普段の生活の中でするようなことをそのまま認めればいいのです。
食事のあとに食器を下げられたら、そこをほめたり、「ありがとう」と言ってみたり。
6歳なら食事を作る際の簡単なお手伝いをしてもらって、親子で一緒になにかする経験を楽しんだり。
そういった日々の小さな積み重ねが、自己肯定感を生み、他者に対して優しい気持ちをだせるようになっていきます。
注意の仕方や叱り方が問題ではないのです。
叱って直るならば、そういうケースはもう直っているはずです。
問題はもう少し心の深いところにあるわけです。
親がつねに「○○ができるようになって欲しい」と思っていたら、それは「○○のできるあなたが好き」ということであり、さらにはそれが「○○のできないあなたは嫌い」ということに十分に自己肯定できていない子には感じられてしまいます。
もちろん、大人の方にそういうつもりはないのですが、しかし子供はしばしばそう捉えてしまいます。
なので、「あるがままのあなたが好き」というところから出発しないと、子供の心は動かないのです。
これがつまり『全面肯定』です。
まずはそこからスタートしてみるといいと思いますよ。
いおままさん
それはやはりこれからの関わりしだいでどうとでもなることだと思います。
大人の対応次第でよくもわるくもできるということです。
いいなりや、過保護、釣るなどの関わりをしてきてしまったというのであれば、そこを変えていくことがまずひとつ。
そして、いいなりや過保護が子供を「満たす」ということに必ずしも繋がらないということは、過去記事の中でなんどか触れていますが、そこを認識して、過保護にならない、「受容」というのをきちんと見極めて、すごいことをする必要はないですから小さくてもそれをちょっとずつ積み重ねていくこと。
また、「全面肯定」などの子供に対しての見方・姿勢(うんざりにならないような)を大人がもって、そしておおらかさと自信をもった関わりをしていくと好転していきやすいのではないかと思います。
三歳四ヶ月の娘について
これほどためになる情報をふんだんに発信してくださって、感謝しています。
今回、娘の支配的な態度について相談に乗っていただきたく、コメントさせていただきました。過去記事へのコメント失礼します。
娘は、普段は人見知りの臆病で、他児とすぐに打ち解けて遊んだりできるタイプではありません。
ですが、いつも遊んでいる親戚の同い年の女の子には、(お風呂まで一緒に入るほどで、ほとんど兄弟のように育ってきました)、いつも支配的な態度を取ります。「これはさわっちゃダメ!」「ちょっと待ってて!」「○○ちゃんはこういう風にしてて」あげくの果てには、自分の持っているものを見せては「これほしい?」と聞きまくり「ほしい」と言ってその子が触ろうとしても「あ、ちょっと待ってー」と渡そうとしなかったり・・そのくせ、その子の真似ばかりしたがり、トイレや服装、髪型まで急いで一緒にしようとしたりします。
また、物の取り合いやケンカになると、ちょっとその子が触っただけでも「痛い痛い」と言ってすぐ泣き出し、大人に向けてアピールするように泣きます。
他にも、とにかく自分の物にしようとする意識が強く、「ひーちゃん(自分)のは?ひーちゃんのは?」とうるさいくらい聞いてきて、こちらがうんざりしてしまい、「そんなに自分の自分の言わないの!自分のことばっかり言ってるのは恥ずかしいよ!」なんて声を荒げてしまうこともあります。
少し慣れている他のお友達にも、仕切りたがったりすることはありますが、物は素直に貸せますし、
ここまでのことはすることはなく、その親戚の子がいるとこうした態度が顕著になります。
普段、私といる時は、話せばきちんと言うことも聞けますし、甘えん坊な反面、嫌なことも自分から挑戦しようとするがんばり屋な一面もある子です。いつも、「ママ好き~」「ママもひーちゃん大好き~」なんて、いっぱい抱きしめて、可愛がっています。
なのに、どうしてその子がいるとそんな態度を取るのか、もともと娘がそういう性格の子なのか、私の接し方の問題なのか…何がいけないのだろう、と、娘のそんな様子を見ていると本当に悲しくなります。
こうした態度の背景にある、考えられる原因は何でしょうか?
親として私はどう関われば良いのでしょうか?
お忙しい中申し訳ありませんが、アドバイスいただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
ゆーこさん
もともとの性格であるとか、これまでの大人の種々の関わりだとか、一人っ子なのかな?そういった環境的なものだとか、まあどれとわかるわけでもありませんし、そういったいろいろなものがちょっとずつ入っているのかもしれません。
まあ、問題はこれからどうしていくかです。
いま幼稚園とか保育園は行っていないのかな?
今後そういう世界や友達関係が広がることによって、現在のそのような行動というのが変わっていくということもあるでしょう。
対人関係というのは親がどうこうしようとしても、結局自分で学び取るしかないものですからね。
あと親からのアプローチとして、ポジティブなものとしては自己肯定感を高めてあげるということでしょうか。
子供が何か手伝ってくれたら、そこをしっかりと認めていくというようなことで、自分に自信をもたせていけばモノに依存していくというようなことは軽減できるかもしれません。
あとは親からの見方を、きちんと「肯定的」なものとしていくことも大切かもしれません。
できる姿を求めていたり、できないことに対して改善しなければというような見方をしていたりすると、なかなかありのままの自分では満足できないということもあります。
ただ、「認める」にしても取ってつけたようなわざとらしい「褒め」などはプラスになりませんのでそこは気をつけるといいでしょう。
ネガティブなアプローチ方法としては、親からの関わりが過保護や過干渉などになっていないか、支配的な関わり方になっていないかなどをいまいちどチェックしてみるといいかもしれません。
そういったところが、一因となっているということもよくあるケースです。
とはいえ、子供の成長の中ではこのような姿もわりとあるものです。
経験や時間というものが解決してくれるということも多いですから、あせらず見守る気持ちも必要かもしれませんね。
ありがとうございました。
おとーちゃんさんのおっしゃる通り、誉めること、肯定することを心がけました。娘は、幼稚園入園や引っ越しなど環境の変化の最中にいて、余裕がないことも一因だったと思います。
そういう不安定な娘の気持ちを受け止め、おとーちゃんの言葉を思い出しながら娘との時間を大切にすることを心がけたところ、娘の態度が柔らかくなったように思います。なんと、奪い合いばかりだったのが、「先にいいよ、どうぞどうぞ」なんて言葉も聞かれるようになりました。
過保護や過干渉も、気をつけて行きます。
こえからもブログを楽しみにしています。
ありがとうございました。
大切なことにいつも
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意地悪を意地悪としてやってしまう段階。
自分の子供時代にも出会った事あります(^^;;やってやろー!って子供。
記事楽しみにしています。