「思い出補正」と「思い込み補正」 - 2014.05.14 Wed
でも、ナスのはいったカレーは大好きです。
にいにの好きな野菜はなに?と聞くと「うん、オレはやっぱりピーマンかな」と答えます。
でも実はあんまりピーマンは得意ではありません。
むーちゃんがナスを好きなのは、一緒にカレーを作った時があってその作ったのと、そのときとても楽しく食べたので思い出補正でナスにいいイメージをもっています。
にいには3歳の頃、保育園の友だちに家庭菜園で作ったピーマンをもらって、それがうれしかったらしくその頃から「好きな野菜はピーマン」といつも言っていました。
大きくなるにつれて味覚が変わってきたようで、5歳ころからは実はピーマンは苦手な様子。
でも、自分は「ピーマンは好き」と思っているので、ピーマンを出しても食べてくれます。
こっちは思い込み補正かな。
これまでにもピーマン出した時に、残したりということもあるのだけど、「好きとか言っておきながら、食べられないじゃないか」などと責めたりはしません。
せっかく好きでいてくれるのに、そんなこといったらつまらないものね。
なので、ほんとのところは苦手なのだけどいまでも「好き」でいてくれています。
またそのうち、味覚が変わって食べるのも好きにもどるでしょう。
● COMMENT ●
No title
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記事を拝見して、私は長女に対して「マイナスの思い出補正」を
つけてしまったなぁと反省の思いです。
娘は食物アレルギーがあって、3歳頃から卵の減感作療法を始めました。
1/64のゆでたまごから始めて、少しずつ進めていったのですが
気分によって食べたくない日もあるのに、
それを認めずに「食べなさい」と言い続けてしまいました。
その結果、家では卵の黄色を見ると「食べない」と言って
一切口を付けなくなってしまいました・・・
(保育園では食べているようなので、深刻な心の傷に
なっていないようなのが救いですが)
現在はハンバーグやケーキを一緒に作るなどして
卵への拒否反応を減らしていければと取り組んでいるところです。
1年半掛けて「大嫌い」にしてしまったので、
「普通の玉子焼きを食べられる」になるには2年3年かかることを
覚悟しないといけないかなと考えています。
さやさん
本当は、特に小さい子にはその子のそれができる必要があるときまでの最大のスパンで考えて、長い目で見てあげればいいのだけどね。
お返事ありがとうございます
そうなんですよね。
今回のは(私のコンプレックスである)人見知りとかましてや早期教育とかではなく、「治療」だ「必要なことなのだ」と
「正義は我にあり!」みたいな感じで前のめりで取り組んでしまいました。
>最大のスパンで考えて、長い目で見てあげれば
仰るとおり、「長い目」が欠けていたなと反省しています。
「保育園ほど細かな対応が期待できない小学校に上る前に・・・」
「4歳位になると、お友達と食べているものが違うと気がついて気にしてしまう(小麦と牛乳もダメだったので、おやつがパンの時、娘はおにぎりでした)だろうから、その前に・・・」
などなど、期間を親が決めてしまっていました。
アレルギー反応が出た時に飲む薬(大人でも震えが来るほど苦いです)も、
頑張って飲んでくれる娘なのに、卵は頑として食べない姿を見ると、
相当嫌な記憶を植え付けてしまったのだろうとため息が出てしまいます。
でも気にしすぎてもよくないかなと思うので、
地道に「卵おいしいよ」運動を続けていこうと思います。
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良い思い出や、とても美味しかった思い出があると、それに引きずられてずっと好きだと言います。
逆もよくあるのですが。(嫌いな物を食べた時の不安と一緒に覚えてて、その食べ物を見ると不安も思い出してしまうので嫌いと言う。)
子供が好きって言ってて実は苦手でさり気なく残して食べない、、微笑ましいですね。
事実と違うことを言っていても、おおらかに捉えて尊重してあげるのが、いわゆる、余裕のある大人の態度というやつなのかもしれないですね。
そういう時にたまに、からかいたくて口がうずうずしますが、心の中でニマニマしながら我慢してます。