地域事業 第二回 原稿 《子育てを無理のないものに》 - 2014.02.19 Wed
その「積み重ね=関わり」の方向性は、子供が小さいうちに良いやり方を見いだせてしまうと、その後の子育ても円滑に運んでいきやすくすることができます。
そしてその分かれ目が一番最初に現れてくるだろうというのが、赤ちゃんから乳児になる頃、親が子供に言う事をきかせるのが難しくなってきたなぁと感じ出すようになる頃です。
何歳になってからでも遅いということはありませんが、特にこの時期に子供への関わり方を理解してしまうと、あとあとまでずっと子育てを楽にもっていきやすいです。
そこでできるだけ、この時期の子供の親に子育てのコツといいますか、方向性を示してあげられればと常々考えています。
ある保育園で、通園している人以外の地域のお父さんお母さん子供達むけの「地域事業」というのをしておりまして、そこにくる子供達がちょうどだいたいその年齢ということでした。
その場でちょっとした子育てのお話や相談を受けるということになり、そのお話の原稿を頼まれました。
以下、それをほぼそのまま掲載します。
これは二回目の原稿なのですが、なんと一回目の原稿は保存をし忘れてしまったみたいで、探したのだけど見つかりませんでした。(泣)
一回目の内容は、ブログの過去記事で何度か述べているような、子育ての第一の目標というのは「かわいい子供」にすることですよというのと同じようなことです。
「子供が赤ちゃんから小さいうちは、ひとみしりだとかしつけだとか、他人の評価だとかつまんないことは考えないでいいですから、あなたから見てかわいい子供にすることですよ。ほかのことはそれからでどうとでもなるから、まずはそこを目指すといいですよ」
というのを、初めて聞く人にもわかりやすくまとめたつもりだったのですが、なくしてしまって残念です。
まあ、ブログの過去記事を読んでいれば、大体のことはどこかに書いてあるはずなので、内容的には以前から読んでいる方には初見のことはないと思いますので、二回目だけでも問題はないかと思います。
といっても、この二回目の内容も全て過去記事にあることなのですが。
ではちょっと長いですが、以下がその内容です。
前回は、子育ての第一の目標は「かわいい子供にしよう」というお話をしました。
今回は、その次の段階として少し具体的な子供との関わり方についてお話していきます。
子供が赤ちゃん赤ちゃんしているときは、まだ「かわいいかわいい」で済んでしまいますが、立って歩くようになり、さらには走り回るようになってくると、それがそうばかりも言っていられなくなってしまいます。
この時期からの対応しだいで「子育てが楽しい」という人と、「子育てがしんどい」という人の分かれ目がでてきます。
人によってはこのころから、子供に対して否定や制止の言葉、注意などが多くなります。
ここに、子育てを楽しくするかしんどくするかのポイントがあります。
多くの人がこの時期からの子供の自由奔放な姿に対して、子供のその行動を止めようとしたりする注意や規制の対応、叱ったりや怒るなどが多くなっていきます。
なかでも特に「ダメ」という言葉が大変多くなります。
この言葉は、実はかなり強い響きがあるのですが、否定や注意・制止としてたくさん便利使いされてしまっています。
さらには「○○させないため」にと、大人はおどしやごまかし、もので釣るということを使ってしまったりもします。
もちろん安全を守ったり、大切なことを伝えるために、制止や注意などを使う必要があることもあるでしょう。
しかし、気をつけないと子育てを難しくしてしまう落とし穴がここにあります。
それは、多くの人が「すべきでないことを子供に指摘していくことによって、子供は正しい行動をするようになる」と漠然と考えてしまっている点です。
要するに、注意や制止をそのつどたくさんしていれば、子供はそのうちそういわれるようなことをしなくなると思い込んでしまっていることです。
実は、子供はすべきでない行動を止めるだけ、させないだけで、大人から見たときの好ましい行動を身につけるわけではないのです。
大人がそのままこういった規制や制止・注意ばかりを日常の中で増やしていくと、当の大人自身も子供との関わりに疲れてくるし、関わる際の余裕もどんどん失われていきます。
そうなってしまうと、子供を「かわいい」などと思って見守る余裕もまたなくなってしまいます。
また、子供の方も、注意や規制といった自分を押さえつける対応ばかりをされていると、返って大人の言葉に耳を貸さなくなったり、押さえつけられることは居心地がよくないので大人の意図に従わない行動が多くなります。
これが繰り返されていくと、子育ては本当に大変になってしまいます。
大人だって、例えば職場で上司から毎日なにかにつけて何度もダメ出しされていたら、その人の言葉なんか聞きたくもなくなってしまいますよね。
この子育ては言ってみれば、子供のマイナスの部分に注目・着目して関わっていく子育てと言えます。
日本人は真面目な人が多いので、子供と関わる経験も知識もないまま子育てをするようになると、この注意などをたくさんするという「マイナスの関わりの子育て」になってしまいやすいです。
また、子育てを「しつけをしっかりしなければ」というスタンスで考えている人もそうなりやすいです。
実際、多くの大人がこういったマイナスの部分を指摘されるのが中心という、かつてからの子育てをされているという理由もあるでしょう。
では、どう関わっていったらよいでしょうか。
マイナスの反対はもちろんプラスですね。
そのプラスの関わりをするようにしていくのがコツです。
プラスの関わりとは、子供の良いところや、現にできている部分を見て、そこを認めていく関わりです。
先ほどのマイナスの関わりを重ねていくと、それはどんどん悪循環になっていってしまいます。
注意や制止をする → 子供は従わない → 大人は疲れ果てる → 子供は満足しない → さらに注意や制止が必要な行動に
こういった悪循環にはまると、大人はいい部分を見る余裕も失われて、さらに子供の注意する点を探すような関わりにおちいってしまいます。
だから、プラスの関わりにするための良い部分をみるようなこともできなくなってしまいます。
まだみなさんはお子さんが小さいですから、そういった本格的な悪循環にはなっていないと思います。
今からプラスの関わりで子育てを形作っていくと、子育てを楽しいものとしていくことができます。
では、具体的なプラスの関わりについて、簡単に説明します。
さっきは「良いところを見る」と言いましたが、それだけではなかなかプラスの関わりは作っていけません。
子供が良い姿を出してくれるのをまっているだけではうまくいかないからです。
大人の方からプラスの部分を作り出せるような関わりをすると、それをよい循環へもっていくことができます。
そのためにとっておきの魔法の言葉があります。
それは「いいよ~」です。
この「いいよー」を忘れずにうまく使っていくと、それまでマイナスの関わりをしていたところでも、プラスの関わりに転じていけます。
例えばの話ですが、それまで「ここではあそぶな」という規制の関わりをしていたところに、「ここだと通れないから、あっちであそんでいいよー」に変えてみます。
この「いいよー」は指示や命令とはちょっとニュアンスが違いますね。
この「いいよー」は提案の形になります。
これにすることで、子供は自分のとる行動について「考え」自分で「選択する」というプロセスを持つことができます。
ひとつひとつは小さくても、行動のたびに「考える」と自分で「選択する」ことを積み重ねていった子供は、そうでない子供にくらべてずっと大人の言葉を意識して聞くようになります。
そして、行動も落ち着いたものになります。
遊びから食事にさそうにしても、「ご飯になるから遊びを終わりにしなさい」というよりも、「ご飯になるから座ってまってていいよー」とか「手を洗ってきていいよー」などとも言い換えられますね。
とくに、この「いいよー」が力を発揮するのは、それまで「ダメ」などの制止の言葉で子供を動かそうとしていたところを「いいよー」に変えられるところです。
例えば病院の待合室で、子供が動き回ってしまう時「そっちへ行ってはダメ」「座ってなさい」などの言い方をする前に、「ここで遊んで待っていていいよー」と行動の選択肢を提示することができます。
そして、それができたとき「静かに待っていてえらかったね」などとプラスの関わりをそこですることができるのです。
このプラスの関わりは積み重ねとなって、子供の行動を自発的に大人の好ましいものへと導いてあげることができるようになっていきます。
もし、それができなかったとしても、そこから「病院では走りません」や「病院では静かに待ちます」などと必要な注意や指示を毅然と伝えていけばいいのです。
ここで大切なこと。
「いいよー」などの関わりで子供が好ましい行動をとったならば、大人はそれに対してきちんと「認める」リアクションをとることです。
さっきの例で言えば、好ましくないところで遊ぶことをやめ、好ましいところで遊ぶことができたのならば、「ちゃんとわかってえらいね」など、その姿を大人は認めてあげるのです。
するとそこに、大人の好ましい行動をとれたというフィードバックが生まれます。
このことは大人の言葉を聞こうというモチベーションになります。
それによって次も大人の気持ちを考えて行動しようと子供は思えるようになります。
これを小さいうちから積み重ねていくと、子供の姿は大きく変わります。
身の危険があるようなときは別ですが、もし注意や規制・指示などの行動を大人がとるにしても、この「いいよー」をして子供が自分で動くのを待ってみて、待ってみても自分でそれができないときにしてからでも遅くはありません。
もちろん「いいよー」だけでなくともプラスの関わりはいろいろできます。
子供に歌を歌ってあげたり、絵本を読んだり、微笑んだり、一緒に笑ったり、楽しく遊んだり、一緒にご飯を食べておいしいねと言い合ったり、そんな親子の心地よい時間の多くが、ひとつひとつは小さいけれど子供にとってのプラスの関わりです。
プラスの関わりをたくさんしていくと、そうでないときにくらべてずっと育てやすい子供になっていきます。
今日は、これからの子育てを楽しいものにするために、マイナスの関わりよりもプラスの関わりを増やしていこうというお話でした。
○今回の要点
・マイナスの関わりよりもプラスの関わりを
・子供のプラスは大人の対応しだいで作りだせるということ
・「ダメ」と簡単に言ってしまうところを、子供に考えさせる言い方で
・「認める」というフィードバックを忘れずに
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● COMMENT ●
すっごい端的にわかりやすかったです!
本当動き始めたら 色んな意志が出て来て、禁止とか増えがちですね!今日息子が触ろうとしていた(わかっていたけど、無意識でした)リモコンを、何気無くスッと取ったら、眠気も手伝って倒れて怒りました(~_~;)まだ一歳にもなっていないけれど、しっかり自己主張して怒っている息子を見て、つい、笑ってしまいました笑これからもっと増えるんでしょうねー☻
「いいよー」のこと友達に「使ってみたらいいよー」とアフターフォローのこととともに伝えてみます‼︎過去記事にあった「じーっ」は、私も仕事でよくやってたので、伝えてみました。
うーん…効果があるし、注意の場面でも嫌な雰囲気にならないから好きで何げなく先輩がやってた「じーっ」とか「いいよー」って現場で使ってたけれど、おとーちゃんさんのチカラを借りるとこうも論理的でわかりやすくなるんだなーと、感心しきりでしたー;_;さすがですー!
本当読ませていただいて感動!
なんかの形でお目にかかりたいものですー(*^_^*)うちの園にも公演しにきて欲しいー!
No title
日々手探りの中、自分の育児の方向性が間違っていなかったかなと少しほっとしました。
大人だって、家事のあらさがしばかりされたらいやだし、たまにいつもよりきちんとできたときに、いいねーとほめられたら嬉しいですもんね。偶然でもいいからいいことができたときに「できたね!」とほめたりするように気を付けています。
過去記事を全部は読んでいないのですが、弱い大人にならずに、悪いことはきちんと叱る、ダメなことははっきり言う、という内容にもとても共感しました。
大人が善悪や危険か安全かの枠組みを作ってあげることは大切ですね。
私はいつもキツネやオオカミの親子をイメージしながら育児しています。愛情深くお世話をし、構いすぎず、子どものじゃれかたが痛かったら叱ったり、危ないところに行きそうになったら首根っこをくわえて連れ戻すような…。
子どもは二人ともかわいいです。かわいいと思えると自分の育児にも自信がでて、更に子どもをかわいく感じます。
もちろん失敗や自己嫌悪、怒りすぎもありますが、それは仕方ないとあまり引きずらずに、おおらかに育児をしていきたいです。
これからも参考にさせていただきますのでよろしくお願いいたします。
この気持ちをずっと持続させるのがまた難しいんですよね…。いつも心に「いいよー」を!
No title
いつも勉強になる記事をありがとうございます。
2歳4ヶ月の息子がいます。
今回の記事に出てきた「いいよー」というやり方、以前の記事で読ませてもらったことがあり、使ってみたんですが、「○○していいよー」と言うと、たいてい「いや」という返事が返ってきて、一向にやめてくれませんでした。
なので、「もう××だからやめようね」と説得し、納得してもらってからやめさせる、という方法に戻ってしまいました。
「いいよー」という方法、毎日使っていれば、そう言うだけで今やっている行動をやめてくれるようになるものですか?
たとえば、食事だから遊ぶのをやめて手を洗いに行く、など。
今は「もうごはんだからおもちゃ片付けようか」と言うと、たまーに自分から片付けてくれますが、たいていは「まだ」と言われ、説得して片付けてもらっています。
ちなみに、普段からプラスの関わりはできている方だと思います。
子育てを大変だと思ったことはほとんどないですし(これは息子の性格のおかげでもあると思います)、「ダメ」という言葉も滅多に使いません。代わりに、「これは○○だから、こうしたら?」「こうするとお母さん困っちゃうから、こうしたら?」という言い方をよくします。
時間のあるときでかまいませんので、お返事をいただけるとうれしいです。
よろしくお願いします。
maさん
資格をとる勉強は「現場に入ってしまうと少しも役に立たない」というようなことを言う人もいますが、きちんと身になるように勉強していればけっしてそれは無駄ではありません。がんばってくださいね。
この記事に書いたように、「マイナスを指摘すること」が子育てと思ってしまっている人が、一般の人だけでなく保育士にも少なくないのが現実です。
でも、そういう保育をする人はどれほど達人になっても、自己満足以上のものにはなかなかなりません。
子育てと同様、保育の基本もやはり、子供と自分との信頼関係の上になりたつことです。
これを理解して、実践を積み重ねていくことで保育の次元はまったくといっていいほど変わってきます。
そうなってくると、保育というのはとても楽しい仕事になりますよ。
あとは、いますでに保育の現場で働き始めているのならば、なんとなくわかってきているかと思いますが、その施設の体質というのが、この仕事をしていく上でとても大きな問題となります。
十分に選んだ上で働く場所を決めないと、なかにはとんでもない保育をしているところもありますので、そこは気をつけてくださいね。
けふじろさん
ただ、ちょっと時間が限られていたのでその尺に合わせるために、「プラスの関わり」の部分、本当はここが一番大事なところなのですが、かなり簡単にまとめてしまって「いいよー」のことに集約してしまった感があります。
本当は、「いいよー」だけではうまくまわらない場面も多いかと思います。
例えば、そのご相談のあった友人のかたのケースでは、「いいよー」だけ意識してそれをしようと思ってもなかなか思い通りにならないかもしれません。
その場合は、注意をすることに気持ちを向けるのではなくて、受容したり、楽しい時間を意識したり、認めたり、笑い合ったりの経験を増やしていくところから、「あるがままをそのまま受け止めること」(全面肯定)のところから出発することが解決のいとぐちになると思います。
僕でよければ、都内近郊など行ける範囲ならばいくらでも講演しにいきますよ。
ハマナスさん
子育てが楽しい、子供がかわいいと思えるのって本当にいいことですよね。
僕も子供への関わりで自己嫌悪になったりすることありますよ。
子育ては完璧でなくても、うまくなくても、基本誠実に接していればそれでなんとかなっていくのではないかと思ってます。
講演依頼
はじめまして。こがと申します。
私は、以前からおとーちゃんさんのブログを愛読しており、
とても参考にさせていただいています。
また私は、千葉県の習志野市でママの市民活動団体に属しており、
毎月、色々な講師を招いてママ向けの座談会や講演だったりの
イベントを企画しています。
団体:Donna Popolo(どんなぽぽろ)
URL:http://donna-popolo.jimdo.com/
今までのイベントでは、キャリアのあるママを講師にママと仕事との
両立などを話していただくことが多いです。
漠然と今後について不安に思っていることをみんなで共感し合ったり
ヒントをもらったりということを目標にしていますが、保育付のイベントを多くしているので、まずはママの息抜きになればと思って企画しています。
2時間程、子供と離れてお茶を飲んで、他の大人とお話しする。
そして、参加者同士で今後のママ友としての繋がりになればと。
なので、乳幼児のママさんの参加が多いです。
その中で、今後の企画で子育てについての話を聞きたいという
要望も数多くありました。
私としては子育て=おとーちゃんさんで、おとーちゃんさんの話を
大勢の人に知ってもらいたい!と思いながらもご迷惑になるのでは?
と躊躇していました。
ただ今回のコメントで都内近郊なら、とあったので思い切ってご依頼させていただきました。
もしとりあえず話を聞くだけでもと、興味を持っていただけたら、
お手数ですが、私のアドレス宛にご連絡をしていただけますでしょうか?
assamさん
ちゃしーさん
このことに限らず他のこともそうですが、僕は子育ての「○○すべきこと」「○○しなければならないこと」を書いているわけではありません。
子育てにはこれが正解というものがあるわけではないからです。
なので、無理に「いいよ」を使わずともなんの問題もありません。
ただ、いまこのあたりのことを追記して記事を書いているので、これに関してこれからすこしヒントがみつかるかもしれません。
言い方を変えてみました
私は言い方にこだわってしまっていたんですね。自分では気づいていませんでした。たしかに、伝わるならどんな言い方でもいいですよね。
実はお返事をいただく数日前から、息子に対する接し方を変えてみたんです。
これまでは、何かしてほしいことがあって息子にお願いして断られたとき(おもちゃを片付けてお風呂に行くとか)、すぐに説得していましたが、聞き入れてもらえることは少なく、半ば無理矢理納得してもらうかたちになることが多々ありました。
そうなると、これは納得というより強制に近いのではないかと思えてきて、なにかいい方法はないかと考えていました。
そんなところにこの記事があったので、参考にさせてもらいました!
「いいよー」では息子には「私がやってほしがっている」ということがあまり伝わらないように思えたので、「いいよー」の「子どもに自発的にやってもらう」というところを取り入れてみました。
具体的には、息子に何かをお願いして断られたとき、「わかった、じゃあやりたくなったらお願いね」とか、「じゃあお母さん待ってるね」とか言って、一度目の声かけのあと、少し時間をおくようにしたんです。
すると、待っている間に自分からやってくれたり、2回目の声かけであっさり行動したりしてくれるようになりました!
時間に余裕がないときは待つのももどかしくなりますが、実際には、かかる時間は説得していたときとあまり変わらないようです。
「できたね!」という認める声かけも忘れないようにして、息子が自発的に行動していけるよう、接し方を変えていきたいと思います。
ありがとうございました!
No title
うまく伝えられたかはわかりませんが…
友達は元々はプラスの関わりが上手な人なので、きっと意識したらら変わるはずと伝えました!
ありがとうございました!
うーうちは、都内からは遠く離れた場所なのですー…>_<…
でもいつの日か…‼︎
アンケート
ほんとにどれもこれも参考になる記事ですが、カテゴリーでいうと
◯叱らなくていい子育て
◯おもちゃ
◯早期教育
は、何度も読み返しました。
でも、私が一番影響されているのは「おおらかにかわいい、かわいいと育てれば、子育てはうまくいく。」というニュアンスの言葉です。(きちっと引用出来てなくてごめんなさい。)ブログを読み始めたころはまだ息子も小さかったし、初めての育児で結構書かれている通り真面目に実践していたのですが、叱らなくていいようにアプローチしてたつもりなのに、満たされた子どもになるようにやってきたつもりなのに、排泄の自立も遅かったし、幼稚園に入ればよく手も出てしまっていて、ちっともわたくんやむーちゃんみたいな感じにはなってないのですが、かわいくて仕方がない息子です。私自身もちっともおとーちゃんみたいになれずに感情で怒ってしまうこともしばしばですが、かわいい、かわいいと思っていればいいんだと思えた時から、とても気持ちが楽になりました。こんな私だけど、こんな子どもだけど、これでいいやって自分や子どもを肯定できるような気持ちになれる本を個人的には期待しています。
あー、本が出たら、おとーちゃんにサインして欲しい!
もう、分かりません。
下の子の子育てが難しくもう分かりません。
上の子は、比較的育てやすかったと思います。
2歳だからとイヤイヤの時期なのかと思えばそうとも思えません。
お友達と遊ばせてあげたいと思い児童館などに連れて行っても、噛んだり 抓ったり 叩いたり と目が離せずいつもまとわりついてました。
最近では落ち着いたかと思ってましたが、また復活しました。
買い物に行っても、走り回る 騒ぐ その場で寝転んで泣き叫ぶ。
もう、手におえません。
先回りに言っても、何も伝わらずもうどうしたら良いか分かりません。
子育てが分からなくなりました。
母親としてどうしたらいいのか分かりません。
機関車さん
推測するに、おおらかさや、『喜怒哀楽と表情』の記事で書いたようなことがおそらくできなくなっているのではないでしょうか。
あとは「過干渉」の悪循環になっていると思われます。
もしくは関わりからの問題ではなく、なんらかの発達上の問題があるいう可能性もあります。
そういった傾向があると感じるならば、ひとりでどうにかしようとせず発達相談などを利用してみるといいかと思いますよ。
機関車さん
おとーちゃんさんの回答もありましたが、すこし気になったことがあったので、出て来てしまいました。
機関車さんのコメントに「先回りに言っても」ってありました。
きっと、児童館に行く前とかに、〜しちゃダメよ。とかを"先回りで"言われてるということなのかな、と思いました。
(違っていたらすみません)
おとーちゃんさんの『先回り』は、「前もって言う」ではなくて、機嫌の良い時にくすぐり遊びをしたり、心を繋げる関係を持つってことかと思います。
そこを勘違いされてないか、勝手に心配になって出て来てしまいました。
機関車さん、
もし私の勘違いでしたら、すみません。
おとーちゃんさん、
出過ぎてすみません。
あ、あと。
児童館でストレスな行動が多いなら、行かない選択肢もありますよ!
まだ友達と遊ぶとか出来ない頃みたいです。
それも、別記事でありますよー。
うちの子(2歳)も、友達と中々遊べなくて心配してましたが、おとーちゃんさんの記事を読んで、まだまだ出来なくていいんだ!と心が軽くなりました。
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私は保育士資格取得を目指しながら保育園で保育補助をしている者です。保育補助をしていると言ってもまだ始めたばかりで、日々子どもに注意する場面で悩むことが多く、ブログの内容がとても参考になりました。明日から「いいよー」の言葉を意識して使っていきたいです。
ありがとうございました。